事業概要
一般社団法人家畜改良事業団は、1965年の設立以来、日本の畜産発展に貢献することをミッションとしています。同法人は、優良家畜の効率的な作出と利用、個体識別の推進を通じて、家畜改良事業の中核を担っています。主要な事業として、まず「日本の改良をリードする種雄牛づくり」を掲げ、DNA解析などの最先端技術を駆使した計画交配により、日本一の種雄牛作出を目指しています。これには全国規模での家畜能力検定の実施も含まれます。次に、「凍結精液・受精卵の生産・供給」では、優秀な種雄牛の凍結精液を全国の酪農家や肉牛農家へ提供するとともに、と畜卵巣や牛生体からの経膣採卵技術(OPU)を用いた体外受精卵の生産・供給を行っています。特に、受胎率向上技術「FCMax」や、90%の正確度で性別を選別できる「Sort90」精液・体外受精卵の提供により、畜産農家のニーズに応えています。また、「遺伝子型検査・研究開発」では、牛、豚、犬などのDNA解析による遺伝子型検査、肉用牛の遺伝的能力評価、牛肉の食味成分分析、繁殖技術の研究開発を推進しています。具体的には、親子判定、遺伝的不良形質検査、フリーマーチン検査、牛肉トレーサビリティ検査、さらには鳥類のDNA性判別なども手掛けています。同法人の家畜改良技術研究所は、これらの検査技術と繁殖技術研究の中心拠点です。「情報収集・提供」においては、我が国の乳用牛の半数以上が利用する牛群検定を毎月実施し、そのビッグデータを統計や情報科学を用いて分析することで、酪農家の経営改善に資する情報を提供しています。さらに、牛個体識別システム業務の一端を担い、肉用牛ゲノミック評価Web情報提供サービス「G-Eva」を通じて、繁殖雌牛の最新評価結果や交配種雄牛の自動選定、産子の能力推定など、多角的な情報を提供しています。加えて、「調査・普及宣伝活動」として、精液や受精卵等の営業活動に加え、「儲かる畜産」を目指したトータルプロデュースを行い、家畜改良増殖に関する様々な製品、技術、情報を提供しています。次世代の畜産技術者育成にも力を入れ、農業高校や農業大学校を対象に、ゲノミック評価などの最新技術を活用した酪農・肉用牛生産体系モデル構築を支援する実証事業も展開しています。これらの多岐にわたる活動を通じて、同法人は日本の畜産振興と持続可能な発展に貢献し続けています。
キーワード
KPI
従業員数(被保険者)
259人 · 2026年4月
26期分(2024/03〜2026/04)

