卜部産業株式会社は、1947年の創業以来、牡蠣殻の再資源化を主軸に事業を展開する企業です。同社は、牡蠣の人工採苗から身の加工・販売、そして牡蠣殻の再資源化までを一貫して手掛けるオイスターギャラリーグループの中核を担っています。創業当初は水産物加工販売から始まり、1948年には牡蠣殻が養鶏用飼料および肥料に最適であることに着目し、全国での製造販売を開始しました。特に1961年からは広島県農業短期大学(現 県立広島大学)との共同研究を通じて牡蠣殻肥料の有効性を学術的に確立し、「有機石灰」という概念を提唱しました。長年の歴史と実績により、牡蠣殻を単なる廃棄物から農業に不可欠な循環型資材へと転換させたパイオニアとしての地位を確立しています。 主要事業は、牡蠣殻を原料とした肥料および飼料の製造販売です。肥料製品としては、酸性土壌の中和、カルシウムや海のミネラル補給、土壌微生物の増殖を促す「有機石灰セルカ」シリーズや、ケイ酸・苦土・腐植などを配合した「セルカ オイスターミネラル」などを提供しています。これらの肥料は、普通作物から園芸作物、水稲、果樹まで幅広い農作物に利用され、根張りの向上、増収、食味改善に寄与しています。飼料製品は、天然のカルシウムと豊富な海のミネラルを含み、採卵鶏の卵殻強化や乳牛の低カルシウム血症予防に効果を発揮します。製造工程では、瀬戸内海全域から仕入れた牡蠣殻を1年以上の海中・陸上堆積による除塩、独自の加熱乾燥、異物除去、サルモネラ菌検査など徹底した品質管理を行い、安全安心な製品を供給しています。 同社は、広島県・岡山県・兵庫県など瀬戸内海一円から牡蠣殻を仕入れ、その取扱量は日本一を誇ります。これにより、自然由来の資源供給リスクに備え、広大な二次堆積場を確保することで製品の安定供給を実現しています。また、牡蠣殻の多孔質構造を活かした水質浄化材や生薬原料、壁材など、肥料・飼料以外の新規用途開発にも積極的に挑戦し、循環型社会の実現と脱炭素社会への貢献を目指しています。顧客は主に全国の農家、畜産農家、農業協同組合、養鶏場、乳牛農家など多岐にわたります。
従業員数(被保険者)
44人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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