農林水産
事業領域
耕種農業、畜産、酪農
業界の特色
農業・畜産は農林水産の中分類で、業界分類済の513,527社中4,307社 (0.84%) を擁する業界です(全149業界の社数ランキングでは37位)。北海道 (15%) を主拠点に47都道府県へ分布、上場5社・大企業372社の層を持ちます。単体総資産は中央値4.2億円、最大1,708億円と階層の深い分布です (直近3年245社)。直近1年の雇用は拡大基調 (拡大42% / 縮小30%) で推移しています。売上判明13社では上位5社が売上の90%を占める寡占的な構造です。業界平均年収は約291万円。直近12年で売上規模は約77%拡大しています。
集計は 単体決算 ・厚生年金被保険者数 ベース (連結のみ開示の企業は連結値を使用)
4,307社
5社 (0.1%)
372
北海道
639社 (14.8%)
企業数
4,307社
上場社数
5社
上場ROE中央値
2.2%
上場企業実績
上場平均年収中央値
499万円
上場企業実績
Major Companies
会社名・本社・上場区分・従業員数で比較。売上は官報/EDINET 由来の決算データがある会社のみ表示しています(未開示は「—」)。
| 順位 | 会社名 | 本社 | 上場区分 | 従業員数 | 売上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 宮崎県農業協同組合 | 宮崎県 | 非上場 | 5,134人 | — |
| 2 | 香川県農業協同組合 | 香川県 | 非上場 | 3,023人 | — |
| 3 | 晴れの国岡山農業協同組合 | 岡山県 | 非上場 | 2,983人 | — |
| 4 | 沖縄県農業協同組合 | 沖縄県 | 非上場 | 2,980人 | — |
| 5 | 島根県農業協同組合 | 島根県 | 非上場 | 2,813人 | — |
| 6 | 山口県農業協同組合 | 山口県 | 非上場 | 2,642人 | — |
| 7 | 高知県農業協同組合 | 高知県 | 非上場 | 2,351人 | — |
| 8 | 佐賀県農業協同組合 | 佐賀県 | 非上場 | 2,342人 | — |
| 9 | ホクレン農業協同組合連合会 | 北海道 | 非上場 | 2,320人 | — |
| 10 | 福井県農業協同組合 | 福井県 | 非上場 | 1,907人 | — |
| 11 | 奈良県農業協同組合 | 奈良県 | 非上場 | 1,621人 | — |
| 12 | ふくしま未来農業協同組合 | 福島県 | 非上場 | 1,593人 | — |
| 13 | えちご中越農業協同組合 | 新潟県 | 非上場 | 1,557人 | — |
| 14 | 兵庫六甲農業協同組合 | 兵庫県 | 非上場 | 1,483人 | — |
| 15 | とぴあ浜松農業協同組合 | 静岡県 | 非上場 | 1,288人 | — |
| 16 | 兵庫西農業協同組合 | 兵庫県 | 非上場 | 1,217人 | — |
| 17 | 福島さくら農業協同組合 | 福島県 | 非上場 | 1,157人 | — |
| 18 | ながの農業協同組合 | 長野県 | 非上場 | 1,103人 | — |
| 19 | 株式会社サカタのタネ | 神奈川県 | 上場 | 1,070人 | 360億円 |
| 20 | あいち知多農業協同組合 | 愛知県 | 非上場 | 1,067人 | — |
| 21 | タキイ種苗株式会社 | 京都府 | 非上場 | 1,061人 | — |
| 22 | えひめ中央農業協同組合 | 愛媛県 | 非上場 | 1,046人 | — |
| 23 | たまご&ファーマーズ株式会社 | 茨城県 | 非上場 | 995人 | — |
| 24 | 新みやぎ農業協同組合 | 宮城県 | 非上場 | 980人 | — |
| 25 | 岡山市農業協同組合 | 岡山県 | 非上場 | 940人 | — |
| 26 | 会津よつば農業協同組合 | 福島県 | 非上場 | 921人 | — |
| 27 | 徳島県農業協同組合 | 徳島県 | 非上場 | 911人 | — |
| 28 | 愛知県経済農業協同組合連合会 | 愛知県 | 非上場 | 904人 | — |
| 29 | 松本ハイランド農業協同組合 | 長野県 | 非上場 | 890人 | — |
| 30 | レーク滋賀農業協同組合 | 滋賀県 | 非上場 | 880人 | — |
従業員数は社会保険加入者数(単体)です。
Industry Metrics
農業・畜産に関連する市場規模・事業所数などの指標を、官公庁・業界団体の公開統計から集約(各指標に出典リンク付き)。
農業総産出額(市場規模)
年次+5.5%前年
全国推計の農業総産出額(耕種+畜産+加工農産物)。令和5年は前年比+4,977億円(+5.5%)。米・野菜の価格上昇、畜産では鶏卵価格上昇等が要因。2015〜2021年は日本統計年鑑(生産農業所得統計)による。米の消費減退で平成26年(2014)まで長期減少後、平成27年以降回復傾向
畜産産出額(部門別)
年次+9.4%前年
農業総産出額のうち畜産(肉用牛・乳用牛・豚・鶏・鶏卵等)部門。総産出額の約4割を占める最大部門。過去点は日本統計年鑑(生産農業所得統計)による
野菜産出額(部門別)
年次+8.3%前年
農業総産出額のうち野菜部門。令和5年は前年比+949億円(+4.3%)。過去点は日本統計年鑑(生産農業所得統計)による
米産出額(部門別)
年次+10.9%前年
農業総産出額のうち米部門。令和5年は前年比+1,247億円(+8.9%)。過去点は日本統計年鑑(生産農業所得統計)による。令和3年(2021)は主食用米の需要減・在庫増で13,699億円まで下落後、価格回復
農業経営体数(従事者規模)
年次-5.0%
各指標は出典元の集計対象(全数/主要事業者など)に依存します。金額は表示の都合で兆円・億円に整形しています。破線は予測値です。
Industry Benchmark
政府統計の業界平均(粗い大分類ベース)と、この業界の上場企業の実績中央値を並べて比較できます。
この業界の上場企業(実績集計)
特定の中分類の実態に近い実績値です。
ROE(中央値)
2.2%
当期純利益 / 自己資本
売上高純利益率(中央値)
0.6%
当期純利益 / 売上高
総資産回転率(中央値)
1.23回
売上高 / 総資産
平均年収(中央値)
499万円
有報の平均年間給与
平均従業員数(中央値)
383名
有報の従業員数
上場5社の実績中央値(平均年収は有報開示5社)。出典: 各社決算・EDINET有価証券報告書
業界全体(政府統計)
国の統計に基づく業界平均(最新 2024年度)
原価率
76.5%
売上原価 / 売上高
営業利益率
-3.5%
営業利益 / 売上高
経常利益率
2.3%
経常利益 / 売上高
総資産回転率
0.90回
売上高 / 総資産
一人当たり売上
13.2百万円
売上高 / 従業者数
平均年収
291万円
人件費 / 従業者数
労働分配率
79.9%
人件費 / 付加価値
一人当たり付加価値
417万円
付加価値 / 従業者数
対応 収益性: 財務省 法人企業統計『農林水産業(集約)』(大分類平均・2024年度) / 一人当たり売上: 総務省・経産省 経済センサス『農業』(中分類・2021年)
参照: 財務省 法人企業統計『農林水産業(集約)』(2024年度・全規模)
※ 政府統計(財務省 法人企業統計・経済センサス)は大分類・全規模・従業者数(パート等含む)ベースの平均値です。特定の中分類や上場企業群の実態とは乖離する場合があります。
出典: 財務省「法人企業統計」・総務省/経済産業省「経済センサス」(従業者数ベース・パート等を含む)
Listed Companies
農業・畜産で上場している 5社
色が濃い領域 = 多くの企業が集中する規模帯。セル click で内訳
| ← 従業員規模 → | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| ~10 | 10~50 | 50~100 | 100~1000 | 1000~ | |
| 総資産1兆+ | |||||
| 1000億~1兆 | |||||
| 100~1000億 | |||||
| 10~100億 | |||||
| 1~10億 | |||||
| ~1億 | |||||
Industry Profile
業界内企業の総資産分布と従業員数の増減トレンド
業界内企業の総資産分布 (中央値と中央 50% のレンジ)
4.2億円中央値
中央 50% が 1.1億円 〜 15億円 の規模 ・ 最大 1,708億円
規模別社数 (総資産バケット) — クリックで内訳
1 年前と現在の従業員数を比較できる企業の増減
業界は 拡大基調(平均 +13.0%)
雇用拡大 42%・縮小 30%
増減率別社数 (YoY) — クリックで内訳
Profitability by Size
農業・畜産を含む業種の、資本金階級ごとの原価率・営業利益率・総資産回転率(大→小)
参照: 財務省 法人企業統計『農林水産業(集約)』(2024年度・資本金階級別)
| 規模 | 原価率 | 営業利益率 | 総資産回転率 |
|---|---|---|---|
| 10億円以上 | 83.3% | 3.8% | 0.97回 |
| 1億円以上 - 10億円未満 | 87.0% | -1.0% | 0.76回 |
| 1千万円以上 - 1億円未満 | 85.9% | -3.4% | 0.90回 |
| 1千万円未満 | 60.7% | -5.5% | 0.92回 |
出典: 財務省「法人企業統計」(資本金階級別の集計値)
Sales & Margin Trend
農業・畜産を含む業種の売上高(兆円)と営業利益率(%)の長期推移
参照: 財務省 法人企業統計『農林水産業(集約)』(2013–2024年度)
棒=売上高(兆円)/右端=営業利益率。出典: 財務省「法人企業統計」
Market Concentration
上位5社で売上の 89.6%
農業・畜産で売上判明 13 社中
売上判明企業(官報/EDINET 由来の決算データがある企業)ベースの集計です。未開示企業は含みません。
Recent Activity
農業・畜産の企業の直近の動き
株式会社大和農園
2026/07大和農園は地元カフェチェーンと地産地消メニュー開発で協業
大和農園の直近の動向として、2026年7月に種苗メーカーとして地元カフェチェーンとタッグを組み、地産地消メニュー開発に取り組んでいます。
有限会社みのる養豚
2026/07食育プロジェクト「命を学ぼう!もぐもぐ探検隊」を始動
有限会社みのる養豚は2026年7月、全国の子どもたちへ命の授業を届ける食育プロジェクトを始動しました。
鹿児島県経済農業協同組合連合会
2026/07鹿児島県経済連の直近動向:地域イベントと商標出願
鹿児島県経済連は2025年12月にJA-SSウルトラマンコラボを発信し、2026年5月に商標を出願。社会保険被保険者数は480名前後で安定的に推移しています。
Journal
農業・畜産に関連する Compalyze Journal の記事
Top by Sales
直近の売上が大きい順・最大 100 社
カネコ種苗株式会社
上場売上 640億円(2025/05)
カネコ種苗株式会社は、1895年の創業以来130年以上にわたり、タネを起点とした農業関連の総合企業として、またグリーン事業のトータルプランナーとして事業を展開しています。同社は「ハイテクと国際化」を経営戦略の柱とし、先進的な育種技術とグローバルな事業展開を通じて「明日の農業」に貢献しています。 主要事業として、まず「農産種苗の生産及び販売」があります。同社は野菜種子・苗の市場調査から研究、生産、販売まで一貫した体制を構築し、くにさだ育種農場や宮崎育種農場では約30品目の野菜・飼料作物の品種改良を国内外で推進しています。波志江研究所ではバイオテクノロジーを駆使し、ウイルスフリー苗の作出や組織培養技術による新品種開発を行っています。花き育種研究室では、営利生産者向けの切花・鉢物や一般消費者向けのガーデン用品種を開発し、カーネーション「サキーネ」のような耐低温性・連続開花性に優れたオリジナル品種も提供しています。また、緑飼部では飼料作物種子や緑化工事用種子、芝草種子を全国に供給し、酪農業や国土緑化を支えています。外国部を通じては、東南アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界各国との国際取引を活発化させ、フィリピン、トルコ、タイに現地法人を設立し、グローバルな生産・販売ネットワークを構築しています。 次に、「養液栽培システム、温室、農業用生産資材の製造及び販売」も重要な事業です。システム開発部では、土を使わない養液栽培システムとして、葉菜用「カネコ EK式ハイドロポニック」、果菜用「カネコ ロックファーム®」、イチゴ栽培用「カネコ ココベリーファーム®」などを開発・販売し、オリジナル温室の設計・施工から栽培技術指導までトータルサポートを提供しています。施設部では、農業用施設の骨材や耐久性に優れたフィルムなどの農業資材を提供し、生分解マルチやプラスチックフィルムのリサイクルを通じて環境負荷軽減にも貢献しています。 さらに、「農業薬品の販売・樹脂資材の販売」として、農薬部が国の認可を受けた高品質・高安全性の農薬・肥料を供給し、適正使用の啓蒙や生物的防除の導入により、安全・安心で持続的な農業生産を支援しています。特に、窒素流亡を軽減し省力化と環境負荷軽減を実現する被覆配合肥料「ベストマッチ」シリーズは、多様な作物と作型に対応しています。 「家庭園芸」分野では、花き園芸部が花・野菜のタネ、球根、苗、関連資材、オリジナル商品を全国の一般消費者に提供し、「花と緑のある生活」づくりを提案しています。 同社は、全国に展開する営業拠点と研究開発体制を強みとし、「農業の現場を知る会社」「いつも農家の身近にいる会社」として、生産者や市場、実需者のニーズに応える高品質な製品とサービスを提供しています。国内外での品種開発、安定供給体制、そして環境に配慮した技術導入により、日本の農業の発展と世界の食料問題の改善に貢献し、国内トップクラスの実績を誇っています。
雪印種苗株式会社
売上 477億円(2026/03)
雪印種苗株式会社は、創業の精神「健土健民」と社是「技術と誠意で農業奉公」を掲げ、約70年にわたる歴史と経験を基盤に、日本の農業と環境に貢献する事業を全国規模で展開しています。同社の主要事業は、酪農畜産、畑作園芸、環境緑化の3分野にわたります。酪農畜産事業では、酪農畜産農家を対象に、牧草種子(チモシー、オーチャードグラス、イタリアンライグラスなど)、飼料作物種子、多岐にわたる種類の配合飼料(乳牛用、肉牛用など)、畜産環境対策商品、サイレージ用資材(乳酸菌製剤「バイプロラクト」「サイマスター」シリーズなど)、動物用サプリメントの生産販売および技術サポートを提供しています。特に、食品製造副産物を飼料化するエコフィード専用乳酸菌や、予乾牧草・高水分牧草サイレージ向けの乳酸菌製剤は、酪農経営の効率化と環境負荷低減に貢献しています。畑作園芸事業では、水田・畑作園芸農家向けに、緑肥作物種子(ソルガム、ヘアリーベッチなど)、野菜種子(エダマメ、レタス「フリラスティ」、キャベツ、ダイコンなど)、花卉種苗(ポットカーネーション、シクラメン)、植物活力資材を提供し、高付加価値な種苗と栽培技術の普及を通じて、持続可能な農業を支援しています。植物工場や高温期の栽培に適したレタス品種の開発も行っています。環境緑化事業では、造園業者や自然復元の発注者に対し、芝草種子(クリーピングベントグラス、ケンタッキーブルーグラスなど)、緑化用草本・木本類種子の提供に加え、緑化造園設計、施工、維持管理、スポーツターフの造成・管理、都市・建築空間緑化、自然復元(自生種の採種・育苗、法面緑化、野草花園づくり)といった総合的な緑化技術サービスを展開しています。これらの事業は、北海道研究農場、千葉研究農場、宮崎研究農場といった研究拠点を擁する研究開発分野と、厳しい品質管理を行う生産調達分野によって強力に支えられています。同社は、全国に広がる営業所ネットワークと海外の種子生産・遺伝資源調達ネットワークを活かし、安全・安心・高品質な製品と技術を全国の顧客に提供しています。また、北海道発明表彰「特許庁長官賞」の受賞や、農研機構との共同育成品種の開発、サイレージ用乳酸菌の特許取得など、その研究開発力と技術力は高く評価されています。同社は、農業の発展と豊かな環境づくりを通じて、人々の健康的な暮らしと笑顔を支えることを目指しています。
株式会社サカタのタネ
上場売上 360億円(2025/05)
株式会社サカタのタネは、花、野菜、ハーブの種子・苗、および農園芸資材の開発、生産、販売を手掛ける総合種苗メーカーです。同社は、プロの農家からガーデニングや家庭菜園を愛好する一般消費者まで、幅広い顧客層に対し、高品質な商品と栽培に関する豊富な情報を提供しています。特に、オリジナル品種の育成に注力しており、長年の育種技術と知的財産権(育成者権PVP、特許権)によって、優れた特性を持つ品種を多数生み出しています。例えば、トルコギキョウの育種には50年以上の歴史があり、「マキア」「ボン・ボヤージュ」「ボヤージュ」といった多様なシリーズを展開しています。また、イチゴ育苗資材「ジフィーセブンC」のような作業効率化と生育促進を両立する革新的な資材や、コナジラミLED誘引駆除装置「ピカとる」など、農業現場の課題解決に貢献する製品も提供しています。同社のビジネスモデルは、研究開発から生産、卸売、そしてオンラインショップを通じた直接販売まで多岐にわたり、全国の販売店や卸売り支店を通じて広範な流通網を構築しています。近年では、2027年国際園芸博覧会への出展決定や、プリムラの新シリーズ「プリンセッサ」、アネモネ「ポルトチョコレート」の発売、サステナブルなBS「RODALGO」の展開など、常に新しい価値創造と市場への貢献を目指しています。
ジェイカムアグリ株式会社
売上 349億円(2026/03)
ジェイカムアグリ株式会社は、機能性肥料である「コーティング肥料」の製造・販売を主要事業とする国内トップメーカーです。同社のコーティング肥料は、通常の尿素や化成肥料の粒を特殊なフィルムで被覆することで、肥料成分の溶出時間を精密にコントロールし、植物の生育に必要なタイミングで効率的に養分を供給することを可能にします。これにより、肥料の利用率を高め、施肥回数を大幅に削減することで、農作業の省力化に大きく貢献しています。溶出パターンには、施肥直後から継続的に溶出するリニアタイプと、一定期間溶出を抑制した後に急速に溶出するシグモイドタイプがあり、多様な作物や栽培条件に対応する幅広い製品群を提供しています。特に、同社の「Nutricote ®」(日本名「ロング ®」)は、NASAの火星移住計画において宇宙ステーションでの野菜栽培に採用されるなど、その品質は世界最高水準であると自負しています。国内市場においては、高付加価値のコーティング肥料でトップシェアを誇り、業界のリーダーとしての地位を確立しています。また、既存製品群に留まらず、環境ベンチャー、大学、行政との連携を通じて常に最新技術を追求し、新たな商品開発にも注力しています。環境問題への取り組みも重視しており、肥料の利用率向上による環境負荷低減に加え、使用後の被膜殻の残留という課題に対し、被膜中の樹脂量を減らし崩壊性を高めた「Jコート ®」の開発・上市、さらには生分解性樹脂の利用や樹脂を使用しないコーティング肥料の開発など、環境負荷低減技術の開発に積極的に取り組んでいます。国内での市場優位性を維持しつつ、海外市場へのコーティング肥料供給拡大を成長戦略の柱とし、世界的な食料需要の増加に対応することで、持続可能な農業の発展に貢献しています。
日本クリーンファーム株式会社
売上 261億円(2026/03)
日本クリーンファーム株式会社は、ニッポンハムグループの肉豚生産メーカーとして、畜産物の繁殖と肥育を主要事業としています。同社は全国24農場(預託農場含む)で豚の飼育・生産を行い、国内最大規模の生産量を誇り、国内豚肉全国シェアの約4%を担っています。安全・安心な豚肉を提供するため、使用する原材料の品質管理と検査を厳重に行い、国際規格SQF認証を取得するなど、高い品質保証体制を構築しています。また、豚の健康と衛生管理を徹底し、アニマルウェルフェアに配慮した快適な飼育環境づくりにも注力しており、母豚の妊娠舎のフリーストール化を2030年までに目指しています。 同社の強みは、ニッポンハムグループとの連携による一貫した品質管理と、AI・IoT技術を活用した「スマート養豚プロジェクト」の推進です。これにより、デジタル機器を通じて豚舎環境や豚の行動データを収集し、AIが解析することで、ベテラン飼育員のノウハウや最適な飼養管理条件を実現し、労働生産性の向上と豚にとって快適な飼育環境を両立させています。さらに、トレーサビリティを徹底し、生産履歴情報を常に管理することで、お客様からの問い合わせにも対応できる透明性の高い情報開示を行っています。 ビジネスモデルとしては、養豚事業で生じた豚の糞尿を独自の方法で有機質肥料に変え、その製造・販売も行っています。この有機質肥料は自社農地で野菜や小麦の生産に利用され、収穫された小麦は豚の飼料の一部となるなど、環境保全に配慮した循環型農業を実践しています。この肥料は地域の農家にも販売され、幅広い農作物に利用されています。同社は「麦小町」などのオリジナルブランド豚の生産も手がけ、植物主体の原料にハーブ抽出物やビタミンEをプラスすることで、味や風味にこだわった高品質な豚肉を提供しています。これらの取り組みを通じて、同社は持続可能な畜産と食の安定供給に貢献しています。
株式会社秋川牧園
上場売上 81億円(2026/03)
株式会社秋川牧園は、「口に入るものは間違ってはいけない」という理念のもと、1970年代から食の安心・安全を追求してきたパイオニア企業です。同社は、鶏肉、鶏卵、牛乳、豚肉、牛肉、野菜といった多岐にわたる農畜産物の生産から加工、販売までを一貫して手掛けるビジネスモデルを展開しています。 主要事業は「生産卸売事業」と「直販事業」の二本柱です。生産卸売事業では、自社および契約農場で生産された若鶏、鶏卵、牛乳、黒豚、和牛、有機野菜、そしてこれらを原料とした冷凍食品や加工食品を製造し、生協、量販店、小売店、飲食店などの法人顧客へ供給しています。特に鶏肉、加工食品、鶏卵が主要製品です。 一方、直販事業では、これらの高品質な製品を一般消費者へ宅配を中心に直接販売しており、生産から加工、販売、さらには食に関する生活提案までを一貫して行うことで、顧客との強固な信頼関係を築いています。 同社の最大の強みは、徹底した安心・安全へのこだわりです。飼料においては、収穫後農薬不使用のとうもろこしや遺伝子組み換え混入防止管理済みの大豆を主原料とし、肉骨粉や油脂などの動物性原料を一切使用しない植物性飼料を開発・採用しています。畜産では、若鶏の無投薬飼育や、子豚期を除く豚への抗生物質不使用を実践。鶏は開放型鶏舎で、乳牛はフリーバーン・フリーストール式で、豚や牛も自然に近い環境でのびのびと飼育しています。野菜は栽培時化学農薬・化学肥料不使用を徹底し、有機JAS認証も取得しています。また、飼料用米プロジェクトを通じて地域循環型農業を推進し、食料自給率向上にも貢献しています。加工においては、素材の風味を活かす低温域殺菌の牛乳や、香料・安定剤不使用のヨーグルト、添加物に頼らない冷凍・加工食品を開発。専門の品質管理室による厳格な検査体制を敷き、生産から食卓まで一貫した品質保証を行っています。これらの取り組みにより、同社は持続可能で健康な食生活を社会に提供し続けています。
アリスタライフサイエンス株式会社
売上 75億円(2025/12)
アリスタ ライフサイエンス株式会社は、クロッププロテクションとライフサイエンス分野において世界有数の国際企業として、高品質な製品のマーケティングと販売に特化した事業を展開しています。同社は世界100カ国以上に製品を供給し、日本のパートナー企業や顧客のニーズに応じたソリューションを提供しています。主要事業は、化学農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤)、生物農薬(天敵昆虫、微生物農薬、天敵線虫)、受粉昆虫(マルハナバチ)、バイオスティミュラント、土壌改良材、肥料、農業用資材、園芸用資材、芝地の整備・管理用資材の売買、貿易、製造、加工など多岐にわたります。特に、環境負荷低減に貢献する生物農薬やバイオスティミュラントに注力しており、天敵殺虫剤「トゲダニキング」「ベミパールEX」や、粘着トラップ「ホリバーブラック」、受粉昆虫補助資材「ポリヌス」などの新製品を継続的に投入しています。また、国内最大手種苗メーカー「株式会社サカタのタネ」との共同開発商品「ロダルゴ」の発売など、他社との連携による製品開発も積極的に行っています。同社の製品は、いちご、梨、りんご、なす、ピーマン、きゅうり、トマト、たまねぎ、キャベツ、ねぎといった多様な作物におけるハダニ類、アザミウマ類、アブラムシ類、コナジラミ類などの害虫防除や、黒星病、炭疽病、うどんこ病などの病害対策、さらには土壌改良、樹勢回復、果実肥大、着色促進といった栽培全般の課題解決に貢献しています。化学農薬と生物農薬を組み合わせた総合的病害虫・雑草管理を推進し、持続可能な農業の実現を目指しています。顧客は主に農業生産者、園芸農家、芝地管理者などであり、製品を通じて作物の健全な生育と収量・品質向上を支援しています。
ベルグアース株式会社
上場売上 61億円(2025/10)
ベルグアース株式会社は、野菜苗の生産販売を中心としたアグリビジネスを展開する企業であり、特に接ぎ木苗の生産においては日本一を誇ります。同社は、企画・研究開発を重視した提案型企業として、21世紀の農業に貢献することを目指しています。年間約3,000万本もの野菜苗を生産し、その中核をなすのは、病気に強く多収性を実現する接ぎ木技術です。 プロの農業生産者向けには、次世代型の「e苗」シリーズ、定植作業を容易にする「アースストレート苗」、顧客の好みに合わせて仕立てられる「ヌードメイク苗」など、省力化と高付加価値を追求した多様な苗を提供しています。また、味の素株式会社と共同開発した肥料を含む農業用資材の提案・販売も行い、生産者のニーズに応じたオーダーメイド注文にも対応しています。同社は日本最大級の閉鎖型育苗施設を保有し、減農薬・高品質な苗の安定供給を実現。WEB在庫公開システム「ほうさくネット」をはじめとする生産管理システムや農薬履歴管理システムを導入し、育苗分野のシステム化を積極的に推進することで、効率的かつ透明性の高いサービスを提供しています。 一般の消費者向けには、農園芸店「ファンガーデン」の運営や体験農園「べるミン畑」、オンラインショップを通じて、家庭菜園の楽しさを提供しています。さらに、野菜栽培のSNSサイト「クロップネット」や「べるミンの家庭菜園」で栽培方法の紹介も行い、幅広い層の農業・園芸愛好家をサポートしています。 同社の強みは、伝統的な接ぎ木技術と最新技術を組み合わせたオンリーワンの育苗技術力と商品力にあります。植物生理や植物病理の基礎研究から応用研究まで幅広く手掛け、特許も取得しています。国内に複数の農場を展開するほか、中国や韓国にも子会社を持つなど、事業のグローバル化も推進。日本の農業に革命を起こし、「安心できる安全な野菜」を「安定して」供給することで、生産者から消費者まで、食に関わるすべての人々に笑顔を届けることを企業理念としています。種子の育種・販売を行う「むさしのタネ」や、接ぎ木後の育苗を行う「九重おひさまファーム」など、グループ会社との連携により、種子の開発から販売まで一貫したバリューチェーンを構築し、日本の農業の未来を支えています。
株式会社ホーブ
上場売上 23億円(2025/06)
株式会社ホーブは、北海道を拠点に、イチゴを中心とした種苗事業、青果卸事業、馬鈴薯事業、運送事業を展開する農業関連企業です。同社は、植物の育種や組織培養技術を核に、特に「四季成性イチゴ(夏イチゴ)」の品種育成と産地開拓に注力しており、北海道の冷涼な気候を最大限に活用した独自の育苗技術を確立しています。 種苗事業では、生食用夏秋イチゴ「夏瑞(なつみずき)」や業務用「ペチカ」シリーズなどの自社品種を開発し、組織培養による優良苗の生産から、契約生産者への栽培指導、さらには収穫された果実の買取り・販売までを一貫して手掛ける垂直統合型のビジネスモデルを構築しています。これにより、国産イチゴの通年供給を可能にし、特に春から秋の端境期には自社開発の夏イチゴを積極的に供給することで、輸入イチゴへの依存を減らしています。 青果卸事業では、自社品種の夏イチゴ果実販売に加え、業務用イチゴの最需要期であるクリスマス期には、栃木、静岡、九州など日本各地の主要産地から年間約35万パックものイチゴを集荷し、全国の大手洋菓子メーカーやコンビニエンスストア、オーナー店など約180社に販売する圧倒的な集荷力と販売力を誇ります。また、ブルーベリー、マンゴ、キウイフルーツなどの国産・輸入青果物も幅広く取り扱い、顧客の多様なニーズに応えています。 さらに、馬鈴薯事業では、フランスのGERMICOPA社とライセンス契約を結んだオリジナル品種の種馬鈴薯の委託生産販売や仕入販売を行っています。運送事業では、子会社のエス・ロジスティックスが、同社が培ったノウハウを基に、イチゴや青果物を低温流通で迅速かつ丁寧に配送するシステムを関東圏を中心に展開し、他社からの配送業務も受託しています。 同社は、ロシア、中国、ベトナム、インドネシア、米国、マレーシアなど海外でのイチゴ新品種普及拡大に向けた試験栽培や共同研究プロジェクトにも積極的に参画し、グローバルな事業展開を推進しています。これらの取り組みにより、2005年には「北海道エクセレントカンパニー」大賞、2011年には「農業・食料産業イノベーション大賞」ビジネス部門賞を受賞するなど、農業分野における革新的なビジネスモデルが高く評価されています。
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社
売上 125万円(2025/03)
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社は、「日本の美味しい」を世界に届け、笑顔を広げることをミッションとするアグリテック企業です。同社は、農林水産省の研究事業「アジアモンスーン植物工場システムの開発」および「アジアモンスーン地域でのイチゴ栽培技術の確立」の成果を社会実装するために設立されました。特に、高温多湿なアジアモンスーン地域において、日本の優れた農業技術と産業技術を結集した太陽光利用型のITグリーンハウスを開発・提供しています。この革新的な技術パッケージにより、気候や環境変化に左右されず、日本品質のイチゴやトマトを一年中安定して生産することを可能にします。同社のサービスは、単一技術に留まらず、栽培現場での運用方法まで含めたトータルソリューションとして提供され、生産者と消費者の双方に価値をもたらします。インドネシアのパジャジャラン大学農学部との共同研究を通じて、高品質イチゴの多収・周年栽培技術の実証を進めるほか、イオンモール主催のSDGsイベントで日本品種イチゴの試食会を実施し、現地での高い評価を獲得しています。また、農林水産省のスマートグリーンハウス関連事業にも参画し、インドネシアにおける施設園芸野菜の市場調査や日本のスマート農業技術展開可能性の調査を行うなど、地域食料自給率の向上と持続可能な農村づくりに貢献しています。日本の農業が持つ多様性と順応性を活かし、世界中のどこでも高品質な作物を安定生産できる技術を普及させることで、SDGsへの貢献とグローバルな農業発展を目指しています。
Top by Total Assets
直近の総資産が大きい順 (財務未開示は後方)・最大 100 社
タキイ種苗株式会社
総資産 1,708億円(2025/04)
タキイ種苗株式会社は、野菜・草花・牧草・芝草種子の開発、生産、販売を主軸に、農園芸資材・施設、野菜苗・花苗、球根・苗木、農園芸書籍、農業専門学校運営までを手がける種苗会社である。同社は1835年に京都で優良種苗の採種と分譲を始め、1920年に会社を設立した。育種技術を基盤に約2000品種を開発しており、野菜や花の品種改良、F1品種の育成、耐病性・耐暑性・耐寒性を備えた品種開発を事業の中心に置く。 農園芸資材では被覆資材、生産資材、肥料・活力剤、培土、土壌改良資材、温室・ハウス設計施工を扱い、タキイ培土、カリカリくん、オキソパワー5、高強度486ハウスなどの自社企画品も展開する。野菜苗・花苗は直営ナーサリセンターや委託生産者を活用し、球根・果樹苗・花木の仕入販売も行う。農園芸書籍では生産者向け情報誌や園芸愛好家向け月刊誌を発刊し、栽培情報、病害虫情報、品種カタログ、家庭菜園向けコンテンツも整備している。 ビジネスモデルは、研究農場での品種開発、国内外の採種農家・採種会社による種子生産、品質管理、正規取扱店・園芸店・量販店・オンラインストアを介した販売、海外現地法人や代理店を通じた輸出販売で構成される。海外180カ国への種子販売、18カ国での採種事業、12カ国の現地法人を持ち、北半球と南半球の採種地を組み合わせたリスク分散が特徴である。農業生産者、種苗販売店、苗生産者、直売所、家庭園芸利用者を対象に、品種、栽培資材、栽培知識を結び付けた事業を展開している。
株式会社サカタのタネ
上場総資産 1,071億円(2025/05)
株式会社サカタのタネは、花、野菜、ハーブの種子・苗、および農園芸資材の開発、生産、販売を手掛ける総合種苗メーカーです。同社は、プロの農家からガーデニングや家庭菜園を愛好する一般消費者まで、幅広い顧客層に対し、高品質な商品と栽培に関する豊富な情報を提供しています。特に、オリジナル品種の育成に注力しており、長年の育種技術と知的財産権(育成者権PVP、特許権)によって、優れた特性を持つ品種を多数生み出しています。例えば、トルコギキョウの育種には50年以上の歴史があり、「マキア」「ボン・ボヤージュ」「ボヤージュ」といった多様なシリーズを展開しています。また、イチゴ育苗資材「ジフィーセブンC」のような作業効率化と生育促進を両立する革新的な資材や、コナジラミLED誘引駆除装置「ピカとる」など、農業現場の課題解決に貢献する製品も提供しています。同社のビジネスモデルは、研究開発から生産、卸売、そしてオンラインショップを通じた直接販売まで多岐にわたり、全国の販売店や卸売り支店を通じて広範な流通網を構築しています。近年では、2027年国際園芸博覧会への出展決定や、プリムラの新シリーズ「プリンセッサ」、アネモネ「ポルトチョコレート」の発売、サステナブルなBS「RODALGO」の展開など、常に新しい価値創造と市場への貢献を目指しています。
アリスタライフサイエンス株式会社
総資産 768億円(2025/12)
アリスタ ライフサイエンス株式会社は、クロッププロテクションとライフサイエンス分野において世界有数の国際企業として、高品質な製品のマーケティングと販売に特化した事業を展開しています。同社は世界100カ国以上に製品を供給し、日本のパートナー企業や顧客のニーズに応じたソリューションを提供しています。主要事業は、化学農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤)、生物農薬(天敵昆虫、微生物農薬、天敵線虫)、受粉昆虫(マルハナバチ)、バイオスティミュラント、土壌改良材、肥料、農業用資材、園芸用資材、芝地の整備・管理用資材の売買、貿易、製造、加工など多岐にわたります。特に、環境負荷低減に貢献する生物農薬やバイオスティミュラントに注力しており、天敵殺虫剤「トゲダニキング」「ベミパールEX」や、粘着トラップ「ホリバーブラック」、受粉昆虫補助資材「ポリヌス」などの新製品を継続的に投入しています。また、国内最大手種苗メーカー「株式会社サカタのタネ」との共同開発商品「ロダルゴ」の発売など、他社との連携による製品開発も積極的に行っています。同社の製品は、いちご、梨、りんご、なす、ピーマン、きゅうり、トマト、たまねぎ、キャベツ、ねぎといった多様な作物におけるハダニ類、アザミウマ類、アブラムシ類、コナジラミ類などの害虫防除や、黒星病、炭疽病、うどんこ病などの病害対策、さらには土壌改良、樹勢回復、果実肥大、着色促進といった栽培全般の課題解決に貢献しています。化学農薬と生物農薬を組み合わせた総合的病害虫・雑草管理を推進し、持続可能な農業の実現を目指しています。顧客は主に農業生産者、園芸農家、芝地管理者などであり、製品を通じて作物の健全な生育と収量・品質向上を支援しています。
カネコ種苗株式会社
上場総資産 490億円(2025/05)
カネコ種苗株式会社は、1895年の創業以来130年以上にわたり、タネを起点とした農業関連の総合企業として、またグリーン事業のトータルプランナーとして事業を展開しています。同社は「ハイテクと国際化」を経営戦略の柱とし、先進的な育種技術とグローバルな事業展開を通じて「明日の農業」に貢献しています。 主要事業として、まず「農産種苗の生産及び販売」があります。同社は野菜種子・苗の市場調査から研究、生産、販売まで一貫した体制を構築し、くにさだ育種農場や宮崎育種農場では約30品目の野菜・飼料作物の品種改良を国内外で推進しています。波志江研究所ではバイオテクノロジーを駆使し、ウイルスフリー苗の作出や組織培養技術による新品種開発を行っています。花き育種研究室では、営利生産者向けの切花・鉢物や一般消費者向けのガーデン用品種を開発し、カーネーション「サキーネ」のような耐低温性・連続開花性に優れたオリジナル品種も提供しています。また、緑飼部では飼料作物種子や緑化工事用種子、芝草種子を全国に供給し、酪農業や国土緑化を支えています。外国部を通じては、東南アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界各国との国際取引を活発化させ、フィリピン、トルコ、タイに現地法人を設立し、グローバルな生産・販売ネットワークを構築しています。 次に、「養液栽培システム、温室、農業用生産資材の製造及び販売」も重要な事業です。システム開発部では、土を使わない養液栽培システムとして、葉菜用「カネコ EK式ハイドロポニック」、果菜用「カネコ ロックファーム®」、イチゴ栽培用「カネコ ココベリーファーム®」などを開発・販売し、オリジナル温室の設計・施工から栽培技術指導までトータルサポートを提供しています。施設部では、農業用施設の骨材や耐久性に優れたフィルムなどの農業資材を提供し、生分解マルチやプラスチックフィルムのリサイクルを通じて環境負荷軽減にも貢献しています。 さらに、「農業薬品の販売・樹脂資材の販売」として、農薬部が国の認可を受けた高品質・高安全性の農薬・肥料を供給し、適正使用の啓蒙や生物的防除の導入により、安全・安心で持続的な農業生産を支援しています。特に、窒素流亡を軽減し省力化と環境負荷軽減を実現する被覆配合肥料「ベストマッチ」シリーズは、多様な作物と作型に対応しています。 「家庭園芸」分野では、花き園芸部が花・野菜のタネ、球根、苗、関連資材、オリジナル商品を全国の一般消費者に提供し、「花と緑のある生活」づくりを提案しています。 同社は、全国に展開する営業拠点と研究開発体制を強みとし、「農業の現場を知る会社」「いつも農家の身近にいる会社」として、生産者や市場、実需者のニーズに応える高品質な製品とサービスを提供しています。国内外での品種開発、安定供給体制、そして環境に配慮した技術導入により、日本の農業の発展と世界の食料問題の改善に貢献し、国内トップクラスの実績を誇っています。
ジェイカムアグリ株式会社
総資産 427億円(2026/03)
ジェイカムアグリ株式会社は、機能性肥料である「コーティング肥料」の製造・販売を主要事業とする国内トップメーカーです。同社のコーティング肥料は、通常の尿素や化成肥料の粒を特殊なフィルムで被覆することで、肥料成分の溶出時間を精密にコントロールし、植物の生育に必要なタイミングで効率的に養分を供給することを可能にします。これにより、肥料の利用率を高め、施肥回数を大幅に削減することで、農作業の省力化に大きく貢献しています。溶出パターンには、施肥直後から継続的に溶出するリニアタイプと、一定期間溶出を抑制した後に急速に溶出するシグモイドタイプがあり、多様な作物や栽培条件に対応する幅広い製品群を提供しています。特に、同社の「Nutricote ®」(日本名「ロング ®」)は、NASAの火星移住計画において宇宙ステーションでの野菜栽培に採用されるなど、その品質は世界最高水準であると自負しています。国内市場においては、高付加価値のコーティング肥料でトップシェアを誇り、業界のリーダーとしての地位を確立しています。また、既存製品群に留まらず、環境ベンチャー、大学、行政との連携を通じて常に最新技術を追求し、新たな商品開発にも注力しています。環境問題への取り組みも重視しており、肥料の利用率向上による環境負荷低減に加え、使用後の被膜殻の残留という課題に対し、被膜中の樹脂量を減らし崩壊性を高めた「Jコート ®」の開発・上市、さらには生分解性樹脂の利用や樹脂を使用しないコーティング肥料の開発など、環境負荷低減技術の開発に積極的に取り組んでいます。国内での市場優位性を維持しつつ、海外市場へのコーティング肥料供給拡大を成長戦略の柱とし、世界的な食料需要の増加に対応することで、持続可能な農業の発展に貢献しています。
日本クリーンファーム株式会社
総資産 361億円(2026/03)
日本クリーンファーム株式会社は、ニッポンハムグループの肉豚生産メーカーとして、畜産物の繁殖と肥育を主要事業としています。同社は全国24農場(預託農場含む)で豚の飼育・生産を行い、国内最大規模の生産量を誇り、国内豚肉全国シェアの約4%を担っています。安全・安心な豚肉を提供するため、使用する原材料の品質管理と検査を厳重に行い、国際規格SQF認証を取得するなど、高い品質保証体制を構築しています。また、豚の健康と衛生管理を徹底し、アニマルウェルフェアに配慮した快適な飼育環境づくりにも注力しており、母豚の妊娠舎のフリーストール化を2030年までに目指しています。 同社の強みは、ニッポンハムグループとの連携による一貫した品質管理と、AI・IoT技術を活用した「スマート養豚プロジェクト」の推進です。これにより、デジタル機器を通じて豚舎環境や豚の行動データを収集し、AIが解析することで、ベテラン飼育員のノウハウや最適な飼養管理条件を実現し、労働生産性の向上と豚にとって快適な飼育環境を両立させています。さらに、トレーサビリティを徹底し、生産履歴情報を常に管理することで、お客様からの問い合わせにも対応できる透明性の高い情報開示を行っています。 ビジネスモデルとしては、養豚事業で生じた豚の糞尿を独自の方法で有機質肥料に変え、その製造・販売も行っています。この有機質肥料は自社農地で野菜や小麦の生産に利用され、収穫された小麦は豚の飼料の一部となるなど、環境保全に配慮した循環型農業を実践しています。この肥料は地域の農家にも販売され、幅広い農作物に利用されています。同社は「麦小町」などのオリジナルブランド豚の生産も手がけ、植物主体の原料にハーブ抽出物やビタミンEをプラスすることで、味や風味にこだわった高品質な豚肉を提供しています。これらの取り組みを通じて、同社は持続可能な畜産と食の安定供給に貢献しています。
たまご&ファーマーズ株式会社
総資産 337億円(2026/01)
たまご&ファーマーズ株式会社の母体であるたまご&カンパニー株式会社は、高品質な鶏卵の生産・販売を主軸とする企業です。同社は、1990年発売のロングセラーブランド「森のたまご」をはじめ、「てるたま」「赤鶏の旨味賛卵」といった多様なブランド卵を展開しています。「森のたまご」は、こだわりの飼料によるたまご本来の美味しさと豊富な栄養が特徴で、第77回ジャパン・フード・セレクションで最高評価のグランプリを受賞する実績を持ちます。「てるたま」は鮮やかな卵黄が特徴でビタミンDが豊富、「赤鶏の旨味賛卵」は木酢液、よもぎ、海藻を飼料に含み旨味を引き出した栄養価の高い卵です。同社は、種鶏や親鶏の育成から採卵、パッキングに至るまでを徹底管理する「T&C インテグレーションシステム」を導入し、最先端の食品衛生管理と品質管理を追求することで、お客様に安心で安全な卵を安定供給しています。また、卵料理レシピの公開やキャンペーン実施を通じて、顧客の食生活を豊かにする取り組みも行っています。サステナビリティにも注力し、鶏糞を肥料として活用する循環型農業や、健康・安全への取り組み、環境保全活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。これらの事業活動を通じて、同社は毎日の食と健康を支えるプロフェッショナルとして、お客様の期待を超える価値を創造し続けています。
雪印種苗株式会社
総資産 316億円(2026/03)
雪印種苗株式会社は、創業の精神「健土健民」と社是「技術と誠意で農業奉公」を掲げ、約70年にわたる歴史と経験を基盤に、日本の農業と環境に貢献する事業を全国規模で展開しています。同社の主要事業は、酪農畜産、畑作園芸、環境緑化の3分野にわたります。酪農畜産事業では、酪農畜産農家を対象に、牧草種子(チモシー、オーチャードグラス、イタリアンライグラスなど)、飼料作物種子、多岐にわたる種類の配合飼料(乳牛用、肉牛用など)、畜産環境対策商品、サイレージ用資材(乳酸菌製剤「バイプロラクト」「サイマスター」シリーズなど)、動物用サプリメントの生産販売および技術サポートを提供しています。特に、食品製造副産物を飼料化するエコフィード専用乳酸菌や、予乾牧草・高水分牧草サイレージ向けの乳酸菌製剤は、酪農経営の効率化と環境負荷低減に貢献しています。畑作園芸事業では、水田・畑作園芸農家向けに、緑肥作物種子(ソルガム、ヘアリーベッチなど)、野菜種子(エダマメ、レタス「フリラスティ」、キャベツ、ダイコンなど)、花卉種苗(ポットカーネーション、シクラメン)、植物活力資材を提供し、高付加価値な種苗と栽培技術の普及を通じて、持続可能な農業を支援しています。植物工場や高温期の栽培に適したレタス品種の開発も行っています。環境緑化事業では、造園業者や自然復元の発注者に対し、芝草種子(クリーピングベントグラス、ケンタッキーブルーグラスなど)、緑化用草本・木本類種子の提供に加え、緑化造園設計、施工、維持管理、スポーツターフの造成・管理、都市・建築空間緑化、自然復元(自生種の採種・育苗、法面緑化、野草花園づくり)といった総合的な緑化技術サービスを展開しています。これらの事業は、北海道研究農場、千葉研究農場、宮崎研究農場といった研究拠点を擁する研究開発分野と、厳しい品質管理を行う生産調達分野によって強力に支えられています。同社は、全国に広がる営業所ネットワークと海外の種子生産・遺伝資源調達ネットワークを活かし、安全・安心・高品質な製品と技術を全国の顧客に提供しています。また、北海道発明表彰「特許庁長官賞」の受賞や、農研機構との共同育成品種の開発、サイレージ用乳酸菌の特許取得など、その研究開発力と技術力は高く評価されています。同社は、農業の発展と豊かな環境づくりを通じて、人々の健康的な暮らしと笑顔を支えることを目指しています。
株式会社ノベルズ
総資産 199億円(2023/12)
株式会社ノベルズは、北海道十勝を拠点に、肉牛、酪農、食品の三事業を大規模に展開する総合畜産カンパニーです。同社は、国内で初めて「交雑種1産取り肥育」を大規模に事業化することに成功し、独自の生産システムを確立しています。このシステムでは、交雑種の雌牛に一度出産させ、市場価値の高い黒毛和種の子牛を生産すると同時に、母牛を32カ月以上の長期にわたり肥育し、自社ブランド「十勝ハーブ牛」として出荷しています。また、和牛一貫肥育にも取り組み、和牛ブランド「玆」も展開しています。酪農事業では、国内最大級の「ギガファーム」を運営し、生乳生産と受精卵移植技術を活用した黒毛子牛の同時生産を推進。2024年度実績では、肉牛飼養頭数で全国2位・北海道内1位、生乳出荷量でも全国2位・北海道内1位を誇ります。食品事業では、自社牧場で生産された高品質な牛肉を加工し、「十勝ハーブ牛」と「N34」の2ブランドを展開。業務用として飲食店向けの会員制販売を行うほか、ふるさと納税や通販サイトを通じて一般消費者にも提供し、米国市場への展開も視野に入れています。生産から加工、販売までを一貫して手掛ける「一気通貫型」の6次産業化モデルを構築し、外部環境に依存しない自己生産性に優れたビジネスモデルを強みとしています。さらに、バイオガス発電所を活用した「循環型農業経済モデル」を推進し、地域の畑作農家との「耕畜連携」を通じて持続可能な農業の実現に貢献しています。山形県にも牧場拠点を展開し、地域産業の活性化と雇用創出にも寄与しています。
アイ・ティー・エスファーム株式会社
総資産 113億円(2026/03)
アイ・ティー・エス ファーム株式会社は、鶏卵の生産、加工、採卵鶏ひなの育成、および肥料の生産・加工・販売を主たる事業とする企業です。同社は「鶏卵インテグレーション」を事業の中核に据え、伊藤忠飼料グループの一員として、種鶏の選定からひなの孵化、採卵鶏の育成、採卵、GP(Grading and Packing)センターでの洗卵・選別・包装、加工場での商品製造、そして最終的な出荷に至るまで、鶏卵生産の全プロセスを一貫して管理する体制を構築しています。これにより、高品質で安全・安心な鶏卵の安定供給を実現しています。 同社は、グループ会社「I・ひよこ」から導入される優秀なひなを、徹底した防疫プログラムとHACCP方式による飼育管理のもと、採卵用の親鶏へと育成します。採卵された卵は、国際的な食品安全マネジメントシステムであるFSSC22000を導入したGPセンターで厳格な品質管理を経て、生卵として量販店や業務用に提供されます。また、ゆで卵や温泉卵などの加工卵も製造し、量販店、飲食店、総菜工場といった多様な顧客層へ供給しています。さらに、鶏の排出物である鶏糞を原料とした有機肥料の製造・販売も手掛け、ペレット形状や完熟発酵鶏糞として農業生産者に提供することで、環境に配慮した循環型社会の実現にも貢献しています。 全国に東北、関東、中部、九州の4つの事業拠点を展開し、広範な地域への安定供給能力を有しています。飼料開発から最終製品の物流まで、グループ全体の技術とノウハウを結集することで、顧客の多様なニーズに応えるとともに、食品安全と品質向上に継続的に取り組むことを強みとしています。
太平洋ブリーディング株式会社
総資産 110億円(2026/03)
太平洋ブリーディング株式会社は、1971年にプリマファーム株式会社として設立され、1983年に現社名へ変更されたプリマハムグループの養豚事業会社です。同社は肉豚の生産・販売を主軸とし、種豚の育成、および堆肥の販売も手掛けています。日本国内の北海道、青森県、秋田県、宮城県、新潟県、愛媛県、宮崎県、鹿児島県の8道県に拠点を展開し、年間約400,000頭の肉豚を出荷しています。主要な出荷先は、西日本ベストパッカー株式会社や株式会社かみふらの工房といったプリマハムグループ企業です。 同社の養豚事業は、グループ一貫生産体制を強みとし、屠畜・カットを行うグループ会社との連携により、飼料から最終製品まで品質管理を徹底しています。特に、恵味の黒豚®、かみふらのポーク、鹿児島もち豚といったブランド豚の生産では、それぞれ独自の飼料配合(米、麦類、甘藷、ビタミンEなど)を用いて肉質向上や旨味の引き出しを図っています。飼養管理においては、交配舎・妊娠舎での人工授精や母豚の健康維持、分娩舎での母豚と子豚のケア、離乳舎での子豚のストレス軽減とワクチン接種、肥育舎での成長段階に応じた環境・給餌管理、出荷豚の選別まで、豚の成長段階に合わせた管理を行っています。 また、同社は持続可能な養豚を目指し、環境保護とアニマルウェルフェアに積極的に取り組んでいます。農場で発生する糞尿は微生物の力で分解・浄化し、堆肥として近隣農家へ提供することで地域循環型農業を推進しています。宮城農場では地域産飼料用米の活用も行っています。食品安全においては、宮城農場やハイランド農場がSQF認証を取得しており、抗生物質の使用量低減や、宮城・愛媛の牧場での抗生物質フリー肥育にも注力しています。これらの取り組みと品質へのこだわりが評価され、仙台市中央卸売市場の枝肉共進会では3年連続で名誉賞を受賞する実績を上げています。
株式会社愛鶏園
総資産 109億円(2024/09)
株式会社愛鶏園は、1925年の創業以来100年にわたり、鶏卵の生産と販売を主軸に事業を展開する採卵養鶏会社です。同社は「いつでも、誰でも安心して食べられるたまごを届けたい」という創業者の理念に基づき、安全で栄養豊富な鶏卵の安定供給に注力しています。埼玉県と茨城県に大規模な農場とGPセンター(鶏卵の自動洗卵・選別・包装工場)を保有し、育雛から成鶏、飼料製造、鶏卵処理、冷蔵物流までを一貫して行う「オールイン・オールアウト方式」を採用。専属の獣医師による鶏病コントロールシステムやサルモネラ対策の蒸気加熱殺菌飼料導入、HACCP認証取得など、徹底した品質・衛生管理体制を構築しています。特に生食に特化したブランド卵「愛鶏園NA1」は、その安全性と品質で高い評価を得ています。 鶏卵事業に加え、同社は2011年から有機循環型農業を目指した堆肥事業も展開しています。鶏糞を原料とした有機ボカシ肥料の製造・販売を行い、地域の農業振興にも貢献しています。この有機肥料は、家庭菜園愛好家からプロの農家まで幅広い顧客に利用されており、埼玉県、茨城県、神奈川県、東京都、群馬県、栃木県、千葉県など関東圏を中心に供給されています。国内外の個人消費者や食品小売業者、農業法人を主要な顧客とし、シンガポールや香港への鶏卵輸出実績も有しており、グローバルな視点での事業拡大も進めています。長年の経験と技術に裏打ちされた高品質な鶏卵と、持続可能な農業を支える有機肥料の提供を通じて、食の安全と環境保全に貢献する企業として事業を推進しています。
株式会社イシイ
総資産 108億円(2026/03)
株式会社イシイは、同社の中核であるブロイラーひなの生産・販売を筆頭に、ブロイラーの飼養受託・販売、インフルエンザワクチン製造用鶏卵の生産・販売を行う養鶏企業である。全国各地に種鶏農場と孵卵場を配置し、国産鶏種「はりま」「たつの」の生産・普及にも取り組む。自社で生産したひなを自社農場で飼養する体制により、自然災害や鶏病の発生リスクを分散するとともに、飼養技術をワクチン製造用鶏卵の安定生産へ応用している。主要顧客は養鶏農家、食鳥関連事業者、孵卵場、ワクチンメーカーであり、生体・鶏卵の継続販売と飼養受託を収益の柱とする。 機器分野では、海外製の養鶏機器・孵卵場機器の輸入、販売、施工に加え、空調・暖房設備を備えたシステム鶏舎の建設・販売を手掛ける。自社農場や孵卵場で輸入機器を導入・検証し、国内の飼養環境に合わせて改良できる点が強みである。IoT機器「つたえる蔵」は、温度・湿度・CO2濃度などを約1分間隔で測定し、クラウドへの記録、グラフ表示、異常通知、CSV出力に対応する。ワクチン卵内接種機「イノボジェクトシステム」では、自動検卵、卵内接種、移卵を毎時2万~2万5千個の処理能力で行い、システム契約に基づく技術サービスも担う。さらに、YARRAHブランドのオーガニック犬猫用フードを輸入・販売し、子犬・成犬・シニア、食物アレルギー、体重管理などの需要に応じたドライフード、ウェットフード、菓子を扱う。
全農畜産サービス株式会社
総資産 93億円(2026/03)
全農畜産サービス株式会社は、日本の畜産経営の全分野にわたる高度な専門性とトータルコーディネート力を備えた畜産総合会社です。同社はJA全農グループの一員として、安全安心な畜産生産に貢献するため多岐にわたる事業を展開しています。主要事業として、まず「種豚事業」では、豚に特化した国内最大規模のブリーダーとして、全農グループが独自に育種開発した「ハイコープ種豚」と「ゼンノー・デュロック精液」を生産・販売しています。岩手、秋田、岡山、熊本の直営種豚場およびAIセンターで高度な衛生レベルを維持し、優れた遺伝的能力、多産性、強健性、飼いやすさを追求した種豚を提供。年間25,000頭のF1種豚と45万本のAI用精液を全国の養豚農場へ安定供給し、生産者の収益向上に貢献しています。次に「施設・養鶏事業」では、設立以来培ってきたノウハウと経験を活かし、建築や設備の有資格者がJA全農グループ農場を中心に、農場建設のサポート、各種工事の請負、高品質な建材(断熱パネル等)の販売を行っています。これにより、畜産施設の最適化と効率化を支援しています。さらに「資材・大家畜事業」では、畜産農家の経営に寄与するため、最新の畜産ICT・IoT機器や、低コストで生産性の高い幅広い一般畜産資材(衛生資材、畜舎資材、防疫資材など)を販売しています。特に、高病原性鳥インフルエンザ対策資材や、強酸性消毒液に耐性を持つ新型高圧動力噴霧機「オルサス」の開発・提供を通じて、家畜衛生管理の強化に貢献。また、海外から安心・安全な優良家畜(豪州産搾乳用乳用牛、肥育用素馬、種豚用原種豚)や乳牛凍結精液(GENEX社製など)、乳牛受精卵(PEAK社製など)を輸入・販売し、国内での乳用初妊牛の生産・販売も手掛けることで、酪農家の牛群改良と経営安定を支援しています。同社は、単に商品を提供するだけでなく、生産者一人ひとりのニーズに寄り添い、最適なソリューションを提案するパートナーとして、日本の畜産業界の課題解決と持続可能な発展に挑戦し続けています。
横浜植木株式会社
総資産 92億円(2026/02)
横浜植木株式会社は、1891年の創業以来、130年以上の長きにわたり、「種苗」「園芸」「造園」の三つの主要事業を通じて、人々の暮らしに彩りと潤い、そして快適な生活空間を提供しているグローバル・グリーン企業です。種苗事業では、食卓に笑顔を届けるため、メロン(クインシーメロン)、ネギ(華青楼2号)、ダイコン(武将、武虎)、ピーマン(タネなっぴー)、ニンジン(US交配鮮紅4寸)、レタス(しずか)といった野菜や花の種子の開発、生産、販売、さらには栽培技術の指導までを一貫して手掛けています。病気に強く、気候変動にも対応できる安定生産可能な品種の育成に注力し、生産者のニーズに応えています。園芸事業では、暮らしに彩りと潤いを届けるため、園芸資材や野菜苗・花苗を全国のガーデンセンターや園芸専門店、そして個人の顧客向けにオンラインショップを通じて販売しています。殺蟻剤「アリメツ」や「ベイファームシリーズ」、神戸ビオラ、雪ミクペチュといった多様な商品を提供し、竹を原料とした生分解バイオマス資材「バイオーレ ポット™」の開発にも取り組むなど、環境に配慮した製品展開も進めています。造園事業では、植物と人が共存する笑顔あふれる街づくりを目指し、造園工事、公園の運営管理、樹木草花の育成管理を行っています。港の見える丘公園やいでと公園などの実績を持ち、地域社会の緑豊かな環境整備に貢献しています。同社は、伝統と最先端技術を融合させ、静岡県菊川市に菊川研究農場や菊川基礎研究所を設け、バイオ部門による植物研究開発を推進しています。また、持続可能な社会の実現に向けたSDGsへの取り組みを積極的に行っており、「横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”上位 Superior」の認証を取得。食育活動や再生可能エネルギーの利用、バイオマスプラスチックの活用など、多岐にわたる活動を通じて地球環境の向上と地域社会の繁栄に貢献しています。国内外の研究機関との共同研究や地域への栽培技術支援、子どもたちへの食育活動も展開し、未来を担う世代の育成にも力を入れています。
株式会社シェリエ
総資産 85億円(2024/01)
株式会社シェリエは、埼玉県上町に位置する「上いちご&トマト園」を運営する企業です。同社は、関越自動車道上スマートICからすぐという好立地を活かし、観光客や地域住民に対し、新鮮な完熟いちごの収穫体験を提供しています。主要サービスは30分食べ放題のいちご狩りで、時季に応じて「あまりん」「かおりん」「べにたま」「よつぼし」「かおり野」「紅ほっぺ」「やよいひめ」「おいCベリー」「スターナイト」「すず」「ほしうらら」「星の煌めき」など、多種多様な品種のいちごを食べ比べできる点が大きな魅力です。熟練スタッフによる徹底した管理のもと、最も美味しい状態でいちごを提供することに注力しており、ハウス内には受粉用のミツバチが放し飼いにされています。また、ベビーカーや車椅子でも安心して利用できるバリアフリー設計を採用しており、小さなお子様からご年配の方まで、幅広い層の顧客が家族みんなで楽しめる環境を整備しています。農園内には売店も併設されており、収穫体験だけでなく、新鮮な農産物の購入も可能です。予約優先制を導入し、特に10名以上の団体客には電話での事前問い合わせを推奨するなど、顧客体験の向上に努めています。同社の事業は、農業と観光を融合させたアグリツーリズムの推進を通じて、地域の活性化にも貢献しています。
株式会社みさと農場
総資産 84億円(2025/06)
株式会社みさと農場は、株式会社トマルグループの一員として、養鶏事業を主軸に展開しています。同グループは種鶏の育成から採卵、選別、包装までの一貫生産体制を構築し、安全で高品質な鶏卵を市場に供給しています。特にみさと農場は、成鶏の飼育管理、GP(選別・包装)センターの運営を担い、FSSC22000認証を取得した施設で厳格な衛生管理と品質管理を実践しています。これにより、消費者に安心・安全な鶏卵を提供することを強みとしています。 グループ全体では、種鶏の育成・種卵生産、孵卵、採卵鶏の育雛・育成、養鶏採卵、GP・パッキングといった工程を自社で一貫して管理しています。この体制により、トレーサビリティを確保し、製品の品質を維持しています。また、生食用の殻付き卵だけでなく、業務用や加工用の液卵製造(グループ会社のマエバシカブショウが担当)、温泉卵やゆで卵の製造(白岡エッグステーションが担当)も手掛けており、幅広い顧客ニーズに対応しています。これらの加工卵製品は、惣菜、レトルト食品、菓子類など多岐にわたる食品に活用されています。 養鶏事業で発生する鶏糞は、有機堆肥として完熟処理され、製造・販売されています。これは地域の農業振興と循環型社会の実現に貢献する取り組みです。さらに、2006年からは養牛・酪農事業にも参入し、繁殖和牛の飼育や牛乳生産も展開しています。飼料工場での国産飼料用米の積極的な配合や、品質管理室による防疫衛生管理点検、ISO22000、FSSC22000、JGAPといった国際的な食品安全マネジメントシステムの認証取得を通じて、製品の安全性と品質向上に継続的に取り組む体制を構築しています。
カゴメアグリフレッシュ株式会社
総資産 73億円(2025/12)
カゴメアグリフレッシュ株式会社は、「食と農」を起点とした持続可能な未来を創造し、「人と地球の健康」に貢献することを目指す企業です。同社は主に国内農産物の仕入れ、販売を手掛けており、生鮮トマト、ベビーリーフといった生鮮野菜、および家庭用園芸苗の提供を事業の柱としています。さらに、生産者向けの栽培コンサルティングや農資材販売を含むアグリサポート事業も展開しています。 生鮮トマト事業では、多様なニーズに応えるため様々な品種のトマトを扱い、全国10ヵ所以上に展開する大型菜園(中には東京ドーム2個分に及ぶ規模の「いわき小名浜菜園」も含む)で生産しています。年間を通じて品質の安定供給を実現するため、天候に左右されにくいようコンピューターによる養液管理などを徹底し、安定した生産体制を構築しています。ベビーリーフ事業では、えぐみが少なくやわらかな食感が特徴の製品を提供。緑黄色野菜を中心に季節に応じた幼葉をバランス良くミックスし、栽培中の水管理や収穫後の低温管理を徹底することで、高品質なベビーリーフを市場に送り出しています。 家庭園芸事業では、カゴメが100年以上にわたり培ってきた農業の情熱とノウハウを活かし、家庭でも手軽に野菜作りを楽しめるよう、扱いやすい苗と土を開発・販売しています。 アグリサポート事業は、カゴメのトマト生産者を主な顧客とし、栽培技術指導や温室向け資材の販売を通じて農業振興と地方創生に貢献しています。特に、大型菜園でトマトの品質と収穫量を両立するために2006年から採用しているヤシガラ培地については、スリランカの大手メーカーと約20年にわたる直接取引で培った信頼と技術に基づき、汎用タイプとイチゴ専用タイプを提供。この培地は保水性と排水性のバランスに優れ、根域に十分な気相を確保する能力が高く、労務管理の軽減や環境負荷の低減(100%天然素材で土壌改良剤として再利用可能)といったメリットを生産者に提供しています。 同社の強みは、生産から販売までを一貫して担うトータルサプライチェーンマネジメント能力にあります。生産調達部門はAIを活用した出荷予測や自動包装機械の導入など、農業の未来を見据えた改善・改革にも積極的に取り組み、生産者との強固なパートナーシップを築いています。営業部門は顧客の潜在的な需要に応え、商品提案だけでなく保存から調理、喫食までを視野に入れた情報提供を行うことで、「豊かな食生活」の実現を目指しています。物流部門は全国の生産者からお得意先までの物流ネットワークを設計・管理し、生鮮品特有の課題に対応しながらサプライチェーン全体の効率化を図っています。業務推進部門は需給調整や後方支援を通じて、生産から販売までの迅速な連携を支える「縁の下の力持ち」として機能しています。これらの取り組みを通じて、同社は安心・安全でおいしい野菜を消費者に届け、健康寿命の延伸と生活の質の向上に貢献するとともに、環境に配慮したサステナブルな農業の実現を目指しています。
JA北九州ファーム株式会社
総資産 72億円(2026/03)
JA北九州ファーム株式会社は、JA全農グループの出資により設立された畜産事業会社であり、主に北部九州地域において養豚事業と養牛事業を展開しています。同社の主要事業は、家畜の飼育と生産販売、堆肥の生産販売、および畜産生産資材の開発と販売です。養豚事業では、種豚・子豚・肉豚の生産販売を手掛け、大分県竹田市の直入農場、大分県国東市の安岐農場、福岡県八女市の八女農場、熊本県玉名市の玉名農場といった繁殖農場でF1母豚や子豚を生産し、一部は外部農場へも供給しています。特に直入農場はSPF認定の種豚生産農場として、F1母豚の生産・供給も行っています。生産された子豚は、大分県臼杵市の臼杵農場や大分県杵築市の山香農場といった直営の肥育農場、または北部九州各地の肥育委託契約農家で約115kgまで肥育され、食肉処理会社や販売会社を通じて消費者の食卓へ届けられます。 同社は、徹底した衛生管理と特徴ある配合飼料を用いることで、安全・安心な豚肉を生産しており、その代表的なブランドとして、安岐農場で育つSPF豚肉「桜王」と、八女農場で生まれ福岡県内の契約農家で無薬飼料で育てられる「はかたもち豚」があります。「桜王」はもちもちとしたやわらかい食感と良質な脂肪の甘みが特長で、Aコープ九州やトキハインダストリー、国東市ふるさと納税返礼品として提供されています。「はかたもち豚」は、仕上飼料に麦類を多給し乳酸菌も添加することで、健康で美味しい豚肉として、サニーなどで販売されています。 一方、養牛事業では、肉牛の生産販売を行っており、毎月子牛市場で目利きのプロが選定した素牛を購買し、直営の福岡県飯塚市の八木山牧場や肥育委託契約農家で肉専用種、交雑種、乳用種など多様な品種を肥育しています。八木山牧場では、ホルスタイン種(雄牛)の肥育を通じて「やきやま高原ビーフ」を生産しています。同社は、国内トップクラスの生産技術レベルを追求し、地域に根差した安心・安全な畜産物を真心を込めて消費者に届けることを経営理念として掲げ、新技術の実証や普及にも積極的に取り組んでいます。
江夏商事株式会社
総資産 69億円(2025/09)
江夏商事株式会社は、ブロイラーの生産・販売、および飼料等の販売を主要事業としています。同社は1900年の創業以来、120年以上にわたり食肉関連事業を展開し、特に鶏肉の生産においては、南九州の豊かな自然環境を活かし、19の直営農場と87カ所の契約農場で年間約1,870万羽(2024年7月現在)の若鶏を育成しています。健康なヒヨコを厳選し、生菌剤やハーブを含むこだわりの飼料を与え、徹底した温度・健康管理のもと、ストレスの少ない開放鶏舎で飼育しています。また、家畜診療所を設け、専門知識を持つ獣医師が農場に出向いて健康管理や病気予防のための環境指導を行うことで、安心・安全な鶏肉の生産を支えています。近年では、省人化と効率化を目指し、イタリア製の自動捕鳥機「Apollo Compact Pro」や専用フォークリフト「AGILE」といった先進技術・設備をアジアで初めて導入し、生産現場の革新にも積極的に取り組んでいます。販売においては、宮崎、鹿児島に加え、東京、大阪に営業拠点を構え、全国の食品メーカー、スーパー、専門商社、外食産業など多岐にわたる顧客に対し、新鮮で高品質な鶏肉製品を安定的に供給しています。同社の営業部門は、単に商品を届けるだけでなく、顧客のニーズに合わせた商品提案や、大手食肉会社との協業による新商品開発にも積極的に関与しています。また、グループ会社である宮崎サンフーズ株式会社や鹿児島サンフーズ株式会社、センターフーズ株式会社が担う解体・加工、食肉製品製造・加工といったプロセスと連携し、生産から販売までの一貫したバリューチェーンを構築することで、トレーサビリティを明確にし、高品質な製品を全国に届けるビジネスモデルを確立しています。同社は、経済産業省より「地域未来牽引企業」に選定されるなど、地域経済の発展に貢献する企業としても評価されており、社員一人ひとりが主体性を持って事業計画に取り組み、グループ一丸となって成長を目指す企業文化も強みです。飼料等の販売も事業内容としており、養鶏事業を多角的に支えています。
株式会社本川牧場
総資産 68億円(2025/03)
株式会社本川牧場は、大分県日田市に拠点を置く畜産・農業企業です。同社は、生乳の生産販売、子牛の育成および販売、肉用牛の育成肥育販売、そして発酵牛ふん堆肥の販売を主要事業としています。特に、美濃牧場では総面積40ヘクタールの敷地で、50頭ロータリーパーラーなどの最新設備を導入し、約1600頭の搾乳牛を飼育・管理しています。乳用牛だけでなく、繁殖和牛の飼育も行い、子牛の生産・育成にも注力しています。牛群管理や個体情報管理にはクラウドアプリケーションを活用し、牛の健康管理と高品質な生乳生産を実現しています。また、天瀬農場では約355ヘクタールの広大な土地で牧草の生産に加え、キャベツ、白ネギ、ブロッコリーなどの露地野菜やアスパラガス、葉物野菜のハウス栽培、さらにはリンゴやゆずといった果物栽培も手掛けています。これらの農作物生産においては、自社牧場で発生する牛ふんを堆肥として利用し、資源の循環を促進する循環型農業を実践しています。 同社の大きな強みは、未利用資源の有効活用と徹底した衛生管理、そして環境保全への取り組みです。ジュース粕や焼酎粕などの食品副産物を牛の飼料「エコ・フィード」として活用し、持続可能な畜産経営を推進しています。また、ISO14001(環境マネジメントシステム)とISO22000(食品安全マネジメントシステム)の認証を取得しており、生乳を含む農畜産物の安全性と環境負荷低減に努めています。牛舎の設計段階から糞尿の浸透防止対策を施し、洗浄排水は浸透膜処理とオゾン処理を経て再生水として再利用するなど、環境に配慮した運営を徹底しています。診療部による家畜の疾病予防と牧場全体の衛生管理も、高品質な畜産物供給を支える重要な要素です。これらの取り組みを通じて、同社は消費者へ安全で高品質な牛乳や牛肉、農作物を安定的に提供するビジネスモデルを確立しています。
株式会社菅与
総資産 64億円(2026/03)
株式会社菅与は、秋田県横手市を拠点に、養豚業、酪農業、食品リサイクル(家畜飼料製造)、食肉・農産物販売、飼料販売・家畜運搬、飼料用作物生産を主軸とする企業です。同社は特に、食品ロスを家畜飼料として再資源化する「資源循環型システム」を特徴としています。具体的には、東北・関東方面の食品工場から毎日約30〜50トンの食品ロスを受け入れ、手作業での選別、攪拌粉砕、乳酸菌による発酵を経て、液状飼料「エコフィード」を製造しています。このエコフィードは、pH4.5以下という厳格な品質基準で管理され、自社タンクローリーで牧場へ配送されます。このシステムは、食品ロスの焼却処分によるCO2排出削減に貢献し、飼料自給率の向上にも寄与しています。また、同社は高年齢者雇用や障害者雇用にも積極的に取り組み、地域社会の活性化にも貢献しています。
サンエッグファーム株式会社
総資産 64億円(2025/03)
サンエッグファーム株式会社は、三州食品グループの一員として、鶏卵の一貫生産体制「Farm to Table」における「育成・養鶏」の中核を担う企業です。同社は、新鮮で高品質な卵を安定的に供給するため、直営農場においてハイレベルな防疫体制と徹底した飼育管理のもと、健康な鶏の育成と採卵事業を展開しています。愛知県岡崎市の本社・額田農場をはじめ、岐阜県の瑞浪農場、瑞浪第2農場、大桑農場、三重県の三重農場、そして愛知県豊田市の藤岡育成農場など、複数の拠点で事業を展開しており、それぞれの農場で鶏の健康状態を細やかに管理し、高品質な原料卵の生産に注力しています。特に、藤岡農場は育成専門農場として、将来の採卵鶏を健康に育てる重要な役割を担っています。同社の強みは、ISO 22000:2018の認証を本社・額田農場、瑞浪農場、藤岡農場で取得している点にあり、国際的な食品安全マネジメントシステムに準拠した厳格な品質管理体制を構築しています。これにより、生産される卵は高い安全基準を満たし、グループ内の液卵加工品や鶏卵加工品を製造する各社へ、安心・安全な原料として供給されています。同社は、日本の食文化に不可欠な「卵」という素材を通じて、お客様に「おいしいしあわせ」を届けるため、日々の研究と生産技術の研鑽に努め、持続可能な養鶏事業を推進しています。
株式会社秋川牧園
上場総資産 63億円(2026/03)
株式会社秋川牧園は、「口に入るものは間違ってはいけない」という理念のもと、1970年代から食の安心・安全を追求してきたパイオニア企業です。同社は、鶏肉、鶏卵、牛乳、豚肉、牛肉、野菜といった多岐にわたる農畜産物の生産から加工、販売までを一貫して手掛けるビジネスモデルを展開しています。 主要事業は「生産卸売事業」と「直販事業」の二本柱です。生産卸売事業では、自社および契約農場で生産された若鶏、鶏卵、牛乳、黒豚、和牛、有機野菜、そしてこれらを原料とした冷凍食品や加工食品を製造し、生協、量販店、小売店、飲食店などの法人顧客へ供給しています。特に鶏肉、加工食品、鶏卵が主要製品です。 一方、直販事業では、これらの高品質な製品を一般消費者へ宅配を中心に直接販売しており、生産から加工、販売、さらには食に関する生活提案までを一貫して行うことで、顧客との強固な信頼関係を築いています。 同社の最大の強みは、徹底した安心・安全へのこだわりです。飼料においては、収穫後農薬不使用のとうもろこしや遺伝子組み換え混入防止管理済みの大豆を主原料とし、肉骨粉や油脂などの動物性原料を一切使用しない植物性飼料を開発・採用しています。畜産では、若鶏の無投薬飼育や、子豚期を除く豚への抗生物質不使用を実践。鶏は開放型鶏舎で、乳牛はフリーバーン・フリーストール式で、豚や牛も自然に近い環境でのびのびと飼育しています。野菜は栽培時化学農薬・化学肥料不使用を徹底し、有機JAS認証も取得しています。また、飼料用米プロジェクトを通じて地域循環型農業を推進し、食料自給率向上にも貢献しています。加工においては、素材の風味を活かす低温域殺菌の牛乳や、香料・安定剤不使用のヨーグルト、添加物に頼らない冷凍・加工食品を開発。専門の品質管理室による厳格な検査体制を敷き、生産から食卓まで一貫した品質保証を行っています。これらの取り組みにより、同社は持続可能で健康な食生活を社会に提供し続けています。
株式会社日本チャンキー
総資産 62億円(2026/03)
株式会社日本チャンキーは、1967年の創業以来、肉用鶏の祖父母世代にあたる「チャンキー種」の原種鶏を輸入し、国内で飼育・採卵・孵化を行い、父母世代の種鶏雛として全国の顧客に販売する養鶏会社です。同社は英国Aviagen社が育種改良した「チャンキー種」(世界ではRoss308として知られる)を主力としており、繁殖性、肥育性能、強健性、飼料効率に優れた鶏種を提供しています。岡山県と栃木県に原種鶏場を、岡山県瀬戸内市に孵化場を構え、国内のブロイラー用種鶏雛市場において90%以上の高いシェアを占め、国産鶏肉の安定供給を支える重要な役割を担っています。 原種鶏の飼育においては、岡山・栃木の原種鶏場でウインドウレス鶏舎や最適な温湿度・換気・明るさコントロール、厳格な飼料・水管理を徹底し、健康な原種鶏から良質な種卵を生産しています。採卵された種卵は、衝撃を防ぐ自動採卵システムで収集され、選別・消毒後、温度管理された専用車両で瀬戸内孵化場へ輸送されます。孵化場では、Petersime社製の最新鋭孵卵機を用いて21日間かけて種鶏雛を孵化させ、熟練した鑑別師による雌雄鑑別やワクチン接種を経て、空調完備の専用トラックで全国の種鶏会社やブロイラー会社へ出荷しています。 また、同社は「病原体を持ち込まない、持ち出さない」を徹底するバイオセキュリティ体制を構築しています。専属の獣医師が岡山・栃木の家畜診療所に常駐し、ELISA、PCR、サルモネラ検査などの定期検査や、車両・施設・人員に対する徹底した消毒、野生動物対策を実施しています。さらに、顧客である養鶏農家の成績改善を目的とした技術指導にも注力しており、生産現場への訪問アドバイス、Aviagen社技術者との連携、種鶏スクールやブロイラースクールの開催、飼育マニュアルや技術情報の提供を通じて、ブロイラー業界全体の技術向上に貢献しています。これらの取り組みにより、安全で高品質な国産鶏肉の供給基盤を確立しています。
小岩井農牧株式会社
総資産 60億円(2025/12)
小岩井農牧株式会社は、岩手山麓の原野を開拓して130余年の歴史を持つ総合生産農場を基盤に、農林畜産業の発展に貢献し、多岐にわたる事業を展開しています。同社の主要事業は、酪農事業、山林事業、環境緑化事業、観光事業、食品事業、そしてこれらを支える品質保証事業の6つの領域に及びます。酪農事業では、1901年以来の基幹産業として、土づくり・草づくりから一貫して健康な乳牛を育て、風味豊かな生乳を生産しています。自家生産による血統明確な乳牛を飼養し、HACCP手法を導入した徹底した衛生管理のもと、飲用乳や乳製品、さらには優良な肉質の黒毛和牛や交雑牛の一貫生産も手掛け、まきば園内レストランや首都圏直営レストラン、畜肉加工品として提供しています。また、農場内の家畜排せつ物や近隣の食品加工残渣を利用したバイオマス発電・堆肥化プラントを運営し、持続型・循環型農業を実践しています。山林事業では、2,000ヘクタールに及ぶ広大な森林を独自の施業計画に基づき管理し、水源涵養、生物多様性維持、景観保全に貢献しながら、三菱グループをはじめとする企業へ優良材を供給しています。再造林率100%の循環型森づくりを推進し、天然更新も取り入れています。環境緑化事業は、長年培った山林管理の知識と技術を活かし、公園、工場、住宅地などの緑化造園工事、植栽維持管理、緑化植物の生産・販売、樹木診断・治療を手掛けています。人工地盤緑化や水辺緑化、人工湿地システムなど、都市部の環境問題に対応する技術開発にも注力し、岩手県立御所湖広域公園の指定管理者も務めています。観光事業では、約40ヘクタールの「まきば園」を運営し、農場ならではの体験型アクティビティやガイドツアー、自然体験プログラムを提供。環境省と日本エコツーリズム協会主催の「エコツーリズム大賞」を受賞するなど、その取り組みは高く評価されています。食品事業では、自社生産の生乳から低温殺菌牛乳、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームなどの乳加工品、さらに農場産素材を活用したチーズケーキ、クッキー、食肉加工品、レトルトカレーなどを製造・販売し、通信販売や百貨店、高級小売店を通じて全国の顧客に届けています。品質保証事業は、ISO14001認証を取得し、全事業における「安全・安心・素性明らか+質の高さ」と「環境保全・持続型・循環型」の運営を技術とシステムの両面からバックアップしています。同社は「進歩・チャレンジする農場」として、常に新技術導入や他分野との連携に取り組み、環境との共生、持続可能な社会の実現を目指しています。
株式会社横浜ファーム
総資産 58億円(2025/02)
株式会社横浜ファームは、八千代ポートリーグループの中核を担う生産部門として、鶏卵・鶏肉の生産および卸売り、さらに肥料の販売を主要事業として展開しています。同社は、千葉県君津市に君津農場、茨城県下妻市に下妻農場、そして新たに兵庫県に丹波農場を構え、高品質な鶏卵の安定供給に尽力しています。特に「食菜卵」や循環型農業で育てられた飼料用米を餌とする「食菜卵 穂の華」といったブランド卵の生産を手掛けており、鶏の健康状態を365日管理し、産卵状況の分析、舎内環境の整備、防疫衛生管理を徹底しています。獣医師による専門的な管理体制も強みの一つです。 同社の事業は「良いエサ、良いヒナ、良い環境」という基本理念に基づき、栄養価が高く厳選された植物性飼料の使用、信頼できる孵化場からのヒナ導入、そして快適な室温管理や鳥インフルエンザなどの病原菌侵入を防ぐウィンドレス鶏舎の採用により、安心・安全な卵づくりを実現しています。農場で生産された卵は、GPセンター(卵のパッキング工場)で洗浄、計量、選別、パック詰めが行われ、自動破卵検出機や自動倉庫システムといった最新設備を導入することで、効率的かつ高品質な製品供給を可能にしています。FSSC22000やJGAP認証も取得し、国際的な食品安全基準と農業生産工程管理基準に準拠した運営を行っています。 また、同社は循環型農業の推進にも積極的に取り組んでいます。鶏が排泄する鶏糞を廃棄物として処理するのではなく、発酵技術を用いて良質な有機肥料へと加工し、農家向けに販売しています。これは、国産米を飼料に活用し、その鶏糞を米の肥料として再利用するという、日本の農業全体を良くする持続可能なビジネスモデルの一環です。これらの取り組みを通じて、同社は日本の食文化を支えるとともに、環境負荷の少ない事業モデルの構築に貢献しています。主な顧客は八千代ポートリーグループを通じて、スーパーマーケットなどの小売店、飲食店、菓子メーカー、食品製造メーカー、そして肥料を必要とする農家など多岐にわたります。
イワタニ・ケンボロー株式会社
総資産 54億円(2026/03)
イワタニ・ケンボロー株式会社は、国内で唯一、種豚、設備・機器、生産技術の総合力を提供する養豚のトータルサプライヤーです。同社は世界最大の種豚会社であるPIC社の日本における総代理店として、1982年の設立以来、日本の養豚産業の発展に寄与しています。 主要事業の一つは、原種豚、種豚、肉豚の生産および販売です。同社はPIC社から輸入した世界最先端の優れた遺伝子をもとに、自社の種豚繁殖農場とAIセンターで日本の市場に合った高品質で競争力のある種豚を育種改良し、全国の生産者へ供給しています。ケンボロー®やPIC®シリーズといった強健性に優れた種豚を提供し、世界規模のデータベース「PICTraq™」を活用したゲノム解析・選抜により、遺伝的能力の高い豚をスピーディーに選抜。PRRS耐性豚の作出や、産子数と生時体重の増加を両立させるなど、継続的な遺伝改良を通じて生産者の収益向上に貢献しています。精液販売も手掛け、複数の生産ピラミッドとAIセンターを所有することで、安定した遺伝子供給体制を確立しています。 二つ目の事業は、畜産関連器材の販売および畜産関連施設の販売・施工です。同社は豚の健やかな成長、生産効率の向上、衛生管理の徹底といった養豚ニーズを満たすため、最新の理論やテクノロジーに基づく畜舎の設計・施工、および給餌器、給水器、暖房機器、換気装置、クーリングシステムなどの最新機器を幅広く提供しています。特に、IoTを活用した環境制御システム「マキシマスコントローラー」は、畜舎内の機器一括制御、遠隔監視、データ分析・予測を可能にし、省力化と最適な畜舎環境の実現を支援します。さらに、臭気対策として糞尿処理システム「フラッシングシステム」を提案し、バイオセキュリティ強化とメンテナンスの省力化にも貢献しています。 三つ目の事業は、生産技術の提供とファームマネジメントです。同社は自社農場で培ったノウハウとPIC社からリアルタイムで取得する最新テクノロジーを融合させ、防疫・衛生管理、飼育・生産管理、疾病対策、肉質、飼料に関する実践的な技術サービスを提供しています。厳格な96時間防疫ルールや車両・搬入物の殺菌消毒を徹底した防疫体制、Hamilton Thorne社製精子運動解析装置IVOSⅡを用いた高品質な精液検査体制、RFIDタッグを活用したリアルタイム生産管理システムなど、多岐にわたるサポートを通じて、養豚経営の安定と発展を支援しています。これらの総合的なサービスにより、同社は日本の養豚産業が直面する課題に対し、生産者と共に解決策を提供し、環境に優しいサステナブルな養豚業界の実現を目指しています。同社のケンボロー種豚は、その優れた経済性から日本の養豚業界でトップブランドの地位を確立しており、全国各地で「銘柄豚」として多くの生産者に利用され、消費者に高品質な豚肉を届ける実績を持っています。
丸永株式会社
総資産 53億円(2026/03)
丸永株式会社は、ヤマエグループホールディングス株式会社の一員として、養豚業および採卵養鶏業を主軸に事業を展開しています。同社は長年にわたる飼料販売の経験を活かし、自ら生産者として農場を経営することで、畜産業界の川上から食卓まで一貫した価値提供を目指しています。消費者に安全でおいしい畜産物を届けることを使命とし、高品質な豚肉と鶏卵の生産に注力しています。 養豚事業では、兵庫県三田市と島根県江津市に計3カ所の農場を運営しています。子豚の育成には島根県江津市の敬川農場を活用し、日本海沿岸の風通しの良い環境と防疫面に優れた立地を活かしています。その後、生後70日程度で江津市および三田市の肥育豚舎へ移動させ、約4ヶ月間飼育する「2サイト方式」を採用することで、病気の感染リスクを低減しています。豚舎には、おがくずが糞尿を分解・発酵させる「醗酵床式豚舎」を導入し、豚が広々とした空間でストレスなく過ごせる環境を提供するとともに、環境負荷の低減にも貢献しています。生産される豚肉は「三田ポーク」や「江津まる姫ポーク」としてブランド化され、主に関西・中国エリアの市場や地元の飲食店、小売店に流通しています。飼料販売で培ったノウハウを活かしたオーダーメイド飼料設計も、肉質の向上に寄与しています。 採卵養鶏事業は、岡山県勝田郡奈義町の日本原高原に位置する広大な岡山農場で行われています。約45万平方メートルの敷地には、育成舎4棟と成鶏舎16棟があり、合計約60万羽の鶏を飼育し、毎日40万個以上の卵を生産しています。同農場では、鶏にストレスを与えないよう、ゆったりとした飼育環境と飼育密度に配慮しています。ヒヨコは密閉性の高い育成舎で130日間、温度・湿度・換気を人工的に管理し、徹底した衛生管理のもとで育てられます。成鶏舎では、開放高床式とウインドレス鶏舎を併用し、温度や湿度、飼料、水の管理を細やかに実施することで、健康な鶏から良質な卵を安定的に供給しています。農場全体で厳格な防疫対策を講じ、安心・安全な鶏卵の生産を追求しています。
株式会社シムコ
総資産 51億円(2026/03)
株式会社シムコは、1964年創業の種豚専門企業として、日本の養豚産業を支える基盤を提供しています。同社は、特定の疾病に感染していないSPF種豚の生産・販売を1972年から手掛ける先駆者であり、シムコSPF種豚(スイートマミー、パワーボム、バークシャー)の繁殖・販売を主軸としています。また、世界最高水準の生産性を誇るデンマークのダンブレッドSPF種豚の独占輸入・国内生産・販売も行い、豚の人工授精用精液の生産・販売、および人工授精関連資材の提供も事業範囲です。同社の種豚は、2017年度の東京食肉市場豚枝肉共励会名誉賞受賞実績を持つなど、その肉質が高く評価されています。加えて、肉豚の肥育・販売、食肉の加工・販売、飼料の仕入れ・販売、動物用医療機器の仕入れ・販売も手掛けています。 同社は、GGP(原原種豚育種)農場を頂点とする生産ピラミッドと厳格なSPFシステムを全国の農場で運用し、健康で優れた種豚を安定的に供給する体制を構築しています。700頭を超える原原種豚を保有し、高い繁殖性、強健性、哺育能力を持つ種豚の育種改良に注力。育種情報データベース「ピグマイン」とBIシステムを活用し、具体的な数値目標に基づいたデータ駆動型の育種改良を推進しています。農場HACCP認証を取得した高水準の防疫環境と専門家の知見を融合させ、養豚農場の経済性向上に寄与。親会社である伊藤忠飼料株式会社との連携により、種豚に合わせた飼料開発や飼養体系の構築も行い、養豚農場の生産性向上を支援する事業を展開しています。
ベルグアース株式会社
上場総資産 50億円(2025/10)
ベルグアース株式会社は、野菜苗の生産販売を中心としたアグリビジネスを展開する企業であり、特に接ぎ木苗の生産においては日本一を誇ります。同社は、企画・研究開発を重視した提案型企業として、21世紀の農業に貢献することを目指しています。年間約3,000万本もの野菜苗を生産し、その中核をなすのは、病気に強く多収性を実現する接ぎ木技術です。 プロの農業生産者向けには、次世代型の「e苗」シリーズ、定植作業を容易にする「アースストレート苗」、顧客の好みに合わせて仕立てられる「ヌードメイク苗」など、省力化と高付加価値を追求した多様な苗を提供しています。また、味の素株式会社と共同開発した肥料を含む農業用資材の提案・販売も行い、生産者のニーズに応じたオーダーメイド注文にも対応しています。同社は日本最大級の閉鎖型育苗施設を保有し、減農薬・高品質な苗の安定供給を実現。WEB在庫公開システム「ほうさくネット」をはじめとする生産管理システムや農薬履歴管理システムを導入し、育苗分野のシステム化を積極的に推進することで、効率的かつ透明性の高いサービスを提供しています。 一般の消費者向けには、農園芸店「ファンガーデン」の運営や体験農園「べるミン畑」、オンラインショップを通じて、家庭菜園の楽しさを提供しています。さらに、野菜栽培のSNSサイト「クロップネット」や「べるミンの家庭菜園」で栽培方法の紹介も行い、幅広い層の農業・園芸愛好家をサポートしています。 同社の強みは、伝統的な接ぎ木技術と最新技術を組み合わせたオンリーワンの育苗技術力と商品力にあります。植物生理や植物病理の基礎研究から応用研究まで幅広く手掛け、特許も取得しています。国内に複数の農場を展開するほか、中国や韓国にも子会社を持つなど、事業のグローバル化も推進。日本の農業に革命を起こし、「安心できる安全な野菜」を「安定して」供給することで、生産者から消費者まで、食に関わるすべての人々に笑顔を届けることを企業理念としています。種子の育種・販売を行う「むさしのタネ」や、接ぎ木後の育苗を行う「九重おひさまファーム」など、グループ会社との連携により、種子の開発から販売まで一貫したバリューチェーンを構築し、日本の農業の未来を支えています。
株式会社南牧場
総資産 47億円(2024/05)
By Prefecture
農業・畜産業界の上位 10 都道府県の構成と代表企業
Within 農林水産
農林水産全体 (5,956社) に占める 農業・畜産 の割合と、同大分類の他業界
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全国の農業経営体数(個人+団体)。各年2月1日現在。令和6年は前年比-5.0%。うち個人経営体84.2万・団体経営体4.1万。2005〜2020年は農林業センサス(令和3年食料・農業・農村白書)による。20年で半減し構造再編が進行
果実産出額(部門別)
年次+4.7%前年
農業総産出額のうち果実部門。総産出額の約10%を占める。最大産出県は青森県(構成割合11.4%)。過去点は日本統計年鑑(生産農業所得統計)による
花き産出額(部門別)
年次+6.5%前年
農業総産出額のうち花き(切り花・鉢物等)部門。総産出額の約4%。最大産出県は愛知県(構成割合16.0%)。過去点は日本統計年鑑(生産農業所得統計)による
いも類産出額(部門別)
年次-2.4%前年
農業総産出額のうちいも類部門。総産出額の約2%。最大産出県は北海道(構成割合27.1%)。過去点は日本統計年鑑(生産農業所得統計)による
生産農業所得
年次-1.6%前年
全国の生産農業所得(農業総産出額から物的経費等を控除し補助金等を加算)。令和5年は前年比+1,880億円(+6.1%)。過去点は日本統計年鑑(生産農業所得統計)による
基幹的農業従事者数
年次-18.3%前年
個人経営体の基幹的農業従事者数(ふだん仕事として主に自営農業に従事)。令和6年は111.4万人で前年比-4.3%。平成12年(240万人)から約20年で半減。65歳以上が79.9万人(71.7%)、平均年齢69.2歳と高齢化が進行。中間点は農林業センサス・農業構造動態調査(令和3年白書)による
株式会社南牧場は、熊本県阿蘇郡南小国町に広大な敷地を構え、牛の肥育・販売および堆肥の製造・販売を主軸とする畜産企業です。同社は敷地面積110ヘクタール、飼育頭数約6,000頭という大規模な牧場を運営しており、主に黒毛和種とホルスタインの交雑種(F1)を肥育しています。特に、黒毛和種の雄牛とホルスタインの雌牛の交配によって生まれた一代雑種牛を「阿蘇南牧場牛」としてブランド化し、やわらかい肉質と適度な霜降りが特徴の高品質な牛肉を提供しています。 同社の肥育における強みは、徹底した品質管理と独自の飼育方法にあります。九州フタバ飼料株式会社と共同開発した、ビール粕とバランスの取れた穀類(とうもろこし、ライ麦、マイロ、大豆カス、フスマ等)を混ぜ合わせた発酵飼料を与え、さらに牧場の地下155mから汲み上げる久住山の伏流水、乾燥した牧草や稲ワラを使用しています。子牛は黒毛和種の血統を色濃く引き継ぎ、月齢24ヶ月から26ヶ月という長期にわたる肥育期間を経て、肉の旨みが凝縮された牛に育て上げられます。また、関連会社である有限会社北海道南牧場では、北海道別海町で和牛・交雑種の子牛を哺育・育成し、生後8ヶ月前後で阿蘇の南牧場へ運搬して肥育する一貫体制を構築しています。牛の履歴、飼料の履歴、環境の履歴・管理を徹底することで、安全で高品質な牛肉の生産に努めています。 牛肉の販売においては、国内の食肉卸売業者(宮崎ビーフセンター、ハマダ、高知ビーフなど)へ直接販売するほか、国外の顧客に対しては商社を介した取引を行っています。国内の飲食店や小売店に対しては、適切な卸業者を紹介することで流通を支援しています。また、牛の排泄物から堆肥を製造・販売する事業も展開しており、第一次・第二次発酵堆肥舎や堆肥乾燥プラントなどの設備を活用し、環境負荷の低減と資源の有効活用にも貢献しています。これにより、持続可能な畜産経営を実現しています。
石岡市代表企業
337億円
NEWS
この業界の企業に関する報道。各見出しは配信元記事からの引用です。
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