代表者
代表理事
田村耕一
確認日: 2026年4月17日
事業概要
四万十町森林組合は、2012年4月に窪川町、大正町、十和村の3森林組合が合併して設立された、高知県四万十町を拠点とする森林組合です。同社は、四万十町の広大な民有林(約40,000ha)において、若者の定住促進や自伐林家との共生を図りながら、適切な育林と間伐を計画的に実施することで、森の豊かさを守り、日本最後の清流と呼ばれる四万十川の清らかな流れを育む使命を担っています。 主要な事業活動として、まず「森と川を守るしごと」として、苗木づくりと植栽から始まり、植栽後の苗木を健やかに育てるための下刈り・除伐、良質な材を育むための枝打ち、そして伐採・搬出・造林作業を効率的に行うための作業道開設を行っています。特に作業道開設においては、低コストで災害に強く、メンテナンスが少ない「四万十方式」を採用し、根株や繊維質を多く含んだ表土を盛土として活用することで、速やかな植生回復と法面の土砂流出防止を図り、自然環境への負荷を最小限に抑えています。また、木々が密集し生育が悪くなるのを防ぐための間伐は、良質材の生育促進だけでなく、林間の低層木育成、栄養に富んだ土壌回復、生物多様性の向上、さらには森から川への土砂流出防止や四万十川の生態系保護にも貢献しています。 次に「木を切ったら、使ってもらう」事業として、切り出された四万十ヒノキの原木販売を展開し、北ノ川山元貯木場に集荷された材を住宅などの建築資材として工務店や製材所向けに市売りしています。従来捨てられていた端材なども重量で買い入れることで、林家の所得向上にも繋げています。さらに、住宅用には使えない端材や曲がり材といった市場価値がないとされてきた材を有効活用するため、1992年から集成材工場を操業し、厳しい品質管理のもとで加工された高品質な集成材を製造しています。この集成材工場では、加工過程で発生するおがくずや利用できない材を工場内に設置した木質バイオマスボイラーで燃焼させ、得られた熱で木材の乾燥を行うことで重油の使用をほとんどなくし、資源の循環利用を推進しています。 また、四万十ヒノキをより身近な暮らしの中で活用してもらうため、2011年にはオリジナルブランド「ヒノキカグ大正集成」を立ち上げ、学習机やソファなどの大型家具から、子ども向けの玩具、小型家具、さらには顧客の要望に応じたオーダーメイド家具の製造販売も手掛けています。同社は、FSC®森林認証を取得しており、「森林環境を適切に保全し、地域の社会的な利益にかない、経済的にも持続可能な森林管理」を目指しています。コクヨグループとは1997年から間伐材を利用した商品事業提携を開始し、2006年には「結の森」プロジェクトを立ち上げ、山村と都市を結ぶ資源循環と森林再生に取り組むなど、企業との協働による社会貢献活動にも注力しています。これらの取り組みを通じて、同社は森林資源の有効活用と地域活性化、そして未来へと続く豊かな森と川の保全に貢献しています。
提供サービス
キーワード
KPI
従業員数(被保険者)
74人 · 2026年4月
28期分(2023/12〜2026/04)

