河南矢本土地改良区は、「水土ネット」の愛称で親しまれる土地改良区として、宮城県北東部の太平洋岸に位置する広大な農村地帯において、農業生産基盤の整備と維持管理を通じて地域農業の発展に貢献しています。同社の主要な事業は、かんがい排水事業の実施を通じて、農業用水の安定供給と適正な排水管理を行うことです。具体的には、暗渠排水の有無や施設断面といった農業水利に関する各種情報の整備、農業委員会等への情報提供と連絡調整、農業用水の利用調整方策の策定と実施、さらには水利用調整方策等に関わる技術開発、普及、研修、指導を行っています。 同社は、国営かんがい排水事業や国営附帯県営かんがい排水事業を通じて、揚水機場や用排水路、排水機場といった大規模な農業水利施設の整備と管理を長年にわたり手掛けてきました。現在、和渕幹線用水路や二間堀幹線排水路など、合計41路線、総延長105.6kmに及ぶ用排水施設を管理しており、その受益面積は河南地区で5,395.1ha、定川地区で9,308.4haに達します。また、ほ場整備事業では、不整形な田んぼを大型農業機械が利用しやすい効率的な区画に再編し、農道の幅員拡大、用水路の地中化とバルブ設置による節水、暗渠排水による土中水管理を行うことで、作業効率の向上、生産コストの削減、担い手への農地集積を促進しています。 用水管理においては、用水管理センターを拠点に、主要揚水機場(笈入、前谷地、柏木、小松、和渕、中山など)のゲートやバルブを24時間体制で集中監視・制御する高度な用水管理システムを運用しています。このシステムはCPUの二重化やテレメータ盤によるデータ通信を活用し、田植え時期や梅雨の雨季など、用排水が多用される時期に特にその真価を発揮します。さらに、農地転用や地区除外申請、組合員資格得喪通知書の受付など、組合員へのきめ細やかなサービスも提供しています。 農業水利施設が持つ水資源涵養や洪水防止といった多面的機能の維持にも注力し、国や県、市町村と連携した国営造成施設管理体制整備促進事業を推進しています。また、農村地域復興再生基盤総合整備事業の一環として、東松島市野蒜地区で870.0kwの太陽光発電施設を運営し、再生可能エネルギーの活用にも取り組んでいます。これらの事業を通じて、同社は組合員が希望と誇りを持てる活力と魅力のある農村の建設を目指し、組織基盤の強化、有利な制度事業の積極的な導入、そして低コスト化水田農業の確立に向けた研鑽を続けています。
従業員数(被保険者)
25人 · 2024年3月
4期分(2023/12〜2024/03)
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