事業概要
本場大島紬織物協同組合は、大正5年(1916年)に「鹿児島織物同業組合」として設立された、100年以上の歴史を持つ協同組合です。同法人は、組合員の相互扶助の精神に基づき、組合員のために必要な共同事業を行い、自主的な経済活動の促進と経済的地位の向上を図ることを目的としています。主要な事業として、組合員が扱う製品や原材料の共同受注・販売・購入、大島紬の共同宣伝、事業資金の貸付、技術・経営等の教育・研修、施設の維持管理を行っています。同組合は、鹿児島県を代表する伝統的工芸品である本場大島紬の伝統を継承し、その魅力を広く発信することを重要な使命としています。奄美大島で誕生し、豊かな自然と職人の技に育まれた本場大島紬は、精緻なデザイン、光沢を抑えた気品ある艶、軽くて暖かく、しわになりにくいしなやかな着心地が特徴です。泥染め、白大島紬、色大島紬、植物染大島紬、正藍染大島紬など、多彩な技法と表現を持つ製品を扱っています。また、着物だけでなく、ストール、ネクタイ、バッグ、財布などの小物も展開し、幅広いシーンでの活用を提案しています。同組合は、本場大島紬の品質を厳しく管理しており、20項目にわたる品質調査を経て認証されたものにのみ「本場大島紬」の合格証紙を与え、消費者の安心と信頼を確保しています。さらに、次世代への技術継承のため、職人の育成にも力を入れています。毎年開催される「本場大島紬新作コンテスト」では、内閣総理大臣賞受賞作品をはじめとする革新的なデザインや技術を奨励し、大島紬の新たな可能性を追求しています。また、「本場大島紬クイーン」を選出し、県内外でのPR活動やイベント参加を通じて、伝統工芸品の魅力を積極的に発信しています。情報誌「つむぎ折折」の発行や、他産業とのコラボレーション(薩摩ボタン、薩摩切子、セイカ食品など)を通じて、伝統の本質を守りつつ、現代のニーズに応じた進化を目指し、新しい市場の開拓にも意欲的に取り組んでいます。これらの活動を通じて、同組合は本場大島紬の伝統美を未来につなぎ、その価値を国内外に広めることに貢献しています。
キーワード
KPI
従業員数(被保険者)
3人 · 2026年4月
29期分(2023/12〜2026/04)

