代表者
代表
佐藤元
確認日: 2026年4月17日
事業概要
合名会社吾妻嶺酒造店は、岩手県紫波郡に拠点を置く、1684年(貞享元年)創業の老舗酒蔵です。同社の起源は1670年代に南部藩で初めて上方流の「澄み酒」を造った「権兵衛酒屋」にあり、岩手県最古の造り酒屋であると同時に、日本最大の杜氏集団である南部杜氏発祥の蔵として、350年以上の長きにわたり「心を込めた酒づくり」を追求しています。同社は、平成30年秋の仕込み以降、醸造用アルコールを一切使用せず、純米大吟醸、純米吟醸、純米酒のみに特化した酒造りを宣言。地元酒米農家との契約栽培による厳選された酒米を使用し、米本来の旨味を最大限に引き出すことを重視、豊かな岩手の食材とのマリアージュを考慮し、吟醸香を抑えた玄人好みの酒質を特徴としています。 同社の日本酒は「吾妻嶺」「あづまみね」「悠楽」の三つの主要銘柄を展開し、「純米吟醸 美山錦」「純米 ぎんおとめ」「純米大吟醸 雄町」など多岐にわたるラインナップを提供。特に「吾妻嶺 純米 ぎんおとめ」は軽い口当たりと優しい甘さで女性からの人気が高く、「吾妻嶺 純米 三十代から飲む酒」は30代からの普段飲みに最適な純米酒として提案されています。日本酒事業に加え、岩手県産の梅を秘伝のレシピで漬け込んだ「吾妻嶺 地梅酒」といったリキュール製品、さらには純米酒の酒粕とオイルをシンプルに配合した無添加のボディ用石鹸「吾妻嶺石鹸(ボディ用)」を製造・販売し、酒粕の美肌効果に着目したスキンケア分野にも事業を広げています。 同社の強みは、兄が蔵元、弟が杜氏を務める兄弟蔵体制による一貫した品質管理と、年間出荷量を一升瓶換算で約3万本に限定し、仕込みから瓶詰め、ラベル貼りに至るまで全て手作業で行う徹底した手づくりにあります。これにより、一つ一つの製品に心を込めた高品質な酒を提供。販売戦略としては、卸問屋を介さず、同社の酒造りへの思いを熱く伝えられる全国の特約店にのみ商品を託しており、北海道から九州まで広範囲の酒販店で取り扱われています。一部商品はオンラインストアでも販売していますが、衛生管理上の理由から蔵見学や店頭での直接販売・試飲は行っていません。江戸時代から盛岡八幡宮をはじめとする岩手県内9社の神社・八幡宮へ御神酒を奉納する実績も持ち、地域文化への貢献も果たしています。
キーワード
KPI
従業員数(被保険者)
3人 · 2026年4月
29期分(2023/12〜2026/04)
