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岩手県 盛岡市 北飯岡2丁目4番23号
株式会社フィジオスバイオテックは、ナノ・マイクロ技術を核に、生体模倣システム(Microphysiological systems, MPS)の開発を通じてライフサイエンス分野の研究開発を加速する企業です。同社は、小さなデバイス内にヒト臓器の機能を再現し、複雑な生命現象の解明を目指しています。主要な事業として、MPSチップ、アクセサリー、および関連機器の設計・開発・提供を行っており、具体的には薬物輸送評価や毒性評価に用いる「Chip –Double Flow–」や、血管網構築やがんモデル作成に特化した「Chip –3-channel–」、「Chip –Spheroid–」といった多様なBoncyte™ Chipシリーズを展開しています。これらの製品は、SBS規格に準拠したChip Holderや、培地を安定供給するRockerといった周辺機器と共に提供されます。 同社は単なる製品提供にとどまらず、総合MPSサプライヤーとして、顧客のニーズに応じた包括的なサービスを提供しています。これには、バリデーション済みの標準プロトコルの提供、MPSチップの使用方法や実験プロトコルに関する技術指導(オンラインおよびオンサイト)、さらには顧客との共同研究を通じたMPS開発支援が含まれます。将来的には、CRO(医薬品開発業務受託機関)との連携により、MPSを用いた評価受託サービスの提供も計画しています。 技術面では、多孔質膜を介して上皮細胞と血管内皮細胞を培養する2次元モデルと、管腔を持つ血管網を構築し、スフェロイドやオルガノイドなどの三次元組織と接続する3次元モデルを基盤としています。特に、京都大学・横川研究室で培われたノウハウを活かし、ヒトiPS細胞由来の近位尿細管を用いた高精度な薬物輸送・毒性評価モデルや、灌流可能な血管網を備えた腫瘍スフェロイドモデル、がん微小環境を再現するモデルの開発に注力しています。これらの技術は、新規薬剤の薬物動態予測、毒性評価、血管新生阻害剤のスクリーニング、がん治療薬の開発など、創薬研究の効率化と精度向上に貢献します。同社は日本発のMPSスタートアップとして、国内の製薬メーカーや研究機関を主要顧客とし、ヒトiPS細胞応用安全性評価コンソーシアム(CSAHi)などの業界団体にも積極的に参加。また、Physios Biotech HK Limitedの設立やAdvanced Biomedical Instrumentation Centreとの共同研究契約を通じて、国際的な事業展開も推進しており、ライフサイエンス分野におけるMPSの実用化と標準化に貢献することを目指しています。