代表取締役
外島修
確認日: 2026年4月16日
株式会社豊島技研は、株式会社豊田中央研究所が開発した国産技術である「TDプロセス(Toyota Diffusion Coating Process)」を専門とする表面処理技術企業です。同社は、溶融塩中に浸漬することで処理品表面に炭化物層を形成するこの技術を核に、金型や治工具の耐久性向上に貢献しています。TDプロセスは、VC(バナジウムカーバイト)を代表とする極めて硬い炭化物層を形成し、NbC、CrC、FeBなど多様な層の形成も可能です。この処理層は、マイクロビッカース硬度3200~3800HVという高い硬度を誇り、金属、木材、紙、砂、ゴム、プラスチックなどに対する優れた耐摩耗性、酸・アルカリ水溶液や高温ガス、溶融金属に対する耐食性、そして優れた耐剥離性を有します。特に、自動車用板金プレスで使用される高張力鋼板や、ダイカストピンのように溶融金属による浸食と摩耗が同時に問題となる過酷な環境下での使用に耐える強みがあります。また、同社の技術は、ピンホールがなく、処理前の母材の表面粗度をほぼ維持し、複雑な形状の部品にも均一な拡散層を形成できるため、アルミダイキャストや重力鋳造の入子・ピンにおけるヒートクラックの発生を抑制します。 同社の強みは、35年以上の熱処理経験に裏打ちされた「対応力」と、顧客の要望に応じた「納期の早さ」および「コストダウン」の実現です。通常1週間かかる納期を最短2~3日で出荷可能にし、処理前の工程工夫や顧客との連携により5~20%のコスト削減も達成しています。少量のロットや複雑な形状の処理にも柔軟に対応し、高周波焼入れや窒化処理では対応しきれない治具・工具・機械の摩耗・削れ、超硬加工品のコスト高、ダイカストピンの耐久性不足といった顧客の課題を解決します。さらに、一度剥がれたりカジリが発生した金型の一部でも、拡散層を剥離し再研磨することで再処理が可能であり、製品寿命の延長に貢献します。同社は、これまで自動車部品の金型が主な適用分野でしたが、今後は新たな用途開発や化合物層の複合化を進め、他業界への技術普及にも注力しています。全国配送にも対応し、重量物や試作品一つからでもコーティングサービスを提供しています。
従業員数(被保険者)
18人 · 2026年5月
29期分(2023/12〜2026/05)
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