代表理事
戸髙壽生
確認日: 2026年4月25日
佐伯広域森林組合は、大分県佐伯市を中心とした大分南部流域の1市5町3村を事業エリアとする森林組合です。同社は「佐伯型循環林業」を推進し、50年サイクルでの持続可能な林業経営を目指しています。主要事業として、指導事業、森林整備事業、林産事業、販売事業、製材加工事業、購買事業を展開しています。 指導事業では、組合員への林業労働安全性向上対策として安全装具の販売支援を行うほか、地域の森林所有者に対してスギコンテナ苗の生産技術普及を図り、南部地域苗木生産者協議会を通じて苗木生産者の育成にも貢献しています。また、森林ボランティア活動を積極的に実施し、一般市民や企業、学校関係者が森林・林業への理解を深める機会を提供しており、平成17年には緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受賞する実績も持ちます。 森林整備事業では、苗木の生産から植林、育成、保護、間伐までを一貫して手掛けています。特に、地域での苗木不足解消のため、新生産方式によるスギコンテナ苗の自社生産に着手し、Mスターコンテナ苗を採用しています。年間300haを超える伐採跡地に対し、地ごしらえからスギ・ヒノキの苗木植え付け、6年生までの下刈り、除間伐、枝打ち、そして健全な森を育むための間伐作業を計画的に実施しています。再造林率100%を目標に掲げ、持続的な森林資源の循環利用に尽力しています。 林産事業では、主に40~60年生のスギ立木を対象とした買取を行い、住宅資材に適した木材を供給しています。立木買取価格の提示時には、主伐後の再造林費用も考慮し、必ず再造林を行うことを前提とした事業展開を行っています。販売事業においては、伐採された木材を宇目共販所と佐伯共販所の2か所で集荷・選別し、主に九州管内の製材業者へ販売しており、その取扱量は大分県内でもトップクラスを誇ります。2023年にはウイング株式会社、佐伯市、ウッドステーション株式会社と再造林型木材取引協定を締結し、年間10,000㎥以上の木材取引を通じて再造林を促進する新たなビジネスモデルを構築しています。 製材加工事業では、国内トップクラスの規模を誇る宇目工場で、スギを専門とした製材加工を行っています。原木の曲がり具合を一本一本計測し、直材だけでなく曲り材も有効活用できる先進的な機械を導入することで、高い生産性と資源の有効利用を実現しています。また、製材過程で発生する樹皮や削りカス、端材などを燃料とする木質バイオマスボイラーを導入し、木材乾燥に活用することで環境負荷低減にも貢献しています。近年ではツーバイ材加工施設を竣工し、さらに地域材パネルの製造・販売も手掛けています。この地域材パネルは、柱・桁・間柱にサッシ・断熱材・外部面材を一体化したもので、工場生産による安定した品質と大幅な工期短縮を実現し、工務店の職人不足対策や労働環境改善にも寄与しています。 さらに、バイオマスチップ事業として、伐採跡地に残された未利用材を収集・破砕し、近隣のバイオマス発電所に燃料用木質チップとして供給しています。これにより、伐採跡地の清掃、再造林作業の負担軽減、造林補助金の不足分への充当による森林所有者の負担軽減、そして再造林の促進といった多角的なメリットを生み出しています。同社は、森林資源の循環利用と地域活性化を両立させる「佐伯型循環林業」を核に、地域に根差した持続可能な林業経営を実践しています。
従業員数(被保険者)
166人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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