代表取締役社長
紀本岳志
確認日: 2026年4月23日
紀本電子工業株式会社は、1953年の設立以来、環境中の化学成分を連続自動測定する装置の開発・製造・販売に特化してきた環境測定の専業メーカーです。同社は1959年に世界初となる二酸化硫黄と煤塵を1時間ごとに自動測定・記録する大気汚染自動測定記録装置を開発し、環境測定のパイオニアとしての地位を確立しました。主要事業として、大気自動計測器、水質自動計測器、海洋計測器、および各種サンプラの製造販売を手掛けています。 大気自動計測器では、浮遊粒子状物質(SPM、PM2.5、PM10、PM1)、窒素酸化物(NOx、NO、NO2、NOy)、二酸化硫黄(SO2)、非メタン炭化水素(NMHC、CH4、THC)、オゾン(O3)、アンモニア(NH3)、有機エアロゾル(OC/EC)、吸入性エアロゾル(PM5-PM1)などの多岐にわたる環境汚染物質の濃度を、β線吸収方式、化学発光方式、紫外線蛍光方式、水素炎イオン化検出法、紫外線吸収方式といった高精度な技術を用いて連続測定する装置を提供しています。特に、微小粒子状物質自動計測器PM-712は環境省の「等価性評価試験」で標準測定法と等価性を有すると評価されており、その信頼性が証明されています。また、マルチデイエアロゾルサンプラMDS-705のような大流量サンプリングに対応する製品も開発し、微量成分分析のニーズに応えています。 海洋・水質分野では、全アルカリ度滴定装置(ATT-15)、海水用pHセンサー(SPS-14)、可搬型二酸化炭素測定装置(CO2-22)、溶存酸素滴定装置(DOT-15X)などを提供し、湖沼、内湾、海洋における赤潮発生研究、栄養塩連続自動観測、海水中の微量成分分析、CO2モニタリングシステム構築などに貢献しています。 同社の強みは、創業以来培ってきた高度な計測技術と、国内外の大学や研究機関(京都大学、国立環境研究所、東京大学海洋研究所、名古屋大学、清華大学、JAMSTEC、米国環境保護庁など)との共同研究を通じて、常に最先端の環境計測技術を追求している点にあります。JICAを通じた開発援助国への計測器納入や、韓国の空港鉄道・都市鉄道への浮遊粒子状物質自動測定装置の納入実績も持ち、国際的な環境問題解決にも貢献しています。製品は、厳選された部品と数百項目に及ぶ厳密なチェック体制のもと、ISO 9001認証を取得した品質保証システムにより、高い精度と安定性を実現しています。これらの計測器は、工場や自動車の排ガス、石炭・石油の燃焼、大気中の化学反応によって生成される有害物質の監視、酸性雨や光化学スモッグの原因物質の特定、海洋生態系の変化の把握など、広範な環境モニタリングに利用されており、人々の健康と地球環境保全に不可欠な役割を担っています。同社は「人から社会からの信頼を目指して」という経営理念のもと、広域化・複雑化する環境問題の解決に向け、誠実に挑戦し続けています。
従業員数(被保険者)
69人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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