代表取締役社長
原田正大
確認日: 2025年3月31日
サンアプロ株式会社は、消費者からは直接見えないものの、現代社会の多岐にわたる製品に不可欠な高付加価値ファインケミカル製品の開発、製造、販売を手掛ける企業です。同社は主に光酸発生剤、熱酸発生剤、超強塩基、熱塩基発生剤の4つの主要製品群を展開し、自動車、飛行機、半導体、3Dプリンター、ディスプレイ、医薬品など、幅広い産業分野の顧客に貢献しています。 光酸発生剤(PAG)は、光照射により酸を発生させる化合物であり、同社の「CPI®シリーズ」や「IKシリーズ」が代表的です。特に「CPI®-100シリーズ」は、独自製法による高純度モノスルホニウム塩タイプで、有機溶剤やマトリックス樹脂への優れた溶解性、エポキシ樹脂などのカチオン重合性組成物における一液貯蔵安定性を実現しています。これらの製品は、エポキシ樹脂のカチオン重合開始剤、半導体製造に用いられる化学増幅レジスト樹脂の脱保護反応、フェノール樹脂を用いた架橋反応などに利用され、微細化や高機能化が求められる電子材料分野で重要な役割を担っています。 熱酸発生剤(TAG)は、加熱によって酸を発生させるオニウム塩型の化合物で、「TA」「IK」「AAシリーズ」を提供しています。電子材料や光学材料分野における熱カチオン硬化型の接着剤やコーティング剤として活用され、高活性かつ高機能なオリジナル製品の開発にも注力しています。 超強塩基である「DBU®」および「DBN」は、1967年に同社が世界で初めて工業化に成功した極めて強い塩基性を示す有機化合物です。これらは各種有機合成反応や重合・架橋反応の触媒として広く利用されており、従来の3級アミンや無機系塩基性触媒と比較して、より温和な条件で反応収率と選択性の向上を可能にするという強みを持っています。また、熱塩基発生剤としては、DBU®やDBNを各種有機酸と組み合わせることで熱潜在性を付与した「U-CAT SA®」「U-CAT®シリーズ」を展開し、多様な用途に対応しています。 同社のビジネスモデルは、顧客の開発を支援することに重点を置いており、製品開発担当者や研究者に対して、製品特性、データ、技術情報を提供し、課題解決に貢献しています。また、近年世界的に規制が強化されている有機フッ素化合物(PFAS)の使用を避け、カーボンニュートラルを意識した製品開発を進めるなど、環境保護への配慮も重要な強みです。PFASフリー製品の開発に注力し、持続可能な社会への貢献を目指しています。同社は、微細化・高純度化といった未来に向けた技術課題に挑戦し、スーパーコンピューターや生成AIの進化を支える素材開発を通じて、社会の発展に寄与しています。
純利益
8.3億円
総資産
44億円
自己資本比率_単体
70.96% · 2025年3月
10期分(2016/03〜2025/03)
ROE_単体
26.8% · 2025年3月
10期分(2016/03〜2025/03)
ROA_単体
19.01% · 2025年3月
10期分(2016/03〜2025/03)
従業員数(被保険者)
1人 · 2026年5月
27期分(2024/03〜2026/05)
このデータをAIで活用
Claude / ChatGPT / Cursor などの MCP 対応クライアントから、サンアプロ株式会社の決算公告・登記履歴・役員・関係企業・知財・政府調達などの構造化データを直接取得できます。無料 20 クレジット/月で利用可能、9 種類のツールを提供。
接続方法を見る