株式会社イトロは、革新的な表面処理システム「イトロ処理」の開発、製造、販売を手掛ける企業です。同社の「イトロ処理」は、燃料ガス中にシラン化合物などを導入し、その火炎を介して固体基材表面にナノレベルの酸化ケイ素(SiO2)粒子を形成することで、基材の密着性を飛躍的に向上させる特許取得済みの技術です。従来のフレーム処理、コロナ処理、プラズマ処理といった表面改質技術が基材表面のみを改質するのに対し、同社の技術は易接着性物質を積極的に表面に付加するという全く新しいコンセプトに基づいています。これにより、金属、樹脂、シリコーン、ETFEコート表面、オレフィン系樹脂、銅、アルミ、SUS、ガラス、各種めっき表面といった多岐にわたる素材に対し、塗料、インク、接着剤との密着性をわずか1~3秒という短時間で瞬時に高めることが可能です。 同社の主要製品には、高効率フレームバーナーを採用し、安全装置も完備した据え置き型の「イトロ処理システムNTS」と、電源やコンプレッサーエアー等の外部供給を一切必要としない携帯型の「ハンディーイトロ処理装置」があります。これらの装置は、製造ラインでの表面改質はもちろん、補修、修繕、施工作業などの現場施工、さらにはR&Dにおける試作や用途開発といった幅広いシーンで活用されています。 イトロ処理の強みは、その高い効果にあります。基材表面の親水性を大幅に向上させ、濡れ指数73ダイン以上、接触角10度以下という優れた濡れ性をもたらします。また、シリコーンゴムとプラスチック、PPとウレタンといった、従来接着が困難であった異種材料間の接着性を劇的に改善する効果も実証されています。さらに、通常のウェットプライマー処理と同等の効果をドライ方式で実現する「プライマーレス効果」や、プラスチック基材に帯電防止剤を添加した場合と同等の帯電防止効果(電気抵抗値10^6~10^8)も提供します。高温の火炎を使用するにもかかわらず、処理スピードが速いため、プラスチック、紙、エラストマー、フイルムなど熱に弱い素材に対しても熱負荷を低く抑えながら処理が可能です。同社は、表面改質でお困りの製造業や研究開発機関を主な顧客とし、標準仕様の装置提供に加え、顧客の具体的なニーズに合わせたカスタマイズも積極的に承ることで、多様な産業の生産性向上と品質改善に貢献しています。この独自の技術と柔軟なビジネスモデルにより、同社は表面処理業界において独自の地位を確立しています。
従業員数(被保険者)
1人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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