事業概要
株式会社木の屋石巻水産は、1957年の創業以来、宮城県石巻市を拠点に水産加工製品の製造販売を手掛ける企業です。同社は、三陸の豊かな海の恵みを活かし、新鮮な旬の魚介類を「うまい」と唸る商品へと加工することに注力しています。主要な事業は、鯨、サバ、サンマ、イワシ、カレイ、牡蠣、ほや、鮭、わかさぎ、にしんなど多岐にわたる魚介類の缶詰製造および販売です。特に、創業以来のロングセラーである「鯨大和煮」や、内閣総理大臣賞を受賞した「カレイの縁側醤油煮込み」は同社の代表的な製品として知られています。また、鯨ベーコンや刺身用の鯨赤肉などの冷凍鯨加工品、冷凍原魚、乾燥品も取り扱っています。 同社の最大の強みは、朝獲れの魚を鮮魚のまま缶詰に加工する独自の「フレッシュパック製法」にあります。これにより、冷凍魚を使用せず、獲れたての一番美味しい瞬間を缶詰に閉じ込めることを可能にしています。また、日本の魚の旨みを最大限に引き出すため、地元石巻の無添加醤油をはじめ、鹿児島の喜界島産砂糖、讃岐産塩といった国産の厳選された調味料を使用し、保存料などの食品添加物を極力使用しない安心・安全な商品づくりを徹底しています。 ビジネスモデルとしては、一般消費者向けに公式オンラインストアや直売所、全国の取扱店舗を通じて製品を販売するほか、法人顧客向けには缶詰や加工品、冷凍原魚、乾燥品の卸売、さらには缶詰の委託製造(OEM)も手掛けています。東日本大震災で甚大な被害を受けながらも、全国からの支援により再起を果たし、現在は美町工場と石巻本社工場の二拠点で生産活動を行っています。同社は、鯨肉商品を通じて日本の食文化を保存し、後世に伝えていくことも重要な役割と位置づけており、低カロリー・高タンパクな鯨肉の健康効果や、DHA・EPA・DPAといった不飽和脂肪酸の成人病予防効果、鉄分による貧血予防、コラーゲンによる美容効果など、鯨肉の魅力を積極的に発信しています。安全性への取り組みとして、全商品の放射性物質検査を実施し、30Bq/kg未満を自社出荷基準とするなど、高い品質管理体制を維持しています。
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KPI
従業員数(被保険者)
64人 · 2026年4月
29期分(2023/12〜2026/04)
