先週の資金調達(2026年9月19日〜9月25日)— J-KISS、追加増資、私募債を読み分ける
先週の資金調達発表は4件・4社。今回の調達額として発表された額は3件7.40億円で、累計3.24億円の1件は別掲とした。株式の第三者割当増資は1件だけだった。J-KISS、追加増資、私募債の違いと、決算公告、被保険者数、登記受付から各社の姿を読む。

対象週は9月19日(土)〜25日(金)。9月21日は敬老の日、22日は国民の休日、23日は秋分の日で、営業日は9月24日・25日の2日だった。当社が確認できた資金調達発表は4件・4社。AIONAとDeltaForesightは新株予約権を使い、ボルテックスは私募債を発行した。株式の第三者割当増資は1件だけだった。
今回の調達額として発表された額は3件・7.40億円、中央値3.00億円。融資枠と、増資・株式譲渡の内訳が分からない案件を除き、契約締結の発表を含む。中央値は金額が判明した3件の中央値で、件数が少ないため参考値とする。DeltaForesightの「累計3億2,400万円」は今回額を分離できず、集計外・別掲とした。公表額の単純合算4件・10.64億円は、異なる範囲の金額を合算した参考値で、どちらの合計もこの週の入金額を示すものではない。
Compalyzeの収録データで決算公告を確認できたのはメタジェンセラピューティクス(以下、MGTx)の1社。公式サイトの電子公告を補うと、ボルテックスの第27期も確認できる。被保険者数は4社とも確認でき、前年同月の取得値と比べられる2社は、MGTxが32人から49人、ボルテックスが789人から918人だった。金額と調達手段に、過去の財務状態と組織規模の情報を重ねて読む。
集計サマリ

| 会社(発表日) | 公表額とその範囲 | 事業・主な出し手 |
|---|---|---|
| AIONA(9月24日) | 総額1.4億円。J-KISS型新株予約権+銀行融資、内訳非公表 | 製造業向けAIエージェント「REVY」。ON&BOARD、GxPartners、クレストスキルパートナーズ、みずほキャピタル。融資はあいち銀行・みずほ銀行 |
| MGTx(9月25日) | 300,036,750円(約3億円)。シリーズBエクステンションのセカンドクローズ | 腸内細菌に基づく医療・創薬。GLIN Impact Capitalを引受先とする第三者割当増資 |
| ボルテックス(9月25日) | 3億円。私募債発行、期間5年 | 「区分所有オフィス」を中心とする不動産事業。山陰合同銀行の「ごうぎんSDGs私募債(寄贈型)」 |
| DeltaForesight(9月25日) | 累計3億2,400万円。J-KISS型新株予約権 | 日本円との価値連動を目標とする暗号資産型ステーブルコイン「JPYdf」の開発。Coral Capital、FFGベンチャービジネスパートナーズ、Decima Fund、Animoca Brands、HashPort、DeFimans、Narrative Inc.ほか(一部非公表) |
J-KISS型新株予約権は、将来の株式への転換を想定して資金を受け入れる仕組み。資金調達の時点で株式を直接発行する第三者割当増資と分けて読む。私募債は、限られた引受先に発行する、返済を伴う社債である。
一覧は当社が確認できた発表に限る。発表日順で、同日の行は金額の順位を示さない。4件とも調達を実施した旨の発表だが、全額の払込がこの週に集中したことを意味しない。
| 公表額の扱い | 件数 | 合計 | 中央値・対象 |
|---|---|---|---|
| 今回の調達額として発表された額 | 3件 | 7.40億円 | 中央値3.00億円。金額が判明した3件の中央値で、件数が少ないため参考値 |
| 累計表記・今回額を分離できない案件 | 1件 | 累計3.24億円・別掲 | DeltaForesight。先行分の時期・額の説明がなく今回額を切り分けられない |
| 公表額の単純合算(参考値) | 4件 | 10.64億円 | 異なる範囲の金額の合算。融資枠・株式譲渡込みの取引総額はない |
| 過去のクローズ・実施分との合算を明示した額 | 該当なし | — | MGTxはラウンド全体4.9億円と累計71.4億円を明示したが今回額とは別 |
| 金額は公表されていない | 0件 | — | 掲載4件はいずれも金額判明 |
Compalyzeのデータで見る
決算公告――収録データのMGTxと、公式サイトで確認したボルテックス
掲載4社のうち、当社データベースの収録データで確認できた決算公告はMGTxの1社だった。公式サイトの電子公告を補うと、ボルテックスの第27期も確認できる。まずMGTxの最新収録である2025年3月期を過去2期と並べる。いずれも各決算期末の残高で、公告日や今回の調達時点の財務状態ではない。
| 会社 | 決算期 | 公告日 | 純資産(億円) | 総資産(億円) |
|---|---|---|---|---|
| MGTx | 2023年3月期 | 2026年2月27日 | ▲0.12 | 0.17 |
| MGTx | 2024年3月期 | 2026年2月27日 | 13.3 | 13.8 |
| MGTx | 2025年3月期 | 2026年2月27日 | 10.4 | 13.9 |
2023年3月期は、負債が資産を上回る債務超過だった。その後、純資産は2024年3月期に13.3億円となり、2025年3月期は10.4億円だった。この推移だけで損益や資本取引の内訳は分からず、今回の約3億円を足して現在の純資産を求めることもできない。
ボルテックスは、公式サイトの「電子公告」で第27期(2025年4月1日〜2026年3月31日)の決算公告を確認した。掲載日は2026年7月7日。当社データベースの収録分とは分けて示す。
| ボルテックス・第27期(単体) | 百万円 | 億円 |
|---|---|---|
| 純資産 | 58,031 | 580.31 |
| 総資産 | 215,457 | 2,154.57 |
| 売上高 | 102,027 | 1,020.27 |
| 当期純利益 | 6,549 | 65.49 |
純資産・総資産は2026年3月31日時点、売上高・当期純利益は同決算期の単体の値である。調達発表の会社概要にある1,057億円は同社「グループ財務情報」のグループ売上高で、単体売上高1,020.27億円とは範囲が異なる。出典はボルテックス公式サイトの電子公告ページと第27期決算公告PDF。残る2社も、公告があっても確認できていない可能性がある。
社会保険の被保険者数――前年同月と比べられるのは2社
掲載4社とも2026年9月取得分がある。前年同月の取得値があるのはMGTxとボルテックスの2社で、それぞれ+17人、+129人だった。
| 会社 | 2026年9月取得分 | 2025年9月取得分 | 増減(前年同月比) |
|---|---|---|---|
| AIONA | 2人 | — | — |
| MGTx | 49人 | 32人 | +17人 |
| ボルテックス | 918人 | 789人 | +129人 |
| DeltaForesight | 1人 | — | — |
取得日は各年9月2日。人数の基準時点は取得日そのものではなく、取得日より前の月次の値である。「—」は前年同月値がないことを示し、0人や増減なしとは扱わない。

ボルテックスの発表にある従業員821名は2026年3月31日時点の会社公表値で、上表とは時点も集計範囲も異なる。被保険者数は社会保険の適用事業所単位の集計で、会社が公表する従業員数の範囲(時点・グループ会社・出向者等の扱い)と一致しないことがあり、918人が821名を上回る理由をこの資料だけでは特定できない。社員数全体や採用数と同一視しない。調達後の採用成果を示す数字でもない。
調達発表企業の過去1年の登記受付履歴
直近1年(2025年9月26日〜2026年9月25日)の商業登記の受付記録は、4社・9記録。資本金の増加を含む受付があったのはMGTxの1社で、受付日は2026年1月26日だった。
| 会社 | 受付記録数 | 確認できた受付の種類・日付 |
|---|---|---|
| AIONA | 1記録 | 2026年6月29日「新株予」 |
| MGTx | 3記録 | 2026年1月26日「他変更/資本増」、4月1日「資本減」、7月10日「他変更/役員変」 |
| ボルテックス | 4記録 | 2026年3月3日「新株予/他変更」、4月13日「他変更」、7月6日・15日「役員変」 |
| DeltaForesight | 1記録 | 2026年2月12日「役員変」 |

MGTxの1月26日の受付は資本増を含むが、受付情報だけではどの取引に対応するかは確定できない。同社の4月1日の「資本減」、AIONAの6月29日とボルテックスの3月3日の「新株予」も、確認できるのは受付の種類と日付までである。受付は登記完了や払込額を示さない。MGTxの4月1日の「資本減」は理由が公表されておらず、同社が過去に公表したシリーズB(35.2億円)との関係も推定しない。J-KISS型新株予約権は発行のたびに登記が必要であり、AIONAの9月24日発表分の受付は対象期間の9月25日までにはまだ現れていない可能性がある。6月29日の記録を今回分と結び付けない。
J-KISS、追加増資、私募債を読み分ける
AIONAとDeltaForesightはJ-KISS型新株予約権、ボルテックスは私募債を用いた。株式の第三者割当増資はMGTxの1件だけだった。発表は第三者割当増資とのみ示し、普通株か種類株かは示していない。新株予約権も将来の株式につながる仕組みなので、J-KISSと私募債を一括して「株式と無関係な資金」や「借入」と呼ぶことはできない。
AIONA――設計の判断材料を揃える開発へ
東京都渋谷区のAIONAは2024年10月10日設立。製造業の設計を支援するAIエージェント「REVY」の開発体制を強化する。ON&BOARDをリード投資家とし、GxPartners、クレストスキルパートナーズ、みずほキャピタルを引受先に、第三者割当によるJ-KISS型新株予約権を発行した。あいち銀行・みずほ銀行からの融資も合わせて総額1.4億円で、新株予約権と融資の配分は非公表だ。
同社が説明するREVYの役割は、過去の技術文書や図面から判断材料を揃え、設計者が最終判断をするというもの。設計の判断と理由を蓄積し、次の設計に活用する開発を進める。調達額の全体をそのまま増資額と読むと、融資分まで株式側に数えてしまう。
DeltaForesight――累計3.24億円は今回額から分けて別掲
2025年9月設立のDeltaForesightは、PR TIMES上では最初の発表で、J-KISS型新株予約権による累計3億2,400万円の調達を発表した。Coral Capitalがリードし、FFGベンチャービジネスパートナーズ、Decima Fund、Animoca Brands、HashPort、DeFimans、Narrative Inc.などが参加。一部の引受先は非公表だ。
開発に携わる「JPY DeFi」は、暗号資産などを担保としてJPYdfを借り入れられる仕組みを目指す。JPYdfは日本円との価値連動を目標とする暗号資産型ステーブルコインで、発表は価値連動、価格の安定、日本円による償還、元本の保全をいずれも保証しないと明記している。会社の調達額も、JPYdfの担保額や償還保証額を示すものではない。
発表時点ではメインネット公開前の開発段階で、調達資金は開発、外部セキュリティ監査、運用・監視体制、専門人材の採用、パートナー開拓に充てる。「累計」の先行分の時期・額の説明がなく、今回額を切り分けられないため、累計3.24億円は集計外・別掲とする。先行分が分からないことは、全額を今回分として扱う根拠にならない。
ボルテックス――私募債で運転資金を調達
東京都千代田区のボルテックスは1999年設立の非上場企業で、「区分所有オフィス」を中心に不動産事業を展開する。発表の会社概要では、2026年3月期のグループ売上高は1,057億円、同年3月末の従業員数は821名。
同社は山陰合同銀行の「ごうぎんSDGs私募債(寄贈型)」を発行して3億円を調達した。発行日は9月25日、期間は5年、使途は運転資金。ボルテックスが発行する側で、山陰合同銀行が提供する私募債の枠組みによる。銀行から株式による出資を受けたという意味ではない。発行に伴い、島根県の養護学校への寄贈も予定している。
MGTx――シリーズBエクステンションのセカンドクローズ
山形県鶴岡市のMGTxは、腸内細菌を使う医療技術や医薬品の開発を進める。今回はシリーズBエクステンションラウンドのセカンドクローズ、すなわち同じ追加ラウンドを分けて実施した2回目の資金受け入れだ。GLIN Impact Capitalを引受先とする第三者割当増資の300,036,750円を、臨床開発や便の調達から治験薬製造までの供給体制の強化などに充てる。
9月4日発表のファーストクローズ1.9億円は8月29日〜9月4日の号で計上済みだが、今回とは別の払込。同じラウンド名でも二重計上ではない。今回の発表はラウンド全体4.9億円を示した。累計71.4億円は、投資家からの調達にAMED・NEDOの交付決定額を加えた会社発表の合計で、別掲の交付予定分56.3億円は含まない。4.9億円も71.4億円も今週の合計には加えていない。
増資・借入・新株予約権に分ける
エクイティは株式による資金、デットは借入や社債など返済を伴う資金を指す。下表ではJ-KISSを新株予約権として別列に置き、既存株主が株式を売るセカンダリーとも分けた。
| 会社 | 株式による増資 | 新株予約権 | デット | セカンダリー | 合算での扱い |
|---|---|---|---|---|---|
| AIONA | 記載なし | J-KISS型。融資との内訳非公表 | 銀行融資。J-KISSとの内訳非公表 | 記載なし | 合計1.4億円を1回だけ加算 |
| MGTx | 300,036,750円 | 記載なし | 今回分には記載なし | 記載なし | 約3億円、計算は円単位 |
| ボルテックス | 記載なし | 今回分には記載なし | 私募債3億円 | 記載なし | 3億円 |
| DeltaForesight | 記載なし | J-KISS型、累計3億2,400万円 | 記載なし | 記載なし | 累計3.24億円・今回額の集計外(別掲) |
「記載なし」は、その種類の取引が他にも一切ないという意味ではない。AIONAの内訳が非公表のため、掲載4件全体をエクイティとデットの金額へ完全に分解することはできない。
金融系が関わる3件――融資、私募債、ファンド出資
発表で名前が出た出し手に限ると、金融系が関わる案件は3件だった。非公表の参加者を含む全体の構成は分からない。同じ金融系でも関与の形は異なる。
| 会社 | 金融系の関与 |
|---|---|
| AIONA | みずほキャピタルがJ-KISSの引受先。あいち銀行・みずほ銀行は融資 |
| ボルテックス | 山陰合同銀行が提供する私募債による運転資金の調達 |
| DeltaForesight | ふくおかFG系列のCVCファンドを通じた出資 |
CVCは事業会社や企業グループが運営する投資ファンドを指す。ふくおかフィナンシャルグループの発表では、DeltaForesightへの出資は「FFGストラテジー2号投資事業有限責任組合」を通じて行った。運営者(GP)はFFGベンチャービジネスパートナーズとSBIインベストメント、ファンドへの出資者(LP)は福岡銀行である。
この発表はDeltaForesight本人が公表した調達への同一出資を出し手側から説明するもので、別の調達1件には数えない。福岡銀行の名前があっても、同社への銀行融資を示す発表ではない。
出し手の属性マトリクス
対象は掲載4件。●は名称を確認できた出し手を示す。同じ案件に複数の属性があれば、それぞれに1件を数える。空欄は、その属性の出し手が存在しないという意味ではない。
| 調達した会社(形) | 独立系VC | 事業会社・CVC | 金融系 | 大学系 | 政府系・公的 | 個人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| AIONA(J-KISS+融資) | ● | ● | ||||
| MGTx(シリーズB追加・株式) | ● | |||||
| ボルテックス(私募債) | ● | |||||
| DeltaForesight(J-KISS・累計表記) | ● | ● | ● |
独立系VC3件、事業会社・CVC1件、金融系3件、大学系0件、政府系・公的0件、個人0件。金融系は銀行本体のほか、金融グループ傘下の投資会社・CVCを含む。主表は投資主体・運営者の系列で分類し、LPは分類根拠にしない。金融系CVCは金融系へ置き、事業会社・CVCへは重ねて数えない。

独立系VCは、AIONAのON&BOARD・GxPartners・クレストスキルパートナーズ、MGTxのGLIN Impact Capital、DeltaForesightのCoral Capital・Decima Fund。事業会社・CVCの1件は、Animoca Brands・HashPort・DeFimans・Narrative Inc.の名前が挙がるDeltaForesightだ。DeltaForesightの金融系の根拠は、FFGベンチャービジネスパートナーズ(ふくおかFG系列)とSBIインベストメントが共同運営するファンドである。福岡銀行がLPとして出資していることは補足情報にとどめ、分類根拠にしない。複数の名前があっても、同じ案件の同じ列は1件である。
対象外・別建ての動き
上場企業の子会社への払込前の増資決議1件と、株式譲渡による資本参加1件は、掲載4件から外した。前者は実行前の決議であり、後者は既存株主の株式を移す取引で、会社への新しい資金の受け入れとは区別する。
海外法人が受け手の出資発表は次の6件を対象外とした。
- Eyegenex(米国、Newsight Tech Angelsの追加出資)
- Omneky(米国、ガイアックス)
- xTour Technology(上海、ネクスティ エレクトロニクス)
- JLL Med USA(日本ライフライン)
- Circle Internet Group(Binance Japan発表、1億ドル)
- 昇通駿馳(上海)サプライチェーンテクノロジー(カリツー東日本)
上場企業自身の調達に関する適時開示10件も対象外とした。出し手が国内企業であっても、海外法人への出資を国内企業の調達額へ足していない。これらの動きは掲載件数・金額・属性表のいずれにも含めない。
この週をどう読むか
今回確認できた4件には、J-KISS型新株予約権と銀行融資の組み合わせ、同一ラウンドの追加払込、私募債の発行が並んだ。調達額に手段と金額の範囲を添えると、4件の違いが見えてくる。新株予約権がある2件の金額をすべて株式の増資としたり、金融系がいる3件をすべて銀行融資としたりすると、その違いを失う。
営業日が2日だった週の4件だけから、資金調達市場全体の増減や、調達手段の流行は判断しない。各社が公表した使途と、決算・被保険者・登記の異なる時点を分けて読むことが、この週の発表を理解する手がかりになる。
範囲・計算方法・出典
この連載が扱う範囲
国内の未上場企業が外部から資金を受け入れることを公表した発表を対象とし、株式による出資、新株予約権、融資、私募債を含む。設立間もない企業に限らず、未上場であれば事業規模の大きい企業も対象に含む。本号は日本時間2026年9月19日0時00分から26日0時00分までの発表日で区切った。払込日で区切った集計ではなく、新会社設立への出資も通常の調達とは別建てにする。
本連載の私募債・借入は、調達側(発行体)自身が公表した発表に限る。銀行が公表する私募債の受託・引受の発表は収録範囲に含めない。プレスリリースを伴わない新聞・ニュースサイトの報道は収録範囲に含めない。
定義・表示の変更履歴は次のとおり。
- 9/5週号:「会社側へ入る額」から「今回の調達額として発表された額」へ変更。
- 9/12週号:属性表に●(名称確認)・○(属性のみ確認)を導入。
- 9/12週号:被保険者数に前年同月比を導入。
- 本号:累計表記・今回額を分離できない案件の別掲区分を追加。
V3D AsiaはLib Workとの資本業務提携が発表されたが、新株引受か既存株取得かが開示されておらず、同社への新規資金受入を確認できないため含めない。
このほか、上場企業の子会社への払込前の増資決議1件、株式譲渡による資本参加1件、海外法人が受け手の出資発表6件(米国・中国の法人や上場企業による発表を含む)、上場企業自身の調達に関する適時開示10件を除いた。同じ調達についての複数の発表は1件とし、DeltaForesight本人とふくおかFGの発表を二重に数えていない。
計算方法・出典
金額は円単位で合計してから表示を丸めた。今回額の採用額はAIONAの140,000,000円、MGTxの300,036,750円、ボルテックスの300,000,000円で、3件合計740,036,750円=7.40億円。昇順は140,000,000円、300,000,000円、300,036,750円となり、中央の300,000,000円を中央値3.00億円と表示した。金額が判明した3件の中央値で、件数が少ないため参考値とする。
DeltaForesightの324,000,000円=累計3.24億円は、先行分の時期・額の説明がなく今回額を切り分けられないため、集計外・別掲とした。先行分が分からないことは、全額を今回分として扱う根拠にならない。公表額の単純合算は740,036,750円+324,000,000円=1,064,036,750円、4件10.64億円で、異なる範囲の金額を合算した参考値である。両合計ともこの週の入金額を示すものではない。MGTxのラウンド全体額・累計額や、会社概要の資本金・売上高は合計に加えていない。
主な出典はAIONAの2026年9月24日、MGTx・ボルテックス・DeltaForesight・ふくおかフィナンシャルグループの9月25日の各発表(PR TIMES)。対象外としたV3D Asiaの扱いは、相手方上場企業の9月25日付適時開示に基づく。AIONAの設立日は商業登記に基づく法人情報、ボルテックスの設立年・グループ売上高・従業員数とDeltaForesightの設立年月は各社発表の会社概要による。
決算公告は9月25日までに公表されたもののうち、当社データベースで確認できたMGTxの3期と、公式サイトの電子公告で確認したボルテックスの第27期を分けて示した。MGTxの金額は円から億円へ換算し、絶対値1億円未満は小数2桁、それ以上は小数1桁へ丸めた。ボルテックスの単体値は百万円から億円へ換算し、小数2桁で示した。被保険者数は社会保険適用事業所の月次データの2026年9月取得分と2025年9月取得分で、取得日は各年9月2日。登記受付は2025年9月26日〜2026年9月25日を対象とし、同じ法人・受付日・種類の組を1記録とした。同日に複数の種類が併記された受付を、種類ごとに別記録には数えていない。
出し手属性は、投資主体・運営者の系列と発表に示された関与に基づく。LPはファンドへの出資者であり、主表の分類根拠にはせず、調達企業への直接の貸し手・出資者として人数を足していない。属性別件数は各列で1社1件、列をまたぐ重複を認めるため、列の合計は掲載4件と一致しない。出資額の配分を示す表でもない。