エネルギー・環境
事業領域
石油精製、鉱業、資源開発
業界の特色
石油・資源はエネルギー・環境の中分類で、業界分類済の513,527社中1,215社 (0.24%) を擁する業界です(全149業界の社数ランキングでは87位)。47都道府県にほぼ均等分散し、地域偏在は小さく、上場20社・大企業150社の層を持ちます。単体総資産は中央値28億円に対し最大は3.9兆円と1,399倍超の階層差があり、トップ企業が業界規模を大きく押し上げています。直近1年の雇用はほぼ横ばい (拡大36% / 縮小36%) で推移しています。売上判明42社では上位5社が売上の80%を占める寡占的な構造です。業界平均年収は約810万円。直近12年で売上規模は約99%拡大しています。
集計は 単体決算 ・厚生年金被保険者数 ベース (連結のみ開示の企業は連結値を使用)
1,215社
20社 (1.6%)
150
東京都
120社 (9.9%)
企業数
1,215社
上場社数
20社
上場ROE中央値
22.7%
上場企業実績
上場平均年収中央値
1,002万円
上場企業実績
Disclosure Analysis
上場7社の有価証券報告書・IR資料の開示文を分析。
エネルギー政策の重心が「脱炭素・サステナビリティ重視」から「安定供給・アフォーダビリティ重視」へ転換し、LNG・天然ガスの戦略的重要性が業界全体で再評価されている。原油価格はブレント$65前後まで下落しており、製油所の在庫タイムラグ影響が各社収益を一律に圧迫する一方、石炭・基礎化学品の市況軟化も重なり短期収益は全般的に厳しい。国内石化は設備過剰問題が深刻で、出光興産と三井化学のエチレン装置集約など装置停止が進み、国内総生産能力は現在の約7割に縮小する見通しだ。各社の成長軸は明確に分岐しており、INPEXがLNG集中、出光興産が固体電解質等マテリアル転換、ENEOSが高機能タイヤ材料S-SBR、コスモエネルギーがAI・データセンター関連新事業、石油資源開発がE&P資産拡張、日鉄鉱業がチリ銅鉱山開発と、多角化の方向性がそれぞれ異なる。化石資源産業全般への座礁資産リスク懸念から多くの銘柄がPBR1倍を割り込んでおり、資本効率改善と投資家対話の強化が業界共通課題となっている。出光興産は2030年度ROE13%・ROIC7%以上、コスモエネルギーは2035年度ROE15%以上と各社がROE目標を引き上げ、累進配当や総還元性向50%以上の設定で市場評価の改善を図る動きが加速している。
エネルギー安全保障重視への政策転換が業界全体の収益環境を大きく塗り替えている。INPEXは2035年のグローバルLNG需要が足元の約4億トンから約7億トンへ拡大し、アジアを中心とした太平洋沿岸では供給不足が生じると明示しており、天然ガスが「現実的な移行期の燃料」として需要拡大期に入ると位置づける。一方で原油価格はブレント$65前後まで下落しており、製品マージンへの負のタイムラグが製油所各社の収益を一律に圧迫する構造は変わっていない。石炭価格の下落と基礎化学品市況の悪化も重なり、出光興産は1Q単体で前年比▲483億円の減益要因を計上した。国内石化は装置過剰が構造問題となっており、出光興産と三井化学がエチレン装置を三井側の1基に集約することで最終合意し、公表済みの業界全体の装置停止を合わせると国内総生産能力は現在の約7割(東日本では6割強)に縮小する。化石資源産業全般に対する投資家の利益成長懸念は「やや弱まった」とされながらも根強く(石油資源開発)、PBR1倍割れが多くの銘柄で継続しており、業界の価値再評価は道半ばの状態にある。
各社は共通してエネルギー安定供給を収益基盤に置きながら、次の収益軸の選択で明確に分岐している。出光興産はGRIT(既存事業深化)・GROWTH(成長事業創出)・CNX(低/脱炭素挑戦)の3テーマを軸とし、固体電解質(全固体電池、2045年市場約10兆円・CAGR23%)への一貫バリューチェーン構築を最大の成長軸に据え、26〜30年度累計投資18,000億円の約半分をGROWTH&CNXへ配分する。INPEXは成長投資8,000億円の大半をLNG・石油・天然ガス分野の維持拡大に集中し、再エネは補完的な320億円にとどめる一方、CCS・水素を低炭素化ソリューションの柱として育成する。ENEOSは四日市工場でS-SBR(高機能タイヤ材料)の生産能力を1万トン増強(2027年完工)し、主要タイヤメーカーとの密着型共同開発を背景にマーケット成長率3%超のCAGR6%を目指す機能材展開を軸とする。石油資源開発は米国タイトオイル(Verdad Resources取得)・ノルウェー探鉱ライセンスとCCS試掘(苫小牧沖)を並行させ、E&P純粋型としての立場を鮮明にする。コスモエネルギーはAI・半導体・データセンター関連を「NeXTグロース」と定義し、従来の石油・電力事業を超えた新事業領域に活路を求め、Vision 2035で経常利益2,500億円・ROE15%以上を掲げる。日鉄鉱業はチリ・アルケロス鉱山(総CAPEX395百万USD・進捗率約48%)を2026年度操業開始目標で開発し、ベースメタル資源開発事業者としての専門性を深める方向を採る。
最大の共通リスクは原油価格と為替の変動感応度の高さであり、INPEXはブレント油価$75→$65・円高9円の前提修正だけで年間売上収益▲14%・下期営業利益▲37%に落ち込む構造を数値で示した。出光興産は基礎化学品市況悪化と米国関税影響が重なり、当初掲げたROE10%目標を達成できず2025年度は7%程度に留まる見込みで、中計の信認リスクが浮上している。富士石油は大規模定期修理により稼働率が94.5%から74.3%に急落し、FY25は売上高▲37%・在庫除き営業損益▲23億円と単独では事業継続の構造的脆弱性が顕在化しており、出光興産による子会社化がなければ独立採算は困難な状態にある。在庫タイムラグ影響は製油所各社に一律に発生し、ENEOSでも3Q油価下落を主因に営業利益が前年比▲317億円の減益となった。石炭・基礎化学品の市況軟化は出光・ENEOSの複合型収益構造に非対称の打撃を与えており、国内燃料油マージン改善でカバーできる範囲は限定的だ。中東情勢や地政学リスクは原油サプライチェーンへの多面的な影響をもたらし、代替調達コスト増が生じる局面では価格転嫁が必要となる。化石資源産業全般への座礁資産リスク懸念がPBR1倍割れを構造化させており、INPEXや石油資源開発が自社のディスカウント要因として明示しているとおり、投資家との対話による企業価値改善は全社的な積み残し課題となっている。
各社ともROE目標の引き上げが相次いでおり、資本市場からの圧力に対応する姿勢を鮮明にしている。出光興産は2027〜28年度ROE12%・2030年度ROE13%以上・ROIC7%以上・税前利益3,600億円を掲げ、5年累計投資18,000億円と総還元性向50%以上(配当36円下限の累進配当、別途1,000億円の自己株式取得実績)を同時に維持するCash In/Out各22,300億円規模のキャッシュアロケーションを示した。コスモエネルギーは第8次中計(2028年度)でROE12%以上・ROIC7%以上・経常利益1,900億円を中間目標とし、Vision 2035では経常利益2,500億円・ROE15%以上という段階的な引き上げ軌道を設定、配当165円/株以上を下限に総還元性向60%以上(3カ年累計)も維持する。INPEXは油価修正後でROE6.6%・ROIC6.0%・ネットD/Eレシオ0.34にとどまり、収益性の改善余地・座礁資産化リスク・株主還元の不透明感を自社のディスカウント要因として明示しており、改善余地は最も大きい。石油資源開発はPBR1倍超の達成を明示目標として掲げ、米国・ノルウェー・インドネシアのコア資産構築を通じた収益向上で投資家評価の改善を図る。ENEOSは通期在庫除き営業利益4,200億円を据え置き、白油マージン良化とS-SBR増強投資の組み合わせでポートフォリオの安定高付加価値化を進める。各社共通の財務規律としてA格維持・ネットD/E管理が前提とされており、成長投資と株主還元の両立が中期の最大経営課題となっている。
EDINET有価証券報告書・IR資料の開示文を分類・要約(上場企業) 出典: EDINET 有価証券報告書・各社IR資料 ・ 最終更新 2026/06
Major Companies
会社名・本社・上場区分・従業員数で比較。売上は官報/EDINET 由来の決算データがある会社のみ表示しています(未開示は「—」)。
| 順位 | 会社名 | 本社 | 上場区分 | 従業員数 | 売上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ENEOS株式会社 | 東京都 | 上場 | 11,514人 | 9.3兆円 |
| 2 | 出光興産株式会社 | 東京都 | 上場 | 6,254人 | 5.8兆円 |
| 3 | コスモ石油株式会社 | 東京都 | 上場 | 2,812人 | 2.3兆円 |
| 4 | 株式会社INPEX | 東京都 | 上場 | 2,081人 | 1,871億円 |
| 5 | 株式会社オカモト | 北海道 | 非上場 | 1,971人 | — |
| 6 | JFEミネラル株式会社 | 東京都 | 非上場 | 1,340人 | — |
| 7 | 石油資源開発株式会社 | 東京都 | 上場 | 1,308人 | 1,905億円 |
| 8 | 北海道エネルギー株式会社 | 北海道 | 非上場 | 1,242人 | — |
| 9 | 株式会社Misumi | 鹿児島県 | 上場 | 1,095人 | 578億円 |
| 10 | 太陽石油株式会社 | 東京都 | 非上場 | 896人 | 6,651億円 |
| 11 | 三和エナジー株式会社 | 神奈川県 | 非上場 | 682人 | — |
| 12 | 昭和四日市石油株式会社 | 三重県 | 非上場 | 645人 | 458億円 |
| 13 | 株式会社ENEOSウイング | 愛知県 | 上場 | 643人 | — |
| 14 | 伊藤忠エネクス株式会社 | 東京都 | 上場 | 600人 | 6,283億円 |
| 15 | 三愛オブリ株式会社 | 東京都 | 上場 | 560人 | 2,625億円 |
| 16 | 株式会社ネクセライズ | 東京都 | 非上場 | 552人 | — |
| 17 | 太陽石油販売株式会社 | 愛媛県 | 非上場 | 549人 | — |
| 18 | 株式会社吉田石油店 | 香川県 | 非上場 | 525人 | — |
| 19 | 富士石油株式会社 | 東京都 | 上場 | 521人 | 8,321億円 |
| 20 | ENEOS Xplora株式会社 | 東京都 | 非上場 | 492人 | 354億円 |
| 21 | 東亜石油株式会社 | 神奈川県 | 上場 | 487人 | 415億円 |
| 22 | 日鉄鉱業株式会社 | 東京都 | 上場 | 453人 | 1,716億円 |
| 23 | アストモスエネルギー株式会社 | 東京都 | 非上場 | 337人 | 5,553億円 |
| 24 | 三井海洋開発株式会社 | 東京都 | 上場 | 331人 | 5,027億円 |
| 25 | 株式会社JA香川県オートエナジー | 香川県 | 非上場 | 329人 | — |
| 26 | 全農東北エネルギー株式会社 | 宮城県 | 非上場 | 317人 | — |
| 27 | 株式会社サンワ | 群馬県 | 非上場 | 310人 | — |
| 28 | 西日本フリート株式会社 | 大阪府 | 非上場 | 308人 | — |
| 29 | 株式会社三ッ輪商会 | 北海道 | 非上場 | 304人 | — |
| 30 | 成田空港給油施設株式会社 | 千葉県 | 非上場 | 292人 | — |
従業員数は社会保険加入者数(単体)です。
Industry Metrics
石油・資源に関連する市場規模・事業所数などの指標を、官公庁・業界団体の公開統計から集約(各指標に出典リンク付き)。
燃料油 国内販売量(内需)
年次-4.5%前年
燃料油計(ガソリン+ナフサ+ジェット+灯油+軽油+A重油+B・C重油)・年度(4-3月)・国内需要(内需)。FY2024=138,057千kL(前年度比4.5%減)。原データ=資源エネルギー庁 資源・エネルギー統計。旧値(44,505等=実はガソリン値)を正しい燃料油計に差し替え(2026-06-25)。
ガソリン 国内販売量(内需)
年次-1.9%前年
ガソリン単独・年度(4-3月)・国内需要(内需)。FY2024=43,639千kL。燃料油計の最大品目。旧単点(38,232=実はナフサ値)を正しいガソリン系列に差し替え(2026-06-25)。
ガソリン 国内需要
年次2022年度・ガソリン国内需要 38,232千kL。資源エネルギー庁 石油製品需要想定検討会(全国ベース)。今後は年平均▲2.6%で減少見通し
灯油 国内販売量
年次-6.2%前年
各指標は出典元の集計対象(全数/主要事業者など)に依存します。金額は表示の都合で兆円・億円に整形しています。破線は予測値です。
Industry Benchmark
政府統計の業界平均(粗い大分類ベース)と、この業界の上場企業の実績中央値を並べて比較できます。
この業界の上場企業(実績集計)
特定の中分類の実態に近い実績値です。
ROE(中央値)
22.7%
当期純利益 / 自己資本
売上高純利益率(中央値)
2.3%
当期純利益 / 売上高
総資産回転率(中央値)
1.42回
売上高 / 総資産
平均年収(中央値)
1,002万円
有報の平均年間給与
平均従業員数(中央値)
502名
有報の従業員数
上場18社の実績中央値(平均年収は有報開示13社)。出典: 各社決算・EDINET有価証券報告書
業界全体(政府統計)
国の統計に基づく業界平均(最新 2024年度)
原価率
86.3%
売上原価 / 売上高
営業利益率
5.2%
営業利益 / 売上高
経常利益率
5.9%
経常利益 / 売上高
総資産回転率
0.49回
売上高 / 総資産
一人当たり売上
34.1百万円
売上高 / 従業者数
平均年収
810万円
人件費 / 従業者数
労働分配率
27.2%
人件費 / 付加価値
一人当たり付加価値
3,592万円
付加価値 / 従業者数
対応 収益性: 財務省 法人企業統計『電気業』(大分類平均・2024年度) / 一人当たり売上: 総務省・経産省 経済センサス『鉱業,採石業,砂利採取業』(中分類・2021年)
参照: 財務省 法人企業統計『電気業』(2024年度・全規模)
※ 政府統計(財務省 法人企業統計・経済センサス)は大分類・全規模・従業者数(パート等含む)ベースの平均値です。特定の中分類や上場企業群の実態とは乖離する場合があります。
出典: 財務省「法人企業統計」・総務省/経済産業省「経済センサス」(従業者数ベース・パート等を含む)
Listed Companies
石油・資源で上場している 18社
色が濃い領域 = 多くの企業が集中する規模帯。セル click で内訳
| ← 従業員規模 → | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| ~10 | 10~50 | 50~100 | 100~1000 | 1000~ | |
| 総資産1兆+ | |||||
| 1000億~1兆 | |||||
| 100~1000億 | |||||
| 10~100億 | |||||
| 1~10億 | |||||
| ~1億 | |||||
Industry Profile
業界内企業の総資産分布と従業員数の増減トレンド
業界内企業の総資産分布 (中央値と中央 50% のレンジ)
28億円中央値
中央 50% が 9.7億円 〜 97億円 の規模 ・ 最大 3.9兆円
規模別社数 (総資産バケット) — クリックで内訳
1 年前と現在の従業員数を比較できる企業の増減
業界は 横ばい(平均 +8.8%)
雇用拡大 36%・縮小 36%
増減率別社数 (YoY) — クリックで内訳
Profitability by Size
石油・資源を含む業種の、資本金階級ごとの原価率・営業利益率・総資産回転率(大→小)
参照: 財務省 法人企業統計『電気業』(2024年度・資本金階級別)
| 規模 | 原価率 | 営業利益率 | 総資産回転率 |
|---|---|---|---|
| 10億円以上 | 86.8% | 4.9% | 0.47回 |
| 1億円以上 - 10億円未満 | 89.5% | 6.0% | 0.92回 |
| 1千万円以上 - 1億円未満 | 82.1% | 8.7% | 0.51回 |
| 1千万円未満 | 28.3% | 10.7% | 0.17回 |
出典: 財務省「法人企業統計」(資本金階級別の集計値)
Sales & Margin Trend
石油・資源を含む業種の売上高(兆円)と営業利益率(%)の長期推移
参照: 財務省 法人企業統計『電気業』(2013–2024年度)
棒=売上高(兆円)/右端=営業利益率。出典: 財務省「法人企業統計」
Market Concentration
上位5社で売上の 79.8%
石油・資源で売上判明 42 社中
売上判明企業(官報/EDINET 由来の決算データがある企業)ベースの集計です。未開示企業は含みません。
Recent Activity
石油・資源の企業の直近の動き
日鉄鉱業株式会社
2026/08日鉄鉱業、2026年3月期決算とアルケロス開発進捗を開示
日鉄鉱業株式会社は2026年3月期決算を公表し、自己株式取得や業績予想の修正を実施。チリのアルケロス鉱山開発の進捗も開示しています。
株式会社Fusoエナジー
2026/07Fusoエナジー、吸収合併と商号変更
株式会社Fusoエナジーが2026年7月、旧商号・株式会社川出産業として存続会社となり、同名会社を吸収合併のうえ商号・所在地を変更。
全農エネルギー株式会社
2026/07全農エネルギー、時間貸し洗車「Wash Time」を開始
全農エネルギー株式会社は直近、商標「きずなでんき」出願や時間貸し洗車「Wash Time」のグランドオープンなど、新サービスの展開を進めています。
Top by Sales
直近の売上が大きい順・最大 100 社
ENEOS株式会社
上場売上 9.3兆円(2025/03)
ENEOS株式会社は、エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献する企業です。同社の主要事業は、ガソリン、灯油、潤滑油などの石油製品の精製および販売、LPガスを含むガスの輸入および販売、石油化学製品や機能材の製造および販売、そして水素の供給です。個人のお客様向けには、全国に展開するサービスステーションでの燃料供給に加え、水素ステーションやEV関連サービス、モビリティサービスを提供しています。法人のお客様に対しては、法人カード、潤滑油・グリース・ソルベント、石油化学製品、機能材、産業用エネルギー、水素事業、電気事業・再生可能エネルギー事業、物流、モビリティサービスなど多岐にわたるソリューションを提供しています。同社は国内燃料油販売シェア約50%を誇り、11,000カ所を超える系列給油所、約164万バレル/日の原油処理能力を持つ国内トップクラスの企業です。また、国内に11の石油・石油化学製品生産・製造拠点、海外に46の潤滑油事業拠点を持ち、アジアではパラキシレンおよびプロピレンの供給能力で第1位を誇ります。経営戦略として、安全性、安定供給、経済効率性、環境適合を大原則とし、燃料油精製・販売事業のサプライチェーン強化と安定供給に努めています。さらに、低炭素・脱炭素事業への投資を厳選し、エネルギー転換とカーボンニュートラル社会の実現を目指しています。デジタル戦略ではAIを活用し、サプライチェーン全体の最適化、自律的な操業、営業活動の高度化、新たな顧客体験創出を通じて、持続的な成長と価値提供を図っています。研究開発にも注力し、革新的な技術と有用な商品・サービスの開発を通じて、国内外の社会課題解決に貢献しています。
出光興産株式会社
上場売上 5.8兆円(2026/03)
出光興産株式会社は、燃料油、基礎化学品、高機能材、電力・再生可能エネルギー、資源の各分野において、約20の国と地域にわたる強固なネットワークを活用し、多様なエネルギーと素材の開発・製造・販売を手掛けています。同社は、2050年カーボンニュートラル・循環型社会の実現に向け、「一歩先のエネルギー」、「多様な省資源・資源循環ソリューション」「スマートよろずや」の3つの事業領域への進化を目指し、国内外で新たな挑戦を続けています。 燃料油事業では、ガソリン、ジェット燃料、潤滑油などを国内外に安定供給しており、国内に約6,000ヶ所のapollostationを展開しています。特に潤滑油は1919年から手掛け、自動車用から工業用まで多岐にわたる製品を世界の主要地域に提供し、カーボンニュートラルや作業環境改善に貢献する商品開発にも注力しています。また、持続可能な航空燃料の供給体制構築にも取り組んでいます。 基礎化学品分野では、レジ袋や洗剤容器などに使われるエチレンを日本で2位の生産能力で供給しています。高機能材分野では、有機EL発光材料のパイオニアとしてスマートフォンや有機ELテレビ向け材料を開発し、韓国・中国にも生産拠点を持ちます。その他、紙おむつや生理用品に使われる粘接着材、ゼリーやプリンのシールぶたなどの食品パッケージ材料、耐熱性・強度に優れた独自素材SPS樹脂(エンジニアリングプラスチックとしてファミリーレストランの箸や電子レンジ対応皿に利用)を提供しています。さらに、全固体リチウム電池のキーマテリアルである固体電解質など、次世代電池用新規材料の開発も推進しています。 電力・再生可能エネルギー事業では、製油所跡地を活用したバイオマス発電所の運営や、太陽光、風力、地熱といった再生可能エネルギーの開発・普及拡大に国内外で取り組んでいます。資源事業では、環境に調和した石炭事業の実現や、バイオマス混焼によるCO2排出量削減、CO2を化学原料として利用する技術開発を進めています。また、石油製品製造過程で得られるアスファルトを活用し、高機能な舗装材を提供することで社会インフラの安全・安心を支えています。 同社の強みは、約20の国と地域にわたる強固なグローバルネットワークと、創業以来培ってきた「人が中心の経営」の精神、そして既存事業で蓄積された技術とノウハウです。これらの強みを最大限に活かし、国内外の多様なビジネスパートナーや顧客との協働を通じて、エネルギー・素材の安定供給という社会的責任を果たしながら、未来の地球環境を守るための事業構造改革を力強く推進しています。顧客層は一般消費者から自動車、航空、化学、エレクトロニクス、建設、農業、食品、電力といった幅広い産業に及び、持続可能な社会の実現に貢献するソリューションを提供しています。
コスモ石油株式会社
上場売上 2.3兆円(2026/03)
コスモ石油株式会社は、コスモエネルギーグループの中核を担う事業会社として、原油・石油製品の輸出入、精製、貯蔵、販売を主要事業としています。同社は、大協石油、丸善石油、旧コスモ石油の合併により1986年に発足し、長年にわたり日本のエネルギー供給を支えてきました。千葉、四日市、堺などの製油所を拠点に、ガソリン、軽油、灯油、重油といった多様な石油製品を製造しています。特に、高オクタン価ガソリン「マグナム100」や「スーパーマグナム」、高性能潤滑油の開発・供給に注力し、軽油深度脱硫装置や重質油分解装置など、先進的な精製技術を導入することで、高品質かつ環境負荷の低い製品提供を実現しています。 販売面では、全国に展開するサービスステーション(SS)を通じて、一般消費者や法人顧客へ燃料油を供給。SSでは、現金会員カード「コスモ・ザ・カード」や電子マネー、アプリ決済など多様な決済サービスを導入し、利便性を高めています。また、オートリース事業「コスモMyカーリース」を展開し、ASF社製EVの取り扱いやメンテナンスパックの提供を通じて、次世代モビリティ社会への対応も進めています。 近年では、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しており、使用済み食用油を原料とする国産SAF(持続可能な航空燃料)の大規模生産実証設備の建設・運用に参画し、国内エアライン向けへの供給を目指しています。これは、同社の「石油製品」事業の進化として位置づけられます。さらに、法人向けに「コスモでんきBusiness」や「コスモでんきBusinessグリーン」の販売を開始するなど、電力小売事業にも進出し、顧客の脱炭素化を支援するソリューションを提供しています。原油調達においては、中東地域での原油開発利権の取得を通じて、安定的な資源確保にも努めています。これらの事業を通じて、同社は「ココロも満タンに」というブランドステイトメントのもと、エネルギーの安定供給と持続的発展に貢献しています。
株式会社宇佐美鉱油
上場売上 9,726億円(2025/09)
株式会社宇佐美鉱油は、1950年の創業以来、日本のモータリゼーションと物流を支えるエネルギー供給を基盤として発展してきた企業です。同社は、全国の主要幹線道路沿いに約500店舗のサービスステーション(SS)を展開し、北海道から九州まで広範なネットワークを構築しています。特に1961年には日本初のトラックステーションを開設し、長距離トラックドライバーの「安心」「安全」をサポートすることで、業界No.1規模へと成長を遂げました。 同社は石油製品の販売を中核としつつ、グループ全体で「ライフトータルサポーター」を目指し、多角的な事業を展開しています。主要な事業会社である東日本宇佐美および西日本宇佐美は、各エリアでガソリンスタンドやトラックステーションを運営し、石油製品の販売、車両メンテナンス、カー用品・物流関連商品の提供を行います。宇佐美エナジーは産業用燃料油、工業用潤滑油、石油化学製品の販売および都市型SS運営を手掛けています。 燃料配送事業では、三和エナジーや大同井本エナジーが建設現場、工場、ホテル、農場など多様な現場へ燃料を配送し、大規模災害時のエネルギー供給をサポートするBCP関連事業も展開。バイオディーゼル製造プラントの稼働など、新エネルギーへの対応も積極的に進めています。 モビリティ関連では、中西商会がデジタルタコグラフやドライブレコーダーといった自動車用電装品の販売・取付・保守、PIAAが自動車用品の設計・製造販売、グッドスピードが新車・中古車販売、車検整備、レンタカー、TOP SPEED INTERNATIONAL/TOP AUTO JAPANが自動車・自動車部品の輸出入を行います。 さらに、グループ事業として、宇佐美共栄社が給油施設の点検・メンテナンスと燃料油配送、ユーオーエスがガソリンスタンド・カーメンテナンス業界への人材派遣、宇佐美保険サービスが損害保険・生命保険の代理店業務を提供します。宇佐美エンジニアリングは特殊高所技術を活かした風力発電施設や橋梁の点検・メンテナンス、環境マネジメント事業を展開し、大村技建はSSやマンション、商業施設の建設を担います。ユタカ電子は自動車・産業機器・航空宇宙向けの電子部品設計・製造、うさマートジャパンサービスはECサイト「うさマート」の運営を行うなど、幅広い分野で顧客のニーズに応えています。 同社の強みは、創業以来培ってきた「お客様第一主義」の信念と、全国に広がる強固なサービスステーションネットワーク、そして多角的な事業展開による総合的なサービス提供能力にあります。法人顧客向けには法人用カードや「うさn@vi」などのサービスを提供し、個人顧客向けにはカーケア商品やオリジナル商品、個人用カード、宇佐美アプリなどを通じて快適なカーライフをサポートしています。SDGsやカーボンニュートラルといった時代の変化に対応し、バイオ燃料事業や再生可能エネルギー関連事業にも注力することで、持続可能な社会への貢献を目指しています。
富士石油株式会社
上場売上 8,321億円(2025/03)
富士石油株式会社は、原油の輸入、石油の精製、ならびに石油製品および石油化学基礎製品の製造、加工、貯蔵、輸出入、売買を主要な事業とする企業です。同社は、わが国が原油のほとんどを輸入に依存している状況において、中東を中心とした世界各国から原油を調達し、千葉県袖ケ浦市に位置する袖ケ浦製油所を拠点に、安全・環境・品質の確保に最大限努めながら、多種多様な石油製品を生産し、国内外へ安定的に供給しています。 袖ケ浦製油所は、最大12万トン級のタンカーが直接着桟できる国内最大級の専用桟橋を有しており、年間約300万キロリットルもの製品輸出能力を誇ります。原油の受け入れは、30万トン級の大型タンカーが利用する京葉シーバースと、12万トン級以下のタンカーや石油製品の輸入に用いられる専用桟橋を通じて行われます。輸入された原油は、袖ケ浦製油所および中袖基地に設置された多数の貯蔵タンクに保管され、緊急時に備えた70日分の備蓄義務も果たしています。 精製・生産工程においては、最新の技術を取り入れた装置群と、独自の減圧残油熱分解装置(ユリカ装置)を駆使することで、国内の製油所の中でも特に重質な原油を効率的に処理し、ガソリン、灯油、軽油といった付加価値の高い白油製品を重点的に生産しています。これは、世界的な白油需要の増加傾向に対応するための戦略であり、最新鋭の統合生産制御システムによって、プラントの運転・管理が極めて効率的に行われています。生産された石油製品は、約140基の貯蔵タンクで種類別に保管された後、タンカー、貨車、タンクローリー、パイプラインといった多様な輸送手段を用いて、日本全国および海外の顧客へと届けられます。 同社は、国内トップクラスの競争力を持つ袖ケ浦製油所の安全・安定操業を最大の強みとし、エネルギーの安定供給を通じて社会インフラの一端を担うという使命を果たすべく事業を展開しています。2025年11月には出光興産株式会社の子会社となり、今後は出光グループの一員としてさらなるシナジー創出を目指し、企業価値向上と持続的な発展に貢献していく方針です。
伊藤忠エネクス株式会社
上場売上 6,283億円(2026/03)
伊藤忠エネクス株式会社は、1961年の創業以来、「社会とくらしのパートナー」として、全国各地の地域社会に深く根ざし、人々の生活に不可欠なエネルギーの安定供給を担ってきました。同社は、石油製品やLPガスを主軸としたエネルギー供給を基盤としつつ、社会インフラとしてのエネルギー提供に加えて、人々のくらしを豊かにし、心を育むエネルギーの提供も重視しています。事業領域は多岐にわたり、カーライフ事業では、全国約1,546の系列CS(カーライフステーション)を通じて、石油製品の卸・小売販売を行うほか、日産大阪販売を核とした新車販売、WECARSによる中古車の買取・販売、レンタカー、メンテナンスサービスなど、自動車に関するあらゆるニーズに応える総合的なサービスを展開しています。産業ビジネス事業では、アスファルト、船舶用燃料、産業ガス、環境商材といった幅広い製品を提供し、産業や流通の基盤を支えています。電力・ユーティリティ事業では、電力発電、電力販売、熱供給事業を推進し、省エネルギーと快適性、経済性を追求したソリューションを提供。家庭向けには「TERASEL(テラセル)」ブランドで電力小売も行っています。ホームライフ事業では、LPガスや都市ガス、スマートエネルギーを通じて、快適で安心なライフスタイルを提案しています。同社は、2023年に策定した中期経営計画『ENEX2030 くらしの原動力を創る』に基づき、強みである「現場力」をさらに強化しながら、電力・ガス・モビリティ分野におけるバリューチェーンの付加価値向上を目指し、積極的な投資を実行しています。2025年3月期には、LPガス・都市ガスを150万世帯に供給し、小売電力販売量は約2,584千MWhに達するなど、確かな実績を誇ります。また、水素バリューチェーン構築や次世代バイオディーゼル製造事業への参画、高精度電力データを活用した新サービス提供など、環境に配慮した次世代エネルギービジネスへの取り組みも積極的に進めています。
アストモスエネルギー株式会社
売上 5,553億円(2025/12)
アストモスエネルギー株式会社は、液化石油ガスの輸入、仕入、販売を主軸とし、電力の仕入・販売、および船舶の賃貸借・売買も手掛ける総合エネルギー企業です。同社は、中東、北米、豪州、東ティモール、カナダなど世界各地からLPガスを調達し、自社保有・傭船する26隻の世界最大級のVLGC(Very Large Gas Carrier)船団を駆使して、年間約600万トンという世界トップクラスの取扱量を誇ります。この強固な調達力と輸送力を基盤に、日本国内への安定供給に加え、アジア各国への三国間貿易も展開し、グローバルなLPG流通に貢献しています。 国内においては、販売シェア約22%を占め、8カ所の輸入・生産基地、6カ所の二次基地、約300カ所の充填所、約200カ所のオートガス・スタンドからなる広範な物流ネットワークを構築。約200台の専属タンクローリーと約20社の充填・配送会社、全国約300の特約店、8,000を超える小売販売店網を通じて、全国約2,400万世帯の家庭、商業施設、産業用需要家、都市ガス会社、運送会社など幅広い顧客層へLPガスを供給しています。 同社は、LPガスを「運べるガス」「災害に強い分散型エネルギー」「クリーンエネルギー」として位置づけ、高効率ガス機器の提案、エネルギーコンサルティング、リフォームや住宅設備提案を含む「LPガスライフの提案」を通じて、顧客の快適な暮らしと省エネ・環境負荷低減を支援しています。また、LPガスと電力のマルチエネルギー供給や関連機器・リフォームの提案・施工をワンストップで提供するサービスも展開。2020年には「災害対策基本法」に基づく「指定公共機関」に認定され、災害時にも安定的な輸送を可能にする体制を整備しています。さらに、日本初のLPG燃料船導入やカーボンニュートラルLPGの輸入など、グリーン戦略を推進し、脱炭素社会の実現に向けた次世代エネルギーへの挑戦も行っています。
三井海洋開発株式会社
上場売上 5,027億円(2025/12)
三井海洋開発株式会社は、海洋石油・ガス開発業界において、浮体式海洋石油・ガス生産設備(FPSO: Floating Production Storage and Offloading、FSO: Floating Storage and Offloading、TLP: Tension Leg Platformなど)の設計、資材調達、建造、据付(EPCI)から、その後の長期にわたるリースおよびオペレーション&メンテナンス(O&M)サービスまでを一貫して提供するグローバル企業です。同社は自社工場や造船所を持たないファブレス企業として、プロジェクトマネジメントに特化し、世界中の最適な業者や造船所を選定して設備を建造しています。特に、大水深域や厳しい海象条件下での難易度の高いプロジェクトに対応できる技術力と実績を強みとしており、ブラジルのプレソルト層深海鉱区群で生産される原油量の約30%を同社のFPSOが産出しています。 同社の事業は、石油・ガス開発会社に対し、洋上で安全かつ安定的に石油・ガスを生産し続けるためのトータルサービスを提供することにあります。具体的には、FPSOやFSOを自社で保有し、顧客にリースする「チャーター事業」と、洋上での生産業務、保守点検、管理を行う「O&Mサービス」を組み合わせたビジネスモデルを展開しています。また、米国子会社SOFEC, Inc.を統合したMooring Solutions Business Unitを通じて、FPSOやFSOに不可欠な係留設備の設計、建造、据付、関連サービスを競合他社にも提供しています。研究開発にも注力しており、FPSOの脱炭素化(SOFC、カーボンキャプチャー)、次世代浮体ソリューション(浮体式原子力発電プラントFNPP、浮体式CO2貯蔵・圧入ユニットLCO2FSIU、浮体式洋上風力タービンFOWT、アンモニアFPSO)、係留ソリューション、デジタル技術開発(AI、IoTを活用した予知保全、デジタルツイン)、ロボット技術導入、CFRP補修など、持続可能なエネルギー供給とライフサイクル価値向上に向けた取り組みを推進しています。 デジタルトランスフォーメーションを積極的に推進し、データ分析とIoT活用による全体最適化を図ることで、複数のFPSO/FSOの運用をより安全かつ効率的にしています。例えば、ブラジル沖合で操業中のFPSO Cidade de Campos dos Goytacazes MV29は、高度分析による予知保全やデジタルツイン化により、故障による運転停止期間を大幅に削減し、世界経済フォーラムから「第4次産業革命をリードする世界で最も先進的な工場」に認定されました。同社は、半世紀以上にわたる豊富なプロジェクト遂行実績とオペレーション経験から得られた情報資産を活かし、優良企業とのパートナーシップや高いプロジェクトファイナンス組成能力を背景に、グローバルなエネルギー安定供給とエネルギー転換という社会課題の解決に貢献することを目指しています。
ENEOSグローブ株式会社
売上 4,028億円(2026/03)
ENEOSグローブ株式会社は、2011年3月1日にENEOS株式会社のLPガス部門と三井丸紅液化ガス株式会社が経営統合して誕生した、LPガス元売のリーディングカンパニーです。同社は、わが国最大のエネルギー企業であるENEOS株式会社、総合商社である三井物産株式会社および丸紅株式会社を株主とし、各社と密に連携しながら、国内へのLPガスの安定・安全供給およびグローバルな事業展開を行っています。主要事業として、日本の全世帯の約半数が利用するLPガスの安定供給を担い、国内最多の8ヵ所の自社輸入基地と多角的な輸入ソース、最新鋭の大型LPガスタンカー船団を維持することで、業界トップクラスの取扱数量と強固なサプライチェーンを構築しています。また、災害対策基本法に基づく「指定公共機関」として、災害時のLPガス安定配送にも貢献しています。 LPガス事業においては、全国のLPガス販売事業者向けに、人材育成プログラム「ENEOSグローブカレッジ」の提供、家庭用燃料電池「エネファーム」などの新エネルギー機器販売支援、事故撲滅と保安体制強化を推進する「エコセーフティー」活動、販売促進支援「ECO&EARTH」、LPガスを活用した省エネ提案「Dr.おうちのエネルギー」など、多岐にわたるサポートを展開しています。さらに、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、国際NGO団体や日本政府が認証したカーボンクレジットを活用し、LPガスのライフサイクルで排出されるCO2をオフセットする「カーボンオフセットLPガス」の販売を積極的に推進し、宿泊業、製造業、飲食業、社会福祉事業など幅広い顧客層に導入されています。 研究開発分野では、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、二酸化炭素と水素を原料とするFischer-Tropsch合成を用いたカーボンリサイクルLPガスの研究開発に国立大学法人富山大学や日本製鉄株式会社と共同で取り組んでいます。また、アストモスエネルギー株式会社などと共に「日本グリーンLPガス推進協議会」を設立し、グリーンLPガスの社会実装を目指しています。LPガス事業に加え、電力事業では「ENEOSでんき」および「丸紅新電力」の一次代理店として電力供給を行い、LPガス業界最大規模のメガソーラー発電施設を運営しています。都市ガス事業においても「ENEOS都市ガス」の代理店として都市ガスを提供しており、多様なエネルギーソリューションを通じて、顧客の快適な暮らしとカーボンニュートラル社会の実現に貢献しています。
全農エネルギー株式会社
売上 3,340億円(2026/03)
全農エネルギー株式会社は、JAグループのエネルギー事業を担う企業として、石油製品、LPガス、電力、新エネルギーの供給および関連サービスを全国規模で展開しています。同社は、燃料油の小売販売を行うサービスステーション事業を主軸とし、セルフ給油方式やフルサービス型のJA-SSを全国に展開し、ガソリン、軽油、灯油の販売、洗車、自動車関連商品の提供を行っています。また、灯油や農業機械用軽油の配送センター運営を通じて、JA組合員や一般利用者、法人顧客のカーライフや生活を支えるとともに、ホームタンクの点検・部品交換・洗浄サービスも提供しています。さらに、JA-SSのブランドイメージ維持のための統一デザイン塗装・サインポール設置工事、SS機器の定期点検・メンテナンス、JA-SSブランド商品の開発・販売、土壌浄化保険代理店業務など、JA-SS運営を総合的に支援するサービス販売事業も手掛けています。
三愛オブリ株式会社
上場売上 2,625億円(2026/03)
三愛オブリ株式会社は、人々の生活と産業を支える総合エネルギー企業として、多岐にわたる事業を展開しています。同社の主要事業は、石油製品の供給、LPガス販売、航空燃料取扱、化学品事業、天然ガス供給、そして潤滑油ソリューションです。石油事業では、全国約1,000ヶ所のサービスステーションを通じてガソリン、軽油、灯油などの小売販売を行うほか、特約店への卸売や産業用燃料・潤滑油の販売を手掛けています。カーユーザー向けには「オブリカード」や「Mantan」アプリを提供し、特約店には「共走共汗」を掲げた販売サポートで経営強化を支援しています。LPガス事業では、家庭用から業務用、産業用高圧ガス、エアゾール用脱臭ガス、オートガスまで幅広く供給し、LPWAシステムを活用した遠隔検針や配送効率化にも取り組んでいます。航空燃料取扱事業は同社の創業事業であり、1955年に日本初のハイドラントシステムを羽田空港に導入して以来、航空燃料の受入から貯蔵、航空機への給油までを一貫して行い、国内27ヶ所の空港で年間約350便/日の給油実績を誇ります。また、国内外の空港給油施設への技術支援も提供しています。化学品事業では、工業用防腐・防カビ剤や自動車用ケミカル商品「ARAWZANS」の開発・製造・販売に加え、商社機能として顧客ニーズに合わせた化学品を提供し、約700製品を取り扱っています。天然ガス事業では、全国の工場向けに省エネ・省コストを実現する総合エネルギー供給システムを提案し、天然ガスを販売しており、佐賀ガス株式会社を通じて一般家庭への都市ガス供給も行っています。潤滑油ソリューションでは、ガスエンジン発電施設や風力発電機向けの潤滑油提供に加え、ボアスコープ調査やメンテナンス作業を通じて顧客の課題解決をサポートしています。同社は、長年培ってきた技術力、強固な顧客基盤、そしてエネルギーソリューションの提案力を強みとし、安定的なエネルギー供給と低炭素社会の実現に貢献しています。
石油資源開発株式会社
上場売上 1,905億円(2026/03)
石油資源開発株式会社は、1955年の創業以来、半世紀以上にわたり日本のエネルギー安定供給に貢献してきた総合エネルギー企業です。同社の主要事業は、国内外における石油・天然ガスのE&P(探鉱・開発・生産)であり、長年培ってきた豊富な実績と確かな技術力を強みとしています。具体的には、地下資源の探査から掘削、生産設備の建設・操業に至るまでの一貫したプロセスを手掛けています。また、生産された天然ガスは、液化天然ガスとして国内外に供給され、エネルギーインフラを支えています。さらに、同社は天然ガスを燃料とする電力事業も展開し、安定した電力供給にも寄与しています。近年では、カーボンニュートラル社会の実現に貢献することを重要な経営戦略と位置づけ、CCUS(二酸化炭素回収・貯留・利用)技術の開発や再生可能エネルギーへの投資など、革新的な技術と事業を通じて持続可能な社会の構築を目指しています。これらの事業を通じて、同社は多様なエネルギーニーズに応え、日本の産業と国民生活を支える重要な役割を担っています。そのビジネスモデルは、上流の資源開発から中流の供給、そして電力事業といった多角的な展開に加え、環境負荷低減への取り組みを統合することで、持続的な企業価値向上を図るものです。
株式会社ジャパンガスエナジー
売上 1,873億円(2026/03)
株式会社ジャパンガスエナジーは、2009年4月にENEOS株式会社、日商LPガス株式会社、伊藤忠エネクス株式会社のLPガス元売・卸売事業を統合して発足した、液化石油ガス(LPガス)、液化天然ガス、石油類、石油化学製品、石炭類、その他高圧ガスの輸入、販売、輸送、貯蔵を主要事業とするエネルギー企業です。同社はLPガスの元売会社として、産ガス国からのグローバル調達を通じて、日本全国へLPガスを安定的かつ効率的に供給する体制を構築しています。LPガスは、常温常圧で気体であるものの冷却や加圧で容易に液化し体積が約250分の1になる可搬性の高さ、他の化石燃料と比較して二酸化炭素排出量が少なく硫黄酸化物や窒素酸化物をほとんど排出しないクリーンな特性、そして災害時にも個別に供給可能で復旧が早い「最後の砦」としての強みを持っています。 同社の事業は大きく供給部門と販売部門に分かれます。供給部門では、海外調達、国内需給、市況観測、海外リスク管理を行い、日々変動する地政学的・市場リスクに対応しながら、産ガス国から日本の主要基地、さらに国内の中・小規模基地への効率的な配船と配置を目指しています。販売部門では、全国の卸売・小売り会社を主要顧客とし、営業活動を通じて販売数量の交渉や市況・業界動向の情報提供を行うほか、物流の円滑化、販売促進イベントの企画・運営、研修実施などを通じて顧客の課題解決と営業力強化を支援しています。これにより、単なるLPガスの提供に留まらず、「熱」以上の価値をお客様とその先の消費者へ届けることを追求しています。 脱炭素社会の実現に向けては、カーボンニュートラルLPGの販売を開始し、業界全体でのLPガスのグリーン化に取り組むとともに、J-クレジット付帯のカーボンオフセットLPガスの供給・受入も推進しています。また、年間輸入量の40日分のLPガス備蓄を法律で義務付けられており、国のエネルギー安全保障の一翼を担う重要な役割を果たしています。株主であるENEOS、日商LPガス、伊藤忠エネクスに加え、大阪ガス、伊藤忠商事といった強力なパートナーシップと連携し、情報共有、基地在庫管理、販売促進活動を通じて、総合的な供給力を発揮しています。同社は、LPガスから広がる多様なエネルギーソリューション提案を通じて、次の世代につながる豊かな暮らしと社会の実現に貢献することを目指しています。2024年度の年間販売数量は174万トンに達し、その安定した事業基盤と社会貢献性が強みです。
株式会社INPEX
上場売上 1,871億円(2025/12)
株式会社INPEXは、日本最大規模の総合エネルギー開発企業として、石油・天然ガスおよびその他の鉱物資源の調査、探鉱、開発、生産、販売を一貫して手掛けています。同社は、エネルギーの安定供給という重要な使命を果たすべく、世界各地で多数のプロジェクトを推進しており、特にオーストラリアのイクシスLNGプロジェクトでは日本企業として初めてオペレーターを務めるなど、その技術力と実績は高く評価されています。また、アラブ首長国連邦のアブダビにおける海上・地上油田開発も主要な事業の一つです。 同社は、既存の石油・天然ガス事業を強固な基盤としつつ、持続可能な社会の実現に向けた「責任あるエネルギー・トランジション」を推進しています。具体的には、天然ガス・LNG事業の拡大に加え、CCS(CO2回収・貯留)や水素をコアとした低炭素ソリューションの提供に注力しています。自社プロジェクトにおけるGHG排出抑制だけでなく、第三者向けのGHG削減ソリューションやクリーン水素の供給も目指し、世界最大級のメタネーション試験設備の実証運転を開始するなど、次世代エネルギー技術の開発にも積極的に取り組んでいます。 さらに、INPEXならではの地下技術やノウハウを活かし、電力関連分野や石油・天然ガス以外の地下資源(ヨウ素、金属資源など)の回収にも挑戦しています。再生可能エネルギーに蓄電池やクリーンガス火力発電を組み合わせた高付加価値な電力供給体制の発展に貢献するとともに、地熱発電や洋上風力事業の開発・操業も手掛けるなど、多角的なエネルギーポートフォリオの構築を進めています。これらの事業活動を通じて、同社はエネルギーの安定供給と地球環境への配慮を両立させ、より豊かな社会づくりに貢献することを目指しています。
日鉄鉱業株式会社
上場売上 1,716億円(2026/03)
日鉄鉱業株式会社は、1939年に旧日本製鐵株式会社の鉱山部門が独立して設立された、80年以上の歴史を持つ総合資源会社です。同社は、日本の基幹産業への原料供給という重責を担い、石炭から金属、そして石灰石へと経営の軸を移しながら発展してきました。現在、同社の事業は「資源事業」「機械・環境事業」「不動産事業」「再生可能エネルギー事業」の4つのセグメントを中心に展開しています。 資源事業では、国内トップクラスの生産量を誇る石灰石(年間約1,800万トン、国内生産量の約17%)をはじめ、ドロマイト、珪石などの非金属資源の採掘・販売を安定的に行っています。石灰石は鉄鋼の副原料、セメントの主原料、骨材、製紙、家畜飼料、ガラス、火力発電所の排煙脱硫など多岐にわたる産業で活用されています。また、海外では南米チリ共和国のアタカマ銅鉱山を2003年から操業し、銅鉱石を安定供給しており、新規銅鉱山開発プロジェクト「アルケロスプロジェクト」も推進するなど、世界各地で非鉄金属資源の探査・開発に取り組んでいます。 機械・環境事業では、鉱山開発で培った技術と知見を活かし、水処理薬剤である鉄系無機凝集剤「ポリテツ®」の販売や、集じん機、喫煙室用高性能脱臭機「プラズマダッシュシグマ」などの環境対策商品を開発・販売し、環境改善に貢献しています。不動産事業では、都市部のオフィスビルやマンションの賃貸に加え、旧鉱山跡地などの遊休社有地を有効活用した賃貸事業や不動産販売を手掛けています。再生可能エネルギー事業では、地熱、水力、太陽光といった自然エネルギーの開発に取り組み、九州電力株式会社大霧発電所の地熱蒸気供給や、旧鉱山跡地を活用したメガソーラー発電所の操業を通じて、地球環境に配慮したエネルギー供給を行っています。同社は、これらの多様な事業を通じて、社会のニーズに応え、資源の安定供給と持続的成長を目指しています。
アブダビ石油株式会社
売上 1,304億円(2025/12)
アブダビ石油株式会社は、アラブ首長国連邦のアブダビ沖合における原油の探鉱、開発、生産、および出荷を主要事業とする企業です。1973年5月にはムバラス油田からの原油生産を開始し、同年6月には日本への初出荷を実現しました。同社は、ムバラス油田、ウム アル アンバー油田、ニーワット アル ギャラン油田といった既存油田からの生産に加え、隣接するヘイル油田の一部構造の開発も手掛けています。これらの油田から生産される原油は「ムバラスブレンド」として日本へ安定的に供給されており、日本の原油輸入量の20%以上をUAEに依存する中で、日UAE間の強固な関係を支える重要な役割を担っています。 同社の強みは、長年にわたるアブダビでの事業実績と、アブダビ国営石油会社との緊密な協力体制を通じて確立された最適な操業システムにあります。これにより、アブダビ政府からの揺るぎない信頼を獲得しています。事業活動においては、地震探鉱、探鉱井掘削、貯留岩評価といった高度な探鉱技術から、油田特性に応じた最適な原油回収方法の適用、水路浚渫、人工島造成、海底パイプライン敷設などの新規油田開発まで、一貫した石油開発プロセスを遂行しています。 また、同社は環境保護にも積極的に取り組んでおり、「美しい空と海・自然を守る」という理念のもと、ゼロガスフレアリングや排水のゼロ放流といったHSE(健康・安全・環境)活動に挑戦し、持続可能な石油開発を目指しています。これらの取り組みは、国際的な船舶安全管理システム(ISMコード)認証取得など、高い安全・環境意識に裏打ちされています。主要株主であるコスモエネルギー開発、ENEOS Xplora、関西電力、中部電力といった日本の主要エネルギー企業が同社の事業を支え、日本のエネルギー安定供給に貢献しています。
株式会社INPEX北カスピ海石油
売上 1,025億円(2025/12)
株式会社INPEX北カスピ海石油は、総合エネルギー開発企業であるINPEXグループの一員として、カザフスタン共和国の北カスピ海沖合鉱区における石油の探鉱、開発、生産、販売事業を担っています。INPEXグループは、石油・天然ガスおよびその他の鉱物資源の調査、探鉱、開発、生産、販売を主要事業とし、これらに付帯関連する事業や、関連企業への投融資も手掛けるグローバル企業です。同社グループは、エネルギーの安定供給と持続可能な社会の実現を経営理念に掲げ、特に天然ガスやLNGを現実的な移行期の燃料として重視しています。 INPEXグループは、40年以上にわたる豊富な経験と培った組織能力、既存技術を活かし、天然ガス/LNG事業をオペレーターとして上流から下流まで一貫して手掛ける世界でも数少ない企業の一つです。主要プロジェクトとしては、オーストラリアのイクシスLNGプロジェクトの安全・安定操業を最優先しつつ、液化能力の拡張を目指しています。また、インドネシアのアバディLNGプロジェクトでは2030年代初頭の生産開始を目標に、最終投資決定(FID)を目指すなど、天然ガス/LNG事業の拡大を推進しています。さらに、LNGトレーディング機能の強化や有望地域での探鉱活動も積極的に行い、より柔軟なLNG供給体制を構築しています。 ネットゼロカーボン社会への貢献を目指し、INPEXグループは低炭素ソリューション事業にも注力しています。具体的には、CCS(二酸化炭素回収・貯留)をコア技術とし、自社の天然ガス/LNGプロジェクトにおけるGHG排出抑制に加え、第三者向けのGHG削減ソリューションの提供やクリーン水素の供給を推進しています。CCSは、同社が長年培ってきた地下技術やノウハウを活かせる分野であり、インパクトのあるGHG削減を実現するポテンシャルを秘めています。 また、INPEXグループは総合エネルギー開発企業としての強みを活かし、電力関連分野や石油・天然ガス以外の地下資源回収といった新たな挑戦も行っています。再生可能エネルギーに蓄電池やクリーンガス火力発電を組み合わせることで、クリーンかつ高付加価値な電力供給体制の発展に貢献。さらに、ヨウ素の供給を通じて次世代のペロブスカイト太陽電池の普及を支援したり、かん水からの金属資源やその他の地下鉱物・希少資源の回収など、独自の地下技術を応用した資源ビジネスにも取り組んでいます。これらの多角的な事業展開を通じて、INPEXグループは2035年に向けて事業規模を60%拡大し、GHG排出原単位を60%削減(2019年比)するという目標を掲げ、「責任あるエネルギー・トランジション」を推進しています。
シェルジャパン株式会社
売上 776億円(2025/12)
シェルジャパン株式会社は、グローバルなエネルギー・石油化学企業グループであるシェルグループの日本法人として、液化天然ガス(LNG)、低炭素ソリューション、プロジェクト&テクノロジー、電力取引を主要な事業領域としています。同社は、日本市場における顧客やパートナー、多様なステークホルダーとの関係構築・維持を担い、シェルグループのグローバルな知見と技術を日本に展開しています。特に、50年以上にわたるLNG供給の経験を活かし、LNG需要家との調整業務や、日本のエネルギー市場動向に関する報告・助言を通じて、安定的なエネルギー供給に貢献しています。また、LNGの輸送用燃料への応用やGTL(Gas to Liquid)製品の新規市場開発にも取り組んでいます。 低炭素ソリューション分野では、CCS(二酸化炭素回収・貯留)、水素、陸上再生可能エネルギー(主に太陽光)の事業機会創出と開発を推進しています。水素事業においては、技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(HySTRA)のメンバーとして、世界初の液化水素運搬船「すいそふろんてぃあ」による日豪間の長距離海上輸送実証試験を完遂しました。これにより、国際的な液化水素サプライチェーン構築の実現可能性を実証し、関西電力との協業覚書締結や水素バリューチェーン推進協議会への加入を通じて、水素社会の実現に向けた取り組みを強化しています。さらに、ボランタリーカーボン市場において高品質なカーボンクレジットを提供し、強化されたデューデリジェンスプロセスと国際基準に準拠した第三者認証プロジェクトを通じて、顧客企業の脱炭素化を支援しています。提供するクレジットは、森林保全、再生可能エネルギー、廃棄物管理など多岐にわたる方法論に基づいています。 電力取引事業では、2019年より日本国内で電力小売・卸売、エネルギーマネジメントサービス(EMS)を展開しています。長岡火力発電所の取得合意により、再生可能エネルギーの変動性を補完する出力調整可能な電源を確保し、顧客への安定的な電力供給体制を強化しています。プロジェクト&テクノロジー部門は、シェルグループの上流・下流事業における技術サービス提供、主要プロジェクトの遂行、研究開発、イノベーション推進を担い、安全・環境活動、調達・契約も管轄しています。これらの事業を通じて、シェルジャパンは日本のエネルギー転換と持続可能な社会の構築に貢献しています。
ENEOSホールディングス株式会社
上場売上 691億円(2026/03)
ENEOSホールディングス株式会社は、「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」の両立を長期ビジョンに掲げ、多岐にわたる事業を展開する持株会社です。同社グループは、国内最大規模の系列給油所ネットワークを誇る「石油製品ほか事業」を中核とし、ガソリン、灯油、軽油、A重油といった燃料油や石油化学製品の製造・販売を通じて、人々の暮らしと産業を支えています。また、「石油・天然ガス開発事業」では、安全と環境に最大限配慮しながら、国内外での石油・天然ガス資源の探鉱・開発・生産を行い、エネルギーの安定供給に貢献。さらに、「機能材事業」では、素材における創造と革新を通じて、電子材料部品や薄膜材料など、社会の発展に不可欠な高機能素材を提供しています。「電気事業」では、顧客・社会のニーズに応じた多様なエネルギーサービスを提供し、「再生可能エネルギー事業」では、太陽光や風力などの発電所の開発・運営を通して脱炭素社会の実現に貢献しています。同社は、AIシミュレーションツール「Matlantis」やEMS(エネルギーマネジメントシステム)といった先進技術の活用、そしてエネルギートランジションをリードする存在として、2050年度のカーボンニュートラル達成を目指し、持続可能な社会の実現に向けた挑戦を続けています。その強みは、130年余にわたる歴史で培われた安定供給の責任感と、変化に対応し新たな価値を創造するイノベーション力にあります。
PPTエナジートレーディング株式会社
売上 637億円(2025/12)
PPTエナジートレーディング株式会社は、60年以上にわたりインドネシアと日本を中心にエネルギー事業を展開する信頼できるパートナーです。同社は、従来の化石燃料事業から脱炭素社会に向けた新エネルギー事業まで、幅広い分野でエネルギーの安定供給を支えています。主要事業として「石油・ガス事業」では、原油、石油製品、LNG(液化天然ガス)等を取り扱い、特にブルネイ産原油やナフサ、ガソリン、LSWRなどをアジア諸国へ供給しています。LNGについては、シンガポール拠点を活用し、クリーンで効率的なエネルギー流通を担っています。 次に「マテリアル事業」では、潤滑油、ベースオイル、機械装置用資材といった素材分野において、国内外のパートナー企業と連携し、多様化・高度化する企業のニーズに迅速かつ的確に対応しています。具体的には、インドネシアのPT Pertamina Lubricants製エンジンオイルの正規ディストリビューターとして輸入・販売を行うほか、日本メーカー製のナフテン系ベースオイルを海外へ輸出、さらにプルタミナグループ企業のプラント設備向けに日本製の機器・部品・構成資材を輸出しています。 さらに、世界的な脱炭素社会への流れを見据え、「新・再生可能エネルギー事業」に積極的に取り組んでいます。インドネシアでは小型水力発電設備を2基建設・運営し、バイオマス・バイオ燃料としてインドネシア産のPKS(パーム椰子殻)、木質ペレット、廃食用油などを輸入し、日本国内の需要家へ販売しています。日本国内では電力事業に参入し、太陽光発電および蓄電池事業の開発・運用を通じて、電力の安定供給と再生可能エネルギーの普及拡大を推進しています。また、次世代燃料としてアンモニア(NH₃)の本格取引を2030年までに開始することを目指し、潜在的な需要家やインドネシアの供給元との取り組みを開始しており、将来的には水素事業やCCS/CCUS技術を活用したカーボンソリューションの開発にも注力し、脱炭素社会への貢献を目指しています。同社は、インドネシアと日本の強固な協力関係を基盤に、持続可能なエネルギー事業ポートフォリオを拡大し、高い誠実さとESGにおける高い倫理感を備えた企業として成長を続けています。
コスモエネルギーホールディングス株式会社
上場売上 586億円(2026/03)
コスモエネルギーホールディングス株式会社は、総合石油事業を基盤としつつ、持続可能な社会の実現に向けた再生可能エネルギー事業を強力に推進する持株会社です。同社は、傘下のグループ会社を通じて多岐にわたるエネルギー関連事業を展開しています。主要な事業として、石油開発事業では産油国との信頼関係と長年の技術力で石油の安定供給を担い、石油事業(精製・販売)では世界水準の安定操業と供給に注力し、石油化学事業では機能化学品需要に応える製品を提供しています。特に、再生可能エネルギー事業は同社の成長戦略「Vision 2030」の中核をなし、グループ企業であるコスモエコパワーが日本初の風力専業事業会社として、陸上・洋上風力発電のサイト開発から設計、建設、操業、メンテナンスまで一貫して手掛けています。同社は陸上風力国内シェア第3位の実績を持ち、洋上風力ではイベルドローラ社との提携を通じて海外ノウハウを獲得し、2030年までに風力発電設備容量150万kW超を目指しています。また、カーボンニュートラル社会の実現に向け、日本初となる国産SAF(持続可能な航空燃料)の大規模生産・供給、コーポレートPPA(電力購入契約)による再生可能エネルギー電力の提供、水素ステーションの展開、CO2資源化技術の開発など、次世代エネルギー分野への投資と事業拡大を加速しています。これらの取り組みを通じて、航空会社、地方自治体、企業、一般消費者など幅広い顧客層に対し、安定したエネルギー供給と脱炭素ソリューションを提供し、社会の持続的発展に貢献しています。
株式会社Misumi
上場売上 578億円(2026/03)
株式会社Misumiは、明治40年の創業以来、「夢に、前向き」をスローガンに掲げ、地域社会の豊かな暮らしを支える多角的な事業を展開しています。同社の事業は大きく「エネルギー事業」「ライフスタイル事業」「フード&ビバレッジ事業」の3つの領域に分かれ、お客様の毎日の生活に欠かせない商品やサービスを提供しています。 エネルギー事業では、南九州を中心に36店舗のENEOSガソリンスタンドを運営し、給油、洗車、車検・整備、メンテナンスといったカーケアサービスを総合的にサポートしています。また、法人向けには石油製品の卸売・直売、燃料配送サービスを提供し、産業用燃料から自動車用潤滑油まで幅広いニーズに対応。LPガス部門では、昭和34年からLPガス販売を開始し、南九州に4箇所の海上基地と23箇所の事業所を構え、安心・安全なガスの安定供給に努めています。ゴールド保安認定事業者として24時間365日の集中監視システムを導入し、災害時には中核充填所として地域のライフライン維持に貢献。2023年4月からはカーボンニュートラルLPガスの取り扱いも開始しました。電力部門では、家庭向け電力小売「ミスミでんき」を展開するほか、小水力発電所2箇所と太陽光発電施設6箇所を稼働させ、環境負荷の少ない発電方式でカーボンニュートラルの実現を目指しています。 ライフスタイル事業では、書籍・文具・雑貨・CD・DVDの販売・レンタルを行う「ブックスミスミ」、ホビーショップ「駿河屋」、Apple専門店「misumi STORE」を運営し、文化的な暮らしを豊かにしています。ホームライフ部門では、パナソニック耐震住宅工法「テクノストラクチャー」による新築注文住宅の施工・販売、リフォーム、省エネ・創エネ機器の設置を提供し、快適な住まいづくりを提案。カーライフ部門では、プジョー正規販売店「プジョー鹿児島」、車検専門店「車検のコバック」、中長期レンタカーサービス、そして「南九州トーヨータイヤ株式会社」を通じたタイヤ販売・修理・出張サービスで、お客様の多様なカーライフをサポート。さらに、鹿児島市宇宿の大型商業施設「オプシアミスミ」を運営し、約40店舗のテナントで地域の生活を支えています。 フード&ビバレッジ事業では、ケンタッキーフライドチキンを鹿児島・熊本・宮崎・福岡・大分で40数店舗展開し、全国トップクラスの店舗数を誇ります。その他、ピザハット、カルビ丼とスン豆腐専門店「韓丼」、石窯パン工房「パラッソ」といった外食店舗を展開し、お客様の食のニーズに応えています。アグリ部門では植物工場の運営と野菜の栽培・販売も手掛け、食の安全と安定供給にも貢献しています。同社は、地域のお客様の「夢のある暮らし」を応援するため、幅広い事業領域で高品質な商品とサービスを提供し、地域社会とともに未来へ向かって挑戦を続けています。
昭和四日市石油株式会社
売上 458億円(2026/03)
昭和四日市石油株式会社は1957年、日本初の石油コンビナートの中核を担う石油精製会社として設立されました。同社は出光興産株式会社が輸入した原油を受託精製し、石油製品およびその副産物の製造・加工ならびに出荷、さらに石油化学用主原料の製造および出荷を主要事業としています。現在の原油処理能力は25万5千バレル/日と日本国内第2位の規模を誇り、ガソリン、灯油、軽油、重油、ジェット燃料、LPガスといった燃料から、アスファルト製品、多岐にわたる石油化学製品の原材料までを生産し、日本全国および海外の市場へ安定供給しています。 同社の強みは、長年にわたる豊富な経験と、HSSE(人の安全、設備の安全、製品の安全、危機管理及び環境保全)とコンプライアンスを最重要視する徹底した安全・安定操業体制にあります。環境保全にも積極的に取り組み、大気汚染・水質汚濁の防止、省エネルギーの推進、低ベンゼン・低硫黄燃料の生産を通じて、環境に優しい製油所運営を目指しています。ISO9002やISO14001の認証取得、高圧ガス保安法における特定認定事業者認定など、品質と環境管理体制の高さも実績として示されています。 ビジネスモデルは、親会社である出光興産からの原油受託精製を基盤とし、高度な精製技術と大規模な設備を活かして、社会インフラを支える基幹エネルギーおよび産業用原料を供給することです。地域社会との共生も重視し、清掃活動、社会見学の受け入れ、スポーツイベント支援など、地域に根差した貢献活動を継続的に実施しており、地域からの信頼も厚いです。これらの取り組みを通じて、同社は日本の経済発展と人々の豊かな暮らしを支える重要な役割を担っています。
東亜石油株式会社
上場売上 415億円(2026/03)
東亜石油株式会社は、京浜臨海部に製油所と発電所を運営するエネルギー会社であり、2024年に創業100周年を迎えた。同社の主要事業は、出光興産株式会社から委託を受け、原油・原料油を各種石油製品に加工する「石油事業」と、石油精製の過程で発生する副生ガス・残渣油を利用し、発電した電力を外部に供給する「電気事業」の二本柱である。 石油事業においては、原油処理能力70,000バーレル/日を誇り、国内トップクラスの分解装置装備率を有している点が強みだ。同社は、超大型タンカーで運ばれた原油を東京湾の荷揚げ設備から受け入れ、蒸留、改質、分解、脱硫といった高度な精製プロセスを経て、ガソリン、灯油、軽油などの高付加価値な石油製品を生産している。特に、流動接触分解装置や世界初・日本唯一の重質油熱分解装置(フレキシコーカー)を駆使し、安価な重質原油や他製油所から受け入れる重油・アスファルトといった原料油から、製品価値の高い白油を効率的に転換する技術に優れる。国内製油所の平均API比重が約36であるのに対し、同社が処理する原油・原料油のAPI比重は約27と、重質な原料処理に特化している。生産された製品は、首都圏向けのタンクローリー車による陸上出荷と、東日本全域向けの船舶による海上出荷を通じて、出光興産グループの販売網により安定供給される。 電気事業では、発電能力276MWを有し、石油精製プロセスで発生する副生ガスや残渣油を燃料として活用することで、製油所と一体となったエネルギー効率の高い運営を実現している。ボイラータービン発電とガスタービン発電を組み合わせ、発電した電力は出光興産株式会社からの委託に基づき外部に供給される。また、ガスタービン発電ではコージェネレーションシステムを採用し、製油所へプロセス蒸気を供給することで、資源の有効利用を促進している。排ガス処理には脱硫装置、脱硝装置、電気集塵装置を導入し、環境負荷低減にも積極的に取り組む。 同社は、首都圏という大需要地に立地する優位性を活かし、石油と電力の安定供給を通じて社会に貢献している。今後の挑戦として、脱炭素社会の実現に向け、バイオ燃料、水素、アンモニア、e-Fuel(合成燃料)といった新たなエネルギーの社会実装や、DX技術等の先進技術導入による生産性向上にも意欲的に取り組んでいく方針である。
ENEOS Xplora株式会社
売上 354億円(2025/03)
ENEOS Xplora株式会社は、エネルギー・資源・素材分野において日本を代表するENEOSグループの主要事業会社として、国内外で石油および天然ガスの開発・生産事業を推進しています。同社は「二軸経営」を標榜し、移行期におけるエネルギーの安定供給を担う「基盤事業」として石油・天然ガスの探鉱、探査、開発、生産、採取、加工、貯蔵、売買、輸送を一貫して手掛けています。同時に、将来の成長を支える「環境対応型事業」として、CCS(二酸化炭素回収・貯留)およびCCUS(二酸化炭素回収・利用・貯留)技術を活用した事業を推進し、カーボンニュートラルの実現に貢献しています。具体的には、ベトナムのランドン油田やフンドン油田、マレーシアのヘランガス田、インドネシアのタングーLNGプロジェクト、パプアニューギニアのPNG LNGプロジェクトやPapua LNGプロジェクト、UAE・カタール沖のADOCプロジェクトやBunduqプロジェクトなど、世界各地で多様なプロジェクトを展開。特にベトナムではフラクチャー評価技術やHCG-EOR、パプアニューギニアではCCSの導入など、先端技術を駆使しています。国内では新潟県の中条事業所を拠点に天然ガス・原油の生産を行い、水溶性天然ガスに付随するかん水からヨウ素を回収・販売する事業も展開。2026年4月からはENEOSグループの天然ガス液化・国内販売事業を一元化し、八戸、水島、釧路の基地を介して導管やタンクローリーで企業や家庭へ天然ガス・LNGを供給するサプライチェーンを構築しています。同社は、豊富な経験と技術力、そしてESGへの配慮を通じて、産油・産ガス国や地域、パートナーとの信頼関係を強化し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
株式会社合同資源
上場売上 268億円(2025/09)
株式会社合同資源は、1934年の創業以来、ヨウ素と天然ガスを主体とした総合資源・化学メーカーとして、日本の貴重な地下資源を開発・生産し、社会に貢献しています。同社の主要事業は、ヨウ素事業、ヨウ素化合物事業、ヨウ素リサイクル事業、そして天然ガス事業の4つです。 ヨウ素事業では、千葉県南関東ガス田の地下かん水から高純度のヨウ素を生産しています。同社は日本で初めてかん水からのヨウ素量産化に成功したパイオニアであり、長年の歴史で培った豊富なノウハウと独自のブローアウト法により、高品質なプリル(球状)ヨウ素製品を安定的に供給しています。単一工場としては日本最大の製造能力を誇り、世界のヨウ素生産量の約7%を占める実績を持ち、医薬品や電子材料など幅広い分野の需要に応えています。 ヨウ素化合物事業では、無機および有機ヨウ素化合物の製造・販売を行っています。ヨウ化カリウムやヨウ化ナトリウムといった無機ヨウ素化合物から、ヨードベンゼンやヨードメタンなどの多岐にわたる有機ヨウ素化合物、さらにはヨウ素系重合開始剤まで、多品種少量生産体制を確立し、殺菌・防カビ剤、工業用触媒、医薬品、安定剤、写真薬、色素、電子材料といった多様な産業分野に製品を提供しています。研究開発から製品製造まで一貫して手掛けることで、顧客の多様なニーズに対応しています。 ヨウ素リサイクル事業では、貴重なヨウ素資源の有効活用と環境負荷低減を目指し、1960年代からリサイクルに取り組んでいます。使用済みヨウ素を含む溶液や固体など、様々な形態のヨウ素含有物を世界中から回収し、独自の高温分解処理技術や電気透析法といった特許技術を駆使して再資源化を実現しています。製品販売から回収、再資源化までの一貫した循環システムを構築し、2020年度にはヨウ素生産量の約3分の1をリサイクルヨウ素が占めるまでに成長しており、持続可能な社会の実現に貢献しています。 天然ガス事業では、千葉県内で生産されたクリーンな国産エネルギーを地域に安定供給する「千産千消」モデルを推進しています。地下かん水から分離された天然ガスは、一般家庭や工場へ燃料として供給され、むつざわスマートウェルネスタウンの温浴施設では天然温泉としてかん水が、発電用燃料として天然ガスが利用されるなど、地域の暮らしや産業を支えています。同社はDXを活用した操業の高度化と、テレメーターシステムによる生産から供給までの一括管理により、安全・安定供給を最優先に事業を展開しています。これらの事業を通じて、同社は創業100年に向け、技術力の深化と現場力・改善力を大切にしながら、新たな価値創造に挑戦し続けています。
株式会社アイックス
売上 230億円(2025/03)
株式会社アイックスは、北海道を中心にエネルギー供給、カーライフサポート、不動産管理、そして飲食サービスという多角的な事業を展開し、地域社会の生活インフラと豊かな暮らしを支える企業です。 エネルギー関連事業では、出光興産株式会社の特約店として、北海道内を中心に30店舗以上のガソリンスタンド「apollostation」を運営し、ガソリン、軽油、灯油を提供しています。ご家庭や企業への灯油、軽油、LPガスの配送も手掛け、「エネルギーサービス札幌」では重油・軽油・灯油の配送に加え、ホームタンク洗浄やボイラー・ストーブのメンテナンスサービスも提供。LPガス販売では家庭用から工業用まで幅広く対応し、ガス機器の販売・メンテナンスも行っています。2018年の北海道胆振東部地震では、緊急自家発電常備店舗がいち早くエネルギーを供給し、札幌市長より感謝状を授与されるなど、災害時における社会貢献の実績も有しています。 カーライフサポート事業では、全国48拠点(北海道内30店舗)のネットワークを持つ車検事業部で、国認可の指定工場にて高品質な車検を提供し、累計車検台数10万台以上の実績を誇ります。中古車買取・販売の「オート・カーセブン事業部」では常時1,000台以上の在庫を保有。札幌市・江別市で「アイックス鈑金塗装専門店」を運営し、レンタカーサービスも提供しています。さらに、車検・メンテナンス・税金コミコミのカーリース「aixオートリース事業部」や、車のボディケアとして「KeePerコーティング」も手掛けています。法人顧客向けには「法人営業事業部」が、燃料コスト削減や車両管理を効率化する「アイックス法人カード」を提供し、給油だけでなく車検、メンテナンス、洗車サービスにも利用可能です。保険事業部では、自動車保険をメインに損害保険・生命保険を総合的に販売する保険代理店業務を行い、自動車自賠責保険の取り扱い件数は12,000件以上の実績があります。 不動産事業部である「アイックスマネージメント」では、SS併設のコンビニエンスストア、LPガス充填所、灯油配送基地などの業務用土地・建物、および住居専用建物や賃貸マンションといった幅広い賃貸物件の管理業務を行っています。 加えて、同社は多種多様な飲食店を北海道内外で100店舗以上展開するフード事業も重要な柱としています。居酒屋、カフェ、スイーツビュッフェ、韓国グルメビュッフェなど、幅広い業態で顧客の多様なニーズに応え、地域に密着したサービスを提供しています。 これらの事業を通じて、株式会社アイックスは地域住民や企業の日常生活に深く根差し、エネルギー供給の安定性、カーライフの利便性、そして食を通じた豊かな体験を提供することで、地域社会の発展に貢献しています。
株式会社JAエルサポート
売上 154億円(2026/03)
株式会社JAエルサポートは、JAグループ栃木の一員として、栃木県内で総合エネルギー事業を展開する企業です。同社は、LPガス事業、石油事業、電力事業、建設事業の4つの主要事業を柱に、組合員や地域住民の生活と営農活動を多角的に支援しています。LPガス事業では、LPガスの販売、ガス機器の販売、充填製造、配管工事、保安業務、簡易ガス事業、コインランドリー運営を手掛けており、24時間・365日集中監視システムを通じて安定供給と安全確保に努めています。一般家庭だけでなく、業務用や産業用LPガスも提供し、幅広い顧客層に対応しています。 石油事業においては、石油燃料の販売、ガソリンスタンド「じゃすぽーとSS」の運営、石油配送センターの運営を行います。栃木県内に19拠点のSSを展開し、フルサービス型とセルフサービス型の両方を提供。洗車、オイル交換、タイヤ交換、コーティングといった車両関連サービスも充実させています。自動車用、農業機械用、工業用など多様なオイルを取り扱い、灯油・軽油・重油の配送も実施し、地域住民や営農施設の燃料ニーズに応えています。電力事業では、電力小売事業者の代理店として電力販売を行うほか、県内3か所に大規模太陽光発電所を設置し、発電事業も手掛けています。JAでんきを通じて一般家庭や高圧施設への電力供給を支援し、脱炭素社会への貢献も目指します。建設事業では、建築物等の工事、調査、営繕業務、省エネリフォーム、新エネルギー事業を展開。水廻り、内外装、断熱施工、エクステリア、住宅用太陽光システム、解体撤去など、住宅リフォームから大型施設・倉庫の新築・改修まで、住まいと施設の快適化を支援しています。2023年度の売上高は152億円、従業員数285名、拠点数25拠点(ガス支店4、SS19、石油配送センター2)を誇り、地域に根差したサービス提供を強みとしています。
コスモエネルギー開発株式会社
売上 77億円(2026/03)
コスモエネルギー開発株式会社は、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国およびカタール国において、原油の自主開発・生産を主要事業として展開しています。同社は半世紀にわたる原油開発の実績を誇り、長年の文化交流を通じて中東産油国との間に強固な信頼関係を築き上げてきました。この信頼関係を基盤とし、既存権益鉱区での安全かつ安定的な操業を推進しています。脱炭素社会への移行期間において、エネルギーの安定供給が強く求められる中、同社はこのニーズに応えるべく事業を戦略的に推進しています。具体的には、2021年にはアブダビ首長国海上の新鉱区であるOffshore Block4を取得し、長期安定供給体制の強化を図っています。この新鉱区は、グループ会社であるアブダビ石油が保有する油田に隣接しており、遠浅に位置することから操業コストを抑えることが可能です。さらに、生産・貯蔵・出荷施設を共同で利用することで、開発・操業コストの低減を含めたシナジー創出を見込んでいます。同社の強みは、50年以上にわたる産油国との信頼関係、競争力の高い油田の保有、そして油田操業で培われた豊富な技術とノウハウにあります。また、脱炭素化への取り組みも積極的に進めており、2022年にはアブダビ国営石油会社(ADNOC)とCCS(二酸化炭素回収・貯留)/CCUS(二酸化炭素回収・利用・貯留)といった脱炭素分野での協業検討に関する覚書を締結し、アブダビ首長国における実行可能性調査・検討を進めています。これらの活動を通じて、同社はエネルギーの安定供給と持続可能な社会の実現に貢献しています。
ENEOS喜入基地株式会社
売上 75億円(2025/03)
ENEOS喜入基地株式会社は、鹿児島県に位置する世界最大級の原油中継備蓄基地として、日本のエネルギー安定供給に不可欠な役割を担っています。同社の主要事業は、石油類の貯蔵および受払であり、具体的には「備蓄機能」と「中継機能」の二本柱で構成されています。備蓄機能としては、16万Kℓクラス24基、10万Kℓクラス30基、5万Kℓクラス3基、合計57基、総貯蔵能力735万Kℓという大規模な原油タンクを擁し、これは日本の石油需要の約3週間分に相当する原油を安全かつ大切に管理しています。これらのタンクは、大きな地震や台風にも耐えうる堅牢な構造に加え、漏油検知器や泡消火装置、冷却散水設備などの高度な防災設備を完備し、浮屋根式を採用することで火災や臭気の発生を抑制しています。 中継機能においては、中東をはじめとする世界各国の産油国から30万トン級の大型タンカーで輸送された原油を喜入基地で荷揚げし、さらに10万トン級の小型タンカーに積み替えてENEOSグループの国内製油所へ二次輸送するという、日本で唯一の重要な役割を担っています。年間約2,000万Kℓの原油を受け入れ、ほぼ同量を払い出す実績を持ち、その受払量は日本の石油消費量の約10%に相当します。同社は、シーバース、ローディングアーム、集中管理を行うコントロールハウス、原油性状を分析する試験室といった先進的な設備を駆使し、効率的かつ安全な操業を実現しています。また、2007年には日本初のタンカー排出ガス処理設備を導入し、ガスを回収・再利用することで環境負荷低減に貢献するなど、ISO14001認証取得企業として環境保全にも積極的に取り組んでいます。これらの事業を通じて、同社はENEOSグループの製油所を主要顧客とし、ひいては日本の産業と国民生活に安定した石油製品を供給するための基盤を支えるビジネスモデルを展開しています。
株式会社ミツウロコグループホールディングス
上場売上 70億円(2026/03)
株式会社ミツウロコグループホールディングスは、持株会社としてグループ全体の経営戦略策定と管理を担い、多岐にわたる事業領域を通じて人々の豊かな暮らしと社会の発展に貢献しています。同社の主要事業は、エネルギー事業、電力事業、フーズ事業、リビング&ウェルネス事業、海外事業、その他事業の6つのセグメントで構成されています。 エネルギー事業では、LPガス、灯油、ガソリン、重油、石炭といった多様な燃料の安定供給を、産業用・業務用から一般家庭まで幅広い顧客層に対して行っています。また、太陽光発電システム、蓄電池、HEMSなどの省エネ・創エネ機器の販売・施工を通じて、環境に配慮した次世代エネルギーソリューションを提供し、災害時にも対応できる強固な供給体制を構築しています。電力事業においては、再生可能エネルギーを中心とした電力供給を推進し、太陽光発電所の開発・運営や「ミツウロコでんき」ブランドでの電力小売を通じて、法人・個人顧客に環境価値の高い電力を提供しています。 フーズ事業では、「ミツウロコのおいしい水」の製造・宅配をはじめ、冷凍食品や加工食品の製造・販売を手掛け、外食産業、給食事業、一般消費者の食生活を支えています。徹底した品質管理のもと、安全・安心な食品を提供することが同社の強みです。リビング&ウェルネス事業では、不動産賃貸・管理、介護用品・福祉用具のレンタル・販売、住宅リフォーム、設備機器販売、スポーツクラブ運営など、快適で健康的なライフスタイルをサポートする多様なサービスを展開し、高齢者から一般家庭まで幅広いニーズに応えています。 海外事業では、東南アジアを中心にLPガスや水事業を展開し、現地のインフラ整備に貢献しています。その他事業として、オフィス機器リース、事務サポート、保険代理店業務なども手掛け、グループ全体の効率化と収益源の多角化を図っています。同社は、環境に優しいエネルギーとライフスタイルサービスを軸に、顧客のニーズに応じた最適なソリューションを提供することで、持続的な企業価値向上を目指しています。
北海道石油共同備蓄株式会社
売上 59億円(2026/03)
Top by Total Assets
直近の総資産が大きい順 (財務未開示は後方)・最大 100 社
ENEOS株式会社
上場総資産 3.9兆円(2025/03)
ENEOS株式会社は、エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献する企業です。同社の主要事業は、ガソリン、灯油、潤滑油などの石油製品の精製および販売、LPガスを含むガスの輸入および販売、石油化学製品や機能材の製造および販売、そして水素の供給です。個人のお客様向けには、全国に展開するサービスステーションでの燃料供給に加え、水素ステーションやEV関連サービス、モビリティサービスを提供しています。法人のお客様に対しては、法人カード、潤滑油・グリース・ソルベント、石油化学製品、機能材、産業用エネルギー、水素事業、電気事業・再生可能エネルギー事業、物流、モビリティサービスなど多岐にわたるソリューションを提供しています。同社は国内燃料油販売シェア約50%を誇り、11,000カ所を超える系列給油所、約164万バレル/日の原油処理能力を持つ国内トップクラスの企業です。また、国内に11の石油・石油化学製品生産・製造拠点、海外に46の潤滑油事業拠点を持ち、アジアではパラキシレンおよびプロピレンの供給能力で第1位を誇ります。経営戦略として、安全性、安定供給、経済効率性、環境適合を大原則とし、燃料油精製・販売事業のサプライチェーン強化と安定供給に努めています。さらに、低炭素・脱炭素事業への投資を厳選し、エネルギー転換とカーボンニュートラル社会の実現を目指しています。デジタル戦略ではAIを活用し、サプライチェーン全体の最適化、自律的な操業、営業活動の高度化、新たな顧客体験創出を通じて、持続的な成長と価値提供を図っています。研究開発にも注力し、革新的な技術と有用な商品・サービスの開発を通じて、国内外の社会課題解決に貢献しています。
出光興産株式会社
上場総資産 3.9兆円(2026/03)
出光興産株式会社は、燃料油、基礎化学品、高機能材、電力・再生可能エネルギー、資源の各分野において、約20の国と地域にわたる強固なネットワークを活用し、多様なエネルギーと素材の開発・製造・販売を手掛けています。同社は、2050年カーボンニュートラル・循環型社会の実現に向け、「一歩先のエネルギー」、「多様な省資源・資源循環ソリューション」「スマートよろずや」の3つの事業領域への進化を目指し、国内外で新たな挑戦を続けています。 燃料油事業では、ガソリン、ジェット燃料、潤滑油などを国内外に安定供給しており、国内に約6,000ヶ所のapollostationを展開しています。特に潤滑油は1919年から手掛け、自動車用から工業用まで多岐にわたる製品を世界の主要地域に提供し、カーボンニュートラルや作業環境改善に貢献する商品開発にも注力しています。また、持続可能な航空燃料の供給体制構築にも取り組んでいます。 基礎化学品分野では、レジ袋や洗剤容器などに使われるエチレンを日本で2位の生産能力で供給しています。高機能材分野では、有機EL発光材料のパイオニアとしてスマートフォンや有機ELテレビ向け材料を開発し、韓国・中国にも生産拠点を持ちます。その他、紙おむつや生理用品に使われる粘接着材、ゼリーやプリンのシールぶたなどの食品パッケージ材料、耐熱性・強度に優れた独自素材SPS樹脂(エンジニアリングプラスチックとしてファミリーレストランの箸や電子レンジ対応皿に利用)を提供しています。さらに、全固体リチウム電池のキーマテリアルである固体電解質など、次世代電池用新規材料の開発も推進しています。 電力・再生可能エネルギー事業では、製油所跡地を活用したバイオマス発電所の運営や、太陽光、風力、地熱といった再生可能エネルギーの開発・普及拡大に国内外で取り組んでいます。資源事業では、環境に調和した石炭事業の実現や、バイオマス混焼によるCO2排出量削減、CO2を化学原料として利用する技術開発を進めています。また、石油製品製造過程で得られるアスファルトを活用し、高機能な舗装材を提供することで社会インフラの安全・安心を支えています。 同社の強みは、約20の国と地域にわたる強固なグローバルネットワークと、創業以来培ってきた「人が中心の経営」の精神、そして既存事業で蓄積された技術とノウハウです。これらの強みを最大限に活かし、国内外の多様なビジネスパートナーや顧客との協働を通じて、エネルギー・素材の安定供給という社会的責任を果たしながら、未来の地球環境を守るための事業構造改革を力強く推進しています。顧客層は一般消費者から自動車、航空、化学、エレクトロニクス、建設、農業、食品、電力といった幅広い産業に及び、持続可能な社会の実現に貢献するソリューションを提供しています。
ENEOSホールディングス株式会社
上場総資産 3.6兆円(2026/03)
ENEOSホールディングス株式会社は、「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」の両立を長期ビジョンに掲げ、多岐にわたる事業を展開する持株会社です。同社グループは、国内最大規模の系列給油所ネットワークを誇る「石油製品ほか事業」を中核とし、ガソリン、灯油、軽油、A重油といった燃料油や石油化学製品の製造・販売を通じて、人々の暮らしと産業を支えています。また、「石油・天然ガス開発事業」では、安全と環境に最大限配慮しながら、国内外での石油・天然ガス資源の探鉱・開発・生産を行い、エネルギーの安定供給に貢献。さらに、「機能材事業」では、素材における創造と革新を通じて、電子材料部品や薄膜材料など、社会の発展に不可欠な高機能素材を提供しています。「電気事業」では、顧客・社会のニーズに応じた多様なエネルギーサービスを提供し、「再生可能エネルギー事業」では、太陽光や風力などの発電所の開発・運営を通して脱炭素社会の実現に貢献しています。同社は、AIシミュレーションツール「Matlantis」やEMS(エネルギーマネジメントシステム)といった先進技術の活用、そしてエネルギートランジションをリードする存在として、2050年度のカーボンニュートラル達成を目指し、持続可能な社会の実現に向けた挑戦を続けています。その強みは、130年余にわたる歴史で培われた安定供給の責任感と、変化に対応し新たな価値を創造するイノベーション力にあります。
株式会社INPEX
上場総資産 2.9兆円(2025/12)
株式会社INPEXは、日本最大規模の総合エネルギー開発企業として、石油・天然ガスおよびその他の鉱物資源の調査、探鉱、開発、生産、販売を一貫して手掛けています。同社は、エネルギーの安定供給という重要な使命を果たすべく、世界各地で多数のプロジェクトを推進しており、特にオーストラリアのイクシスLNGプロジェクトでは日本企業として初めてオペレーターを務めるなど、その技術力と実績は高く評価されています。また、アラブ首長国連邦のアブダビにおける海上・地上油田開発も主要な事業の一つです。 同社は、既存の石油・天然ガス事業を強固な基盤としつつ、持続可能な社会の実現に向けた「責任あるエネルギー・トランジション」を推進しています。具体的には、天然ガス・LNG事業の拡大に加え、CCS(CO2回収・貯留)や水素をコアとした低炭素ソリューションの提供に注力しています。自社プロジェクトにおけるGHG排出抑制だけでなく、第三者向けのGHG削減ソリューションやクリーン水素の供給も目指し、世界最大級のメタネーション試験設備の実証運転を開始するなど、次世代エネルギー技術の開発にも積極的に取り組んでいます。 さらに、INPEXならではの地下技術やノウハウを活かし、電力関連分野や石油・天然ガス以外の地下資源(ヨウ素、金属資源など)の回収にも挑戦しています。再生可能エネルギーに蓄電池やクリーンガス火力発電を組み合わせた高付加価値な電力供給体制の発展に貢献するとともに、地熱発電や洋上風力事業の開発・操業も手掛けるなど、多角的なエネルギーポートフォリオの構築を進めています。これらの事業活動を通じて、同社はエネルギーの安定供給と地球環境への配慮を両立させ、より豊かな社会づくりに貢献することを目指しています。
コスモ石油株式会社
上場総資産 1.2兆円(2026/03)
コスモ石油株式会社は、コスモエネルギーグループの中核を担う事業会社として、原油・石油製品の輸出入、精製、貯蔵、販売を主要事業としています。同社は、大協石油、丸善石油、旧コスモ石油の合併により1986年に発足し、長年にわたり日本のエネルギー供給を支えてきました。千葉、四日市、堺などの製油所を拠点に、ガソリン、軽油、灯油、重油といった多様な石油製品を製造しています。特に、高オクタン価ガソリン「マグナム100」や「スーパーマグナム」、高性能潤滑油の開発・供給に注力し、軽油深度脱硫装置や重質油分解装置など、先進的な精製技術を導入することで、高品質かつ環境負荷の低い製品提供を実現しています。 販売面では、全国に展開するサービスステーション(SS)を通じて、一般消費者や法人顧客へ燃料油を供給。SSでは、現金会員カード「コスモ・ザ・カード」や電子マネー、アプリ決済など多様な決済サービスを導入し、利便性を高めています。また、オートリース事業「コスモMyカーリース」を展開し、ASF社製EVの取り扱いやメンテナンスパックの提供を通じて、次世代モビリティ社会への対応も進めています。 近年では、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しており、使用済み食用油を原料とする国産SAF(持続可能な航空燃料)の大規模生産実証設備の建設・運用に参画し、国内エアライン向けへの供給を目指しています。これは、同社の「石油製品」事業の進化として位置づけられます。さらに、法人向けに「コスモでんきBusiness」や「コスモでんきBusinessグリーン」の販売を開始するなど、電力小売事業にも進出し、顧客の脱炭素化を支援するソリューションを提供しています。原油調達においては、中東地域での原油開発利権の取得を通じて、安定的な資源確保にも努めています。これらの事業を通じて、同社は「ココロも満タンに」というブランドステイトメントのもと、エネルギーの安定供給と持続的発展に貢献しています。
コスモエネルギーホールディングス株式会社
上場総資産 7,914億円(2026/03)
コスモエネルギーホールディングス株式会社は、総合石油事業を基盤としつつ、持続可能な社会の実現に向けた再生可能エネルギー事業を強力に推進する持株会社です。同社は、傘下のグループ会社を通じて多岐にわたるエネルギー関連事業を展開しています。主要な事業として、石油開発事業では産油国との信頼関係と長年の技術力で石油の安定供給を担い、石油事業(精製・販売)では世界水準の安定操業と供給に注力し、石油化学事業では機能化学品需要に応える製品を提供しています。特に、再生可能エネルギー事業は同社の成長戦略「Vision 2030」の中核をなし、グループ企業であるコスモエコパワーが日本初の風力専業事業会社として、陸上・洋上風力発電のサイト開発から設計、建設、操業、メンテナンスまで一貫して手掛けています。同社は陸上風力国内シェア第3位の実績を持ち、洋上風力ではイベルドローラ社との提携を通じて海外ノウハウを獲得し、2030年までに風力発電設備容量150万kW超を目指しています。また、カーボンニュートラル社会の実現に向け、日本初となる国産SAF(持続可能な航空燃料)の大規模生産・供給、コーポレートPPA(電力購入契約)による再生可能エネルギー電力の提供、水素ステーションの展開、CO2資源化技術の開発など、次世代エネルギー分野への投資と事業拡大を加速しています。これらの取り組みを通じて、航空会社、地方自治体、企業、一般消費者など幅広い顧客層に対し、安定したエネルギー供給と脱炭素ソリューションを提供し、社会の持続的発展に貢献しています。
石油資源開発株式会社
上場総資産 7,170億円(2026/03)
石油資源開発株式会社は、1955年の創業以来、半世紀以上にわたり日本のエネルギー安定供給に貢献してきた総合エネルギー企業です。同社の主要事業は、国内外における石油・天然ガスのE&P(探鉱・開発・生産)であり、長年培ってきた豊富な実績と確かな技術力を強みとしています。具体的には、地下資源の探査から掘削、生産設備の建設・操業に至るまでの一貫したプロセスを手掛けています。また、生産された天然ガスは、液化天然ガスとして国内外に供給され、エネルギーインフラを支えています。さらに、同社は天然ガスを燃料とする電力事業も展開し、安定した電力供給にも寄与しています。近年では、カーボンニュートラル社会の実現に貢献することを重要な経営戦略と位置づけ、CCUS(二酸化炭素回収・貯留・利用)技術の開発や再生可能エネルギーへの投資など、革新的な技術と事業を通じて持続可能な社会の構築を目指しています。これらの事業を通じて、同社は多様なエネルギーニーズに応え、日本の産業と国民生活を支える重要な役割を担っています。そのビジネスモデルは、上流の資源開発から中流の供給、そして電力事業といった多角的な展開に加え、環境負荷低減への取り組みを統合することで、持続的な企業価値向上を図るものです。
株式会社INPEX北カスピ海石油
総資産 4,734億円(2025/12)
株式会社INPEX北カスピ海石油は、総合エネルギー開発企業であるINPEXグループの一員として、カザフスタン共和国の北カスピ海沖合鉱区における石油の探鉱、開発、生産、販売事業を担っています。INPEXグループは、石油・天然ガスおよびその他の鉱物資源の調査、探鉱、開発、生産、販売を主要事業とし、これらに付帯関連する事業や、関連企業への投融資も手掛けるグローバル企業です。同社グループは、エネルギーの安定供給と持続可能な社会の実現を経営理念に掲げ、特に天然ガスやLNGを現実的な移行期の燃料として重視しています。 INPEXグループは、40年以上にわたる豊富な経験と培った組織能力、既存技術を活かし、天然ガス/LNG事業をオペレーターとして上流から下流まで一貫して手掛ける世界でも数少ない企業の一つです。主要プロジェクトとしては、オーストラリアのイクシスLNGプロジェクトの安全・安定操業を最優先しつつ、液化能力の拡張を目指しています。また、インドネシアのアバディLNGプロジェクトでは2030年代初頭の生産開始を目標に、最終投資決定(FID)を目指すなど、天然ガス/LNG事業の拡大を推進しています。さらに、LNGトレーディング機能の強化や有望地域での探鉱活動も積極的に行い、より柔軟なLNG供給体制を構築しています。 ネットゼロカーボン社会への貢献を目指し、INPEXグループは低炭素ソリューション事業にも注力しています。具体的には、CCS(二酸化炭素回収・貯留)をコア技術とし、自社の天然ガス/LNGプロジェクトにおけるGHG排出抑制に加え、第三者向けのGHG削減ソリューションの提供やクリーン水素の供給を推進しています。CCSは、同社が長年培ってきた地下技術やノウハウを活かせる分野であり、インパクトのあるGHG削減を実現するポテンシャルを秘めています。 また、INPEXグループは総合エネルギー開発企業としての強みを活かし、電力関連分野や石油・天然ガス以外の地下資源回収といった新たな挑戦も行っています。再生可能エネルギーに蓄電池やクリーンガス火力発電を組み合わせることで、クリーンかつ高付加価値な電力供給体制の発展に貢献。さらに、ヨウ素の供給を通じて次世代のペロブスカイト太陽電池の普及を支援したり、かん水からの金属資源やその他の地下鉱物・希少資源の回収など、独自の地下技術を応用した資源ビジネスにも取り組んでいます。これらの多角的な事業展開を通じて、INPEXグループは2035年に向けて事業規模を60%拡大し、GHG排出原単位を60%削減(2019年比)するという目標を掲げ、「責任あるエネルギー・トランジション」を推進しています。
ENEOS Xplora株式会社
総資産 4,544億円(2025/03)
ENEOS Xplora株式会社は、エネルギー・資源・素材分野において日本を代表するENEOSグループの主要事業会社として、国内外で石油および天然ガスの開発・生産事業を推進しています。同社は「二軸経営」を標榜し、移行期におけるエネルギーの安定供給を担う「基盤事業」として石油・天然ガスの探鉱、探査、開発、生産、採取、加工、貯蔵、売買、輸送を一貫して手掛けています。同時に、将来の成長を支える「環境対応型事業」として、CCS(二酸化炭素回収・貯留)およびCCUS(二酸化炭素回収・利用・貯留)技術を活用した事業を推進し、カーボンニュートラルの実現に貢献しています。具体的には、ベトナムのランドン油田やフンドン油田、マレーシアのヘランガス田、インドネシアのタングーLNGプロジェクト、パプアニューギニアのPNG LNGプロジェクトやPapua LNGプロジェクト、UAE・カタール沖のADOCプロジェクトやBunduqプロジェクトなど、世界各地で多様なプロジェクトを展開。特にベトナムではフラクチャー評価技術やHCG-EOR、パプアニューギニアではCCSの導入など、先端技術を駆使しています。国内では新潟県の中条事業所を拠点に天然ガス・原油の生産を行い、水溶性天然ガスに付随するかん水からヨウ素を回収・販売する事業も展開。2026年4月からはENEOSグループの天然ガス液化・国内販売事業を一元化し、八戸、水島、釧路の基地を介して導管やタンクローリーで企業や家庭へ天然ガス・LNGを供給するサプライチェーンを構築しています。同社は、豊富な経験と技術力、そしてESGへの配慮を通じて、産油・産ガス国や地域、パートナーとの信頼関係を強化し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
富士石油株式会社
上場総資産 3,363億円(2025/03)
富士石油株式会社は、原油の輸入、石油の精製、ならびに石油製品および石油化学基礎製品の製造、加工、貯蔵、輸出入、売買を主要な事業とする企業です。同社は、わが国が原油のほとんどを輸入に依存している状況において、中東を中心とした世界各国から原油を調達し、千葉県袖ケ浦市に位置する袖ケ浦製油所を拠点に、安全・環境・品質の確保に最大限努めながら、多種多様な石油製品を生産し、国内外へ安定的に供給しています。 袖ケ浦製油所は、最大12万トン級のタンカーが直接着桟できる国内最大級の専用桟橋を有しており、年間約300万キロリットルもの製品輸出能力を誇ります。原油の受け入れは、30万トン級の大型タンカーが利用する京葉シーバースと、12万トン級以下のタンカーや石油製品の輸入に用いられる専用桟橋を通じて行われます。輸入された原油は、袖ケ浦製油所および中袖基地に設置された多数の貯蔵タンクに保管され、緊急時に備えた70日分の備蓄義務も果たしています。 精製・生産工程においては、最新の技術を取り入れた装置群と、独自の減圧残油熱分解装置(ユリカ装置)を駆使することで、国内の製油所の中でも特に重質な原油を効率的に処理し、ガソリン、灯油、軽油といった付加価値の高い白油製品を重点的に生産しています。これは、世界的な白油需要の増加傾向に対応するための戦略であり、最新鋭の統合生産制御システムによって、プラントの運転・管理が極めて効率的に行われています。生産された石油製品は、約140基の貯蔵タンクで種類別に保管された後、タンカー、貨車、タンクローリー、パイプラインといった多様な輸送手段を用いて、日本全国および海外の顧客へと届けられます。 同社は、国内トップクラスの競争力を持つ袖ケ浦製油所の安全・安定操業を最大の強みとし、エネルギーの安定供給を通じて社会インフラの一端を担うという使命を果たすべく事業を展開しています。2025年11月には出光興産株式会社の子会社となり、今後は出光グループの一員としてさらなるシナジー創出を目指し、企業価値向上と持続的な発展に貢献していく方針です。
三井海洋開発株式会社
上場総資産 3,329億円(2025/12)
三井海洋開発株式会社は、海洋石油・ガス開発業界において、浮体式海洋石油・ガス生産設備(FPSO: Floating Production Storage and Offloading、FSO: Floating Storage and Offloading、TLP: Tension Leg Platformなど)の設計、資材調達、建造、据付(EPCI)から、その後の長期にわたるリースおよびオペレーション&メンテナンス(O&M)サービスまでを一貫して提供するグローバル企業です。同社は自社工場や造船所を持たないファブレス企業として、プロジェクトマネジメントに特化し、世界中の最適な業者や造船所を選定して設備を建造しています。特に、大水深域や厳しい海象条件下での難易度の高いプロジェクトに対応できる技術力と実績を強みとしており、ブラジルのプレソルト層深海鉱区群で生産される原油量の約30%を同社のFPSOが産出しています。 同社の事業は、石油・ガス開発会社に対し、洋上で安全かつ安定的に石油・ガスを生産し続けるためのトータルサービスを提供することにあります。具体的には、FPSOやFSOを自社で保有し、顧客にリースする「チャーター事業」と、洋上での生産業務、保守点検、管理を行う「O&Mサービス」を組み合わせたビジネスモデルを展開しています。また、米国子会社SOFEC, Inc.を統合したMooring Solutions Business Unitを通じて、FPSOやFSOに不可欠な係留設備の設計、建造、据付、関連サービスを競合他社にも提供しています。研究開発にも注力しており、FPSOの脱炭素化(SOFC、カーボンキャプチャー)、次世代浮体ソリューション(浮体式原子力発電プラントFNPP、浮体式CO2貯蔵・圧入ユニットLCO2FSIU、浮体式洋上風力タービンFOWT、アンモニアFPSO)、係留ソリューション、デジタル技術開発(AI、IoTを活用した予知保全、デジタルツイン)、ロボット技術導入、CFRP補修など、持続可能なエネルギー供給とライフサイクル価値向上に向けた取り組みを推進しています。 デジタルトランスフォーメーションを積極的に推進し、データ分析とIoT活用による全体最適化を図ることで、複数のFPSO/FSOの運用をより安全かつ効率的にしています。例えば、ブラジル沖合で操業中のFPSO Cidade de Campos dos Goytacazes MV29は、高度分析による予知保全やデジタルツイン化により、故障による運転停止期間を大幅に削減し、世界経済フォーラムから「第4次産業革命をリードする世界で最も先進的な工場」に認定されました。同社は、半世紀以上にわたる豊富なプロジェクト遂行実績とオペレーション経験から得られた情報資産を活かし、優良企業とのパートナーシップや高いプロジェクトファイナンス組成能力を背景に、グローバルなエネルギー安定供給とエネルギー転換という社会課題の解決に貢献することを目指しています。
アブダビ石油株式会社
総資産 3,161億円(2025/12)
アブダビ石油株式会社は、アラブ首長国連邦のアブダビ沖合における原油の探鉱、開発、生産、および出荷を主要事業とする企業です。1973年5月にはムバラス油田からの原油生産を開始し、同年6月には日本への初出荷を実現しました。同社は、ムバラス油田、ウム アル アンバー油田、ニーワット アル ギャラン油田といった既存油田からの生産に加え、隣接するヘイル油田の一部構造の開発も手掛けています。これらの油田から生産される原油は「ムバラスブレンド」として日本へ安定的に供給されており、日本の原油輸入量の20%以上をUAEに依存する中で、日UAE間の強固な関係を支える重要な役割を担っています。 同社の強みは、長年にわたるアブダビでの事業実績と、アブダビ国営石油会社との緊密な協力体制を通じて確立された最適な操業システムにあります。これにより、アブダビ政府からの揺るぎない信頼を獲得しています。事業活動においては、地震探鉱、探鉱井掘削、貯留岩評価といった高度な探鉱技術から、油田特性に応じた最適な原油回収方法の適用、水路浚渫、人工島造成、海底パイプライン敷設などの新規油田開発まで、一貫した石油開発プロセスを遂行しています。 また、同社は環境保護にも積極的に取り組んでおり、「美しい空と海・自然を守る」という理念のもと、ゼロガスフレアリングや排水のゼロ放流といったHSE(健康・安全・環境)活動に挑戦し、持続可能な石油開発を目指しています。これらの取り組みは、国際的な船舶安全管理システム(ISMコード)認証取得など、高い安全・環境意識に裏打ちされています。主要株主であるコスモエネルギー開発、ENEOS Xplora、関西電力、中部電力といった日本の主要エネルギー企業が同社の事業を支え、日本のエネルギー安定供給に貢献しています。
伊藤忠エネクス株式会社
上場総資産 2,596億円(2026/03)
伊藤忠エネクス株式会社は、1961年の創業以来、「社会とくらしのパートナー」として、全国各地の地域社会に深く根ざし、人々の生活に不可欠なエネルギーの安定供給を担ってきました。同社は、石油製品やLPガスを主軸としたエネルギー供給を基盤としつつ、社会インフラとしてのエネルギー提供に加えて、人々のくらしを豊かにし、心を育むエネルギーの提供も重視しています。事業領域は多岐にわたり、カーライフ事業では、全国約1,546の系列CS(カーライフステーション)を通じて、石油製品の卸・小売販売を行うほか、日産大阪販売を核とした新車販売、WECARSによる中古車の買取・販売、レンタカー、メンテナンスサービスなど、自動車に関するあらゆるニーズに応える総合的なサービスを展開しています。産業ビジネス事業では、アスファルト、船舶用燃料、産業ガス、環境商材といった幅広い製品を提供し、産業や流通の基盤を支えています。電力・ユーティリティ事業では、電力発電、電力販売、熱供給事業を推進し、省エネルギーと快適性、経済性を追求したソリューションを提供。家庭向けには「TERASEL(テラセル)」ブランドで電力小売も行っています。ホームライフ事業では、LPガスや都市ガス、スマートエネルギーを通じて、快適で安心なライフスタイルを提案しています。同社は、2023年に策定した中期経営計画『ENEX2030 くらしの原動力を創る』に基づき、強みである「現場力」をさらに強化しながら、電力・ガス・モビリティ分野におけるバリューチェーンの付加価値向上を目指し、積極的な投資を実行しています。2025年3月期には、LPガス・都市ガスを150万世帯に供給し、小売電力販売量は約2,584千MWhに達するなど、確かな実績を誇ります。また、水素バリューチェーン構築や次世代バイオディーゼル製造事業への参画、高精度電力データを活用した新サービス提供など、環境に配慮した次世代エネルギービジネスへの取り組みも積極的に進めています。
株式会社宇佐美鉱油
上場総資産 2,478億円(2025/09)
株式会社宇佐美鉱油は、1950年の創業以来、日本のモータリゼーションと物流を支えるエネルギー供給を基盤として発展してきた企業です。同社は、全国の主要幹線道路沿いに約500店舗のサービスステーション(SS)を展開し、北海道から九州まで広範なネットワークを構築しています。特に1961年には日本初のトラックステーションを開設し、長距離トラックドライバーの「安心」「安全」をサポートすることで、業界No.1規模へと成長を遂げました。 同社は石油製品の販売を中核としつつ、グループ全体で「ライフトータルサポーター」を目指し、多角的な事業を展開しています。主要な事業会社である東日本宇佐美および西日本宇佐美は、各エリアでガソリンスタンドやトラックステーションを運営し、石油製品の販売、車両メンテナンス、カー用品・物流関連商品の提供を行います。宇佐美エナジーは産業用燃料油、工業用潤滑油、石油化学製品の販売および都市型SS運営を手掛けています。 燃料配送事業では、三和エナジーや大同井本エナジーが建設現場、工場、ホテル、農場など多様な現場へ燃料を配送し、大規模災害時のエネルギー供給をサポートするBCP関連事業も展開。バイオディーゼル製造プラントの稼働など、新エネルギーへの対応も積極的に進めています。 モビリティ関連では、中西商会がデジタルタコグラフやドライブレコーダーといった自動車用電装品の販売・取付・保守、PIAAが自動車用品の設計・製造販売、グッドスピードが新車・中古車販売、車検整備、レンタカー、TOP SPEED INTERNATIONAL/TOP AUTO JAPANが自動車・自動車部品の輸出入を行います。 さらに、グループ事業として、宇佐美共栄社が給油施設の点検・メンテナンスと燃料油配送、ユーオーエスがガソリンスタンド・カーメンテナンス業界への人材派遣、宇佐美保険サービスが損害保険・生命保険の代理店業務を提供します。宇佐美エンジニアリングは特殊高所技術を活かした風力発電施設や橋梁の点検・メンテナンス、環境マネジメント事業を展開し、大村技建はSSやマンション、商業施設の建設を担います。ユタカ電子は自動車・産業機器・航空宇宙向けの電子部品設計・製造、うさマートジャパンサービスはECサイト「うさマート」の運営を行うなど、幅広い分野で顧客のニーズに応えています。 同社の強みは、創業以来培ってきた「お客様第一主義」の信念と、全国に広がる強固なサービスステーションネットワーク、そして多角的な事業展開による総合的なサービス提供能力にあります。法人顧客向けには法人用カードや「うさn@vi」などのサービスを提供し、個人顧客向けにはカーケア商品やオリジナル商品、個人用カード、宇佐美アプリなどを通じて快適なカーライフをサポートしています。SDGsやカーボンニュートラルといった時代の変化に対応し、バイオ燃料事業や再生可能エネルギー関連事業にも注力することで、持続可能な社会への貢献を目指しています。
日鉄鉱業株式会社
上場総資産 2,349億円(2026/03)
日鉄鉱業株式会社は、1939年に旧日本製鐵株式会社の鉱山部門が独立して設立された、80年以上の歴史を持つ総合資源会社です。同社は、日本の基幹産業への原料供給という重責を担い、石炭から金属、そして石灰石へと経営の軸を移しながら発展してきました。現在、同社の事業は「資源事業」「機械・環境事業」「不動産事業」「再生可能エネルギー事業」の4つのセグメントを中心に展開しています。 資源事業では、国内トップクラスの生産量を誇る石灰石(年間約1,800万トン、国内生産量の約17%)をはじめ、ドロマイト、珪石などの非金属資源の採掘・販売を安定的に行っています。石灰石は鉄鋼の副原料、セメントの主原料、骨材、製紙、家畜飼料、ガラス、火力発電所の排煙脱硫など多岐にわたる産業で活用されています。また、海外では南米チリ共和国のアタカマ銅鉱山を2003年から操業し、銅鉱石を安定供給しており、新規銅鉱山開発プロジェクト「アルケロスプロジェクト」も推進するなど、世界各地で非鉄金属資源の探査・開発に取り組んでいます。 機械・環境事業では、鉱山開発で培った技術と知見を活かし、水処理薬剤である鉄系無機凝集剤「ポリテツ®」の販売や、集じん機、喫煙室用高性能脱臭機「プラズマダッシュシグマ」などの環境対策商品を開発・販売し、環境改善に貢献しています。不動産事業では、都市部のオフィスビルやマンションの賃貸に加え、旧鉱山跡地などの遊休社有地を有効活用した賃貸事業や不動産販売を手掛けています。再生可能エネルギー事業では、地熱、水力、太陽光といった自然エネルギーの開発に取り組み、九州電力株式会社大霧発電所の地熱蒸気供給や、旧鉱山跡地を活用したメガソーラー発電所の操業を通じて、地球環境に配慮したエネルギー供給を行っています。同社は、これらの多様な事業を通じて、社会のニーズに応え、資源の安定供給と持続的成長を目指しています。
ENEOSグローブ株式会社
総資産 1,954億円(2026/03)
ENEOSグローブ株式会社は、2011年3月1日にENEOS株式会社のLPガス部門と三井丸紅液化ガス株式会社が経営統合して誕生した、LPガス元売のリーディングカンパニーです。同社は、わが国最大のエネルギー企業であるENEOS株式会社、総合商社である三井物産株式会社および丸紅株式会社を株主とし、各社と密に連携しながら、国内へのLPガスの安定・安全供給およびグローバルな事業展開を行っています。主要事業として、日本の全世帯の約半数が利用するLPガスの安定供給を担い、国内最多の8ヵ所の自社輸入基地と多角的な輸入ソース、最新鋭の大型LPガスタンカー船団を維持することで、業界トップクラスの取扱数量と強固なサプライチェーンを構築しています。また、災害対策基本法に基づく「指定公共機関」として、災害時のLPガス安定配送にも貢献しています。 LPガス事業においては、全国のLPガス販売事業者向けに、人材育成プログラム「ENEOSグローブカレッジ」の提供、家庭用燃料電池「エネファーム」などの新エネルギー機器販売支援、事故撲滅と保安体制強化を推進する「エコセーフティー」活動、販売促進支援「ECO&EARTH」、LPガスを活用した省エネ提案「Dr.おうちのエネルギー」など、多岐にわたるサポートを展開しています。さらに、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、国際NGO団体や日本政府が認証したカーボンクレジットを活用し、LPガスのライフサイクルで排出されるCO2をオフセットする「カーボンオフセットLPガス」の販売を積極的に推進し、宿泊業、製造業、飲食業、社会福祉事業など幅広い顧客層に導入されています。 研究開発分野では、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、二酸化炭素と水素を原料とするFischer-Tropsch合成を用いたカーボンリサイクルLPガスの研究開発に国立大学法人富山大学や日本製鉄株式会社と共同で取り組んでいます。また、アストモスエネルギー株式会社などと共に「日本グリーンLPガス推進協議会」を設立し、グリーンLPガスの社会実装を目指しています。LPガス事業に加え、電力事業では「ENEOSでんき」および「丸紅新電力」の一次代理店として電力供給を行い、LPガス業界最大規模のメガソーラー発電施設を運営しています。都市ガス事業においても「ENEOS都市ガス」の代理店として都市ガスを提供しており、多様なエネルギーソリューションを通じて、顧客の快適な暮らしとカーボンニュートラル社会の実現に貢献しています。
アストモスエネルギー株式会社
総資産 1,637億円(2025/12)
アストモスエネルギー株式会社は、液化石油ガスの輸入、仕入、販売を主軸とし、電力の仕入・販売、および船舶の賃貸借・売買も手掛ける総合エネルギー企業です。同社は、中東、北米、豪州、東ティモール、カナダなど世界各地からLPガスを調達し、自社保有・傭船する26隻の世界最大級のVLGC(Very Large Gas Carrier)船団を駆使して、年間約600万トンという世界トップクラスの取扱量を誇ります。この強固な調達力と輸送力を基盤に、日本国内への安定供給に加え、アジア各国への三国間貿易も展開し、グローバルなLPG流通に貢献しています。 国内においては、販売シェア約22%を占め、8カ所の輸入・生産基地、6カ所の二次基地、約300カ所の充填所、約200カ所のオートガス・スタンドからなる広範な物流ネットワークを構築。約200台の専属タンクローリーと約20社の充填・配送会社、全国約300の特約店、8,000を超える小売販売店網を通じて、全国約2,400万世帯の家庭、商業施設、産業用需要家、都市ガス会社、運送会社など幅広い顧客層へLPガスを供給しています。 同社は、LPガスを「運べるガス」「災害に強い分散型エネルギー」「クリーンエネルギー」として位置づけ、高効率ガス機器の提案、エネルギーコンサルティング、リフォームや住宅設備提案を含む「LPガスライフの提案」を通じて、顧客の快適な暮らしと省エネ・環境負荷低減を支援しています。また、LPガスと電力のマルチエネルギー供給や関連機器・リフォームの提案・施工をワンストップで提供するサービスも展開。2020年には「災害対策基本法」に基づく「指定公共機関」に認定され、災害時にも安定的な輸送を可能にする体制を整備しています。さらに、日本初のLPG燃料船導入やカーボンニュートラルLPGの輸入など、グリーン戦略を推進し、脱炭素社会の実現に向けた次世代エネルギーへの挑戦も行っています。
三愛オブリ株式会社
上場総資産 1,382億円(2026/03)
三愛オブリ株式会社は、人々の生活と産業を支える総合エネルギー企業として、多岐にわたる事業を展開しています。同社の主要事業は、石油製品の供給、LPガス販売、航空燃料取扱、化学品事業、天然ガス供給、そして潤滑油ソリューションです。石油事業では、全国約1,000ヶ所のサービスステーションを通じてガソリン、軽油、灯油などの小売販売を行うほか、特約店への卸売や産業用燃料・潤滑油の販売を手掛けています。カーユーザー向けには「オブリカード」や「Mantan」アプリを提供し、特約店には「共走共汗」を掲げた販売サポートで経営強化を支援しています。LPガス事業では、家庭用から業務用、産業用高圧ガス、エアゾール用脱臭ガス、オートガスまで幅広く供給し、LPWAシステムを活用した遠隔検針や配送効率化にも取り組んでいます。航空燃料取扱事業は同社の創業事業であり、1955年に日本初のハイドラントシステムを羽田空港に導入して以来、航空燃料の受入から貯蔵、航空機への給油までを一貫して行い、国内27ヶ所の空港で年間約350便/日の給油実績を誇ります。また、国内外の空港給油施設への技術支援も提供しています。化学品事業では、工業用防腐・防カビ剤や自動車用ケミカル商品「ARAWZANS」の開発・製造・販売に加え、商社機能として顧客ニーズに合わせた化学品を提供し、約700製品を取り扱っています。天然ガス事業では、全国の工場向けに省エネ・省コストを実現する総合エネルギー供給システムを提案し、天然ガスを販売しており、佐賀ガス株式会社を通じて一般家庭への都市ガス供給も行っています。潤滑油ソリューションでは、ガスエンジン発電施設や風力発電機向けの潤滑油提供に加え、ボアスコープ調査やメンテナンス作業を通じて顧客の課題解決をサポートしています。同社は、長年培ってきた技術力、強固な顧客基盤、そしてエネルギーソリューションの提案力を強みとし、安定的なエネルギー供給と低炭素社会の実現に貢献しています。
昭和四日市石油株式会社
総資産 1,180億円(2026/03)
昭和四日市石油株式会社は1957年、日本初の石油コンビナートの中核を担う石油精製会社として設立されました。同社は出光興産株式会社が輸入した原油を受託精製し、石油製品およびその副産物の製造・加工ならびに出荷、さらに石油化学用主原料の製造および出荷を主要事業としています。現在の原油処理能力は25万5千バレル/日と日本国内第2位の規模を誇り、ガソリン、灯油、軽油、重油、ジェット燃料、LPガスといった燃料から、アスファルト製品、多岐にわたる石油化学製品の原材料までを生産し、日本全国および海外の市場へ安定供給しています。 同社の強みは、長年にわたる豊富な経験と、HSSE(人の安全、設備の安全、製品の安全、危機管理及び環境保全)とコンプライアンスを最重要視する徹底した安全・安定操業体制にあります。環境保全にも積極的に取り組み、大気汚染・水質汚濁の防止、省エネルギーの推進、低ベンゼン・低硫黄燃料の生産を通じて、環境に優しい製油所運営を目指しています。ISO9002やISO14001の認証取得、高圧ガス保安法における特定認定事業者認定など、品質と環境管理体制の高さも実績として示されています。 ビジネスモデルは、親会社である出光興産からの原油受託精製を基盤とし、高度な精製技術と大規模な設備を活かして、社会インフラを支える基幹エネルギーおよび産業用原料を供給することです。地域社会との共生も重視し、清掃活動、社会見学の受け入れ、スポーツイベント支援など、地域に根差した貢献活動を継続的に実施しており、地域からの信頼も厚いです。これらの取り組みを通じて、同社は日本の経済発展と人々の豊かな暮らしを支える重要な役割を担っています。
株式会社ミツウロコグループホールディングス
上場総資産 1,144億円(2026/03)
株式会社ミツウロコグループホールディングスは、持株会社としてグループ全体の経営戦略策定と管理を担い、多岐にわたる事業領域を通じて人々の豊かな暮らしと社会の発展に貢献しています。同社の主要事業は、エネルギー事業、電力事業、フーズ事業、リビング&ウェルネス事業、海外事業、その他事業の6つのセグメントで構成されています。 エネルギー事業では、LPガス、灯油、ガソリン、重油、石炭といった多様な燃料の安定供給を、産業用・業務用から一般家庭まで幅広い顧客層に対して行っています。また、太陽光発電システム、蓄電池、HEMSなどの省エネ・創エネ機器の販売・施工を通じて、環境に配慮した次世代エネルギーソリューションを提供し、災害時にも対応できる強固な供給体制を構築しています。電力事業においては、再生可能エネルギーを中心とした電力供給を推進し、太陽光発電所の開発・運営や「ミツウロコでんき」ブランドでの電力小売を通じて、法人・個人顧客に環境価値の高い電力を提供しています。 フーズ事業では、「ミツウロコのおいしい水」の製造・宅配をはじめ、冷凍食品や加工食品の製造・販売を手掛け、外食産業、給食事業、一般消費者の食生活を支えています。徹底した品質管理のもと、安全・安心な食品を提供することが同社の強みです。リビング&ウェルネス事業では、不動産賃貸・管理、介護用品・福祉用具のレンタル・販売、住宅リフォーム、設備機器販売、スポーツクラブ運営など、快適で健康的なライフスタイルをサポートする多様なサービスを展開し、高齢者から一般家庭まで幅広いニーズに応えています。 海外事業では、東南アジアを中心にLPガスや水事業を展開し、現地のインフラ整備に貢献しています。その他事業として、オフィス機器リース、事務サポート、保険代理店業務なども手掛け、グループ全体の効率化と収益源の多角化を図っています。同社は、環境に優しいエネルギーとライフスタイルサービスを軸に、顧客のニーズに応じた最適なソリューションを提供することで、持続的な企業価値向上を目指しています。
エルエヌジージャパン株式会社
総資産 968億円(2026/03)
エルエヌジージャパン株式会社は、LNGおよび天然ガスを中心とするエネルギー関連事業を通じて、環境にやさしい豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。同社はLNGバリューチェーンの全段階にわたり積極的に事業を展開しており、特に上流事業開発においては、世界のエネルギー需給の最適化と日本市場への安定的な資源供給のため、上流資源の確保に注力しています。具体的には、1970年代からの豊富な経験を活かし、インドネシアのタングーLNGプロジェクト(権益7.35%)、カタールのQatarEnergy LNG S(1)プロジェクト(権益3%)、オーストラリアのスカボロガス田開発プロジェクト(権益10%)といった大規模LNGプロジェクトに参画し、ガス田開発から液化天然ガスの生産・供給までを手掛けています。特にスカボロガス田はCO2含有率が0.1%未満と低く、生産段階での温室効果ガス排出量が少ない環境負荷の小さいLNG生産プロジェクトとして、2026年の生産開始を目指しています。 下流インフラ事業開発では、LNGおよび天然ガスを需要家に届けるために必要な液化設備、輸送用LNGタンカー、受入設備などへの積極的な設備投資を行っています。同社は50年間のLNG取引経験の中で、18隻のLNGタンカーの船主経験を持つなど、豊富な実績を蓄積しています。近年では、インドネシアにおける産業向け天然ガス販売事業に参画し、PT Bayu Buana Gemilang社への出資を通じて、同国の製造業工場へ天然ガスを安定供給することで、低炭素・脱炭素社会の実現とエネルギーの安定供給に貢献し、「総合エネルギーソリューション事業」への展開を目指しています。 トレーディング事業では、需要家およびLNG生産者のニーズに合わせた適切なLNG取引を実現しています。従来からの日本、韓国、台湾などのLNG輸入国への数量確保に加え、現在は市場の役割変化に対応し、需給調整機能の提供に重点を置いています。LNG売買取引契約とその履行業務に関する深い知見を活かし、需要家が求める数量の柔軟性に対応し、サプライヤーが求める安定した引取りを仲介する役割を担っています。 さらに、LNG調達ソリューションの提供を通じて、顧客要請に応じて最適なLNG調達形態を提案しています。40年にわたるLNG取引の中で培った長期契約、季節間スワップ、供給時期スワップ、契約外コマーシャル事項の協議など、多岐にわたる経験とノウハウを活かし、契約書作成からLNG納入に至るまでのあらゆる実務を、LNG買主のガイダンスに基づいて実施しています。これらの事業活動全体を通じて、同社はグローバルな視点から持続可能なエネルギー供給体制の構築に貢献しています。
東亜石油株式会社
上場総資産 910億円(2026/03)
東亜石油株式会社は、京浜臨海部に製油所と発電所を運営するエネルギー会社であり、2024年に創業100周年を迎えた。同社の主要事業は、出光興産株式会社から委託を受け、原油・原料油を各種石油製品に加工する「石油事業」と、石油精製の過程で発生する副生ガス・残渣油を利用し、発電した電力を外部に供給する「電気事業」の二本柱である。 石油事業においては、原油処理能力70,000バーレル/日を誇り、国内トップクラスの分解装置装備率を有している点が強みだ。同社は、超大型タンカーで運ばれた原油を東京湾の荷揚げ設備から受け入れ、蒸留、改質、分解、脱硫といった高度な精製プロセスを経て、ガソリン、灯油、軽油などの高付加価値な石油製品を生産している。特に、流動接触分解装置や世界初・日本唯一の重質油熱分解装置(フレキシコーカー)を駆使し、安価な重質原油や他製油所から受け入れる重油・アスファルトといった原料油から、製品価値の高い白油を効率的に転換する技術に優れる。国内製油所の平均API比重が約36であるのに対し、同社が処理する原油・原料油のAPI比重は約27と、重質な原料処理に特化している。生産された製品は、首都圏向けのタンクローリー車による陸上出荷と、東日本全域向けの船舶による海上出荷を通じて、出光興産グループの販売網により安定供給される。 電気事業では、発電能力276MWを有し、石油精製プロセスで発生する副生ガスや残渣油を燃料として活用することで、製油所と一体となったエネルギー効率の高い運営を実現している。ボイラータービン発電とガスタービン発電を組み合わせ、発電した電力は出光興産株式会社からの委託に基づき外部に供給される。また、ガスタービン発電ではコージェネレーションシステムを採用し、製油所へプロセス蒸気を供給することで、資源の有効利用を促進している。排ガス処理には脱硫装置、脱硝装置、電気集塵装置を導入し、環境負荷低減にも積極的に取り組む。 同社は、首都圏という大需要地に立地する優位性を活かし、石油と電力の安定供給を通じて社会に貢献している。今後の挑戦として、脱炭素社会の実現に向け、バイオ燃料、水素、アンモニア、e-Fuel(合成燃料)といった新たなエネルギーの社会実装や、DX技術等の先進技術導入による生産性向上にも意欲的に取り組んでいく方針である。
株式会社ジャパンガスエナジー
総資産 713億円(2026/03)
株式会社ジャパンガスエナジーは、2009年4月にENEOS株式会社、日商LPガス株式会社、伊藤忠エネクス株式会社のLPガス元売・卸売事業を統合して発足した、液化石油ガス(LPガス)、液化天然ガス、石油類、石油化学製品、石炭類、その他高圧ガスの輸入、販売、輸送、貯蔵を主要事業とするエネルギー企業です。同社はLPガスの元売会社として、産ガス国からのグローバル調達を通じて、日本全国へLPガスを安定的かつ効率的に供給する体制を構築しています。LPガスは、常温常圧で気体であるものの冷却や加圧で容易に液化し体積が約250分の1になる可搬性の高さ、他の化石燃料と比較して二酸化炭素排出量が少なく硫黄酸化物や窒素酸化物をほとんど排出しないクリーンな特性、そして災害時にも個別に供給可能で復旧が早い「最後の砦」としての強みを持っています。 同社の事業は大きく供給部門と販売部門に分かれます。供給部門では、海外調達、国内需給、市況観測、海外リスク管理を行い、日々変動する地政学的・市場リスクに対応しながら、産ガス国から日本の主要基地、さらに国内の中・小規模基地への効率的な配船と配置を目指しています。販売部門では、全国の卸売・小売り会社を主要顧客とし、営業活動を通じて販売数量の交渉や市況・業界動向の情報提供を行うほか、物流の円滑化、販売促進イベントの企画・運営、研修実施などを通じて顧客の課題解決と営業力強化を支援しています。これにより、単なるLPガスの提供に留まらず、「熱」以上の価値をお客様とその先の消費者へ届けることを追求しています。 脱炭素社会の実現に向けては、カーボンニュートラルLPGの販売を開始し、業界全体でのLPガスのグリーン化に取り組むとともに、J-クレジット付帯のカーボンオフセットLPガスの供給・受入も推進しています。また、年間輸入量の40日分のLPガス備蓄を法律で義務付けられており、国のエネルギー安全保障の一翼を担う重要な役割を果たしています。株主であるENEOS、日商LPガス、伊藤忠エネクスに加え、大阪ガス、伊藤忠商事といった強力なパートナーシップと連携し、情報共有、基地在庫管理、販売促進活動を通じて、総合的な供給力を発揮しています。同社は、LPガスから広がる多様なエネルギーソリューション提案を通じて、次の世代につながる豊かな暮らしと社会の実現に貢献することを目指しています。2024年度の年間販売数量は174万トンに達し、その安定した事業基盤と社会貢献性が強みです。
株式会社合同資源
上場総資産 651億円(2025/09)
株式会社合同資源は、1934年の創業以来、ヨウ素と天然ガスを主体とした総合資源・化学メーカーとして、日本の貴重な地下資源を開発・生産し、社会に貢献しています。同社の主要事業は、ヨウ素事業、ヨウ素化合物事業、ヨウ素リサイクル事業、そして天然ガス事業の4つです。 ヨウ素事業では、千葉県南関東ガス田の地下かん水から高純度のヨウ素を生産しています。同社は日本で初めてかん水からのヨウ素量産化に成功したパイオニアであり、長年の歴史で培った豊富なノウハウと独自のブローアウト法により、高品質なプリル(球状)ヨウ素製品を安定的に供給しています。単一工場としては日本最大の製造能力を誇り、世界のヨウ素生産量の約7%を占める実績を持ち、医薬品や電子材料など幅広い分野の需要に応えています。 ヨウ素化合物事業では、無機および有機ヨウ素化合物の製造・販売を行っています。ヨウ化カリウムやヨウ化ナトリウムといった無機ヨウ素化合物から、ヨードベンゼンやヨードメタンなどの多岐にわたる有機ヨウ素化合物、さらにはヨウ素系重合開始剤まで、多品種少量生産体制を確立し、殺菌・防カビ剤、工業用触媒、医薬品、安定剤、写真薬、色素、電子材料といった多様な産業分野に製品を提供しています。研究開発から製品製造まで一貫して手掛けることで、顧客の多様なニーズに対応しています。 ヨウ素リサイクル事業では、貴重なヨウ素資源の有効活用と環境負荷低減を目指し、1960年代からリサイクルに取り組んでいます。使用済みヨウ素を含む溶液や固体など、様々な形態のヨウ素含有物を世界中から回収し、独自の高温分解処理技術や電気透析法といった特許技術を駆使して再資源化を実現しています。製品販売から回収、再資源化までの一貫した循環システムを構築し、2020年度にはヨウ素生産量の約3分の1をリサイクルヨウ素が占めるまでに成長しており、持続可能な社会の実現に貢献しています。 天然ガス事業では、千葉県内で生産されたクリーンな国産エネルギーを地域に安定供給する「千産千消」モデルを推進しています。地下かん水から分離された天然ガスは、一般家庭や工場へ燃料として供給され、むつざわスマートウェルネスタウンの温浴施設では天然温泉としてかん水が、発電用燃料として天然ガスが利用されるなど、地域の暮らしや産業を支えています。同社はDXを活用した操業の高度化と、テレメーターシステムによる生産から供給までの一括管理により、安全・安定供給を最優先に事業を展開しています。これらの事業を通じて、同社は創業100年に向け、技術力の深化と現場力・改善力を大切にしながら、新たな価値創造に挑戦し続けています。
全農エネルギー株式会社
総資産 603億円(2026/03)
全農エネルギー株式会社は、JAグループのエネルギー事業を担う企業として、石油製品、LPガス、電力、新エネルギーの供給および関連サービスを全国規模で展開しています。同社は、燃料油の小売販売を行うサービスステーション事業を主軸とし、セルフ給油方式やフルサービス型のJA-SSを全国に展開し、ガソリン、軽油、灯油の販売、洗車、自動車関連商品の提供を行っています。また、灯油や農業機械用軽油の配送センター運営を通じて、JA組合員や一般利用者、法人顧客のカーライフや生活を支えるとともに、ホームタンクの点検・部品交換・洗浄サービスも提供しています。さらに、JA-SSのブランドイメージ維持のための統一デザイン塗装・サインポール設置工事、SS機器の定期点検・メンテナンス、JA-SSブランド商品の開発・販売、土壌浄化保険代理店業務など、JA-SS運営を総合的に支援するサービス販売事業も手掛けています。
コスモエネルギー開発株式会社
総資産 485億円(2026/03)
コスモエネルギー開発株式会社は、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国およびカタール国において、原油の自主開発・生産を主要事業として展開しています。同社は半世紀にわたる原油開発の実績を誇り、長年の文化交流を通じて中東産油国との間に強固な信頼関係を築き上げてきました。この信頼関係を基盤とし、既存権益鉱区での安全かつ安定的な操業を推進しています。脱炭素社会への移行期間において、エネルギーの安定供給が強く求められる中、同社はこのニーズに応えるべく事業を戦略的に推進しています。具体的には、2021年にはアブダビ首長国海上の新鉱区であるOffshore Block4を取得し、長期安定供給体制の強化を図っています。この新鉱区は、グループ会社であるアブダビ石油が保有する油田に隣接しており、遠浅に位置することから操業コストを抑えることが可能です。さらに、生産・貯蔵・出荷施設を共同で利用することで、開発・操業コストの低減を含めたシナジー創出を見込んでいます。同社の強みは、50年以上にわたる産油国との信頼関係、競争力の高い油田の保有、そして油田操業で培われた豊富な技術とノウハウにあります。また、脱炭素化への取り組みも積極的に進めており、2022年にはアブダビ国営石油会社(ADNOC)とCCS(二酸化炭素回収・貯留)/CCUS(二酸化炭素回収・利用・貯留)といった脱炭素分野での協業検討に関する覚書を締結し、アブダビ首長国における実行可能性調査・検討を進めています。これらの活動を通じて、同社はエネルギーの安定供給と持続可能な社会の実現に貢献しています。
株式会社Misumi
上場総資産 441億円(2026/03)
株式会社Misumiは、明治40年の創業以来、「夢に、前向き」をスローガンに掲げ、地域社会の豊かな暮らしを支える多角的な事業を展開しています。同社の事業は大きく「エネルギー事業」「ライフスタイル事業」「フード&ビバレッジ事業」の3つの領域に分かれ、お客様の毎日の生活に欠かせない商品やサービスを提供しています。 エネルギー事業では、南九州を中心に36店舗のENEOSガソリンスタンドを運営し、給油、洗車、車検・整備、メンテナンスといったカーケアサービスを総合的にサポートしています。また、法人向けには石油製品の卸売・直売、燃料配送サービスを提供し、産業用燃料から自動車用潤滑油まで幅広いニーズに対応。LPガス部門では、昭和34年からLPガス販売を開始し、南九州に4箇所の海上基地と23箇所の事業所を構え、安心・安全なガスの安定供給に努めています。ゴールド保安認定事業者として24時間365日の集中監視システムを導入し、災害時には中核充填所として地域のライフライン維持に貢献。2023年4月からはカーボンニュートラルLPガスの取り扱いも開始しました。電力部門では、家庭向け電力小売「ミスミでんき」を展開するほか、小水力発電所2箇所と太陽光発電施設6箇所を稼働させ、環境負荷の少ない発電方式でカーボンニュートラルの実現を目指しています。 ライフスタイル事業では、書籍・文具・雑貨・CD・DVDの販売・レンタルを行う「ブックスミスミ」、ホビーショップ「駿河屋」、Apple専門店「misumi STORE」を運営し、文化的な暮らしを豊かにしています。ホームライフ部門では、パナソニック耐震住宅工法「テクノストラクチャー」による新築注文住宅の施工・販売、リフォーム、省エネ・創エネ機器の設置を提供し、快適な住まいづくりを提案。カーライフ部門では、プジョー正規販売店「プジョー鹿児島」、車検専門店「車検のコバック」、中長期レンタカーサービス、そして「南九州トーヨータイヤ株式会社」を通じたタイヤ販売・修理・出張サービスで、お客様の多様なカーライフをサポート。さらに、鹿児島市宇宿の大型商業施設「オプシアミスミ」を運営し、約40店舗のテナントで地域の生活を支えています。 フード&ビバレッジ事業では、ケンタッキーフライドチキンを鹿児島・熊本・宮崎・福岡・大分で40数店舗展開し、全国トップクラスの店舗数を誇ります。その他、ピザハット、カルビ丼とスン豆腐専門店「韓丼」、石窯パン工房「パラッソ」といった外食店舗を展開し、お客様の食のニーズに応えています。アグリ部門では植物工場の運営と野菜の栽培・販売も手掛け、食の安全と安定供給にも貢献しています。同社は、地域のお客様の「夢のある暮らし」を応援するため、幅広い事業領域で高品質な商品とサービスを提供し、地域社会とともに未来へ向かって挑戦を続けています。
日本海洋掘削株式会社
上場総資産 386億円(2026/03)
日本海洋掘削株式会社は、1968年に設立された日本を代表するオフショアドリリングコントラクターです。同社は半世紀以上にわたり、世界中の石油・天然ガス開発会社に対し、海洋掘削リグを保有・運用し、掘削サービスを提供してきました。現在、ジャッキアップ型リグ3基、セミサブマーシブル型リグ1基、ドリルシップ型リグ1基の計5基の海洋掘削リグを運用しており、浅海域から中深海、超深海まで、顧客の多様なニーズに応えています。また、国立研究開発法人海洋研究開発機構が所有する地球深部探査船「ちきゅう」の運用・管理受託事業も手掛けており、日本メタンハイドレート調査株式会社からの契約実績もあります。同社のビジネスモデルは、日割請負料率(DAYRATE方式)を採用しており、掘削結果に関わらず安定した報酬を得られる点が強みです。長年の経験と技術力により、6大陸、1500を超える坑井の掘削実績を誇り、専門的で経験豊富なクルーと管理要員チームによる高品質なサービスを提供しています。気候変動対応が全世界共通の課題となる中、同社は石油・天然ガス開発に加え、再生可能エネルギー分野への挑戦や、CO2地下貯蔵プロジェクトへの積極的な参加を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。今後はENEOSグループの一員として、ENEOSドリリング株式会社(EDL社)の事業を必要に応じてサポートし、石油・天然ガス開発およびカーボンニュートラルの実現に寄与していく方針です。
PPTエナジートレーディング株式会社
総資産 333億円(2025/12)
PPTエナジートレーディング株式会社は、60年以上にわたりインドネシアと日本を中心にエネルギー事業を展開する信頼できるパートナーです。同社は、従来の化石燃料事業から脱炭素社会に向けた新エネルギー事業まで、幅広い分野でエネルギーの安定供給を支えています。主要事業として「石油・ガス事業」では、原油、石油製品、LNG(液化天然ガス)等を取り扱い、特にブルネイ産原油やナフサ、ガソリン、LSWRなどをアジア諸国へ供給しています。LNGについては、シンガポール拠点を活用し、クリーンで効率的なエネルギー流通を担っています。 次に「マテリアル事業」では、潤滑油、ベースオイル、機械装置用資材といった素材分野において、国内外のパートナー企業と連携し、多様化・高度化する企業のニーズに迅速かつ的確に対応しています。具体的には、インドネシアのPT Pertamina Lubricants製エンジンオイルの正規ディストリビューターとして輸入・販売を行うほか、日本メーカー製のナフテン系ベースオイルを海外へ輸出、さらにプルタミナグループ企業のプラント設備向けに日本製の機器・部品・構成資材を輸出しています。 さらに、世界的な脱炭素社会への流れを見据え、「新・再生可能エネルギー事業」に積極的に取り組んでいます。インドネシアでは小型水力発電設備を2基建設・運営し、バイオマス・バイオ燃料としてインドネシア産のPKS(パーム椰子殻)、木質ペレット、廃食用油などを輸入し、日本国内の需要家へ販売しています。日本国内では電力事業に参入し、太陽光発電および蓄電池事業の開発・運用を通じて、電力の安定供給と再生可能エネルギーの普及拡大を推進しています。また、次世代燃料としてアンモニア(NH₃)の本格取引を2030年までに開始することを目指し、潜在的な需要家やインドネシアの供給元との取り組みを開始しており、将来的には水素事業やCCS/CCUS技術を活用したカーボンソリューションの開発にも注力し、脱炭素社会への貢献を目指しています。同社は、インドネシアと日本の強固な協力関係を基盤に、持続可能なエネルギー事業ポートフォリオを拡大し、高い誠実さとESGにおける高い倫理感を備えた企業として成長を続けています。
北海道石油共同備蓄株式会社
総資産 296億円(2026/03)
北海道石油共同備蓄株式会社は、日本のエネルギー安定供給確保という国家的使命を担う専門企業として、石油貯蔵施設の貸与、石油の貯蔵及び受払い、並びにこれらに付帯関連する一切の業務を主要事業として展開しています。同社は、1982年7月より北海道苫小牧東部開発地域に位置する北海道事業所にて操業を開始し、産油国からタンカーで運ばれてくる原油を苫小牧港の専用桟橋(シーバース)で受け入れ、総容量約358万キロリットルを誇る33基の大型地上タンクに安全かつ確実に貯蔵しています。この備蓄施設は、隣接する苫小牧東部国家石油備蓄基地と合わせて日本最大級の規模を誇り、日本の石油備蓄体制の一翼を担っています。 同社のビジネスモデルは、政府や独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構、そして主要な民間石油会社等と連携し、国家備蓄および民間備蓄の要請に応える形で石油貯蔵サービスを提供することにあります。株主構成には独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構が50%を占め、出光興産、ENEOS、コスモ石油、中部電力といった大手企業も名を連ねており、これらの企業が主要な顧客層となります。 同社の強みは、何よりも「安全の確保と環境の保全」を最優先とする徹底した操業管理体制にあります。24時間体制での監視・制御を行う計器室を中核に、最新の運転管理システムを導入し、無事故・無災害の継続に努めています。また、大規模な火災や油漏洩といった万一の事態に備え、大容量泡放射システム、最新鋭の消防車、オイルフェンス、油回収システムといった高度な安全防災設備を配備し、定期的な防災訓練を通じて災害対応力の向上を図っています。環境面ではISO14001、安全衛生面ではISO45001に準拠した管理システムを運用し、省エネルギー活動や廃棄物低減、太陽光発電システムの導入など、環境負荷低減にも積極的に取り組んでいます。 さらに、同社は「HOTPM活動」を導入し、設備と人の体質改善、経営基盤の強化を推進。1999年には倉庫業として初のTPM優秀賞を受賞し、その後もTPM優秀継続賞を3度受賞するなど、業務改善における高い実績を誇ります。2022年には国土強靭化貢献団体認証(レジリエンス認証)を取得し、2023年には社会・環境貢献緑地評価システム「Excellent Stage 2」に認定されるなど、その信頼性と持続可能性は高く評価されています。地域社会との共存も重視し、苫小牧市や厚真町との包括連携協定締結、地域イベントへの参加、基地見学の受け入れなどを通じて、良き企業市民としての役割も果たしています。
株式会社ネクセライズ
総資産 278億円(2026/03)
株式会社ネクセライズは、JERAグループに所属し、エネルギーインフラを支える事業を中核に、防災・減災サービス、脱炭素関連工事などを手掛ける企業です。同社は、長年にわたり培ってきた確かな経験と技術を基盤に、「エネルギー」「防災・減災」「脱炭素」の3つの分野を主要テーマとして幅広い事業を展開しています。 エネルギー事業では、石油製品(ガソリン、ジェット燃料、灯油、軽油、A重油、C重油、潤滑油、絶縁油)の販売・納入、発電用・船舶用燃料油の納入代行、海上輸送、島嶼地域(伊豆諸島、小笠原諸島)の内燃力発電所向け燃料供給および石油製品販売を行っています。燃料油販売では、最適な出荷ルート構築と陸上・海上輸送を組み合わせた安定供給体制を強みとし、廃油の引き取り・買い取りにも対応。潤滑油販売では、大手メーカー製品を幅広く取り扱い、導入計画から分析、交換、廃棄処分までワンストップで提供し、日本全国の発電所、自動車工場、船舶会社、金属加工工場などを顧客とします。また、火力発電所向けの燃料(LNG、石炭)受払・設備点検保守、LNG積地買主代理人業務、LNG揚地立会業務、石炭・LNG輸入通関業務、海運仲立業務、損害保険代理店業務も手掛けています。さらに、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構から国家石油備蓄基地の操業に係る運転・安全防災・環境保全業務を受託し、国のエネルギー安全保障に貢献しています。 防災・減災事業では、火力・原子力発電所や空港の重要施設における24時間365日常駐警備・防災業務を担う民間防災のプロフェッショナルとして活動。その専門知識とノウハウを活かし、消防技術研修、避難所立上げ研修、心肺蘇生+AED研修といった実践的な防災・減災研修を提供し、企業や自治体、地域住民の防災意識向上と自助・共助の力強化を支援しています。また、「非常食セット」「非常用持ち出し袋」「非常用電源」などの防災・減災用品の販売も行い、緊急時や大規模災害時に備える顧客をサポートします。 脱炭素関連工事事業では、お客様や地域のカーボンニュートラル推進に貢献するため、レジリエンス強化関連設備工事として太陽光発電設備や蓄電池設備の導入・設置、インフラ関連設備工事としてEV充電設備やLED照明設備の導入・設置をワンストップで提供しています。現地調査から施工計画、設計、設置工事、アフターフォローまで一貫して対応し、補助金申請手続きのサポートも行います。低濃度PCB含有変圧器の課電自然循環洗浄による無害化処理も手掛け、対象機器の調査・分析から洗浄、運搬、無害化処理、設置(取替)、処理完了報告までトータルソリューションを提供し、PCB特別措置法に則った適切な処理とコスト抑制を実現しています。同社は、エネルギーインフラの安定供給から、災害に強い社会づくり、そして脱炭素社会の実現まで、多岐にわたる社会課題に対し、長年の実績と専門技術、そして顧客起点でのソリューション提案を強みとしています。
日本海洋石油資源開発株式会社
総資産 239億円
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年度ベース(date=年度末)。石油連盟『石油製品バランス』販売 灯油年度合計。
出典: 石油連盟 統計情報 石油製品バランス(販売)業界団体
軽油 国内販売量
年次-1.6%前年
年度ベース(date=年度末)。石油連盟『石油製品バランス』販売 軽油年度合計。
出典: 石油連盟 統計情報 石油製品バランス(販売)業界団体
重油 国内販売量(A重油+B・C重油)
年次-13.3%前年
年度ベース(date=年度末)。石油連盟『石油製品バランス』販売「重油計」(A重油+B・C重油)。
出典: 石油連盟 統計情報 石油製品バランス(販売・重油計)業界団体
ジェット燃料油 国内販売量
年次-3.3%前年
年度ベース(date=年度末)。石油連盟『石油製品バランス』販売 ジェット燃料。2020-2021年度(FY)はコロナ影響で大幅減。
出典: 石油連盟 統計情報 石油製品バランス(販売)業界団体
原油 輸入量
年次-5.9%前年
年度ベース(date=年度末)。石油連盟『原油バランス』輸入欄。FY2024 136,294千kL(=1億3,629万kL)は資源エネルギー庁公表値(前年度比5.9%減)と一致。
出典: 石油連盟 統計情報 原油バランス業界団体
製油所 原油処理能力(常圧蒸留装置・年度末)
年次-4.4%前年
石油連盟『原油バランス』処理能力欄(bbl/日)を千BDに換算。2022/3末3,457,800BD(21製油所)、2024/3末3,230,400BD(20製油所)、2024/7末以降3,110,400BD(19製油所)。
出典: 石油連盟 統計情報 原油バランス(処理能力)業界団体
北海道石油共同備蓄株式会社は、日本のエネルギー安定供給確保という国家的使命を担う専門企業として、石油貯蔵施設の貸与、石油の貯蔵及び受払い、並びにこれらに付帯関連する一切の業務を主要事業として展開しています。同社は、1982年7月より北海道苫小牧東部開発地域に位置する北海道事業所にて操業を開始し、産油国からタンカーで運ばれてくる原油を苫小牧港の専用桟橋(シーバース)で受け入れ、総容量約358万キロリットルを誇る33基の大型地上タンクに安全かつ確実に貯蔵しています。この備蓄施設は、隣接する苫小牧東部国家石油備蓄基地と合わせて日本最大級の規模を誇り、日本の石油備蓄体制の一翼を担っています。 同社のビジネスモデルは、政府や独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構、そして主要な民間石油会社等と連携し、国家備蓄および民間備蓄の要請に応える形で石油貯蔵サービスを提供することにあります。株主構成には独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構が50%を占め、出光興産、ENEOS、コスモ石油、中部電力といった大手企業も名を連ねており、これらの企業が主要な顧客層となります。 同社の強みは、何よりも「安全の確保と環境の保全」を最優先とする徹底した操業管理体制にあります。24時間体制での監視・制御を行う計器室を中核に、最新の運転管理システムを導入し、無事故・無災害の継続に努めています。また、大規模な火災や油漏洩といった万一の事態に備え、大容量泡放射システム、最新鋭の消防車、オイルフェンス、油回収システムといった高度な安全防災設備を配備し、定期的な防災訓練を通じて災害対応力の向上を図っています。環境面ではISO14001、安全衛生面ではISO45001に準拠した管理システムを運用し、省エネルギー活動や廃棄物低減、太陽光発電システムの導入など、環境負荷低減にも積極的に取り組んでいます。 さらに、同社は「HOTPM活動」を導入し、設備と人の体質改善、経営基盤の強化を推進。1999年には倉庫業として初のTPM優秀賞を受賞し、その後もTPM優秀継続賞を3度受賞するなど、業務改善における高い実績を誇ります。2022年には国土強靭化貢献団体認証(レジリエンス認証)を取得し、2023年には社会・環境貢献緑地評価システム「Excellent Stage 2」に認定されるなど、その信頼性と持続可能性は高く評価されています。地域社会との共存も重視し、苫小牧市や厚真町との包括連携協定締結、地域イベントへの参加、基地見学の受け入れなどを通じて、良き企業市民としての役割も果たしています。
日本海洋石油資源開発株式会社は、本邦周辺の海域における石油及び天然ガスの探鉱、開発を主たる事業目的としています。同社は、石油及び天然ガスの採取、加工、貯蔵、売買、輸送までを一貫して手掛けるほか、これらに関連する設備や機器の賃貸借も行っています。さらに、本邦周辺海域のみならず、海外における石油及び天然ガス等の探鉱・開発事業への投融資も積極的に展開し、日本のエネルギー供給の安定化に貢献しています。 同社の主要な実績として、国内最大級の油ガス田である岩船沖油ガス田の開発・生産が挙げられます。このプロジェクトでは、石油資源開発株式会社、三菱ガス化学株式会社など複数の共同事業者と共に、新潟県沖の日本海大陸棚において探鉱から開発、生産までを一貫して推進しました。具体的には、新潟市から北東約30kmの海域に海洋基地としてのプラットフォームを建設し、生産された原油と天然ガスを新潟市太郎代の陸上基地へ運ぶ全長21km、直径32cmの海底パイプラインを敷設・運用しています。この一連の事業を通じて、同社は探鉱から生産、輸送に至るまでの高度な技術と運用ノウハウを確立しています。 また、同社は事業活動においてHSE(労働安全衛生・環境)を最優先課題と位置づけています。適用される全ての法律・規則を遵守し、事故災害のない安全で衛生的な労働環境の提供、従業員への適切な医療支援、危険源の特定とリスク緩和、環境保全意識の向上、廃棄物・エネルギー削減、環境汚染の予防に努めています。HSEマネジメントシステムを適用し、PDCAサイクルを通じて継続的な改善を図ることで、持続可能な事業運営を実現しています。主要取引先には、エネルギー関連企業や専門サービスを提供する企業が名を連ね、強固なパートナーシップを築いています。
福岡市中央区代表企業
151億円
NEWS
この業界の企業に関する報道。各見出しは配信元記事からの引用です。
ENEOSHD「成長投資に1兆円」 シェブロン事業買収機に東南アで供給網
ENEOSHD社長「東南アで脱炭素燃料」 石油回帰に反論
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伊藤忠エネクス[8133]:2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) 2026年7月31日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL
エネクス、4-6月期(1Q)最終は2.6倍増益で着地
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