事業概要
農事組合法人 犬甘野営農組合は、京都府亀岡市西別院町犬甘野地区に拠点を置く農事組合法人です。標高約400メートルの高地に位置する同地区は、澄んだ空気と清らかな水、昼夜の大きな温度差といった農業に最適な自然条件に恵まれています。同社は「持続性の高い農業生産方式の導入に関する法律」に基づき、土づくり、化学肥料・化学農薬の低減を一体的に行う生産方式を導入し、京都府知事の認定を受けています。 同社の主要事業は多岐にわたります。まず、麦やそばの栽培を手がけ、特に昭和63年より作付けを開始したそばは、地元産100%のそば粉と亀岡産の山芋をつなぎに使用した「犬甘野そば」として亀岡名物となり、高い人気を誇ります。この「犬甘野そば」は、直営の飲食店「犬甘野風土館 季楽」で生そばとして提供されるほか、半生そばとして店内販売や量販店への出荷も行われ、近年ではそばパスタの開発・販売にも注力しています。 次に、水稲作業の受託も重要な事業の一つです。同社が受託した水稲作業は、地域内の3つの集落にある農家組合に再委託され、転作調整や栽培計画策定、農地の集積も農家組合が担うことで、兼業農家が輪番制で作業を分担する地域一体型の農業経営を推進しています。 さらに、平成6年開設の「犬甘野風土館 季楽」の運営を通じて、地元農産物の直売と飲食提供を行っています。ここでは、地元で採れた新鮮な野菜や山菜、漬物やよもぎ餅などの加工品が販売されており、特に京都府エコファーマーに認定された犬甘野米(コシヒカリ、キヌヒカリ)は高い評価を得ています。直売所では地元農家との人情味あふれるふれあいも魅力の一つです。 また、同社は消費者との交流事業にも積極的に取り組んでいます。毎年6月には「ほたるのふるさとコンサート」を、11月には「秋の味覚ふるさとフェア」を恒例行事として開催し、地域住民や観光客との交流を深めています。これらの活動は、地域農業の活性化と地域コミュニティの維持に貢献しており、平成6年には朝日農業賞、平成9年には日本そば協会長表彰、平成10年には「豊かなむらづくり事業」にて内閣総理大臣賞・農林水産大臣賞を受賞するなど、その取り組みは高く評価されています。
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KPI
従業員数(被保険者)
3人 · 2026年4月
29期分(2023/12〜2026/04)

