代表取締役
山本和寛
確認日: 2026年4月16日
不二越冶金工業株式会社は、1952年の創業以来70年以上にわたり、真空熱処理と表面改質処理を専門とするメーカーとして、精密金型や機能部品の性能向上に貢献しています。同社の主要事業は、真空熱処理、窒化・浸炭窒化処理、PVDコーティング、DLCコーティングの4つの柱で構成されています。 真空熱処理においては、2019年に更新された最新型の大型真空熱処理炉2基と高速冷却炉を駆使し、多点計測による温度管理や冷却シミュレーションを通じて、高品質な熱処理を実現しています。各種焼鈍、時効処理、析出硬化処理、サブゼロ処理、さらにはNiや銅ロウを用いた真空ロウ付けといった応用技術も提供し、特に半導体関連部品や金型においてミクロン単位の精度が求められる要求にも対応しています。炭素鋼、SK、SKS、SCM材など、幅広い鋼材の焼入れに対応し、コスト重視の格安プランも用意しています。 窒化・浸炭窒化処理では、独自のプラズマ技術をベースとした「BPN処理」を核としています。BPN処理は400℃以下の低温域で安定した窒化層を形成し、変形を最小限に抑えつつ、広範な材料、特にステンレス鋼の耐食性を損なわずに耐久性を向上させることが可能です。鏡面やシボ面にも対応する「BPN-M」、焼入れ済み金型や部品の割れ欠け・変寸リスクを低減しつつ耐久性を改善する「BPN-A」など、顧客のニーズに合わせたカスタマイズオプションも豊富です。また、マスキング技術により特定の部位のみの処理や、寸法精度を重視した処理も実現しています。量産品向けには、無公害の真空ガス窒化処理「VN処理」や、硫化被膜の形成で高温・高圧での摩耗・焼付けに効果的な「SN処理」も提供しています。BPN処理はCO2排出量が低い環境配慮型の技術でもあります。 PVDコーティングでは、耐摩耗性、耐食性、潤滑性、離型性など、多様な要求に応える硬質膜を提供しています。「THコート」としてTiN(耐摩耗重視)、CrN(耐食性・潤滑性・耐摩耗性のバランス型)、Cr2N(鏡面保護・離型性重視)があり、「FYコート」としてTiCN(高硬度)やTiAlN(高酸化性)もラインナップしています。特にCr2Nは鏡面および離型対応に特化しています。 DLCコーティングでは、高硬度・高密着な複合型カーボン膜「CPNコート」と「水素フリーDLC」を提供しています。CPNコートは超低摩擦係数(0.02μmレベル)による圧倒的な潤滑特性と耐カジリ性、耐酸化性を発揮し、保安部品や金型など幅広い業界で採用されています。水素フリーDLCは高硬度超薄膜で、非鉄金属の凝着・溶着防止に効果的です。 同社は、自動車、医療、食品機械、半導体、コンシューマープロダクツなど、多岐にわたる業界の精密金型や機能部品メーカーを主要顧客とし、耐久性、耐摩耗性、耐食性、離型性、寸法精度、コスト削減といった課題解決に貢献しています。ISO9001-2015認証を取得しており、品質管理体制も確立されています。長年の経験と最新技術を組み合わせ、大型製品や短納期対応も可能とするなど、顧客の多様な要望に応える専門メーカーとしての強みを持っています。環境負荷の低いBPN処理など、低炭素時代に対応した技術開発にも注力しています。
従業員数(被保険者)
11人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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