代表取締役
奥井隆
確認日: 2026年4月17日
株式会社奥井海生堂は、明治4年(1871年)創業の老舗昆布製造卸・小売業者であり、福井県敦賀市に本社を構えています。同社は、北海道の良質な天然昆布の仕入れから加工、販売までを一貫して手掛けています。特に、北海道礼文島や利尻島で収穫された天然利尻昆布を専用の昆布蔵で2〜3年間熟成させ、旨味を最大限に引き出した「蔵囲昆布」は、同社の代名詞ともいえる最高級品であり、国内外の有名シェフや料亭から高い評価を得ています。 創業当初より、北前船交易の中継地として栄えた敦賀港の地の利を活かし、良質な昆布を京阪神地域に供給してきました。明治中期には曹洞宗大本山永平寺の御用達となり、その後、大本山總持寺の御用商も務めるなど、格式高い顧客との長年の取引実績を持ちます。大正時代には、美食家として知られる北大路魯山人や京都の高級料亭との取引を開始し、業務用高級だし昆布や昆布茶の販売に注力しました。また、手すきおぼろ昆布の製造や、北海道産大豆を用いた打ち菓子「豆落雁」、昆布粉末をまぶした「昆布餅」、松葉の形に結びあげた細工昆布菓子「松の雪」といった敦賀名物の昆布菓子の開発・販売も行い、事業の多角化を進めました。 同社の強みは、長年にわたり培われた昆布の目利きと熟成技術、そして伝統的な手仕事による加工技術にあります。菊花昆布に代表される昆布細工や手すき加工など、職人の技を継承しつつ、現代のニーズに応える商品開発にも取り組んでいます。また、品質管理と衛生管理を徹底しており、2024年には金ヶ崎本社工場と元町倉庫でだし昆布、とろろ昆布、おぼろ昆布の製造において国際的な食品安全マネジメントシステム規格「FSSC22000」の認証を取得し、安全・安心な食品提供へのコミットメントを示しています。 近年では、日本の食文化としての「だし」の普及にも力を入れ、国内外での講演活動を積極的に展開。パリの日本文化会館やフランスの料理学校「コルドン・ブルー」、アメリカの「カリナリー・インスティチュート・オブ・アメリカ(C.I.A)」などで昆布の講義を行い、海外の有名レストランとの取引やC.I.Aへの昆布提供を通じて、日本食文化の国際的な理解促進と昆布製品の海外展開を推進しています。販売チャネルは、福井県敦賀市の神楽本店をはじめ、東京日本橋のコレド室町店、池袋西武店、三重県多気町の伊勢ヴィソン店などの直営店のほか、大手百貨店、有名料亭、オンラインショップを通じて、個人顧客からプロの料理人まで幅広い層に高品質な昆布製品を提供しています。
従業員数(被保険者)
39人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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