代表者
代表取締役
大森教雄
確認日: 2025年3月31日
事業概要
株式会社SNTは、表面機能コートに特化した研究開発集団であり、ナノテクノロジーを基盤とした事業を展開しています。同社の主要事業は、評価に関するナノテクノロジーの委託研究、共同開発およびその技術の販売、そして薄膜製造装置の販売の3本柱です。 まず、評価に関するナノテクノロジーの委託研究では、固体と液体の濡れ性調査を専門としています。対象素材の表面自由エネルギー測定や表面形態の観察を通じて、濡れ性の実態を明らかにします。これにより、接着不良や塗膜の剥がれ、汚れ付着といったトラブルの未然防止や問題解決に貢献しています。具体的なサービスとして、接触角測定、固体表面自由エネルギー測定(OWRK法)、液体の表面張力測定(懸滴法、ウィルヘルミー法)を提供し、詳細な評価レポートも作成します。顧客は、素材メーカーや研究機関など、表面特性の分析を必要とする多岐にわたります。 次に、共同開発およびその技術の販売においては、「弾き表面・開発サービス」を核としています。同社は生物の弾き表面・滑り表面に着目した「生体模倣」技術を強みとし、フッ素材料に頼らない非フッ素系の撥水・撥油表面の開発に注力しています。自動車のボディの泥汚れ防止から、ケーキクリームを弾く包装材料、超撥水不織布の開発など、特定の液体や用途に合わせた表面デザインと材料の組み合わせを提案し、食品衛生法への対応も考慮した実用化を進めています。顧客の要望に応じて、見本サンプルの提供、有償試作、そして共同開発といった多様なアプローチで技術を提供しており、包装材料メーカーや自動車関連企業などが主な取引先です。このビジネスモデルは、顧客の具体的な課題解決に深くコミットするものです。 最後に、薄膜製造装置の販売では、「ナノフィルムメーカ」として、膜厚をナノ単位で制御可能な「交互吸着膜作製装置」を提供しています。この装置は、親水処理した基板上に正負の電解質ポリマーを交互に吸着させ、自己組織化により有機超薄膜を製膜する交互吸着法と、水晶振動子による膜厚計測技術を融合したものです。常温・常圧での製膜が可能で、ナノメートルオーダーでの膜厚制御を実現し、ヘテロ構造の設計や無機材料での膜厚作製も可能です。これにより、オプティカルデバイスや反射防止膜などの新たな電子デバイス、磁気デバイスの開発に貢献しています。同社は、これらの技術を通じて、リサイクル・リユース推進、省エネルギー、安全・安心といったSDGs目標達成にも貢献することを目指しています。
キーワード
決算ハイライト
純利益
571万円
総資産
9,767万円
KPI
ROE_単体
6.3% · 2025年3月
7期分(2018/12〜2025/03)
自己資本比率_単体
92.76% · 2025年3月
7期分(2018/12〜2025/03)
ROA_単体
5.85% · 2025年3月
7期分(2018/12〜2025/03)
従業員数(被保険者)
3人 · 2026年4月
29期分(2023/12〜2026/04)
