事業概要
日本テラサット株式会社は、その完全子会社であるテラサット・ジャパン株式会社を通じて、GNSS補正情報配信サービスを提供しています。同社は、測位精度の向上を促進する「ネットワーク型GNSSデータサービス」を主要事業として展開しており、GNSS衛星測位における高精度な補正データをインターネット回線を利用して顧客に配信しています。このサービスは、VRS(仮想点方式)を採用し、国土地理院が運営・管理するGEONET(GNSS電子基準点網)の1300点を超える全ての電子基準点からのデータを利用しています。補正データの生成には、25年前にVRS技術を発明したドイツTrimble Terrasat GmbH社製の「Pivotシステム」を採用しており、BINEXデータフォーマットに完全対応し、受信機ブランドを問わず全ての電子基準点データを受信・処理できる強みを持っています。提供されるサービスは多岐にわたり、「リアルタイムデータ配信」では、電子基準点1点または近傍の複数電子基準点から算出される仮想基準点(VRS)の補正データをリアルタイムで配信し、高精度測位を可能にします。「後処理データ配信」では、リアルタイム通信が不要な環境でも利用できるよう、顧客が指定する位置や電子基準点のGNSS観測データをWebサイトからダウンロード形式で提供します。さらに、「観測状況データ提供」として、GNSS衛星の飛来状況や電離層の状況をその場で確認できるスマートフォンアプリや、リアルタイムデータ配信の受信状況を確認できるWebサイトを提供し、顧客の利便性を高めています。同社のサービスは、測量、建設、農業といった高精度な位置情報が不可欠な分野のプロフェッショナルを主要顧客としており、高品質、早いFIX、低価格を実現しています。Pivotシステム独自のアルゴリズムにより、各電子基準点からのデータをリアルタイムに分析し、ネットワークを最適化することで、最高水準のGNSS補正データを提供し続けています。商品プランは定額制とプリペイド制があり、現場でのリアルタイム観測が少ない顧客向けには、月額基本料金が発生しない「後処理契約」プランも用意されており、柔軟なビジネスモデルを展開しています。また、QZSS(準天頂衛星システム)やGPS L5信号への対応、NtripStreamerなどの接続アプリ提供を通じて、常に最新の技術を取り入れ、顧客の多様なニーズに応えています。
キーワード
KPI
従業員数(被保険者)
1人 · 2026年4月
29期分(2023/12〜2026/04)
