株式会社椎名人工孵化場は、昭和初期より鴨類の研究に着手し、現在に至るまで新技術の導入に積極的に取り組んできた、日本国内における鴨の人工孵化および鴨肉生産のリーディングカンパニーです。同社の主要事業は、高品質な雛鴨の生産と供給、そして「かずさ鴨」ブランドを中心とした鴨肉の販売です。雛鴨としては、美食の国フランス生まれで世界的に人気の高い肉用あい鴨品種「グリモウSTAR53」を日本でいち早く導入し、その供給の草分け的存在となっています。また、合鴨農法に最適な成長がゆっくりな「青首合鴨椎名系」の雛鴨も提供しており、全国の合鴨農家を支えています。 同社の強みは、先進的な技術を駆使した衛生的で高品質な孵化施設にあります。オールインオールアウト型の孵卵機、高価な種卵の高温殺菌装置、超高温高圧洗浄機などを導入し、徹底した衛生管理と品質維持を実現しています。さらに、孵卵場経験3年以上の従業員には「高度孵卵技術者研修」を受講させるなど、技術者の育成にも力を入れています。安定供給のため、国内最大級の規模を活かしたバックアップ設備と24時間体制の宿直制を敷き、東日本大震災のような緊急時にも雛の供給を継続した実績を持ちます。親鳥への丁寧なワクチン接種により、薬剤使用量を減らし、健康的な鴨の育成に努めています。 対象顧客は、食肉用品種の肥育農家、合鴨農法を実践する農家、そして鴨肉を扱う食肉業者や飲食店などの法人顧客が中心です。個人向けの雛鴨販売や鴨肉の直接販売は行っておらず、事業規模や生産計画に基づいた取引を重視しています。 同社は環境への配慮も重視しており、冷蔵倉庫には氷蓄熱システムを採用して夏場の電力消費ピークを抑制し、農場周辺には生垣を設けて景観に配慮しています。また、合鴨農法を通じてジャンボタニシの駆除や除草に貢献し、水田環境のバランスを保つ環境友好的な取り組みを推進しています。鴨肉生産においては、千葉県産の「かずさ鴨」として、ヤシガラエキス、納豆菌、乳酸菌などを配合した飼料と高価な稲藁を敷き料に用いることで、均一で高品質な鴨肉を提供しています。経済産業省の農商工連携事業の認定を受け、「かずさ味鴨」のパストラミやソーセージといった加工品の開発・製造にも取り組んでおり、鴨肉の新たな価値創造にも貢献しています。同社は、千葉県知事より「千葉県経営革新優秀企業表彰」を受賞するなど、業界における革新的な取り組みが高く評価されています。
従業員数(被保険者)
2人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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