エネルギー・環境
事業領域
太陽光、風力、バイオマス発電
業界の特色
再生可能エネルギーはエネルギー・環境の中分類で、業界分類済の513,527社中1,694社 (0.33%) を擁する業界です(全149業界の社数ランキングでは76位)。東京都を中心に36%が集まり、上場32社を含む厚みのある層を持ちます。単体総資産は中央値19億円、最大7,318億円と階層の深い分布です (直近3年416社)。直近1年の雇用は拡大基調 (拡大40% / 縮小30%) で推移しています。売上判明75社で上位5社シェアは67%です。業界平均年収は約810万円。直近12年で売上規模は約99%拡大しています。
集計は 単体決算 ・厚生年金被保険者数 ベース (連結のみ開示の企業は連結値を使用)
1,694社
32社 (1.9%)
78
東京都
616社 (36.4%)
企業数
1,694社
上場社数
32社
上場ROE中央値
4.5%
上場企業実績
上場平均年収中央値
658万円
上場企業実績
Disclosure Analysis
上場14社の有価証券報告書・IR資料の開示文を分析。
第7次エネルギー基本計画(2040年度再エネ比率4〜5割・未導入容量143〜275GW規模)と2026年4月GX-ETS本格稼働が政策的追い風となり、上場再エネ各社は一斉に設備・投資の加速局面に入っている。最大の構造変化はFIT依存から「FIP転換+蓄電池併設」「Non-FIT/卒FIT PPA」「系統用蓄電所」へのモデル転換であり、従来の発電アセット積み上げ型に加え調整力市場での収益化が主戦場となりつつある。AI・データセンター需要急増とGX-ETS稼働が電力需要の質と量を同時に押し上げており、バイオマス・再エネを「常時供給可能電源」として再定義する動きが顕在化している。プレイヤーは「純粋デベロッパー(レノバ)」「EPC・蓄電池受託型(テスHD)」「上流統合バイオマス型(イーレックス)」「電力PF・小売型(デジタルグリッド・ENECHANGE・グリムス)」「複合小規模型(環境フリーHD・エンバイオHD)」に分岐し、規模・リスクプロファイルが大きく異なる。蓄電池EPC受注残高の92.8%が蓄電池に集中するテスHDや菊川西村90MW/270MWhでPF約60億円を組成したレノバが示すように、系統協議力・ファイナンス組成力・技術ノウハウが参入障壁として急速に高まっている。一方でENECHANGEのGC注記解消(伊藤忠エネクス資本提携・EV充電合弁化で純資産45億円に改善)やエンバイオHDのPBR長期1倍割れに見るように、小規模・先行投資型は財務二極化が進む。
第7次エネルギー基本計画が2040年度未導入容量143〜275GWという具体的な市場規模を提示し、全社の投資計画の政策根拠となっている。TAM面ではENECHANGEが合弁ミライズ含むGX・DX領域で2.7兆円超と試算するほか、イーレックスはAI普及によるデータセンター向け電力需要急拡大とGX-ETS本格稼働(2026年4月)を構造的変化として明確に位置づける。蓄電池市場はデジタルグリッドが「黎明期」と認識し、先行する英国・豪州の事例に倣って早期シェア確保を競う動きが加速している。FIT太陽光の卒FIT・FIP転換と系統安定化ニーズが重なり、系統用蓄電所・FIP転換蓄電池併設の2市場が2030年に向けて急拡大する見通しである。この構造転換により単純な発電容量積み上げより「調整力」「需給管理」能力の経済価値が上昇しており、小売・トレーダー・PF事業者にとっても電力価格ボラティリティの高まりが機会とリスク双方として機能している。
事業モデルは大きく4類型に分岐している。第1に純粋デベロッパー型のレノバは太陽光429MW・陸上風力346MW・蓄電池230MWの実績を基盤にFY2030グロス5GWを目指し、菊川西村蓄電所(90MW/270MWh、PF約60億円)など大型案件を自力で開発・ファイナンス組成する。第2にEPC・蓄電池受託型のテスHDは受注残高45,163億円の92.8%が蓄電池となっており、既存省エネ・再エネSI基盤を収益源にしながら系統用マーチャント型・受託型EPCへの事業構造転換(TX2030)を推進中である。第3に上流統合バイオマス型のイーレックスは電力小売・トレーディングの下流から東南アジアバイオマス発電・カーボンクレジット中流、燃料サプライチェーン・SAF上流まで垂直一貫化を志向する独自路線をとる。第4に電力PF・小売型(デジタルグリッド・ENECHANGE・グリムス)は電力切替比較・DGP電力PF・独自燃調制度でリスクヘッジ型の小売拡大を図り、デジタルグリッドはROE20%・営業利益率40%超というアセットライト高収益化路線を明確に分岐させる。
業界共通の最大リスクは燃料・電力価格ボラティリティで、中東情勢を理由にイーレックスは2026年度業績見通しを「未定」に変更するほど不透明感が高まっている。蓄電池EPC特有のリスクとしてテスHDは原価上昇・為替・系統接続遅延を挙げ、受注時仕入価格確定・為替予約・免責条項設定で対応するが、大口受注集中による原価管理難度は上昇する。財務面ではエンバイオHDのPBR長期1倍割れ・資本コスト(9〜11%)未達・トルコバイオマス撤退特損で当期純利益58.6%減(265百万円)が示すように、小規模・先行投資型の財務余力リスクが顕在化している。ENECHANGEはGC注記を伊藤忠エネクス資本提携・EV充電合弁化で解消(純資産45億円に改善)したが、中計未達時の財務余力は依然限定的であり、有償SOの行使条件(売上83億円・EBITDA20億円)がプレッシャーとして機能する。環境フリーHDはリユース事業(海外iPhone・ゲーム機販売急減)と電直調達コスト増が重なり営業損失を計上しており、非再エネ事業への依存が逆に収益変動源となる逆説的なリスク構造を抱えている。
数値目標は規模・収益モデルによって大きく分岐している。レノバはFY2030にEBITDA600億円・設備容量グロス5.0GW・GHG削減2,000万t-CO2を掲げ、エクイティIRR10%超を投資基準とする業界最大規模の中計を保有する。デジタルグリッドは規模より収益率を優先し、営業利益率40%超・ROE20%超・電力量CAGR30%超という業界内最高水準の指標目標を設定する「クオリティ・グロース」路線で明確に分岐する。テスHDはROE・ROIC向上を方針に掲げつつも具体数値より蓄電池EPC受注拡大(受注残額45,163億円)の実績積み上げを優先する段階にある。ENECHANGEは2028/3期〜2029/3期に売上83億円・調整後EBITDA20億円(営業利益+償却費+株式報酬費用)を行使条件とする有償SOで中計達成を社内インセンティブに連動させた設計が特徴的である。エンバイオHDはPBR1倍超達成を明示目標に掲げ、フロー→ストック収入比率を24/3期18.8%から25/3期23.4%へ引き上げ中であり、ROE向上を狙ったBF事業への積極借入(有利子負債106.5億円)を財務戦略として継続する。
EDINET有価証券報告書・IR資料の開示文を分類・要約(上場企業) 出典: EDINET 有価証券報告書・各社IR資料 ・ 最終更新 2026/06
Major Companies
会社名・本社・上場区分・従業員数で比較。売上は官報/EDINET 由来の決算データがある会社のみ表示しています(未開示は「—」)。
| 順位 | 会社名 | 本社 | 上場区分 | 従業員数 | 売上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 株式会社日立パワーソリューションズ | 茨城県 | 非上場 | 3,238人 | 1,182億円 |
| 2 | NTTアノードエナジー株式会社 | 東京都 | 非上場 | 2,689人 | 1,585億円 |
| 3 | 東京電力リニューアブルパワー株式会社 | 東京都 | 上場 | 1,355人 | 1,734億円 |
| 4 | シャープエネルギーソリューション株式会社 | 大阪府 | 非上場 | 782人 | 509億円 |
| 5 | 日本工営エナジーソリューションズ株式会社 | 東京都 | 非上場 | 691人 | 179億円 |
| 6 | ELJソーラーコーポレーション株式会社 | 愛知県 | 非上場 | 585人 | — |
| 7 | 株式会社ユーラスエナジーホールディングス | 東京都 | 非上場 | 457人 | 9.3億円 |
| 8 | 株式会社リエネ・エナジー | 東京都 | 上場 | 455人 | 84億円 |
| 9 | 株式会社エコスタイル | 大阪府 | 非上場 | 407人 | 164億円 |
| 10 | テス・エンジニアリング株式会社 | 大阪府 | 非上場 | 371人 | 266億円 |
| 11 | 株式会社エクソル | 京都府 | 非上場 | 368人 | — |
| 12 | 株式会社イハシ | 埼玉県 | 非上場 | 356人 | — |
| 13 | ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社 | 東京都 | 非上場 | 327人 | 202億円 |
| 14 | 株式会社エナリス | 東京都 | 上場 | 319人 | 1,120億円 |
| 15 | 株式会社スマートエナジー | 東京都 | 非上場 | 314人 | — |
| 16 | 東京発電株式会社 | 東京都 | 非上場 | 298人 | 118億円 |
| 17 | しろくま電力株式会社 | 東京都 | 非上場 | 297人 | 144億円 |
| 18 | 株式会社サニックスエンジニアリング | 福岡県 | 非上場 | 294人 | — |
| 19 | 株式会社グリーンパワーインベストメント | 東京都 | 非上場 | 277人 | 38億円 |
| 20 | 株式会社エフバイオス | 東京都 | 非上場 | 274人 | — |
| 21 | 株式会社Looop | 東京都 | 非上場 | 273人 | 540億円 |
| 22 | 株式会社ウエストエネルギーソリューション | 広島県 | 非上場 | 266人 | 392億円 |
| 23 | 株式会社レノバ | 東京都 | 上場 | 264人 | 62億円 |
| 24 | アスエネ株式会社 | 東京都 | 非上場 | 260人 | — |
| 25 | 株式会社ボーダレス・ジャパン | 福岡県 | 非上場 | 254人 | — |
| 26 | 株式会社エスコ | 東京都 | 非上場 | 253人 | — |
| 27 | ソーラーフロンティア株式会社 | 東京都 | 非上場 | 245人 | — |
| 28 | 株式会社シーエープラント | 京都府 | 非上場 | 239人 | — |
| 29 | イーレックス株式会社 | 東京都 | 上場 | 220人 | 1,274億円 |
| 30 | アチハ株式会社 | 大阪府 | 非上場 | 218人 | — |
従業員数は社会保険加入者数(単体)です。
Industry Metrics
再生可能エネルギーに関連する市場規模・事業所数などの指標を、官公庁・業界団体の公開統計から集約(各指標に出典リンク付き)。
太陽光発電 導入容量(累積・ACベース)
年次2023年度末・太陽光発電の累積導入容量(ACベース)約7,300万kW。FIT/FIP含む全国累積(資源エネルギー庁 再エネ大量導入小委資料)
出典: 資源エネルギー庁 再生可能エネルギーの導入状況官公庁
風力発電 導入容量(累積)
年次2023年度末・風力発電の累積導入容量 約620万kW(ほぼ陸上風力)。全国累積(資源エネルギー庁資料)
出典: 資源エネルギー庁 再生可能エネルギーの導入状況官公庁
バイオマス発電 導入容量(累積)
年次2023年度末・バイオマス発電の累積導入容量 約850万kW。全国累積(資源エネルギー庁資料)
出典: 資源エネルギー庁 再生可能エネルギーの導入状況官公庁
自然エネルギー発電設備容量(大規模水力除く累積)
年次2023年度末・大規模水力を除く自然エネルギー発電設備の累積容量 約9,300万kW。全国累積(資源エネルギー庁資料)
出典: 資源エネルギー庁 再生可能エネルギーの導入状況官公庁
再エネ比率(発電電力量に占める自然エネルギー割合・暦年)
年次+3.9%
各指標は出典元の集計対象(全数/主要事業者など)に依存します。金額は表示の都合で兆円・億円に整形しています。破線は予測値です。
Industry Benchmark
政府統計の業界平均(粗い大分類ベース)と、この業界の上場企業の実績中央値を並べて比較できます。
この業界の上場企業(実績集計)
特定の中分類の実態に近い実績値です。
ROE(中央値)
4.5%
当期純利益 / 自己資本
売上高純利益率(中央値)
4.4%
当期純利益 / 売上高
総資産回転率(中央値)
0.17回
売上高 / 総資産
平均年収(中央値)
658万円
有報の平均年間給与
平均従業員数(中央値)
43名
有報の従業員数
上場28社の実績中央値(平均年収は有報開示18社)。出典: 各社決算・EDINET有価証券報告書
業界全体(政府統計)
国の統計に基づく業界平均(最新 2024年度)
原価率
86.3%
売上原価 / 売上高
営業利益率
5.2%
営業利益 / 売上高
経常利益率
5.9%
経常利益 / 売上高
総資産回転率
0.49回
売上高 / 総資産
一人当たり売上
34.1百万円
売上高 / 従業者数
平均年収
810万円
人件費 / 従業者数
労働分配率
27.2%
人件費 / 付加価値
一人当たり付加価値
3,592万円
付加価値 / 従業者数
対応 収益性: 財務省 法人企業統計『電気業』(大分類平均・2024年度) / 一人当たり売上: 総務省・経産省 経済センサス『鉱業,採石業,砂利採取業』(大分類平均・2021年)
参照: 財務省 法人企業統計『電気業』(2024年度・全規模)
※ 政府統計(財務省 法人企業統計・経済センサス)は大分類・全規模・従業者数(パート等含む)ベースの平均値です。特定の中分類や上場企業群の実態とは乖離する場合があります。
出典: 財務省「法人企業統計」・総務省/経済産業省「経済センサス」(従業者数ベース・パート等を含む)
Listed Companies
再生可能エネルギーで上場している 21社
色が濃い領域 = 多くの企業が集中する規模帯。セル click で内訳
| ← 従業員規模 → | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| ~10 | 10~50 | 50~100 | 100~1000 | 1000~ | |
| 総資産1兆+ | |||||
| 1000億~1兆 | |||||
| 100~1000億 | |||||
| 10~100億 | |||||
| 1~10億 | |||||
| ~1億 | |||||
Industry Profile
業界内企業の総資産分布と従業員数の増減トレンド
業界内企業の総資産分布 (中央値と中央 50% のレンジ)
19億円中央値
中央 50% が 5.2億円 〜 73億円 の規模 ・ 最大 7,318億円
規模別社数 (総資産バケット) — クリックで内訳
1 年前と現在の従業員数を比較できる企業の増減
業界は 拡大基調(平均 +20.4%)
雇用拡大 40%・縮小 30%
増減率別社数 (YoY) — クリックで内訳
Profitability by Size
再生可能エネルギーを含む業種の、資本金階級ごとの原価率・営業利益率・総資産回転率(大→小)
参照: 財務省 法人企業統計『電気業』(2024年度・資本金階級別)
| 規模 | 原価率 | 営業利益率 | 総資産回転率 |
|---|---|---|---|
| 10億円以上 | 86.8% | 4.9% | 0.47回 |
| 1億円以上 - 10億円未満 | 89.5% | 6.0% | 0.92回 |
| 1千万円以上 - 1億円未満 | 82.1% | 8.7% | 0.51回 |
| 1千万円未満 | 28.3% | 10.7% | 0.17回 |
出典: 財務省「法人企業統計」(資本金階級別の集計値)
Sales & Margin Trend
再生可能エネルギーを含む業種の売上高(兆円)と営業利益率(%)の長期推移
参照: 財務省 法人企業統計『電気業』(2013–2024年度)
棒=売上高(兆円)/右端=営業利益率。出典: 財務省「法人企業統計」
Market Concentration
上位5社で売上の 66.7%
再生可能エネルギーで売上判明 75 社中
売上判明企業(官報/EDINET 由来の決算データがある企業)ベースの集計です。未開示企業は含みません。
Recent Activity
再生可能エネルギーの企業の直近の動き
Journal
再生可能エネルギーに関連する Compalyze Journal の記事
Looopの推定評価額は約594億円 ─ 「黒字回復」の中身と、創業者が戻った独立系新電力の再設計
2026/07/01電力小売「Looopでんき」の独立系新電力Looop。全株式数ベースの推定評価額(上場企業の時価総額に相当)は約594億円。2025年3月期の約17.8億円の純損失から翌期は黒字に戻したが、中身は本業ではなく特別損益と増資が支えていた。
官公庁の電気を最も多く落札した再エネ新電力、ゼロワットパワーとは何者か
2026/06/13政府電子調達(GEPS)掲載ベースで官公庁向け電気供給の落札を集計すると、2015年設立の再エネ新電力ゼロワットパワーが764件・315億円で単独首位。価格で勝つ強さと市況に振られる決算、再エネの看板と火力が同居する現実までを登記・公告で描く。
GEPS掲載8.9兆円の物品役務市場 ─ 企業・業種・規模帯に案件機会はどう分布するか
2026/06/10政府電子調達(GEPS)に掲載された中央府省庁・GEPS利用独法の物品・役務落札データのうち、 Compalyzeで名寄せできた現存企業・金額ありレコードを集計すると、 2016〜2025年の累計は約8.9兆円。 金額・件数・府省横断reachで「常連企業」の型を分け、 どの業種・規模に案件機会が分布するかを読む。
Top by Sales
直近の売上が大きい順・最大 100 社
コスモ石油マーケティング株式会社
売上 1.7兆円(2026/03)
コスモ石油マーケティング株式会社は、コスモエネルギーグループの中核を担う企業として、従来の石油製品販売に加え、脱炭素社会の実現に向けた多角的なエネルギーソリューションを提供しています。同社の主要事業は、再生可能エネルギー電力の供給、次世代燃料の提供、そして脱炭素・環境ソリューションの展開です。再生可能エネルギー電力供給においては、「コスモでんきビジネスグリーン」を主軸に、自治体、公共施設、企業、建設現場など幅広い顧客に対し、風力、太陽光、廃棄物発電由来の実質再生可能エネルギー100%電力を提供しています。オフサイトフィジカルPPA、フィジカルPPA、バーチャルPPAといった多様な電力購入契約スキームを通じて、顧客のCO2排出量削減に貢献。特に、市原市、八王子市、大磯町、八千代市、堺市、足立区、川崎市、横須賀市、葉山町、町田市、勝浦市、栗東市、上野原市、鎌ケ谷市、藤沢市といった全国の自治体や教育機関への導入実績が豊富です。次世代燃料分野では、持続可能な航空燃料(SAF)の供給に注力しており、廃食用油の回収・資源化促進から、国産SAFの製造・供給まで一貫したサプライチェーンを構築。アラスカ航空、エバー航空、スターラックス航空、デルタ航空、フィンエアー、DHL Express、JAL、ANAといった国内外の航空会社や、航空自衛隊への供給実績を持ち、SAF普及を推進しています。また、国産バイオディーゼル燃料「コスモCF-5」を鉄道、バス、港湾作業車両、自動運転バス、教習用トラックなど多様なモビリティに供給し、CO2排出量実質ゼロの実現を支援。さらに、岩谷産業との協業により、燃料電池商用車向けの水素ステーションの整備・運営も手掛けています。脱炭素・環境ソリューションとしては、J-クレジット制度を活用したカーボンクレジット取引サービス「コスモ・ゼロカボクレジット」や、省エネを実現する「ゼロカボ空調制御システム コスモ空調上手」を提供。EV充電インフラの提供や、サービスステーション跡地を活用した蓄電所の建設・運営、地域脱炭素化支援、スマートシティ推進に関する包括連携協定の締結など、地域社会の持続可能な発展にも貢献しています。これらの取り組みを通じて、同社はエネルギーの安定供給と環境負荷低減の両立を目指し、顧客の脱炭素経営を強力にサポートする総合エネルギーサービス企業としての地位を確立しています。
東京電力リニューアブルパワー株式会社
上場売上 1,734億円(2026/03)
東京電力リニューアブルパワー株式会社は、再生可能エネルギー事業を専門とする企業です。同社は、水力発電、風力発電、太陽光発電といった多様な再生可能エネルギー源の開発、建設、運営、保守を一貫して手掛けています。特に水力発電においては長年の実績と高い技術力を有し、国内の多くの水力発電所を運営するほか、ジョージアのダリアリ水力発電所のような海外での水力発電事業にも参画しています。主要なサービスとして、発電した電力を一時的に預かる「電力預かりサービス」、発電設備の運転・保守管理を行う「O&M(Operation & Maintenance)」、そして再生可能エネルギー分野の専門家を育成する「技術者育成サービス」を提供しており、これらを通じて再生可能エネルギーの普及と安定供給に貢献しています。同社は、福島復興への貢献や環境保全、地域社会との共生を重視した事業活動を展開しており、尾瀬での自然保護活動や、栃木県鬼怒川事業所の中岩ダム・山梨県駒橋事業所の落合水路橋が土木学会選奨土木遺産に認定されるなど、環境・社会貢献にも積極的に取り組んでいます。また、グリーンボンドの発行を通じて、再生可能エネルギー事業への投資を加速させ、持続可能な社会の実現を目指しています。顧客は電力市場、他の発電事業者、そして再生可能エネルギー分野への参入を検討する企業などが想定されます。
ミツウロコグリーンエネルギー株式会社
売上 1,684億円(2026/03)
ミツウロコグリーンエネルギー株式会社は、再生可能エネルギー発電事業、電力販売・買取事業、都市ガス小売事業を主軸に展開し、地球環境改善への貢献とエネルギーの安定供給を目指しています。同社は、風力発電、木質バイオマス発電、大規模太陽光発電(メガソーラー)といった多様な再生可能エネルギー発電所を自社で所有・運営しており、国内に7箇所の発電拠点を有しています。具体的には、長崎県の的山大島風力発電所(総発電出力32,000kW)、茨城県の神栖風力発電所(総発電出力10,000kW)、山口県のミツウロコ岩国発電所(木質バイオマス、出力10,500kW)、千葉県の富津ソーラー発電所(40MW)、茨城県の水郷潮来ソーラー発電所(14.5MW)などが稼働しています。これらの発電所から生み出されるグリーンエネルギーは、同社の電力販売事業を通じて、法人および個人のお客様に安定的に供給されています。 電力販売においては、小売電気事業者として、お客様のニーズに合わせた多様な料金メニューを提供しており、FIT電源に非化石証書を組み合わせた環境に優しいプランも用意しています。高圧電力の法人顧客向けには、電気料金かんたん診断サービスを提供し、既存の電力契約からの切り替えによるコスト削減を提案。機械器具・生産工場、オフィスビル、ゴルフ場、ビジネスホテル、私立大学、専門学校、介護施設、物流センター、クリニックなど、幅広い業種・施設での導入実績を持ち、電気料金の削減に貢献しています。また、FIT制度が終了した再生可能エネルギー発電所の余剰電力買取サービスも提供し、環境価値を適正に評価した売電単価で買い取っています。 都市ガス販売事業では、2017年の都市ガス全面自由化以降、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの各供給エリアにおいて、経済性に優れた都市ガスを供給しています。ガス会社切り替え後も、従来のガス導管を使用し、一般ガス導管事業者との連携により安全性と品質を確保しています。 同社は、脱炭素経営支援プロジェクトへの参画、系統用蓄電池事業への投資、オフサイトコーポレートPPAによる電力提供、EV向け再エネ電力メニューの展開、デマンドレスポンスサービスの提供など、先進的な取り組みを積極的に推進しています。また、北海道、東北、西日本、九州に支店を構え、全国規模で事業を展開。電力系統の安定化に向けた系統用蓄電所の建設・運用や、次世代電力統合システム「IPoCC」の活用など、技術的な強みも有しています。これらの事業を通じて、CO2排出量の削減、エネルギー自給率の向上、そして持続可能な社会の実現に貢献しています。
NTTアノードエナジー株式会社
売上 1,585億円(2025/03)
NTTアノードエナジー株式会社は、NTTグループのスマートエネルギー事業を推進する中核企業として、電源開発、調達、調整、販売までを一気通貫で手掛ける「エネルギー流通ビジネス」を展開しています。同社の事業は主に4つの機能で構成されています。まず「グリーン発電」では、太陽光、風力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギー発電所の開発・運営を地域と共生しながら推進し、NTTグループのカーボンニュートラル達成と脱炭素社会の実現に貢献しています。2030年までに26.9億kWhの再エネ発電量獲得を目指し、多様なパートナーと連携しています。次に「アグリゲーション」では、再生可能エネルギーの不安定な発電量を補うため、蓄電池やEMS(エネルギーマネジメントシステム)を活用し、電力の需給バランスを調整する「調整力」を提供しています。NTTグループのICTを駆使したエネルギー流通プラットフォームを構築・運用し、電力系統の安定化や需要家の電気料金削減に貢献。容量市場、需給調整市場、卸電力取引市場での最適運用を目指しています。さらに「電力小売」では、企業や自治体(需要家)のニーズに応じ、子会社のエネットを含む小売電気事業者と連携し、再生可能エネルギーを持続的に供給しています。コーポレートPPA(オンサイトPPA、オフサイトPPA)を通じて初期投資や維持管理費用なしでグリーン電力を提供するほか、地方公共団体や地元企業と連携した「地域新電力」の設立・運営を支援し、エネルギーの地産地消と地域経済の活性化を図っています。一般家庭向けには「ドコモでんき®」も提供しています。最後に「エンジニアリングソリューション」では、100年以上にわたり通信ビルの電力システム構築・保守で培った技術力とノウハウを活かし、再生可能エネルギー、蓄電池、データセンターを中心としたソリューションを展開しています。企画・コンサルティングから構築、保守、24時間365日の監視までを一貫して提供し、高信頼電源ソリューション(BCP関連)、データセンター構築保守、太陽光発電システム構築保守などを手掛け、社会インフラの安定稼働を支えています。同社は、NTTグループの「NTT Green Innovation toward 2040」ビジョンに基づき、日本全体のカーボンニュートラルと経済成長の同時実現を目指し、北海道から沖縄まで全国の企業、自治体、一般家庭に対し、環境に配慮したスマートエネルギーサービスを提供することで、持続可能な社会の実現に貢献しています。
九電みらいエナジー株式会社
売上 1,274億円(2025/03)
九電みらいエナジー株式会社は、九電グループで100年以上にわたり培われた技術と知見、フロンティアスピリットを受け継ぎ、2014年7月に設立された再生可能エネルギー発電事業者です。同社は、太陽光、風力、バイオマス、地熱、水力の主要な再エネ5電源全てを自社で開発、運営、販売する国内唯一の事業者であり、再エネ設備量においても国内トップクラスを誇ります。太陽光発電では、工場や商業施設の屋根、発電所跡地への設備設置に加え、初期投資ゼロで導入可能なオンサイトPPAや、停電時に最低限の電力を確保する防災機能付き発電システムを提供し、顧客の環境負荷低減と電気料金削減を支援しています。風力発電においては、陸上風力発電所の長期安定稼働実績を基盤に、九州最大の陸上ウィンドファーム「串間風力発電所」を運営し、洋上風力発電にも積極的に取り組んでいます。特に「北九州響灘洋上ウインドファーム」は国内最大の洋上風力発電所として2025年3月に運転を開始しました。バイオマス発電では、事業化検討から建設・運営まで一貫して手掛け、日本最大の鶏ふん発電や国産未利用材を活用した木質バイオマス発電所を運営し、地域の未利用資源の有効活用と環境保全に貢献しています。地熱発電では、九電グループが国内地熱発電設備容量の約4割を占める実績を持ち、フラッシュ方式やバイナリー方式を駆使して安定したベースロード電源を提供しています。水力発電では、九州内の河川データと100年以上の開発ノウハウを活かし、中小水力発電の開発・運営を通じて地域資源の有効活用と国産エネルギーの推進を図っています。さらに、潮流発電技術の実証にも成功し、海洋エネルギーのポテンシャル開拓にも挑戦しています。同社は、需要家向けにオンサイトPPA、オフサイトPPA、非化石証書購入代行を提供し、小売電気事業者向けには再エネ電力卸取引を行うなど、多様な顧客ニーズに応じた最適な再エネソリューションを提案しています。2050年カーボンニュートラル実現に向け、「再エネ3C」(Creation, Continuation, Coordination)を柱とした戦略を推進し、持続可能な社会の実現に貢献しています。地域との共生を重視し、地域コミュニケーションや環境活動を通じて信頼関係を構築しながら事業を進めることを大前提としています。
イーレックス株式会社
上場売上 1,274億円(2026/03)
イーレックス株式会社は、再生可能エネルギーをコアに電力新時代の先駆者となることを目指し、燃料調達から発電、トレーディング、電力小売まで一貫したバリューチェーンを国内外で展開する総合エネルギー企業です。同社の事業は主に4つの柱で構成されています。 まず「燃料事業」では、PKS(パーム椰子殻)や木質ペレットといった良質なバイオマス燃料を東南アジアを中心に海外から安定的に調達しています。自社発電所への供給だけでなく、他社への販売も手掛ける「事業者+商社」機能を持ち、サプライチェーンの強化と多様化を図っています。ベトナムでは新たなバイオマス燃料であるニューソルガムの開発にも取り組み、持続可能性を確保するためGGL、FSC、PEFCなどの国際認証を積極的に取得しています。 次に「発電事業」では、国内トップクラスのバイオマス発電事業者として、現在5基のバイオマス発電所を運営し、さらに2基の建設を計画しています。カーボンニュートラルで安定供給が可能なバイオマス発電を基盤としつつ、富士吉田水素発電所での国内初商用となる水素専焼発電実証プロジェクトや、石炭火力のバイオマス転換事業にも挑戦しています。海外ではカンボジアでの大規模水力発電プロジェクトや、ベトナムでのバイオマス発電所建設・燃料開発事業を推進し、グローバルな脱炭素社会の実現に貢献しています。 「トレーディング事業」では、電力市場の変動を見極め、電力の調達・卸売、需給バランス調整、収益追求を行っています。JEPXでの市場取引に加え、デリバティブ取引や環境価値取引も手掛け、自社バイオマス発電所を保有する強みを活かし、市場価格高騰時にも安定した価格で電力を確保できることが同社の大きな強みです。 そして「小売事業」では、20年以上の実績を持つ新電力会社として、全国の法人(高圧・特別高圧)および個人(低圧)顧客に対し、環境価値と経済性を両立した電力メニューを提供しています。子会社のエバーグリーン・マーケティングやエバーグリーン・リテイリングを通じて販売網を全国に拡充し、CO2フリープランの提供や、都市ガス、蓄電池、省エネサービスなど、顧客の多様なニーズに応えるサービスを展開しています。 同社は「共創」の理念のもと、1,000社を超えるパートナー企業との連携を通じて新しいエネルギーの仕組みを創造し、持続可能な社会の実現と電力新時代の先駆者となることを目指しています。
株式会社日立パワーソリューションズ
売上 1,182億円(2026/03)
株式会社日立パワーソリューションズは、1960年の創業以来、高い信頼性が求められるエネルギー・インフラ関連分野において、製品、サービス、ソリューションを提供してきました。同社は「サービス」「グリーン」を「デジタル」と融合させることを中核事業とし、お客さま事業の発展と持続可能な社会の実現に貢献しています。具体的には、ゼロカーボン社会の実現とエネルギーの安定供給、社会インフラの安定稼働を支えるソリューションを展開しています。 エネルギーソリューション分野では、再生可能エネルギーの普及・拡大に注力し、風力発電システムの事業化計画から導入、運転、保守までをワンストップで提供。ドイツENERCON社製設備の取り扱い実績や、ドローンとAIを活用したブレード点検・補修サービス、O&Mノウハウを強みとしています。また、食品廃棄物や間伐材などを活用したガスコージェネレーションシステムの導入支援、太陽光発電システム、蓄電池システム、エネルギー管理システムを組み合わせたマイクログリッドやコンパクトグリッドによる再生可能エネルギーの地産地消を推進。大規模ハイブリッド蓄電池システムの実証運転を通じて、電力系統の安定化にも貢献しています。 脱炭素支援においては、企業や地域の脱炭素化をトータルでサポート。「エネルギー&ファシリティマネジメントサービス」として、高効率設備導入や運用保全管理、省エネルギー推進、設備管理業務の効率化・技術継承を提供し、TBMからCBMへの移行を支援します。風力・太陽光発電、ガスコージェネレーションシステム、蓄電池、EMSなどを組み合わせた分散電源の構築により、CO2排出量削減、エネルギー効率化、災害時の電力供給確保を実現。地域マイクログリッドの構築支援では、安定した固定価格でのエネルギー供給と災害レジリエンス強化に貢献しています。 サービスソリューション分野では、マネージドサービスとして、OT(制御・運用技術)とデジタル技術を融合し、設備資産の管理・運用を総合的に支援。IoTを活用した見える化ソリューションでデータ分析に基づく合理的な保全計画立案や設備投資の意思決定を支援し、環境経営にも貢献します。予兆診断ソリューション「HiPAMPS」では、IoTセンサーデータとITアナリティクス、OT知見を組み合わせ、故障予兆検知と原因診断により計画外停止リスクを低減。遠隔監視・支援ソリューションや保守支援ソリューション「サイトリミックス」、設備カルテシステムを通じて、保守業務の高度化とコスト最小化、熟練技術者のノウハウ継承を支援し、お客さま設備の安定稼働と品質向上に貢献しています。同社は、長年培ってきたOTと先端デジタル技術を融合させることで、顧客の課題解決と社会貢献を両立させるビジネスモデルを確立しており、DX推進にも積極的に取り組んでいます。
株式会社エナリス
上場売上 1,120億円(2026/03)
株式会社エナリスは、脱炭素社会の実現に向けたエネルギーソリューションを提供する企業です。同社の事業は多岐にわたり、主にGX推進支援、コーポレートPPA、Jクレジット創出・流通、GX情報サービス、アグリゲーション、電力小売、電力ビジネス支援の各事業を展開しています。特に、企業の脱炭素化をワンストップで支援するブランド「eneGX」を立ち上げ、CO2排出量の可視化から削減計画策定、再生可能エネルギー供給、オフサイトPPA、自己託送支援、報告まで、企業の規模やフェーズに応じた柔軟なパッケージ提案と伴走支援を提供しています。コーポレートPPA事業では、フィジカルPPAとバーチャルPPAを柔軟に切り替えられる「ハイブリッド・オフサイトPPA」を提供し、長期的な再生可能エネルギー調達と電力料金の安定化を支援。これにより、RE100達成を目指す企業や、新たな再エネ設備導入を促進する「追加性」のある取り組みを支援しています。Jクレジット創出・流通事業では、太陽光発電の自家消費で生じる環境価値をJクレジット化する支援サービスを提供し、独自のMRV支援システム「eneGX MRV’S」を活用して手続きを簡略化、クレジットの売買や活用計画立案までをサポートします。アグリゲーション事業は同社の強みの一つで、蓄電池や電気自動車(EV)などの分散型エネルギーリソースを束ねて制御し、電力需給バランスの調整力確保や経済的メリット創出に貢献。VPP(バーチャルパワープラント)技術開発を2016年から手掛け、需給調整市場への参入やEVワイヤレス給電を活用した新たなビジネスモデルの検討も進めています。また、2025年度には大規模蓄電池設備の建設を開始し、蓄電池事業への本格参入を通じて電力の安定供給と再生可能エネルギーの拡大に貢献する計画です。電力小売事業では、実質再生可能エネルギーの供給を行い、電力ビジネス支援事業として、自己託送支援や再エネ併設蓄電池の制御支援サービスなども提供しています。これらの多様なソリューションを通じて、法人や自治体、新電力事業者など幅広い顧客層の脱炭素経営を強力に推進し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
王子グリーンリソース株式会社
売上 736億円(2026/03)
王子グリーンリソース株式会社は、王子ホールディングス株式会社の資源環境ビジネスカンパニーの中核会社として、グループ全体の資源環境ビジネスを統括・推進しています。同社は、森林資源をはじめとするサステナブルリソースと、王子グループが長年にわたり培ってきた資源活用の経験と技術を基盤に、多岐にわたる製品とサービスを提供しています。主要な事業として、パルプ事業、木材・植林事業、そしてエネルギー事業を展開しており、これら事業の戦略策定、事業化、国内外の販売、および関連会社の事業管理を一貫して手掛けています。パルプ事業では、国内外のグループ生産パルプの販売を担い、セニブラ社(ブラジル)やパンパック社(ニュージーランド)を中心にグローバルな事業拡大を図るとともに、溶解パルプなど新しい用途のパルプ事業化にも挑戦しています。木材・植林事業においては、海外植林会社や国内社有林の事業管理、木材関連会社の事業管理、さらには農林技術の開発を通じて、王子グループが国内外に保有する広大な森林資源(国内19万ha、海外25万ha)の価値を最大限に引き出す総合林産業を目指しています。製材・合板・商材事業を積極的に推進し、海外への新規展開も拡大しています。また、再生可能エネルギー事業は同社の重要な柱の一つであり、王子グループが保有する森林資源、土地、設備を活用し、バイオマス発電、水力発電、地熱発電、太陽光発電、そして風力発電(稚内タツナラシ山ウィンドファーム計画など)といった多様なエネルギー源の開発と事業化に取り組んでいます。これらの発電事業は、傘下の王子グリーンエナジー各社を通じて推進されており、持続可能な社会の実現に貢献しています。さらに、同社は王子グループ全体の原燃料資材の調達・需給調整を担う調達関連事業も展開し、グループの安定的な事業運営を支えています。これらの事業を通じて、同社は資源の可能性を最大限に引き出し、地球、社会、人々の暮らしを未来につなげる持続可能な社会づくりに貢献するとともに、王子グループの事業構造転換の大きな柱となることを目指しています。
ハンファジャパン株式会社
売上 608億円(2025/12)
ハンファジャパン株式会社は、韓国最大手企業の一つである株式会社ハンファの日本法人として1984年に設立されました。同社は、全世界に広がるハンファグループのグローバルネットワークと連携し、グリーンエネルギー事業、ケミカル事業、セキュリティ事業、プロダクトソリューション事業の4部門を日本市場で展開しています。グリーンエネルギー事業では、トータルエネルギーソリューションカンパニーとして、太陽光発電システムや蓄電システムの販売、オンサイトおよびオフサイトPPA、電力調達サービス、エネルギーマネジメントプラットフォームの運営、電力リテール、VPP、環境価値創出など多岐にわたるサービスを提供。特に住宅用太陽光発電システムでは150,000棟以上の導入実績を誇り、2023年には新築住宅市場でシェアNo.1を達成しました。2023年には電力事業子会社「Q.ENESTホールディングス」を設立し、GX推進と2050年カーボンニュートラル実現に貢献しています。ケミカル事業では、石油化学原料や誘導品、無機化学製品を日本のビジネスパートナーに供給し、日本国内で不足する高付加価値原料の取り扱いや、エコフレンドリー・ヘルスケア分野での事業も推進。日本と韓国の架け橋として新規ビジネス創出や技術提携も行っています。セキュリティ事業では、旧サムスンテックウィンから社名変更したハンファビジョンの製品を中心に、監視カメラや映像監視ソリューションを公共・商業施設、オフィスなど幅広い業種に提供し、深層学習やAI、BIなどの次世代技術を活用した総合セキュリティソリューションを展開しています。プロダクトソリューション事業は、日本と韓国間の貿易業務および投資活動が中心で、製造業や建設業向けに石油化学製品原料、ベアリング、自動車部品素材などを輸出入するほか、ECサイトを通じて防犯カメラ、小型家電、化粧品、アウトドア関連商品などのeコマース事業も手掛けています。さらに、ニセコ高級リゾート開発や都内不動産開発、ベンチャーキャピタル投資など、新規投資事業にも積極的に取り組んでいます。同社は、日本で40年以上にわたり培ったノウハウと信頼関係を基盤に、顧客ニーズを先取りしたソリューションを提供し、地域経済の活性化と協力会社との共同成長を目指しています。
株式会社Looop
売上 540億円(2026/03)
株式会社Looopは、「エネルギーフリー社会の実現」をビジョンに掲げ、再生可能エネルギーの普及と活用を推進する独立系エネルギー事業者です。同社は、エネルギーを「つくる」「コントロールする」「届ける」という一貫したソリューションを提供し、多岐にわたる事業を展開しています。 主要事業として、「電力小売事業」では、家庭向けに市場価格に連動し電気代を自動で割引する「おまかせ割」や、時間帯別料金プラン「スマートタイムONE」を提供する「Looopでんき」を展開し、約36万件の契約実績(2025年12月時点)を誇ります。法人向けには高圧電力小売も手掛け、顧客の多様なニーズに応えています。 「蓄電池事業」では、家庭用蓄電池「SOLABOX」や容量可変型「エネブロック」を提供。屋根置き太陽光発電システム「Looop Solar」と蓄電池を組み合わせた「とくするソーラー 蓄電池付きプラン」は、初期費用・メンテナンス費用ゼロで自家消費率を最大化し、光熱費削減と住宅の脱炭素化を両立させるサービスとして注目されています。 「太陽光発電所(PPA向け含む)の開発建設事業」では、部材調達から設計、設置工事までをワンストップで提供。FIP制度に対応した「Looop FITプレミアム」サービスでは、FIP認定発電所の電力と環境価値を固定価格で買い取り、発電予測を代行することで、発電事業者のリスク低減と再生可能エネルギー導入を促進しています。法人向けにはオンサイトPPA、オフサイトPPAサービスを提供し、イオンモールなど大規模施設への導入実績も豊富です。カーポート一体型太陽光発電自家消費サービスも展開し、企業の脱炭素経営を支援しています。 さらに「電源開発事業」では、太陽光発電所に加え、北海道の「ウィンドファーム豊富」のような大型風力発電所など、多様な再生可能エネルギー発電所の開発・運営を手掛けています。全国で41箇所、計64MWの発電所を保有し、129MWの案件を開発中(2023年6月末時点)であり、地域社会との共生を重視した環境教育や宿泊施設運営も行っています。 「スマートホーム事業」では、不動産デベロッパーや管理会社向けに、統合IoT機器「9DOTs」やスマートロック「Glamo Smart Lock」などを提供し、AIエージェント「グラモン」による快適な暮らしと管理業務の効率化を実現し、物件価値向上に貢献しています。 同社の強みは、再生可能エネルギーに関する包括的な技術力と、顧客の課題解決に焦点を当てた柔軟なビジネスモデルにあります。遊休地や休耕地を活用した太陽光発電システムや系統用蓄電池の設置用地募集も積極的に行い、持続可能な社会の実現に貢献しています。
シャープエネルギーソリューション株式会社
売上 509億円(2026/03)
シャープエネルギーソリューション株式会社は、創エネ・省エネ・蓄エネ・エネルギーマネジメントを核とした多岐にわたるエネルギーソリューション事業を展開しています。同社は、住宅用太陽光発電設備、蓄電池、HEMS等の企画・開発・販売・サービスを一貫して手掛けるほか、産業用太陽光発電設備の設計、建設工事、施工監理、メンテナンス、さらにはメガソーラーIPP事業も推進しています。太陽電池の製造技術においても高い専門性を持ち、化合物・シリコン積層型太陽電池モジュールで世界最高の変換効率33.66%を達成するなど、先進的な技術開発に注力しています。 国内市場では、個人顧客向けに「でんきの自給自足」を可能にする太陽光発電・蓄電池システムを提供し、AI制御が可能なクラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」や、太陽光発電と家電を連携させて電気代を抑制する「Life Eeeコネクト」サービスを通じて、スマートライフの実現を支援しています。また、初期費用ゼロで太陽光発電システムを導入できるPPAサービス「COCORO POWER」も提供し、住宅分野における再生可能エネルギーの普及を加速させています。 法人顧客に対しては、企業の脱炭素化支援やESG・SDGs達成に貢献するため、再生可能エネルギーの自家消費を促進するソリューションや、初期投資ゼロの法人向け太陽光発電サービスを展開。工場屋根への大規模太陽光発電システム導入や、デマンドレスポンスサービスを通じて、エネルギーコスト削減と環境負荷低減を両立させる提案を行っています。 グローバル市場においても、アセアン地域を中心にメガソーラーの建設を積極的に進め、タイでは企業向け売電事業を手掛ける合弁会社を設立し、クリーンエネルギーの提供を開始しています。さらに、EV(電気自動車)への搭載に向けた高効率太陽電池の開発や、JAXAの月面探査機「SLIM」に薄膜化合物太陽電池が採用されるなど、モビリティ分野や宇宙分野への応用も進めており、地球規模での再生可能エネルギーの普及拡大と脱炭素社会の実現に貢献しています。
ElectroRoute Japan株式会社
売上 436億円(2026/03)
ElectroRoute Japan株式会社は、三菱商事の100%子会社であるElectroRoute Holdingsの日本法人として、2022年4月に設立されました。同社は再生可能エネルギーに特化したエネルギーソリューションカンパニーとして、日本市場におけるエネルギートレーディング事業を主軸に、発電事業者、小売電気事業者、需要家、系統用蓄電池保有者に対し、総合的な電力取引支援サービスを提供しています。電力の生産・運搬からリアルタイムでの発電・供給、そして天然ガス価格や天候、時間帯によって刻々と変化する電力価値の管理において強みを発揮し、電力自由化が進む日本市場での事業拡大と持続可能なエネルギーの未来を支える先進的なソリューション開発に取り組んでいます。2018年には日本で電力トレーディング事業を開始し、現在では40名を超える専門家が、日本各地の総発電量1,000メガワットを超える発電事業者や電力消費者に最先端のソリューションを提供しています。親会社であるElectroRouteが欧州で培ったAIと機械学習を活用した独自のトレーディングプラットフォーム「ElectroRoute CORE」を駆使し、24時間365日体制で再生可能エネルギーアセットの予測と負荷分散を管理しています。これにより、変動性の高い再生可能エネルギーの市場リスクを最小化し、安定的な電力供給と環境価値の提供を実現しています。 同社のサービスは多岐にわたり、系統用蓄電池運用サービス、コーポレートPPA、FIT非化石証書等の環境価値代理調達、電力バランシング、FIP収益固定化、FIT追加収入、調整電源運用、電力小売事業、電力価格固定化サービスなどを展開しています。特に、需要家主導型のバーチャルPPAスキームの組成に注力しており、DREAMプライベートリート投資法人や株式会社日本ベネックスとの長期固定価格型バーチャルPPA締結では、需要家と発電者双方の価格変動リスクを固定化するモデルを構築しました。また、需給調整市場への参入を通じて、バーチャルパワープラント(VPP)システムを活用し、分散型エネルギーリソースを統合的に制御することで、一般送配電事業者への調整力提供を行い、再生可能エネルギーの普及拡大と電力安定供給の両立に貢献しています。 さらに、農業を起点とした食料・エネルギー・資源の好循環を生む社会実装プロジェクト「AGRI-4X」にも参画し、スマート農業設備「FARBO+ソーラー」から創出される電力由来の環境価値を、需要家主導型V-PPAスキーム「farmFIT」を通じて東京製鐵へ供給する役割を担っています。この取り組みでは、高度な予測技術とトレーディング機能により太陽光発電由来の電力のバランシングリスクを最小化し、地域社会と共生する環境負荷の低い再生可能エネルギーの導入を推進しています。三菱商事グループの安定した財務基盤と、欧州で培われたイノベーションを日本市場に適合させるクリエイティブな風土を強みとし、脱炭素社会の実現に向けたエネルギー改革を推進しています。
株式会社ウエストエネルギーソリューション
売上 392億円(2025/08)
株式会社ウエストエネルギーソリューションは、創エネ、省エネ、蓄エネを柱とするトータルエネルギーソリューションを提供する企業です。同社は太陽光発電所の開発、建設、保守を主軸とし、メガソーラーから産業用、住宅用まで幅広い規模の発電システムを手がけています。特に、休耕地や干拓地、山間部といった多様な未利用地を活用したメガソーラー開発では300か所以上の実績を持ち、企画から設計、施工、系統連系、アフターメンテナンス、さらには太陽光パネルのリサイクルまでを一貫して提供する体制を構築しています。また、既存の太陽光発電所の売買仲介や再生事業も展開し、発電効率の向上やO&Mの見直しを通じて資産価値を高める支援を行っています。
シン・エナジー株式会社
売上 384億円(2025/11)
シン・エナジー株式会社は、環境負荷の低い再生可能エネルギーの創出と供給を通じて、持続可能な社会の実現を目指す企業です。同社は「Symbiosis(共生)」と「Energy(エネルギー)」を融合させた社名が示す通り、エネルギーを基軸に自然との共生を追求しています。主要事業として、太陽光、バイオマス、バイオガス、水力、風力、地熱といった多岐にわたる再生可能エネルギー発電所の開発・運営を手掛けています。発電所の建設に留まらず、エネルギーの地産地消や地域振興に繋がる事業開発を全国で展開しており、地域資源を最大限に活用した「Local Design(ローカルデザイン)」を推進しています。 同社のビジネスモデルは、地域ごとの特性を活かした「バイオマス循環」と「電力循環」を核としています。具体的には、地域新電力事業の運営および支援、電力の売買、需給管理などを行い、地域経済圏内でのエネルギーと費用の循環を促進しています。また、法人や自治体、一般家庭向けに新電力サービスを提供しており、千趣会と協力した「ベルメゾンでんき」や、オフサイトフィジカルコーポレートPPAによる再エネ由来電力の導入(野村不動産新横浜ビル、三菱地所「ロジクロス海老名」など)といった実績があります。 技術面では、カーポートPVの開発・導入や、生ごみメタン化装置「マジカルプー」の試験運転など、革新的な取り組みも行っています。電力市場のリスク管理、取引の高度化、営業提案力向上を目的としたリスク管理アプリケーション「eScan」の導入も同社の強みです。さらに、兵庫県淡路市や秋田県大潟村といった「脱炭素先行地域」における事業連携や、地域企業・自治体との共同開発プロジェクトを多数実施しており、地域社会の脱炭素化と活性化に貢献しています。これらの活動を通じて、同社は未来の子どもたちからの「ありがとう」を創造する社会を目指しています。
株式会社UPDATER
売上 313億円(2026/03)
株式会社UPDATERは、「みんな電力」ブランドを通じて、再生可能エネルギーの電力小売事業を展開しています。同社は、日本各地の厳選された「顔の見える電気の生産者さん」から調達した再生可能エネルギーを、ご家庭や法人顧客に供給することを主要事業としています。特に、トレーサビリティを重視した「顔の見える電力™」を強みとし、顧客は自身の電気料金の一部(月100円)を応援金として特定の発電所に届けることで、地域や産業の創生に貢献できるユニークなビジネスモデルを提供しています。法人向けには、脱炭素コンサルティングから、CDP認定再エネプロバイダーとしてトレーサブルな再エネ100%電力の調達まで、企業の脱炭素経営を包括的に支援しています。また、CO2排出量無料算定ツールや法人向け低圧料金シミュレーションも提供し、企業の環境負荷低減を促進しています。多様なサービスを展開しており、「アーティスト電力」としてアーティストとファンを電力で繋ぐプロジェクトや、スポーツチームのSDGs活動を支援する「川崎ブレイブサンダース電気」、サブスクリプション型クラウドソーラー発電「ピーパ」、被災地応援プロジェクト、ふるさと納税返礼品を通じた電力割引、グラミン日本との協同プロジェクト「グラミンでんき」など、社会貢献とエンターテイメントを融合させた取り組みも特徴です。さらに、他の新電力事業者向けに需給管理、再エネ卸電力融通、料金戦略、地域SXなどの運営支援サービスも提供し、業界全体の持続可能性向上に寄与しています。家庭用太陽光発電設備の卒FIT電力買取サービスも手掛け、再生可能エネルギーの普及と活用を多角的に推進しています。同社の電力供給は、東北、東京、中部、関西、中国、四国、九州の各エリア(離島を除く)で展開されており、安定した電力供給とCO2排出量ゼロの実現を通じて、脱炭素社会の実現に貢献しています。
テス・エンジニアリング株式会社
売上 266億円(2025/06)
テス・エンジニアリング株式会社は、1979年の創業以来、「顧客重視・顧客満足」を企業理念に掲げ、省エネルギー、環境対策、コストダウンを専門とするエンジニアリング会社として、企業や社会の持続的発展に貢献しています。同社は、コージェネレーションシステムを始めとした各種環境・省エネ対策システムの導入において、事業所診断、設計、調達、施工、メンテナンス、24時間監視システム、エネルギーマネジメントシステムによる運用管理サポート、エネルギー供給サービス、小売電気事業、発電事業までを一貫して提供するワンストップソリューションが強みです。特に、再生可能エネルギー分野では、太陽光発電システム、オンサイトPPA、バイオマス/RPFボイラの導入を推進し、事業用地の開発からEPC(設計・調達・施工)、O&M(オペレーション&メンテナンス)、運用管理(アグリゲーション)まで対応しています。また、系統用蓄電所の導入支援や、燃料転換(重油から天然ガス、バイオマス/RPF燃料へ)によるコスト削減・CO2排出量削減提案も行い、高効率照明や高効率空調、コンプレッサー等のユーティリティ全般の省エネ化も手掛けています。同社は、エネルギーサービス方式の活用による初期投資不要の提案や、各種補助金申請サポート、電力取引を支援するERAB(エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス)も展開し、お客様の多様なニーズに応えています。豊富な実績として、太陽光発電システム727件(約1,098MW)、オンサイトPPA54件(約63MW)、コージェネレーションシステム1,472基(約1,369MW)、燃料転換86基、24時間監視システム1,008件を誇り、化学工場、製紙工場、木材加工会社などのエネルギー多消費型企業や法人顧客を中心に、沖縄を除く日本全国でサービスを提供しています。
アストマックス株式会社
上場売上 248億円(2026/03)
アストマックス株式会社は、総合エネルギー事業と金融事業を二つの柱として事業を展開しています。総合エネルギー事業では、再生可能エネルギー関連事業、電力取引関連事業、小売事業を手掛け、持続可能な社会の実現に貢献しています。再生可能エネルギー関連事業では、2012年のFIT制度開始当初から太陽光発電事業に参入し、メガソーラーの開発、売電、保守・運用管理(O&M)、土地の賃貸収入を主な事業としています。青森県八戸市、岩手県遠野市、高知県安芸郡、栃木県佐野市、熊本県菊池市など全国各地で多数の太陽光発電所を運営しており、総計31.6MWの設備を保有しています。また、日本有数の地熱資源を活用した地熱発電事業の開発にも取り組み、シングルフラッシュ、ダブルフラッシュ、バイナリー、ドライスチームといった多様な方式を検討し、長期的な安定供給を目指しています。さらに、需要家の屋根や敷地に太陽光発電設備や蓄電設備を設置し、発電した電力を有償で提供するコーポレートPPA事業を展開し、初期費用負担なしで再生可能エネルギー導入を支援することで、需要家の電気料金削減、BCP対策、CO2排出量削減に貢献しています。系統用蓄電所の開発・運営も行い、AIを活用した需給調整や市場予測に基づいた電力取引を通じて、再生可能エネルギー導入拡大に資する電力価値を提供しています。電力取引関連事業では、長年の商品取引や金融取引で培った経験を活かし、小売電気事業者向けに需給管理・業務代行サービスを提供し、需要予測、電源調達取引指示、計画値作成・提出、調達・リスク管理提案、レポート作成支援などを行っています。また、卸電力取引では、JEPXスポット市場の価格高騰リスクを軽減するため、将来の電力について固定価格での売買や、デリバティブ取引を活用したFIT電源などの変動価格固定化を可能にし、全国9エリア(沖縄を除く)で柔軟な取引を提供しています。小売事業では、高圧・特別高圧の需要家向けに市場連動型「フリープラン」を提供し、一部価格の固定化オプションや、実質再エネ由来100%の電気を供給する「プラス・グリーン」、PPAや蓄電池と組み合わせたプログラムなど多彩なサービスを展開しています。低圧電力小売は子会社のアストマックス・エネルギー株式会社が「アストでんき」ブランドで全国(沖縄を除く)に提供し、ガス小売の取次サービスも行っています。金融事業のディーリング事業では、国内外の主要取引所(東京商品取引所、CMEグループ、ICE、OSE等)で商品先物、金融先物、現物株式、OTC市場を利用した自己勘定取引を行っており、アービトラージ取引、短期売買、自動売買といった多様な取引手法を駆使し、厳格な内部管理体制と24時間体制のリスク管理、手厚いディーラーサポート体制を強みとしています。同社は2022年にアセットマネジメント事業を譲渡し、エネルギー関連事業をコアとする総合エネルギー事業会社としての地位を確立し、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指しています。
相生バイオエナジー株式会社
売上 202億円(2025/03)
相生バイオエナジー株式会社は、兵庫県相生市に位置する「相生バイオマス発電所」の運営、維持管理、および電力の卸供給販売を主たる事業とする企業です。同社は2020年2月から発電所の建設を進め、2023年3月24日に運転を開始しました。この発電所は発電出力20万kWを誇り、国内最大規模のバイオマス発電施設として、年間約13.5億kWhの発電電力量を供給し、これは一般家庭約43万世帯の年間電気使用量に相当します。 同社のバイオマス発電は、木質ペレットを主燃料として燃焼させ、その熱で蒸気タービンを回して発電する仕組みを採用しています。植物由来のバイオマス燃料は、その生育過程で大気中の二酸化炭素を吸収するため、燃焼時に二酸化炭素を排出しても追加的な排出とはみなされず、「カーボンニュートラル」な発電方法として位置づけられています。これにより、年間約55万トンの二酸化炭素排出削減に貢献しています。事業活動は発電設備の設計、建設、運転、維持、管理、そして電力の卸供給販売に及び、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを推進しています。 同社は関西電力株式会社と三菱商事クリーンエナジー株式会社が出資する合弁会社であり、両社の専門知識とリソースを背景に、発電所の安全かつ安定した運転に注力しています。地域社会との連携を重視し、持続可能なエネルギー供給を通じて、脱炭素化社会への貢献を目指すとともに、電力市場への安定供給を担う重要な役割を果たしています。
ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社
売上 202億円(2026/03)
ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社は、再生可能エネルギーによる発電プラント事業を主軸に展開する企業です。同社は、風力発電(陸上・洋上)、太陽光発電、バイオマス発電、小水力発電といった多様な自然エネルギー発電に関する事前調査、計画、設計から、関連資材の調達・販売、土木・電気工事、建設、そして発電所の運転、保守点検、さらには売電事業までを一貫して手掛けています。特に、オフサイトPPA(電力購入契約)、蓄電池運用、再生可能エネルギー需給管理といった再エネソリューションを提供し、法人顧客の脱炭素化ニーズに応えています。2012年の設立以来、日本が直面する地球温暖化防止とエネルギー自給率向上という社会的課題に対し、「再生可能エネルギーの開発・運営・供給を通じ、幸福で安心した生活を営める持続可能な社会創りをリードする」ことをビジョンに掲げています。これまでに国内各地で100箇所を超える発電所を建設・運営し、総設備容量は1,432,868kWに達するなど、業界のリーディングカンパニーとして実績を積み重ねています。同社は、地域社会との共生を重視し、環境保全と安全確保を最優先しながら、持続可能な社会の実現に貢献しています。ENEOSグループの一員として、エネルギー・トランジションを牽引し、2050年カーボンニュートラル達成に向けた再生可能エネルギーの普及・拡大に積極的に取り組んでいます。
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ
上場売上 193億円(2024/06)
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは、分散型エネルギー資源を統合活用するプラットフォームの開発・運営を主軸に、GX(グリーントランスフォーメーション)を推進する企業です。同社は、オンサイトソーラー発電所の開発・運営、およびその支援・コンサルティングサービスを提供しており、特に商業施設や物流施設などの屋根上を活用したPPA(電力購入契約)モデルにおいて国内トップクラスの実績を誇ります。初期投資ゼロで再生可能エネルギーの導入を可能にし、自然を傷つけない分散型太陽光発電の普及を加速させています。 同社の主要事業は「GXソリューション事業」と「エナジートレーディング事業」の二本柱です。GXソリューション事業では、屋根上太陽光、産業用蓄電池、EV充電システムなどを独自開発の「R.E.A.L. New Energy Platform®」で統合管理し、導入施設の再エネ自給率向上や災害に強い次世代型施設「GX Store®」「GX Logistics®」の構築を進めています。このプラットフォームは、太陽光発電データや気象データに基づくAI予測、クラウド連携、IoTによる複数設備のマルチコントロールを特徴とし、不安定な再生可能エネルギーの最適化とVPP(バーチャルパワープラント)の構築を可能にしています。また、地方自治体や金融機関、地域企業とのアライアンスを通じて、各地域の脱炭素化を推進しています。 エナジートレーディング事業では、再生可能エネルギー資源の効率的な使用・循環を目的としたサービスを展開。法人向けには、自社所有の分散型太陽光発電施設で自家消費量以上に生み出した再エネを地域内の他施設に供給する「循環型電力」を提供し、設備開発不要で再エネ導入を実現します。家庭向けには、工場などの屋根上太陽光由来の余剰電力に着目し、土日昼間の電力量料金単価が0円となる「スマ電 ウィークエンドゼロ」を提供することで、経済価値と環境価値を家庭にも還元しています。さらに、AIを活用したエネルギーマネジメントシステム「エナッジ®」や空調自動制御システム「エナッジAiR®」により、企業の電力コスト削減と省エネ行動を支援しています。 同社は、地域や企業、市民が主体的にエネルギーを選択・創出できる「GX City®」構想を掲げ、再生可能エネルギーの地産地消サイクルを通じて地域の魅力と活力を育むことを目指しています。AIとIoTを駆使した独自のプラットフォーム技術、PPAモデルによる豊富な導入実績、そして地域連携を通じた広範な脱炭素ソリューション提供能力を強みとし、顧客の電力コスト削減、CO2排出量削減、BCP対策強化に貢献し、持続可能な社会の実現をリードしています。
日本工営エナジーソリューションズ株式会社
売上 179億円(2026/03)
日本工営エナジーソリューションズ株式会社は、2023年10月1日に日本工営株式会社のエネルギー関連事業を承継し営業を開始した、電力・エネルギーインフラを支える専門企業です。同社は、電力機器や制御装置の製造・販売、機電・通信施設に関する計画・設計、工事、工事監理、そして分散型エネルギーリソースを活用したエネルギーマネジメントを主要な事業内容としています。国内外で生活に不可欠な電力の安定供給を支えるビジネスを展開し、世界的な電力・エネルギー事業の変革期において、エネルギーを核とした一貫体制と高い技術力で多様なニーズに応え、新たな価値創造を目指しています。 具体的な事業としては、カーボンニュートラルや電力自由化に対応した「蓄電事業」を展開。欧州(英国、ベルギー)で合計75MW/150MWh規模の蓄電所の開発・計画から建設EPC、運営までをワンストップで手掛け、日本市場でも大型蓄電所の建設に参画しています。また、「再エネアグリゲーション事業」では、再生可能エネルギー発電所を束ねて管理し、計画値同時同量の責務に対応する市場取引代行業務や、需給調整市場への調整力供給、マイクログリッド・PPA事業への参画を通じて、安定的かつ効率的な電力システムの構築と再生可能エネルギーの普及拡大に貢献しています。 「水力発電事業」では、コンサルタントとしての調査設計、メーカーとしての機器製造、工事部門のノウハウを活かし、全国で小水力発電所の開発・運営、顧客の水力発電所の運転管理・保守点検業務を提供。さらに、「機器・装置製造」では、水力発電用の各種水車や発電機、変電制御機器、変電所集中監視システム、ダム管理システムなどを製造し、高効率化・簡素化技術(磁気軸受、電動ガバナ、ブラシレス励磁装置など)の開発にも注力しています。その他、「機電・情報コンサルティング」として国内外の電力・電気設備、機械設備、情報通信インフラに関する総合的なコンサルティングサービスを提供し、「電力インフラ工事」では電力会社の変電所・発電所・開閉所の新設・改修工事や民間需要家向け受変電設備工事、水力発電所関連工事の調査・計画・施工管理を行っています。これらの事業を通じて、同社は現代社会に欠かせない電力・エネルギーインフラを支え、持続可能な未来のエネルギー開発に貢献しています。
コスモエコパワー株式会社
売上 157億円(2026/03)
コスモエコパワー株式会社は、1997年に日本初の風力発電専門企業として創業以来、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、風力発電事業を全国で展開しています。同社の主要事業は、風力発電による売電事業を核とし、合弁形態を含む風力発電事業の経営・経営指導、風向・風速・騒音等のデータ収集・分析・受託業務、風力発電所のオペレーション業務、そして風力発電機械設備の保守・補修業務及び受託業務と多岐にわたります。同社は発電所の立地選定から建設、その後の運転保守までを一貫して手掛けるワンストップソリューションを提供し、国内で約130基、設備容量約30万kWの風力発電所を運営しています。 特に、陸上風力発電事業においては、長年の経験と実績に基づき、建設地の選定から運転・保守までを網羅。洋上風力発電事業では、秋田港・能代港洋上風力発電事業への出資参画実績を持ち、リーディングカンパニーを目指して開発を推進しています。近年では、FIP制度への移行・運営や再生可能エネルギーの販売・調達にも注力し、U-NEXT HOLDINGS、U-POWER、Amazonといった企業とのCorporate PPA(電力購入契約)を積極的に締結し、再生可能エネルギーの安定供給に貢献しています。 さらに、同社は長年培った風力発電事業の知見を活かし、コンサルティングサービスやアグリゲーションサービスも提供しています。コンサルティングサービスでは「発電」だけでなく「調整・販売」「保守」をサービスとして提供し、アグリゲーションサービスでは自社風力発電所のFIP移行・運営や再生可能エネルギーの販売・調達の経験を基に、他社・他電源の調達も視野に入れたサービスを展開。NEDOからの実証実験受託など、その確かな技術力は外部からも高く評価されています。安全・誠実・共生、自発・挑戦・進化を価値観とし、地域社会との共存共栄を図りながら、持続可能な社会の実現に貢献しています。
東北自然エネルギー株式会社
売上 137億円(2026/03)
東北自然エネルギー株式会社は、東北電力グループにおける再生可能エネルギー発電事業の中核会社として、水力発電および地熱発電に特化した事業を展開しています。同社は、再生可能エネルギーにより発電した電気の供給事業を主軸とし、さらに地熱蒸気および熱水の供給事業、これらの事業に関する事務の受託、そして発電設備の開発・運転・保守業務の受託も手掛けています。東北および新潟県に合計23か所の水力・地熱発電所を保有し、総出力は約28万キロワットに達します。特に地熱発電においては、全国第2位、東北地域では第1位の保有数を誇り、持続可能な社会の実現と地域への電力供給に貢献しています。 水力発電事業では、東北各地に18の水力発電所を管理し、最大認可出力合計124,300kWを供給しています。地形や河川流量といった立地条件に最適な水車型式と発電方式、土木建築技術を駆使して発電所を建設・運営しており、日々の保守管理から設備の新設・更新工事まで一貫して行います。河川との密接な関わりから、電気、機械、土木の幅広い知識が求められるのが特徴です。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した余水路監視警報や保守運転監視システムを導入し、発電所の安定運転と効率化を推進しています。 地熱発電事業では、日本で最初の商用地熱発電所である松川地熱発電所を含む4地点の地熱発電所を保有し、最大認可出力合計153,790kW(松川地熱発電所リプレース後)を誇ります。地下深くの地熱貯留層から噴き出す蒸気の力を利用してタービンを回し発電するこの方式は、50年、100年といった長期にわたる安定運転を目指し、遠隔での監視・コントロール、設備および貯留層の厳格な管理が行われています。現在、木地山地熱発電所の建設も進められており、次世代型地熱方式の適用検討やマイクロ水力での事業性確保など、新たな技術導入にも積極的です。同社は「地元とともに自然由来電力を創り育てる」という経営理念のもと、地域社会と連携しながら、地球にやさしい二酸化炭素を排出しない電源のニーズに応え続けています。
苅田バイオマスエナジー株式会社
売上 136億円(2026/03)
苅田バイオマスエナジー株式会社は、生物由来100%の木質バイオマスを燃料とする苅田バイオマス発電所を運営し、再生可能エネルギーによる発電・送電事業を行う。同社の発電所は出力約75.0MW、想定年間送電量約500GWhで、約17万世帯分に相当する電力を生み出す。木質ペレット、PKS(パーム椰子殻)、北部九州産の国内未利用材による木質チップを燃料に用い、天候や時間帯による変動が比較的小さい電源として、電力需要に応じた継続的な発電を担う。燃料の受け入れから貯蔵、燃焼、発電、送電までを発電所内で管理し、2021年6月21日に営業運転を開始した。 発電設備では、ボイラで発生させた蒸気によりタービンと発電機を回転させる方式を採用する。タービン通過後に温度が低下した蒸気をボイラへ戻して再加熱する「再熱方式」により、発電効率を高めているほか、冷却塔で蒸気を工業用水により冷却し、ボイラ水として再利用する。海外産の木質ペレットとPKSは大型輸送船で調達し、国産木質チップは地域の未利用材を活用することで、輸入燃料と地域資源を組み合わせた燃料構成を形成している。 事業収入の基盤は、木質バイオマス燃料から発電した電力の送電・販売にある。約48,000平方メートルの敷地に燃料タンク、屋根付きチップ倉庫、PKSヤード、ボイラ、タービン棟などを配置し、大規模な燃料受入量と発電量に対応する。苅田港に近接する立地を生かした海上輸送、北部九州の林業・木質チップ製造事業者からの燃料調達、地域企業による物流や設備保守との連携が事業上の特徴である。燃料の持続可能性に関するGGL認証も取得し、未利用資源の有効利用、森林整備、港湾利用、地域雇用と結び付いた発電事業を構築している。
秋田洋上風力発電株式会社
売上 127億円(2025/03)
秋田洋上風力発電株式会社は、2016年4月の設立以来、日本国内で初となる商業ベースでの大型洋上風力発電事業を手掛ける企業です。同社は、秋田県内企業7社を含む13社の株主で構成されており、秋田港および能代港の港湾区域において、着床式洋上風力発電所の建設、運転、保守を一貫して行っています。具体的には、秋田港に4.2MWの風車を13基、能代港に同風車を20基設置し、合計で約140MWの発電容量を持つ大規模な洋上風力発電所を構築しました。これに加えて、発電した電力を送るための陸上送変電設備の建設も担当しています。 同社のビジネスモデルは、完工した発電所から生み出される電力の全量を、20年間にわたり東北電力ネットワーク株式会社へ売電するというものです。能代港では2022年12月に、秋田港では2023年1月にそれぞれ商業運転を開始し、同年1月には全面的な商業運転体制へと移行しました。この140MWの発電量は、一般家庭約13万世帯の年間消費電力量に相当し、日本の再生可能エネルギー導入拡大における重要な実績となっています。また、同社の事業は、地球温暖化対策としてCO₂排出量削減に大きく貢献しており、その削減量は定期的に公開されています。 強みとしては、国内初の大型洋上風力発電プロジェクトを成功させた先駆者としての経験と技術力、そして地域との共生を重視する姿勢が挙げられます。同社は、建設段階から自航式SEP船「Zaratan号」を用いた洋上基礎工事や風車据付工事を本格的に実施し、高度な技術と綿密な計画に基づき全33基の風車据付を完了させました。地域貢献活動にも積極的で、「AOW風みらい館」を運営し、洋上風力発電に関する情報発信や現場見学の機会を提供することで、地域住民や次世代への啓発に努めています。さらに、地域イベントへの協賛、教育機関への寄付、ボランティア活動などを通じて、地元秋田との共存共栄を図り、洋上風力発電の全国的な普及・拡大に貢献することを目指しています。これらの取り組みが評価され、「令和5年度新エネ大賞」新エネルギー財団会長賞(地域共生部門)を受賞するなど、その社会的意義も高く評価されています。
東京発電株式会社
売上 118億円(2026/03)
東京発電株式会社は、1928年の創業以来、約1世紀にわたり再生可能エネルギー事業を推進する「発電のプロフェッショナル集団」です。同社は、主に水力発電所の開発、建設、運転、保守、および電気の販売を手掛けており、明治・大正時代から稼働する中小水力発電設備から最新のマイクロ水力発電まで、幅広い施設を保有・運営しています。現在、福島、新潟、群馬、茨城、静岡、埼玉、神奈川、千葉、山梨、東京の10都県にわたる82カ所の発電所を24時間体制で稼働させ、総出力約19.4万kWを誇ります。水力発電で培った高度な技術力を基盤に、風力発電、木質バイオマス発電、太陽光発電といった多様な再生可能エネルギー源の活用にも積極的に取り組んでいます。 同社の強みは、発電設備の運転・保守・点検業務受託、リパワリング(既存設備の改修・性能向上)、新規開発に関するエンジニアリングおよびコンサルティングサービスを一貫して提供できる点にあります。特にリパワリングでは、猪之頭発電所をはじめとする23カ所の改修実績があり、最新技術導入による効率向上と環境負荷低減を実現しています。また、地域社会との共生を重視し、発電所を防災拠点や観光資源として活用する「デザイン発電所」の建設(ぐんぎん尾瀬片品発電所、家康公用水発電所など)や、オフサイトPPAを通じて企業(読売新聞社など)や自治体(文京区など)へ再生可能エネルギーを供給するなど、持続可能な社会づくりに貢献しています。安全最優先の運営体制と、電気主任技術者やダム水路主任技術者など多数の専門資格保有者による確かな技術力で、高品質なサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
三菱HCキャピタルエナジー株式会社
売上 92億円(2026/01)
三菱HCキャピタルエナジー株式会社は、三菱HCキャピタルグループの一員として、再生可能エネルギー発電事業、蓄電池事業、エネルギー関連のアセットマネジメント事業、および電力小売事業を主軸に展開しています。同社は、太陽光発電を中心に、FIT(固定価格買取制度)やFIP(フィードインプレミアム制度)を活用した発電所の開発、取得、運営、管理を一貫して手掛けており、中小規模の太陽光発電所を保有する事業者やSPC、ファンドへの投資も積極的に行っています。2025年4月1日時点で、FIT・FIP制度を活用した太陽光発電所は全国に114サイト、合計545MWの運営実績を有しています。 また、法人顧客向けには、初期投資不要で再生可能エネルギー由来の電力を供給するPPA(電力購入契約)モデルを提供しています。オンサイトPPAでは、顧客の事業所や工場、商業施設などの敷地内に太陽光発電設備を設置し、発電した電力を直接供給することで、電気料金の削減やCO2排出量削減を実現します。オフサイトPPAでは、自社敷地外の発電所から電力を供給し、バーチャルPPAや非化石証書販売を通じて、顧客の再生可能エネルギー導入目標達成を支援しています。営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)にも取り組み、農業と発電を両立させることで、地域社会のカーボンニュートラル推進に寄与しています。 さらに、電力系統の安定化に不可欠な系統用蓄電池事業にも注力しており、自社で蓄電所を開発・建設・保有し、卸電力市場、需給調整市場、容量市場といった電力3市場での売買を通じて収益を得るフルマーチャントモデルを推進しています。北海道千歳市では25MW/50MWh規模の第一号案件が開発進行中です。アセットマネジメント事業では、太陽光発電や系統用蓄電池事業の運営・管理事務を受託し、豊富な自己投資実績に基づく実務的な助言を提供することで、顧客の事業成長と施設の安定運営をサポートしています。同社は全国各地に合計681MWの発電所と65MWの蓄電所(開発中含む)を保有し、再生可能エネルギーの長期安定電源化に向けた取り組みを強化しています。
株式会社リエネ・エナジー
上場売上 84億円(2025/12)
リニューアブル・ジャパン株式会社は、「すべての人を、エネルギーの主人公に。」というコーポレートスローガンのもと、持続可能な社会の実現を目指し、再生可能エネルギー発電所の開発、発電、運営・管理(アセットマネジメント/O&M)を一貫して手掛ける企業です。同社は、太陽光発電を中心に、風力発電、水力発電といった多様な電源の開発から、立地選定、事業計画策定、許認可取得、建設工事の管理監督までを網羅する開発業務を展開しています。発電事業では、日本全国で事業規模を拡大し、安定した電力供給に貢献。アセットマネジメント業務では、SPCが保有する発電所の管理運営、収支管理、決算、税務、レポート作成などを担当し、O&M業務では全国に地域拠点を設け、遠隔監視、巡視点検、除草・除雪、周辺住民対応、主任技術者による保安管理など多岐にわたるサービスを提供しています。特にO&M事業では、管理実績が3GWを超えるなど、その専門性と実績は高く評価されています。さらに、小売電気事業にも参入し、オンサイトPPAやオフサイトPPAなどの先進的なスキームを通じて、カーボンニュートラルの実現を目指す企業顧客を支援しています。同社の強みは、金融のノウハウを活かした独自のビジネスモデルと、開発から運営管理までを一気通貫で行うことで、クオリティの高い発電所を安全に運営し、再生可能エネルギーの普及拡大に貢献している点にあります。地域社会との共生を重視し、環境学習会の支援なども行いながら、国内外での事業展開を加速させています。2025年からは東急不動産ホールディングスグループの一員となり、さらなる事業拡大と多様なソリューション提供を通じて、エネルギーの安全保障と脱炭素社会の実現に貢献していく方針です。蓄電所事業への参入や海外での太陽光発電所取得など、新たな挑戦も積極的に行っています。
株式会社伊万里グリーンパワー
売上 76億円(2026/03)
株式会社伊万グリーンパワーは、佐賀県伊万市に「佐賀伊万バイオマス発電所」を運営し、地球環境に配慮したバイオマス発電事業を主軸に展開しています。同社の主要事業は、バイオマスを原料とした発電事業、電気の供給および販売、バイオマス発電設備の設置・運営・保守・管理、バイオマス原料の製造・加工・販売、収集・運搬・処理・再生、さらには再生可能エネルギー発電設備の投資・開発・運転・管理・保守・点検・操業に及びます。同発電所では、パーム椰子の種からパーム油を搾油した後に残る椰子殻であるPKSを主燃料としており、年間約20万トンのPKSを消費し、定格出力46,000kW、年間発電電力量約3億kWhを安定的に供給しています。このバイオマス発電は、パーム椰子が成長過程でCO₂を吸収するため、燃料燃焼時に発生するCO₂と相殺され、実質的なCO₂排出削減に貢献するクリーンなエネルギーとして注目されています。同社は、燃料となるPKSをグループ会社のインドネシア法人PT INTERNATIONAL GREEN ENERGY から調達しており、このPKSは2021年12月にGGL認証を取得しているため、持続可能な方法で生産されたバイオマス燃料の使用を保証しています。これにより、環境・地域社会に配慮した事業展開を強みとしています。また、同社は伊万市と環境保全協定を締結し、地域の良好な環境を守ることに努めるとともに、発電所の運転・保守や燃料供給といった事業活動を通じて、地域産業の振興や雇用の創出を図り、地域社会の活性化にも貢献しています。ライフサイクルGHG排出量も基準値を大幅に下回る9.72g-CO₂/MJ-PKSを達成しており、再生可能エネルギーの普及と脱炭素社会の実現に寄与しています。
九州エナジー株式会社
売上 70億円(2025/09)
九州おひさま発電株式会社は、再生可能エネルギーによる電源創出事業を主軸とする企業です。同社は、持続可能な社会の実現に貢献するため、主に太陽光発電所の開発、建設、運営、管理を手掛けています。その事業は、再生可能エネルギーの安定的な供給源を確保し、電力小売事業者などへ電力を供給するビジネスモデルに基づいています。同社の強みは、豊富な発電実績と、南国殖産グループの一員としての確固たる基盤にあります。具体的には、2017年8月時点で31カ所の太陽光発電所を保有し、総発電量は約68MWに達しています。これらの発電所は、グループ会社である九州エナジー株式会社の主要な電力供給源の一つとなっており、九州エリアにおける電力の安定供給に大きく貢献しています。同社は、初期投資から運用、メンテナンスに至るまで、再生可能エネルギー発電事業の全工程を担い、環境負荷の低いクリーンエネルギーの普及を推進しています。これにより、企業や家庭への安定した電力供給を支え、地域社会のエネルギー自給率向上と脱炭素化に寄与しています。同社の電源創出事業は、環境価値の提供と経済性の両立を目指し、長期的な視点で再生可能エネルギーの導入拡大に取り組んでいます。
ENECHANGE株式会社
上場売上 67億円(2026/03)
ENECHANGE株式会社は、「エネルギーの未来をつくる」をミッションに掲げ、エネルギー革命を技術革新により推進し、より良い世界の創出を目指すエネルギーテック企業です。同社は、エネルギーの「自由化」「デジタル化」「脱炭素化」「分散化」という「エネルギーの4D」を加速するプラットフォームとして、脱炭素社会の実現に向けたイノベーションを推進しています。主要事業ドメインは「エネルギー流通プラットフォーム事業」であり、個人、法人、電力事業者、パートナー企業、投資家、EVユーザー・事業者といった多様な顧客層に対し、幅広いソリューションを提供しています。 個人向けには、電気・ガスの料金プラン比較から切り替え、日々のエネルギー管理、引越し時の手続きまでを「エネチェンジ」を通じてワンストップで支援し、最適な料金プランや節電方法を提案します。法人向けには、電力データの見える化によるコスト最適化、最適な電力会社・プランの診断、非化石証書の代理購入を通じた脱炭素経営・RE100対応を支援します。電力事業者向けには、料金シミュレーションUI・API、申し込みシステム、顧客管理、環境価値取引、次世代CIS、DR(デマンドレスポンス)サービス、非化石証書在庫管理、取引仲介など、電力事業に必要なデジタル基盤をトータルで提供し、DXを推進します。 パートナー企業向けには、不動産管理会社に対し空室物件の通電・廃止手続きの一括代行や電気代負担サービスを提供し、本業の価値向上を支援します。投資家向けには、再生可能エネルギーへの投資、海外案件のソーシング・トランザクション支援、脱炭素領域のビジネスマッチング(Japan Energy Fund、Japan Climate Connect)を通じて、投資機会を最大化します。EVユーザー・事業者向けには、25,000口超のEV充電スポットデータを国際標準形式のOCPI準拠APIで提供し、ドライバー向け充電アプリやEV関連の総合情報メディアを通じて、EVのある暮らしを快適にするサービスを提供しています。なお、EV充電サービス事業の運営は2025年3月10日より合弁会社ミライズエネチェンジ株式会社が行っています。 同社は英国ケンブリッジ大学での電力データ解析研究から始まり、2020年12月にはエネルギーテック企業として初めて東証マザーズ(現グロース)に上場しました。今後は「ENECHANGE2.0」成長戦略に基づき、営業キャッシュフローとROEを重視し、エネルギー流通プラットフォーマーとしての成長とEV充電事業の将来成長の二層構造で企業価値の最大化を目指しています。
Top by Total Assets
直近の総資産が大きい順 (財務未開示は後方)・最大 100 社
東京電力リニューアブルパワー株式会社
上場総資産 7,318億円(2026/03)
東京電力リニューアブルパワー株式会社は、再生可能エネルギー事業を専門とする企業です。同社は、水力発電、風力発電、太陽光発電といった多様な再生可能エネルギー源の開発、建設、運営、保守を一貫して手掛けています。特に水力発電においては長年の実績と高い技術力を有し、国内の多くの水力発電所を運営するほか、ジョージアのダリアリ水力発電所のような海外での水力発電事業にも参画しています。主要なサービスとして、発電した電力を一時的に預かる「電力預かりサービス」、発電設備の運転・保守管理を行う「O&M(Operation & Maintenance)」、そして再生可能エネルギー分野の専門家を育成する「技術者育成サービス」を提供しており、これらを通じて再生可能エネルギーの普及と安定供給に貢献しています。同社は、福島復興への貢献や環境保全、地域社会との共生を重視した事業活動を展開しており、尾瀬での自然保護活動や、栃木県鬼怒川事業所の中岩ダム・山梨県駒橋事業所の落合水路橋が土木学会選奨土木遺産に認定されるなど、環境・社会貢献にも積極的に取り組んでいます。また、グリーンボンドの発行を通じて、再生可能エネルギー事業への投資を加速させ、持続可能な社会の実現を目指しています。顧客は電力市場、他の発電事業者、そして再生可能エネルギー分野への参入を検討する企業などが想定されます。
コスモ石油マーケティング株式会社
総資産 2,881億円(2026/03)
コスモ石油マーケティング株式会社は、コスモエネルギーグループの中核を担う企業として、従来の石油製品販売に加え、脱炭素社会の実現に向けた多角的なエネルギーソリューションを提供しています。同社の主要事業は、再生可能エネルギー電力の供給、次世代燃料の提供、そして脱炭素・環境ソリューションの展開です。再生可能エネルギー電力供給においては、「コスモでんきビジネスグリーン」を主軸に、自治体、公共施設、企業、建設現場など幅広い顧客に対し、風力、太陽光、廃棄物発電由来の実質再生可能エネルギー100%電力を提供しています。オフサイトフィジカルPPA、フィジカルPPA、バーチャルPPAといった多様な電力購入契約スキームを通じて、顧客のCO2排出量削減に貢献。特に、市原市、八王子市、大磯町、八千代市、堺市、足立区、川崎市、横須賀市、葉山町、町田市、勝浦市、栗東市、上野原市、鎌ケ谷市、藤沢市といった全国の自治体や教育機関への導入実績が豊富です。次世代燃料分野では、持続可能な航空燃料(SAF)の供給に注力しており、廃食用油の回収・資源化促進から、国産SAFの製造・供給まで一貫したサプライチェーンを構築。アラスカ航空、エバー航空、スターラックス航空、デルタ航空、フィンエアー、DHL Express、JAL、ANAといった国内外の航空会社や、航空自衛隊への供給実績を持ち、SAF普及を推進しています。また、国産バイオディーゼル燃料「コスモCF-5」を鉄道、バス、港湾作業車両、自動運転バス、教習用トラックなど多様なモビリティに供給し、CO2排出量実質ゼロの実現を支援。さらに、岩谷産業との協業により、燃料電池商用車向けの水素ステーションの整備・運営も手掛けています。脱炭素・環境ソリューションとしては、J-クレジット制度を活用したカーボンクレジット取引サービス「コスモ・ゼロカボクレジット」や、省エネを実現する「ゼロカボ空調制御システム コスモ空調上手」を提供。EV充電インフラの提供や、サービスステーション跡地を活用した蓄電所の建設・運営、地域脱炭素化支援、スマートシティ推進に関する包括連携協定の締結など、地域社会の持続可能な発展にも貢献しています。これらの取り組みを通じて、同社はエネルギーの安定供給と環境負荷低減の両立を目指し、顧客の脱炭素経営を強力にサポートする総合エネルギーサービス企業としての地位を確立しています。
NTTアノードエナジー株式会社
総資産 2,498億円(2025/03)
NTTアノードエナジー株式会社は、NTTグループのスマートエネルギー事業を推進する中核企業として、電源開発、調達、調整、販売までを一気通貫で手掛ける「エネルギー流通ビジネス」を展開しています。同社の事業は主に4つの機能で構成されています。まず「グリーン発電」では、太陽光、風力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギー発電所の開発・運営を地域と共生しながら推進し、NTTグループのカーボンニュートラル達成と脱炭素社会の実現に貢献しています。2030年までに26.9億kWhの再エネ発電量獲得を目指し、多様なパートナーと連携しています。次に「アグリゲーション」では、再生可能エネルギーの不安定な発電量を補うため、蓄電池やEMS(エネルギーマネジメントシステム)を活用し、電力の需給バランスを調整する「調整力」を提供しています。NTTグループのICTを駆使したエネルギー流通プラットフォームを構築・運用し、電力系統の安定化や需要家の電気料金削減に貢献。容量市場、需給調整市場、卸電力取引市場での最適運用を目指しています。さらに「電力小売」では、企業や自治体(需要家)のニーズに応じ、子会社のエネットを含む小売電気事業者と連携し、再生可能エネルギーを持続的に供給しています。コーポレートPPA(オンサイトPPA、オフサイトPPA)を通じて初期投資や維持管理費用なしでグリーン電力を提供するほか、地方公共団体や地元企業と連携した「地域新電力」の設立・運営を支援し、エネルギーの地産地消と地域経済の活性化を図っています。一般家庭向けには「ドコモでんき®」も提供しています。最後に「エンジニアリングソリューション」では、100年以上にわたり通信ビルの電力システム構築・保守で培った技術力とノウハウを活かし、再生可能エネルギー、蓄電池、データセンターを中心としたソリューションを展開しています。企画・コンサルティングから構築、保守、24時間365日の監視までを一貫して提供し、高信頼電源ソリューション(BCP関連)、データセンター構築保守、太陽光発電システム構築保守などを手掛け、社会インフラの安定稼働を支えています。同社は、NTTグループの「NTT Green Innovation toward 2040」ビジョンに基づき、日本全体のカーボンニュートラルと経済成長の同時実現を目指し、北海道から沖縄まで全国の企業、自治体、一般家庭に対し、環境に配慮したスマートエネルギーサービスを提供することで、持続可能な社会の実現に貢献しています。
ひびきウインドエナジー株式会社
総資産 2,010億円(2026/03)
ひびきウインドエナジー株式会社は、福岡県北九州市若松区沖の響灘において、「北九州響灘洋上ウインドファーム」(愛称:Wind KitaQ 25)の建設、運用、維持管理、および洋上風力による発電と電力販売を行う企業です。同社は2017年4月17日に設立され、北九州市が公募した洋上風力発電事業の事業者として選定された後、風況調査、海域調査、環境影響評価、詳細設計、ウインドファーム認証取得などの準備を進めました。2023年3月13日に着工し、2026年3月2日には営業運転を開始。このウインドファームは、設備容量9,600kWの大型風車25基を設置し、最大出力22万kWを誇り、営業運転開始時点では国内最大の洋上風力発電所として稼働しています。年間約5億kWhの発電量を見込んでおり、これは一般家庭約17万世帯分、北九州市の約4割の世帯数に相当する電力を供給する能力を持っています。 同社の事業は、風車基礎工事(基礎杭、ジャケット)、海底ケーブル敷設工事、風車据付工事、陸上変電設備の設置、そして運用・保守に不可欠なO&M拠点港の整備といった、洋上風力発電所の開発から運営に至るまでの一貫したプロセスを含みます。特に、Vestas Wind Systems A/S社製の国内初となる1基あたり9.6MWの大型風車(ローター直径174m、高さ約200m)を採用し、複雑な海底地形や地質状況に対応可能なジャケット式基礎を導入しています。建設・運用には、自己昇降式作業台船(SEP船)や作業員輸送船「PORTCATひびき」「JCATひびきⅡ」といった特殊作業船を活用し、北九州港の基地港湾を拠点として部材の受入・仮組立から洋上での据付まで効率的に実施しています。 同社は、九電みらいエナジー株式会社、電源開発株式会社、株式会社北拓、西部瓦斯株式会社、株式会社クラフティアの5社が出資する共同事業体であり、各社の専門技術と地域に根差した実績を結集して事業を推進しています。その強みは、大規模洋上風力発電プロジェクトを計画から建設、そして長期的な運用・維持管理まで総合的に手掛ける能力と、地域社会との共生を重視する「地域と歩む洋上ウインドファーム」という理念です。洋上風力発電見学ツアーの実施、地域イベントへの積極的な参加、海岸清掃活動などを通じて、地域住民との交流を深め、北九州市の「グリーンエネルギーポートひびき」事業に協力しています。これにより、2050年カーボンニュートラル実現に向けた再生可能エネルギーの主力電源化に貢献し、安全かつ安定的な電力供給を通じて、持続可能な社会の実現と地域経済の発展を目指しています。
ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社
総資産 1,929億円(2026/03)
ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社は、再生可能エネルギーによる発電プラント事業を主軸に展開する企業です。同社は、風力発電(陸上・洋上)、太陽光発電、バイオマス発電、小水力発電といった多様な自然エネルギー発電に関する事前調査、計画、設計から、関連資材の調達・販売、土木・電気工事、建設、そして発電所の運転、保守点検、さらには売電事業までを一貫して手掛けています。特に、オフサイトPPA(電力購入契約)、蓄電池運用、再生可能エネルギー需給管理といった再エネソリューションを提供し、法人顧客の脱炭素化ニーズに応えています。2012年の設立以来、日本が直面する地球温暖化防止とエネルギー自給率向上という社会的課題に対し、「再生可能エネルギーの開発・運営・供給を通じ、幸福で安心した生活を営める持続可能な社会創りをリードする」ことをビジョンに掲げています。これまでに国内各地で100箇所を超える発電所を建設・運営し、総設備容量は1,432,868kWに達するなど、業界のリーディングカンパニーとして実績を積み重ねています。同社は、地域社会との共生を重視し、環境保全と安全確保を最優先しながら、持続可能な社会の実現に貢献しています。ENEOSグループの一員として、エネルギー・トランジションを牽引し、2050年カーボンニュートラル達成に向けた再生可能エネルギーの普及・拡大に積極的に取り組んでいます。
株式会社ユーラスエナジーホールディングス
総資産 1,675億円(2025/03)
株式会社ユーラスエナジーホールディングスは、クリーンエネルギーの普及・拡大を通じて地球環境保全に貢献することを使命とするグローバル企業です。同社は1987年に米国で風力発電事業を開始して以来、再生可能エネルギー事業をリードし、現在では日本、アメリカ、アジア大洋州、ヨーロッパ、アフリカを含む世界16の国と地域で事業を展開しています。国内においては、単一の事業会社として最大の風力・太陽光発電事業者であり、連系容量は5.1GW、操業中のプロジェクト数は178件に上ります。同社の事業は「つくる」「集める・整える」「届ける」の3つの領域で構成されており、「つくる」領域では風力発電事業と太陽光発電事業を通じて自然エネルギーを電力に変換しています。「集める・整える」領域では、蓄電池事業やVPP(バーチャルパワープラント)事業により、再生可能エネルギーの安定供給と最適運用を実現。さらに「届ける」領域では、電力小売事業やコーポレートPPA事業を通じて、自治体や企業に対し再生可能エネルギーの供給ソリューションを提供し、脱炭素化を支援しています。近年では、風力発電由来の再生可能エネルギーを活用したグリーンデータセンター事業を北海道道北地域で開始し、国内初の風力発電所に直結した生グリーン電力供給データセンターとして注目を集めています。また、スウェーデンのテクノロジー企業Exeger Operations ABとの戦略的パートナーシップにより、超薄型で柔軟な色素増感型太陽電池素材「Powerfoyle」の日本国内におけるマーケティング支援も手掛けるなど、新たな技術の導入にも積極的です。同社は、2025年4月にテラスエナジーと経営統合し、発電事業に留まらず、需給調整、電力供給、電力需要創出まで事業領域を拡大し、再生可能エネルギーバリューチェーンを有する全方位型のソリューションプロバイダーとして、地域社会との共生と持続可能な社会の実現を目指しています。
九電みらいエナジー株式会社
総資産 1,363億円(2025/03)
九電みらいエナジー株式会社は、九電グループで100年以上にわたり培われた技術と知見、フロンティアスピリットを受け継ぎ、2014年7月に設立された再生可能エネルギー発電事業者です。同社は、太陽光、風力、バイオマス、地熱、水力の主要な再エネ5電源全てを自社で開発、運営、販売する国内唯一の事業者であり、再エネ設備量においても国内トップクラスを誇ります。太陽光発電では、工場や商業施設の屋根、発電所跡地への設備設置に加え、初期投資ゼロで導入可能なオンサイトPPAや、停電時に最低限の電力を確保する防災機能付き発電システムを提供し、顧客の環境負荷低減と電気料金削減を支援しています。風力発電においては、陸上風力発電所の長期安定稼働実績を基盤に、九州最大の陸上ウィンドファーム「串間風力発電所」を運営し、洋上風力発電にも積極的に取り組んでいます。特に「北九州響灘洋上ウインドファーム」は国内最大の洋上風力発電所として2025年3月に運転を開始しました。バイオマス発電では、事業化検討から建設・運営まで一貫して手掛け、日本最大の鶏ふん発電や国産未利用材を活用した木質バイオマス発電所を運営し、地域の未利用資源の有効活用と環境保全に貢献しています。地熱発電では、九電グループが国内地熱発電設備容量の約4割を占める実績を持ち、フラッシュ方式やバイナリー方式を駆使して安定したベースロード電源を提供しています。水力発電では、九州内の河川データと100年以上の開発ノウハウを活かし、中小水力発電の開発・運営を通じて地域資源の有効活用と国産エネルギーの推進を図っています。さらに、潮流発電技術の実証にも成功し、海洋エネルギーのポテンシャル開拓にも挑戦しています。同社は、需要家向けにオンサイトPPA、オフサイトPPA、非化石証書購入代行を提供し、小売電気事業者向けには再エネ電力卸取引を行うなど、多様な顧客ニーズに応じた最適な再エネソリューションを提案しています。2050年カーボンニュートラル実現に向け、「再エネ3C」(Creation, Continuation, Coordination)を柱とした戦略を推進し、持続可能な社会の実現に貢献しています。地域との共生を重視し、地域コミュニケーションや環境活動を通じて信頼関係を構築しながら事業を進めることを大前提としています。
イーレックス株式会社
上場総資産 1,254億円(2026/03)
イーレックス株式会社は、再生可能エネルギーをコアに電力新時代の先駆者となることを目指し、燃料調達から発電、トレーディング、電力小売まで一貫したバリューチェーンを国内外で展開する総合エネルギー企業です。同社の事業は主に4つの柱で構成されています。 まず「燃料事業」では、PKS(パーム椰子殻)や木質ペレットといった良質なバイオマス燃料を東南アジアを中心に海外から安定的に調達しています。自社発電所への供給だけでなく、他社への販売も手掛ける「事業者+商社」機能を持ち、サプライチェーンの強化と多様化を図っています。ベトナムでは新たなバイオマス燃料であるニューソルガムの開発にも取り組み、持続可能性を確保するためGGL、FSC、PEFCなどの国際認証を積極的に取得しています。 次に「発電事業」では、国内トップクラスのバイオマス発電事業者として、現在5基のバイオマス発電所を運営し、さらに2基の建設を計画しています。カーボンニュートラルで安定供給が可能なバイオマス発電を基盤としつつ、富士吉田水素発電所での国内初商用となる水素専焼発電実証プロジェクトや、石炭火力のバイオマス転換事業にも挑戦しています。海外ではカンボジアでの大規模水力発電プロジェクトや、ベトナムでのバイオマス発電所建設・燃料開発事業を推進し、グローバルな脱炭素社会の実現に貢献しています。 「トレーディング事業」では、電力市場の変動を見極め、電力の調達・卸売、需給バランス調整、収益追求を行っています。JEPXでの市場取引に加え、デリバティブ取引や環境価値取引も手掛け、自社バイオマス発電所を保有する強みを活かし、市場価格高騰時にも安定した価格で電力を確保できることが同社の大きな強みです。 そして「小売事業」では、20年以上の実績を持つ新電力会社として、全国の法人(高圧・特別高圧)および個人(低圧)顧客に対し、環境価値と経済性を両立した電力メニューを提供しています。子会社のエバーグリーン・マーケティングやエバーグリーン・リテイリングを通じて販売網を全国に拡充し、CO2フリープランの提供や、都市ガス、蓄電池、省エネサービスなど、顧客の多様なニーズに応えるサービスを展開しています。 同社は「共創」の理念のもと、1,000社を超えるパートナー企業との連携を通じて新しいエネルギーの仕組みを創造し、持続可能な社会の実現と電力新時代の先駆者となることを目指しています。
三菱HCキャピタルエナジー株式会社
総資産 1,167億円(2026/01)
三菱HCキャピタルエナジー株式会社は、三菱HCキャピタルグループの一員として、再生可能エネルギー発電事業、蓄電池事業、エネルギー関連のアセットマネジメント事業、および電力小売事業を主軸に展開しています。同社は、太陽光発電を中心に、FIT(固定価格買取制度)やFIP(フィードインプレミアム制度)を活用した発電所の開発、取得、運営、管理を一貫して手掛けており、中小規模の太陽光発電所を保有する事業者やSPC、ファンドへの投資も積極的に行っています。2025年4月1日時点で、FIT・FIP制度を活用した太陽光発電所は全国に114サイト、合計545MWの運営実績を有しています。 また、法人顧客向けには、初期投資不要で再生可能エネルギー由来の電力を供給するPPA(電力購入契約)モデルを提供しています。オンサイトPPAでは、顧客の事業所や工場、商業施設などの敷地内に太陽光発電設備を設置し、発電した電力を直接供給することで、電気料金の削減やCO2排出量削減を実現します。オフサイトPPAでは、自社敷地外の発電所から電力を供給し、バーチャルPPAや非化石証書販売を通じて、顧客の再生可能エネルギー導入目標達成を支援しています。営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)にも取り組み、農業と発電を両立させることで、地域社会のカーボンニュートラル推進に寄与しています。 さらに、電力系統の安定化に不可欠な系統用蓄電池事業にも注力しており、自社で蓄電所を開発・建設・保有し、卸電力市場、需給調整市場、容量市場といった電力3市場での売買を通じて収益を得るフルマーチャントモデルを推進しています。北海道千歳市では25MW/50MWh規模の第一号案件が開発進行中です。アセットマネジメント事業では、太陽光発電や系統用蓄電池事業の運営・管理事務を受託し、豊富な自己投資実績に基づく実務的な助言を提供することで、顧客の事業成長と施設の安定運営をサポートしています。同社は全国各地に合計681MWの発電所と65MWの蓄電所(開発中含む)を保有し、再生可能エネルギーの長期安定電源化に向けた取り組みを強化しています。
相生バイオエナジー株式会社
総資産 1,164億円(2025/03)
相生バイオエナジー株式会社は、兵庫県相生市に位置する「相生バイオマス発電所」の運営、維持管理、および電力の卸供給販売を主たる事業とする企業です。同社は2020年2月から発電所の建設を進め、2023年3月24日に運転を開始しました。この発電所は発電出力20万kWを誇り、国内最大規模のバイオマス発電施設として、年間約13.5億kWhの発電電力量を供給し、これは一般家庭約43万世帯の年間電気使用量に相当します。 同社のバイオマス発電は、木質ペレットを主燃料として燃焼させ、その熱で蒸気タービンを回して発電する仕組みを採用しています。植物由来のバイオマス燃料は、その生育過程で大気中の二酸化炭素を吸収するため、燃焼時に二酸化炭素を排出しても追加的な排出とはみなされず、「カーボンニュートラル」な発電方法として位置づけられています。これにより、年間約55万トンの二酸化炭素排出削減に貢献しています。事業活動は発電設備の設計、建設、運転、維持、管理、そして電力の卸供給販売に及び、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを推進しています。 同社は関西電力株式会社と三菱商事クリーンエナジー株式会社が出資する合弁会社であり、両社の専門知識とリソースを背景に、発電所の安全かつ安定した運転に注力しています。地域社会との連携を重視し、持続可能なエネルギー供給を通じて、脱炭素化社会への貢献を目指すとともに、電力市場への安定供給を担う重要な役割を果たしています。
テス・エンジニアリング株式会社
総資産 962億円(2025/06)
テス・エンジニアリング株式会社は、1979年の創業以来、「顧客重視・顧客満足」を企業理念に掲げ、省エネルギー、環境対策、コストダウンを専門とするエンジニアリング会社として、企業や社会の持続的発展に貢献しています。同社は、コージェネレーションシステムを始めとした各種環境・省エネ対策システムの導入において、事業所診断、設計、調達、施工、メンテナンス、24時間監視システム、エネルギーマネジメントシステムによる運用管理サポート、エネルギー供給サービス、小売電気事業、発電事業までを一貫して提供するワンストップソリューションが強みです。特に、再生可能エネルギー分野では、太陽光発電システム、オンサイトPPA、バイオマス/RPFボイラの導入を推進し、事業用地の開発からEPC(設計・調達・施工)、O&M(オペレーション&メンテナンス)、運用管理(アグリゲーション)まで対応しています。また、系統用蓄電所の導入支援や、燃料転換(重油から天然ガス、バイオマス/RPF燃料へ)によるコスト削減・CO2排出量削減提案も行い、高効率照明や高効率空調、コンプレッサー等のユーティリティ全般の省エネ化も手掛けています。同社は、エネルギーサービス方式の活用による初期投資不要の提案や、各種補助金申請サポート、電力取引を支援するERAB(エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス)も展開し、お客様の多様なニーズに応えています。豊富な実績として、太陽光発電システム727件(約1,098MW)、オンサイトPPA54件(約63MW)、コージェネレーションシステム1,472基(約1,369MW)、燃料転換86基、24時間監視システム1,008件を誇り、化学工場、製紙工場、木材加工会社などのエネルギー多消費型企業や法人顧客を中心に、沖縄を除く日本全国でサービスを提供しています。
株式会社グリーンパワーインベストメント
総資産 955億円(2026/03)
株式会社グリーンパワーインベストメントは、2004年の創業以来、再生可能エネルギー事業の開発、建設、運営を一貫して手掛ける企業です。同社のミッションは、再生可能エネルギーの普及を通じて、人々が暮らし続けられる持続可能な環境と社会を創造することにあります。特に、風力発電と太陽光発電に注力しており、日本最大級の陸上風力発電所「ウィンドファームつがる」(121MW、2020年竣工)や、日本における洋上風力のリーディングプロジェクトである「石狩湾新港洋上風力発電所」(112MW、2024年竣工)など、大規模プロジェクトを成功させてきました。 同社の事業は、発電所設置のための計画立案から、地元地域との調整、行政許認可の取得、電力会社との連携、環境アセスメント、開発予算・スケジュール管理までを担う「事業開発部門」が中心となります。また、大規模インフラ工事の実績豊富なメンバーで構成される「建設管理部門」が、発電所本体から変電所、管理事務所、送電ルートの整備まで、安全かつ遅延のない建設を実現。さらに、「事業運営・管理部門」が、厳しい気象条件下でも発電所の安全かつ安定的な運営と保守、資金管理を行い、高い稼働率と収益性を維持しつつ、地域との継続的なコミュニケーションを通じて信頼される発電所運営を心がけています。 同社は、地域の風や太陽の光、水の流れといった自然資源を最大限に活用し、化石燃料への依存を低減する地産地消型エネルギーの実現を目指しています。事業を通じて、深浦町の林業振興や石狩湾での水産業との共存共栄、つがる平野での農業活性化など、地域産業の振興や活性化にも貢献。官公庁や研究機関の視察も受け入れる「グリーンパワー富津太陽光発電所」のような先進的な取り組みも行っています。現在、青森県、岩手県、北海道、高知県、千葉県、島根県など日本各地で複数の風力・太陽光発電所を開発・運営しており、今後も「グリーンパワー稲庭田子風力発電事業」や「グリーンパワー下北風力発電事業」といった新規プロジェクトの準備を進め、持続可能な社会への転換を加速させています。
王子グリーンリソース株式会社
総資産 948億円(2026/03)
王子グリーンリソース株式会社は、王子ホールディングス株式会社の資源環境ビジネスカンパニーの中核会社として、グループ全体の資源環境ビジネスを統括・推進しています。同社は、森林資源をはじめとするサステナブルリソースと、王子グループが長年にわたり培ってきた資源活用の経験と技術を基盤に、多岐にわたる製品とサービスを提供しています。主要な事業として、パルプ事業、木材・植林事業、そしてエネルギー事業を展開しており、これら事業の戦略策定、事業化、国内外の販売、および関連会社の事業管理を一貫して手掛けています。パルプ事業では、国内外のグループ生産パルプの販売を担い、セニブラ社(ブラジル)やパンパック社(ニュージーランド)を中心にグローバルな事業拡大を図るとともに、溶解パルプなど新しい用途のパルプ事業化にも挑戦しています。木材・植林事業においては、海外植林会社や国内社有林の事業管理、木材関連会社の事業管理、さらには農林技術の開発を通じて、王子グループが国内外に保有する広大な森林資源(国内19万ha、海外25万ha)の価値を最大限に引き出す総合林産業を目指しています。製材・合板・商材事業を積極的に推進し、海外への新規展開も拡大しています。また、再生可能エネルギー事業は同社の重要な柱の一つであり、王子グループが保有する森林資源、土地、設備を活用し、バイオマス発電、水力発電、地熱発電、太陽光発電、そして風力発電(稚内タツナラシ山ウィンドファーム計画など)といった多様なエネルギー源の開発と事業化に取り組んでいます。これらの発電事業は、傘下の王子グリーンエナジー各社を通じて推進されており、持続可能な社会の実現に貢献しています。さらに、同社は王子グループ全体の原燃料資材の調達・需給調整を担う調達関連事業も展開し、グループの安定的な事業運営を支えています。これらの事業を通じて、同社は資源の可能性を最大限に引き出し、地球、社会、人々の暮らしを未来につなげる持続可能な社会づくりに貢献するとともに、王子グループの事業構造転換の大きな柱となることを目指しています。
株式会社日立パワーソリューションズ
総資産 944億円(2026/03)
株式会社日立パワーソリューションズは、1960年の創業以来、高い信頼性が求められるエネルギー・インフラ関連分野において、製品、サービス、ソリューションを提供してきました。同社は「サービス」「グリーン」を「デジタル」と融合させることを中核事業とし、お客さま事業の発展と持続可能な社会の実現に貢献しています。具体的には、ゼロカーボン社会の実現とエネルギーの安定供給、社会インフラの安定稼働を支えるソリューションを展開しています。 エネルギーソリューション分野では、再生可能エネルギーの普及・拡大に注力し、風力発電システムの事業化計画から導入、運転、保守までをワンストップで提供。ドイツENERCON社製設備の取り扱い実績や、ドローンとAIを活用したブレード点検・補修サービス、O&Mノウハウを強みとしています。また、食品廃棄物や間伐材などを活用したガスコージェネレーションシステムの導入支援、太陽光発電システム、蓄電池システム、エネルギー管理システムを組み合わせたマイクログリッドやコンパクトグリッドによる再生可能エネルギーの地産地消を推進。大規模ハイブリッド蓄電池システムの実証運転を通じて、電力系統の安定化にも貢献しています。 脱炭素支援においては、企業や地域の脱炭素化をトータルでサポート。「エネルギー&ファシリティマネジメントサービス」として、高効率設備導入や運用保全管理、省エネルギー推進、設備管理業務の効率化・技術継承を提供し、TBMからCBMへの移行を支援します。風力・太陽光発電、ガスコージェネレーションシステム、蓄電池、EMSなどを組み合わせた分散電源の構築により、CO2排出量削減、エネルギー効率化、災害時の電力供給確保を実現。地域マイクログリッドの構築支援では、安定した固定価格でのエネルギー供給と災害レジリエンス強化に貢献しています。 サービスソリューション分野では、マネージドサービスとして、OT(制御・運用技術)とデジタル技術を融合し、設備資産の管理・運用を総合的に支援。IoTを活用した見える化ソリューションでデータ分析に基づく合理的な保全計画立案や設備投資の意思決定を支援し、環境経営にも貢献します。予兆診断ソリューション「HiPAMPS」では、IoTセンサーデータとITアナリティクス、OT知見を組み合わせ、故障予兆検知と原因診断により計画外停止リスクを低減。遠隔監視・支援ソリューションや保守支援ソリューション「サイトリミックス」、設備カルテシステムを通じて、保守業務の高度化とコスト最小化、熟練技術者のノウハウ継承を支援し、お客さま設備の安定稼働と品質向上に貢献しています。同社は、長年培ってきたOTと先端デジタル技術を融合させることで、顧客の課題解決と社会貢献を両立させるビジネスモデルを確立しており、DX推進にも積極的に取り組んでいます。
株式会社ウエストエネルギーソリューション
総資産 938億円(2025/08)
株式会社ウエストエネルギーソリューションは、創エネ、省エネ、蓄エネを柱とするトータルエネルギーソリューションを提供する企業です。同社は太陽光発電所の開発、建設、保守を主軸とし、メガソーラーから産業用、住宅用まで幅広い規模の発電システムを手がけています。特に、休耕地や干拓地、山間部といった多様な未利用地を活用したメガソーラー開発では300か所以上の実績を持ち、企画から設計、施工、系統連系、アフターメンテナンス、さらには太陽光パネルのリサイクルまでを一貫して提供する体制を構築しています。また、既存の太陽光発電所の売買仲介や再生事業も展開し、発電効率の向上やO&Mの見直しを通じて資産価値を高める支援を行っています。
秋田洋上風力発電株式会社
総資産 936億円(2025/03)
秋田洋上風力発電株式会社は、2016年4月の設立以来、日本国内で初となる商業ベースでの大型洋上風力発電事業を手掛ける企業です。同社は、秋田県内企業7社を含む13社の株主で構成されており、秋田港および能代港の港湾区域において、着床式洋上風力発電所の建設、運転、保守を一貫して行っています。具体的には、秋田港に4.2MWの風車を13基、能代港に同風車を20基設置し、合計で約140MWの発電容量を持つ大規模な洋上風力発電所を構築しました。これに加えて、発電した電力を送るための陸上送変電設備の建設も担当しています。 同社のビジネスモデルは、完工した発電所から生み出される電力の全量を、20年間にわたり東北電力ネットワーク株式会社へ売電するというものです。能代港では2022年12月に、秋田港では2023年1月にそれぞれ商業運転を開始し、同年1月には全面的な商業運転体制へと移行しました。この140MWの発電量は、一般家庭約13万世帯の年間消費電力量に相当し、日本の再生可能エネルギー導入拡大における重要な実績となっています。また、同社の事業は、地球温暖化対策としてCO₂排出量削減に大きく貢献しており、その削減量は定期的に公開されています。 強みとしては、国内初の大型洋上風力発電プロジェクトを成功させた先駆者としての経験と技術力、そして地域との共生を重視する姿勢が挙げられます。同社は、建設段階から自航式SEP船「Zaratan号」を用いた洋上基礎工事や風車据付工事を本格的に実施し、高度な技術と綿密な計画に基づき全33基の風車据付を完了させました。地域貢献活動にも積極的で、「AOW風みらい館」を運営し、洋上風力発電に関する情報発信や現場見学の機会を提供することで、地域住民や次世代への啓発に努めています。さらに、地域イベントへの協賛、教育機関への寄付、ボランティア活動などを通じて、地元秋田との共存共栄を図り、洋上風力発電の全国的な普及・拡大に貢献することを目指しています。これらの取り組みが評価され、「令和5年度新エネ大賞」新エネルギー財団会長賞(地域共生部門)を受賞するなど、その社会的意義も高く評価されています。
株式会社リエネ・エナジー
上場総資産 827億円(2025/12)
リニューアブル・ジャパン株式会社は、「すべての人を、エネルギーの主人公に。」というコーポレートスローガンのもと、持続可能な社会の実現を目指し、再生可能エネルギー発電所の開発、発電、運営・管理(アセットマネジメント/O&M)を一貫して手掛ける企業です。同社は、太陽光発電を中心に、風力発電、水力発電といった多様な電源の開発から、立地選定、事業計画策定、許認可取得、建設工事の管理監督までを網羅する開発業務を展開しています。発電事業では、日本全国で事業規模を拡大し、安定した電力供給に貢献。アセットマネジメント業務では、SPCが保有する発電所の管理運営、収支管理、決算、税務、レポート作成などを担当し、O&M業務では全国に地域拠点を設け、遠隔監視、巡視点検、除草・除雪、周辺住民対応、主任技術者による保安管理など多岐にわたるサービスを提供しています。特にO&M事業では、管理実績が3GWを超えるなど、その専門性と実績は高く評価されています。さらに、小売電気事業にも参入し、オンサイトPPAやオフサイトPPAなどの先進的なスキームを通じて、カーボンニュートラルの実現を目指す企業顧客を支援しています。同社の強みは、金融のノウハウを活かした独自のビジネスモデルと、開発から運営管理までを一気通貫で行うことで、クオリティの高い発電所を安全に運営し、再生可能エネルギーの普及拡大に貢献している点にあります。地域社会との共生を重視し、環境学習会の支援なども行いながら、国内外での事業展開を加速させています。2025年からは東急不動産ホールディングスグループの一員となり、さらなる事業拡大と多様なソリューション提供を通じて、エネルギーの安全保障と脱炭素社会の実現に貢献していく方針です。蓄電所事業への参入や海外での太陽光発電所取得など、新たな挑戦も積極的に行っています。
東北自然エネルギー株式会社
総資産 806億円(2026/03)
東北自然エネルギー株式会社は、東北電力グループにおける再生可能エネルギー発電事業の中核会社として、水力発電および地熱発電に特化した事業を展開しています。同社は、再生可能エネルギーにより発電した電気の供給事業を主軸とし、さらに地熱蒸気および熱水の供給事業、これらの事業に関する事務の受託、そして発電設備の開発・運転・保守業務の受託も手掛けています。東北および新潟県に合計23か所の水力・地熱発電所を保有し、総出力は約28万キロワットに達します。特に地熱発電においては、全国第2位、東北地域では第1位の保有数を誇り、持続可能な社会の実現と地域への電力供給に貢献しています。 水力発電事業では、東北各地に18の水力発電所を管理し、最大認可出力合計124,300kWを供給しています。地形や河川流量といった立地条件に最適な水車型式と発電方式、土木建築技術を駆使して発電所を建設・運営しており、日々の保守管理から設備の新設・更新工事まで一貫して行います。河川との密接な関わりから、電気、機械、土木の幅広い知識が求められるのが特徴です。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した余水路監視警報や保守運転監視システムを導入し、発電所の安定運転と効率化を推進しています。 地熱発電事業では、日本で最初の商用地熱発電所である松川地熱発電所を含む4地点の地熱発電所を保有し、最大認可出力合計153,790kW(松川地熱発電所リプレース後)を誇ります。地下深くの地熱貯留層から噴き出す蒸気の力を利用してタービンを回し発電するこの方式は、50年、100年といった長期にわたる安定運転を目指し、遠隔での監視・コントロール、設備および貯留層の厳格な管理が行われています。現在、木地山地熱発電所の建設も進められており、次世代型地熱方式の適用検討やマイクロ水力での事業性確保など、新たな技術導入にも積極的です。同社は「地元とともに自然由来電力を創り育てる」という経営理念のもと、地域社会と連携しながら、地球にやさしい二酸化炭素を排出しない電源のニーズに応え続けています。
株式会社レノバ
上場総資産 737億円(2026/03)
株式会社レノバは、再生可能エネルギー事業および蓄電池等を含むGX(グリーン・トランスフォーメーション)事業を展開する企業です。同社は、地球規模の社会的課題である脱炭素化の推進に貢献するため、太陽光、風力、バイオマス、地熱といった多様な再生可能エネルギー発電所の開発・運営を一気通貫で行う「マルチ電源開発」を強みとしています。さらに、再生可能エネルギー発電の拡大を後押しする蓄電事業も積極的に推進しており、より安定的な電力供給と事業運営を可能にしています。 同社のビジネスモデルは、開発した発電所を売却せず、自社で長期保有・運用する「ストック型ビジネス」を基盤としており、これにより市況の波に左右されない安定した収益と長期的な電力供給責任を確立しています。また、需要側のニーズを捉え、FIT(固定価格買取制度)形態での供給に加え、Non-FIT形態も含めた柔軟な開発にも取り組んでいます。 特に、法人顧客向けには「コーポレートPPA(電力購入契約)」を通じて、質の高い再生可能エネルギーを供給し、お客様の脱炭素経営を支援する「脱炭素ソリューションプロバイダー」としての役割を担っています。お客様は初期費用をかけずに再エネ電力を調達でき、電力価格の安定化、環境価値の確保、企業イメージ・ブランド力の向上といったメリットを享受できます。同社は10年以上にわたる開発・運用実績と、設計から運用までを一貫して手掛ける高品質なオペレーション、そして地域社会との共生を重視した事業推進を特徴としています。地域との対話と環境への配慮を第一に考え、長期にわたって地域の活性化に貢献することを使命としています。 国内だけでなく、米国、フィリピン、韓国、ベトナム、インドネシアなどに拠点を持ち、各国の再生可能エネルギー資源の特性と市場成長を見極めながら海外事業も積極的に展開。現地企業との協働を通じて、地球全体の脱炭素化に貢献しています。専門チームによる高度な意思決定支援と長期伴走により、顧客の脱炭素戦略を深く理解し、目標達成までをサポートする体制を整えています。
コスモエコパワー株式会社
総資産 682億円(2026/03)
コスモエコパワー株式会社は、1997年に日本初の風力発電専門企業として創業以来、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、風力発電事業を全国で展開しています。同社の主要事業は、風力発電による売電事業を核とし、合弁形態を含む風力発電事業の経営・経営指導、風向・風速・騒音等のデータ収集・分析・受託業務、風力発電所のオペレーション業務、そして風力発電機械設備の保守・補修業務及び受託業務と多岐にわたります。同社は発電所の立地選定から建設、その後の運転保守までを一貫して手掛けるワンストップソリューションを提供し、国内で約130基、設備容量約30万kWの風力発電所を運営しています。 特に、陸上風力発電事業においては、長年の経験と実績に基づき、建設地の選定から運転・保守までを網羅。洋上風力発電事業では、秋田港・能代港洋上風力発電事業への出資参画実績を持ち、リーディングカンパニーを目指して開発を推進しています。近年では、FIP制度への移行・運営や再生可能エネルギーの販売・調達にも注力し、U-NEXT HOLDINGS、U-POWER、Amazonといった企業とのCorporate PPA(電力購入契約)を積極的に締結し、再生可能エネルギーの安定供給に貢献しています。 さらに、同社は長年培った風力発電事業の知見を活かし、コンサルティングサービスやアグリゲーションサービスも提供しています。コンサルティングサービスでは「発電」だけでなく「調整・販売」「保守」をサービスとして提供し、アグリゲーションサービスでは自社風力発電所のFIP移行・運営や再生可能エネルギーの販売・調達の経験を基に、他社・他電源の調達も視野に入れたサービスを展開。NEDOからの実証実験受託など、その確かな技術力は外部からも高く評価されています。安全・誠実・共生、自発・挑戦・進化を価値観とし、地域社会との共存共栄を図りながら、持続可能な社会の実現に貢献しています。
東京発電株式会社
総資産 637億円(2026/03)
東京発電株式会社は、1928年の創業以来、約1世紀にわたり再生可能エネルギー事業を推進する「発電のプロフェッショナル集団」です。同社は、主に水力発電所の開発、建設、運転、保守、および電気の販売を手掛けており、明治・大正時代から稼働する中小水力発電設備から最新のマイクロ水力発電まで、幅広い施設を保有・運営しています。現在、福島、新潟、群馬、茨城、静岡、埼玉、神奈川、千葉、山梨、東京の10都県にわたる82カ所の発電所を24時間体制で稼働させ、総出力約19.4万kWを誇ります。水力発電で培った高度な技術力を基盤に、風力発電、木質バイオマス発電、太陽光発電といった多様な再生可能エネルギー源の活用にも積極的に取り組んでいます。 同社の強みは、発電設備の運転・保守・点検業務受託、リパワリング(既存設備の改修・性能向上)、新規開発に関するエンジニアリングおよびコンサルティングサービスを一貫して提供できる点にあります。特にリパワリングでは、猪之頭発電所をはじめとする23カ所の改修実績があり、最新技術導入による効率向上と環境負荷低減を実現しています。また、地域社会との共生を重視し、発電所を防災拠点や観光資源として活用する「デザイン発電所」の建設(ぐんぎん尾瀬片品発電所、家康公用水発電所など)や、オフサイトPPAを通じて企業(読売新聞社など)や自治体(文京区など)へ再生可能エネルギーを供給するなど、持続可能な社会づくりに貢献しています。安全最優先の運営体制と、電気主任技術者やダム水路主任技術者など多数の専門資格保有者による確かな技術力で、高品質なサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
大洲バイオマス発電株式会社
総資産 603億円(2026/03)
大洲バイオマス発電株式会社は、愛媛県大洲市長浜町晴海で大洲バイオマス発電所を運営する発電事業会社であり、前田建設工業株式会社、石油資源開発株式会社、四電ビジネス株式会社の出資により設立された特別目的会社である。同社は木質ペレットを100%使用するバイオマス専焼火力発電を主軸に置き、50MWの出力と年間約3.5億kWh、約7万世帯分に相当する発電量を持つ発電所を2024年8月から営業運転している。 燃料は年間約20万トンの木質ペレットを使用し、林野庁の「木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明のためのガイドライン」に基づき、合法性と持続可能性の証明を行った燃料に限定している点に特徴がある。ライフサイクルGHGに関する情報開示も行い、再生可能エネルギー由来の電力を供給するビジネスモデルを構成している。発電所、燃料倉庫、発電所桟橋の施設見学を団体、学校、法人向けに受け入れており、地域の防災体制として大洲消防本部との合同消防訓練も実施するなど、発電設備の運営、安全管理、地域との接点を含めた事業運営を行う。
auリニューアブルエナジー株式会社
総資産 584億円(2026/03)
auリニューアブルエナジー株式会社は、KDDIグループのauエネルギーホールディングス株式会社の子会社として、2023年1月12日に設立され、同年4月1日に事業を開始しました。同社は、再生可能エネルギー発電設備の開発、運用、管理、および電気の供給・販売を主軸とする企業です。特に太陽光発電を中心とした事業を展開し、発電した電力はKDDIの基地局、通信局舎、データセンターなどの施設へ供給することで、グループ全体のカーボンニュートラル推進に貢献しています。 同社は、再生可能エネルギーの発電量が天候や季節に左右されるという課題に対し、大型の蓄電池を活用した需給調整市場への売電事業にも取り組んでいます。これにより、電力系統の安定化に寄与するとともに、KDDIグループが有する通信技術やデジタルテクノロジーを駆使し、太陽光発電、蓄電池、電気自動車などの分散型電源を制御する未来のエネルギー社会の実現を目指しています。設立から約1年半で300ヵ所以上の太陽光発電所開発や蓄電池事業への参入といった実績を持ち、再生可能エネルギーの導入拡大と電力の安定供給を両立させるビジネスモデルを構築しています。 事業運営においては、地域社会との共生を重視し、地方自治体や地域の住民、パートナー企業との対話を通じて、地域の歴史や暮らしに配慮した事業展開を行っています。太陽光発電所の用地募集も積極的に実施しており、持続可能な社会の実現と地球環境の保全に貢献することを使命としています。
株式会社ウエストホールディングス
上場総資産 566億円(2024/08)
株式会社ウエストホールディングスは、再生可能エネルギーを軸としたトータルエネルギーソリューションを提供する企業です。同社は、メガソーラーから住宅用まで幅広い領域で太陽光発電システムの企画・設計・建設・運用・保守を一貫して手掛ける「再生可能エネルギー事業」を展開しています。具体的には、300か所以上のメガソーラー開発実績を持ち、産業用太陽光発電、メガソーラー再生事業、高圧・特別高圧の太陽光発電所の管理・メンテナンス、さらには系統安定化のための系統用蓄電所の開発も本格的に推進しています。また、営農型太陽光発電事業にも資本・業務提携を通じて参画し、再生可能エネルギーと食料生産による地域創生に寄与しています。 「省エネ事業」では、商業施設、オフィスビル、工場、病院などエネルギー多消費施設に対し、初期費用ゼロで設備更新が可能な「ウエストエスコ」サービスを提供。最先端のLED照明や高効率空調設備への転換を軸に、CO2とコスト削減を両立させます。さらに、冷凍・冷蔵庫に特化したエネルギーマネジメントシステム「エコランダー」により、配送センターや食品加工工場などで冷凍機の消費電力最適化と見える化を実現し、廃棄ロス削減にも貢献しています。 「グリーン電力事業」では、自社保有および他社保有の非FIT太陽光発電所から発電されたグリーン電力を電力小売事業会社に供給し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献。全国に56か所、57,884kW(2022年3月現在)の発電所を保有しています。オフサイト型コーポレートPPAサービスを活用したCO2排出量削減の取り組みも行っています。「CS事業」では、お客様相談室やアンケートを通じて顧客の声をサービス改善に反映させ、専門知識を持つスペシャリストによるアフターメンテナンスで顧客満足度向上を目指しています。 さらに、「海外事業」としてタイ王国に現地法人を設立し、ASEAN諸国における再生可能エネルギー・省エネ事業を展開。タイに進出する日本企業向けに工場屋根への太陽光パネル設置やLED照明・空調などの省エネ機器提供を行い、現地の電力需給課題解決とコスト削減を支援しています。同社は、全国の金融機関や地方自治体との強固なネットワークを活用し、ESG経営を推進しながら、脱炭素社会の実現と地方創生に貢献する総合力を強みとしています。
日本風力開発株式会社
上場総資産 562億円(2025/03)
日本風力開発株式会社は、風力エネルギー資源の開発を主軸とする企業であり、陸上および洋上風力発電所の開発から建設、運用、保守、さらには電力小売事業までを一貫して手掛ける「総合インフラサービス企業」の一員として事業を展開しています。同社は1999年の設立以来、風力発電の黎明期からこの分野に取り組み、20年以上にわたり国内外で200基以上の風力発電所の開発・操業実績を誇ります。 陸上風力発電事業では、風況良好地域の選定から始まり、風況調査、系統連系手続き、環境アセスメント、地元協議、資金調達、事業計画認定、建設工事、試験・試運転、そして商業運転開始後の長期保守まで、プロジェクトの全ライフサイクルに対応しています。特に、運用・保守においては、完全子会社であるイオスエンジニアリング&サービス株式会社が国内トップクラスの技術力で貢献し、既存設備の長寿命化や安定稼働を支えています。 洋上風力発電事業においては、海洋に眠る巨大な風資源に着目し、次世代クリーンエネルギーの主役としてその開発を推進しています。陸上風力で培ったノウハウを活かし、着床式・浮体式双方の技術を駆使して大規模な洋上風力発電所の実現を目指し、沿岸地域の活性化にも貢献しています。また、国内初の洋上風力発電所の運営・保守専門会社である秋田オフショアウインドサービス株式会社の設立にも関与し、地域に根差した人材育成と産業振興にも力を入れています。 電力小売事業「日本風力開発でんき」では、自社グループの風力発電所で生み出された電力を活用し、法人顧客向けに安定した再生可能エネルギーを供給しています。独自の需給調整スキームにより、風力発電の変動性を補完し、24時間365日の安定供給と「実質再生可能エネルギー100%」を両立。これにより、顧客企業のESG評価向上やRE100達成を支援し、サステナブルな電力選択を可能にしています。同社の強みは、開発から保守、電力供給までを一気通貫で提供できるバリューチェーンと、長年の経験に裏打ちされた技術力、そして地域との共生を重視する姿勢にあります。インフロニア・ホールディングスグループの一員として、蓄電池事業を含めた新たな価値提供にも積極的に取り組んでいます。
ミツウロコグリーンエネルギー株式会社
総資産 557億円(2026/03)
ミツウロコグリーンエネルギー株式会社は、再生可能エネルギー発電事業、電力販売・買取事業、都市ガス小売事業を主軸に展開し、地球環境改善への貢献とエネルギーの安定供給を目指しています。同社は、風力発電、木質バイオマス発電、大規模太陽光発電(メガソーラー)といった多様な再生可能エネルギー発電所を自社で所有・運営しており、国内に7箇所の発電拠点を有しています。具体的には、長崎県の的山大島風力発電所(総発電出力32,000kW)、茨城県の神栖風力発電所(総発電出力10,000kW)、山口県のミツウロコ岩国発電所(木質バイオマス、出力10,500kW)、千葉県の富津ソーラー発電所(40MW)、茨城県の水郷潮来ソーラー発電所(14.5MW)などが稼働しています。これらの発電所から生み出されるグリーンエネルギーは、同社の電力販売事業を通じて、法人および個人のお客様に安定的に供給されています。 電力販売においては、小売電気事業者として、お客様のニーズに合わせた多様な料金メニューを提供しており、FIT電源に非化石証書を組み合わせた環境に優しいプランも用意しています。高圧電力の法人顧客向けには、電気料金かんたん診断サービスを提供し、既存の電力契約からの切り替えによるコスト削減を提案。機械器具・生産工場、オフィスビル、ゴルフ場、ビジネスホテル、私立大学、専門学校、介護施設、物流センター、クリニックなど、幅広い業種・施設での導入実績を持ち、電気料金の削減に貢献しています。また、FIT制度が終了した再生可能エネルギー発電所の余剰電力買取サービスも提供し、環境価値を適正に評価した売電単価で買い取っています。 都市ガス販売事業では、2017年の都市ガス全面自由化以降、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの各供給エリアにおいて、経済性に優れた都市ガスを供給しています。ガス会社切り替え後も、従来のガス導管を使用し、一般ガス導管事業者との連携により安全性と品質を確保しています。 同社は、脱炭素経営支援プロジェクトへの参画、系統用蓄電池事業への投資、オフサイトコーポレートPPAによる電力提供、EV向け再エネ電力メニューの展開、デマンドレスポンスサービスの提供など、先進的な取り組みを積極的に推進しています。また、北海道、東北、西日本、九州に支店を構え、全国規模で事業を展開。電力系統の安定化に向けた系統用蓄電所の建設・運用や、次世代電力統合システム「IPoCC」の活用など、技術的な強みも有しています。これらの事業を通じて、CO2排出量の削減、エネルギー自給率の向上、そして持続可能な社会の実現に貢献しています。
北海道北部風力送電株式会社
総資産 543億円(2026/03)
北海道北部風力送電株式会社は、北海道北部地域における風力発電の導入拡大を目的とした送電事業を展開しています。経済産業省資源エネルギー庁が指定する「特定風力集中整備地区」において、風力発電のための地域内送電網の整備・運用を担う実証事業の補助事業者として、2013年に設立されました。同社は、稚内市、豊富町、幌延町、天塩町、中川町にまたがる亘長約78kmの送電線、稚内恵北開閉所、開源開閉所、北豊富変電所を含む3カ所の電気所、通信設備、そして国内最大級となる240MW/720MWhのリチウムイオン蓄電池システムを構築・管理しています。これらの設備を通じて、風力発電所から生み出された電力を一般送配電事業者へ安定的に供給する振替供給業務を主軸としています。
株式会社伊万里グリーンパワー
総資産 522億円(2026/03)
株式会社伊万グリーンパワーは、佐賀県伊万市に「佐賀伊万バイオマス発電所」を運営し、地球環境に配慮したバイオマス発電事業を主軸に展開しています。同社の主要事業は、バイオマスを原料とした発電事業、電気の供給および販売、バイオマス発電設備の設置・運営・保守・管理、バイオマス原料の製造・加工・販売、収集・運搬・処理・再生、さらには再生可能エネルギー発電設備の投資・開発・運転・管理・保守・点検・操業に及びます。同発電所では、パーム椰子の種からパーム油を搾油した後に残る椰子殻であるPKSを主燃料としており、年間約20万トンのPKSを消費し、定格出力46,000kW、年間発電電力量約3億kWhを安定的に供給しています。このバイオマス発電は、パーム椰子が成長過程でCO₂を吸収するため、燃料燃焼時に発生するCO₂と相殺され、実質的なCO₂排出削減に貢献するクリーンなエネルギーとして注目されています。同社は、燃料となるPKSをグループ会社のインドネシア法人PT INTERNATIONAL GREEN ENERGY から調達しており、このPKSは2021年12月にGGL認証を取得しているため、持続可能な方法で生産されたバイオマス燃料の使用を保証しています。これにより、環境・地域社会に配慮した事業展開を強みとしています。また、同社は伊万市と環境保全協定を締結し、地域の良好な環境を守ることに努めるとともに、発電所の運転・保守や燃料供給といった事業活動を通じて、地域産業の振興や雇用の創出を図り、地域社会の活性化にも貢献しています。ライフサイクルGHG排出量も基準値を大幅に下回る9.72g-CO₂/MJ-PKSを達成しており、再生可能エネルギーの普及と脱炭素社会の実現に寄与しています。
テスホールディングス株式会社
上場総資産 509億円(2025/06)
テスホールディングス株式会社は、エネルギーの脱炭素化に貢献するため、「再生可能エネルギーの主力電源化」「省エネルギーの徹底」「エネルギーのスマート化」の3つの事業領域に注力し、多角的なエネルギーソリューションを提供する持株会社です。同社グループは、主に「エンジニアリング事業」と「エネルギーサプライ事業」の2つの柱で事業を展開しています。エンジニアリング事業では、エネルギープラントや工場稼働に必要な電気・蒸気・水などを供給するユーティリティ設備のEPC(設計・調達・施工)を手掛けており、コージェネレーションシステム、太陽光発電システム、バイオマス発電システム、蓄電所などの省エネルギー系および再生可能エネルギー系設備の導入を支援しています。特に、テス・エンジニアリング株式会社や共立エンジニアリング株式会社がこの分野で実績を積んでいます。 エネルギーサプライ事業は、ランニング収益を主軸とするストック型ビジネスであり、再生可能エネルギー発電所のオペレーション&メンテナンス(O&M)、発電所の所有・運営・売電、電気の小売供給、および各種サービスを提供しています。具体的なサービスには、エネルギーマネジメントシステム(EMS)、24時間遠隔監視サービス、ERAB(Energy Resource Aggregation Businesses)サービス、LNGやバイオマス燃料などの燃料供給が含まれます。同社グループは、茨城牛久メガソーラー発電所(29.4MW)、高知室戸メガソーラー発電所(30.2MW)、佐賀伊万バイオマス発電所(46.0MW)など、全国各地で多数の再生可能エネルギー発電所を所有・運営しており、固定価格買取制度(FIT制度)を活用した長期安定的な発電事業を推進しています。また、インドネシアでのPKS燃料販売事業ではGGL認証を取得し、サプライチェーン全体での持続可能性と社会的責任を重視しています。これらの事業を通じて、工場や事業所などエネルギーを大量に消費する顧客に対し、脱炭素社会の実現に向けた総合的なエネルギーソリューションを提供しています。
ハンファジャパン株式会社
総資産 508億円(2025/12)
ハンファジャパン株式会社は、韓国最大手企業の一つである株式会社ハンファの日本法人として1984年に設立されました。同社は、全世界に広がるハンファグループのグローバルネットワークと連携し、グリーンエネルギー事業、ケミカル事業、セキュリティ事業、プロダクトソリューション事業の4部門を日本市場で展開しています。グリーンエネルギー事業では、トータルエネルギーソリューションカンパニーとして、太陽光発電システムや蓄電システムの販売、オンサイトおよびオフサイトPPA、電力調達サービス、エネルギーマネジメントプラットフォームの運営、電力リテール、VPP、環境価値創出など多岐にわたるサービスを提供。特に住宅用太陽光発電システムでは150,000棟以上の導入実績を誇り、2023年には新築住宅市場でシェアNo.1を達成しました。2023年には電力事業子会社「Q.ENESTホールディングス」を設立し、GX推進と2050年カーボンニュートラル実現に貢献しています。ケミカル事業では、石油化学原料や誘導品、無機化学製品を日本のビジネスパートナーに供給し、日本国内で不足する高付加価値原料の取り扱いや、エコフレンドリー・ヘルスケア分野での事業も推進。日本と韓国の架け橋として新規ビジネス創出や技術提携も行っています。セキュリティ事業では、旧サムスンテックウィンから社名変更したハンファビジョンの製品を中心に、監視カメラや映像監視ソリューションを公共・商業施設、オフィスなど幅広い業種に提供し、深層学習やAI、BIなどの次世代技術を活用した総合セキュリティソリューションを展開しています。プロダクトソリューション事業は、日本と韓国間の貿易業務および投資活動が中心で、製造業や建設業向けに石油化学製品原料、ベアリング、自動車部品素材などを輸出入するほか、ECサイトを通じて防犯カメラ、小型家電、化粧品、アウトドア関連商品などのeコマース事業も手掛けています。さらに、ニセコ高級リゾート開発や都内不動産開発、ベンチャーキャピタル投資など、新規投資事業にも積極的に取り組んでいます。同社は、日本で40年以上にわたり培ったノウハウと信頼関係を基盤に、顧客ニーズを先取りしたソリューションを提供し、地域経済の活性化と協力会社との共同成長を目指しています。
九州エナジー株式会社
総資産 502億円(2025/09)
九州おひさま発電株式会社は、再生可能エネルギーによる電源創出事業を主軸とする企業です。同社は、持続可能な社会の実現に貢献するため、主に太陽光発電所の開発、建設、運営、管理を手掛けています。その事業は、再生可能エネルギーの安定的な供給源を確保し、電力小売事業者などへ電力を供給するビジネスモデルに基づいています。同社の強みは、豊富な発電実績と、南国殖産グループの一員としての確固たる基盤にあります。具体的には、2017年8月時点で31カ所の太陽光発電所を保有し、総発電量は約68MWに達しています。これらの発電所は、グループ会社である九州エナジー株式会社の主要な電力供給源の一つとなっており、九州エリアにおける電力の安定供給に大きく貢献しています。同社は、初期投資から運用、メンテナンスに至るまで、再生可能エネルギー発電事業の全工程を担い、環境負荷の低いクリーンエネルギーの普及を推進しています。これにより、企業や家庭への安定した電力供給を支え、地域社会のエネルギー自給率向上と脱炭素化に寄与しています。同社の電源創出事業は、環境価値の提供と経済性の両立を目指し、長期的な視点で再生可能エネルギーの導入拡大に取り組んでいます。
大林神栖バイオマス発電株式会社
総資産 501億円(2026/03)
大林神栖バイオマス発電株式会社は、大林グループの一員として、茨城県神栖市に位置する大林神栖バイオマス発電所の運営を通じて、再生可能エネルギーであるバイオマス発電事業を展開しています。同社は、木質バイオマス燃料を主燃料とし、発電容量51.5MW(51,500kW)を誇り、これは一般家庭約11万世帯が年間で消費する電力に相当する大規模な電力供給能力を有しています。2022年2月に運転を開始して以来、安定した電力供給を通じて社会に貢献しています。 同社の事業モデルは、持続可能な燃料調達に重点を置いています。具体的には、間伐材や製材工場から発生する端材を円筒状に圧縮成形した「木質ペレット」や、パーム油生産過程で生じる農業物残渣である「PKS」といった木質バイオマス燃料を使用しています。これらの燃料調達においては、持続可能性(合法性)の確保を最重要視しており、燃料調達事業者に対して第三者認証取得に関する情報提供を促し、早期に認証済みの流通経路からのPKS調達体制構築に努めています。また、燃料発生地点(搾油工場等)以降の流通経路を把握し、適切な配慮がなされているかを確認することで、環境負荷の低減と資源の有効活用を推進しています。同社は、これらの取り組みを通じて、地球環境問題への対応とエネルギーの安定供給に貢献し、持続可能な社会の実現を目指しています。
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暦年ベース、国内全発電電力量に占める自然エネルギー割合。2024年は速報。2024年内訳は太陽光11.4%・風力1.13%・バイオマス5.9%・水力7.9%・地熱0.33%。(推計値)
再エネ比率(発電電力量に占める割合・年度)
年次+1.5%前年
年度ベースの自然エネルギー発電電力量割合。date=年度末。FY2023=26.1%(太陽光11.3%・水力7.5%・バイオマス5.9%・風力1.1%・地熱0.3%)、FY2024=26.5%(速報)。(推計値)
FIT/FIP認定容量(全電源合計・累計)
四半期2025年12月末のFIT/FIP認定容量合計。内訳: 太陽光計約7,502.7(10kW未満1,282.7+10kW以上6,220.0)、風力1,848.5、中小水力259.3、地熱20.6、バイオマス700.6万kW。
FIT/FIP導入量(運転開始・全電源合計・累計)
四半期2025年12月末のFIT/FIP運転開始済(導入)容量合計。内訳: 太陽光計約7,238.5(10kW未満1,256.3+10kW以上5,982.2)、風力457.1、中小水力170.5、地熱14.3、バイオマス640.8万kW。
洋上風力発電 累積導入量
年次+13.7%前年
年末時点の洋上風力(着床式+浮体式)累積導入量。2020年末58.6MW、2022年末135MW、2023年末153.5MW。参考: 陸上含む風力全体は2023年末5,213.4MW・2024年末5,840.4MW。
出典: 日本風力発電協会(JWPA) 日本の風力発電の累積導入量業界団体
北九州市若松区代表企業
2,010億円
NEWS
この業界の企業に関する報道。各見出しは配信元記事からの引用です。
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