
iTunes株式会社の決算、2026年6月期は売上6,830億円で2015年以降初の減収 ── 純利益319億円、純資産はほぼ毎年「1年分の利益」だけ
iTunes株式会社(Appleの日本法人の一つで、App StoreやApple Musicの契約主体)の2026年6月期は売上高6,830億円で前期比2.8%減。隣り合う12か月決算で比べられる9組で初の減収。当期純利益は319億円で、純資産は毎年ほぼ「1年分の利益」だけ。前の期の利益は配当などで親会社側へ出たと読める。
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iTunes株式会社(Appleの日本法人の一つで、App StoreやApple Musicの契約主体)の2026年6月期は売上高6,830億円で前期比2.8%減。隣り合う12か月決算で比べられる9組で初の減収。当期純利益は319億円で、純資産は毎年ほぼ「1年分の利益」だけ。前の期の利益は配当などで親会社側へ出たと読める。

ビジネス映像メディアPIVOTの2026年6月期は当期純利益6.59億円(単体)で3期連続の黒字。累積の損失は消え、利益剰余金は4.00億円のプラスに転じた。登記から出る2023年のシリーズA時点の推定評価額は約62.7億円。

核融合スタートアップHelical Fusionの登記には7種類の株式が並ぶ。2026年4月時点の全株式数ベースの推定評価額(上場企業の時価総額に相当)は約950億円で、シリーズAのA種からシリーズBのB種まで約9か月で、優先株式の発行単価は約6.8倍になった。

カオナビの上場廃止後初の決算公告(2026年3月期・単体)は4.95億円の赤字だった。カーライル側から86億円の払込を受けた日、会社は同じ額でリクルート系ファンドから自社株を取得した。単体の貸借対照表の要旨に大きな買収ローンやのれんは表れていない。

LOVOTのGROOVE Xは、2023年10月期末に▲48.1億円だった債務超過を2024年10月の普通株発行84.5億円で解消し、C種優先株56.75億円で純資産を積み増した。2026年3月期は純損失25.6億円、純資産18.9億円。

アイリス(nodoca)は3年余りで1株21,406円の優先株式を11回、計68.65億円分発行した。会社はデットファイナンスも組み合わせたと発表している。全株式数ベースの推定評価額(上場企業の時価総額に相当)は約220.3億円。

LIMEXのTBMは2025年12月期の純損失が7.63億円と、前期59.32億円の約8分の1に縮んだ。純資産は32.30億円とほぼ横ばいで、損失を増資が埋めた。2023年以降の新株821株は、すべて1株あたり資本金200万円で発行された。

DiDiモビリティジャパン(ソフトバンクと滴滴が議決権を折半する合弁)は、決算公告9期すべてが純損失で累計は約167億円。2025年3月期に債務超過となり、2026年7月に議決権のないB種普通株式を発行して資本金を40.95億円増やした。

自動運転トラックのT2は、2026年3月期の当期純損失が45.25億円と2年前の約4倍になった。同じ期に約55億円の払込があり、純資産は51.36億円。登記(2026年6月時点)では株式はすべて普通株式で、30を超える企業やファンドが出資してきた。

TGオクトパスエナジーの2026年3月期は売上高361.5億円、純損失56.5億円、純資産▲137.4億円の債務超過。東京ガスが議決権70%を持つ合弁で、2021年2月の出資14億円以降は増資せず、追加資金は株主融資で手当てする方針だった。

岩谷技研は2026年4月、気球による宇宙遊覧の商用運航を「2027年度以降」とした。登記によれば2024年12月〜2025年6月にD種優先株式を約20億円分発行し、全株式数ベースの推定評価額(上場企業の時価総額に相当)は約81.8億円。2026年3月期の純損失は5.70億円。

10月3日〜9日に当社が確認した資金調達関連の発表は23件・23社。今回額が判明した11件・225.6億円の6割強を、Terra Chargeの100億円など借入・デットのみの3件が占めた。地方銀行・メガバンクの融資と、株式と借入を組み合わせた調達が並んだ週である。