エネルギー・環境
事業領域
発電、送配電、電力小売
業界の特色
電力はエネルギー・環境の中分類で、業界分類済の645,195社中508社 (0.08%) を擁する業界です(全149業界の社数ランキングでは120位)。東京都を中心に34%が集まり、上場20社・大企業73社の層を持ちます。単体総資産は中央値88億円に対し最大は9.4兆円と1,067倍超の階層差があり、トップ企業が業界規模を大きく押し上げています。直近1年は雇用拡大が52%の企業で起きており、業界全体が成長フェーズにあります。売上判明89社で上位5社シェアは54%です。業界平均年収は約810万円。直近12年で売上規模は約99%拡大しています。
集計は 単体決算 ・社会保険被保険者数 ベース (連結のみ開示の企業は連結値を使用)
508社
20社 (3.9%)
73
東京都
172社 (33.9%)
上場ROE中央値
15.6%
上場企業実績
上場平均年収中央値
820万円
上場企業実績
Disclosure Analysis
上場7社の有価証券報告書・IR資料の開示文を分析。
電力業界はDX・GX進展によるデータセンター・半導体工場の新増設を契機に、2007年以降続いた需要減少トレンドが反転局面に入りつつある。東電PGエリア単体で2037年度以降に約950万kWの需要増、東日本50Hzエリア全体でも今後10年で約10%増が試算されるなど、大型需要の構造的拡大が業界のゲームチェンジャーとなっている。電力自由化下で新電力の全国シェアは平均約20%にとどまり伸びしろが残る一方、2030年義務化予定の供給能力確保規制(現物電源確保義務)が新電力の調達コストを押し上げるリスクとして控えている。脱炭素電源確保とCN実現は業界共通の課題だが、原子力再稼働に依存する大手電力と、系統用蓄電池事業者化や暗号資産を組み合わせる独立系新電力とでは戦略の分岐が鮮明である。燃料価格・卸電力市場価格の不確実性(中東情勢等)は収益見通しに影を落としており、中部電力が2026年度業績見通しを未定とするなど大手電力も予見可能性の低下を公式に認めている。東京電力は福島廃炉費用23.4兆円(廃炉8兆・賠償9.2兆・除染4兆・中間貯蔵2.2兆)という業界固有の構造的負担を抱え、財務・経営の自由度が他社と本質的に異なる特殊ケースとなっている。
DXとGXの双方の潮流が電力需要の構造転換を同時に牽引している。東電PGエリアでは今後10年でDC新増設由来の最大需要が約400万kW増(2034年度)、2037年度以降は託送申込みベースで約950万kWとなる見込みで、東日本50Hzエリア全体でも今後10年で約10%の需要増が試算される。従前は人口減少・省エネ浸透により2007年度以降継続した需要減少トレンドが、半導体工場・DC立地という大型需要の出現で反転しつつある。電力小売自由化の下で新電力の全国シェアは平均約20%にとどまり、地域によっては20%未満の市場も多く、小売市場にはなお伸びしろが残る。一方で小売電気事業者に対する供給能力確保義務(2030年義務化:年間5億kWh超なら3年前に50%・1年前に70%の現物電源確保が必要)が新電力の調達コスト・経営負荷を高める制度変更として控えている。卸電力市場(JEPX)価格は平時は低水準で推移するものの、2026年3月のように一時的急騰が起きると新電力の調達コストが膨らむスパイクリスクも残存する。
大手電力3社(東京電力・東北電力・四国電力)はいずれも脱炭素電源拡大と需要創出を掲げるが、注力軸が明確に異なる。東京電力は柏崎刈羽6号機の2026年4月営業運転再開で原子力回帰を鮮明にし、2040年度に供給電力の6割超を脱炭素電源で確保する目標を軸に据える。東北電力はDC誘致を最前面に掲げ、脱炭素電源+エネルギーマネジメントの一体提案を誘致ツールとして活用するとともに、北海道本州間・東北東京間連系線の系統増強に投資する。四国電力は情報通信事業(DC・クラウド)をエネルギーと並ぶ「コア事業」に位置づけ、国際事業を「拡張領域」、脱炭素エネルギーソリューションを「挑戦領域」とする三層構造で経営資源を配分する独自路線をとる。独立系では、リミックスポイントが電力小売・系統用蓄電池(20件自社保有目標、NCパイオニア通じ7か所を2026年末運転開始・20億円出資)・ビットコイン戦略保有という異種融合ポートフォリオを構築。レジルはベインキャピタルTOB(普通株1株2,750円、2026年1月非公開化予定)を受け入れ、ロールアップ型M&Aによる分散型エネルギー事業の非連続成長を志向する。
電力業界のリスクは大手電力固有の構造問題と、業界横断的な市場・燃料リスクの二層構造に分かれる。東京電力は廃炉費用23.4兆円という業界固有の財務構造的制約を抱え、さらに2025年度第1四半期に燃料デブリ取り出し準備費用として9,030億円を追加計上した。廃炉ロードマップでは1号機燃料取り出し開始を2027〜2028年度と見通すが、工法評価の不確実性が費用膨張リスクとして残存する。業界横断的には、中東情勢を起因とする燃料価格・卸電力市場価格のボラティリティが収益見通しを困難にしており、中部電力が2026年度業績見通しを未定とするなど大手電力も予見可能性の低下を公式に認めている。東北電力は競争激化・インフレ・金利上昇・燃料市況変動の複合リスクを列挙しており、2025年度中間期の経常利益は前年比276億円減となった。小売新電力にとってはJEPXスパイク時の調達コスト急騰と、2030年義務化の供給能力確保規制への対応コストが収益圧迫要因として浮上している。
大手電力各社はROICやROEを軸とした明確な中期財務目標を設定しており、数値コミットメントが開示の標準フォーマットとなっている。東北電力は2026年度に経常利益1,900億円・ROIC3.5%程度・自己資本比率20%程度、2030年度に経常利益2,000億円以上・ROIC3.5%以上・自己資本比率25%以上を目標とし、利益・投資・成長の好循環形成を掲げる。中部電力は2025年度実績でROIC4.4%(目標3.2%以上)・ROE7.5%(目標7%程度)・自己資本比率41.0%(目標30%半ば〜後半)とすでに全目標を上回っており、セグメント別ではミライズROA16.9%が群を抜く。四国電力は2030年度に経常利益650億円以上・ROE8%以上・ROIC3.5%以上・営業CF5,500億円(5年累計)を設定し、大手電力中ではROE8%以上が高水準。独立系では、リミックスポイントがエネルギー事業売上高を2027年度316億円→2029年度580億円(2.5倍)・営業利益3倍、蓄電ソリューション事業を3年で売上4倍・営業利益6倍という高成長計画を提示し、大手電力の漸進的な財務目標と対照をなす。
EDINET有価証券報告書・IR資料の開示文を分類・要約(上場企業) 出典: EDINET 有価証券報告書・各社IR資料 ・ 最終更新 2026/06
Major Companies
会社名・本社・上場区分・社会保険被保険者数で比較。売上は官報/EDINET 由来の決算データがある会社のみ表示しています(未開示は「—」)。
| 順位 | 会社名 | 本社 | 上場区分 | 社会保険被保険者数 | 売上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京電力パワーグリッド株式会社 | 東京都 | 上場 | 15,474人 | 2.2兆円 |
| 2 | 中部電力パワーグリッド株式会社 | 愛知県 | 非上場 | 11,413人 | 9,602億円 |
| 3 | 関西電力株式会社 | 大阪府 | 上場 | 11,403人 | 3.2兆円 |
| 4 | 関西電力送配電株式会社 | 大阪府 | 非上場 | 8,775人 | — |
| 5 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 東京都 | 上場 | 7,778人 | 6,220億円 |
| 6 | 九州電力株式会社 | 福岡県 | 上場 | 7,531人 | 1.8兆円 |
| 7 | 東北電力株式会社 | 宮城県 | 上場 | 6,665人 | 1.9兆円 |
| 8 | 東北電力ネットワーク株式会社 | 宮城県 | 非上場 | 6,070人 | — |
| 9 | 北陸電力株式会社 | 富山県 | 上場 | 5,288人 | 7,155億円 |
| 10 | 株式会社JERA | 東京都 | 上場 | 5,157人 | 3.9兆円 |
| 11 | 九州電力送配電株式会社 | 福岡県 | 非上場 | 4,766人 | — |
| 12 | 中国電力株式会社 | 広島県 | 上場 | 4,678人 | 1.3兆円 |
| 13 | 電源開発株式会社 | 東京都 | 上場 | 3,146人 | 8,279億円 |
| 14 | 北海道電力ネットワーク株式会社 | 北海道 | 上場 | 3,129人 | — |
| 15 | 四国電力株式会社 | 香川県 | 上場 | 2,836人 | 6,439億円 |
| 16 | 東京電力エナジーパートナー株式会社 | 東京都 | 非上場 | 2,803人 | 4.9兆円 |
| 17 | 中部電力株式会社 | 愛知県 | 上場 | 2,738人 | 2,642億円 |
| 18 | 一般財団法人中部電気保安協会 | 愛知県 | 非上場 | 2,232人 | — |
| 19 | 四国電力送配電株式会社 | 香川県 | 非上場 | 2,054人 | — |
| 20 | 関電サービス株式会社 | 大阪府 | 非上場 | 1,870人 | — |
| 21 | 株式会社サイサン | 埼玉県 | 非上場 | 1,754人 | 621億円 |
| 22 | 沖縄電力株式会社 | 沖縄県 | 上場 | 1,675人 | 2,076億円 |
| 23 | 中部電力ミライズ株式会社 | 愛知県 | 非上場 | 1,476人 | 2.9兆円 |
| 24 | 一般財団法人九州電気保安協会 | 福岡県 | 非上場 | 1,319人 | — |
| 25 | 九電産業株式会社 | 福岡県 | 非上場 | 1,301人 | — |
| 26 | 日本原子力発電株式会社 | 東京都 | 上場 | 1,258人 | 1,155億円 |
| 27 | 株式会社J‐POWERハイテック | 東京都 | 非上場 | 1,252人 | 614億円 |
| 28 | J-POWERジェネレーションサービス株式会社 | 東京都 | 非上場 | 1,124人 | 1,091億円 |
| 29 | シナネン株式会社 | 東京都 | 非上場 | 1,026人 | 2,156億円 |
| 30 | 株式会社関電パワーテック | 大阪府 | 非上場 | 992人 | — |
社会保険被保険者数は単体の値です。
Industry Metrics
電力に関連する市場規模・事業所数などの指標を、官公庁・業界団体の公開統計から集約(各指標に出典リンク付き)。
電力販売量(電気事業者・需要実績)
年次+0.1%前年
電気事業者の販売電力量合計(年度)。FY2023(2024-03-31)=8,228.1億kWh、内訳は特別高圧2,193.0/高圧2,904.5/低圧3,099.6、前年度比+1.7%。FY2018-FY2022は資源エネルギー庁 電力調査統計(ep002)結果概要より追加(同一の電気事業者販売電力量系列)
出典: 資源エネルギー庁 電力調査統計官公庁
発電電力量(全国合計)
年次2023年度・国内総発電電力量。前年度比▲1.6%。全電源(火力/原子力/再エネ等)合計の全国ベース
出典: 資源エネルギー庁 総合エネルギー統計/電力調査統計官公庁
総発電電力量 再エネ電源構成比(年度)
年次+0.4%前年
総合エネルギー統計ベースの再エネ(水力含む)電源構成比。date=年度末。FY2024速報は再エネ23.0%・原子力9.4%・火力67.5%、非化石32.5%。総発電電力量はFY2024 9,922億kWh。
発電電力量 太陽光発電比率(暦年)
年次+1.8%前年
全発電電力量に占める太陽光発電の割合(暦年・速報)。日本の自然エネルギー中で最大シェア。原典は資源エネルギー庁「電力調査統計」。(推計値)
発電電力量 原子力発電比率(暦年)
年次+6.5%
各指標は出典元の集計対象(全数/主要事業者など)に依存します。金額は表示の都合で兆円・億円に整形しています。破線は予測値です。
Industry Benchmark
政府統計の業界平均(粗い大分類ベース)と、この業界の上場企業の実績中央値を並べて比較できます。
この業界の上場企業(実績集計)
特定の中分類の実態に近い実績値です。
ROE(中央値)
15.6%
当期純利益 / 自己資本
売上高純利益率(中央値)
5.2%
当期純利益 / 売上高
総資産回転率(中央値)
0.44回
売上高 / 総資産
平均年収(中央値)
820万円
有報の平均年間給与
社会保険被保険者数(中央値)
3,161名
上場企業の社会保険被保険者数の中央値
上場18社の実績中央値(平均年収は有報開示14社)。出典: 各社決算・EDINET有価証券報告書
業界全体(政府統計)
国の統計に基づく業界平均(最新 2024年度)
原価率
86.3%
売上原価 / 売上高
営業利益率
5.2%
営業利益 / 売上高
経常利益率
5.9%
経常利益 / 売上高
総資産回転率
0.49回
売上高 / 総資産
一人当たり売上
34.1百万円
売上高 / 従業者数
平均年収
810万円
人件費 / 従業者数
労働分配率
27.2%
人件費 / 付加価値
一人当たり付加価値
3,592万円
付加価値 / 従業者数
対応 収益性: 財務省 法人企業統計『電気業』(大分類平均・2024年度) / 一人当たり売上: 総務省・経産省 経済センサス『鉱業,採石業,砂利採取業』(大分類平均・2021年)
参照: 財務省 法人企業統計『電気業』(2024年度・全規模)
※ 政府統計(財務省 法人企業統計・経済センサス)は大分類・全規模・従業者数(パート等含む)ベースの平均値です。特定の中分類や上場企業群の実態とは乖離する場合があります。
出典: 財務省「法人企業統計」・総務省/経済産業省「経済センサス」(従業者数ベース・パート等を含む)
Listed Companies
電力で上場している 18社
色が濃い領域 = 多くの企業が集中する規模帯。セル click で内訳
| ← 社会保険被保険者数 → | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| ~10 | 10~50 | 50~100 | 100~1000 | 1000~ | |
| 総資産1兆+ | |||||
| 1000億~1兆 | |||||
| 100~1000億 | |||||
| 10~100億 | |||||
| 1~10億 | |||||
| ~1億 | |||||
Industry Profile
業界内企業の総資産分布と社会保険被保険者数の増減トレンド
業界内企業の総資産分布 (中央値と中央 50% のレンジ)
88億円中央値
中央 50% が 13億円 〜 323億円 の規模 ・ 最大 9.4兆円
規模別社数 (総資産バケット) — クリックで内訳
1 年前と現在の社会保険被保険者数を比較できる企業の増減
業界は 拡大基調(平均 +21.5%)
雇用拡大 52%・縮小 25%
増減率別社数 (YoY) — クリックで内訳
Profitability by Size
電力を含む業種の、資本金階級ごとの原価率・営業利益率・総資産回転率(大→小)
参照: 財務省 法人企業統計『電気業』(2024年度・資本金階級別)
| 規模 | 原価率 | 営業利益率 | 総資産回転率 |
|---|---|---|---|
| 10億円以上 | 86.8% | 4.9% | 0.47回 |
| 1億円以上 - 10億円未満 | 89.5% | 6.0% | 0.92回 |
| 1千万円以上 - 1億円未満 | 82.1% | 8.7% | 0.51回 |
| 1千万円未満 | 28.3% | 10.7% | 0.17回 |
出典: 財務省「法人企業統計」(資本金階級別の集計値)
Sales & Margin Trend
電力を含む業種の売上高(兆円)と営業利益率(%)の長期推移
参照: 財務省 法人企業統計『電気業』(2013–2024年度)
棒=売上高(兆円)/右端=営業利益率。出典: 財務省「法人企業統計」
Market Concentration
上位5社で売上の 54.5%
電力で売上判明 89 社中
売上判明企業(官報/EDINET 由来の決算データがある企業)ベースの集計です。未開示企業は含みません。
Recent Activity
電力の企業の直近の動き
株式会社エフエネ
2026/08エフエネ、大雨に伴う電気料金の特別措置を発表
株式会社エフエネは2026年8月、令和8年8月13日からの大雨に伴う電気料金の特別措置を発表しました。
北電テクノサービス株式会社
2026/08北電テクノサービス、会社分割で北陸電力送配電サービスへ事業承継
北電テクノサービス株式会社は2026年8月、会社分割により北陸電力送配電サービス株式会社へ事業を承継させることを公表しました。
株式会社五木源電力
2026/08株式会社五木源電力、「電気・ガス料金支援」による電気料金の値引きを実施
株式会社五木源電力は、2026年7月に「電気・ガス料金支援」による電気料金の値引き実施を発表し、地域の家庭や事業者向けの料金負担軽減に取り組んでいます。
Top by Sales
直近の売上が大きい順・最大 100 社
東京電力エナジーパートナー株式会社
売上 4.9兆円(2026/03)
東京電力エナジーパートナー株式会社は、東京電力ホールディングス株式会社の100%子会社として、小売電気事業およびガス事業を主軸に、個人および法人顧客へエネルギーサービスを提供しています。同社は、ご家庭向けにはライフスタイルに合わせた多様な電気料金プランや「再エネおあずかりプラン」を展開し、法人顧客向けには特別高圧・高圧、低圧の事務所・店舗、個人事業主など、規模や業態に応じた電気料金プランを提供しています。特に法人向けには、市場調達成分の異なる「市場調整ゼロプラン」「ベーシックプラン」「市場価格連動プラン」といった選択肢を用意し、顧客の電力価格安定化ニーズに応える体制を構築しています。 ガス事業においては、ご家庭向けに加え、法人・個人事業主向けに「ビジネスとくとくガスプラン」を提供し、電気とのセット契約による割引も展開しています。同社は、全国で最大の小売電気事業者としての強みを活かし、安定的な電源契約と市場調達を組み合わせた多様な電源ポートフォリオを構築。さらに、ディマンドレスポンスやバーチャルパワープラントを活用した需給運用サービスの最適化を図り、量と価格の両面で安定したサービス提供を特徴としています。また、新電力事業者や分散電源保有事業者への需給運用サービスや電力卸取引も手掛けています。 カーボンニュートラル達成に向けた取り組みも重視しており、太陽光発電や蓄電池を活用した「エネルギーの地産地消」を推進しています。これにより、燃料価格や電力市場の外部環境に影響されにくい電力サービスの提供と、再生可能エネルギーの最大限活用による省コスト化、電力の安定供給に貢献しています。その他、法人顧客向けには省エネプログラムやTEPCOビリングコレクトサービス、海外拠点の省エネ・再エネ証書関連サービスも展開し、エネルギーに関する総合的なサポートを提供しています。
株式会社JERA
上場売上 3.9兆円(2026/03)
株式会社JERAは、燃料上流・調達から発電、電力・ガスの卸販売に至る一連のバリューチェーンを保有する、日本最大の発電容量と世界最大級の燃料取扱量を誇るグローバルエネルギー企業です。同社の主要事業は、火力発電事業、再生可能エネルギー事業、ガス・LNG事業、およびこれらに関するエンジニアリング・コンサルティングです。 火力発電事業においては、国内最大規模の発電設備を有し、長年培われた運営技術により、変動する電力需要に対して経済的かつ安定的な電力供給を実現しています。特に、脱炭素社会への貢献として「ゼロエミッション火力」の開発に注力しており、燃焼時にCO2を排出しないアンモニアや水素を燃料とする火力発電への転換を推進しています。具体的には、2023年度に碧南火力発電所4号機で燃料の20%をアンモニアに置き換える実証試験を開始し、2030年代前半には50%以上の高比率での商用運転を目指しています。また、水素についても2025年度までにガスタービン型LNG火力発電所で利用比率30%での実証試験を計画し、2030年代半ばの商用運転を目指すなど、2050年までに国内外の事業からのCO2排出ゼロを目指す「JERAゼロエミッション2050」を掲げています。 再生可能エネルギー事業では、太陽光発電や風力発電といった自然変動型電源の導入を最大限に進めるとともに、その出力変動を火力発電で補完することで電力の安定供給を支えています。2025年8月にはbpとの洋上風力発電事業を併合するなど、グローバルな専門知識と地域密着型の人材を活用した「グローカル」な体制で、2035年までに再生可能エネルギー累積開発容量2,000万kWの目標達成を目指しています。 ガス・LNG事業においては、年間約3,600万トンという世界最大規模のLNG調達ポートフォリオを基盤に、豪州や米国でのLNG上流事業への参画、競争力のあるLNG確保、効率的なLNG輸送事業を展開しています。JERA Global Marketsを中心に、LNG、石炭、船舶のグローバル市場でのトレーディングを行い、アセット・バック・トレーディングを通じて燃料の供給安定性を強化しつつ、収益機会を効率的に捕捉しています。また、電力・ガスの卸販売、LNG基地利用、ガス託送供給サービスも提供し、小売電気事業者や産業顧客の多様なニーズに応えています。 エンジニアリング・コンサルティング事業では、国内外の70GW以上の発電所を保有・操業する中で培ったO&M(運転・保守)およびエンジニアリング(開発・建設)のノウハウを活かし、「JERA O&M Way」として世界トップクラスのサービスを提供しています。発電所の建設から保守・運営に至るまで長期的な責任を持ち、デジタル技術を用いた遠隔監視やビッグデータ活用による予兆管理、バッテリーなどの新技術導入を進めています。さらに、碧南火力発電所のアンモニア転換事業をはじめとする国内外発電所の脱炭素化に向けた設計・工事も手掛けています。産業副産物である石炭灰の販売事業も行っています。 同社は、アジア、中東、欧州、北米など世界10カ国以上に約30件の海外発電プロジェクトを運営しており、グローバルな視点でエネルギー問題の解決と脱炭素社会の実現をリードしています。JERA Global Instituteというシンクタンク組織を通じて、エネルギー動向に関するインテリジェンス機能を強化し、最適なエネルギー供給基盤の構築に貢献しています。これらの事業を通じて、同社はクリーンな社会の実現、エネルギー価格の安定化、そして安定供給という世界のエネルギー問題に最先端のソリューションを提供することを目指しています。
関西電力株式会社
上場売上 3.2兆円(2026/03)
関西電力株式会社は、1951年の創業以来、日本の基幹インフラを支える総合エネルギー企業として、電気事業を核に多角的な事業を展開しています。同社は、原子力、火力、水力、太陽光、風力といった多様な電源をバランス良く組み合わせ、燃料の柔軟かつ安定的な調達を通じて、関西エリアを中心に個人および法人顧客へ安全で安定した電力供給を長年にわたり提供してきました。電力小売全面自由化以降は、全国の顧客に対し、多様な料金メニューや付加価値サービスを展開し、顧客満足度向上に努めています。また、同社は熱供給事業、ガス供給事業、電気通信事業も手掛けており、暮らしや経済、産業を多方面から支える役割を担っています。 近年では、ゼロカーボン社会の実現に向けた「ゼロカーボンビジョン2050」を掲げ、再生可能エネルギーの開発・導入を加速。国内初の浮体式洋上ウィンドファームの商用運転開始や、滋賀県米原市および関西エリアを中心とした水素製造・利活用調査など、次世代エネルギー技術への投資を積極的に行っています。さらに、20年以上の経験と知見を活かし、アジアや欧米など世界12ヵ国で発電・送電プロジェクトに参画する国際事業を展開し、グローバルなエネルギービジネスの変化に対応しています。地域活性化・まちづくり事業では、スマートエコタウン開発や都市再整備支援、ラストワンマイルモビリティの導入など、エネルギー分野に留まらない地域社会の課題解決に貢献し、持続可能な「サステナブルコミュニティ」の実現を目指しています。キャッシュレス決済サービス「かんでんPay」やエネルギー最適化支援サービス「エネルーク®」、オンラインセミナー、習い事送迎サービスの実証、銀行サービス「CQ BANK」など、顧客の生活を豊かにする新たなサービス創出にも注力しており、エネルギー供給事業者から「サービス・プロバイダー」への転換を図ることで、社会の変化に対応し、持続的な成長を追求しています。
中部電力ミライズ株式会社
売上 2.9兆円(2025/03)
中部電力ミライズ株式会社は、中部電力グループの一員として、主に電力・ガスなどのエネルギー供給および関連サービスを提供しています。同社は、顧客のライフスタイルに合わせた多様なサービスを展開しており、その中核となるのが会員サイト「カテエネ」です。カテエネでは、電気やガスの使用量実績を簡単に確認できるほか、電気代に利用できるポイントを貯めることができ、顧客のエネルギー利用の「見える化」と節約を支援しています。このサイトは、顧客が自身のエネルギー消費を把握し、より賢く利用するための重要なツールとなっています。また、引越しに伴う電気、ガス、インターネットなどの面倒な手続きをウェブ上で一括して簡単に行えるサービスも提供し、顧客の生活における煩雑な手続きの負担を軽減し、利便性向上に大きく貢献しています。 さらに、同社は脱炭素社会の実現に向けた取り組みにも注力しており、「ミライズGreenでんき」を提供しています。これは、再生可能エネルギーの普及拡大に貢献するCO2フリーの電気メニューであり、法人および個人顧客が利用可能です。このサービスを通じて、顧客が支払う電気料金の一部が再生可能エネルギーの普及拡大に活用される仕組みとなっており、顧客と共に地域の脱炭素化を推進しています。同社は、エネルギー供給事業者としての責任を果たすだけでなく、環境に配慮した持続可能な社会の実現を目指し、積極的に再生可能エネルギーの導入を促進しています。中部電力ミライズは、単なるエネルギー供給に留まらず、デジタル技術を活用した顧客体験の向上、環境負荷低減への貢献、そして生活インフラ全般の利便性向上を目指し、地域社会の持続的な発展に寄与する「一歩先を行く総合エネルギー企業グループ」の一翼を担っています。
東京電力パワーグリッド株式会社
上場売上 2.2兆円(2026/03)
東京電力パワーグリッド株式会社は、東京電力グループの中核企業として、関東エリア(栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県および静岡県(富士川以東))において、一般送配電事業を主軸に、電力の安定供給を支える社会インフラを担っています。同社は、発電事業者から送られてくる電気を、変電所や送電線、配電線を通じて、小売電気事業者や最終的なお客さまへ届ける役割を果たすとともに、電力系統全体の運用・保守管理を24時間365日体制で行っています。具体的には、電力小売託送サービスの提供、系統情報の公開、送配電系統利用に関するルールの策定・運用、そして停電情報の迅速な提供などが挙げられます。また、電柱敷地に関する承諾内容のWEB回答サービス、設備改修(電柱移設等)のWEB受付サービス、電柱共架や鉄塔・管路・洞道の利用案内など、多様な事業者向けサービスも展開しています。再生可能エネルギーの固定価格買取制度の手続き支援や、電力需給調整市場への参画、調整力電源等の公募を通じて、電力自由化やカーボンニュートラル社会の実現にも貢献。さらに、配電設備や受変電設備に関する技術支援、総合防災サービス、技術者育成サービス、電柱広告・配電地上機器活用サービス、建物運営・管理、環境関連ソリューションなど、幅広い附帯事業を通じて、社会のニーズに応える新たな価値創造にも注力しています。同社は、強靭な電力インフラの維持・発展を通じて、地域社会の発展と持続可能なエネルギー社会の実現に貢献しています。
東北電力株式会社
上場売上 1.9兆円(2026/03)
東北電力株式会社は、東北地方と新潟県を主要な事業エリアとする総合エネルギー企業です。同社は、水力、火力、風力、太陽光、原子力といった多様な発電設備を保有し、安定した電力供給を基盤としています。個人のお客さま向けには、電気料金プランの提供に加え、「よりそうeポイント」やJR東日本「JRE POINT」との連携、旅行サービス「よりそうeトラベル」、電化製品やリフォーム、ハウスクリーニング、光回線サービス「東北電力フロンティア光」、さらには子ども見守りサービス「コマモル」など、快適な暮らしをサポートする幅広いサービスを展開しています。法人のお客さまに対しては、最適な料金プランの提案から、空調自動制御による省エネ・省コスト支援、エネルギーコストや温室効果ガス排出量の見える化、再生可能エネルギーの長期購入による環境価値取得支援、デマンド監視、熱源転換を含む設備設計・運用保守までをワンストップで提供しています。また、DX推進のためのAI活用支援や生成AI向けGPUクラウドサービス、EV関連のモビリティソリューションサービス「Harmmo」も手掛けています。特に、岩手県企業局の水力発電を活用した「いわて復興パワー水力プレミアム」や秋田県営水力発電所を活用した「あきたEネ!オプション水力100%」など、地域と連携した再生可能エネルギーの地産地消を推進し、CO2排出削減に貢献しています。同社は、地域活性化支援活動にも積極的に取り組み、「東北・新潟の活性化応援プログラム」を通じて地域の発展に寄与しています。高レベル放射性廃棄物の最終処分についても、国や関係機関と連携し、情報発信や理解活動を行っています。これらの多角的な事業展開により、同社は地域社会の持続可能な発展と、お客さまの多様なニーズに応えることを目指しています。
九州電力株式会社
上場売上 1.8兆円(2026/03)
九州電力株式会社は、九州地域を中心に、発電事業、電力卸取引、小売事業(電気・ガス販売)、および多岐にわたるその他事業を展開する総合エネルギー企業です。同社の発電事業は、安定供給とカーボンニュートラル実現に向け、原子力発電(玄海、川内)、再生可能エネルギー(地熱、太陽光、風力、バイオマス・廃棄物、水力)、火力発電(石炭、石油、ガス)といった多様な電源を最適に組み合わせることを強みとしています。特に原子力発電では、安全確保、廃止措置、運転延長への厳格な取り組みを推進し、再生可能エネルギーの導入拡大にも積極的に投資しています。小売事業では、個人および法人顧客に対し、電気とガスの安定供給を行うとともに、法人顧客向けには脱炭素・省コストエネルギーサービス、太陽光PPA(電力購入契約)、空調自動制御、BCP・事業継続計画といった先進的なソリューションを提供し、企業の持続可能な経営を支援しています。また、九州以外の顧客向けには「九電ネクスト」を通じて電力販売を展開し、事業エリアを広げています。その他事業として、KYUDEN i-PROJECTによるイノベーション推進、weev、九電スマートリース、九電ドローンサービス、みらいサーモン、PDLOOKなどの新規事業開発にも注力。海外電気事業への積極的な参画や、九州電力総合研究所を中心とした研究開発、研究設備レンタル、コンサルティング、受託研究を通じて、エネルギー技術の革新を追求しています。「カーボンニュートラルビジョン2050」を掲げ、DX推進、地域共創による価値創造、サステナビリティへの貢献を経営の重点戦略として位置づけ、九州地域の発展に貢献しつつ、グローバルな視点でエネルギーの未来を拓くことを目指しています。
中国電力株式会社
上場売上 1.3兆円(2026/03)
中国電力株式会社は、1951年の設立以来、中国地方を主要な事業基盤とし、個人および法人顧客に対して電力の安定供給と多角的なエネルギーソリューションを提供する大手電力会社です。同社は、水力、火力(石炭、LNG)、原子力、太陽光といった多様な電源を組み合わせた発電設備を保有し、電力小売全面自由化以降は、顧客の多様なニーズに応えるべく、「ぐっとずっと。プラン」シリーズ(スマートコース、シンプルコース、ナイトホリデーコース、電化Styleコース、おひさまシフトコース)や再生可能エネルギー由来の「ぐっとずっと。再エネ・グリーンプラン」など、豊富な料金メニューを展開しています。法人顧客向けには「〔ビジネス〕スマートBコース」や「〔ビジネス〕動力コース」を提供し、会員制ウェブサイト「ぐっとずっと。クラブ」を通じて、特定の時間帯の電気料金を割引する「ぐっとずっと。タイムサービス」を実施するなど、顧客の利便性向上と経済的メリットの提供に努めています。 電力供給事業に加え、同社は地域社会の持続的な発展に貢献するため、革新的なソリューション事業にも積極的に取り組んでいます。具体的には、中国地域への企業進出を検討する企業に対し、立地情報提供から最適な電力供給プランの提案まで一貫したサポートを提供しています。また、石炭火力発電所で発生する石炭灰を「Hiビーズ」「エコパウダー」「ライトサンド」といった環境修復材や土木材料として有効活用し、循環型社会の実現に貢献しています。LNG基地の利用サービスを通じて、ガス受託製造も手掛けています。さらに、エネルギーマネジメント分野では、自家発電設備、蓄電池、空調設備、電気自動車などの分散型エネルギーリソースを集約・制御し、電力系統の安定化や再生可能エネルギーの有効活用を図るデマンドレスポンスやバーチャルパワープラント事業を推進しています。地域産業のDX支援として、AIによる画像解析を活用したカキ養殖採苗支援ツール「カキNavi」を提供し、漁業の効率化と生産性向上に寄与しています。同社は、2050年カーボンニュートラル達成に向けた挑戦を掲げ、環境負荷低減と持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。
中部電力パワーグリッド株式会社
売上 9,602億円(2025/03)
中部電力パワーグリッド株式会社は、2020年4月に中部電力株式会社から分社独立し、一般送配電事業を主軸として中部地方の電力インフラを支える企業です。同社は、電力の安定供給を最大の使命とし、2050年カーボンニュートラル実現に向けた再生可能エネルギーの送配電設備への連系拡大、激甚化する自然災害に対するレジリエンス強化、そして地域の未来像実現への貢献をビジョンとして掲げています。具体的には、変電、送電、配電といった電力系統の基幹設備を建設・保守・運用し、広大な中部5県(愛知県、岐阜県、長野県、三重県、静岡県)にわたる電力ネットワークを維持管理しています。また、電力系統を24時間365日コントロールする系統運用、電力ネットワークに関するデータ通信を担う電子通信、従業員の働きやすい環境を整備する建築、そして地域のお客さま窓口や用地取得をサポートする事務など、多岐にわたる専門部門が連携して事業を推進しています。一般・法人のお客さまへの各種手続き案内や停電・雷情報提供に加え、発電・小売電気事業者さま向けの託送供給サービスや系統連系受電サービス、電気工事事業者さま向けの各種申込システムも提供しています。さらに、IoTなどの先端技術を活用した「らくモニIoT/Camera/SIM」といったICTサービスや、スマート子メーター、電柱位置情報の販売など、新たなソリューション開発にも注力し、安全・安心な社会の実現に貢献しています。災害時には迅速な復旧活動を展開し、訓練を通じて強靭な電力供給体制を構築することで、地域社会の豊かな暮らしと産業活動を根底から支える重要な役割を担っています。
電源開発株式会社
上場売上 8,279億円(2026/03)
電源開発株式会社は、「人々の求めるエネルギーを不断に提供し、日本と世界の持続可能な発展に貢献する」という企業理念のもと、70年以上にわたり電力の安定供給と気候変動問題への対応に取り組む総合エネルギー企業です。同社は、水力、火力(石炭、ガス)、原子力、地熱、風力、太陽光、洋上風力といった多様な電源を開発・運用し、国内の基幹送電線の建設・運用を通じて日本の経済発展と国民生活の向上に貢献してきました。 特に、2021年に策定した「J-POWER “BLUE MISSION 2050”」では、2050年のカーボンニュートラルと水素社会の実現を目標に掲げ、CO2フリー電源の拡大やCO2フリー水素の取り組みを加速しています。技術開発においては、石炭ガス化複合発電や石炭ガス化燃料電池複合発電による究極の高効率発電、CO2分離・回収・貯留技術、回収したCO2を資源として活用するカーボンリサイクル、そして豪州での褐炭ガス化による国際的な液化水素サプライチェーン構築実証など、最先端の環境技術開発に注力しています。 また、同社は送変電事業を分社化した電源開発送変電ネットワーク株式会社を通じて、電力系統の安定運用を支えるとともに、エネルギーソリューションビジネスとして、RE100技術基準への対応やESG経営を支援するバーチャルPPA、非化石証書取引、デマンドレスポンスサービスなどを企業や自治体向けに提供しています。さらに、国内外でのコンサルティングエンジニアリング、乾式脱硫脱硝技術の提供、スタートアップ投資を通じた新規事業創出にも積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に向けた多角的な事業展開を進めています。グローバルには、英国の洋上風力発電所やインドネシアの火力発電所など、世界各国で発電事業やコンサルティングサービスを展開し、その技術力と実績を活かして世界のエネルギー課題解決に貢献しています。
北海道電力株式会社
上場売上 7,358億円(2026/03)
北海道電力株式会社は、北海道を基盤とする総合エネルギー企業グループの事業持株会社です。同社は、2020年4月の法的分離により送配電事業を北海道電力ネットワーク株式会社に分社化しましたが、グループ全体として、個人および法人のお客さまに対し、電気とガスの安定供給を担っています。主要事業として、水力、火力、原子力、再生可能エネルギーといった多様な電源による発電、そして電気・ガス料金プランの提供、引越しや契約変更手続き、スマート電化の推進、首都圏での電力販売など、幅広いエネルギーサービスを展開しています。同社は、2050年の北海道におけるエネルギー全体のカーボンニュートラル実現に最大限挑戦しており、そのために再生可能エネルギー(洋上・陸上風力、地熱、太陽光、バイオマス、水力)の導入拡大を積極的に進めています。また、電力の安定供給と低廉なCO2フリー電力の提供のため、泊発電所の早期再稼働に総力を挙げて取り組むとともに、北海道の豊富な再生可能エネルギーを活用した水素サプライチェーンの構築や、火力発電の脱炭素化(LNG火力、CCUS、水素・アンモニア利活用)にも注力しています。需要サイドでは、電化拡大や省エネの推進として、初期費用ゼロで太陽光発電設備を設置する「ふらっとソーラー」やZEBコンサルティングを提供し、お客さまのCO2排出量削減に貢献しています。これらの取り組みを通じて、同社は北海道の経済発展と持続可能な社会の実現に貢献し、地域社会との共生を目指しています。
北陸電力株式会社
上場売上 7,155億円(2026/03)
北陸電力株式会社は、北陸地域を基盤とする総合エネルギー事業者として、発電・販売事業を主軸に、海外事業や新価値創造事業を展開しています。同社の発電事業は、水力、火力、原子力、太陽光といった多様な電源を組み合わせ、安定した電力供給を実現しています。特に、131ヶ所の水力発電所、5ヶ所の火力発電所、1ヶ所の原子力発電所、4ヶ所の太陽光発電所を保有し、総発電設備容量は多岐にわたります。カーボンニュートラル社会の実現に向け、再生可能エネルギーの導入拡大や、富山新港火力発電所LNG2号機の新規建設、志賀原子力発電所2号機の早期再稼働への着実な対応を進めています。 販売事業においては、ご家庭向け、法人向け、さらには首都圏の顧客向けに幅広い電気料金メニューを提供しています。個人のお客さま向けには、電気料金や使用量の確認、ポイント付与、家計アドバイスなどが利用できる会員サービス「ほくリンク」を提供し、初期費用ゼロで太陽光発電やエコキュートを導入できる「Easyソーラー」「Easyキュート」といったサービスも展開しています。法人のお客さま向けには、電気使用状況の「見える化」を通じて省エネルギーやコスト削減を支援する会員サービス「見エール」を提供。さらに、再生可能エネルギー由来の電気メニュー、太陽光発電オンサイトPPA/オフサイトPPA、電気自動車導入トータルサービス、省エネ個別提案サービス、BEMS、ZEB、LNG販売、耐雷・瞬低コンサルティングなど、多角的なサポートサービスを提供し、顧客のビジネスを支援しています。 海外事業では、アラブ首長国連邦のフジャイラF3発電事業や台湾のフォルモサ1洋上風力発電事業に参画し、国際的なエネルギー事業にも貢献しています。新価値創造事業では、新価値創造研究所を中心に、電力設備の安全・安定供給や環境関連、電気有効利用に関する技術開発を推進。鳥害防止具、落氷雪防止用ネット、害獣の自動検出AI「Bアラート」、一人乗り小型電気自動車「ミリュー」など、多岐にわたる研究開発製品を生み出しています。また、地域共創事業や一級建築士事務所、リノベーション物件の賃貸事業、地域ICTを通じて、北陸地域の活性化にも貢献。令和6年能登半島地震からの復旧・復興支援として「こころをひとつに震災復興応援でんき」を提供し、災害で得た知見を全国に展開するなど、地域社会との共生と持続可能な社会の実現を目指しています。同社は、DXやGXの推進を通じて、経営効率化と新たな価値創造に挑戦し続けています。
四国電力株式会社
上場売上 6,439億円(2026/03)
四国電力株式会社は、四国エリアを基盤とする総合エネルギー企業です。同社は、電力の安定供給を最重要課題とし、原子力、火力、水力、太陽光、風力といった多様な発電設備を保有・運用することで、安定かつ効率的な電力供給体制を確立しています。特に、伊方発電所における原子力発電、高知県須崎市での太陽光発電事業権取得、愛媛県西条市でのオンサイト蓄電池事業運用開始など、電源の最適化と再生可能エネルギーの導入拡大に積極的に取り組んでいます。水力発電ではダム紹介特設サイト「DAMovie」を展開し、火力発電では「火力LIVE」を通じて情報発信を行うなど、各発電事業の透明性向上にも努めています。 小売事業においては、個人および法人のお客様に対し、多岐にわたる電力サービスを提供しています。個人のお客様向けには、電気料金プランの提供に加え、「よんでんコンシェルジュ」による電気料金・使用量確認やポイント付与、電力需給状況に応じた電気の使い方を工夫することでポイントが得られる「よんでんDRサービス」を展開。さらに、電気や水回りのトラブルをサポートする「よんでん住まいのほっとサポート」や、集合住宅向けEV充電サービス「EV-ery Charge」など、暮らしを豊かにするサービスも提供しています。法人のお客様向けには、オフィスビル、商業施設、工場、商店など、規模や用途に応じた料金プランや契約条件を設定し、CO₂排出量ゼロの「CO₂フリーメニュー」や、省エネルギー診断、生産プロセス電化、BCP対策、脱炭素・低炭素サービスを含む「よんでんエネソル」といったエネルギーソリューションを提供。LNG販売、ガス託送供給サービス、EV充電・運行管理サービス、電力卸取引、非化石価値取引、オフサイトコーポレートPPA運用代行サービスなど、幅広いニーズに対応しています。 同社は、デジタル技術を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、業務効率化と新たな価値創造を目指しています。AIを活用した火力発電所の設備異常早期発見、ダム流入量予測、水力発電所設備の保守点検効率化、電力需給運用の高度化・最適化など、多岐にわたる分野でDXを導入し、経済産業省のDX認定も取得しています。国際事業としては、海外発電・コンサルティング事業を展開し、新たな収益源の確保と技術貢献を図っています。また、農業への取り組みや作業安全製品の開発など、地域社会の発展に貢献する新たな事業領域への挑戦も行っています。四国電力は、「地域の発展と、快適・安全・安心な暮らしに貢献します」という存在意義のもと、持続可能な社会の実現に向け、エネルギーとデジタルの力で未来を創造していくことを目指しています。
東京電力ホールディングス株式会社
上場売上 6,220億円(2026/03)
東京電力ホールディングス株式会社は、同社を持株会社とし、グループ会社を介して火力発電・燃料、送配電、電気・ガス小売、再生可能エネルギーを担う総合エネルギー事業者である。家庭、法人、個人事業主、電力小売・発電事業者を対象に、低圧から高圧・特別高圧までの電力供給、ガス販売、卸電力販売、需給運用、託送供給を展開する。法人向けには、使用量や契約容量、市場価格への連動方法に応じた料金プランのほか、電気使用実績の可視化、省エネルギー支援、再生可能エネルギー関連サービス、受変電・配電設備の技術支援や劣化診断を扱う。 グループの事業基盤は、原子力、水力、太陽光、風力などの発電設備と送配電網にあり、電気・ガスの販売収入、託送料金、卸電力取引、設備関連サービスを収益源とする。全国電柱位置情報を扱うTEPCO Digital Map、建物運営・管理、防災、O&M、技術者育成、海外拠点向け省エネ支援も事業領域に含む。経営技術戦略研究所では、経営・事業・技術・知財の各戦略を連動させ、調査研究、技術開発、事業創造を推進する点が特徴である。加えて、福島第一原子力発電所の廃炉、原子力事故に伴う賠償・環境再生・復興推進を担い、柏崎刈羽原子力発電所では耐震・耐津波、重大事故、火災、電源喪失などを対象とする安全対策を進めている。
auエネルギー&ライフ株式会社
売上 3,600億円(2026/03)
auエネルギー&ライフ株式会社は、KDDIグループのエネルギー事業会社として、家庭向け電力小売事業を主軸に置く。同社は「auでんき」を全国で展開し、電気料金に応じたポイント還元、30分単位の使用量を確認できる「auでんきアプリ」、環境負荷の低減を意識したecoプラン、オール電化住宅向け料金プランなどを扱う。パートナー企業のブランドで電力を販売するホワイトレーベルでんきも運営し、2022年にはレーベル数が20件を超えた。都市ガスについては東京・関西・中部・北海道・九州の各電力エリアで「ガスfor au」を展開し、通信、電気、ガス、決済サービスを組み合わせた料金特典を設けている。 電力販売に加え、太陽光発電、蓄電池、節電支援、余剰電力の買い取りを組み合わせた家庭用エネルギー事業を拡充する。「じたく発電所サービス」では初期費用なしで太陽光パネルと蓄電池を導入でき、「auでんち」では蓄電池を無償設置して毎月の電気料金を割り引く仕組みを採用する。太陽光発電設備を持つ家庭には余剰電力買取サービスを用意し、「スマート節電 with Nature Green」では家庭の電力利用を制御して節電を支援する。家庭用蓄電池の遠隔制御やバーチャルパワープラントの実証にも取り組み、特定卸供給事業者として分散型エネルギー資源を束ねる点が特徴である。auでんきは2017年に100万契約、2019年に200万契約、2021年に300万契約を突破しており、電力料金収入、ガス販売、提携先向け電力供給、太陽光・蓄電池関連サービスを収益基盤とする。
株式会社エネット
売上 2,643億円(2026/03)
株式会社エネットは、電力自由化元年である2000年7月に設立された新電力のリーディングカンパニーです。同社は、全国の法人・個人事業主を対象に、特別高圧、高圧、低圧のあらゆる規模の顧客へ電気を供給する小売電気事業を主軸としています。環境負荷の低い大型天然ガス発電所からの電源を中心に、再生可能エネルギーを含め全国100カ所以上の電源を組み合わせ、安定した電気を全国10電力会社エリア(島嶼部を除く)に提供しています。また、発電所を持つ顧客からの電気の買い取りも積極的に行い、バイオマス発電や水力発電などの環境価値を適正に評価し、売電単価に反映することで、電源の多様化と安定供給に貢献しています。 同社の強みは、NTTアノードエナジー、東京ガス、大阪ガスという日本のインフラを支える企業が出資する安定した経営基盤と、電力自由化と共に培ってきた電源調達力および運用ノウハウです。これにより、顧客はエネットへの切り替え後も電気の信頼性や品質を一切変えることなく利用できます。 さらに、同社は省エネルギーに関するコンサルティング事業も展開しており、顧客の脱炭素経営や環境経営を多角的にサポートする付加価値サービスを提供しています。主なサービスとして、電気と環境価値(非化石証書)の組み合わせでCO2排出量削減を支援する「EnneGreen」、節電アクションに応じて電気料金が割引されるデマンドレスポンスサービス「EnneSmart」、EV充電インフラの導入と充電器の遠隔制御で電気料金上昇を抑制する「EnneEV」、電力使用量や電気料金をWeb上で「見える化」する「InfoEnnet」、そしてAIを活用して電力データを解析し省エネ方法を提案する「Enneteye」があります。特に「Enneteye」は、スマートメーターを活用し新たな設備投資不要で省エネを推進できる点が評価され、2019年度省エネ大賞経済産業大臣賞や2020年度IT賞IT奨励賞を受賞するなど、高い実績を誇ります。これらのサービスを通じて、同社は顧客のエネルギーコスト削減、CO2排出量低減、そして持続可能な社会の実現に貢献しています。
中部電力株式会社
上場売上 2,642億円(2026/03)
中部電力株式会社は、中部地域を基盤とする総合エネルギー企業グループの中核企業として、電力の安定供給を果たすとともに、社会の脱炭素化と持続的な発展に貢献するため、多岐にわたる事業を展開しています。同社は、発電、送配電、小売といった電力事業を基盤とし、再生可能エネルギーの拡大、安全確保を大前提とした浜岡原子力発電所の活用、そしてJERAを含むグループ一体での水素・アンモニアサプライチェーン構築を推進し、エネルギーシステムの変革を牽引しています。 同社は、地域社会の課題解決を起点とした新たなビジネスモデルを積極的に展開しています。具体的には、長野県飯田市で地域内での発電・蓄電・消費を自立的に行う「マイクログリッド」を構築し、災害時のレジリエンス強化と地域エネルギーの地産地消を実現しています。また、農業分野では、水を張らない「乾田」で米を育てる「節水型乾田直播栽培」に取り組み、農作業の省力化とメタンガス排出削減に貢献しています。海外では、カナダEavor社と共同でドイツにて地熱貯留層に依存しない「クローズドループ地熱発電」の開発を進め、次世代再生可能エネルギーの普及と周辺地域への熱供給を目指しています。 さらに、同社は既存の電力メーター通信ネットワークを活用した湖西市での「水道スマート化」実証を通じて、水道の自動検針、漏水早期特定、アセットマネジメントを推進し、生活インフラの利便性向上と水資源の有効活用を図っています。高齢者の介護予防支援として、電力データから「フレイル」を検知するAIを開発し、自治体と連携した実証も行っています。インドではOMC Power社と共同で分散型電源事業を展開し、電力未供給地域への安定供給と地域コミュニティの発展を支援しています。浮体式洋上風力発電の研究開発や、CO2フリーの電気を提供する「ミライズGreenでんき」の提供も行い、脱炭素社会の実現に向けた多様な取り組みを進めています。 DX(デジタルトランスフォーメーション)を経営戦略の中核に据え、水力発電計画へのAI活用、オンライン系統安定化システムによる電圧制御、ドローンによる送電設備点検など、電力事業の効率化と安定供給強化を図っています。また、中小企業向けのDX伴走支援サービスや法人向けIoTソリューション、ヘルスケア・地域見守りサービスなど、電力事業で培った技術と知見を活かし、地域経済の活性化と暮らしの質の向上にも貢献しています。これらの多角的な事業展開を通じて、同社は家庭、法人、自治体、地域社会、そして海外の顧客に対し、エネルギーと新たな価値を提供し続けています。
株式会社新出光
売上 2,323億円(2026/03)
株式会社新出光は、大正15年の創業以来、エネルギー供給を基盤として多岐にわたる事業を展開する企業です。同社の主要事業の一つである「イデックスでんき」は、2016年4月の電力自由化に伴い新電力会社として誕生し、一般家庭や店舗、法人向けに電力小売サービスを提供しています。2015年4月からは法人向けに50kW以上の高圧電力販売を開始し、2016年7月からは家庭向け低圧電力販売も手掛け、2020年3月には年間供給電力量10億kWhを達成、2025年3月現在では法人向け(特別高圧・高圧)累計実績3,243件、年間供給電力量約90,906万kWhを誇ります。 イデックスでんきは、電力の市場価格に連動して料金が変動する「マーケットプラン」を提供し、顧客が安い時間帯に電気を使用することで電気代を最適化できるビジネスモデルを展開しています。市場価格が高騰するリスクに対しては、固定単価のプランも用意し、契約後もプラン変更が可能です。また、再生可能エネルギー指定の非化石証書を活用し、実質CO2フリーの電気を供給する「ECOプラン」も提供しており、環境意識の高い顧客層にも対応しています。同社は電源開発株式会社との業務提携により、安定的な電力調達と需給管理体制を確立し、顧客への安定供給とサービス向上に注力しています。 顧客はWebや電話で簡単に申し込みができ、解約手数料や利用期間の縛りがないため、安心して利用を開始できます。MyページやLINE連携サービスを通じて、電気使用量や料金の確認、各種手続き、お得な情報を受け取ることが可能です。さらに、継続割引やイデックスクラブカード決済割引、ペーパーレス割引といった独自の割引制度に加え、dポイントやWAON POINTが貯まる特典も提供し、顧客の利便性と経済的メリットを追求しています。法人顧客に対しては、電気設備の保安義務の一本化、デマンド監視装置による基本料金削減、省エネ診断、設備更新、補助金活用策の提案など、包括的なエネルギーソリューションを提供しています。 イデックスでんきの供給エリアは、低圧電力では九州電力管内(離島を除く福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)、高圧電力では全国に及びます。 電力事業以外にも、株式会社新出光は石油類(ガソリン、灯油、軽油、A重油、C重油、潤滑油、アスファルト)やLNG(液化天然ガス)、LPGの販売、太陽光発電システムの販売・蓄電池の販売(設計・施工)、レンタカー・新車中古車販売・買取・カーケアショップ(整備工場)の運営、アドブルー・LEDの販売、不動産事業、自動車・原動機付自転車のシェアリング事業など、幅広い分野で事業を展開し、地域社会の多様なニーズに応えています。
SBパワー株式会社
売上 2,310億円(2026/03)
SBパワー株式会社は、一般家庭から法人、さらには新電力事業者まで、幅広い顧客層に対して電力供給および関連サービスを提供するエネルギー企業です。同社は、一般のご家庭向けにリーズナブルで安定的な電力供給を行う「コンシューマー事業」を展開しており、ソフトバンクの通信サービスとの連携による割引プランや、実質再生可能エネルギー比率100%かつCO2排出量ゼロを実現する「自然でんき」を提供しています。また、ソフトバンクでんき契約者向けには、AIを活用した「エコ電気アプリ」を通じて節電を促すデマンドレスポンスサービスも提供し、省エネルギーへの貢献を推進しています。 法人顧客向けには、小規模店舗から大規模なオフィスビル、商業施設、データセンターに至るまで、低圧から特別高圧・高圧電力の安定供給を行っています。RE100対応を支援する非化石証書代理購入サービスなどの環境オプションも提供し、企業の脱炭素化をサポート。ソフトバンクの通信サービスとの一括請求により、経理業務の効率化にも貢献しています。 さらに、同社は新電力事業者向けに包括的なアウトソーシングサービスを提供しており、電力卸供給、AIによる高精度な需給管理、高品質なカスタマーサポート、顧客情報管理システムの提供、そして最新の制度情報提供を通じて、新電力事業者の安定的な事業運営を支援しています。電力調達においては、卸電力取引市場の分析や相対契約の活用、AI・機械学習を用いた需給予測精度向上により、変動リスクを最小化する独自のビジネスモデルを構築しています。ソフトバンクグループの一員として、グループ全体のカーボンニュートラル達成に向け、ソフトバンク基地局への再生可能エネルギー供給も積極的に行い、持続可能な社会の実現に貢献しています。
東北電力エナジートレーディング株式会社
売上 2,307億円(2026/03)
東北電力エナジートレーディング株式会社は、東北電力グループのトレーディング専門会社として、電力・燃料を中心とするエネルギー取引を行う。同社は、電力の調達・供給に加え、JEPXでの現物取引や先物取引、石炭・LNGの燃料取引、為替取引、天候を対象とした取引を手掛ける。電力と燃料を統合的に売買し、金融市場も活用することで、価格変動や需給変動、為替、天候などに起因する事業リスクを管理しながら、競争力のある価格での電力調達・供給につなげている。 主な顧客・取引関係者は、東北電力グループ、小売電気事業者、一般送配電事業者、配電事業者、需要抑制契約者などである。トレーディング、金融工学、デリバティブ、ストラクチャリングの知識を組み合わせ、電力・ガス・金融分野と顧客ニーズを結び付けた取引設計に特徴がある。収益面では、電力・燃料などの売買による取引収益を基盤とし、市場価格の変動を踏まえたポジション管理やリスク管理によって収益機会を確保する。2017年の設立後、同年に小売電気事業者登録を行い、2018年に事業を開始した実績を持ち、取引で蓄積した知見を東北電力グループへ還元する点も事業上の役割となっている。
株式会社エネコード
売上 2,243億円(2026/03)
株式会社エネコードは、電力卸販売事業、電源調達、需給管理を主軸とする新電力支援事業を展開しています。同社は、卸電力市場の価格変動リスクに直面する新電力事業者に対し、固定価格での電力卸供給サービスを提供することで、安定した事業計画の策定を支援しています。このサービスでは、顧客の新電力事業者がエネコードのバランシンググループに加入するか、または自社でバランシンググループを組成するかの選択肢を提供し、複数の新電力会社が連携してインバランス料金を削減する仕組みを構築しています。全国(離島を除く)の発電所と直接提携することで、市場価格に左右されない安定した電力供給を実現している点が強みです。 また、同社は電力市場への新規参入を目指す企業向けに、新電力事業の立ち上げから運営までを包括的にサポートする各種支援サービスを提供しています。電力小売事業に必要な多岐にわたる業務について、エネコード自身または協力するサードパーティーが代行・支援することで、参入企業の業務負担を軽減し、事業の円滑な推進と収益性向上に貢献しています。これらのサービスを通じて、新電力事業者が直面する調達資金の高騰や需給予測の困難といった課題に対し、実用的なソリューションを提供し、電力市場全体の活性化に寄与しています。
シナネン株式会社
売上 2,156億円(2026/03)
シナネン株式会社は、1927年の創業以来、エネルギー供給を通じて社会を支えてきた総合エネルギーサービス企業です。同社は、石油事業、ガス事業、電力事業、再生可能エネルギー事業、住宅関連事業を多角的に展開し、脱炭素社会への移行期においてエネルギーの安定供給と脱炭素に資する事業への取り組みを加速しています。 石油・ガス事業では、ガソリン、灯油、軽油、重油といった主要油種に加え、環境負荷の少ないバイオディーゼル燃料やカーボンクレジット付き石油製品などの新燃料を取り扱い、国内主要元売会社や専門商社との連携により全国へ安定供給しています。全国71か所のオイルスクエアや灯油センターを運営し、灯油宅配システムや災害時・非常用燃料の備蓄事業を通じて地域物流とBCP対策に貢献。SS運営支援や船舶向け燃料(バンカーオイル)の供給も国内外で手掛けています。 電力事業では、小売電気事業者として「シナネンでんき」を提供し、法人・個人顧客向けに多様な料金プランを展開。特に環境配慮型メニューとして、非化石証書やJ-クレジットを活用した実質再生可能エネルギー比率メニューや排出係数メニューを提供し、顧客の脱炭素経営を支援しています。オフサイトコーポレートPPAサービスによる再生可能エネルギー電力供給も推進し、追加性のあるクリーンエネルギーの導入をサポートしています。 再生可能エネルギー事業では、太陽光発電設備の開発・建設・販売から自社発電所の運営、住宅用・産業用太陽光発電システムのメンテナンスまで一貫して提供。産業用ソーラーカーポート「おひさまCARルーフ For Business」の販売や、自家消費型太陽光発電の導入支援を通じて、電力コスト削減やCO2排出量削減、BCP対策に貢献しています。 住宅関連事業では、洗濯機防水パン「BESTRAY」シリーズや玄関防水パンの開発・販売を通じて、環境に優しく安全で住みやすい住宅・町づくりに貢献。これらの事業を通じて、同社は法人顧客(製造業、小売業、オフィスビル、自治体、運送会社など)から個人顧客まで幅広いニーズに応え、持続可能な社会の実現を目指しています。
沖縄電力株式会社
上場売上 2,076億円(2026/03)
沖縄電力株式会社は、「地域とともに地域のために」をコーポレートスローガンに掲げ、沖縄県全域、特に沖縄本島を含む38の有人離島に対し、電力の安定供給を基本的な使命として事業を展開しています。同社は、他エリアとの送電線連系がない独立した電力系統という沖縄特有の地理的・経済的特性に対応し、高い供給予備力を確保しながら、地域社会の発展に貢献しています。主要事業として、発電、送電、配電を一貫して行い、一般家庭からホテル、各種産業に至るまで幅広い顧客層に電力を供給しています。カーボンニュートラルへの挑戦として、地形的に水力開発が困難で、需要規模から原子力開発も難しいといった制約がある中で、石炭火力における木質バイオマス混焼やモーター発電機の導入など、新たな試みに積極的に取り組んでいます。また、台風常襲地であるため、高強度の風力発電設備が必要となるなど、再生可能エネルギー導入における課題にも対応しています。 同社は電力供給に加えて、法人顧客向けの多様なビジネスサポートサービスも提供しています。具体的には、送配電サービス、再生可能エネルギーの接続・出力制御に関する案内、資機材調達情報、電柱・管路等の共架利用、光ファイバケーブル心線利用、LNG設備・ガス導管の利用、電柱位置情報データの販売、卸供給メニュー、電気使用に関する新増設の申込受付などがあります。さらに、法人向けに従業員の健康維持増進や健康経営を支援するクラウド型システムと人的サービスを組み合わせた「おきでん健康管理支援サービス『うぇるポルタ』」も提供しています。個人顧客向けには、電気料金や使用量、ポイント確認ができる会員サイト「おきでんmore-E」や、停電情報、各種手続きをサポートするLINE公式アカウント、緊急時のお知らせや暮らしに役立つ情報を発信するX(旧Twitter)やFacebook、テレビCM動画を配信するYouTubeチャンネルなど、多角的な情報発信と顧客コミュニケーションを強化しています。これらの事業を通じて、同社は沖縄のライフラインを支え、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
株式会社CDエナジーダイレクト
売上 1,613億円(2025/03)
株式会社CDエナジーダイレクトは、2018年4月2日に中部電力ミライズ株式会社と大阪ガス株式会社の共同出資により設立された、首都圏を主要な営業エリアとするエネルギー供給会社です。同社は、電力・ガスの販売を主軸に、エネルギーサービス、さらには暮らしやビジネス全般を支える付加価値サービスの提供を行っています。具体的には、東京電力パワーグリッドおよび東京ガスネットワークの供給区域内において、家庭向けおよび法人向けに多様な電気・ガス料金プランを展開。家庭向けには、一人暮らしから大家族、オール電化住宅に対応する「シングルでんき」「ベーシックでんき」「ファミリーでんき」「スマートでんき」といった基本プランに加え、楽天ポイントやdポイントが貯まる「ポイントでんき」、Amazonプライムのギフトカードが付く「エンタメでんき」など、ライフスタイルに合わせたユニークなプランを提供しています。ガスプランも「ベーシックガス」のほか、床暖房利用者向けの「ゆかぽかガス」などを用意。電気とガスをセットで契約することで適用される割引制度は、特に複数人世帯において年間数千円から1万円以上の光熱費節約が見込める同社の大きな強みです。 同社は、目に見えないインフラである電気・ガスを「選べるサービス」として可視化し、顧客が納得できる安心を提供することをパーパスとして掲げています。契約実績は90万件を突破しており、大手企業の共同運営による信頼性と、新電力ならではの価格競争力を兼ね備えています。また、独自のWEB会員サービス「カテエネ」を通じて、電気料金100円につき1ポイントが貯まる「カテエネポイント」や、結婚・出産・新居購入などの人生の節目にポイントをプレゼントする「祝割」制度など、顧客ロイヤルティを高める特典も充実させています。さらに、ガス警報器や感震ブレーカーのリース販売といった生活応援サービスも手掛けています。Webでの申し込み手続きは最短5分で完了し、コールセンターの対応品質も高く評価されており、顧客は安心してサービスを利用できる体制が整っています。供給エリアは関東エリアに限定されるものの、多様なニーズに応える豊富なプランと手厚いサポートで、顧客の「これがいい」をかなえるMyインフラの実現を目指しています。
株式会社ハルエネ
売上 1,535億円(2026/03)
株式会社ハルエネは、2016年4月の電力自由化開始以来、法人顧客を対象に安心の供給品質とお得な価格で電力・ガスサービスを提供するエネルギーソリューション企業です。同社は「ハルとくでんき」として、オフィスや店舗、飲食店向けの低圧電力サービス、中小規模工場やオフィスビル向けの高圧電力サービスを展開し、全国(離島を除く)の幅広い需要家に対応しています。特に、低圧電力供給量では新電力小売事業部門でNo.1の実績を誇ります。電力供給においては、再生可能エネルギー指定の非化石証書を調達することで、実質的に再生可能エネルギー電気を提供し、CO2排出量削減に貢献する「脱炭素 極・礎」オプションも提供しています。 電力・ガス供給に加え、同社は法人顧客の経営を多角的にサポートするソリューションサービスも提供しています。「Ene Lab」では、企業のカーボンニュートラル実現に向けたGHG(温室効果ガス)排出量算定・可視化クラウドサービスやエネルギー管理・対策、カーボンオフセット支援をワンストップで提供。その他、「補助金サポートパック」による補助金・助成金活用支援、「サポートパック」による専門家相談や動産総合保険、「設備メンテナンスオプション」による店舗設備保守、「テクニカルサポート」によるIT機器支援、「らくトクWiFi」提供、「トラブル解決レスキュー」による緊急時対応、そして「おもてなし通訳コール」による多言語対応など、幅広いサービスを展開しています。これらのサービスは、電力・ガスとのセット契約でさらにお得になるビジネスモデルを構築しており、顧客のコスト削減と事業運営の効率化、さらには持続可能な経営を支援しています。同社は、初期費用・月額費用・研修費用が無料のパートナー企業制度を通じて、異業種企業との連携を強化し、事業領域の拡大と顧客満足度向上に努めています。
キオクシアエネルギー・マネジメント株式会社
売上 1,505億円(2025/09)
キオクシアエネルギー・マネジメント株式会社は、キオクシアグループのエネルギーマネジメント事業を担う会社である。同社は、半導体メモリの製造・研究開発を行う四日市工場および横浜テクノロジーキャンパスを対象に、電力、動力、水、産業用ガスなどのユーティリティを安定供給する。製造装置や検査装置、クリーンルーム、研究開発設備などを継続稼働させるための事業基盤を支え、フラッシュメモリの生産や次世代メモリ技術の研究開発に必要なエネルギー環境を管理する。 主な顧客は親会社のキオクシア株式会社とその製造・研究開発拠点であり、グループ内の専門会社として供給設備の運用、エネルギー使用状況の管理、省エネルギー施策の推進を担う。電力や用水、産業用ガスを外部顧客へ販売する形ではなく、半導体工場と技術拠点の操業を支えるグループ内受託型の事業構成に特徴がある。エネルギー使用量の削減と利用効率の改善に加え、再生可能エネルギーの活用を進めることで、供給安定性と環境負荷低減の両立を図る。四日市工場に加えて横浜事業所を開設し、製造拠点だけでなく研究開発拠点にも管理対象を広げている点が強みである。
丸紅新電力株式会社
売上 1,450億円(2026/03)
丸紅新電力株式会社は、同社の中核である電気の売買と、その代理・代行・仲介を主軸に、インターネット接続、省エネ機器販売、環境付加価値の取引、エネルギー利用機器の販売・リース・設置・運転・保守を手掛ける。家庭の低圧需要に加え、オフィスビル、倉庫、学校、レジャー施設、スーパー、官公庁施設などの高圧・特別高圧需要家へ電力を供給し、発電事業者からの自家発電電力や卒FIT電力の買い取り、小売電気事業者への事業支援、販売代理店網による電力販売も行う。 法人の脱炭素需要には、再エネ電力や非化石証書を組み合わせた環境配慮型サービス「M-ECO」、オンサイト・オフサイトのコーポレートPPA、蓄電池を活用した需給調整サービスで対応する。丸紅グループが保有・開発する水力、太陽光、風力、バイオマス、天然ガス火力などの電源と、電力取引ネットワークを調達基盤に持つ点が特徴である。2002年から蓄積した需要予測と30分単位の同時同量管理、独自の需給運用ロジックに基づくシステムを内製し、調達した電力を需要家へ販売する小売モデルを構築。2024年度の販売電力量は7,404GWhで、このうちFIT電気・非化石証書を用いるメニューなどが3,797GWhを占める。全国の営業拠点と丸紅グループの発電・取引基盤を組み合わせ、電力の安定供給、環境価値の調達、設備運用まで扱えることを強みとする。
鈴与商事株式会社
上場売上 1,429億円(2025/08)
鈴与商事株式会社は、静岡県、長野県、山梨県、愛知県を中心に、地域の顧客の快適な暮らしと企業の活動を多角的にサポートする総合生活支援企業です。同社は、エネルギー供給事業を基盤とし、LPガスや電力、太陽光発電システムの提供を通じて、安定したエネルギーインフラを支えています。特に太陽光発電においては、初期費用0円で導入可能なプランも提供し、環境に配慮した持続可能なエネルギー利用を推進しています。住まい関連事業では、最新のガス機器や家電の販売、住宅のリフォームを手掛け、顧客のライフスタイルに合わせた快適な住空間の実現をサポート。ショールームでは実機展示やイベントを通じて、製品の魅力を伝えています。さらに、購入後の安心を支える「鈴与のあんしん延長保証」サービスも提供し、長期的なサポート体制を構築しています。 「くらしサポート」事業では、ハウスクリーニングや住宅設備の無料点検サービス「くらしサポート点検」を提供し、顧客の住環境の維持・向上に貢献。また、ボトルウォーター(クリクラ)の宅配や、浄水型ウォーターサーバー「Locca」シリーズ(litta、Slim-RⅡ、Locca Smart)の提供も行っています。この「Locca」は、プレミアムウォーター株式会社の販売取次店として展開されており、定額制で使い放題、重たいボトル交換不要、PFASを含む29種類の不純物を除去する高性能フィルター、UV殺菌機能、エコモード、チャイルドロックなど、安全性と利便性を兼ね備えた製品が特徴です。卓上型から多機能な高機能モデルまで幅広いラインナップで、多様なニーズに応えています。その他、クレジットカード「スマイルパーソナルカード」やポイントカード「pluSmile」の発行、コインランドリーの運営、フードロス削減への取り組みなど、生活全般にわたるきめ細やかなサービスを展開。カーライフサポートとしては、レンタカー事業やガソリンスタンドの運営も行い、顧客の移動手段までを包括的に支援しています。これらの多岐にわたる事業を通じて、同社は地域社会の発展と顧客の豊かな生活に貢献しています。
サミットエナジー株式会社
売上 1,382億円(2026/03)
サミットエナジー株式会社は、国内における発電事業の企画・開発と統括管理、および小売電気事業を主要な業務として展開しています。同社は2001年の電力小売事業開始以来、新電力業界のパイオニアとして、法人および個人のお客さまに対し、多岐にわたる電力供給サービスを提供してきました。法人向けには、お客さまの事情や需要に合わせた「標準プラン」に加え、環境負荷低減に貢献する「エコプラン」として、トラッキング付きFIT/非FIT非化石証書を組み合わせた実質再生可能エネルギー・実質CO2排出ゼロの「ジオエネ電気レギュラー」、非化石証書を活用した実質CO2排出ゼロの「ジオエネ電気ライト」、そしてコーポレートPPAを活用した再生可能エネルギー100%の電気を提供する「再エネコーポレートPPA」などを提供しています。また、環境価値を提供する「グリーン電力証書」や「非化石証書」の販売も行っています。個人向けには「ジオエネでんき」を基本プランとして提供し、J:COMの一般家庭向け電力サービス「J:COM電力」への電力供給も担うなど、幅広い顧客層に対応しています。 同社の強みは、20年以上の豊富な供給実績と安定した財務基盤にあります。住友商事100%出資企業として、自社発電所(サミット半田パワー、サミット酒田パワー、サミット明星パワー、サミット美浜パワー)を保有し、さらに住友商事グループや他社が保有する発電設備、卸電力取引市場からも電力を調達することで、多様かつ安定的な電源構成を確立しています。需給管理オペレーションを内製化することで、電力供給の豊富なノウハウを蓄積し、安全で安定したエネルギー供給を実現しています。環境への配慮も重視し、日本初の本格的なバイオマス発電所を開発・運営するなど、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。 顧客への付加価値提供にも注力しており、AIを含む高度な分析に基づき、お客さまの電力需要を予測し最適な契約条件を算出する「季節別電力メニュー」や、契約電力の一時的な超過に備える「ゆとりメニュー」といった柔軟なプランを開発しています。また、高圧・特別高圧のお客さま向けには、電力使用量や電気料金の「見える化サービス」を提供し、省エネ施策の検討や効果検証を支援することで、お客さまの電力に関わる課題解決をサポートしています。これらの取り組みにより、全国約17,000件の小売供給先と年間約19.5億kWhの小売販売電力量(2024年度実績)を誇り、継続的な成長を目指しています。
相馬共同火力発電株式会社
売上 1,327億円(2026/03)
相馬共同火力発電株式会社は、東北電力株式会社と株式会社JERAの共同出資により1981年に設立された企業であり、主に火力発電による電気の卸供給を事業目的としています。福島県相馬郡新地町に位置する新地発電所において、国内最大級の100万kW石炭火力発電設備を2基運用しており、東北地方および関東地方の電力安定供給に貢献しています。同発電所は、高効率運転を実現する変圧型石炭焚きボイラを採用し、オーストラリアやインドネシアなどから輸入される海外の幅広い性状の石炭を主要燃料として年間約450万トン使用しています。また、地球温暖化対策の一環として、カナダや中国などから輸入される木質バイオマス燃料も導入し、CO2排出削減に積極的に取り組んでいます。
日本原子力発電株式会社
上場売上 1,155億円(2026/03)
日本原子力発電株式会社は、1957年の設立以来、日本の原子力発電のパイオニアとして、その発展に貢献してきました。同社は、国内初の商業用原子力発電所である東海発電所、初の商業用軽水炉である敦賀発電所1号機、そして大規模原子力発電所である東海第二発電所の建設・運転を通じて、電力の安定供給を担ってきました。現在の主要事業は、原子力発電所の建設、運転操作、およびこれに伴う電気の供給です。 近年、同社は既設発電所の稼働再開に注力しており、東海第二発電所の安全性向上対策工事を着実に進め、新規制基準適合性審査への対応を行っています。また、敦賀発電所2号機の再稼働に向けた審査対応、敦賀発電所3,4号機の次世代革新炉への建替え具体化に向けた検討も推進しています。 廃止措置事業も重要な柱であり、東海発電所および敦賀発電所1号機の廃止措置を推進し、原子炉領域以外の解体撤去工事や低レベル放射性廃棄物の埋設事業許可取得に向けた審査対応を進めています。他社プラントの廃止措置に対しても、これまでの経験を活かした技術支援を提供しています。 さらに、福井県の嶺南Eコースト計画における原子力リサイクルビジネスへの協力や、リサイクル燃料貯蔵株式会社の使用済燃料中間貯蔵事業への支援、原子燃料サイクルおよび高速炉開発への参画を通じて、日本のエネルギー安全保障と脱炭素化に貢献しています。原子力緊急事態支援組織の維持・訓練も継続し、地域の安全確保に努めています。同社は、安全第一を事業運営の礎とし、高い透明性をもって地域社会との対話を重視する企業姿勢を貫いています。
J-POWERジェネレーションサービス株式会社
売上 1,091億円(2026/03)
Top by Total Assets
直近の総資産が大きい順 (財務未開示は後方)・最大 100 社
東京電力ホールディングス株式会社
上場総資産 9.4兆円(2026/03)
東京電力ホールディングス株式会社は、同社を持株会社とし、グループ会社を介して火力発電・燃料、送配電、電気・ガス小売、再生可能エネルギーを担う総合エネルギー事業者である。家庭、法人、個人事業主、電力小売・発電事業者を対象に、低圧から高圧・特別高圧までの電力供給、ガス販売、卸電力販売、需給運用、託送供給を展開する。法人向けには、使用量や契約容量、市場価格への連動方法に応じた料金プランのほか、電気使用実績の可視化、省エネルギー支援、再生可能エネルギー関連サービス、受変電・配電設備の技術支援や劣化診断を扱う。 グループの事業基盤は、原子力、水力、太陽光、風力などの発電設備と送配電網にあり、電気・ガスの販売収入、託送料金、卸電力取引、設備関連サービスを収益源とする。全国電柱位置情報を扱うTEPCO Digital Map、建物運営・管理、防災、O&M、技術者育成、海外拠点向け省エネ支援も事業領域に含む。経営技術戦略研究所では、経営・事業・技術・知財の各戦略を連動させ、調査研究、技術開発、事業創造を推進する点が特徴である。加えて、福島第一原子力発電所の廃炉、原子力事故に伴う賠償・環境再生・復興推進を担い、柏崎刈羽原子力発電所では耐震・耐津波、重大事故、火災、電源喪失などを対象とする安全対策を進めている。
関西電力株式会社
上場総資産 8.1兆円(2026/03)
関西電力株式会社は、1951年の創業以来、日本の基幹インフラを支える総合エネルギー企業として、電気事業を核に多角的な事業を展開しています。同社は、原子力、火力、水力、太陽光、風力といった多様な電源をバランス良く組み合わせ、燃料の柔軟かつ安定的な調達を通じて、関西エリアを中心に個人および法人顧客へ安全で安定した電力供給を長年にわたり提供してきました。電力小売全面自由化以降は、全国の顧客に対し、多様な料金メニューや付加価値サービスを展開し、顧客満足度向上に努めています。また、同社は熱供給事業、ガス供給事業、電気通信事業も手掛けており、暮らしや経済、産業を多方面から支える役割を担っています。 近年では、ゼロカーボン社会の実現に向けた「ゼロカーボンビジョン2050」を掲げ、再生可能エネルギーの開発・導入を加速。国内初の浮体式洋上ウィンドファームの商用運転開始や、滋賀県米原市および関西エリアを中心とした水素製造・利活用調査など、次世代エネルギー技術への投資を積極的に行っています。さらに、20年以上の経験と知見を活かし、アジアや欧米など世界12ヵ国で発電・送電プロジェクトに参画する国際事業を展開し、グローバルなエネルギービジネスの変化に対応しています。地域活性化・まちづくり事業では、スマートエコタウン開発や都市再整備支援、ラストワンマイルモビリティの導入など、エネルギー分野に留まらない地域社会の課題解決に貢献し、持続可能な「サステナブルコミュニティ」の実現を目指しています。キャッシュレス決済サービス「かんでんPay」やエネルギー最適化支援サービス「エネルーク®」、オンラインセミナー、習い事送迎サービスの実証、銀行サービス「CQ BANK」など、顧客の生活を豊かにする新たなサービス創出にも注力しており、エネルギー供給事業者から「サービス・プロバイダー」への転換を図ることで、社会の変化に対応し、持続的な成長を追求しています。
東京電力パワーグリッド株式会社
上場総資産 7.2兆円(2026/03)
東京電力パワーグリッド株式会社は、東京電力グループの中核企業として、関東エリア(栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県および静岡県(富士川以東))において、一般送配電事業を主軸に、電力の安定供給を支える社会インフラを担っています。同社は、発電事業者から送られてくる電気を、変電所や送電線、配電線を通じて、小売電気事業者や最終的なお客さまへ届ける役割を果たすとともに、電力系統全体の運用・保守管理を24時間365日体制で行っています。具体的には、電力小売託送サービスの提供、系統情報の公開、送配電系統利用に関するルールの策定・運用、そして停電情報の迅速な提供などが挙げられます。また、電柱敷地に関する承諾内容のWEB回答サービス、設備改修(電柱移設等)のWEB受付サービス、電柱共架や鉄塔・管路・洞道の利用案内など、多様な事業者向けサービスも展開しています。再生可能エネルギーの固定価格買取制度の手続き支援や、電力需給調整市場への参画、調整力電源等の公募を通じて、電力自由化やカーボンニュートラル社会の実現にも貢献。さらに、配電設備や受変電設備に関する技術支援、総合防災サービス、技術者育成サービス、電柱広告・配電地上機器活用サービス、建物運営・管理、環境関連ソリューションなど、幅広い附帯事業を通じて、社会のニーズに応える新たな価値創造にも注力しています。同社は、強靭な電力インフラの維持・発展を通じて、地域社会の発展と持続可能なエネルギー社会の実現に貢献しています。
中部電力株式会社
上場総資産 5.0兆円(2026/03)
中部電力株式会社は、中部地域を基盤とする総合エネルギー企業グループの中核企業として、電力の安定供給を果たすとともに、社会の脱炭素化と持続的な発展に貢献するため、多岐にわたる事業を展開しています。同社は、発電、送配電、小売といった電力事業を基盤とし、再生可能エネルギーの拡大、安全確保を大前提とした浜岡原子力発電所の活用、そしてJERAを含むグループ一体での水素・アンモニアサプライチェーン構築を推進し、エネルギーシステムの変革を牽引しています。 同社は、地域社会の課題解決を起点とした新たなビジネスモデルを積極的に展開しています。具体的には、長野県飯田市で地域内での発電・蓄電・消費を自立的に行う「マイクログリッド」を構築し、災害時のレジリエンス強化と地域エネルギーの地産地消を実現しています。また、農業分野では、水を張らない「乾田」で米を育てる「節水型乾田直播栽培」に取り組み、農作業の省力化とメタンガス排出削減に貢献しています。海外では、カナダEavor社と共同でドイツにて地熱貯留層に依存しない「クローズドループ地熱発電」の開発を進め、次世代再生可能エネルギーの普及と周辺地域への熱供給を目指しています。 さらに、同社は既存の電力メーター通信ネットワークを活用した湖西市での「水道スマート化」実証を通じて、水道の自動検針、漏水早期特定、アセットマネジメントを推進し、生活インフラの利便性向上と水資源の有効活用を図っています。高齢者の介護予防支援として、電力データから「フレイル」を検知するAIを開発し、自治体と連携した実証も行っています。インドではOMC Power社と共同で分散型電源事業を展開し、電力未供給地域への安定供給と地域コミュニティの発展を支援しています。浮体式洋上風力発電の研究開発や、CO2フリーの電気を提供する「ミライズGreenでんき」の提供も行い、脱炭素社会の実現に向けた多様な取り組みを進めています。 DX(デジタルトランスフォーメーション)を経営戦略の中核に据え、水力発電計画へのAI活用、オンライン系統安定化システムによる電圧制御、ドローンによる送電設備点検など、電力事業の効率化と安定供給強化を図っています。また、中小企業向けのDX伴走支援サービスや法人向けIoTソリューション、ヘルスケア・地域見守りサービスなど、電力事業で培った技術と知見を活かし、地域経済の活性化と暮らしの質の向上にも貢献しています。これらの多角的な事業展開を通じて、同社は家庭、法人、自治体、地域社会、そして海外の顧客に対し、エネルギーと新たな価値を提供し続けています。
九州電力株式会社
上場総資産 5.0兆円(2026/03)
九州電力株式会社は、九州地域を中心に、発電事業、電力卸取引、小売事業(電気・ガス販売)、および多岐にわたるその他事業を展開する総合エネルギー企業です。同社の発電事業は、安定供給とカーボンニュートラル実現に向け、原子力発電(玄海、川内)、再生可能エネルギー(地熱、太陽光、風力、バイオマス・廃棄物、水力)、火力発電(石炭、石油、ガス)といった多様な電源を最適に組み合わせることを強みとしています。特に原子力発電では、安全確保、廃止措置、運転延長への厳格な取り組みを推進し、再生可能エネルギーの導入拡大にも積極的に投資しています。小売事業では、個人および法人顧客に対し、電気とガスの安定供給を行うとともに、法人顧客向けには脱炭素・省コストエネルギーサービス、太陽光PPA(電力購入契約)、空調自動制御、BCP・事業継続計画といった先進的なソリューションを提供し、企業の持続可能な経営を支援しています。また、九州以外の顧客向けには「九電ネクスト」を通じて電力販売を展開し、事業エリアを広げています。その他事業として、KYUDEN i-PROJECTによるイノベーション推進、weev、九電スマートリース、九電ドローンサービス、みらいサーモン、PDLOOKなどの新規事業開発にも注力。海外電気事業への積極的な参画や、九州電力総合研究所を中心とした研究開発、研究設備レンタル、コンサルティング、受託研究を通じて、エネルギー技術の革新を追求しています。「カーボンニュートラルビジョン2050」を掲げ、DX推進、地域共創による価値創造、サステナビリティへの貢献を経営の重点戦略として位置づけ、九州地域の発展に貢献しつつ、グローバルな視点でエネルギーの未来を拓くことを目指しています。
東北電力株式会社
上場総資産 4.9兆円(2026/03)
東北電力株式会社は、東北地方と新潟県を主要な事業エリアとする総合エネルギー企業です。同社は、水力、火力、風力、太陽光、原子力といった多様な発電設備を保有し、安定した電力供給を基盤としています。個人のお客さま向けには、電気料金プランの提供に加え、「よりそうeポイント」やJR東日本「JRE POINT」との連携、旅行サービス「よりそうeトラベル」、電化製品やリフォーム、ハウスクリーニング、光回線サービス「東北電力フロンティア光」、さらには子ども見守りサービス「コマモル」など、快適な暮らしをサポートする幅広いサービスを展開しています。法人のお客さまに対しては、最適な料金プランの提案から、空調自動制御による省エネ・省コスト支援、エネルギーコストや温室効果ガス排出量の見える化、再生可能エネルギーの長期購入による環境価値取得支援、デマンド監視、熱源転換を含む設備設計・運用保守までをワンストップで提供しています。また、DX推進のためのAI活用支援や生成AI向けGPUクラウドサービス、EV関連のモビリティソリューションサービス「Harmmo」も手掛けています。特に、岩手県企業局の水力発電を活用した「いわて復興パワー水力プレミアム」や秋田県営水力発電所を活用した「あきたEネ!オプション水力100%」など、地域と連携した再生可能エネルギーの地産地消を推進し、CO2排出削減に貢献しています。同社は、地域活性化支援活動にも積極的に取り組み、「東北・新潟の活性化応援プログラム」を通じて地域の発展に寄与しています。高レベル放射性廃棄物の最終処分についても、国や関係機関と連携し、情報発信や理解活動を行っています。これらの多角的な事業展開により、同社は地域社会の持続可能な発展と、お客さまの多様なニーズに応えることを目指しています。
株式会社JERA
上場総資産 4.4兆円(2026/03)
株式会社JERAは、燃料上流・調達から発電、電力・ガスの卸販売に至る一連のバリューチェーンを保有する、日本最大の発電容量と世界最大級の燃料取扱量を誇るグローバルエネルギー企業です。同社の主要事業は、火力発電事業、再生可能エネルギー事業、ガス・LNG事業、およびこれらに関するエンジニアリング・コンサルティングです。 火力発電事業においては、国内最大規模の発電設備を有し、長年培われた運営技術により、変動する電力需要に対して経済的かつ安定的な電力供給を実現しています。特に、脱炭素社会への貢献として「ゼロエミッション火力」の開発に注力しており、燃焼時にCO2を排出しないアンモニアや水素を燃料とする火力発電への転換を推進しています。具体的には、2023年度に碧南火力発電所4号機で燃料の20%をアンモニアに置き換える実証試験を開始し、2030年代前半には50%以上の高比率での商用運転を目指しています。また、水素についても2025年度までにガスタービン型LNG火力発電所で利用比率30%での実証試験を計画し、2030年代半ばの商用運転を目指すなど、2050年までに国内外の事業からのCO2排出ゼロを目指す「JERAゼロエミッション2050」を掲げています。 再生可能エネルギー事業では、太陽光発電や風力発電といった自然変動型電源の導入を最大限に進めるとともに、その出力変動を火力発電で補完することで電力の安定供給を支えています。2025年8月にはbpとの洋上風力発電事業を併合するなど、グローバルな専門知識と地域密着型の人材を活用した「グローカル」な体制で、2035年までに再生可能エネルギー累積開発容量2,000万kWの目標達成を目指しています。 ガス・LNG事業においては、年間約3,600万トンという世界最大規模のLNG調達ポートフォリオを基盤に、豪州や米国でのLNG上流事業への参画、競争力のあるLNG確保、効率的なLNG輸送事業を展開しています。JERA Global Marketsを中心に、LNG、石炭、船舶のグローバル市場でのトレーディングを行い、アセット・バック・トレーディングを通じて燃料の供給安定性を強化しつつ、収益機会を効率的に捕捉しています。また、電力・ガスの卸販売、LNG基地利用、ガス託送供給サービスも提供し、小売電気事業者や産業顧客の多様なニーズに応えています。 エンジニアリング・コンサルティング事業では、国内外の70GW以上の発電所を保有・操業する中で培ったO&M(運転・保守)およびエンジニアリング(開発・建設)のノウハウを活かし、「JERA O&M Way」として世界トップクラスのサービスを提供しています。発電所の建設から保守・運営に至るまで長期的な責任を持ち、デジタル技術を用いた遠隔監視やビッグデータ活用による予兆管理、バッテリーなどの新技術導入を進めています。さらに、碧南火力発電所のアンモニア転換事業をはじめとする国内外発電所の脱炭素化に向けた設計・工事も手掛けています。産業副産物である石炭灰の販売事業も行っています。 同社は、アジア、中東、欧州、北米など世界10カ国以上に約30件の海外発電プロジェクトを運営しており、グローバルな視点でエネルギー問題の解決と脱炭素社会の実現をリードしています。JERA Global Instituteというシンクタンク組織を通じて、エネルギー動向に関するインテリジェンス機能を強化し、最適なエネルギー供給基盤の構築に貢献しています。これらの事業を通じて、同社はクリーンな社会の実現、エネルギー価格の安定化、そして安定供給という世界のエネルギー問題に最先端のソリューションを提供することを目指しています。
中国電力株式会社
上場総資産 4.2兆円(2026/03)
中国電力株式会社は、1951年の設立以来、中国地方を主要な事業基盤とし、個人および法人顧客に対して電力の安定供給と多角的なエネルギーソリューションを提供する大手電力会社です。同社は、水力、火力(石炭、LNG)、原子力、太陽光といった多様な電源を組み合わせた発電設備を保有し、電力小売全面自由化以降は、顧客の多様なニーズに応えるべく、「ぐっとずっと。プラン」シリーズ(スマートコース、シンプルコース、ナイトホリデーコース、電化Styleコース、おひさまシフトコース)や再生可能エネルギー由来の「ぐっとずっと。再エネ・グリーンプラン」など、豊富な料金メニューを展開しています。法人顧客向けには「〔ビジネス〕スマートBコース」や「〔ビジネス〕動力コース」を提供し、会員制ウェブサイト「ぐっとずっと。クラブ」を通じて、特定の時間帯の電気料金を割引する「ぐっとずっと。タイムサービス」を実施するなど、顧客の利便性向上と経済的メリットの提供に努めています。 電力供給事業に加え、同社は地域社会の持続的な発展に貢献するため、革新的なソリューション事業にも積極的に取り組んでいます。具体的には、中国地域への企業進出を検討する企業に対し、立地情報提供から最適な電力供給プランの提案まで一貫したサポートを提供しています。また、石炭火力発電所で発生する石炭灰を「Hiビーズ」「エコパウダー」「ライトサンド」といった環境修復材や土木材料として有効活用し、循環型社会の実現に貢献しています。LNG基地の利用サービスを通じて、ガス受託製造も手掛けています。さらに、エネルギーマネジメント分野では、自家発電設備、蓄電池、空調設備、電気自動車などの分散型エネルギーリソースを集約・制御し、電力系統の安定化や再生可能エネルギーの有効活用を図るデマンドレスポンスやバーチャルパワープラント事業を推進しています。地域産業のDX支援として、AIによる画像解析を活用したカキ養殖採苗支援ツール「カキNavi」を提供し、漁業の効率化と生産性向上に寄与しています。同社は、2050年カーボンニュートラル達成に向けた挑戦を掲げ、環境負荷低減と持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。
電源開発株式会社
上場総資産 2.6兆円(2026/03)
電源開発株式会社は、「人々の求めるエネルギーを不断に提供し、日本と世界の持続可能な発展に貢献する」という企業理念のもと、70年以上にわたり電力の安定供給と気候変動問題への対応に取り組む総合エネルギー企業です。同社は、水力、火力(石炭、ガス)、原子力、地熱、風力、太陽光、洋上風力といった多様な電源を開発・運用し、国内の基幹送電線の建設・運用を通じて日本の経済発展と国民生活の向上に貢献してきました。 特に、2021年に策定した「J-POWER “BLUE MISSION 2050”」では、2050年のカーボンニュートラルと水素社会の実現を目標に掲げ、CO2フリー電源の拡大やCO2フリー水素の取り組みを加速しています。技術開発においては、石炭ガス化複合発電や石炭ガス化燃料電池複合発電による究極の高効率発電、CO2分離・回収・貯留技術、回収したCO2を資源として活用するカーボンリサイクル、そして豪州での褐炭ガス化による国際的な液化水素サプライチェーン構築実証など、最先端の環境技術開発に注力しています。 また、同社は送変電事業を分社化した電源開発送変電ネットワーク株式会社を通じて、電力系統の安定運用を支えるとともに、エネルギーソリューションビジネスとして、RE100技術基準への対応やESG経営を支援するバーチャルPPA、非化石証書取引、デマンドレスポンスサービスなどを企業や自治体向けに提供しています。さらに、国内外でのコンサルティングエンジニアリング、乾式脱硫脱硝技術の提供、スタートアップ投資を通じた新規事業創出にも積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に向けた多角的な事業展開を進めています。グローバルには、英国の洋上風力発電所やインドネシアの火力発電所など、世界各国で発電事業やコンサルティングサービスを展開し、その技術力と実績を活かして世界のエネルギー課題解決に貢献しています。
中部電力パワーグリッド株式会社
総資産 2.4兆円(2025/03)
中部電力パワーグリッド株式会社は、2020年4月に中部電力株式会社から分社独立し、一般送配電事業を主軸として中部地方の電力インフラを支える企業です。同社は、電力の安定供給を最大の使命とし、2050年カーボンニュートラル実現に向けた再生可能エネルギーの送配電設備への連系拡大、激甚化する自然災害に対するレジリエンス強化、そして地域の未来像実現への貢献をビジョンとして掲げています。具体的には、変電、送電、配電といった電力系統の基幹設備を建設・保守・運用し、広大な中部5県(愛知県、岐阜県、長野県、三重県、静岡県)にわたる電力ネットワークを維持管理しています。また、電力系統を24時間365日コントロールする系統運用、電力ネットワークに関するデータ通信を担う電子通信、従業員の働きやすい環境を整備する建築、そして地域のお客さま窓口や用地取得をサポートする事務など、多岐にわたる専門部門が連携して事業を推進しています。一般・法人のお客さまへの各種手続き案内や停電・雷情報提供に加え、発電・小売電気事業者さま向けの託送供給サービスや系統連系受電サービス、電気工事事業者さま向けの各種申込システムも提供しています。さらに、IoTなどの先端技術を活用した「らくモニIoT/Camera/SIM」といったICTサービスや、スマート子メーター、電柱位置情報の販売など、新たなソリューション開発にも注力し、安全・安心な社会の実現に貢献しています。災害時には迅速な復旧活動を展開し、訓練を通じて強靭な電力供給体制を構築することで、地域社会の豊かな暮らしと産業活動を根底から支える重要な役割を担っています。
北海道電力株式会社
上場総資産 2.2兆円(2026/03)
北海道電力株式会社は、北海道を基盤とする総合エネルギー企業グループの事業持株会社です。同社は、2020年4月の法的分離により送配電事業を北海道電力ネットワーク株式会社に分社化しましたが、グループ全体として、個人および法人のお客さまに対し、電気とガスの安定供給を担っています。主要事業として、水力、火力、原子力、再生可能エネルギーといった多様な電源による発電、そして電気・ガス料金プランの提供、引越しや契約変更手続き、スマート電化の推進、首都圏での電力販売など、幅広いエネルギーサービスを展開しています。同社は、2050年の北海道におけるエネルギー全体のカーボンニュートラル実現に最大限挑戦しており、そのために再生可能エネルギー(洋上・陸上風力、地熱、太陽光、バイオマス、水力)の導入拡大を積極的に進めています。また、電力の安定供給と低廉なCO2フリー電力の提供のため、泊発電所の早期再稼働に総力を挙げて取り組むとともに、北海道の豊富な再生可能エネルギーを活用した水素サプライチェーンの構築や、火力発電の脱炭素化(LNG火力、CCUS、水素・アンモニア利活用)にも注力しています。需要サイドでは、電化拡大や省エネの推進として、初期費用ゼロで太陽光発電設備を設置する「ふらっとソーラー」やZEBコンサルティングを提供し、お客さまのCO2排出量削減に貢献しています。これらの取り組みを通じて、同社は北海道の経済発展と持続可能な社会の実現に貢献し、地域社会との共生を目指しています。
東京電力エナジーパートナー株式会社
総資産 2.1兆円(2026/03)
東京電力エナジーパートナー株式会社は、東京電力ホールディングス株式会社の100%子会社として、小売電気事業およびガス事業を主軸に、個人および法人顧客へエネルギーサービスを提供しています。同社は、ご家庭向けにはライフスタイルに合わせた多様な電気料金プランや「再エネおあずかりプラン」を展開し、法人顧客向けには特別高圧・高圧、低圧の事務所・店舗、個人事業主など、規模や業態に応じた電気料金プランを提供しています。特に法人向けには、市場調達成分の異なる「市場調整ゼロプラン」「ベーシックプラン」「市場価格連動プラン」といった選択肢を用意し、顧客の電力価格安定化ニーズに応える体制を構築しています。 ガス事業においては、ご家庭向けに加え、法人・個人事業主向けに「ビジネスとくとくガスプラン」を提供し、電気とのセット契約による割引も展開しています。同社は、全国で最大の小売電気事業者としての強みを活かし、安定的な電源契約と市場調達を組み合わせた多様な電源ポートフォリオを構築。さらに、ディマンドレスポンスやバーチャルパワープラントを活用した需給運用サービスの最適化を図り、量と価格の両面で安定したサービス提供を特徴としています。また、新電力事業者や分散電源保有事業者への需給運用サービスや電力卸取引も手掛けています。 カーボンニュートラル達成に向けた取り組みも重視しており、太陽光発電や蓄電池を活用した「エネルギーの地産地消」を推進しています。これにより、燃料価格や電力市場の外部環境に影響されにくい電力サービスの提供と、再生可能エネルギーの最大限活用による省コスト化、電力の安定供給に貢献しています。その他、法人顧客向けには省エネプログラムやTEPCOビリングコレクトサービス、海外拠点の省エネ・再エネ証書関連サービスも展開し、エネルギーに関する総合的なサポートを提供しています。
北陸電力株式会社
上場総資産 1.7兆円(2026/03)
北陸電力株式会社は、北陸地域を基盤とする総合エネルギー事業者として、発電・販売事業を主軸に、海外事業や新価値創造事業を展開しています。同社の発電事業は、水力、火力、原子力、太陽光といった多様な電源を組み合わせ、安定した電力供給を実現しています。特に、131ヶ所の水力発電所、5ヶ所の火力発電所、1ヶ所の原子力発電所、4ヶ所の太陽光発電所を保有し、総発電設備容量は多岐にわたります。カーボンニュートラル社会の実現に向け、再生可能エネルギーの導入拡大や、富山新港火力発電所LNG2号機の新規建設、志賀原子力発電所2号機の早期再稼働への着実な対応を進めています。 販売事業においては、ご家庭向け、法人向け、さらには首都圏の顧客向けに幅広い電気料金メニューを提供しています。個人のお客さま向けには、電気料金や使用量の確認、ポイント付与、家計アドバイスなどが利用できる会員サービス「ほくリンク」を提供し、初期費用ゼロで太陽光発電やエコキュートを導入できる「Easyソーラー」「Easyキュート」といったサービスも展開しています。法人のお客さま向けには、電気使用状況の「見える化」を通じて省エネルギーやコスト削減を支援する会員サービス「見エール」を提供。さらに、再生可能エネルギー由来の電気メニュー、太陽光発電オンサイトPPA/オフサイトPPA、電気自動車導入トータルサービス、省エネ個別提案サービス、BEMS、ZEB、LNG販売、耐雷・瞬低コンサルティングなど、多角的なサポートサービスを提供し、顧客のビジネスを支援しています。 海外事業では、アラブ首長国連邦のフジャイラF3発電事業や台湾のフォルモサ1洋上風力発電事業に参画し、国際的なエネルギー事業にも貢献しています。新価値創造事業では、新価値創造研究所を中心に、電力設備の安全・安定供給や環境関連、電気有効利用に関する技術開発を推進。鳥害防止具、落氷雪防止用ネット、害獣の自動検出AI「Bアラート」、一人乗り小型電気自動車「ミリュー」など、多岐にわたる研究開発製品を生み出しています。また、地域共創事業や一級建築士事務所、リノベーション物件の賃貸事業、地域ICTを通じて、北陸地域の活性化にも貢献。令和6年能登半島地震からの復旧・復興支援として「こころをひとつに震災復興応援でんき」を提供し、災害で得た知見を全国に展開するなど、地域社会との共生と持続可能な社会の実現を目指しています。同社は、DXやGXの推進を通じて、経営効率化と新たな価値創造に挑戦し続けています。
四国電力株式会社
上場総資産 1.5兆円(2026/03)
四国電力株式会社は、四国エリアを基盤とする総合エネルギー企業です。同社は、電力の安定供給を最重要課題とし、原子力、火力、水力、太陽光、風力といった多様な発電設備を保有・運用することで、安定かつ効率的な電力供給体制を確立しています。特に、伊方発電所における原子力発電、高知県須崎市での太陽光発電事業権取得、愛媛県西条市でのオンサイト蓄電池事業運用開始など、電源の最適化と再生可能エネルギーの導入拡大に積極的に取り組んでいます。水力発電ではダム紹介特設サイト「DAMovie」を展開し、火力発電では「火力LIVE」を通じて情報発信を行うなど、各発電事業の透明性向上にも努めています。 小売事業においては、個人および法人のお客様に対し、多岐にわたる電力サービスを提供しています。個人のお客様向けには、電気料金プランの提供に加え、「よんでんコンシェルジュ」による電気料金・使用量確認やポイント付与、電力需給状況に応じた電気の使い方を工夫することでポイントが得られる「よんでんDRサービス」を展開。さらに、電気や水回りのトラブルをサポートする「よんでん住まいのほっとサポート」や、集合住宅向けEV充電サービス「EV-ery Charge」など、暮らしを豊かにするサービスも提供しています。法人のお客様向けには、オフィスビル、商業施設、工場、商店など、規模や用途に応じた料金プランや契約条件を設定し、CO₂排出量ゼロの「CO₂フリーメニュー」や、省エネルギー診断、生産プロセス電化、BCP対策、脱炭素・低炭素サービスを含む「よんでんエネソル」といったエネルギーソリューションを提供。LNG販売、ガス託送供給サービス、EV充電・運行管理サービス、電力卸取引、非化石価値取引、オフサイトコーポレートPPA運用代行サービスなど、幅広いニーズに対応しています。 同社は、デジタル技術を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、業務効率化と新たな価値創造を目指しています。AIを活用した火力発電所の設備異常早期発見、ダム流入量予測、水力発電所設備の保守点検効率化、電力需給運用の高度化・最適化など、多岐にわたる分野でDXを導入し、経済産業省のDX認定も取得しています。国際事業としては、海外発電・コンサルティング事業を展開し、新たな収益源の確保と技術貢献を図っています。また、農業への取り組みや作業安全製品の開発など、地域社会の発展に貢献する新たな事業領域への挑戦も行っています。四国電力は、「地域の発展と、快適・安全・安心な暮らしに貢献します」という存在意義のもと、持続可能な社会の実現に向け、エネルギーとデジタルの力で未来を創造していくことを目指しています。
光通信株式会社
上場総資産 1.4兆円(2026/03)
光通信株式会社は、同社グループを通じ、会社概要に掲げる電気・ガス、通信、飲料、保険、金融、業種別システム、取次販売を主要事業とする。電気・ガスの販売・供給、通信回線と付帯サービス、ナチュラルミネラルウォーターの製造・宅配、生命保険・損害保険・少額短期保険・保証サービス、マイクロファイナンスなどを個人および法人向けに展開する。電力分野では、非化石証書を組み合わせて再生可能エネルギー価値を付与する法人向け電力オプションも扱う。 業種別サービスでは、顧客管理システムや決済管理システムなどのプラットフォームと業務ツールを提供し、取次販売では通信キャリアやメーカーの商品を販売代理店網などで普及させる。商品・サービスの販売後に、利用料や契約料などの継続収入を得るストック型のビジネスモデルを中核に置き、生活・事業運営に継続して必要となる商材を複数業界へ分散している点が特徴である。事業から生じるキャッシュを純投資、M&A、新規事業、自社商品・サービスの開発へ配分し、事業運営の知見を投資判断や買収先の経営に活用する。営業利益は10年間で約3.5倍に拡大しており、継続収益の積み上げと事業ポートフォリオの分散を成長基盤とする。
日本原子力発電株式会社
上場総資産 9,798億円(2026/03)
日本原子力発電株式会社は、1957年の設立以来、日本の原子力発電のパイオニアとして、その発展に貢献してきました。同社は、国内初の商業用原子力発電所である東海発電所、初の商業用軽水炉である敦賀発電所1号機、そして大規模原子力発電所である東海第二発電所の建設・運転を通じて、電力の安定供給を担ってきました。現在の主要事業は、原子力発電所の建設、運転操作、およびこれに伴う電気の供給です。 近年、同社は既設発電所の稼働再開に注力しており、東海第二発電所の安全性向上対策工事を着実に進め、新規制基準適合性審査への対応を行っています。また、敦賀発電所2号機の再稼働に向けた審査対応、敦賀発電所3,4号機の次世代革新炉への建替え具体化に向けた検討も推進しています。 廃止措置事業も重要な柱であり、東海発電所および敦賀発電所1号機の廃止措置を推進し、原子炉領域以外の解体撤去工事や低レベル放射性廃棄物の埋設事業許可取得に向けた審査対応を進めています。他社プラントの廃止措置に対しても、これまでの経験を活かした技術支援を提供しています。 さらに、福井県の嶺南Eコースト計画における原子力リサイクルビジネスへの協力や、リサイクル燃料貯蔵株式会社の使用済燃料中間貯蔵事業への支援、原子燃料サイクルおよび高速炉開発への参画を通じて、日本のエネルギー安全保障と脱炭素化に貢献しています。原子力緊急事態支援組織の維持・訓練も継続し、地域の安全確保に努めています。同社は、安全第一を事業運営の礎とし、高い透明性をもって地域社会との対話を重視する企業姿勢を貫いています。
中部電力ミライズ株式会社
総資産 6,554億円(2025/03)
中部電力ミライズ株式会社は、中部電力グループの一員として、主に電力・ガスなどのエネルギー供給および関連サービスを提供しています。同社は、顧客のライフスタイルに合わせた多様なサービスを展開しており、その中核となるのが会員サイト「カテエネ」です。カテエネでは、電気やガスの使用量実績を簡単に確認できるほか、電気代に利用できるポイントを貯めることができ、顧客のエネルギー利用の「見える化」と節約を支援しています。このサイトは、顧客が自身のエネルギー消費を把握し、より賢く利用するための重要なツールとなっています。また、引越しに伴う電気、ガス、インターネットなどの面倒な手続きをウェブ上で一括して簡単に行えるサービスも提供し、顧客の生活における煩雑な手続きの負担を軽減し、利便性向上に大きく貢献しています。 さらに、同社は脱炭素社会の実現に向けた取り組みにも注力しており、「ミライズGreenでんき」を提供しています。これは、再生可能エネルギーの普及拡大に貢献するCO2フリーの電気メニューであり、法人および個人顧客が利用可能です。このサービスを通じて、顧客が支払う電気料金の一部が再生可能エネルギーの普及拡大に活用される仕組みとなっており、顧客と共に地域の脱炭素化を推進しています。同社は、エネルギー供給事業者としての責任を果たすだけでなく、環境に配慮した持続可能な社会の実現を目指し、積極的に再生可能エネルギーの導入を促進しています。中部電力ミライズは、単なるエネルギー供給に留まらず、デジタル技術を活用した顧客体験の向上、環境負荷低減への貢献、そして生活インフラ全般の利便性向上を目指し、地域社会の持続的な発展に寄与する「一歩先を行く総合エネルギー企業グループ」の一翼を担っています。
東京電力フュエル&パワー株式会社
総資産 4,773億円(2026/03)
東京電力フュエル&パワー株式会社は、東京電力ホールディングスの完全子会社として、燃料・火力発電事業を担う会社である。同社は、LNGなどの発電用燃料に関わる機能と火力発電設備を事業基盤とし、東京電力グループによる電力供給を上流から支える。火力発電所では、発電設備の運用・保守、設備増設、長期計画停止への対応に加え、LNG船の受け入れや高圧LNGポンプの管理など、燃料受入設備に関する業務も扱う。燃料の確保と火力発電を組み合わせ、電力事業者や送配電・小売部門へ供給力をつなぐ事業構成を採る。 発電所の運営では、川崎火力発電所における排ガス中の窒素酸化物監視や野生生物の環境監視、横須賀火力発電所の設備建設、横浜火力発電所での蒸気タービン輸送、千葉火力発電所でのICT活用などに取り組んできた。東扇島火力発電所ではLNG船の累計受入数が2,500隻に達した実績があり、大量の燃料を受け入れる設備と運用経験を有する。さらに、石炭ガス化複合発電であるIGCCプロジェクトにも関わり、発電効率と環境負荷を考慮した火力電源の整備を進める。 東日本大震災後には、被災した火力発電所の復旧、横須賀火力発電所の運転再開、新たな電源設備の緊急設置を実施し、電力供給力の回復を支えた。福島県を含む発電拠点での復旧対応、燃料受け入れ、設備運用、環境監視までを担える点が特徴であり、燃料・発電設備に関する知見と大規模火力発電所の運用実績を強みとする。
沖縄電力株式会社
上場総資産 4,733億円(2026/03)
沖縄電力株式会社は、「地域とともに地域のために」をコーポレートスローガンに掲げ、沖縄県全域、特に沖縄本島を含む38の有人離島に対し、電力の安定供給を基本的な使命として事業を展開しています。同社は、他エリアとの送電線連系がない独立した電力系統という沖縄特有の地理的・経済的特性に対応し、高い供給予備力を確保しながら、地域社会の発展に貢献しています。主要事業として、発電、送電、配電を一貫して行い、一般家庭からホテル、各種産業に至るまで幅広い顧客層に電力を供給しています。カーボンニュートラルへの挑戦として、地形的に水力開発が困難で、需要規模から原子力開発も難しいといった制約がある中で、石炭火力における木質バイオマス混焼やモーター発電機の導入など、新たな試みに積極的に取り組んでいます。また、台風常襲地であるため、高強度の風力発電設備が必要となるなど、再生可能エネルギー導入における課題にも対応しています。 同社は電力供給に加えて、法人顧客向けの多様なビジネスサポートサービスも提供しています。具体的には、送配電サービス、再生可能エネルギーの接続・出力制御に関する案内、資機材調達情報、電柱・管路等の共架利用、光ファイバケーブル心線利用、LNG設備・ガス導管の利用、電柱位置情報データの販売、卸供給メニュー、電気使用に関する新増設の申込受付などがあります。さらに、法人向けに従業員の健康維持増進や健康経営を支援するクラウド型システムと人的サービスを組み合わせた「おきでん健康管理支援サービス『うぇるポルタ』」も提供しています。個人顧客向けには、電気料金や使用量、ポイント確認ができる会員サイト「おきでんmore-E」や、停電情報、各種手続きをサポートするLINE公式アカウント、緊急時のお知らせや暮らしに役立つ情報を発信するX(旧Twitter)やFacebook、テレビCM動画を配信するYouTubeチャンネルなど、多角的な情報発信と顧客コミュニケーションを強化しています。これらの事業を通じて、同社は沖縄のライフラインを支え、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
電源開発送変電ネットワーク株式会社
総資産 3,090億円(2026/03)
電源開発送変電ネットワーク株式会社は、送電線、変電所、交直変換所、周波数変換所などの電力ネットワーク設備を保有・運用し、発電所でつくられた電力を一般送配電事業者の系統へ送る送変電事業を主軸とする。同社はJ-POWERグループの送変電部門を担い、北海道・本州間連系設備、佐久間周波数変換所、紀伊水道直流連系設備など、地域間の電力融通に関わる基幹設備を維持管理する。東西で周波数が異なる日本の電力系統を接続する周波数変換設備や高圧直流送電設備を扱い、発電事業者、一般送配電事業者、電力広域的運営推進機関などを対象に、電力の安定供給と広域運用を支える。 設備の建設、増強、保守点検、災害対応に加え、送電線周辺における商用周波磁界の測定や電磁界に関する情報公開も行う。送電設備の保全では、ドローンによる電線自律撮影技術の特許を取得しており、鉄塔・電線点検の省力化と作業負担の軽減を進めている。北海道本州間連系設備の増強、佐久間東西幹線の建替え、特別高圧送電線の保全など、広域系統の強化と既存設備の信頼性確保にも取り組む。ビジネスモデルは、保有する送変電設備を用いて電力を託送し、系統利用に伴う収入を得ながら設備投資と保守を継続する公益インフラ型であり、異周波数地域・電力会社間を結ぶ連系技術と長距離送電設備の運用実績を強みとする。
株式会社キューデン・インターナショナル
総資産 1,673億円(2026/03)
株式会社キューデン・インターナショナルは、九州電力グループの一員として、全世界をビジネスフィールドに「海外エネルギー事業」を展開するフロンティア企業です。同社は、IPP(独立発電事業)や送電事業を主軸に、エネルギーソリューションの提供を通じて持続可能な社会の発展に貢献しています。長年にわたり九州電力が培ってきた高度な技術力とノウハウ、そして20年以上にわたる海外エネルギー事業での豊富な開発・運営経験を強みとしています。 具体的な事業としては、メキシコ、中国、台湾、インドネシア、米国、タイ、アラブ首長国連邦、バーレーン、ウズベキスタン、ベトナム、エジプト、フィリピン、アフリカ、英国など、世界各地でガス火力、風力、地熱、太陽光といった多様な電源による発電事業を展開しています。特に、ベトナムのフーミー3号ガスコンバインドサイクルIPPや、LNG調達から発電まで一貫して手掛けるベトナムLNG to Powerプロジェクトなど、大規模かつ戦略的なプロジェクトに参画しています。また、アラブ首長国連邦や英国での海底直流送電事業を通じて、送電インフラの整備にも貢献。さらに、英国での廃棄物処理・発電事業や、米国におけるIHI Power Services Corp.の買収による発電所O&M(運転・保守)事業への参入により、事業領域を拡大しています。 同社は、再生可能エネルギーの導入加速や電力インフラの高度化に対応するため、米国TeraWatt Technology社との次世代蓄電池開発における協業や、ドイツLiveEO社との衛星データ解析AI技術を活用した資本業務提携、スイスcandi solar AGとのオンサイト太陽光発電事業における戦略的パートナーシップなど、革新的なスタートアップ企業との連携を積極的に推進しています。これにより、未電化地域への電力供給や、中小企業向けのオンサイト太陽光発電ソリューション提供など、幅広い顧客層に対し最適なエネルギーソリューションを提供し、グローバルな環境問題とエネルギー安定供給の両立を目指しています。同社のビジネスモデルは、発電所の開発・建設・運営から、送電インフラ、O&Mサービス、さらには最先端技術を持つスタートアップへの戦略的投資まで多岐にわたり、地域ごとのニーズに応じた最適なエネルギーミックスを追求することで、持続的な成長と社会貢献を実現しています。
株式会社関電エネルギーソリューション
総資産 1,670億円(2026/03)
株式会社関電エネルギーソリューションは、総合エネルギーサービス事業者として、省エネ・省コスト、設備の新規導入・更新など、エネルギーに関する顧客の多様な課題に応えています。同社の主要事業は、ユーティリティサービス®、地域熱供給サービス、ESCOサービス、エネルギーマネジメントサービス(エネルギー診断、エネルギー管理支援)、ガス・燃料油販売、電気保安サービス(電気設備保安管理、電気設備の設計・施工、設備管理)、発電事業、電力供給サービスです。特に「ユーティリティサービス®」は、空調熱源設備、太陽光発電設備・蓄電池設備、受変電設備・発電設備、業務用エアコン、給湯設備、照明設備、冷蔵・冷凍設備、蒸気供給設備・搬送設備、EV充電設備など、多岐にわたるユーティリティ設備の導入から運転・保守までを一括支援し、顧客は本業に集中しながら脱炭素(省エネ)、省コスト、省人化を実現できます。 同社は、エネルギーマネジメントのノウハウを活かした省エネコンサルティングにより、顧客施設の省エネルギー化と脱炭素に貢献。高効率設備の選定と最適な運用でランニングコストを大幅に削減し、設備の初期投資費用負担がないビジネスモデルを提供することで、顧客の事業経営を安定させます。また、空調制御サービス「おまかSave-Air®」や節水・節湯自動管理システム「ぴたっとOU」などの自動制御システムを導入し、エネルギー管理業務の効率化と省人化を推進しています。ホテル、病院、データセンター、学校、大型複合施設、商業施設、物流施設、工場など、幅広い施設を対象にサービスを提供。卓越した技術力と長年蓄積されたノウハウ、万全の長期サポート体制が強みであり、AI技術を適用した空調制御や地下水熱・河川水熱を利用した高効率システムなど、先進技術の導入にも積極的です。省エネ大賞や空気調和・衛生工学会技術振興賞など、数々の受賞実績がその技術力と貢献度を裏付けています。
相馬共同火力発電株式会社
総資産 1,431億円(2026/03)
相馬共同火力発電株式会社は、東北電力株式会社と株式会社JERAの共同出資により1981年に設立された企業であり、主に火力発電による電気の卸供給を事業目的としています。福島県相馬郡新地町に位置する新地発電所において、国内最大級の100万kW石炭火力発電設備を2基運用しており、東北地方および関東地方の電力安定供給に貢献しています。同発電所は、高効率運転を実現する変圧型石炭焚きボイラを採用し、オーストラリアやインドネシアなどから輸入される海外の幅広い性状の石炭を主要燃料として年間約450万トン使用しています。また、地球温暖化対策の一環として、カナダや中国などから輸入される木質バイオマス燃料も導入し、CO2排出削減に積極的に取り組んでいます。
姫路天然ガス発電株式会社
総資産 1,369億円(2026/03)
姫路天然ガス発電株式会社は、兵庫県姫路市における大規模な天然ガス発電所の新設計画を推進し、その建設から将来的な営業運転に至るまでの一連の事業を担う企業です。同社は2016年4月1日の設立以来、「姫路天然ガス発電所新設計画」の実現を主要な事業活動としています。この計画は、環境影響評価法および兵庫県の環境影響評価に関する条例に基づき、計画段階環境配慮書、環境影響評価方法書、環境影響評価準備書、環境影響評価書といった厳格な環境アセスメント手続きを遵守して進められています。同社は、経済産業大臣への各種届出や兵庫県知事、姫路市長への送付を適切に行い、事業の透明性と環境への責任を徹底しています。 特に、環境への配慮は同社の事業活動の中核をなし、発電所建設工事中におけるハヤブサの行動への影響に関する自主調査や、営業運転開始後の事後監視調査結果報告書の提出など、多岐にわたる環境保全活動を継続的に実施しています。これらの取り組みは、地域社会や自然環境との共生を目指す同社の強い意志と、持続可能なエネルギー供給への貢献を示しています。2026年1月5日には姫路天然ガス発電所1号機の営業運転開始が予定されており、これにより同社は安定した電力供給を通じて社会インフラを支える重要な役割を果たすことになります。同社のビジネスモデルは、厳格な環境規制を遵守しつつ、大規模な天然ガス発電所の開発・運営を通じて、日本の電力市場への貢献を目指すものです。
東北電力エナジートレーディング株式会社
総資産 1,355億円(2026/03)
東北電力エナジートレーディング株式会社は、東北電力グループのトレーディング専門会社として、電力・燃料を中心とするエネルギー取引を行う。同社は、電力の調達・供給に加え、JEPXでの現物取引や先物取引、石炭・LNGの燃料取引、為替取引、天候を対象とした取引を手掛ける。電力と燃料を統合的に売買し、金融市場も活用することで、価格変動や需給変動、為替、天候などに起因する事業リスクを管理しながら、競争力のある価格での電力調達・供給につなげている。 主な顧客・取引関係者は、東北電力グループ、小売電気事業者、一般送配電事業者、配電事業者、需要抑制契約者などである。トレーディング、金融工学、デリバティブ、ストラクチャリングの知識を組み合わせ、電力・ガス・金融分野と顧客ニーズを結び付けた取引設計に特徴がある。収益面では、電力・燃料などの売買による取引収益を基盤とし、市場価格の変動を踏まえたポジション管理やリスク管理によって収益機会を確保する。2017年の設立後、同年に小売電気事業者登録を行い、2018年に事業を開始した実績を持ち、取引で蓄積した知見を東北電力グループへ還元する点も事業上の役割となっている。
株式会社エネコード
総資産 1,208億円(2026/03)
株式会社エネコードは、電力卸販売事業、電源調達、需給管理を主軸とする新電力支援事業を展開しています。同社は、卸電力市場の価格変動リスクに直面する新電力事業者に対し、固定価格での電力卸供給サービスを提供することで、安定した事業計画の策定を支援しています。このサービスでは、顧客の新電力事業者がエネコードのバランシンググループに加入するか、または自社でバランシンググループを組成するかの選択肢を提供し、複数の新電力会社が連携してインバランス料金を削減する仕組みを構築しています。全国(離島を除く)の発電所と直接提携することで、市場価格に左右されない安定した電力供給を実現している点が強みです。 また、同社は電力市場への新規参入を目指す企業向けに、新電力事業の立ち上げから運営までを包括的にサポートする各種支援サービスを提供しています。電力小売事業に必要な多岐にわたる業務について、エネコード自身または協力するサードパーティーが代行・支援することで、参入企業の業務負担を軽減し、事業の円滑な推進と収益性向上に貢献しています。これらのサービスを通じて、新電力事業者が直面する調達資金の高騰や需給予測の困難といった課題に対し、実用的なソリューションを提供し、電力市場全体の活性化に寄与しています。
キオクシアエネルギー・マネジメント株式会社
総資産 1,136億円(2025/09)
キオクシアエネルギー・マネジメント株式会社は、キオクシアグループのエネルギーマネジメント事業を担う会社である。同社は、半導体メモリの製造・研究開発を行う四日市工場および横浜テクノロジーキャンパスを対象に、電力、動力、水、産業用ガスなどのユーティリティを安定供給する。製造装置や検査装置、クリーンルーム、研究開発設備などを継続稼働させるための事業基盤を支え、フラッシュメモリの生産や次世代メモリ技術の研究開発に必要なエネルギー環境を管理する。 主な顧客は親会社のキオクシア株式会社とその製造・研究開発拠点であり、グループ内の専門会社として供給設備の運用、エネルギー使用状況の管理、省エネルギー施策の推進を担う。電力や用水、産業用ガスを外部顧客へ販売する形ではなく、半導体工場と技術拠点の操業を支えるグループ内受託型の事業構成に特徴がある。エネルギー使用量の削減と利用効率の改善に加え、再生可能エネルギーの活用を進めることで、供給安定性と環境負荷低減の両立を図る。四日市工場に加えて横浜事業所を開設し、製造拠点だけでなく研究開発拠点にも管理対象を広げている点が強みである。
auエネルギーホールディングス株式会社
総資産 1,117億円(2026/03)
auエネルギーホールディングス株式会社は、KDDI株式会社が100%出資するエネルギー事業の統括会社です。同社は、傘下のauエネルギー&ライフ株式会社、株式会社エナリス、auリニューアブルエナジー株式会社の経営管理、およびエネルギー事業全体の戦略企画・立案・推進を担い、日本の脱炭素社会実現に貢献することを主要な存在意義としています。KDDIグループの「つなぐチカラ」を活かし、電力小売事業の強化と、新たな脱炭素ソリューションやビジネスモデルの構築に挑戦しています。 傘下のauエネルギー&ライフ株式会社は、個人顧客向けに「auでんき」をはじめとする電力小売事業や都市ガス供給を展開し、au・UQ mobileとのセット割やPontaポイント連携を通じて、通信と光熱費の一元管理を提案しています。また、再生可能エネルギーメニューや使用量の見える化サービスを提供し、持続可能な暮らしを支援しています。株式会社エナリスは、法人顧客や新電力事業者向けに、電力の需給管理、小売電気事業支援、エネルギーコンサルティングなどの総合エネルギーソリューションを提供。PPA・アグリゲーション、再生可能エネルギー導入支援、脱炭素化サービス、需給最適化プラットフォームを強みとし、バーチャルパワープラント(VPP)構築実証や独自のDERMS(分散型エネルギーリソース管理システム)開発を通じて、次世代の電力システム構築を推進しています。auリニューアブルエナジー株式会社は、太陽光発電所の開発・運営を主軸とする発電事業を展開し、発電した電力をKDDIの基地局やデータセンターへ供給するほか、蓄電池設備の整備にも取り組み、電力の安定供給と再生可能エネルギーの普及拡大に貢献しています。 同社グループは、350万世帯を超える「auでんき」の顧客基盤を持つほか、経済産業省のVPP構築実証への参画、ローソン店舗間での電力シェア実証、群馬県とのPPA方式による太陽光発電設備導入事業など、具体的な実績を積み重ねています。これらの事業を通じて、エネルギーを「創る・貯める・賢く使う」という新たな価値提供を目指し、より豊かで快適な社会、そして持続可能な未来の創造を使命としています。
日本ファシリティ・ソリューション株式会社
総資産 1,096億円(2026/03)
日本ファシリティ・ソリューション株式会社は、2000年の設立以来、省エネルギーとCO2削減を目的とした総合エネルギーソリューションをワンストップで提供する企業です。同社の主要事業は、効果保証付き省エネルギーサービスであるESCO事業、業務用および産業用施設向けのエネルギーセンター方式によるエネルギーサービス、エネルギーマネジメントサービス、そしてエネルギーコンサルティングです。ESCO事業では、ビルや工場の省エネルギー改修において、技術提供、資金調達、省エネルギー効果の保証を一括して行い、初期投資不要のシェアード・セイビングス方式を採用しています。同社のESCOサービスは、これまでに省エネルギー効果の削減保証を達成できなかった事例がなく、高い信頼性を誇ります。 エネルギーサービスでは、顧客施設のエネルギーインフラ(高効率熱源システム、受変電設備、コージェネレーションシステム、再生可能エネルギーなど)の建設、所有、運営をJFSが行い、計画設計から運転管理、保守、さらにはファイナンスまでトータルにサポートします。24時間365日常駐の専門スタッフによる運用・維持管理体制を構築し、安定供給と省エネルギー・省コストを継続的に実現しています。エネルギーマネジメントサービスでは、クラウドサービス「@エナジー」などを活用し、施設ごとのエネルギーデータ管理、省エネ法や自治体条例の報告書作成支援、個別機器の電力データ可視化による運用改善提案を通じて、顧客のカーボンニュートラル実現を支援します。 対象顧客は、病院、大学、事務所ビルなどの業務分野から、工場などの産業分野まで多岐にわたり、全国で400件を超える豊富な実績を有しています。同社の強みは、特定メーカーに偏らないベンダーフリーの立場で、顧客のニーズに合わせたオーダーメイド型の最適なソリューションを提案できる点です。一級建築士やエネルギー管理士などの専門資格を持つスタッフが、廃熱や蓄熱を利用した熱源設備、蓄電池を含む電力設備の計画・運用に関する豊富な知見と確かな技術力で、顧客の手間削減と人手不足の解決に貢献しています。また、省エネ大賞をはじめとする数々の受賞歴が、その技術力と実績を裏付けています。エネルギーサービスの費用は定額制が基本であり、顧客は予算見通しの手間を大幅に削減できるビジネスモデルを提供しています。
福島ガス発電株式会社
総資産 1,072億円(2026/03)
福島ガス発電株式会社は、福島県相馬港に位置する福島天然ガス発電所の運営を担う企業です。2015年4月に設立され、石油資源開発株式会社、三井物産株式会社、大阪ガス株式会社、三菱ガス化学株式会社、北海道電力株式会社の5社を事業パートナーとして、安全最優先かつ安定運転を通じて事業を推進しています。同社が運営する福島天然ガス発電所は、1号機および2号機の2つの発電設備を有し、合計出力は118万kWに達します。燃料には化石燃料の中でも温室効果ガス(CO₂)や大気汚染の原因物質の排出量が最も少ないLNGを気化した天然ガスを使用し、発電設備には高い発電効率を誇るガスタービン・コンバインドサイクル方式を採用しています。このGTCC方式は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせることで、天然ガスの燃焼ガスと排ガスの熱を効率的に利用し、約61%という高い発電効率を実現しています。これにより、従来の発電方式と比較してCO₂排出量や温排水量を低減し、環境負荷の小さい電力供給を可能にしています。1号機、2号機が営業運転を開始して以来、安定した電力供給を継続しており、電力全面自由化やGHG排出量削減といった市場環境の変化に対応しています。また、同社は福島イノベーション・コースト構想が目指す福島県浜通り地域の産業基盤再構築や新たなまちづくりへ中長期的に貢献することを目指しています。環境保全への配慮として、敷地の約17%を緑地化し、温排水の一部をLNGの気化に利用するなど、地域環境との共生にも積極的に取り組んでいます。
auエネルギー&ライフ株式会社
総資産 1,025億円(2026/03)
auエネルギー&ライフ株式会社は、KDDIグループのエネルギー事業会社として、家庭向け電力小売事業を主軸に置く。同社は「auでんき」を全国で展開し、電気料金に応じたポイント還元、30分単位の使用量を確認できる「auでんきアプリ」、環境負荷の低減を意識したecoプラン、オール電化住宅向け料金プランなどを扱う。パートナー企業のブランドで電力を販売するホワイトレーベルでんきも運営し、2022年にはレーベル数が20件を超えた。都市ガスについては東京・関西・中部・北海道・九州の各電力エリアで「ガスfor au」を展開し、通信、電気、ガス、決済サービスを組み合わせた料金特典を設けている。 電力販売に加え、太陽光発電、蓄電池、節電支援、余剰電力の買い取りを組み合わせた家庭用エネルギー事業を拡充する。「じたく発電所サービス」では初期費用なしで太陽光パネルと蓄電池を導入でき、「auでんち」では蓄電池を無償設置して毎月の電気料金を割り引く仕組みを採用する。太陽光発電設備を持つ家庭には余剰電力買取サービスを用意し、「スマート節電 with Nature Green」では家庭の電力利用を制御して節電を支援する。家庭用蓄電池の遠隔制御やバーチャルパワープラントの実証にも取り組み、特定卸供給事業者として分散型エネルギー資源を束ねる点が特徴である。auでんきは2017年に100万契約、2019年に200万契約、2021年に300万契約を突破しており、電力料金収入、ガス販売、提携先向け電力供給、太陽光・蓄電池関連サービスを収益基盤とする。
住友共同電力株式会社
総資産 948億円(2025/03)
住友共同電力株式会社は、電気、蒸気、純水の供給を主軸とする総合エネルギー供給事業者である。同社は1919年の設立以来、主に住友グループ企業や地域社会に対し、安定したエネルギー供給を担ってきた。発電事業においては、石炭、天然ガス、副生ガス(水素)を燃料とする火力発電所を複数運営し、特に新居浜北火力発電所では高効率なコンバインドサイクル発電方式と熱電併給コージェネレーションを導入し、発電時に発生する蒸気を近隣の化学プラントへ供給することでエネルギー効率の向上と二酸化炭素排出量の低減を実現している。 再生可能エネルギーの導入にも積極的に取り組んでおり、水力発電所11ヶ所、太陽光発電設備1ヶ所を保有するほか、バイオマス発電事業を推進している。具体的には、神奈川県川崎市に国内最大級の都市型バイオマス専焼発電所(出力33,000kW)を、北海道紋別市には未利用材を活用した国内最大級のバイオマス発電所(出力50,000kW)を運営している。これらの施設では、建築廃材、間伐材、剪定くず、下水処理場の消化ガスといった未利用資源を燃料として活用し、カーボンニュートラルな電力供給に貢献している。また、林地残材のバイオマス混焼発電実証事業や、高知県大平発電所および愛媛県別子山発電所における小水力発電開発・リニューアルプロジェクトも手掛けている。 さらに、工業ガス(炭酸ガス等)の供給および販売、石炭、木質バイオマス、石炭灰の販売も事業内容に含まれる。特に石炭灰については、CfFAコンクリートの開発・実用化を通じて有効利用を促進している。同社は、長年にわたり培ってきた発電技術とノウハウを基盤に、環境負荷低減と資源の有効活用を両立させながら、多様なエネルギーソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に貢献している。
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全発電電力量に占める原子力発電の割合(暦年・速報)。2014年にゼロ、再稼働進展で上昇。原典は資源エネルギー庁「電力調査統計」。(推計値)
新電力(PPS)販売電力量シェア
不定期+19.3%前年
全販売電力量に占める新電力シェア。2021年8月22.6%がピーク、2022年度の燃料高騰で低下、2024年に持ち直し。低圧分野は2024/10時点で約25.6%。
J-POWERジェネレーションサービス株式会社は、J-POWERグループの一員として、日本の社会を支える電力の安定供給をミッションに掲げ、多岐にわたる事業を展開しています。同社の主要事業は火力発電所の運営を中心に、地熱発電事業、原子力発電事業、海運事業、資源リサイクル事業、環境事業、そしてエンジニアリング事業に及びます。特に火力発電事業では、長年の経験とノウハウを活かし、安定した電力供給に貢献しています。また、同社は地域に生きる「人」への情熱を胸に、電力の安定供給という変わらぬ使命を貫き、日本のインフラを支える重要な役割を担っています。さらに、気候変動問題への積極的な取り組みとして、J-POWERが策定した「BLUE MISSION 2050」に則り、再生可能エネルギーをはじめとするCO2フリー電源の拡大や、CO2フリー水素プロジェクトにも総力を挙げて挑戦しています。これにより、持続可能な社会の実現に向けた貢献を目指しており、次世代のエネルギー供給体制構築にも深く関与しています。同社の事業モデルは、多様な発電方式の運営と関連事業を組み合わせることで、安定性と環境適合性を両立させながら、日本のエネルギーインフラを多角的に支えることにあります。
大阪市北区代表企業
8.1兆円
NEWS
この業界の企業に関する報道。各見出しは配信元記事からの引用です。
インタビュー/中部電力ミライズ社長・中川治氏 エネ供給に付加価値
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