株式会社青電舎は、東京大学発の研究開発型ベンチャー企業として、独自の静電アクチュエータ技術と自在クランプ技術を核に、革新的な製品開発と技術提供を行っています。同社の主要事業の一つは、歩きながら片手で長さを調整できる「伸縮自在ステッキ」の開発です。これは特許出願中の自在クランプ技術を応用し、従来の電動杖が抱えていた伸縮時間、モーター音、電池交換、重量感といった課題を解決。世界初の伸縮自在機能と優しいグリップ、衝撃緩衝用スプリングを備え、高齢者向けの歩行補助具だけでなく、登山用トレッキングポールや松葉杖、さらには点滴スタンドや自転車サドルの高さ調整といった幅広い分野への応用を目指し、現在量産・事業化パートナーを求めています。 また、同社は新方式の「触覚デバイスSIA」を開発し、タッチパネルディスプレイに擬似的なクリック感を付加することで、操作性の向上に貢献しています。このデバイスは、振動モーターなどとは異なる原理で駆動し、短い時間に大きな力を発揮しながらも、装置サイズは振動モーター同等以下、モバイル機器の電池で動作可能な低消費電力を実現。レアアース不使用による低価格化も特徴で、モバイル機器メーカーやタッチパネルディスプレイメーカーを主な顧客としています。販売は菱洋エレクトロを通じて行われ、評価キットも提供されています。 さらに、同社は従来の光学式や磁気式とは全く異なる概念の「静電エンコーダ」を提供しています。このエンコーダは、移動子に給電線が不要であるためケーブルの引き回しが容易で、超薄型・小型(厚さ0.2mm)、柔軟性、簡単な設置、低消費電力、高信頼性といった多くの利点を持ちます。埃や多少の角度ずれにも強く、高温環境での使用も可能であり、産業機械やロボット、精密機器分野での応用が期待されます。同社の「アブソリュート式静電エンコーダ開発」プロジェクトは、三菱UFJ技術育成財団からの助成金交付実績もあります。 過去には、(独)科学技術振興機構のプロジェクトで「魚ロボット」を製作し、静電アクチュエータを用いた尾ひれの揺動制御技術を実証しました。これは同社の静電アクチュエータ技術の応用可能性を示す象徴的な事例です。同社は経済産業省の「サポーティングインダストリー(ものづくり技術基盤)」に認定されるなど、その技術力は高く評価されており、各種展示会への積極的な参加やビジネスプランコンテストでの受賞を通じて、常に新しいビジネス機会を創出しています。これらの活動を通じて、同社は独自の技術を社会実装し、様々な産業分野の課題解決に貢献する研究開発型企業としての地位を確立しています。
従業員数(被保険者)
1人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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