代表取締役
三原龍
確認日: 2026年4月12日
有限会社三原工業は、金属鋳物や焼結部品を対象とした含浸処理加工を専門とする企業です。同社の主要事業である含浸処理とは、鋳物の微細な巣穴や焼結部品の隙間に特殊な有機樹脂含浸剤を真空・加圧下で注入し、硬化させることで、これらの不要な穴を完全に塞ぐ技術です。この処理により、部品に高い機密性を付与し、気体や液体の漏れを確実に防止します。また、メッキや塗装の前処理としても極めて有効であり、表面の空隙へのメッキ液の侵入を防ぎ、メッキのフクレやハクリ、焼き付け塗装時のフクレを防止します。さらに、含浸処理は部品の切削加工性を向上させ、後工程の円滑化や不良品の救済手間削減に貢献し、焼結体へのメッキなど新たな部品生産様式を可能にする「生産の革新」をもたらします。 同社は中央発明研究所と提携し、低粘性・低表面張力で浸透性に優れ、高い金属密着性を持つ有機含浸剤「スーパーシールP-601」を使用しています。この含浸剤は、硬化後の優れた耐熱性・耐薬品性、そして水洗のみで十分な洗浄効果を兼ね備え、多様な部品への適用を可能にしています。処理工程は、ワークの洗浄・準備から始まり、真空引き、含浸剤の液入れ、加圧、余分な含浸剤の液切り・遠心分離、複数回の洗浄、そして90℃以上のお湯による硬化を経て、最終的な検査・出荷に至ります。 同社の含浸処理は、自動車部品(エンジンブロック、シリンダーヘッド、ミッションケース、アルミホイールなど)、精密機械部品(油圧シリンダー、ケーシング)、電子・電気部品(液晶テレビ部品、モーター部品)、一般産業機械部品(船外機エンジン部品、産業用ロボット部品)、さらには航空部品(油圧ケース、冷却ユニット)など、幅広い分野の製品に適用され、その実績は多岐にわたります。静岡県の本社工場に加え、埼玉県、三重県、熊本県に工場を展開する全国4拠点体制により、広範な地域からのニーズに対応し、安定した供給体制を確立しています。特に熊本工場は熊本地震からの復旧経験もあり、事業継続性への意識も高いことが伺えます。これらの強みにより、同社は高品質な含浸処理サービスを提供し、顧客企業の製品品質向上と生産効率化に貢献しています。
従業員数(被保険者)
48人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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