代表取締役社長
木村崇知
確認日: 2026年4月16日
甲南化工株式会社は、創業70余年の歴史を持つ化学メーカーであり、食品部門、医薬品製造部門、合成部門の3つの主要事業を展開しています。同社は、長年培われた技術と大学や研究機関との共同開発による新技術を融合させ、高品質な製品を安定して供給することを強みとしています。従業員の約8割が理工系大学出身者で5名の博士が在籍するなど、高い専門性を持つ人材が強みであり、複数の大学や研究所とも連携し、オリジナルな製品開発に努めています。 食品部門では、加工食品に必要な食品添加物の製造を主軸としています。特に、食品をより美味しく魅力的にする「食品香料」(水溶性香料、油性香料、漬物・惣菜用乳化香料など)の製造に注力し、飲料、ゼリー、製菓、バター、漬物、惣菜など幅広い食品分野に貢献しています。また、食品の品質向上を目的とした「酸化防止剤」や「日持向上剤」、β-カロテンを用いた水溶性色素製剤など多種多様な食品添加物を提供。さらに、バニラやコーヒーを用いた香料ベース抽出技術を応用し、茶、アガリクス、竹、各種ハーブ類といった天然物からの有効成分や生理活性物質の受託抽出・加工も手掛けています。 医薬品製造部門では、カミツレの有効成分であるカムアズレンと同様の薬理作用を持つグアイアズレンの誘導体「水溶性アズレン」の開発・製造・販売を行っています。グアイアズレンは抗炎症作用に優れ、医薬品、医薬部外品、化粧品に広く利用されていますが、同社の水溶性アズレンは水に溶けないという従来の課題を解決し、より効果的に使用できる点が特徴です。 合成部門では、30年以上にわたり受託合成および受託製造サービスを提供しています。顧客の研究開発を支援するため、新規化合物の実験、スケールアップ製造に向けた製造工程の確立、新規合成ルートによる製造など、多岐にわたる要望に対応。秘密保持契約に基づき、文献検索や同社のノウハウ・技術を活かした合成法の提案から、少量検討、本生産、精製、分析まで一貫して行い、高品質な目的化合物を納品しています。実績としては、光学活性化合物の合成、アシル化、アミノ化、アルキル化、エステル化、エーテル化、スルホン化、ヒドロキシル化、ニトロ化、各種カップリング反応など、幅広い有機合成反応に対応可能です。 同社は近年、エコロジーな化学技術をテーマとした化学合成にも注力しており、環境負荷の低減にも貢献しています。2023年度には「はばたく中小企業・小規模事業者300社 GX部門」を受賞するなど、経済社会構造の変化に対応した事業変革や新規事業への挑戦が評価されており、地域経済および日本経済の成長への貢献が期待されています。品質管理体制も充実しており、医薬品品質保証室と品質管理部が、各GMP基準に適合した厳格な品質管理を行い、製品の安全性と信頼性を確保しています。
従業員数(被保険者)
57人 · 2026年5月
29期分(2023/12〜2026/05)
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