株式会社廣久葛本舗は、文政二年(1819年)創業の老舗で、一子相伝の伝統的製法を守り、天然純国産本葛の製造・販売を主軸とする企業です。同社は、南九州の山野に30年から50年自生する「寒根葛」のみを原料とし、掘り子と呼ばれる職人から直接買い付けます。鹿児島県の自社工場で粗葛を製造した後、福岡県朝倉市秋月の本店に運び、清らかな水と冬の寒さを活かした「寒晒し」や、日本で唯一同社に伝わる伝統的な「舟入れ・舟上げ」といった手間暇かけた工程を経て、半年から一年以上の自然乾燥により、滑らかな舌触りと粘りを持つ純粋な本葛粉を完成させます。この製法により、100kgの原料からわずか7kgしか得られない「白い金」と称される高品質な本葛を生み出しています。 同社の製品ラインナップは、固形の本葛粉「廣久本葛」「久助本葛」をはじめ、手軽に楽しめる「本葛湯」(生姜味、抹茶、あずきなど)、本格的な「本葛きり」「本葛もち」、さらには「ごまどうふ」「葛そうめん」「葛葉茶」「柚子ごしょう」など多岐にわたります。これらの製品は、一般消費者の健康維持(腸活・温活、免疫力向上、整腸作用)や、離乳食・介護食、病み上がりの養生食としても推奨されており、ご家庭で簡単に葛料理を楽しめるレシピサイト「くずキッチン」も運営しています。 同社の強みは、200年以上にわたる歴史と、他の澱粉や合成添加物を一切使用しない「本物」への徹底したこだわりです。江戸時代には筑前秋月黒田藩の幕府献上品となり、明治以降も宮内省御用達や昭和天皇即位の大嘗祭の献上品に選ばれるなど、その品質は高く評価されてきました。また、内國勧業博覧会で大久保利通から褒状を賜り、江戸時代の料理本や咸臨丸の食料リストにも「久助葛粉」の名が記されるなど、そのブランド力と信頼性は揺るぎないものです。 現在では、葛の魅力を広く伝えるため、工場見学(要予約、無料)や、葛の製造工程や効能を学ぶ体験イベント「葛男プロジェクト」などのワークショップを積極的に開催しています。秋月の本店には、築250年以上の歴史ある店舗に加え、出来立ての葛を味わえる喫茶スペース「葛茶房 葛の花」を併設し、観光客にも葛の文化を体験する場を提供しています。同社は、食の安全と品質を追求する「良い食品を作る会」の会長も務める十代目・高木久助氏を中心に、伝統を守りながらも、葛の持つ健康価値や食文化を国内外に発信し続ける「葛の伝道師」としての役割も担っています。
従業員数(被保険者)
5人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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