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宮城県 仙台市青葉区 中央2丁目2番10号仙都会館5階
株式会社RTi-castは、東北大学と企業による産学連携研究の成果と減災への強い思いから生まれた大学発ベンチャー企業です。同社は、世界最先端の「リアルタイム津波浸水被害予測技術」を日本国内および世界に広く普及させ、来る巨大地震津波災害に対する社会のレジリエンス(被害を最小化し素早く回復する力)向上に貢献することをミッションとしています。 主要事業として、リアルタイム津波浸水・被害推定のシステムおよびデータの構築・整備・運用・更新、ならびに同システムを用いた予測情報や計算結果の提供を行っています。特に、主力サービスである「TsunamiCast」は、地震発生直後にリアルタイム解析を行い、約20分という短時間で津波の高さ、内陸への浸水域、そして起こりうる建物被害などを予測するフォワード型情報サービスです。この予測は、東北大学サイバーサイエンスセンターのベクトル型スーパーコンピュータを独自運用する「ディザスターモード」により、計算リソースを確保し、いつ地震が発生しても安定してリアルタイム予測ができる体制を確立しています。きめ細やかな解像度で数千キロに及ぶ広域津波災害像を即時推定し、防波堤などの実際の構造物を反映した高精度な情報を提供することで、自治体や防災機関の救援活動や災害対応を強力に支援しています。 同社は2024年4月に民間事業者として初めて気象庁から津波の予報業務許可(許可第240号)を取得しており、高知県をはじめとする沿岸自治体への予報サービス提供を開始しています。また、2017年には内閣府の「津波浸水被害推計システム」として採用され、日本沿岸のほぼ全域(瀬戸内海を除く)を対象とした社会実装を進めています。 さらに、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環として、東北大学や日本電気株式会社(NEC)等と共同で「津波災害デジタルツイン」の研究開発を進めています。これはハザード予測層、社会影響予測層、最適対応層の3つの機能を融合したもので、宮城県の総合防災訓練や陸上自衛隊の災害対処訓練「みちのくALERT2024」での実証を通じて、災害現場の実働部隊への情報配信の有効性を確認しています。加えて、量子コンピュータを活用した災害救助の新技術の研究開発にも取り組み、最適避難経路や救援物資の最適配送経路の導出など、次世代の防災ソリューション開発を推進しています。これらの活動を通じて、同社は災害に関する研究・開発・教育・普及・啓蒙・コンサルティング・システム構築にも積極的に関与し、国内外の社会のレジリエンス向上に貢献しています。