事業概要
株式会社市金工業社は、高分子化学工業用機械の製造販売を主軸とするオーダーメイドの産業機械メーカーです。同社は、世界の最先端分野で使用される「機能性素材・フィルム」の生産に必要な産業機械を開発・製造しています。主要な事業として、光学フィルム製造装置、リチウムイオン二次電池用フィルム製造装置、電子材料用フィルム製造装置、高機能フィルター膜製造装置、炭素繊維・ガラス繊維製造装置、不織布樹脂加工装置などを手掛けています。特に、フィルム延伸装置(逐次二軸・同時二軸)、コーティング&ラミネート装置、液処理装置を基幹技術とし、顧客ニーズに応じた「世界に1台しかない装置」を完全オーダーメイドで提供しています。延伸装置では、フィルムの縦横を同時に延伸する同時二軸延伸装置や、別々に延伸する逐次二軸延伸装置を提供し、結晶性フィルム、微多孔膜、光学系フィルムなど、幅広い用途に対応。高精度な温度・風速制御と搬送機構が強みです。塗工装置では、ダイコーター、ロールコーター、グラビアコーター、ナイフコーター、バー・ロッドコーターなど多様な方式を提案し、極薄から厚膜まで均一な塗工と乾燥を実現。スマートフォン向け液晶フィルムや二次電池用電極、積層セラミックコンデンサーなどの製造に貢献しています。液処理装置は、繊維機械で培われた独自の技術を活かし、フィルムの組成変更、表面改質、抽出、液中凝固、液中延伸などを行い、光学フィルムの鹸化処理、電池材料の薬液処理、人工皮革製造などに用いられます。乾燥・熱処理装置では、各種塗工後の乾燥を行うドライヤーやバッチ式熱処理炉、コード処理装置を提供し、炭素繊維、中空糸、タイヤコードなどの分野で活用されています。ラミネート装置は、フィルム、不織布、紙、箔など複数の素材を貼り合わせる装置で、ドライ、ウェット、UV、多層ラミネート、圧延など多様な方式に対応し、UV・EB硬化装置も提供することで環境負荷低減にも貢献。特殊装置として、真空機構、パージ機構、調湿機構なども提供し、高分子フィルムの熱処理や溶剤塗工時の安全性確保、品質向上に寄与しています。同社の強みは、長年の経験で培われた「熱と風と水」を操る技術とノウハウ、そして顧客の「こんなことできるかな?」という小さな発想から「世界に一つだけの装置」を具現化する開発提案力にあります。テクニカルセンターでの試験を通じて、基礎試験からサンプル作成まで顧客の開発を支援するビジネスモデルを展開し、日本国内のみならず、世界トップクラスのモノづくり企業のパートナーとして選ばれている実績を持ちます。
キーワード
KPI
従業員数(被保険者)
63人 · 2026年4月
29期分(2023/12〜2026/04)

