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愛知県 名古屋市千種区 千種2丁目22番8号名古屋医工連携インキュベータ203号
株式会社iCorNet研究所は、名古屋大学発ベンチャーとして、難病である特発性拡張型心筋症(拡張型心筋症)の新たな治療法として「テーラーメイド方式心臓形状矯正ネット」の研究開発および実用化に取り組んでいます。同社は、心臓の収縮機能低下と左心室の拡張が進行する拡張型心筋症に対し、投薬や心臓移植以外の有効な選択肢を提供することを目指しています。 同社の主要サービスである心臓形状矯正ネットは、患者一人ひとりの心臓画像データから3次元モデルを作成し、コンピュータシミュレーションによって最適なネット形状と物性を設計するテーラーメイド方式を採用しています。これにより、従来の心臓ネット治療で問題とされていた右心室の拡張機能障害を回避し、左心室に適切なサポート圧を与えることで、心臓リモデリング(心臓の拡大と機能低下の悪循環)の進行を効果的に抑制します。また、コンピュータ制御による完全無縫製編み機で製造されるため、経年劣化によるほつれのリスクが少なく、長期的な耐久性を実現しています。この技術は、世界最高レベルの技術力を誇るUT-Heart研究所との協力のもと開発されました。 この治療法は、軽度から中程度の症状の患者を主な対象とし、心臓のポンプ機能を妨げずに拡張のスピードを緩め、患者のQOL(生活の質)向上と寿命の延長を目指します。手術時間は比較的短く、感染症や合併症のリスク、患者の身体的負担を軽減できるという強みがあります。 これまでの実績として、2019年から2021年にかけて実施された特定臨床研究では、3名の患者全員で心不全症状の改善と運動機能の向上が確認されました。さらに、心臓移植適応外の65歳以上のNYHA-III拡張型心筋症患者7例を対象とした臨床試験では、有害事象の発生がなく、術後24週で肺うっ血の著明な改善、運動耐容能の大幅な改善が見られ、術後2年においても心拡大の抑制と運動機能の改善が維持されていることが確認されています。これらの良好な結果を受け、同社は現在、承認申請に向けた検証的治験を進めています。 また、同社は「致死性不整脈に対する電導性繊維電極付きネットによる意識下除細動治療の試み」に関する研究成果が日本心臓血管外科学会学術総会で最優秀演題に選定されるなど、新たな技術開発にも注力しています。植込み型除細動システムや両心室ペーシングシステムを備えた心臓ネット電極に関する特許も日米欧で成立しており、拡張型心筋症治療における革新的な医療機器の開発を通じて、心不全に苦しむ多くの患者に「いつも通りの毎日」を一日でも多く提供することを使命としています。同社の心臓形状矯正ネットは、厚生労働省の「先駆け審査指定制度対象製品」にも選定されており、その革新性と社会貢献性が高く評価されています。
愛知県 名古屋市西区 那古野2丁目14番1号なごのキャンパス1階
株式会社Quastellaは、「細胞を、すべての人に。」をミッションに掲げ、細胞産業における品質管理の課題解決を目指すディープテック企業です。同社は、細胞培養の現場で主流となっている「目利き」による主観的な品質評価が引き起こす結果のばらつき、再現性の低さ、培養コストの増大といった問題を解決するため、AIを活用した細胞品質管理システム「Cytometa(サイトメタ)」を提供しています。Cytometaは、非染色の顕微鏡画像から細胞の状態を数値化し、誰でも簡単に品質を定量化できるAIシステムであり、データ駆動型の品質管理を実現します。 同社の事業内容は、データ解析、プラットフォーム開発、およびプラットフォームに関するコンサルティングを主軸としています。主要サービスであるCytometaは、細胞画像と実験データをクラウド上で一元管理し、AIが自動でQCレポート(分析結果)を生成することで、条件間の違いや逸脱検出をワンクリックで可能にします。これにより、専門知識を要する解析作業や作図作業を自動化し、定量的な細胞状態の理解を促進します。また、顧客の培養環境や設備に適応可能なカスタマイズ性も強みであり、顕微鏡や撮影条件のヒアリングを通じて最適なデータ蓄積とAI化を提案・設計します。 さらに、同社はPoC(Proof of Concept)サポートを通じて、画像撮影環境の最適化、検証方法の提案とデータ整理、細胞領域認識処理のフィッティング、品質評価AIモデルの構築と検証、確立した評価手法をQCレポートで活用するまでの包括的なDX支援を提供しています。これにより、再生医療、細胞治療、食品、化粧品、新薬開発、培養肉、次世代素材など、細胞を活用する幅広い分野の顧客に対し、より安全で持続可能な細胞品質管理の新たなスタンダードを築き、製造現場の属人的な評価作業の効率化や品質の安定化に貢献しています。最近では「J-Startup CENTRAL」への採択や日本動物細胞工学会技術賞の受賞、損害保険ジャパンとの共同開発開始など、その技術力と事業性が高く評価されています。