南三陸ワイナリー株式会社は、東日本大震災からの復興と地域産業の活性化を目指し、2019年2月に設立された企業です。同社は、宮城県南三陸町を拠点に、ワインおよびシードルの製造、販売を主要事業として展開しています。ブドウ栽培においては、南三陸町入谷の童子山葡萄畑や田束山へと栽培地を拡大し、昼夜の寒暖差や日当たり、風通しに恵まれた環境で高品質なワイン用ブドウを育成しています。また、山形県や青森県など、東北地方の厳選されたブドウも使用し、多様な品種のワインを醸造しています。 同社のワイン造りの大きな特徴は、地域との連携と独自の取り組みにあります。南三陸産のブドウを町内外の人々の手で収穫し、海の見えるワイナリーで丁寧に醸造。さらに、一部のワインは、日本初のASC認証を取得した戸倉地区の牡蠣養殖漁師と協力し、志津川湾での「海中熟成」を行っています。海中の微振動がワインの熟成を早め、まろやかな味わいを生み出すこの取り組みは、まさに海と山のマリアージュとして、南三陸ならではの魅力を発信しています。 製品ラインナップは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シャルドネ、デラウェア、ソーヴィニヨン・ブランなどの赤・白・ロゼ・オレンジワイン、そして瓶内二次発酵によるスパークリングワインやシードルと多岐にわたります。特に「DELAWARE ORANGE」は第13回サクラアワード2026で最高賞「ダイヤモンドトロフィー」を受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。 ワイン単体の販売に加え、南三陸町の豊かな海産物(燻製かき、ムール貝のアヒージョ、ホタテ甘辛醤油煮、タコのアヒージョ、燻製たこ、ほやの甘辛醤油煮など)とワインを組み合わせた「三陸マリアージュギフト」も提供し、地域の食文化を一体として提案しています。また、「ピースオブ南三陸」ブランドとして、ワインケーキ、牡蠣のバターパテ、南三陸サーモンのコンフィといったオリジナル加工食品も開発・販売。さらに、南三陸の創作キリコをデザインしたオリジナルTシャツや、藍染めの「びん包み」などのグッズも手掛け、地域文化の発信にも貢献しています。 同社は、オンラインショップでの全国販売に加え、ワイナリーに併設された「Shop & Kitchen」での販売や飲食提供、そして「MINAMI-SANRIKU WINERY SUPPORTERS」というサポーター会員制度を通じて、顧客との関係を深めています。この会員制度では、ショップ割引や厳選ワインのプレゼント、収穫・海中熟成イベントへの先行案内など、ワイン造りのプロセスに触れる体験を提供し、地域と人々をつなぐ役割も担っています。耕作放棄地の活用からワイン醸造、地域食材との連携、観光体験の提供まで、6次産業化を推進することで、南三陸町の新たな賑わいと持続可能な発展に寄与するビジネスモデルを確立しています。
従業員数(被保険者)
4人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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