代表
水戸部朝信
確認日: 2022年5月20日
株式会社水戸部酒造は1898年創業の老舗酒蔵であり、日本酒「山形正宗」と「稲造」の醸造元です。同社は、米作りから酒造りまで一貫して手掛ける「ほぼドメーヌ」の方針を掲げ、高品質な日本酒の製造・販売を主軸事業としています。酒造りにおいては、奥羽山系の名刹「山寺」を源流とする硬度約120のミネラル豊富な伏流水を仕込み水として使用し、「銘刀の切れ味」と称されるシャープで硬質なフィニッシュを持つ酒を生み出しています。2010年からは醸造用アルコールの使用を廃止し、全て純米造りにこだわり、米本来の豊かな旨みを最大限に引き出すことを追求しています。また、江戸時代以前から伝わる伝統的な「槽(ふね)」を用いた上槽(しぼり)を行うことで、もろみを優しい圧力で搾り、雑味のない自然な味わいを実現しています。品質管理も徹底しており、1℃単位での湯煎加熱殺菌や、杜氏と蔵人全員による利き酒を経て出荷タイミングを決定するなど、お客様に最高の酒質を提供するための丁寧な工程を積み重ねています。100年以上の歴史を持つ仕込蔵は2015年に全面改装され、漆喰壁による雑菌抑制や、山形が育んだ銘木「金山杉」の無節材を使用した麹室など、日本の伝統建築技術と現代の機能性を融合させた環境で酒造りを行っています。米作りにおいては、2004年より天童市原町で山田錦の自家栽培を開始し、2018年には農業生産法人「株式会社水戸部稲造」を設立。現在では850aにまで栽培面積を拡大し、自社栽培の「出羽燦々」「亀の尾」に加え、兵庫県秋津産の「山田錦」や岡山県赤磐産の「雄町」といった全国の最高品質の酒米も積極的に採用しています。栽培方針は品質第一、時間と愛情をかけた栽培、そして必要最低限の農薬使用(リュット・レゾネ)を掲げ、各栽培地のテロワールを活かした酒米作りを行っています。商品ラインナップは「山形正宗」ブランドの純米吟醸酒や辛口純米酒、そして日本酒をベースにした梅酒など多岐にわたります。さらに、同社は食とのペアリングを重視し、和食のみならず幅広い料理に合う日本酒を提案。世界で初めて赤ワインの醸造方法であるマロラクティック発酵を取り入れた日本酒「まろら」を開発し、リンゴ酸を乳酸に変えることで生まれる柔らかさと「温旨酸」が特徴です。また、イタリアのジャンカルロ・タナラ氏(パルマハム協会会長)との出会いを機に、タナラ社の正規輸入代理店として生ハムの輸入販売も手掛けるなど、発酵文化を通じた新たな食の提案にも挑戦しています。将来的には、美しい水田風景の保全や、海外での酒米栽培・日本酒醸造の普及にも貢献することを目指しています。
従業員数(被保険者)
12人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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