株式会社柿右衛門窯は、17世紀に初代柿右衛門が赤絵を創始し、白磁の美しさを究極まで高めた「柿右衛門様式」を確立して以来、約370年にわたりその伝統と技術を継承し続ける有田焼の窯元です。同社の主要事業は、この伝統的な柿右衛門様式の色絵磁器、特に米の研ぎ汁のような温かみのある乳白色の地肌を持つ「濁手(にごしで)」の製造と販売です。濁手は有田の泉山陶石など特別な原料と独自の製法で作られ、その製陶技術は国の重要無形文化財に総合指定されており、柿右衛門製陶技術保存会によって保存・育成が図られています。製品は土をこねる成形から始まり、素焼き、呉須を用いた下絵付(染付)、施釉、薪窯での本焼き(1300度、40~45時間)、そして赤、モヨギ、群青、紫、キビなどの絵の具を用いた上絵付け(赤絵)と赤絵窯での焼成(800度、8~10時間)を経て、一つ一つ手作業で丁寧に作り上げられます。同社の強みは、初代から十五代に至るまで途絶えることなく受け継がれてきた確固たる伝統と、世界的に評価される高い芸術性です。17世紀にはオランダ東インド会社を通じてヨーロッパに輸出され、ドイツのマイセン窯をはじめとする各地の窯で「柿右衛門写し」が数多く作られるなど、国際的な影響力も持ちます。顧客層は、国内外の美術愛好家、コレクター、伝統工芸品を求める個人客が中心です。佐賀県有田町の本窯に展示場と古陶磁参考館を設け、東京と大阪に直営店を展開するほか、オンラインショップでの販売、全国各地での個展や展示会を積極的に開催し、作品の普及と伝統文化の理解促進に努めています。また、一般財団法人柿右衛門財団を通じて、柿右衛門様式の主要作品の公開や展示、解説・講話なども行い、日本の伝統美を広く伝える役割も担っています。
従業員数(被保険者)
47人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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