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京都府 京都市伏見区 下鳥羽平塚町145番地
株式会社アナテック・ヤナコは、1985年に旧柳本製作所の環境計測部門が分離独立して設立された、環境計測機器および分析機器の開発・設計・製造・販売を手掛ける専門メーカーです。同社は、工場から排出される排水や排ガスの有害物質を自動で計測する「環境計測機器」を中心に事業を展開しており、地球環境の維持に不可欠な役割を担っています。主要な製品カテゴリは「水質計測機器」「大気・ガス計測機器」「研究所用機器」の3つに大別されます。 水質計測機器では、化学的酸素要求量(COD)、全有機炭素(TOC)、全りん(TP)、全窒素(TN)、有機汚濁物質(UV)、全シアン(TCN)、アンモニア、六価クロム、フェノールなど、多岐にわたる項目に対応する自動測定装置や水質自動監視装置を提供しています。大気・ガス計測機器としては、窒素酸化物(NOx)、酸素(O₂)、揮発性有機化合物(VOC)、エチレンなどを測定する自動計測器を開発。研究所用機器では、全窒素自動測定装置、マルチサンプリング装置、ハロゲン・硫黄分析システム、微量融点測定装置などを提供し、研究開発や品質管理を支援しています。 同社の強みは、顧客の使用環境に合わせた高度なカスタマイズ能力と、高い耐久性・メンテナンス性を兼ね備えた製品づくりにあります。例えば、総量規制対象の3成分(全りん・全窒素・COD)を1台で計測できる装置や、法改正による超低濃度測定に対応するため競合比10倍の精緻さを実現した六価クロム自動測定装置など、特定の課題解決に特化したソリューションを提供しています。また、試料導入配管の内径を太くすることで詰まりを防止し、UV測定では試薬や校正液が不要な設計によりランニングコストを削減するなど、現場の運用効率とコスト削減に貢献しています。製品は30年以上にわたり使用されることも珍しくなく、その信頼性と安定稼働が評価されています。 主な顧客は、電力会社、家電、食品、化学、製紙、機械、鉄鋼、半導体・電子デバイス、医薬品といった幅広い業界の工場や、水再生センター、環境調査・計測事業所など多岐にわたります。同社の製品は、24時間365日稼働し、有害物質が法律で定められた量を超えて河川や空気中へ排出されないよう監視することで、顧客の法規制遵守を支援し、環境負荷低減に貢献しています。自動測定装置の導入により、手分析にかかる時間や人件費、薬剤コストの削減、測定員の生産性向上といった具体的な実績を上げています。 1892年創業の柳本商店をルーツに持つ130年以上の歴史を持ちながら、行政や大学との共同研究開発にも積極的に取り組み、常に新たな可能性に挑戦しています。国内だけでなく、韓国をはじめとするアジア各国への製品導入実績もあり、グローバルな展開も進めています。同社のビジネスモデルは、高精度で信頼性の高い環境計測・分析機器を提供することで、企業の環境コンプライアンスと持続可能な社会の実現を支えることにあります。