代表
三輪智子
確認日: 2026年4月14日
株式会社ヤラブの木は、沖縄県宮古島の北に位置する池間島を拠点に、伝統的な樹木であるテリハボク(宮古では「ヤラブ」と呼称)の種子から抽出されるタマヌオイルを用いた化粧品等の製造・販売、および地域づくり全般の支援を行う企業です。同社の主要事業は、自社コスメブランド「naure(ナウレ)」を展開し、タマヌオイル100%ピュア、ボディオイル、プレミアムタマヌオイル月桃、フェイスミスト、オイルバーム、UVケアクリーム、洗顔石鹸といった多岐にわたるスキンケア・ボディケア製品を提供しています。これらの製品は、敏感肌の方や赤ちゃんでも安心して使えるよう、シリコン、合成香料、合成着色料、鉱物油、パラベン、紫外線吸収剤、石油系由来成分を一切使用せず、厳選された天然由来成分のみを配合しています。 同社の製品製造は、池間島での一貫生産体制が特徴です。テリハボクの種子は、樹木に負荷をかけないよう自然落下したものを集め、ヤエヤマオオコウモリが果肉を食べた後の種子を優先的に収穫します。その後、手作業で殻を割り、数ヶ月間かけて太陽と風の力でじっくりと自然乾燥させ、徹底したハンドピッキングで良質な種子のみを選別します。搾油は、熱を加えない直圧式コールドプレス製法にこだわり、ビタミンやファイトケミカルなどの有用成分を損なうことなく、クリアな黄金色のオイルを抽出しています。この「すこしずつ」「ゆっくり」と作られる丁寧なモノづくりが、肌にやさしく、自然も人の暮らしも傷つけない「やわらかさ」を持つnaureタマヌオイルの最大の特徴であり、同社の強みとなっています。 ヤラブの木のビジネスモデルは、単なる製品販売に留まらず、池間島の抱える過疎高齢化、若者の島離れ、自然環境の持続可能性といった社会課題の解決に深く貢献しています。具体的には、タマヌオイルの製造過程で、高齢者や傷病、就労困難者など、自立した暮らしが難しい人々へ「ちいさな仕事」として種割りの工程を委託し、経済的自立と社会参加を支援しています。また、製品販売で得られた利益は、島の共有地にテリハボクを植林し「ヤラブの森」を造成する「コモンズの森づくり」を通じて、防風防潮林の再生や将来の種子採取地の整備といった自然環境保全に再投資されます。さらに、島の小中学校でのESD(持続可能な開発のための教育)支援にも力を入れ、子どもたちが島の未来を展望できる学びの機会を提供しています。 これらの取り組みは高く評価されており、2020年には宮古島市のエコアクション・カンパニーシルバースター認定、エコの島コンテスト「環境共生島おこし賞」を受賞。2021年にはサスティナブルコスメアワード審査員賞、ソーシャルプロダクツアワード2021ソーシャルプロダクツ賞、第9回環境省グッドライフアワード審査員特別賞「エシカル賞」を受賞しています。特に「naureタマヌUVケアクリーム」は、サンゴや海洋生態系への負荷を抑える改良、原料栽培から製造までの透明性、地域との関係性、循環型ものづくりが評価され、サスティナブルコスメアワード2025「UPDATER賞」を受賞しました。同社は、エシカルでサスティナブルなものづくりを通じて、使う人だけでなく、作り手や島の自然、人々の暮らし、子どもたちの学びまで、すべてが豊かになる未来を目指しています。
従業員数(被保険者)
2人 · 2026年5月
9期分(2025/09〜2026/05)
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