代表者
代表取締役社長
高田庄一朗
確認日: 2026年4月12日
事業概要
玄海漬株式会社は、明治中期に佐賀県唐津市で創業した老舗企業で、水陸産粕漬の製造販売を主要事業としています。同社は、かつて捕鯨基地であった唐津の地で、鯨の軟骨を調味した酒粕に漬け込んだ「玄海漬(鯨軟骨粕漬)」を開発し、海軍の保存食として納品していた歴史を持ちます。現在では、この伝統的な鯨軟骨粕漬をはじめ、貝柱粕漬、海茸粕漬、数の子粕漬、うりの粕漬、切干大根粕漬、蓮根粕漬、たけのこ粕漬、にんじん粕漬といった野菜類、さらに佐賀県のブランド鶏「ありたどり」や「肥前さくらポーク」、高級食材「佐賀牛」を用いた大吟醸粕漬といった肉類、そしてクリームチーズやドライフルーツ(りんご、パイン、キウイ)の粕漬、酒粕ピーナッツ、酒粕せんべい、おかか明太、茎わかめ粕漬、かりかり雲丹、カリカリチャンジャ漬など、多岐にわたる粕漬け製品を展開しています。 同社の強みは、「手間を惜しまないこと」「変えないこと」という創業以来のこだわりに基づいた製法にあります。京都伏見の酒蔵から仕入れた銘酒酒粕を「板粕」と「ばら粕」の状態で2~3ヶ月間タンクで踏み込み熟成させ、創業当時から引き継がれる独自の配合割合で水あめや砂糖等を加えて粕床を製造しています。この熟成された粕床は、酒粕の香りを主張しすぎず、素材本来の旨みを引き出すことに重点を置いており、「思っていたよりクセがなくて食べやすい」「ご飯にもお酒にも合う」と好評を得ています。 販売チャネルは、自社オンラインストアでの通信販売(インターネット、電話、FAX、封書)、百貨店での催事出店、そして博多大丸、エフコープ、郵便局、国分、三井食品、飯田商事、萱嶋酒造、共同船舶といった主要取引先への卸売を通じて全国展開しています。近年では、若い世代にも粕漬けの魅力を伝えるため、クリームチーズやドライフルーツの粕漬といった新感覚の商品開発にも注力し、SNSでの情報発信やメディア掲載(「バナナマンの早起きせっかくグルメ」での紹介実績)を通じて認知度を高めています。また、eギフトサービスも導入し、個人間だけでなく法人向けの福利厚生やマーケティング施策としても利用されています。顧客層は、家庭での日常食や贈答品を求める一般消費者から、百貨店や生協、食品卸売業者、そして法人顧客まで幅広く、日本の伝統食である粕漬け文化の継承と新たな価値創造に取り組んでいます。
キーワード
KPI
従業員数(被保険者)
9人 · 2026年4月
29期分(2023/12〜2026/04)
