COMPALYZE JOURNAL — タグ

#決算分析

決算分析」が付いた分析記事 55 本。

日本トレカセンターの決算を数字で解剖 ─ ネットオリパで2年、当期純利益10倍・純資産20倍・自己資本比率37→63%

ネットオリパ売上No.1を掲げる日本トレカセンターの決算公告と登記を突き合わせる。2023年11月期→2025年11月期の2年で当期純利益2.24億→23.59億円(10.6倍)、純資産2.33億→43.64億円(18.8倍)、自己資本比率37.3%→62.9%。A種・B種優先株で累計約8.2億円を調達(推定)し、登記から復元した推定時価総額は約58億→約132億円へ。ジヘン・メディアリーを取り込む「経営者・機能のM&A」も含め、急成長の中身を数字で解剖する。

LayerXの決算を数字で解剖 ─ 粗利率75%を上回る販管費104億、カード決済で膨らむバランスシート、社保で追う3年3.3倍の増員

LayerXの決算公告の損益計算書・貸借対照表の要旨と社会保険の被保険者数から、2026年3月期(第8期)の中身を数字で追う。粗利率は約75%と厚いが販管費104億が売上91億を上回り営業損失36億(2026年3月期)。カード決済で流動資産・負債が両建て膨張し、従業員は3年で225→740人へ。前回記事の続報。

お絵かき講座「パルミー」の10年決算 ─ DeNA・朝日新聞社から凸版グループの子会社へ、優先株もストックオプションも発行しなかった帳簿

イラスト学習「パルミー」の運営会社は2016年にDeNA・朝日新聞社らから調達し、2019年にTOPPANグループのBookLiveが子会社化(親会社の有報では議決権51%)。優先株もSOも発行せず、登記と決算公告から復元した2017年増資時点の推定評価額は約4.3億円。自己資本比率95%・無借金の子会社決算を読む。

決算公告15.8万社の2割が債務超過 ─ ただし「状態」でなく「通り道」。抜け出す4割・沈む6割を業種別に追う

決算公告を確認できた約15.8万社の2割(20.0%)が直近で債務超過。だが『率』は一時点の写真にすぎない――任意の年でみれば10〜11%で、いったん債務超過になるとそれが最後の公告になりやすい。2020-22に債務超過だった会社のその後は回復13%・継続19%・沈黙68%、回復率は情報技術49%↔旅行・観光34%。山は設立6-10年。債務超過を『状態』でなく『通り道』として業種別に追う。

SATORIのD種時点の推定評価額は約198億円 ─ 国産MAの「10期赤字」は、最後の調達から4年かけて黒字化の一歩手前まで来た

国産MAツール「SATORI」を提供するSATORI株式会社。決算公告10期は純損失続きだが、直近はほぼ収支均衡まで赤字を削った。登記から復元した全株式数ベースの推定評価額(上場企業の時価総額に相当)は、直近のD種(2021年)時点で約198億円。

「Lステップ」の株式会社Maneql、競合「Liny」と統合 ─ PEファンドが束ねた二大LINEツールと、登記に残る再編の段取り

「Lステップ」を運営する株式会社Maneql。決算公告2期は黒字(純利益5.35億・4.19億)で、資本金2,000万円のまま株式調達歴がない。2026年2月にPEファンドが資本参加し、4月に競合「Liny」と3社経営統合。登記に残る再編の段取りを追う。

Looopの推定評価額は約594億円 ─ 「黒字回復」の中身と、創業者が戻った独立系新電力の再設計

電力小売「Looopでんき」の独立系新電力Looop。全株式数ベースの推定評価額(上場企業の時価総額に相当)は約594億円。2025年3月期の約17.8億円の純損失から翌期は黒字に戻したが、中身は本業ではなく特別損益と増資が支えていた。

DeNAが約120億円で買収した「IRIAM」── 89億円を減損しても、純資産マイナス34.9億円で先行投資を続けるキャラライブアプリ

キャラライブ配信アプリ「IRIAM」。DeNAが2021年に約120億円で取得し完全子会社化、のれん110億のうち89億円を減損した。単体は純資産マイナス34.9億の債務超過だが、アプリ年売上は約78億円。親会社の先行投資が続く構図を整理する。

アトモフの推定評価額は約31億円 ─ 9期連続赤字でも国内最高額クラファンを集める、京都の「デジタル窓」

京都発の窓型ディスプレイ『Atmoph Window』のアトモフ。決算公告9期は全て赤字、直近3期は債務超過。それでもクラウドファンディングで当時の国内最高額を集めた。登記から試算した推定評価額(上場企業の時価総額に相当)は約31億円。

渋沢栄一ゆかりの帽子ブランドを継ぐ1896年創業の洋傘商・オーロラ ── コロナ期に縮んだ純資産18.5億円と回復、2025年の3社統合

渋沢栄一らが設立に関わった東京帽子(→オーベクス)の帽子事業を2007年に継いだ、1896年創業の洋傘商オーロラ。2020〜2022年2月期に純資産を約18.5億円縮め、その後黒字へ回復。2025年2月にグループ3社を本体へ吸収合併した老舗を、決算公告と登記から読む。

福西電機、パナソニックの電材流通を束ねる ── 売上930億円の老舗商社が、グループ再編の受け皿になるまで

1946年創業の総合エレクトロニクス商社・福西電機(2026年3月期 売上約930億円)は、2004年に松下電工(現パナソニック)の関連会社に。2026年4月にはパナソニック電材京都・中谷電気を吸収合併し、グループの電材流通を束ねる受け皿になった。純利益は22.5億円へ伸びたが営業利益は約18億円で減益=薄利構造。出資比率は非公表で、自己資本の読みに留保を置きつつ決算公告と登記から追う。

FRONTEO、UBICからAI企業への20年 ── 米国訴訟支援を整理し営業益を戻すも、2027年3月期は営業6割減予想

国際訴訟の電子証拠開示AIから始まったFRONTEO(旧UBIC)。KIBITを軸に専門家の判断支援AIへ転換し、2022年3月期の最高益→米国子会社撤退・減損で2期45億円の純損失→2026年3月期は営業益7.4億へ回復した。ただし純利益は微減、増収にはアルネッツ買収も寄与し、会社は2027年3月期に営業利益59.4%減を予想する。再起の途上を決算と登記から読む。