代表者
代表
髙橋啓一
確認日: 2026年4月24日
事業概要
NPO法人岡山県自然栽培実行委員会は、2010年に設立された非営利団体で、リンゴ農家・木村秋則氏が提唱する「自然栽培」の普及・啓発を主軸に、地域の農業振興、自然環境保護、食の安全、地域活性化に寄与することを目的としています。同法人は、肥料・農薬・除草剤を一切使用しない栽培方法を推進し、特に岡山県のご当地米である「朝日」の自然栽培に注力しています。認定生産者に対しては、栽培手引やガイドラインの提供、技術指導、情報交換会の開催、農機具の貸し出しといった包括的なサポートを提供し、収穫された「おかやま自然栽培米」は全量買い取りを行う契約栽培制度を確立しています。これにより、生産者は安心して自然栽培に取り組むことができ、適正な対価を得られるビジネスモデルを構築しています。 同法人の活動は多岐にわたり、農作物の自然栽培に関するシンポジウムや木村秋則氏の講演会開催を通じて、一般市民や農業従事者への理解促進を図っています。また、自然環境の保護・促進のため、ほ場整備や開発の指導・提案も行い、生物多様性保全にも積極的に取り組んでいます。農林水産省が実施する環境負荷低減の「見える化」において、「おかやま自然栽培米」は温室効果ガス削減と生物多様性保全の両面で最高ランクの星3つを2年連続で取得しており、その環境貢献度が客観的に評価されています。さらに、映画「つちのたま」の制作協力や、SDGsの15目標達成に向けた活動も展開し、自然栽培が「環境保全型農業」として広く認知されることを目指しています。 「おかやま自然栽培米『朝日』」は、人工交配していない希少種であり、冷めても味が落ちない特性から、寿司職人や高級料亭からも評価されています。同法人は、この米をNPO会員への年間予約販売のほか、酒や味噌などの加工品原料、レストランやカフェ、学校給食などへの法人向け卸売を強化し、流通拡大を図っています。また、米だけでなく「奇跡の桃」に挑戦する生産者への支援も行っており、自然栽培の対象作物を広げる可能性も探っています。これらの活動を通じて、生産者、消費者、企業が連携し、持続可能な農業と社会の実現に貢献しています。

