事業概要
紀ノ川農業協同組合は、1983年に設立された販売専門の農業協同組合であり、和歌山県全域の農産物を全国の食卓に届けることを使命としています。同組合は、共済や金融事業は行わず、農産物の販売と組合員の生産資材の購買に特化し、「人」「自然」「農業」を守り、未来へ農業をつなぐ持続可能な社会の実現を目指しています。特に、食の安心安全の確保、栽培技術の向上、環境に配慮した農業の推進に力を入れており、化学肥料や農薬の使用量を慣行栽培の3~5割減とした特別栽培農産物の生産を約200名の生産者と共に推進し、和歌山県特別栽培農産物マーク、有機JASマーク、GAP認証の取得を支援しています。 主な活動内容としては、和歌山県産の旬の野菜や果物を全国の生協や大手スーパーへ販売する「生協産直」事業を展開するほか、新鮮な農産物や加工品、地元食材を使ったカフェを併設した直売所「ふうの丘」を運営し、地域住民や観光客との交流の場を提供しています。また、未来の農業を担う人材育成にも注力しており、新規就農希望者向けの「ふたば塾」では、研修型、雇用型、フレキシブル研修型の3タイプの実践的な研修を提供し、栽培技術から農業経営、地域での暮らし方までを支援しています。さらに、初期投資の負担を軽減するレンタルハウス・レンタルキウイ棚といった独自支援制度も設けています。 同組合は、持続可能な農業の実現に向け、「生産力向上委員会」「交流委員会」「環境保全型農業推進委員会」の3つの専門委員会を設置しています。生産力向上委員会では新規就農者の受入・育成や生産基盤の整備、交流委員会では耕作放棄地の再生、援農ボランティア「紀ノ川農縁隊」の活動、農業従事者向けの婚活イベント、産直交流会、農福連携の一環としてのヤギプロジェクトなどを通じた地域活性化と相互理解を促進しています。環境保全型農業推進委員会はGAPの推進やIPM実証実験、土づくり、炭素貯留など環境負荷低減に貢献し、その実績として第15回環境保全型農業推進コンクールで農林水産大臣賞を受賞しています。これらの多岐にわたる取り組みを通じて、同組合は農家の経済状態の改善と経営安定、暮らしの向上、社会的地位の向上を図り、日本の食文化を未来へつなぐ役割を担っています。
キーワード
KPI
従業員数(被保険者)
34人 · 2026年4月
29期分(2023/12〜2026/04)

