事業概要
石川県建具協同組合は、石川県内の建具職人たちが集結し、建具の製造、販売、修理、そしてその文化の継承と発展を目的として活動する法人です。同組合は、「建具」という言葉が若い世代に馴染みが薄くなっている現状に対し、不動産である家において「動くもの」として、扉、障子、ふすまなどが家にもたらす彩り、機能性、楽しさ、安らぎの価値を伝え、一所懸命に製品を作り続けています。 主な活動内容は、多岐にわたる建具のオーダーメイド製作、修繕、そしてトラブル対応です。具体的には、玄関扉や室内扉、引き戸、障子、ふすまといったあらゆる種類の建具の製造販売、修理、張替えを行っています。扉の開閉不良、異音、鍵のトラブル、ガラスの割れ替え、ドアの穴修理、鍵の増設、車椅子対応やバリアフリー改修など、住宅における様々な「扉のトラブル」に対して専門的な知識と技術で対応しています。また、襖については、縁付き襖、源氏襖、太鼓襖・坊主襖、戸襖など多様な種類に対応し、ビニール襖紙から本鳥の子紙まで、顧客の要望に応じた襖紙の張替えも手掛けています。 さらに、同組合は建具だけでなく、小型の桐ダンスや下駄箱といったオーダーメイド家具の製作・修理も行い、顧客の具体的なニーズに応じた使い勝手の良い製品を提供しています。特筆すべき実績としては、金沢城の「河北門」や「橋爪門」の扉制作、鹿児島市の大仏殿格天井における組手細工など、歴史的建造物の建具制作や修復にも携わっており、その高い技術力が評価されています。建具の魅力を広く伝えるため、石川県立伝統産業工芸館での「黄金の庵」常設展示や、全国建具大会への出品といったイベント活動も積極的に行っています。同組合は、昔ながらの職人技を大切にしつつ、現代の住環境に合わせたデザイン性の高い建具や、ステンドグラス入りの吊り戸など、多様なニーズに応える製品を提供することで、石川県の建具文化を支え、発展させています。

