法人向け(製造業)
株式会社エレクトロンチャージャー研究所は、1969年の創業以来、交流高電圧技術を基盤として事業を展開してきましたが、2005年からは特に「EB処理」と呼ばれる画期的な表面処理技術を中心とした事業に注力しています。同社のEB処理は、切削工具や刃物に常温常圧で高電圧を印加することで、金属表面の構造を改質し、先端部の硬度上昇と内部応力の改善を実現する独自の技術です。従来のTiNコーティングのような膜を形成するのではなく、素材そのものを改質するため、ハイス、超硬、コーティングの有無を問わずあらゆる工具に適用可能です。この処理により、工具寿命を2倍以上に延ばし、面粗度を良好に保ち、工具交換の手間や工具コストの大幅な削減に貢献します。 同社が提供するEB処理の対象は多岐にわたり、チップ、ドリル、エンドミル、タップ、リーマ、カッター、バンドソー、メタルソーといった各種切削工具から、ヘッダーパンチ、トリミングダイス、ピニオンカッター、ホブカッター、ローレット駒、さらにはトムソン刃、段ボール用ナイフ、各種丸刃などの刃物類、アルミダイカスト用金型ピンまで広範囲に及びます。これにより、自動車部品メーカーをはじめとする製造業の顧客は、生産性向上とコスト削減という大きなメリットを享受できます。実際、自動車部品メーカーではカッター6000本の処理により加工数が1.5倍から1.8倍に延長され、500万円のコスト削減に成功した実績があります。 また、同社はEB処理と並行して、TiN(窒化チタン)コーティングの受託サービスも提供しています。これはPVDコーティングの中でも汎用性の高い高硬度膜であり、優れた膜密着性、耐摩耗性、耐食性、耐熱性を有し、切削工具や金型に広く利用されています。工具メーカーの保有炉の余剰スペースを活用することで、安価かつ短納期での提供を実現し、脱膜やラップ処理といったオプションにも対応しています。EB処理の前にTiNコーティングを施すことも可能であり、顧客の多様なニーズに応える体制を整えています。同社は初回工具の無償テストを実施しており、顧客がEB処理の効果を気軽に試せるビジネスモデルを確立しています。これにより、工具の長寿命化と生産効率の向上を通じて、日本のものづくりを支える重要な役割を担っています。
従業員数(被保険者)
2人 · 2026年5月
30期分(2023/12〜2026/05)
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