東海サーモ株式会社は、衣料資材、産業資材、生活資材の3つの事業を主軸に、独自の接着技術とノウハウを活かした製品開発・製造・販売を手掛ける企業である。特に衣料資材分野では、スーツやジャケットのシルエットを形成する毛芯地および接着芯地において国内トップシェアを誇る。毛芯地はウールや獣毛を用いた上質な製品から、水洗いやドライクリーニングに対応するポリエステル100%タイプ、ウール混の軽量高級芯地まで幅広く提供し、アパレル製品の仕立て映えと着心地を支えている。接着芯地ブランド「サーモフィックス®」は、1970年代から製造販売を開始し、ポリエステル加工糸芯地やスパン糸とフィラメント糸を組み合わせた複合芯地を国内で初めて開発するなど、業界を牽引してきた。これらの芯地は、水洗い対応や難素材への接着を可能にし、スーツ・ジャケット、ユニフォーム、フォーマル、シャツ・ブラウス、ボトムス、カジュアルウェアなど多様なアパレル用途に供給されている。また、芯地加工品として接着テープなども展開している。 産業資材分野では、自動車の内装材、特にサンルーフ用の遮光生地を中心に事業を展開している。表皮、遮光フィルム、裏地の3素材を高度な接着技術で一体化させた製品は、高い品質基準を満たし、自動車産業品質マネジメントシステムに関する国際規格「IATF16949」の認証を取得している。これにより、国内および海外の自動車メーカーへの納入実績を積み重ねている。生活資材分野では、長年培ってきた接着技術とノウハウを応用し、多岐にわたる製品を開発している。具体的には、アイロンで容易に接着できるドット状接着剤コーティング生地をハンドメイド・ホビー用途のホームソーイング材料として提供し、カットクロスやテープ状での供給、袋詰め、アソート組みにも対応する。さらに、吸水性や抗菌効果を持つ薄手・軽量の防水生地を寝具シーツや枕カバー、ペット用シーツなどの寝装寝具向けに、また2種類以上の素材を貼り合わせることで機能性を付与したサポーターやコルセットなどの健康・医療・スポーツ資材も手掛ける。インテリア向けには、皮革の伸縮性を均一化し、耐久性や寸法安定性を高める皮革裏打ち材「BXシリーズ」を提供し、熱可塑性接着シート「Fusec」は自動車内装材を含む幅広い素材の貼り合わせに利用されている。 同社の強みは、衣料芯地で培った独自の接着技術を基盤に、多様な素材の組み合わせや加工を可能にする技術力にある。開発から生産までの一貫体制を構築しており、顧客の具体的な要望に応じた製品を迅速に提供できる体制を整えている。また、リサイクル原料の採用や無染色製品の提供など、環境配慮型製品の開発にも積極的に取り組んでおり、持続可能な社会の実現に貢献するモノづくりを推進している。東海サーモは「次代を担う繊維産業企業100選」にも選定されるなど、その技術力と事業活動が高く評価されている。
従業員数(被保険者)
158人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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