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東京都 世田谷区 上北沢2丁目1番6号
公益財団法人東京都医学総合研究所は、医学・生命科学全般にわたる基礎から応用までの幅広い研究を推進し、都民の健康と福祉の向上に貢献することを目的としています。同法人は、ゲノム動態、難聴、カルパイン、幹細胞、体内時計、蛋白質代謝といった基礎医科学分野から、認知症、学習記憶、脳機能再建、こどもの脳、脳神経回路形成といった脳・神経科学分野、さらには統合失調症、睡眠、依存性物質に関する精神行動医学分野、そして感染制御、ウイルス感染、視覚病態、糖尿病性神経障害、再生医療、がん免疫といった疾患制御分野に至るまで、多岐にわたるプロジェクト研究を展開しています。特に、学習記憶プロジェクトでは、ショウジョウバエやマウスモデルを用いて記憶形成の分子・神経回路メカニズムを解明し、老化による記憶力低下や情動伝染の理解を目指しています。また、感染制御プロジェクトでは、インフルエンザや肝炎ウイルスなどの病原性発症機序を細胞・分子・個体レベルで解析し、予防法や治療法の確立に貢献しています。ゲノム動態プロジェクトでは、ゲノム複製制御や特殊DNA構造の機能解明を通じて、疾患発生メカニズムの解明と診断・治療戦略の開発を進めています。社会健康医学研究センターでは、いじめや孤独感が思春期の心の不調に与える影響を解明し、メンタルヘルス増進プログラムの共同開発にも取り組んでいます。同法人は、これらの研究成果を都民講座やシンポジウム、刊行物を通じて広く社会に発信し、研究者向けのセミナー開催や連携大学院制度による人材育成、基盤技術支援、知的財産活用支援、病院等との連携支援も積極的に行っています。サフォルドウイルスの受容体発見やカルパイン3遺伝子変異による筋ジストロフィー発症メカニズムの解明など、国際的に評価される多くの研究成果を上げています。
広島県 広島市南区 比治山公園5番2号
公益財団法人 放射線影響研究所(RERF)は、広島・長崎の原爆被爆者の皆様のご協力のもと、平和目的のために、原爆放射線の健康影響について調査研究を行う日米共同研究機関です。その設立目的は、放射線の人に及ぼす医学的影響およびこれによる疾病を調査研究し、原子爆弾の被爆者の健康保持及び福祉に貢献するとともに、人類の保健の向上に寄与することにあります。同法人は、前身である原爆傷害調査委員会(ABCC)の研究活動を引き継ぎ、1975年に発足しました。 同法人の研究活動は、被爆者とその子供の健康状態および死亡率に関する疫学調査、臨床調査に重点を置いています。具体的には、寿命調査、成人健康調査、被爆二世健康影響調査などを大規模な固定集団を対象に長期にわたり実施しています。また、疾患誘発の機序を深く理解するため、放射線生物学、免疫学、遺伝学、分子疫学の分野で実験に基づいた調査研究も行っています。放射線被ばく線量の推定やがん登録データの利用も重要な活動です。 これらの研究成果は、被爆者の援護施策の基本となり、認定、健康管理、医療・福祉の充実に活用されてきました。さらに、世界の放射線防護基準作成の基礎資料として国際機関で活用され、職業被曝や医療被曝など様々な放射線被曝のリスク低減に幅広く貢献しています。同法人の研究は、周到に組織された大規模集団の長期追跡調査という世界に類を見ない特徴を持ち、高い受診率と精度の高い調査が国際的に評価されています。近年では、ゲノム解析、次世代シーケンサー、AIなどの先端技術を導入し、放射線の人体影響のより詳細な解明を推進しています。東日本大震災後の福島第一原発事故対応においても、専門家派遣や放射線関連情報の公開を通じて貢献しており、恒久平和への礎となることを強く願っています。