製造業
事業領域
化学製品、プラスチック、ゴム、ガラス、セラミックス
業界の特色
化学・素材は製造業の中分類で、業界分類済の513,527社中9,073社 (1.8%) を擁する業界です(全149業界の社数ランキングでは15位)。東京都 (21%) を主拠点に47都道府県へ分布、上場286社を含む厚みのある層を持ちます。単体総資産は中央値46億円、最大3.9兆円と階層の深い分布です (直近3年1,697社)。直近1年の雇用はほぼ横ばい (拡大39% / 縮小34%) で推移しています。業界平均年収は約516万円。直近12年で売上規模は約19%拡大しています。
集計は 単体決算 ・社会保険被保険者数 ベース (連結のみ開示の企業は連結値を使用)
9,073社
286社 (3.2%)
1,412社
東京都
1,948社 (21.5%)
企業数
9,073社
上場社数
286社
上場ROE中央値
7.4%
上場企業実績
上場平均年収中央値
684万円
上場企業実績
Disclosure Analysis
上場158社の有価証券報告書・IR資料の開示文を分析。
化学・素材業界は、AI・半導体需要という新成長軸と鉄鋼・液晶・中国依存という旧来軸の分化が鮮明で、電子機能材料へのポジションが業績を大きく左右している。日産化学の半導体材料CAGR20%超や三井金属のVSP・極薄銅箔の過去最高益が示すとおり、AI向け先端材料への供給力が優位性の核心となっている。一方、国内粗鋼生産量は前年比3.2%減の8,033万トンと低迷が続き、中国景気後退がオカモトのコンドーム事業など消費財セグメントを直撃している。中東情勢の緊迫化が原燃料コストの不確実性を高め、日本触媒・神島化学工業を含む複数社が業績予想を「未定」とする異例の事態が生じている。地理的分散を目的としたM&Aが加速し、品川リフラの欧蘭・南米買収やアイカ工業のインドStylam社段階取得(計40%)など、海外売上比率の引き上げが共通テーマとなっている。LCD・中国依存からの事業構造転換も並走しており、綜研化学のASEAN・インド軸シフトや堺化学工業の顔料酸化チタン事業終了がその象徴例となっている。資本効率目標(ROE8〜12%)の数値明示と設備投資の重点領域集中が浸透しており、カーリットは3年間で210億円の詳細なキャピタルアロケーション計画を開示している。
AI・半導体関連の電子機能材料が最大の成長エンジンとなっており、日産化学は2024〜2030年CAGRを市場成長率10%を上回る20%以上と明示し、AI向け先端世代での材料層数増加を構造的な需要拡大要因として位置づけている。三井金属はAIサーバー向けVSPや極薄銅箔の販売量増加により2025年度に全指標で過去最高益を達成した。関東電化工業は半導体向け特殊ガスに加え電池材料の脱中国化という新たな需要拡大を織り込み296億円の増収を見込む。対照的に耐火物セクターは国内粗鋼生産量が3.2%減の8,033万トンと低迷が続き、品川リフラは国内外の販売数量が減少している。生活用品分野では中国景気後退とインバウンド需要の縮小がオカモトのコンドーム事業を直撃し、セグメント利益が前年比17.5%減となった。脱炭素関連はマイクロ波化学の開示が示すとおり中長期では継続が見込まれるが、政策不確実性と採算性課題により短期需要喚起効果は限定的で、顧客基盤の多様化が経営課題として明示されている。
戦略の分岐が最も顕著なのは成長ドメインの選択で、半導体・電子材料への特化深化、海外M&Aによる地理的分散、新興領域(宇宙防衛・静脈産業)への参入という3類型が並立している。メック・ステラケミファ・日産化学は半導体パッケージ材料への特化を深め、超高密度化・超高周波化という技術トレンドを長期需要の根拠として明示している。全く異なる軌跡を描くのがカーリットで、過塩素酸アンモニウム(AP)の安定供給基盤を核に固体推進薬の量産化を推進し、宇宙防衛分野を2025〜2035年の3フェーズで中核成長事業と位置づける独自戦略をとっている。M&A型の地理的分散では、アイカ工業がインド成長市場への足がかりとしてStylam社を計40%段階取得し、品川リフラは欧蘭・南米2社の買収で海外売上比率を大幅に引き上げた。ポートフォリオ構造改革では綜研化学がLCD・中国依存からの脱却を明確に掲げ、次中計「Advance2028」でASEAN・インド地域と親和性の高い事業領域を成長軸に設定した。三和油化工業は九州地区の半導体関連投資集積を背景に廃液再資源化特化の新工場(建設費80億円・2027年4月稼働予定)を建設中で、静脈産業体制の不備という市場空白を逆手にとった参入戦略をとっている。
最大の短期リスクは中東情勢に起因する原燃料の調達環境悪化で、日本触媒・神島化学工業は業績影響の「合理的算定が非常に困難」として通期業績予想を未定とした異例の対応をとっている。神島化学は業績予想のみならず中期経営計画のローリングも同時に未定としており、前提条件の設定不能が事業計画全体を停止させた事例となっている。中計達成リスクとしては堺化学工業の乖離が象徴的で、最終年度の営業利益目標90億円に対し計画60億円と30億円下方乖離が生じており、化粧品材料と医薬品原薬中間体の2領域での想定外の遅れが主因として特定されている。ポートフォリオ集中リスクではミライアルが売上の70%をシリコンウェーハ搬送容器(FOSB)1品目に依存しており、2033年までの第2・第3の柱構築が緊急課題となっている。価格リスクでは日本精鉱がアンチモン地金価格の下落によりFY26営業利益が前年比71.9%減見込みとなり、AI向け金属粉末の50.5%増収が補完材として機能するものの規模格差が大きい。産業資材全般では難燃剤など特定原材料の高騰が売上増にもかかわらず利益を急減させる構造が顕在化しており、オカモトの産業用製品はセグメント利益が前年比61.6%減となった。
ROEの数値目標明示が業界全体で浸透しており、南海化学12.5%(計画最高水準)、アイカ工業10%以上、堺化学8%、ステラケミファ7.0%と各社が具体的なターゲットを設定している。南海化学は調達ソース多様化・電解稼働最適化の「筋肉質化」施策で営業利益を最高値更新の23億円(+35.3%)とするシナリオを描いており、達成なら経常利益率10.8%となる。大日精化工業は中計最終年度にROE5%以上を達成し、中長期ではM&Aと自己株活用でROE9%以上を目指すことを明示し、事業ポートフォリオの全社的見直しを2026年秋に公表予定としている。設備投資ではカーリットが3年間で210億円(重点領域90億含む)を計画し、営業CF178億円・有利子負債調達70億円・政策保有株縮減23億円という詳細なキャピタルアロケーション計画を開示した。ミライアルは5年で売上高132億→239億円・ROE4.8%→11.1%・営業利益率11.5%→20.0%という大幅改善を数値化しており、FOSB依存からの脱却が達成前提条件となっている。藤倉コンポジットは第7次中計(3年)でROIC経営を採用し、営業利益率14.6%への到達と2030年新規事業売上30億円・2040年100億円の長期目標を並列開示した。中計数値の信頼性格差も顕在化しており、堺化学の大幅乖離と神島化学の「計画未定」は、外部環境変化と成長事業化の遅延がもたらす計画管理リスクの深刻さを示している。
EDINET有価証券報告書・IR資料の開示文を分類・要約(上場企業) 出典: EDINET 有価証券報告書・各社IR資料 ・ 最終更新 2026/06
Major Companies
会社名・本社・上場区分・社会保険被保険者数で比較。売上は官報/EDINET 由来の決算データがある会社のみ表示しています(未開示は「—」)。
| 順位 | 会社名 | 本社 | 上場区分 | 社会保険被保険者数 | 売上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 三菱ケミカル株式会社 | 東京都 | 上場 | 15,287人 | 1.4兆円 |
| 2 | 東レ株式会社 | 東京都 | 上場 | 10,775人 | 6,426億円 |
| 3 | 旭化成株式会社 | 東京都 | 上場 | 10,323人 | 6,508億円 |
| 4 | AGC株式会社 | 東京都 | 上場 | 9,221人 | 6,527億円 |
| 5 | 日亜化学工業株式会社 | 徳島県 | 上場 | 8,959人 | 3,495億円 |
| 6 | 住友ゴム工業株式会社 | 兵庫県 | 上場 | 8,147人 | 6,764億円 |
| 7 | 住友化学株式会社 | 東京都 | 上場 | 8,010人 | 7,582億円 |
| 8 | 三井化学株式会社 | 東京都 | 上場 | 7,988人 | 7,498億円 |
| 9 | 日東電工株式会社 | 大阪府 | 上場 | 7,743人 | 5,761億円 |
| 10 | 横浜ゴム株式会社 | 神奈川県 | 上場 | 6,427人 | 5,074億円 |
| 11 | NGK株式会社 | 愛知県 | 上場 | 5,670人 | 3,548億円 |
| 12 | 株式会社クラレ | 岡山県 | 上場 | 5,541人 | 2,725億円 |
| 13 | デンカ株式会社 | 東京都 | 上場 | 5,224人 | 3,004億円 |
| 14 | 東ソー株式会社 | 山口県 | 上場 | 5,207人 | 6,462億円 |
| 15 | 東洋紡株式会社 | 大阪府 | 上場 | 5,026人 | 1,976億円 |
| 16 | 信越化学工業株式会社 | 東京都 | 上場 | 4,898人 | 8,447億円 |
| 17 | 株式会社カネカ | 大阪府 | 上場 | 4,607人 | 3,902億円 |
| 18 | 住友理工株式会社 | 愛知県 | 上場 | 4,605人 | 2,199億円 |
| 19 | 積水化学工業株式会社 | 大阪府 | 上場 | 4,376人 | 3,892億円 |
| 20 | DIC株式会社 | 東京都 | 上場 | 4,365人 | 2,549億円 |
| 21 | 三甲株式会社 | 岐阜県 | 上場 | 4,048人 | — |
| 22 | NOK株式会社 | 東京都 | 上場 | 3,952人 | 2,273億円 |
| 23 | 株式会社吉野工業所 | 東京都 | 非上場 | 3,900人 | 1,968億円 |
| 24 | UBE株式会社 | 山口県 | 上場 | 3,461人 | 1,548億円 |
| 25 | 株式会社ダイセル | 大阪府 | 上場 | 3,449人 | 2,554億円 |
| 26 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 東京都 | 上場 | 3,158人 | 4,075億円 |
| 27 | 株式会社トクヤマ | 山口県 | 上場 | 3,140人 | 2,431億円 |
| 28 | 帝人株式会社 | 大阪府 | 上場 | 3,135人 | 1,157億円 |
| 29 | 三井金属株式会社 | 東京都 | 上場 | 3,052人 | 4,367億円 |
| 30 | 富士フイルムマテリアルマニュファクチャリング株式会社 | 神奈川県 | 非上場 | 2,981人 | — |
社会保険被保険者数は単体の値です。
Industry Metrics
化学・素材に関連する市場規模・事業所数などの指標を、官公庁・業界団体の公開統計から集約(各指標に出典リンク付き)。
化学工業出荷額(中分類・狭義)
年次-2.6%前年
日本標準産業分類の中分類『化学工業』(医薬品・化粧品・農薬等を含むがプラスチック製品・ゴム製品は除く狭義)の製造品出荷額。出典:経済構造実態調査をJCIAが集計。原表は10億円単位(2021=31,708/2022=34,281/2023=33,384)を億円換算。
出典: 日本化学工業協会「グラフでみる日本の化学工業2025」業界団体
化学工業出荷額(広義・プラスチック/ゴム含む)
年次広義の化学工業(中分類化学工業+プラスチック製品+ゴム製品)の製造品出荷額。製造業中第2位。出典:経済構造実態調査をJCIAが集計。原表50,883(10億円)を億円換算。
出典: 日本化学工業協会「グラフでみる日本の化学工業2025」業界団体
化学工業付加価値額(狭義)
年次中分類『化学工業』(狭義)の付加価値額。出典:経済構造実態調査をJCIAが集計。原表11,971(10億円)を億円換算。広義(プラスチック・ゴム含む)は183,320億円。
出典: 日本化学工業協会「グラフでみる日本の化学工業2025」業界団体
化学工業従業者数(狭義)
年次中分類『化学工業』(狭義)の従業者数。出典:経済構造実態調査をJCIAが集計。広義(プラスチック・ゴム含む)は962,462人。
出典: 日本化学工業協会「グラフでみる日本の化学工業2025」業界団体
化学工業事業所数(狭義)
年次中分類『化学工業』(狭義)の事業所数。出典:経済構造実態調査をJCIAが集計。広義(プラスチック・ゴム含む)は21,766事業所。
出典: 日本化学工業協会「グラフでみる日本の化学工業2025」業界団体
エチレン生産量(国内)
年次-6.3%前年
各指標は出典元の集計対象(全数/主要事業者など)に依存します。金額は表示の都合で兆円・億円に整形しています。破線は予測値です。
Industry Benchmark
政府統計の業界平均(粗い大分類ベース)と、この業界の上場企業の実績中央値を並べて比較できます。
この業界の上場企業(実績集計)
特定の中分類の実態に近い実績値です。
ROE(中央値)
7.4%
当期純利益 / 自己資本
売上高純利益率(中央値)
7.0%
当期純利益 / 売上高
総資産回転率(中央値)
0.59回
売上高 / 総資産
平均年収(中央値)
684万円
有報の平均年間給与
社会保険被保険者数(中央値)
527名
上場企業の社会保険被保険者数の中央値
上場277社の実績中央値(平均年収は有報開示256社)。出典: 各社決算・EDINET有価証券報告書
業界全体(政府統計)
国の統計に基づく業界平均(最新 2024年度)
原価率
68.2%
売上原価 / 売上高
営業利益率
8.5%
営業利益 / 売上高
経常利益率
12.3%
経常利益 / 売上高
総資産回転率
0.57回
売上高 / 総資産
一人当たり売上
69.6百万円
売上高 / 従業者数
平均年収
516万円
人件費 / 従業者数
労働分配率
60.7%
人件費 / 付加価値
一人当たり付加価値
995万円
付加価値 / 従業者数
対応 収益性: 財務省 法人企業統計『化学工業』(中分類・2024年度) / 一人当たり売上: 総務省・経産省 経済センサス『化学工業』(中分類・2021年)
参照: 財務省 法人企業統計『製造業』(2024年度・全規模)
※ 政府統計(財務省 法人企業統計・経済センサス)は大分類・全規模・従業者数(パート等含む)ベースの平均値です。特定の中分類や上場企業群の実態とは乖離する場合があります。
出典: 財務省「法人企業統計」・総務省/経済産業省「経済センサス」(従業者数ベース・パート等を含む)
Listed Companies
化学・素材で上場している 89社
色が濃い領域 = 多くの企業が集中する規模帯。セル click で内訳
| ← 社会保険被保険者数 → | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| ~10 | 10~50 | 50~100 | 100~1000 | 1000~ | |
| 総資産1兆+ | |||||
| 1000億~1兆 | |||||
| 100~1000億 | |||||
| 10~100億 | |||||
| 1~10億 | |||||
| ~1億 | |||||
Industry Profile
業界内企業の総資産分布と社会保険被保険者数の増減トレンド
業界内企業の総資産分布 (中央値と中央 50% のレンジ)
46億円中央値
中央 50% が 12億円 〜 165億円 の規模 ・ 最大 3.9兆円
規模別社数 (総資産バケット) — クリックで内訳
1 年前と現在の社会保険被保険者数を比較できる企業の増減
業界は 横ばい(平均 +11.3%)
雇用拡大 39%・縮小 34%
増減率別社数 (YoY) — クリックで内訳
Profitability by Size
化学・素材を含む業種の、資本金階級ごとの原価率・営業利益率・総資産回転率(大→小)
参照: 財務省 法人企業統計『製造業』(2024年度・資本金階級別)
| 規模 | 原価率 | 営業利益率 | 総資産回転率 |
|---|---|---|---|
| 10億円以上 | 78.0% | 6.6% | 0.68回 |
| 1億円以上 - 10億円未満 | 81.7% | 4.8% | 0.99回 |
| 1千万円以上 - 1億円未満 | 77.3% | 3.3% | 0.97回 |
| 1千万円未満 | 62.1% | -0.4% | 1.18回 |
出典: 財務省「法人企業統計」(資本金階級別の集計値)
Sales & Margin Trend
化学・素材を含む業種の売上高(兆円)と営業利益率(%)の長期推移
参照: 財務省 法人企業統計『製造業』(2013–2024年度)
棒=売上高(兆円)/右端=営業利益率。出典: 財務省「法人企業統計」
Market Concentration
上位5社で売上の 14.3%
化学・素材で売上判明 465 社中
売上判明企業(官報/EDINET 由来の決算データがある企業)ベースの集計です。未開示企業は含みません。
Recent Activity
化学・素材の企業の直近の動き
Top by Sales
直近の売上が大きい順・最大 100 社
信越化学工業株式会社
上場売上 8,447億円(2026/03)
信越化学工業株式会社は、「持続可能な企業活動を積極的に行い、他の追随できない素材技術によって社会と産業の求める価値を生み出す」ことを企業規範とするグローバルな化学メーカーです。同社は、生活環境基盤材料、電子材料、機能材料、加工・商事・技術サービスの4つの主要事業を展開しています。生活環境基盤材料事業では、インフラ建設から日常生活まで幅広い分野で用いられる塩化ビニル樹脂や、か性ソーダ、メタノール、クロロメタン、ポバールなどを提供し、特に塩化ビニル樹脂では世界トップシェアを誇ります。電子材料事業では、IoTやAIなど高度な情報化社会に不可欠な半導体シリコンで世界トップシェアを占めるほか、希土類磁石、半導体用封止材、LED用パッケージ材料、フォトレジスト、マスクブランクス、合成石英製品などを手掛け、最先端技術を支えています。機能材料事業では、シリコーン、セルロース誘導体、金属ケイ素、合成性フェロモン、液状フッ素エラストマー、リチウムイオン電池用シリコン系負極材など、現代の産業や生活に欠かせない多岐にわたる高機能素材を供給しています。加工・商事・技術サービス事業では、樹脂加工製品の提供に加え、技術・プラント輸出、商品の輸出入、エンジニアリングサービスを通じて顧客の多様なニーズに応えています。 同社の強みは、営業、開発、製造が三位一体となった独自のモノづくり体制にあります。研究開発拠点を工場敷地内に配置し、市場ニーズを迅速に製品開発に反映させることで、顧客の課題解決と産業革新に貢献しています。特に次世代ニーズに対応し、独自性を持つ素材開発に注力しており、塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、シリコーン、セルロース、フェロモン製剤、レア・アースマグネット、合成石英などの分野で世界または日本トップクラスのマーケットシェアを確立しています。近年では、透明・耐水コーティング材「Sicle™」が日経優秀製品・サービス賞の最優秀賞を受賞し、新接着技術「ShineGrip™」の市場投入、GaNパワーデバイス向けQST™基板の開発など、革新的な製品・技術を継続的に生み出しています。2022年には売上高2兆円台、2023年には経常利益1兆円台を達成するなど、持続的な成長と高い収益性を実現しており、2050年カーボンニュートラル達成に向けた計画策定や、シリコーン製品の高機能化・環境配慮型製品拡充への大規模投資など、地球規模の課題解決にも積極的に取り組んでいます。
住友化学株式会社
上場売上 7,582億円(2026/03)
住友化学株式会社は、1913年に別子銅山の煙害問題解決と農業振興への貢献を目指し、「住友肥料製造所」として創業した総合化学メーカーです。同社は「自利利他 公私一如」の精神を継承し、化学の力で社会課題解決と人々の豊かな暮らしを支える「Innovative Solution Provider」としてグローバルに事業を展開しています。主要な事業部門は、アグロ&ライフソリューション、ICT&モビリティソリューション、アドバンストメディカルソリューション、エッセンシャル&グリーンマテリアルズの4つです。 アグロ&ライフソリューション部門では、食糧問題や生活環境の改善に貢献する農薬や肥料、家庭用殺虫剤などを提供しています。ICT&モビリティソリューション部門では、情報通信技術や次世代モビリティを支える高性能な材料や製品を開発・供給しており、液晶ディスプレイ用偏光フィルムや半導体材料、エンジニアリングプラスチックスなどが含まれます。アドバンストメディカルソリューション部門は、ヘルスケア分野において革新的なソリューションを提供し、特にゲノム編集技術に不可欠な高純度gRNAの化学合成において世界最高水準の技術とGMP製造実績を持ち、治療用途のgRNAを開発から臨床試験、商業生産まで一貫してサポートしています。エッセンシャル&グリーンマテリアルズ部門では、石油化学製品や基礎化学品、機能性材料などを提供し、持続可能な社会の実現に向けた炭素資源循環事業化推進にも注力しています。 同社は、長年にわたり培ってきた結晶成長技術、加工技術、評価技術を活かし、GaNやGaAsといった化合物半導体材料の提供も行っています。研究開発体制を強化し、技術革新を通じて、食糧、ICT、ヘルスケア、環境といった国際社会が抱える多様な課題に対し、製品や技術によるソリューションをグローバルに提供することで、人々のQuality of Life向上に貢献しています。特に、高純度gRNAの製造においては、90% purity @100 mer、80% purity @130 merといった世界最高水準の純度を実現し、独自の分析方法と堅牢なGMPコンプライアンスで、ゲノム編集技術の発展を強力に推進しています。
三井化学株式会社
上場売上 7,498億円(2026/03)
三井化学株式会社は、同社グループの中核企業として、ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICT、ベーシック&グリーン・マテリアルズの4領域を主軸に化学素材・機能製品を開発、製造、販売する。ライフ&ヘルスケア領域では、高屈折率メガネレンズ材料「MR™シリーズ」、高機能不織布、食品・健康関連材料、医療関連製品を扱う。モビリティ領域では、エラストマー重合製品やPPコンパウンドなどの複合材料を自動車メーカーや部品メーカーへ供給し、車体の軽量化、耐衝撃性、意匠性、快適性といった性能要求に対応する。 ICT領域では、半導体露光工程でフォトマスクへの異物付着を防ぐペリクル、電子部品工程部材、光学材料、リチウムイオン電池材料、高機能食品包装材料を展開する。ベーシック&グリーン・マテリアルズ領域は、フェノール、ポリウレタン、バイオマス原料・リサイクル対応材料などを担う。独自の紡糸技術による不織布は世界有数の衛生用品メーカーに採用され、海外売上高比率は2024年度に52%へ達した。素材販売に加え、顧客や外部パートナーとの共同開発、製品設計、技術サービスを組み合わせ、使用後の再利用まで含む循環型サプライチェーンの構築を進める点にビジネスモデルの特徴がある。
住友ゴム工業株式会社
上場売上 6,764億円(2025/12)
住友ゴム工業株式会社は、「未来をひらくイノベーションで最高の安心とヨロコビをつくる。」というパーパスを掲げ、タイヤ、スポーツ、産業品の3つの主要事業を展開するグローバル企業です。同社のタイヤ事業では、「ダンロップ」と「ファルケン」をメインブランドとし、乗用車、トラック・バス、モーターサイクル、建設車両、農耕機、産業車両、レース・ラリー用など多岐にわたるタイヤを国内外に提供しています。先進の環境技術を駆使し、人や環境に配慮したタイヤづくりを推進しており、独自のソフトウェア技術「センシングコア」を商用EVへ搭載するほか、「SMART TYRE CONCEPT」に基づくスマートタイヤの開発、循環型ビジネス構想「TOWANOWA」の推進、水素エネルギー活用、省資源スペアレス技術、さらにはセルロースナノファイバーを世界で初めてタイヤに採用するなど、ゴム・解析技術力を強みにイノベーションを創出しています。スポーツ事業では、ゴルフクラブやテニスラケットといった高性能な製品を「スリクソン」「ゼクシオ」「クリーブランドゴルフ」などのブランドで提供し、スクールの運営を通じて豊かなスポーツライフをサポートしています。産業品事業では、長年培ったゴム技術を基盤に、ゴム手袋や介護用品などの生活用品から、人工芝、医療用ゴム製品、制振ダンパー、建築フロア、土木・海洋商品、OA機器用ゴム部品、車いす用可搬形スロープといった産業用資材まで、幅広い製品を提供し、産業インフラから医療、生活、ヘルスケア分野まで多岐にわたるニーズに応えています。同社は、これらの事業を通じて、モビリティ、スポーツ、医療、暮らしのさまざまな領域において、魅力ある新たな価値を創造し、持続可能な社会の発展に貢献しています。
AGC株式会社
上場売上 6,527億円(2025/12)
AGC株式会社は、1907年の創業以来、ガラス、電子、化学品、ライフサイエンス、セラミックス・その他といった多岐にわたる事業領域で独自の素材とソリューションを提供し、産業と社会の発展を支えてきたグローバル企業です。同社の建築ガラス事業は、1909年に日本で初めて板ガラスの国産化に成功して以来、世界市場でトップレベルのシェアを誇り、高機能化や環境対応製品の開発に注力しています。オートモーティブ事業では、日本、欧州、北米、中国に技術開発拠点を持ち、自動車用合わせ・強化ガラスに加え、最先端モビリティに対応する車載ディスプレイ用カバーガラスやガラスアンテナなど、高度な技術で世界をリードしています。 電子事業は、ディスプレイ用ガラスと電子部材の二つの柱で構成されます。ディスプレイ用ガラス事業では、TFT液晶や有機EL用ガラス基板で世界トップクラスのシェアを有し、「薄く、軽く、強い」ガラスはスマートフォン・タブレット端末向けカバーガラスや太陽電池用ガラス基板など幅広い用途で活用されています。電子部材事業では、合成石英、EUV露光用フォトマスクブランクス、高純度SiC治具、CMPスラリーといった半導体プロセス用部材や、カメラ用赤外線吸収ガラスフィルターなどを提供し、先進運転支援システムや5G分野向けの高機能材料開発にも注力しています。 化学品事業は、エッセンシャルケミカルズとパフォーマンスケミカルズに分かれます。エッセンシャルケミカルズ事業では、苛性ソーダやPVC(塩化ビニル樹脂)などのクロールアルカリ製品、ウレタン関連製品を幅広い産業分野に安定供給しています。パフォーマンスケミカルズ事業では、世界トップクラスのシェアを持つフッ素樹脂「Fluon® ETFE」をはじめ、フッ素ゴム、フッ素樹脂フィルム、塗料用フッ素樹脂など、耐熱性・耐薬品性・耐候性に優れた高機能製品を自動車、航空機、半導体、建築、エレクトロニクス、空調設備など多岐にわたる産業分野に提供し、安全で快適な社会インフラの実現に貢献しています。 ライフサイエンス事業では、医農薬中間体・原体のプロセス開発・製造受託をグローバルに展開しており、フッ素事業で培った有機合成技術をベースとした合成医薬品CDMOに加え、需要が拡大するバイオ医薬品のCDMOにも注力し、日欧米の世界3極に拠点を構えています。セラミックス・その他事業では、高温装置向けの耐火物や無機材料を活用した機能部材を提供し、ガラス、鉄、セメントといった生活基盤産業に不可欠なセラミックス耐火物を通じて、省エネ・省資源・高効率に貢献しています。 同社は「両利きの経営」を実践し、コア事業で安定的な収益を上げつつ、高成長の戦略事業へ投資する事業ポートフォリオ転換を進めています。また、DXを企業変革の梃子と位置付け、モノづくり力とデジタル技術の融合により新たな価値創造を目指しています。これらの取り組みにより、同社は多岐にわたる産業の顧客に対し、独自の素材とソリューションを提供し、持続可能な社会の実現と継続的な成長・進化を目指しています。
旭化成株式会社
上場売上 6,508億円(2026/03)
旭化成株式会社は、「世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献する」というグループミッションのもと、マテリアル、ホームズ、ヘルスケアの三つの事業領域で多角的な事業を展開するグローバル企業です。同社の強みは、多様性と専門性を組み合わせることで、社会課題に対する革新的な製品、サービス、ビジネスモデルを継続的に創出している点にあります。 マテリアル領域では、化学を基盤とした繊維製品、ケミカル、エレクトロニクス関連材料の開発・製造をグローバルに展開しています。具体的には、リチウムイオン電池の基幹材料であるセパレーター、次世代電池向けのイオン伝導性電解質、苛性ソーダや塩素の安定供給を支えるイオン交換膜・電解システム、フレキソ印刷における有機溶剤ゼロ化プロジェクト、そして化合物半導体技術やアナログ/デジタル混在信号技術を特徴とする半導体事業などを手掛けています。また、大規模アルカリ水電解システムによる水素製造技術の開発にも注力し、持続可能な社会の実現に貢献しています。 ホームズ領域では、日本国内の都市型住宅市場において、高収益な事業構造と強力なブランド認知を確立しています。主力は「ヘーベルハウス™」に代表される注文住宅事業であり、リフォーム、不動産、金融サービスへと事業を拡大し、シナジーを創出しています。さらに、ALC(軽量気泡コンクリート)、基礎システム、断熱材、構造部材といった建材ソリューションを提供し、日本のインフラ強化にも貢献しています。旭化成ホームズは、国内住宅メーカーとして初めてRE100を達成するなど、環境負荷低減にも積極的に取り組んでいます。 ヘルスケア領域では、スペシャリティファーマとして、特定の治療分野における世界クラスの新薬開発に注力し、グローバルでの存在感を高めています。バイオ医薬品製造におけるウイルス除去フィルターや生体適合性材料技術を応用した事業を展開し、バイオ治療分野のパイオニアとしての地位を確立しています。また、米国の大手救命救急医療機器メーカーであるZOLL Medical Corporationを通じて、除細動器や人工呼吸器などの急性期医療機器・システムを提供し、世界中の病院や救急医療サービスに貢献しています。さらに、Veloxis Pharmaceuticalsによる腎臓移植後の臓器拒絶反応を防ぐ免疫抑制剤の販売など、独自のドラッグデリバリー技術を活用した医薬品事業も展開し、グローバルヘルスケア企業への変革を加速させています。 同社は、創業以来「Creating for Tomorrow」をスローガンに、常に未来を想像し、社会のニーズを先取りして新たな価値を創造することで、人々の健康で快適な生活と自然環境との調和を実現することを目指しています。
東ソー株式会社
上場売上 6,462億円(2026/03)
東ソー株式会社は、1935年にアンモニアソーダ法によるソーダ灰および苛性ソーダの製造・販売を目的として設立された総合化学メーカーです。同社は「化学の革新を通して、幸せを実現し、社会に貢献する」という企業理念のもと、コモディティとスペシャリティの両分野をバランスよく強化する「ハイブリッド経営」を成長戦略の基本に据えています。事業は主に「クロル・アルカリ事業」「石油化学事業」「機能商品事業」「エンジニアリング事業」および「その他」の5つのセグメントで構成されています。 クロル・アルカリ事業では、塩の電気分解を出発点に、苛性ソーダ、塩ビ樹脂、ウレタン原料(MDIなど)、セメントといった基礎化学品を製造・販売し、化学繊維、紙・パルプ、無機化学、建設などの幅広い産業を支えています。特に苛性ソーダやMDIは自動車シート、冷蔵庫断熱材、建材など多種多様な最終製品に利用され、同社の強みの一つです。石油化学事業では、ナフサを分解してエチレン、プロピレンなどの基礎原料や、ポリエチレン(低密度ポリエチレン「ペトロセン®」)、合成ゴム(クロロプレンゴム「スカイプレン®」、CSM「TOSO-CSM®」)といった誘導品を製造し、自動車部品、食品容器、電線などに貢献しています。 機能商品事業は、有機化成品(エチレンアミン、臭素、三級アミン触媒「TOYOCAT®」など)、バイオサイエンス(高速液体クロマトグラフ用カラム「トヨパール」、自動グリコヘモグロビン分析計「HLC-723®GR01」、臨床検査機器・試薬)、高機能材料(ファインセラミックス用ジルコニア粉末、合成ゼオライト「HSZ®」、石英ガラス、シリカ、スパッタリングターゲット)の3領域で高付加価値製品を提供しています。これらの製品は、医薬品の純度分析、糖尿病診断、歯科材料、半導体・液晶材料、潤滑油添加剤、難燃剤など、医療・医薬・分析、エレクトロニクス、工業用品といった先端分野で不可欠な役割を担っています。 エンジニアリング事業では、水処理やプラント建設を手掛け、社会インフラの整備に貢献。その他事業では、商社、物流、分析・検査、情報システムなど多角的なサービスを提供し、グループ全体の事業活動を支えています。同社はファインセラミックス用ジルコニア粉末、CSM(合成ゴム)、高速液体クロマトグラフィー用カラム、MDI、臭素、電解二酸化マンガン、エチレンアミンなど、多くの製品で「No.1 & Only.1」の地位を確立しており、その高い技術力と製品競争力が強みです。研究開発はライフサイエンス、環境・エネルギー、電子材料の3分野に注力し、高分子材料の新たな構造解析手法や高耐久性ポリウレタン樹脂、2.5次元培養器材、自動グリコヘモグロビン分析計の開発など、未来を見据えた挑戦を続けています。また、2050年カーボンニュートラルを目指し、GHG排出量削減にも積極的に取り組むなど、持続可能な社会の実現に貢献しています。グローバルに19カ国・約50拠点を展開し、海外売上比率が51%を占めるなど、国際的な事業展開も特徴です。
東レ株式会社
上場売上 6,426億円(2026/03)
東レ株式会社は、1926年の創業以来、「新しい価値の創造を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、革新的なアイデア、技術、製品で社会に貢献する総合素材メーカーです。同社は、繊維・テキスタイル、パフォーマンスケミカルズ、炭素繊維複合材料、環境・エンジニアリング、ライフサイエンスといった多岐にわたる事業を展開しています。 繊維・テキスタイル事業では、ナイロン、ポリエステル、アクリルなどのフィラメント糸、ステープル繊維、紡績糸、織編物、不織布、超極細繊維不織布「ECSAINE™」、アパレル製品などを製造・販売し、ユニクロとの戦略的パートナーシップを通じて、高機能衣料素材の開発にも注力しています。パフォーマンスケミカルズ事業では、ナイロン、ABS、PBT、PPSなどの樹脂および成形品、ポリオレフィンフォーム「TORAYPEF™」、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのフィルム「LUMIRROR™」「TORAYFAN™」および加工フィルム製品、合成繊維原料、ファインケミカル、電子・情報材料(カラーフィルター「TOPTICAL™」など)、グラフィック材料(感光性樹脂凸版「TORELIEF™」、無水オフセット印刷版「TORAY WATERLESS PLATE™」など)を提供し、自動車や電子部品など幅広い産業を支えています。 特に、炭素繊維複合材料事業は同社の強みの一つであり、航空機(ボーイング787、777Xなど)の主要構造材として採用される「TORAYCA™」炭素繊維プリプレグをはじめ、自動車、スポーツ・レジャー用途に高機能材料を供給し、軽量化と高強度化に貢献しています。環境・エンジニアリング事業では、水処理膜(逆浸透膜「ROMEMBRA™」など)や関連機器、総合エンジニアリング、住宅・建築・土木資材を提供し、世界の水問題解決やインフラ整備に貢献しています。ライフサイエンス事業では、医薬品や医療機器(コンタクトレンズ「BREATH-O™」など)の開発・製造・販売を通じて、人々の健康と医療の発展に寄与しています。 同社は「Innovation by Chemistry」をスローガンに掲げ、化学を基盤とした先進材料の開発と、顧客、従業員、株主、社会との良好な関係構築を重視しています。グローバルに300以上のグループ会社を展開し、世界中の産業発展と社会課題解決に貢献する「マテリアルズ・イノベーション」を推進しています。2050年に向けた「Toray Group Sustainability Vision」では、ネットゼロエミッション、資源の持続可能な管理、自然環境の回復、健康と衛生の向上を目指し、持続可能な社会の実現に貢献する革新的な技術と先進材料の提供を使命としています。
日東電工株式会社
上場売上 5,761億円(2026/03)
日東電工株式会社は、1918年に創業したグローバルな高機能材料メーカーです。「Innovation for Customers」をブランドスローガンに掲げ、地球環境、人類、社会を持続可能な未来と幸福のための顧客と捉え、革新的なアイデアでお客様の価値創造に貢献しています。同社は「三新活動」と「ニッチトップ戦略」という独自のビジネスモデルを実践し、既存製品の新しい用途開拓、新技術を用いた新製品開発、そして新しい需要の創出を通じて、50年以上にわたり進化を続けています。ニッチトップ戦略では、グローバルシェアNo.1を目指すGlobal Niche Top™戦略と、各国・エリアのニーズに応じた製品でトップシェアを狙うArea Niche Top™戦略を展開しています。 事業領域は多岐にわたり、自動車・他輸送機器向けには軽量化、環境対策車向けパワーモジュール、安全・快適性を追求した電装化に対応する材料を提供。住宅・住宅設備分野では、100年住宅やスマートハウスの高度化する機能に対応する部材やソリューションを提供しています。社会インフラ分野では、海水淡水化や排水再利用のためのろ過膜、風力・太陽光発電用材料、防食システムなどを世界20カ国以上で展開。素材加工分野では、金属板・樹脂板・ガラス板向けの表面保護フィルムなどを提供し、粘着技術とグローバルな製造加工ネットワークで顧客ニーズに応えます。 家電・電子機器分野では、白物家電からAV・モバイル・OA機器、LED照明まで、機器を汚染しない極薄シール材やネジ固定に匹敵する強度を持つ両面テープなど多様な製品を70拠点以上のネットワークで供給。ディスプレイ分野では、高画質化、長寿命化、薄型軽量化に対応する各種光学フィルムや粘着フィルムを提供し、最新技術を搭載した高品位なディスプレイ周辺材料を迅速に供給しています。電子デバイス分野では、半導体・電子部品製造プロセス材料、光デバイス封止材料、HDD周辺材料などを提供し、製造プロセスの合理化に貢献するユニークな材料をグローバルに展開。医療分野では、核酸医薬品の原薬合成で世界のトップシェアを維持し、粘着技術を応用した経皮吸収医薬品、肌に優しい絆創膏からケガを予防するスポーツテープまで多様な衛生材料を開発・製造しています。包装材料分野では、段ボール梱包用テープ、仮止めテープ、セキュリティテープなど多種多様なテープと、省人化・省力化を実現するテープ貼り機を提供。消費財・生活関連材分野では、粘着技術や多孔化技術を駆使し、ハウスウエアや衛生用品用材料、粘着クリーナー「コロコロ」シリーズなどを展開し、BtoBだけでなくBtoC市場にも貢献しています。 同社は「Power & Mobility」「Digital Interface」「Human Life」の3つの重点領域において、基幹技術を複合・発展させ、地球環境と人類社会に貢献する「なくてはならない」製品を開発しています。ESGを経営の中心に据え、社会課題の解決と経済価値の創造を両立する「ニッチトップ戦略×Nitto流ESG戦略」を実践し、持続可能な社会の実現を目指しています。
横浜ゴム株式会社
上場売上 5,074億円(2025/12)
横浜ゴム株式会社は、1917年創業の総合ゴム製品メーカーであり、多岐にわたる事業を展開しています。同社の主要事業は、タイヤ事業、MB(マルチプルビジネス)事業、およびその他事業の3つの柱で構成されています。 タイヤ事業では、乗用車用、トラック・バス用、小型トラック用、建設車両用、産業車両用、農業・林業機械用など、あらゆるカテゴリーのタイヤ・チューブ、アルミホイール、自動車関連用品を製造・販売しています。特に「雨に強いヨコハマ」として知られるウェット性能の高いタイヤや、フラッグシップブランド「ADVAN」に代表される高い運動性能を持つタイヤの開発を得意としています。同社は日本、タイ、スウェーデンに専有テストコースを保有し、スペインやアメリカの試験場も活用しながら、多くのカーメーカーの純正タイヤを開発・供給しています。モータースポーツ活動にも積極的で、その中で培われた技術は製品開発にフィードバックされています。また、タイヤ周りの「音」を可視化する世界初のシミュレーション技術や、タイヤの空気抵抗低減だけでなく車全体の空気抵抗低減を目指す「エアロダイナミクス技術」など、先進技術を駆使しています。販売面では、全国に500店舗以上を展開するコンセプトショップ「タイヤガーデン」を通じて、プロフェッショナル品質のタイヤ販売、交換、各種点検、アフターフォローを提供し、顧客のカーライフをサポートしています。 MB事業では、高圧・樹脂ホース、カップリング、コンベヤベルト、防舷材、マリンホース、ゴム板、オイルフェンス、ゴム成形品、空気ばね、航空部品(ウォータータンク、H-IIロケットエンジン部品など)といった多種多様な工業用ゴム製品や航空宇宙製品を提供しています。これらの製品は、自動車産業、建設業、海運業、航空宇宙産業など、幅広い分野の顧客に貢献しています。 その他事業としては、ゴルフ用品ブランド「PRGR(プロギア)」の製造・販売を通じてスポーツ用品市場に参入しているほか、情報処理サービスも手掛けています。同社は、既存事業の強みを「深化」させ、新しい価値を「探索」する中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」を推進し、持続的な成長を目指しています。
三井金属株式会社
上場売上 4,367億円(2026/03)
三井金属株式会社は、「マテリアルの知恵を活かす」を企業基軸に、多岐にわたる産業分野へ高付加価値な素材とソリューションを提供する総合素材メーカーです。同社の主要事業は、機能材料・電子材料の製造・販売、非鉄金属製錬、資源開発、貴金属リサイクル、素材関連事業、自動車部品の製造・販売など多岐にわたります。 機能材料事業では、モバイル機器や自動車の電装機器のデバイスに不可欠な機能性粉体や、キャリア付極薄銅箔「MicroThin™」などの銅箔、排ガス浄化触媒、電池材料、レアマテリアル、セラミックス、薄膜材料などを提供しています。これらの製品は、IoT・エレクトロニクス、モビリティ、エネルギーといった現代社会の基盤を支える分野で広く活用されています。 金属事業においては、創業以来培ってきた高度な製錬技術を活かし、亜鉛、鉛、銅といった非鉄金属の製錬を手掛けています。特に鉛事業では、一次電池や自動車用鉛バッテリー、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池の電極材料を提供し、エネルギー分野に貢献しています。また、資源事業では鉱山の採鉱から、銅・貴金属事業部では貴金属リサイクルまで、資源の循環利用にも積極的に取り組んでいます。 その他の事業として、ダイカスト・粉末冶金部品やそれらを製造するための材料、建材や自動車用構造材の防食材および防食事業、物質の成分分析や構造解析、環境測定、さらには探鉱技術を応用した糖度センサー搭載検査装置などの分析・検査・計測サービス、製錬・電子材料製造装置の製造や工場建設といったプラント事業も展開しています。自動車部品分野では、ドアラッチシステムや電装機器のヒートシンクなども提供し、モビリティ社会の進化を支えています。 同社の強みは、約150年の歴史で培われた非鉄金属製錬を中心とした豊富なテクノロジーと、探索精神と多様な技術の融合による新素材・新製品開発力にあります。M Lab.新素材なんでも相談所や総合研究所、基礎評価研究所といった研究開発体制を通じて、常に新しい価値創造に挑戦しています。地球環境改善への強い意識も持ち、ろ過材、土壌改良材、環境保全技術サービスなどを通じて持続可能な社会の実現に貢献しています。これらの事業を通じて、同社は幅広い顧客層に対し、原料・資源・リサイクルから最終製品に近い部品まで、一貫した価値提供を行っています。
三菱瓦斯化学株式会社
上場売上 4,075億円(2026/03)
三菱瓦斯化学株式会社は、天然ガスを基盤とするC1化学を中核に、多岐にわたる化学製品と技術を提供する総合化学メーカーです。同社は、メタノールを始めとする基礎化学品から、高機能なスペシャリティケミカル、機能材料、さらにはライフサイエンス分野まで幅広い事業を展開しています。主要製品には、半導体製造に不可欠な超純過酸化水素や電子工業用機能性薬液、食品の鮮度保持に貢献する脱酸素剤「エージレス®」、航空機や自動車、電気電子機器に用いられる高機能樹脂ポリカーボネート、優れたガスバリア性を持つMXナイロンなどがあります。また、プリント基板用材料であるBT材料や、塗料の耐薬品性・防蝕性を向上させるMXDA(メタキシレンジアミン)も提供しています。 同社は、クリーンエネルギー分野にも注力しており、地熱エネルギーを利用した発電事業に総合化学企業として唯一取り組んでいます。さらに、QOLイノベーションセンター白河では、生活の質向上に資する差異化製品の研究開発・製造を行い、ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩のような機能性食品向け素材や化粧品原料も手掛けています。MGC Commonsというイノベーションセンターを運営し、社内外の多様な人材と組織を繋ぎ、新たな価値創造と人材育成を推進しています。これらの事業を通じて、同社はエレクトロニクス、自動車、食品、医療、エネルギー、建設など、幅広い産業の顧客に対し、持続可能な社会の実現に貢献する製品とソリューションを提供しています。
株式会社カネカ
上場売上 3,902億円(2026/03)
株式会社カネカは、「カガクでネガイをカナエル会社」として、地球環境とゆたかな暮らしにグローバルに貢献する化学メーカーです。同社は「健康経営-Wellness First」を経営基本方針に掲げ、世界3大クライシスである「環境・エネルギー」「食糧」「健康」の解決に資する製品とソリューションを多角的に展開しています。主要事業は、ビニル・苛性ソーダ、機能性ポリマー(MOD、MS)、発泡・住宅技術、E&I技術、PV・エネルギーマネジメント、機能性繊維、医療、医薬・栄養補助食品、食品・農業にわたります。 具体的には、塩化ビニル樹脂「カネビニール®」やアクリル系合成繊維「カネカロン®」といった基幹素材から、MBS樹脂「カネエース®B」、発泡ポリスチレン樹脂「カネパール®」、押出発泡スチレンボード「カネライトフォーム®」などの高機能樹脂、さらに変成シリコーンポリマー「KANEKA MS POLYMER®」や超耐熱性ポリイミドフィルム「アピカル®」といった先端材料を提供しています。医療分野では、血液浄化システム(サルフラックス、リポソーバー®、セレソーブ®、リクセル®)や脳動脈瘤塞栓用コイル、経皮的冠動脈形成術用カテーテル「IKAZUCHI Zero」などを開発・製造し、人々の健康に貢献。食品分野では、還元型コエンザイムQ10「カネカ・コエンザイムQ10®」や乳酸菌、加工油脂、発酵バター、ベルギーヨーグルト「ピュアナチュール」、パン好きシリーズの牛乳などを展開し、食の豊かさと健康を追求しています。 環境・エネルギー分野では、海洋マイクロプラスチック問題の解決に貢献する生分解性バイオポリマー「Green Planet®」を開発し、年産5,000トンのプラントを稼働。太陽光発電システム「カネカエーシック」やシースルー太陽電池、有機EL照明デバイスなど、再生可能エネルギーや省エネルギー技術にも注力しています。また、セメダイン株式会社を完全子会社化し、接着剤やシーリング材の分野でも事業を強化。同社の強みは、画期的な製品を継続的に生み出す高い研究技術開発力と、ベルギー、米国、マレーシアを主力拠点としたグローバル展開にあり、多様なソリューションを通じて社会と人々の願いをかなえることを目指しています。
積水化学工業株式会社
上場売上 3,892億円(2026/03)
積水化学工業株式会社は、高機能プラスチックスカンパニーの機能テープ事業部として、多岐にわたる粘着テープ製品と包装機械の製造・販売を手掛けています。同社の主要事業は、クラフトテープ、OPPテープ、布・クロステープといった包装用テープのほか、封かん・結束・仮固定テープ、名入れやデザイン印刷が可能な印刷テープ、さらには建築建材向けテープ、両面テープ、自動車分野・住宅建材分野向けの特殊テープ、気密防水テープ、養生テープなど、幅広い用途に対応する粘着テープ製品群の提供です。特に環境配慮型製品の開発に注力しており、国内初の森林認証クラフトテープ「森を守るクラフトテープNo.500F」、無溶剤粘着剤を使用した梱包用クロステープ、バイオマスマーク取得フィルム採用製品、紙芯の厚み・重さを半減した「エコ紙芯」など、CO2排出量削減や廃棄物削減に貢献する製品を積極的に展開しています。また、同社はダンボールケースの製函、封緘、およびその両方を自動化する包装機械も提供しています。製品ラインアップには、半自動から全自動まで対応する製函機(ワークメイト23G、ワークメイト23など)、シンプルで扱いやすい単体機から包装ライン対応機まで揃う封緘機(ワークメイト35、ワークメイト51Longなど)、そして製函と封緘の二役を一台でこなす製函封緘機(ワークメイト34など)があります。これらの機械は、作業効率の向上、省力化、作業環境の改善に貢献し、特に「テープオートチェンジャー」のような自動テープ交換システムは、生産現場の負担軽減に寄与します。同社の包装機械は、高い耐久性を誇る日本製モーターや主要部品を採用し、安定した稼働と長期的な部品供給の安心感を提供しています。顧客層は、製造業、物流業、建設業、自動車産業、住宅・建材産業など多岐にわたり、国内外の幅広いニーズに応えています。
NGK株式会社
上場売上 3,548億円(2026/03)
日本ガイシ株式会社は、1919年の設立以来、独自のセラミック技術を核に、社会の課題解決に貢献する製品とサービスを提供し続けています。同社の事業は、自動車排ガス浄化用をはじめとする各種産業用セラミック製品、電子電気機器用セラミック製品、特殊金属製品、がいし・電力関連装置の製造販売を主要な柱としています。特に、カーボンニュートラル(CN)とデジタル社会(DS)の二つの領域を今後の成長分野と位置づけ、「New Value 1000」として2030年に新事業化品売上高1,000億円以上を目指す戦略を推進しています。 エンバイロメント事業では、自動車排ガス浄化用セラミック製品「ハニセラム」やDPF、CO2センサー、ガソリンセンサーなどを提供し、各国の排ガス規制強化に対応しています。また、脱炭素社会の実現に向けて、大気中のCO2を直接回収するDAC用セラミックスや、混合ガス・混合液から特定の気体や液体を分子レベルで分離するサブナノセラミック膜、大容量蓄電システム「NAS電池」の開発・事業化に注力しています。水素燃焼による量産技術確立やアンモニア燃焼の焼成炉実用化に向けた共同研究も進めています。 デジタルソサエティ事業では、半導体製造装置用部材である治具・サポートウエハー「ハイセラムキャリア」の生産能力を増強し、生成AIの普及に伴う半導体需要の拡大に対応しています。IoTデバイスの電源に最適な超薄型・小型リチウムイオン二次電池「EnerCera」は、ウェアラブルデバイスやカードなど幅広い用途で期待されています。さらに、次世代光通信用の複合ウエハーや回路基板、セラミックパッケージ、窒化ガリウムウエハー、自動運転に貢献するモビリティセンサーなどの開発を通じて、デジタル社会の進化を支えています。 同社は、100年以上にわたり培ってきたセラミックスに関する技術力と洞察力を最大の強みとし、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)や生成AIといった最新技術を積極的に取り入れ、研究開発の高速化と新規用途探索を進めています。オープンイノベーション施設「NGK Collaboration Square DIVERS」を通じて、アカデミアやスタートアップ企業との共創を推進し、革新的な新製品の創出と事業化のスピードアップを図っています。グローバルに事業を展開し、売上高の約7割が海外、従業員の6割以上が外国籍という体制で、世界中の顧客に価値を提供しています。ESG経営を推進し、環境貢献製品やサービスの提供、サプライチェーン全体での社会的責任の遂行にも力を入れています。ドイツのBORSIG社買収を進めるなど、M&Aも活用し、セラミック素材とエンジニアリングノウハウの融合によるシナジー創出を目指しています。
日亜化学工業株式会社
上場売上 3,495億円(2025/12)
日亜化学工業株式会社は、「より明るい世界のために限りなき研究を」という企業理念のもと、光とエネルギーの分野で革新的なキーマテリアル・キーデバイスを創出し、人々の生活に新たな価値を提供し社会に貢献するグローバル企業です。同社の事業は大きく化学品事業と光半導体事業の二本柱で構成されています。化学品事業では、リチウムイオン電池用正極材料、高性能磁性材料、蛍光体、有機金属錯体、電子材料や医薬品原料、食品添加物を含むファインケミカル、真空蒸着材料などを手掛けています。特に正極材料は車載用バッテリーに採用され、電気自動車の発展に貢献しています。光半導体事業では、世界に先駆けて開発・量産に成功した高輝度青色LEDをはじめ、白色LED、純緑色LED、青紫LD(半導体レーザー)、UV-LED(紫外線LED)などを提供しています。これらの製品は、照明、ディスプレイ、自動車のヘッドライト、レーザー加工、殺菌分野など幅広い用途で活用され、高輝度、低消費電力、そして「光の質」や「光の機能」を追求しています。同社は創業以来、地元徳島で培った独自技術による「ものつくり」を推進し、研究開発から製造、販売までを一貫して行い、生産拠点を徳島に集約することで、各分野のプロフェッショナルが触発し合い、シームレスでスピーディーな製品開発と世界最大級の生産体制を実現しています。また、北米、欧州、アジアなど全世界に16の海外販売拠点を展開し、直接販売を基本として顧客との強固な関係を築いています。環境面では、白色LEDによるカーボンニュートラルへの貢献や、UV-LED、LDによる脱水銀社会の実現にも積極的に取り組んでおり、持続可能な社会の実現に貢献しています。
太平洋セメント株式会社
上場売上 3,392億円(2026/03)
太平洋セメント株式会社は、国内セメント事業、資源事業、環境事業、建材・建築土木事業、海外事業を中核に、環太平洋地域を視野に入れたグローバルな事業展開を行うリーディングカンパニーです。同社は1881年の創業以来、100年以上にわたり培ってきた技術と経験を基盤に、社会基盤の整備に不可欠なセメントの製造・供給を主軸としています。セメント事業では、普通セメントに加え、都市ごみ焼却灰を原料とするエコセメントの販売や、各種廃棄物を燃料・原料として活用するリサイクル技術を駆使した循環型社会の構築に貢献しています。資源事業では、セメント製造に必要な石灰石などの鉱物資源の採掘・供給を行うほか、砕石や砂利といった建設資材の提供も手掛けています。環境事業においては、セメント工場の特性を活かし、大量の廃棄物や副産物の処理・再資源化を推進。灰水洗システムやAKシステムといった独自の技術を通じて、地球環境保全と資源循環の促進に積極的に取り組んでいます。建材・建築土木事業では、コンクリート製品や建材の製造・販売を通じて、安全・安心な社会基盤づくりを支援。また、海外事業として米国、ベトナム、フィリピン、パプアニューギニア、中国などに生産拠点を持ち、グローバル市場でのプレゼンスを確立しています。その他事業として、不動産、エンジニアリング、情報処理、金融、運輸・倉庫、化学製品、スポーツ、電力供給など多岐にわたる分野でグループ会社と共に事業を展開し、総合力を発揮しています。同社は、持続可能な地球の未来を拓く先導役として、経済発展と環境配慮、社会貢献を調和させた事業活動を推進し、GX推進やDX推進にも注力しながら、技術革新と企業価値の最大化を目指しています。
丸善石油化学株式会社
売上 3,090億円(2026/03)
丸善石油化学株式会社は、石油化学製品の開発、製造、販売を手掛ける化学メーカーです。同社は原油を精製して得られるナフサを国内外の石油会社から調達し、プラスチック、合成繊維、合成ゴム、塗料などの原料となるエチレン、プロピレン、ベンゼンといった基礎石油化学製品を生産しています。さらに、メチルエチルケトンなどの溶剤やポリパラビニルフェノールなどの新素材といった付加価値の高い機能性原材料の開発・商品化にも注力しています。これらの製品は、自動車、住宅、家電、コンピュータ、繊維、生活雑貨、光学材料など、私たちの日常生活に不可欠な多岐にわたる製品の原材料として、産業と人々の暮らしを支えています。 同社は石油化学コンビナートの中核を担う「エチレンセンター」として、1961年からエチレンの生産・供給を開始し、現在では国内最大級の年間69万トンという生産能力を誇ります。特に、1994年には三井化学株式会社、住友化学株式会社と共同で国内最大の年産60万トンの第4エチレンプラントを完成させ、その生産体制を確立しました。また、国産技術によるメチルエチルケトンは、現在世界最大級の年間17万トンの生産規模に拡大し、国内供給に加えて世界各国への輸出も展開しています。 同社は「化学技術を基盤とし、くらしと産業の健全な発展に貢献する」ことを企業使命とし、安全で効率的な生産体制を追求しています。環境保全にも力を入れ、レスポンシブル・ケア活動を通じて環境・安全・健康に配慮し、省資源・省エネルギーに努めています。今後は、化成品事業や機能化学品事業の拡充を通じて新たな収益の柱を創出し、エチレンセンターにおけるカーボンネットゼロの実現に向けた脱炭素技術開発を推進し、CO2フリーのプラント技術および化学製品の供給を目指すことで、サプライチェーン全体のカーボンニュートラルに貢献していく方針です。
デンカ株式会社
上場売上 3,004億円(2026/03)
デンカ株式会社は1915年の創業以来、「化学の力で、世界をよりよくするスペシャリストになる」というパーパスのもと、化学のものづくりを通じて社会の発展に貢献してきた総合化学メーカーです。同社は多岐にわたる事業を「電子・先端プロダクツ」「ライフイノベーション」「エラストマー・インフラソリューション」「ポリマーソリューション」の4部門で展開しています。 電子・先端プロダクツ部門では、5G通信、xEV(電動車)、再生可能エネルギーといった次世代産業に不可欠な最先端素材を提供しています。具体的には、リチウムイオンバッテリー向けの導電助剤、高機能な放熱材料や基板、機能性セラミックス、フィルム、テープ、接着剤などを開発・製造し、情報化社会の進化を支えています。特に半導体産業においては、世界トップシェアを誇る半導体封止材向け溶融シリカフィラーをはじめ、モーターなどの高電圧・大電流がかかるパワーIC分野向けのアルミニウム基板「ヒットプレート」やセラミックス基板「AN・SNプレート」、さらに放熱シートやスペーサーといった「サーマルマネージメント(熱対策)」製品を提供しており、材料である金属やセラミックス粉末からの一貫生産体制が同社の強みです。 ライフイノベーション部門では、人々のQOL向上を目指し、予防・診断・治療の領域で貢献しています。インフルエンザワクチンや新型コロナウイルスなどの抗原迅速診断キット、各種検査試薬などを提供し、グローバルなヘルスケアニーズに応えています。 エラストマー・インフラソリューション部門は、創業以来培ってきたカーバイドチェーンを基盤に、有機から無機まで幅広い技術を駆使しています。機能性エラストマー、インフラ強靭化に寄与する特殊混和材、農業・土木向けのコルゲート管、肥料、高断熱アルミナ繊維などを提供し、社会インフラの安全性と持続可能性を支えています。 ポリマーソリューション部門では、スチレン系機能性樹脂、アセチル系化成品、ウィッグ・ヘアピース用合成繊維、食品包装材料など、幅広い製品群を展開しています。これらの製品は自動車、電機、電子、食品といった多様な産業分野で活用され、人々の豊かな暮らしと持続可能な社会の実現に貢献しています。 同社は「Mission 2030」という経営計画のもと、「ICT & Energy」「Healthcare」「Sustainable Living」の3つの注力分野において、「スペシャリティ・メガトレンド・サステナビリティ」の3要素を兼ね備えた「3つ星事業」の創出を目指し、ポートフォリオ変革と新規事業・製品開発を強力に推進しています。長年にわたる化学技術の蓄積と、常に時代のニーズに応える革新的な素材開発力がデンカの強みであり、グローバルな事業展開を通じて、世界中の産業と人々の生活を豊かにしています。
日本ゼオン株式会社
上場売上 2,860億円(2026/03)
日本ゼオン株式会社は、1950年に設立された化学メーカーであり、ナフサから独自の技術でC4およびC5留分を抽出し、これを原料としたユニークな事業を幅広く展開しています。特にC5留分の総合活用は同社の大きな強みであり、高い競争力の源泉となっています。主要事業は「エラストマー素材事業」と「高機能材料事業」の二本柱で構成されています。エラストマー素材事業では、1959年に日本で初めて合成ゴムの量産を開始して以来、自動車のタイヤ、ベルト、ホースなどに不可欠な特殊合成ゴム(水素化ニトリルゴム「Zetpol®」など)や、手袋、紙塗工、不織布などに使われる合成ラテックス、粘接着剤原料となる石油樹脂、熱可塑性エラストマーなどを提供しています。高機能材料事業では、優れた光学特性を持つシクロオレフィンポリマー(「Zeonex®」「Zeonor®」)をカメラレンズやレーザービームプリンター用レンズ材料として世界トップクラスのシェアで提供するほか、これを加工した液晶ディスプレイ用光学フィルム「ZeonorFilm®」も展開しています。また、香粧品や食品向けの合成香料(特にグリーン系香料は世界トップシェア)、半導体材料、プリンター用重合法トナー、リチウムイオン電池バインダー、医療器材(医療手袋、注射器、アンプル用樹脂、循環器・消化器系医療機器)なども手掛けています。同社は、世界初のスーパーグロース法による単層カーボンナノチューブ「ZEONANO®」の量産化にも成功し、次世代材料の開発にも注力しています。独自の抽出技術(GPB法、GPI法)と高分子設計、加工技術を強みとし、自動車、電子機器、医療、日用品、建設など多岐にわたる産業の「基礎材料」をグローバルに提供することで、社会の発展に貢献しています。
株式会社クラレ
上場売上 2,725億円(2025/12)
株式会社クラレは、「世のため人のため、他人のやれないことをやる」という使命のもと、スペシャリティ化学企業として社会との価値共創を目指しています。同社は、独自性の高い高分子化学、合成化学技術を基盤とし、革新的なソリューションを通じて自然環境の改善と人々の豊かな生活に貢献しています。主要事業は、樹脂・フィルム、ケミカル・エラストマー、歯科材料、活性炭、繊維など多岐にわたる機能性素材の開発、製造、販売です。具体的には、高機能バリア樹脂「EVAL™」、バイオマス由来ガスバリアフィルム「PLANTIC™」、人工皮革「CLARINO™」、ビニロン繊維「KURALON™」、熱可塑性エラストマー「SEPTON™」といった製品群を提供しています。これらの素材は、接着剤、農業・漁業、空気・水処理、建築・建設、自動車・運輸、衣料・繊維、電気・電子、エネルギー・資源、食品・飲料、ヘルスケア・医療、包装・パッケージ、塗料・インキ、スポーツ・アウトドアなど、非常に幅広い産業分野で活用されています。同社は、持続可能な社会の実現に向け、循環型経済への貢献、食品ロス削減、高速通信技術の進化といったグローバルな課題解決にも積極的に取り組んでおり、研究開発とイノベーションを重視したビジネスモデルを展開しています。世界各地に拠点を持ち、グローバルな専門知識と地域に合わせたイノベーションを融合させることで、多様な顧客ニーズに応え、業界をリードする存在としての地位を確立しています。
株式会社プライムポリマー
売上 2,718億円(2026/03)
株式会社プライムポリマーは、三井化学株式会社と出光興産株式会社の包括的提携の一環として2005年4月に設立された、ポリオレフィン事業を展開する企業です。同社は、両社のグローバルなポリオレフィン事業における生産、販売、研究の全側面を統合し、事業規模の拡大とシナジー効果による事業価値の最大化を目指しています。主要製品はポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)であり、これらを基盤とした幅広い高機能性樹脂材料を提供しています。 ポリプロピレン製品としては、軽量で耐熱性、耐薬品性、光沢に優れる「プライムポリプロ®」をはじめ、高剛性、透明性、耐衝撃性といった特性を持つホモポリマー、ランダムコポリマー、ブロックコポリマーを展開しています。特に、ガラス繊維強化ポリプロピレンである「MOSDIO®」シリーズは、ポリプロピレンの優れた特性とガラス繊維の強度・耐熱性を複合化し、自動車用機能部品や家電部品、さらには金属やエンプラからの代替材料として多数の実績を上げています。また、摺動性、成形性、軽量性に優れた「ポリファイン®」は、自動車用・工業用摺動部品に採用され、摩擦係数グレードや超潤滑グレードでは撥水性や防汚性といった高機能性も提供しています。これらの製品は、自動車、医療、家電、日用品、住宅設備、各種容器、フィルム、繊維、発泡製品など多岐にわたる分野で活用されています。 ポリエチレン製品では、日本で初めて製造を開始した高密度ポリエチレン「ハイゼックス®」を中心に、溶液重合法による直鎖状中密度ポリエチレン「ネオゼックス®」と直鎖状低密度ポリエチレン「ウルトゼックス®」、そしてメタロセン触媒を用いた気相重合法による直鎖状低密度ポリエチレン「エボリュー®」およびスラリー法多段重合プロセスによるメタロセン中・高密度ポリエチレン「エボリュー®H」を提供しています。これらの製品は、引張強度、剛性、耐衝撃性、耐熱安定性、耐ストレスクラッキング性、長期間の耐候性や耐クリープ性といった優れた特性を持ち、コンテナ、パレット、工業部品、液体洗剤容器、パイプ、電線被覆、各種フィルム、重包装袋など幅広い用途に対応しています。特に「エボリュー®」は、低フィッシュアイ、低臭気、優れたフィルム強度、低温ヒートシール性といった特徴を持ち、食品包装や飲料包装にも好適です。 同社は「プライム ソリューション パートナー」として、卓越した製品、技術、サービスを安定的かつ持続的に顧客に提供し、信頼されるパートナーとなることを目指しています。長年にわたる深い蓄積と解決への強い意志から生まれる最上質の提案を通じて、顧客と共に発展するビジネスモデルを構築しています。研究開発体制も充実しており、基盤技術研究所、産包材研究所、自動車材研究所を擁し、常に新たな価値創造に取り組んでいます。また、サーキュラーエコノミーへの貢献も重視し、使用済みプラスチックを用いた再生プラスチックの製造・活用にも積極的に取り組んでいます。
クラサスケミカル株式会社
売上 2,646億円(2025/12)
クラサスケミカル株式会社は、人々の暮らしに不可欠な製品を支える石油化学産業において、環境と産業の調和を図りながら社会の持続的な発展に貢献する次世代石油化学カンパニーを目指しています。同社は2025年に株式会社レゾナックの石油化学事業を分社化し、営業を開始しました。主要な事業内容は、エチレン、プロピレンといった基礎石油化学製品の製造・販売、酢酸を主原料とする酢酸ビニル、酢酸エチル、アリルアルコールなどの有機化学製品の製造・販売、および合成樹脂製品の製造・販売です。 同社の主要製造拠点である大分コンビナートは、ナフサクラッカーを中核とするエチレンプラントを有し、エチレンやプロピレンなどの基礎化学製品を生産しています。これらの基礎化学製品は、パイプラインを通じて大分石油化学コンビナート内の構成企業各社へ供給され、合成樹脂、合成ゴム、化成品などの多岐にわたる製品の原料として利用されています。また、自社で生産するアセチル系誘導品は国内外の幅広い顧客に販売されており、同社が出資する関係会社ではポリエチレンやポリプロピレンの製造・販売も手掛けています。 同社の強みは、1969年の旧昭和電工大分石油化学コンビナートとしての操業開始以来培ってきた、安全最優先と安定操業による製品供給体制、そして省エネルギーや原料多様化への適応力です。技術開発にも注力しており、京都大学との共同研究によるCO2分離回収技術(MOF開発)や、固体ヘテロポリ酸触媒を用いたグリーンプロセスの開発、新規酢酸エチルおよび酢酸製造法の開発などで数々の化学技術賞を受賞しています。さらに、大分コンビナートは日本化学工業協会より日化協安全最優秀賞を受賞し、高圧ガス保安法における「特定認定高度保安実施者」にも認定されるなど、高い安全管理体制と技術力を誇ります。これらの取り組みを通じて、同社はカーボンニュートラルと循環型社会の構築をリードし、持続可能な社会の実現に貢献しています。
UBE三菱セメント株式会社
上場売上 2,555億円(2025/03)
UBE三菱セメント株式会社は、国内および海外(特に米国)において、セメント・生コンクリート事業、石灰石資源事業、環境エネルギー関連事業、建設資材事業、その他関連事業を展開する総合素材メーカーです。同社は、社会インフラの整備に不可欠な高品質のセメントや生コンクリートの製造・販売を国内外で行い、国内最大級の生産能力を誇る九州工場をはじめとする全国の生産拠点と供給網を通じて、基礎資材の安定供給を担っています。特に米国西海岸では、セメントから骨材、生コンクリートに至る垂直統合型のバリューチェーンを確立し、地域社会の発展に貢献しています。 建設資材事業では、社会の長寿命化、施工の省力化、環境保全といったニーズに応えるため、補修材、舗装用注入材、グラウト材、セルフレベリング材、防水材など、多岐にわたる高機能・高性能なプレミックスセメント製品を提供しています。資源事業においては、国内有数の石灰石鉱山から採掘される高純度石灰石を基盤に、セメント原料、骨材、生石灰、消石灰といった石灰製品、さらにはマグネシア関連製品や半導体・自動車向けファインマテリアル製品、ヘルスケア商品まで幅広く展開し、最先端産業から生活関連製品までを支えています。 環境エネルギー事業では、セメントキルンの高温処理能力を最大限に活用した環境リサイクル事業を通じて、廃プラスチックや下水汚泥などの難処理廃棄物をセメント原料や熱エネルギーとして再資源化し、循環型社会の構築に貢献しています。また、宇部コールセンターを拠点とした石炭事業や、石炭・バイオマス火力発電による電力供給も行っています。研究開発にも注力し、脱炭素化社会の実現に向けたCO2削減・利用技術(メタネーション、炭酸塩化、アンモニア混焼)や、深海でのセメント系材料の適用といった先端技術開発にも挑戦し、持続可能な社会の構築に貢献しています。同社は、最高の品質と技術、サービスを通じて、地球の未来を支え続けることを使命としています。
株式会社ダイセル
上場売上 2,554億円(2026/03)
株式会社ダイセルは、1919年にセルロイド生産会社8社が統合して設立された、100年以上の歴史を持つ総合化学メーカーです。同社は「健康」「安全・安心」「便利・快適」「環境」の4つの事業領域を軸に、社会課題解決に貢献する多様な高機能素材とサービスをグローバルに提供しています。健康(Medical/Healthcare)事業では、人々のQOL向上を目指し、認知症予防研究、腸内フローラに着目した素材開発、高品質化粧品原料の提供、そして医薬品開発ソリューションとして手性カラムや革新的な新給薬デバイス「Actranza® lab」を展開しています。便利・快適事業では、スマートフォン、PC、TV、車載ディスプレイ向け機能性フィルム・材料、半導体製造プロセス用ポリマー・溶剤、VR・各種センサー用レンズなど、エレクトロニクス市場に幅広いソリューションを提供し、快適なスマート社会の実現に貢献しています。安全・安心事業では、自動車安全エアバッグ用ガス発生装置や、電動自動車、再生可能エネルギーの蓄電送電システム、ロボットなどに用いられる電流断路器「Pyro-Fuse」を提供し、自動車安全分野で培った独自の火工品技術を活かした革新的な安全ソリューションを社会に提供しています。材料事業では、日本で唯一の酢酸メーカーとして、酢酸、酢酸誘導体化学品、天然セルロースと酢酸を原料とする酢酸セルロース、およびその紡糸品であるアセテートトウを供給しています。特に酢酸セルロースは、バイオマス素材や海洋生分解性素材として、環境配慮型プラスチック材料の需要増に対応する重要な製品です。また、脂環族エポキシ樹脂も高品質・高耐久性が求められる電子材料用途で注目されています。同社は長年の有機合成技術に基づく多様な製品ラインナップと独自の製造方法を強みとし、幅広い産業のモノづくりを支援しています。工程プラスチック事業では、高強度・耐熱性を持つ高性能プラスチックを提供し、自動車や電子機器分野を中心に金属部品の代替による軽量化・小型化に貢献しています。環境事業では、分離膜技術を応用し、水資源の再利用を通じて医療、飲用水、食品、排水処理など広範な分野で環境問題解決に貢献しています。同社の強みは、100年以上にわたる「モノづくり」の知恵と技術、特に「ダイセル式生産革新」に代表される全体最適の視点での生産性向上とサプライチェーン全体の脱炭素化への挑戦です。マイクロ流体デバイスプラントによる省スペース・省エネルギー・省資源生産、バイオマスバリューチェーン構築による循環型社会への貢献、ナノダイヤソリューションやマイクロプラントといった未来技術の開発にも注力しており、持続可能な社会の実現を目指しています。
DIC株式会社
上場売上 2,549億円(2025/12)
DICグラフィックス株式会社は、DICグループの国内インキ事業を担う中核企業として、創業以来、お客様のビジネスを「色」と「機能」で支え、印刷用インキを主軸に幅広い製品とソリューションを提供しています。同社の主要事業は、オフセット印刷用インキおよび周辺材料の製造・販売であり、商業オフ輪インキ、枚葉インキ、新聞インキ、UVインキ、コーティングニス、湿し水、洗浄剤などを提供し、雑誌、ポスター、商品パッケージなどの印刷業界のニーズに応えています。また、グラビア・フレキソ印刷用インキ、接着剤、ヒートシール剤、コーティング剤も手掛け、包装用、建材関連用、ダンボール用など、各種パッケージ、飲料容器、内外装材、携帯電話・パソコンといった多様な用途分野で採用されています。さらに、ツナ缶や飲料缶などの食品用金属容器向けに、衛生性、意匠性、耐水性、加工変形後の密着性に優れた製缶用塗料・インキ(水性塗料、油性塗料、飲料缶・食缶用インキ)も提供しており、バイオマスマーク取得済みの環境配慮型製品も展開しています。 同社は、長年培ってきた「色」と「機能」への深い知見と最先端技術を融合し、新たな価値創造に挑んでいます。特に、デジタルカラーソリューションとして、国内シェア90%を誇る色見本帳「DICカラーガイド」とそのデジタル版アプリ「DICデジタルカラーガイド」を提供。このアプリは、色情報の検索、デジタル画像からの近似色検索、インキ配合情報や色彩値の閲覧、AI配色検索機能、キャリブレーション機能などを備え、印刷・出版、服飾・アパレル、建設業界、デザイン専門学校など、全世界で広く活用されています。さらに、カラーマネジメント技術を活用したデジタルサービス「DIC COLORCLOUD®S」により、オフセット、グラビア、フレキソ、デジタル各印刷方式における正確かつ効率的な色再現を支援し、Lab色空間での再現可能領域の可視化、プロセス印刷へのスムーズな切り替えによる温室効果ガス削減、クライアントと印刷会社間の色共有の簡便化、インクジェットプリンタとの連携による高精度な色再現を実現しています。 同社の強みは、DICグループが持つ世界最大のインキ会社としての事業規模と、100年を超える歴史の中で培われた分散・配合技術、そして環境配慮・健康・安全を重視した製品開発へのコミットメントです。速硬化型接着剤「DUALAM™」やバイオマス原料を使用したグラビアインキ「フィナートBM」など、環境負荷低減に貢献する製品を積極的に開発し、持続可能な社会の実現に貢献しています。顧客のニーズを深く理解し、最適なソリューションを提案することで、強固なパートナーシップを築き、印刷市場の未来を切り拓くことを目指しています。
株式会社トクヤマ
上場売上 2,431億円(2026/03)
株式会社トクヤマは、「化学を礎に、環境と調和した幸せな未来を顧客とともに創造する」ことを存在意義とする価値創造型企業です。同社は、電子先端材料、ライフサイエンス、環境事業、化成品、セメントの五つの主要分野で事業を展開しています。 電子先端材料分野では、最先端の半導体製造を支える高純度多結晶シリコン、高純度シリカ、窒化アルミニウム粉末・セラミックス、電子工業用高純度IPA、フォトレジスト用現像液などを提供し、情報通信技術の発展に貢献しています。ライフサイエンス分野では、医薬品原薬・中間体、化粧品用シリカエアロゲル、フォトクロミック材料、プラスチックレンズ用ハードコート剤、微多孔質フィルム、さらには歯科器材や医療診断システム、体外診断用医薬品材料など、幅広い製品を通じて人々の健康と生活の質の向上をサポートしています。 化成品事業では、ソーダ灰、苛性ソーダ、塩化ビニル樹脂、塩酸、水素化マグネシウムといった基礎化学品を提供し、多様な産業の基盤を支えています。建設資材分野では、ポルトランドセメント、高炉セメント、セメント系固化材、生コンクリート、インターロッキングブロックなどを供給し、社会インフラの整備に貢献。特に、資源リサイクルや廃石膏ボードリサイクルにも積極的に取り組み、循環型社会の実現を目指しています。 同社は、祖業である無機化学に加え、分析化学や有機化学にも強みを持ち、特有技術を活かした製品差別化や先端材料開発を推進。太陽光パネルリサイクル技術や水素社会実現に向けた水素化マグネシウムの用途開拓、製造現場のDX推進(AI活用によるオペレーション自動化)など、持続可能な社会の構築に積極的に取り組んでいます。これらの多岐にわたる事業と技術力により、顧客のニーズに応え、より豊かな未来の創造に貢献しています。
株式会社日本触媒
上場売上 2,323億円(2026/03)
株式会社日本触媒は、1941年の設立以来、「TechnoAmenity 〜同社はテクノロジーをもって人と社会に豊かさと快適さを提供します」を企業理念に掲げ、独自の技術力と革新的な化学素材を通じて、人と社会に貢献するグローバル化学メーカーです。同社は、世界トップレベルの気相酸化反応技術を基盤とし、無水フタル酸、酸化エチレン、アクリル酸といった基礎化学品を安定的に生産してきました。主要事業としては、優れた吸水性と保水性を持つ高吸水性樹脂「アクアリック®」の製造・販売があり、これは紙おむつに不可欠な素材として、世界の乳幼児の生活の質向上に大きく貢献しています。 さらに、同社は高機能製品分野にも注力しており、リチウムイオン電池の電解質として電池の寿命や安定性を向上させる「イオネル®」、有機合成・高分子技術を活用しVOC対応や脱溶剤化を支援する機能性高分子製品「エポクロス®」、高い透明性と光学特性を持つフラットパネルディスプレイ用光学材料アクリル樹脂「アクリビュア®」などを提供しています。これらの製品は、エレクトロニクス、次世代電池、情報ネットワーク、核酸医薬、化粧品といった幅広い分野で活用され、多様な顧客層のニーズに応えています。 同社の強みは、長年にわたる研究開発で培われた無機触媒、有機合成、高分子のコア技術と、これらを融合・進化させる提案力にあります。開発・量産化のイノベーションを加速するため、情報科学を利用した「マテリアルズ・インフォマティクス」やラボのIoT化といったDXを推進し、効率的かつスピーディーな研究開発を実現しています。また、「安全が生産に優先する」を社是とし、バイオマス原料の活用、グリーンエネルギーの利用、CO2排出量削減素材の提供を通じて、温室効果ガス削減や循環型社会の実現に貢献するなど、持続可能な社会の実現を事業活動の根幹に置いています。グローバルな生産・供給ネットワークを整備し、アメリカ、アジア、ヨーロッパに拠点を有することで、世界中のお客様に迅速かつ的確なソリューションを提供しています。2030年に向けた長期ビジョン「TechnoAmenity for the future」では、「事業の変革」「環境対応への変革」「組織の変革」を掲げ、社会の変化を見極め進化し続ける化学会社として、人と社会から必要とされる素材・ソリューションの提供を目指しています。
NOK株式会社
上場売上 2,273億円(2026/03)
NOK株式会社は、「Essential Core Manufacturing-社会に不可欠な中心領域を担うモノづくり」をグローバルで推進する企業です。同社は「Sealing Solution」「Electronic Products」「Chemical Products & Others」の3つの事業軸を展開し、人々の「安全」と「快適」に貢献する多様なソリューションを提供しています。Sealing Solution事業では、自動車や一般産業機械向けにオイルシール、ガスケット、ブーツ、Oリング、パッキン、防振・防音製品などを製造・販売しており、特にダストカバーにおいては国内トップシェアを誇ります。また、船外機の冷却水循環ポンプ部品であるインペラーや、自動車の自動変速機(AT/CVT)の油圧保持に使用されるシールリングなど、高い密封性と耐久性を持つ製品で業界の課題解決に貢献しています。Electronic Products事業では、高度な電子機器に不可欠なフレキシブルプリント基板の製造を手がけるほか、薄く・軽く・フレキシブルなウェアラブルエコーセンサ、生体用信号ゴム電極「Sottoブレイン」を搭載した脳波測定システム、ウレタン系導電性ゴムを用いた疲労・感情検出心電センサーシステムなど、医療・福祉分野や健康管理、安全運転支援に資する革新的な製品開発を進めています。Chemical Products & Others事業では、特殊合成ゴムや化学合成品の製造、コンパウンド配合設計を行い、市場の要求を超える新材料開発に注力しています。さらに、自治体・公共分野向けには、下水道点検時の安全性を高める硫化水素検知ゴム、災害時の生活用水確保に役立つ加圧式大容量浄水器、水素漏れを目視で検知する水素検知ゴム、製造過程で発生するバリを再利用したリサイクルラバーマットなど、社会インフラの維持・向上に貢献する製品を提供しています。一般消費者向けには、新素材シリコーンゴム製のヘアゴム「KKOOR」を展開し、BtoC市場にも参入しています。同社の強みは、界面制御技術やゴムを扱いこなす高度な技術力、そして国内外で4,601件(2024年度末時点)もの特許を保有する研究開発力にあります。岩手大学との共同開発による「嚥下機能評価用伸縮FPC」や、関東地方発明表彰での受賞実績は、その技術力の高さを裏付けています。同社は、国内生産子会社の再編を通じて生産体制を強化し、グローバルでの競争力向上と持続的な事業成長を目指すとともに、地域社会との共生や次世代育成支援にも積極的に取り組んでいます。
日本原燃株式会社
売上 2,206億円(2026/03)
日本原燃株式会社は、日本のエネルギー安定供給と持続可能な社会の実現に貢献するため、原子燃料サイクルの確立を目指す企業です。同社は、原子力発電の燃料となるウランの濃縮、原子力発電所から発生する使用済燃料の再処理、混合酸化物燃料の製造、そして放射性廃棄物の安全な管理・処分を一貫して手掛けています。具体的には、原子力発電の燃料として使用するウラン235を遠心分離機を用いて濃縮する「ウラン濃縮事業」を展開。また、発電に使われた使用済燃料から、まだ利用可能なウランと新たに生成されたプルトニウムを化学処理によって取り出す「再処理事業」を推進しています。この再処理で得られたウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX粉末)を原子力発電所で使用する燃料に加工する「MOX燃料加工事業」も重要な柱です。さらに、フランスおよびイギリスから返還された高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)を最終処分までの間、一時的に冷却・貯蔵する「廃棄物管理事業」と、全国の原子力発電所から発生する放射能レベルの低い低レベル放射性廃棄物を埋設・管理する「低レベル放射性廃棄物埋設事業」を通じて、放射性廃棄物の徹底した管理を行っています。これらの事業は、ウラン、低レベル放射性廃棄物、使用済燃料などの輸送業務によって支えられています。現在、ウラン濃縮工場、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、低レベル放射性廃棄物埋設センターを操業しており、原子燃料サイクルの要となる再処理工場は試験運転、MOX燃料工場は建設を進めています。これらの施設が完成し、ウラン濃縮から再処理、MOX燃料加工、廃棄物管理までの一連のサイクルが完結することで、日本は『準国産エネルギー』の安定供給に大きく近づき、CO2を排出しないクリーンなエネルギー源の確保に貢献します。同社の主要顧客は全国の電力会社や原子力発電事業者であり、長年にわたる技術蓄積と厳格な安全管理体制が強みです。
住友理工株式会社
上場売上 2,199億円(2026/03)
住友理工株式会社は、1929年の創業以来培ってきた「高分子材料技術」と「総合評価技術」をコアコンピタンスとし、自動車(モビリティ)、インフラ・住環境、エレクトロニクス、ヘルスケアの4つの主要フィールドで事業を展開するグローバルな高機能部品メーカーです。同社は「安全・安心・快適で環境にやさしい社会づくり」への貢献をミッションとし、世界20ヶ国以上に広がるグローバルネットワークと5極体制で高品質な製品を安定的に供給する"Global Excellent Manufacturing Company"を目指しています。 自動車用品部門では、世界トップシェアを誇る自動車用防振ゴムをはじめ、ガソリンや冷媒、空気を輸送する自動車用ホース、静かで心地よい車内空間を実現する制遮音品・内装品、電装化の進む自動車の安全・安心・快適に貢献するゴムシール材、さらには燃料電池(FC)部材など、多岐にわたる製品を提供し、自動車メーカーのニーズに応えています。 一般産業用品部門では、精密樹脂ブレード・ロール、工場や工事現場で活躍する高圧ホース・搬送用ホース、新幹線を含む鉄道車両用防振ゴム、橋梁の振動を軽減するゴム支承、建物やトンネルを保護する景観製品、プリンターなどの事務機器向け精密部品を手掛けています。また、インフラ・住環境分野では、地震エネルギーを吸収する木造住宅用制震ダンパー「TRCダンパー」や、窓に貼る遮熱・断熱フィルム「リフレシャイン」を提供し、人々の生活の質の向上に貢献しています。 エレクトロニクス分野では、食品フィルムや紙おむつへの印刷に対応し、人にも環境にも優しいフレキソ印刷版「AquaGreen」を展開。ヘルスケア分野では、ゴムの特性を活かし圧力を測定・可視化するSR(スマートラバー)センサを通じて、超高齢社会に優しい製品を提供しています。同社は、EVやFCEVといった次世代モビリティの進化に対応する製品開発にも注力しており、素材力と共創の姿勢を大切にしながら、持続可能な社会の実現と「自然と都市と人の空間が繋がる グリーンで快適な社会」の実現を目指し、技術革新と事業拡大を推進しています。
日産化学株式会社
上場Top by Total Assets
直近の総資産が大きい順 (財務未開示は後方)・最大 100 社
日本原燃株式会社
総資産 3.9兆円(2026/03)
日本原燃株式会社は、日本のエネルギー安定供給と持続可能な社会の実現に貢献するため、原子燃料サイクルの確立を目指す企業です。同社は、原子力発電の燃料となるウランの濃縮、原子力発電所から発生する使用済燃料の再処理、混合酸化物燃料の製造、そして放射性廃棄物の安全な管理・処分を一貫して手掛けています。具体的には、原子力発電の燃料として使用するウラン235を遠心分離機を用いて濃縮する「ウラン濃縮事業」を展開。また、発電に使われた使用済燃料から、まだ利用可能なウランと新たに生成されたプルトニウムを化学処理によって取り出す「再処理事業」を推進しています。この再処理で得られたウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX粉末)を原子力発電所で使用する燃料に加工する「MOX燃料加工事業」も重要な柱です。さらに、フランスおよびイギリスから返還された高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)を最終処分までの間、一時的に冷却・貯蔵する「廃棄物管理事業」と、全国の原子力発電所から発生する放射能レベルの低い低レベル放射性廃棄物を埋設・管理する「低レベル放射性廃棄物埋設事業」を通じて、放射性廃棄物の徹底した管理を行っています。これらの事業は、ウラン、低レベル放射性廃棄物、使用済燃料などの輸送業務によって支えられています。現在、ウラン濃縮工場、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、低レベル放射性廃棄物埋設センターを操業しており、原子燃料サイクルの要となる再処理工場は試験運転、MOX燃料工場は建設を進めています。これらの施設が完成し、ウラン濃縮から再処理、MOX燃料加工、廃棄物管理までの一連のサイクルが完結することで、日本は『準国産エネルギー』の安定供給に大きく近づき、CO2を排出しないクリーンなエネルギー源の確保に貢献します。同社の主要顧客は全国の電力会社や原子力発電事業者であり、長年にわたる技術蓄積と厳格な安全管理体制が強みです。
日本ペイントホールディングス株式会社
上場総資産 2.9兆円(2025/12)
日本ペイントホールディングス株式会社は、塗料事業を中核とするグローバル企業グループです。同社の主要事業会社である日本ペイント株式会社は、住宅、ビル、マンションなどの建築物向け塗料、橋梁、プラント、タンクなどの大型構造物向け重防食用塗料、そして自動車の補修塗装向け塗料の開発、製造、販売を幅広く展開しています。同社は、素材の保護と美観付与という塗料の基本機能に加え、抗ウイルス・抗菌、超高耐久、遮熱、低汚染、塩害防止といった高機能・高性能な製品を提供し、多様な社会ニーズに応えています。例えば、フッ素樹脂塗料を超える高耐候性と超低汚染性を誇る「グランセラシリーズ」や、塗膜の日射反射率を向上させる遮熱シーラー「サーモアイシーラー」、重防食塗装の省工程化を実現する「デュフロン100ファインHB」など、革新的な製品を市場に投入しています。また、さび面素地調整補助剤「ハイポンサビスタファイン」や、インターバル延長形エポキシ樹脂下塗り塗料「ハイポン20ロング」など、特殊な環境や用途に対応する製品も充実させています。全国に広がるネットワークを通じて、卓越した塗料の意匠性とコーティング技術を提供し、塗装施工店や塗料販売店がオンラインで製品を発注できる「GOOD JOBシステム」や、塗料の基礎知識を提供する「ニッペラボ」といったサービスも展開しています。地球環境保護の観点から、水性塗料を中心とした環境配慮型製品の創出・普及にも注力し、製造段階での低環境負荷を目指しています。同社は、お客様、従業員、取引先、社会への責務を果たしつつ、株主価値の最大化を推進し、製品を通じて社会課題解決に貢献することを目指しています。
旭化成株式会社
上場総資産 2.2兆円(2026/03)
旭化成株式会社は、「世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献する」というグループミッションのもと、マテリアル、ホームズ、ヘルスケアの三つの事業領域で多角的な事業を展開するグローバル企業です。同社の強みは、多様性と専門性を組み合わせることで、社会課題に対する革新的な製品、サービス、ビジネスモデルを継続的に創出している点にあります。 マテリアル領域では、化学を基盤とした繊維製品、ケミカル、エレクトロニクス関連材料の開発・製造をグローバルに展開しています。具体的には、リチウムイオン電池の基幹材料であるセパレーター、次世代電池向けのイオン伝導性電解質、苛性ソーダや塩素の安定供給を支えるイオン交換膜・電解システム、フレキソ印刷における有機溶剤ゼロ化プロジェクト、そして化合物半導体技術やアナログ/デジタル混在信号技術を特徴とする半導体事業などを手掛けています。また、大規模アルカリ水電解システムによる水素製造技術の開発にも注力し、持続可能な社会の実現に貢献しています。 ホームズ領域では、日本国内の都市型住宅市場において、高収益な事業構造と強力なブランド認知を確立しています。主力は「ヘーベルハウス™」に代表される注文住宅事業であり、リフォーム、不動産、金融サービスへと事業を拡大し、シナジーを創出しています。さらに、ALC(軽量気泡コンクリート)、基礎システム、断熱材、構造部材といった建材ソリューションを提供し、日本のインフラ強化にも貢献しています。旭化成ホームズは、国内住宅メーカーとして初めてRE100を達成するなど、環境負荷低減にも積極的に取り組んでいます。 ヘルスケア領域では、スペシャリティファーマとして、特定の治療分野における世界クラスの新薬開発に注力し、グローバルでの存在感を高めています。バイオ医薬品製造におけるウイルス除去フィルターや生体適合性材料技術を応用した事業を展開し、バイオ治療分野のパイオニアとしての地位を確立しています。また、米国の大手救命救急医療機器メーカーであるZOLL Medical Corporationを通じて、除細動器や人工呼吸器などの急性期医療機器・システムを提供し、世界中の病院や救急医療サービスに貢献しています。さらに、Veloxis Pharmaceuticalsによる腎臓移植後の臓器拒絶反応を防ぐ免疫抑制剤の販売など、独自のドラッグデリバリー技術を活用した医薬品事業も展開し、グローバルヘルスケア企業への変革を加速させています。 同社は、創業以来「Creating for Tomorrow」をスローガンに、常に未来を想像し、社会のニーズを先取りして新たな価値を創造することで、人々の健康で快適な生活と自然環境との調和を実現することを目指しています。
住友化学株式会社
上場総資産 1.7兆円(2026/03)
住友化学株式会社は、1913年に別子銅山の煙害問題解決と農業振興への貢献を目指し、「住友肥料製造所」として創業した総合化学メーカーです。同社は「自利利他 公私一如」の精神を継承し、化学の力で社会課題解決と人々の豊かな暮らしを支える「Innovative Solution Provider」としてグローバルに事業を展開しています。主要な事業部門は、アグロ&ライフソリューション、ICT&モビリティソリューション、アドバンストメディカルソリューション、エッセンシャル&グリーンマテリアルズの4つです。 アグロ&ライフソリューション部門では、食糧問題や生活環境の改善に貢献する農薬や肥料、家庭用殺虫剤などを提供しています。ICT&モビリティソリューション部門では、情報通信技術や次世代モビリティを支える高性能な材料や製品を開発・供給しており、液晶ディスプレイ用偏光フィルムや半導体材料、エンジニアリングプラスチックスなどが含まれます。アドバンストメディカルソリューション部門は、ヘルスケア分野において革新的なソリューションを提供し、特にゲノム編集技術に不可欠な高純度gRNAの化学合成において世界最高水準の技術とGMP製造実績を持ち、治療用途のgRNAを開発から臨床試験、商業生産まで一貫してサポートしています。エッセンシャル&グリーンマテリアルズ部門では、石油化学製品や基礎化学品、機能性材料などを提供し、持続可能な社会の実現に向けた炭素資源循環事業化推進にも注力しています。 同社は、長年にわたり培ってきた結晶成長技術、加工技術、評価技術を活かし、GaNやGaAsといった化合物半導体材料の提供も行っています。研究開発体制を強化し、技術革新を通じて、食糧、ICT、ヘルスケア、環境といった国際社会が抱える多様な課題に対し、製品や技術によるソリューションをグローバルに提供することで、人々のQuality of Life向上に貢献しています。特に、高純度gRNAの製造においては、90% purity @100 mer、80% purity @130 merといった世界最高水準の純度を実現し、独自の分析方法と堅牢なGMPコンプライアンスで、ゲノム編集技術の発展を強力に推進しています。
信越化学工業株式会社
上場総資産 1.7兆円(2026/03)
信越化学工業株式会社は、「持続可能な企業活動を積極的に行い、他の追随できない素材技術によって社会と産業の求める価値を生み出す」ことを企業規範とするグローバルな化学メーカーです。同社は、生活環境基盤材料、電子材料、機能材料、加工・商事・技術サービスの4つの主要事業を展開しています。生活環境基盤材料事業では、インフラ建設から日常生活まで幅広い分野で用いられる塩化ビニル樹脂や、か性ソーダ、メタノール、クロロメタン、ポバールなどを提供し、特に塩化ビニル樹脂では世界トップシェアを誇ります。電子材料事業では、IoTやAIなど高度な情報化社会に不可欠な半導体シリコンで世界トップシェアを占めるほか、希土類磁石、半導体用封止材、LED用パッケージ材料、フォトレジスト、マスクブランクス、合成石英製品などを手掛け、最先端技術を支えています。機能材料事業では、シリコーン、セルロース誘導体、金属ケイ素、合成性フェロモン、液状フッ素エラストマー、リチウムイオン電池用シリコン系負極材など、現代の産業や生活に欠かせない多岐にわたる高機能素材を供給しています。加工・商事・技術サービス事業では、樹脂加工製品の提供に加え、技術・プラント輸出、商品の輸出入、エンジニアリングサービスを通じて顧客の多様なニーズに応えています。 同社の強みは、営業、開発、製造が三位一体となった独自のモノづくり体制にあります。研究開発拠点を工場敷地内に配置し、市場ニーズを迅速に製品開発に反映させることで、顧客の課題解決と産業革新に貢献しています。特に次世代ニーズに対応し、独自性を持つ素材開発に注力しており、塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、シリコーン、セルロース、フェロモン製剤、レア・アースマグネット、合成石英などの分野で世界または日本トップクラスのマーケットシェアを確立しています。近年では、透明・耐水コーティング材「Sicle™」が日経優秀製品・サービス賞の最優秀賞を受賞し、新接着技術「ShineGrip™」の市場投入、GaNパワーデバイス向けQST™基板の開発など、革新的な製品・技術を継続的に生み出しています。2022年には売上高2兆円台、2023年には経常利益1兆円台を達成するなど、持続的な成長と高い収益性を実現しており、2050年カーボンニュートラル達成に向けた計画策定や、シリコーン製品の高機能化・環境配慮型製品拡充への大規模投資など、地球規模の課題解決にも積極的に取り組んでいます。
三菱ケミカルグループ株式会社
上場総資産 1.6兆円(2026/03)
三菱ケミカルグループ株式会社は、グループ全体の経営管理、戦略策定、資源配分を担う持株会社です。同社は「革新的なソリューションで、人、社会、そして地球の心地よさが続いていくKAITEKIの実現をリードしていくこと」をPurposeに掲げ、素材の力で社会課題に最適なソリューションを提供し、顧客を感動させる「グリーン・スペシャリティ企業」への変革を目指しています。主要な事業会社である三菱ケミカル株式会社は、高機能材料、グリーン・ケミカル、スペシャリティマテリアルズを注力事業領域とし、化学産業のグリーン化をグローバルに牽引しています。具体的には、水処理ソリューションとしてPFAS除去装置の提供、アクリル樹脂製品のリサイクル推進、人工光合成などの先進技術開発に取り組んでいます。また、炭素繊維、複合材料、メタクリル酸、ポリエステルフィルム、電池材料、シリコーンなどの幅広い製品を提供し、多様な産業のニーズに応えています。もう一つの主要事業会社である日本酸素ホールディングス株式会社は、産業ガス事業を中心にグローバルに展開しており、半導体製造用ガスや医療用ガスなど、幅広い産業ガス製品と関連サービスを提供しています。同社グループは、組織や領域を超えた技術・知見の共有、産学連携、顧客やパートナーとの共創を重視し、オープンイノベーションを通じて持続可能な社会の実現に貢献しています。グローバルに528社の関係会社を有し、世界中でKAITEKI価値の向上に取り組むことで、素材の力で世界に感動を届けることを目指しています。
東レ株式会社
上場総資産 1.6兆円(2026/03)
東レ株式会社は、1926年の創業以来、「新しい価値の創造を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、革新的なアイデア、技術、製品で社会に貢献する総合素材メーカーです。同社は、繊維・テキスタイル、パフォーマンスケミカルズ、炭素繊維複合材料、環境・エンジニアリング、ライフサイエンスといった多岐にわたる事業を展開しています。 繊維・テキスタイル事業では、ナイロン、ポリエステル、アクリルなどのフィラメント糸、ステープル繊維、紡績糸、織編物、不織布、超極細繊維不織布「ECSAINE™」、アパレル製品などを製造・販売し、ユニクロとの戦略的パートナーシップを通じて、高機能衣料素材の開発にも注力しています。パフォーマンスケミカルズ事業では、ナイロン、ABS、PBT、PPSなどの樹脂および成形品、ポリオレフィンフォーム「TORAYPEF™」、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのフィルム「LUMIRROR™」「TORAYFAN™」および加工フィルム製品、合成繊維原料、ファインケミカル、電子・情報材料(カラーフィルター「TOPTICAL™」など)、グラフィック材料(感光性樹脂凸版「TORELIEF™」、無水オフセット印刷版「TORAY WATERLESS PLATE™」など)を提供し、自動車や電子部品など幅広い産業を支えています。 特に、炭素繊維複合材料事業は同社の強みの一つであり、航空機(ボーイング787、777Xなど)の主要構造材として採用される「TORAYCA™」炭素繊維プリプレグをはじめ、自動車、スポーツ・レジャー用途に高機能材料を供給し、軽量化と高強度化に貢献しています。環境・エンジニアリング事業では、水処理膜(逆浸透膜「ROMEMBRA™」など)や関連機器、総合エンジニアリング、住宅・建築・土木資材を提供し、世界の水問題解決やインフラ整備に貢献しています。ライフサイエンス事業では、医薬品や医療機器(コンタクトレンズ「BREATH-O™」など)の開発・製造・販売を通じて、人々の健康と医療の発展に寄与しています。 同社は「Innovation by Chemistry」をスローガンに掲げ、化学を基盤とした先進材料の開発と、顧客、従業員、株主、社会との良好な関係構築を重視しています。グローバルに300以上のグループ会社を展開し、世界中の産業発展と社会課題解決に貢献する「マテリアルズ・イノベーション」を推進しています。2050年に向けた「Toray Group Sustainability Vision」では、ネットゼロエミッション、資源の持続可能な管理、自然環境の回復、健康と衛生の向上を目指し、持続可能な社会の実現に貢献する革新的な技術と先進材料の提供を使命としています。
株式会社レゾナック・ホールディングス
上場総資産 1.5兆円(2025/12)
株式会社レゾナック・ホールディングスは、旧昭和電工と旧日立化成の統合により2023年1月に誕生した、"日本発の世界トップクラスの機能性化学メーカー"を目指す企業です。同社は「化学の力で社会を変える」をパーパスに掲げ、半導体・電子材料分野を中核事業と位置付けています。特に半導体後工程材料においては圧倒的な市場シェアを誇り、主要な後工程材料の約6~7割をラインナップ。顧客との共創を重視し、パッケージングソリューションセンター(PSセ)や「US-JOINT」「JOINT2」といったコンソーシアムを通じて、次世代高密度半導体パッケージング技術の開発を推進しています。半導体製造装置、材料、基板メーカーとの協業により、最適なワンストップソリューションを提供しています。また、半導体に続く成長分野として自動車のモビリティ事業にも注力し、電気自動車の心臓部であるパワーモジュール向けの材料を数多く揃え、パワーモジュールインテグレーションセンターを設立。熱マネジメントや燃費・航続距離の向上に貢献する顧客共創サイクルを加速させています。同社の強みは、研究開発をコアコンピタンスとし、分子設計から機能性材料開発まで一貫した技術力と、社内外との共創を促す企業文化にあります。デジタル技術を活用した生産性向上や、宇宙分野での半導体材料応用など、新たな挑戦も積極的に行い、幅広い産業の課題解決に貢献しています。
AGC株式会社
上場総資産 1.4兆円(2025/12)
AGC株式会社は、1907年の創業以来、ガラス、電子、化学品、ライフサイエンス、セラミックス・その他といった多岐にわたる事業領域で独自の素材とソリューションを提供し、産業と社会の発展を支えてきたグローバル企業です。同社の建築ガラス事業は、1909年に日本で初めて板ガラスの国産化に成功して以来、世界市場でトップレベルのシェアを誇り、高機能化や環境対応製品の開発に注力しています。オートモーティブ事業では、日本、欧州、北米、中国に技術開発拠点を持ち、自動車用合わせ・強化ガラスに加え、最先端モビリティに対応する車載ディスプレイ用カバーガラスやガラスアンテナなど、高度な技術で世界をリードしています。 電子事業は、ディスプレイ用ガラスと電子部材の二つの柱で構成されます。ディスプレイ用ガラス事業では、TFT液晶や有機EL用ガラス基板で世界トップクラスのシェアを有し、「薄く、軽く、強い」ガラスはスマートフォン・タブレット端末向けカバーガラスや太陽電池用ガラス基板など幅広い用途で活用されています。電子部材事業では、合成石英、EUV露光用フォトマスクブランクス、高純度SiC治具、CMPスラリーといった半導体プロセス用部材や、カメラ用赤外線吸収ガラスフィルターなどを提供し、先進運転支援システムや5G分野向けの高機能材料開発にも注力しています。 化学品事業は、エッセンシャルケミカルズとパフォーマンスケミカルズに分かれます。エッセンシャルケミカルズ事業では、苛性ソーダやPVC(塩化ビニル樹脂)などのクロールアルカリ製品、ウレタン関連製品を幅広い産業分野に安定供給しています。パフォーマンスケミカルズ事業では、世界トップクラスのシェアを持つフッ素樹脂「Fluon® ETFE」をはじめ、フッ素ゴム、フッ素樹脂フィルム、塗料用フッ素樹脂など、耐熱性・耐薬品性・耐候性に優れた高機能製品を自動車、航空機、半導体、建築、エレクトロニクス、空調設備など多岐にわたる産業分野に提供し、安全で快適な社会インフラの実現に貢献しています。 ライフサイエンス事業では、医農薬中間体・原体のプロセス開発・製造受託をグローバルに展開しており、フッ素事業で培った有機合成技術をベースとした合成医薬品CDMOに加え、需要が拡大するバイオ医薬品のCDMOにも注力し、日欧米の世界3極に拠点を構えています。セラミックス・その他事業では、高温装置向けの耐火物や無機材料を活用した機能部材を提供し、ガラス、鉄、セメントといった生活基盤産業に不可欠なセラミックス耐火物を通じて、省エネ・省資源・高効率に貢献しています。 同社は「両利きの経営」を実践し、コア事業で安定的な収益を上げつつ、高成長の戦略事業へ投資する事業ポートフォリオ転換を進めています。また、DXを企業変革の梃子と位置付け、モノづくり力とデジタル技術の融合により新たな価値創造を目指しています。これらの取り組みにより、同社は多岐にわたる産業の顧客に対し、独自の素材とソリューションを提供し、持続可能な社会の実現と継続的な成長・進化を目指しています。
三井化学株式会社
上場総資産 1.3兆円(2026/03)
三井化学株式会社は、同社グループの中核企業として、ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICT、ベーシック&グリーン・マテリアルズの4領域を主軸に化学素材・機能製品を開発、製造、販売する。ライフ&ヘルスケア領域では、高屈折率メガネレンズ材料「MR™シリーズ」、高機能不織布、食品・健康関連材料、医療関連製品を扱う。モビリティ領域では、エラストマー重合製品やPPコンパウンドなどの複合材料を自動車メーカーや部品メーカーへ供給し、車体の軽量化、耐衝撃性、意匠性、快適性といった性能要求に対応する。 ICT領域では、半導体露光工程でフォトマスクへの異物付着を防ぐペリクル、電子部品工程部材、光学材料、リチウムイオン電池材料、高機能食品包装材料を展開する。ベーシック&グリーン・マテリアルズ領域は、フェノール、ポリウレタン、バイオマス原料・リサイクル対応材料などを担う。独自の紡糸技術による不織布は世界有数の衛生用品メーカーに採用され、海外売上高比率は2024年度に52%へ達した。素材販売に加え、顧客や外部パートナーとの共同開発、製品設計、技術サービスを組み合わせ、使用後の再利用まで含む循環型サプライチェーンの構築を進める点にビジネスモデルの特徴がある。
横浜ゴム株式会社
上場総資産 1.3兆円(2025/12)
横浜ゴム株式会社は、1917年創業の総合ゴム製品メーカーであり、多岐にわたる事業を展開しています。同社の主要事業は、タイヤ事業、MB(マルチプルビジネス)事業、およびその他事業の3つの柱で構成されています。 タイヤ事業では、乗用車用、トラック・バス用、小型トラック用、建設車両用、産業車両用、農業・林業機械用など、あらゆるカテゴリーのタイヤ・チューブ、アルミホイール、自動車関連用品を製造・販売しています。特に「雨に強いヨコハマ」として知られるウェット性能の高いタイヤや、フラッグシップブランド「ADVAN」に代表される高い運動性能を持つタイヤの開発を得意としています。同社は日本、タイ、スウェーデンに専有テストコースを保有し、スペインやアメリカの試験場も活用しながら、多くのカーメーカーの純正タイヤを開発・供給しています。モータースポーツ活動にも積極的で、その中で培われた技術は製品開発にフィードバックされています。また、タイヤ周りの「音」を可視化する世界初のシミュレーション技術や、タイヤの空気抵抗低減だけでなく車全体の空気抵抗低減を目指す「エアロダイナミクス技術」など、先進技術を駆使しています。販売面では、全国に500店舗以上を展開するコンセプトショップ「タイヤガーデン」を通じて、プロフェッショナル品質のタイヤ販売、交換、各種点検、アフターフォローを提供し、顧客のカーライフをサポートしています。 MB事業では、高圧・樹脂ホース、カップリング、コンベヤベルト、防舷材、マリンホース、ゴム板、オイルフェンス、ゴム成形品、空気ばね、航空部品(ウォータータンク、H-IIロケットエンジン部品など)といった多種多様な工業用ゴム製品や航空宇宙製品を提供しています。これらの製品は、自動車産業、建設業、海運業、航空宇宙産業など、幅広い分野の顧客に貢献しています。 その他事業としては、ゴルフ用品ブランド「PRGR(プロギア)」の製造・販売を通じてスポーツ用品市場に参入しているほか、情報処理サービスも手掛けています。同社は、既存事業の強みを「深化」させ、新しい価値を「探索」する中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」を推進し、持続的な成長を目指しています。
住友ゴム工業株式会社
上場総資産 1.1兆円(2025/12)
住友ゴム工業株式会社は、「未来をひらくイノベーションで最高の安心とヨロコビをつくる。」というパーパスを掲げ、タイヤ、スポーツ、産業品の3つの主要事業を展開するグローバル企業です。同社のタイヤ事業では、「ダンロップ」と「ファルケン」をメインブランドとし、乗用車、トラック・バス、モーターサイクル、建設車両、農耕機、産業車両、レース・ラリー用など多岐にわたるタイヤを国内外に提供しています。先進の環境技術を駆使し、人や環境に配慮したタイヤづくりを推進しており、独自のソフトウェア技術「センシングコア」を商用EVへ搭載するほか、「SMART TYRE CONCEPT」に基づくスマートタイヤの開発、循環型ビジネス構想「TOWANOWA」の推進、水素エネルギー活用、省資源スペアレス技術、さらにはセルロースナノファイバーを世界で初めてタイヤに採用するなど、ゴム・解析技術力を強みにイノベーションを創出しています。スポーツ事業では、ゴルフクラブやテニスラケットといった高性能な製品を「スリクソン」「ゼクシオ」「クリーブランドゴルフ」などのブランドで提供し、スクールの運営を通じて豊かなスポーツライフをサポートしています。産業品事業では、長年培ったゴム技術を基盤に、ゴム手袋や介護用品などの生活用品から、人工芝、医療用ゴム製品、制振ダンパー、建築フロア、土木・海洋商品、OA機器用ゴム部品、車いす用可搬形スロープといった産業用資材まで、幅広い製品を提供し、産業インフラから医療、生活、ヘルスケア分野まで多岐にわたるニーズに応えています。同社は、これらの事業を通じて、モビリティ、スポーツ、医療、暮らしのさまざまな領域において、魅力ある新たな価値を創造し、持続可能な社会の発展に貢献しています。
日亜化学工業株式会社
上場総資産 1.1兆円(2025/12)
日亜化学工業株式会社は、「より明るい世界のために限りなき研究を」という企業理念のもと、光とエネルギーの分野で革新的なキーマテリアル・キーデバイスを創出し、人々の生活に新たな価値を提供し社会に貢献するグローバル企業です。同社の事業は大きく化学品事業と光半導体事業の二本柱で構成されています。化学品事業では、リチウムイオン電池用正極材料、高性能磁性材料、蛍光体、有機金属錯体、電子材料や医薬品原料、食品添加物を含むファインケミカル、真空蒸着材料などを手掛けています。特に正極材料は車載用バッテリーに採用され、電気自動車の発展に貢献しています。光半導体事業では、世界に先駆けて開発・量産に成功した高輝度青色LEDをはじめ、白色LED、純緑色LED、青紫LD(半導体レーザー)、UV-LED(紫外線LED)などを提供しています。これらの製品は、照明、ディスプレイ、自動車のヘッドライト、レーザー加工、殺菌分野など幅広い用途で活用され、高輝度、低消費電力、そして「光の質」や「光の機能」を追求しています。同社は創業以来、地元徳島で培った独自技術による「ものつくり」を推進し、研究開発から製造、販売までを一貫して行い、生産拠点を徳島に集約することで、各分野のプロフェッショナルが触発し合い、シームレスでスピーディーな製品開発と世界最大級の生産体制を実現しています。また、北米、欧州、アジアなど全世界に16の海外販売拠点を展開し、直接販売を基本として顧客との強固な関係を築いています。環境面では、白色LEDによるカーボンニュートラルへの貢献や、UV-LED、LDによる脱水銀社会の実現にも積極的に取り組んでおり、持続可能な社会の実現に貢献しています。
JSR株式会社
上場総資産 1.1兆円(2026/03)
JSR株式会社は、同社が培った高分子材料の設計・合成技術を基盤に、デジタルソリューション、ライフサイエンス、合成樹脂の各事業を展開する化学メーカーである。中核の電子材料事業では、EUV・ArF・KrF・i線対応フォトレジスト、多層材、CMPスラリー・洗浄剤、ALD・CVD用プリカーサー、ドーパント、感光性絶縁材料などを半導体メーカーへ供給し、微細化、高密度実装、歩留まり向上を支える。ディスプレイ分野ではLCD用の配向膜・絶縁膜・保護膜、OLED用の低温硬化絶縁膜・光取出し材料・薄膜封止材料、マイクロLED向け材料を扱う。LCDパネルの主要3工程に用いる材料はいずれも50%超のシェアを有し、OLEDの低温絶縁膜と光取出し材料でも首位実績を持つ。 オプティカルソリューション事業では、環状オレフィン樹脂ARTON®と独自色素、製膜・塗工技術を組み合わせ、ディスプレイ用位相差フィルム、カメラ用近赤外線カットフィルター、センシング用光学フィルターを供給する。ライフサイエンス事業は、製薬企業、バイオテック、大学・研究機関を対象に、細胞株構築、薬効試験、分析、プロセス開発、バイオ医薬品の開発・製造受託を組み合わせ、創薬探索から商業製造までを支援する。合成樹脂事業ではグループ企業のテクノUMGを軸に、ABS・AES・AS・ASA樹脂、ポリマーアロイ、きしみ音対策材を自動車部品、家電、建材、情報機器向けに販売する。日本の研究・製造拠点とアジア、欧州、北米のグループ会社を結び、材料販売に研究開発、技術支援、受託開発・製造を組み合わせる事業構成が特徴である。
日本酸素ホールディングス株式会社
上場総資産 1.0兆円(2026/03)
日本酸素ホールディングス株式会社は、世界第4位の産業ガス、電子ガス、医療用ガスのサプライヤーとして、30超の国と地域で事業を展開するグローバル企業です。同社の主要事業は、産業ガス事業、エレクトロニクス事業、サーモス事業の3つの領域で構成され、日本、米国、欧州、アジア・オセアニアの各地域セグメントとサーモスセグメントによって運営されています。 産業ガス事業では、酸素、窒素、アルゴン、炭酸ガス、水素、ヘリウムといった多様な産業ガスを製造・供給し、鉄鋼、化学、自動車、建設、造船、食品などのあらゆる産業分野の基盤を支えています。同社は日本初の国産空気分離装置を建設するなど、長年の経験と豊富な技術力に基づき、最適な供給方法とガス関連機器、サービス、アプリケーションを提供することで、産業の発展と環境負荷低減に貢献してきました。この事業のサブセグメントとして展開するメディカル事業では、病院や在宅医療向けの医療用ガス、液体窒素を利用した細胞保存容器、PET診断用酸素安定同位体などを供給し、在宅医療サービスも手掛けています。 エレクトロニクス事業では、半導体(メモリ・センサー・ロジック)や液晶分野の製造プロセスに不可欠な電子材料ガスや関連装置・システムを提供し、最先端技術の発展を支援しています。同社は空気分離装置の設計・製作・据付・メンテナンスを一貫して行うプラントエンジニアリング技術、多種多様なガスを安全に製造・混合・精製するガスハンドリング技術、そして100年以上の経験に裏打ちされたガスアプリケーション技術を強みとして、顧客の課題解決に繋がるソリューションを提供しています。 サーモス事業では、ステンレス製魔法びんや調理器などのハウスウェア製品を世界120カ国以上に供給し、持続可能な社会に貢献する新たなライフスタイルを提案しています。同社は、炭酸ガス回収システム開発や水素-酸素燃焼バーナの実証試験、再生可能資源由来のCO₂を活用した精製工場の開設など、脱炭素社会の実現に向けたイノベーションにも積極的に取り組んでおり、グローバルなM&A戦略も成功の要因となっています。
株式会社クラレ
上場総資産 9,589億円(2025/12)
株式会社クラレは、「世のため人のため、他人のやれないことをやる」という使命のもと、スペシャリティ化学企業として社会との価値共創を目指しています。同社は、独自性の高い高分子化学、合成化学技術を基盤とし、革新的なソリューションを通じて自然環境の改善と人々の豊かな生活に貢献しています。主要事業は、樹脂・フィルム、ケミカル・エラストマー、歯科材料、活性炭、繊維など多岐にわたる機能性素材の開発、製造、販売です。具体的には、高機能バリア樹脂「EVAL™」、バイオマス由来ガスバリアフィルム「PLANTIC™」、人工皮革「CLARINO™」、ビニロン繊維「KURALON™」、熱可塑性エラストマー「SEPTON™」といった製品群を提供しています。これらの素材は、接着剤、農業・漁業、空気・水処理、建築・建設、自動車・運輸、衣料・繊維、電気・電子、エネルギー・資源、食品・飲料、ヘルスケア・医療、包装・パッケージ、塗料・インキ、スポーツ・アウトドアなど、非常に幅広い産業分野で活用されています。同社は、持続可能な社会の実現に向け、循環型経済への貢献、食品ロス削減、高速通信技術の進化といったグローバルな課題解決にも積極的に取り組んでおり、研究開発とイノベーションを重視したビジネスモデルを展開しています。世界各地に拠点を持ち、グローバルな専門知識と地域に合わせたイノベーションを融合させることで、多様な顧客ニーズに応え、業界をリードする存在としての地位を確立しています。
東ソー株式会社
上場総資産 8,593億円(2026/03)
東ソー株式会社は、1935年にアンモニアソーダ法によるソーダ灰および苛性ソーダの製造・販売を目的として設立された総合化学メーカーです。同社は「化学の革新を通して、幸せを実現し、社会に貢献する」という企業理念のもと、コモディティとスペシャリティの両分野をバランスよく強化する「ハイブリッド経営」を成長戦略の基本に据えています。事業は主に「クロル・アルカリ事業」「石油化学事業」「機能商品事業」「エンジニアリング事業」および「その他」の5つのセグメントで構成されています。 クロル・アルカリ事業では、塩の電気分解を出発点に、苛性ソーダ、塩ビ樹脂、ウレタン原料(MDIなど)、セメントといった基礎化学品を製造・販売し、化学繊維、紙・パルプ、無機化学、建設などの幅広い産業を支えています。特に苛性ソーダやMDIは自動車シート、冷蔵庫断熱材、建材など多種多様な最終製品に利用され、同社の強みの一つです。石油化学事業では、ナフサを分解してエチレン、プロピレンなどの基礎原料や、ポリエチレン(低密度ポリエチレン「ペトロセン®」)、合成ゴム(クロロプレンゴム「スカイプレン®」、CSM「TOSO-CSM®」)といった誘導品を製造し、自動車部品、食品容器、電線などに貢献しています。 機能商品事業は、有機化成品(エチレンアミン、臭素、三級アミン触媒「TOYOCAT®」など)、バイオサイエンス(高速液体クロマトグラフ用カラム「トヨパール」、自動グリコヘモグロビン分析計「HLC-723®GR01」、臨床検査機器・試薬)、高機能材料(ファインセラミックス用ジルコニア粉末、合成ゼオライト「HSZ®」、石英ガラス、シリカ、スパッタリングターゲット)の3領域で高付加価値製品を提供しています。これらの製品は、医薬品の純度分析、糖尿病診断、歯科材料、半導体・液晶材料、潤滑油添加剤、難燃剤など、医療・医薬・分析、エレクトロニクス、工業用品といった先端分野で不可欠な役割を担っています。 エンジニアリング事業では、水処理やプラント建設を手掛け、社会インフラの整備に貢献。その他事業では、商社、物流、分析・検査、情報システムなど多角的なサービスを提供し、グループ全体の事業活動を支えています。同社はファインセラミックス用ジルコニア粉末、CSM(合成ゴム)、高速液体クロマトグラフィー用カラム、MDI、臭素、電解二酸化マンガン、エチレンアミンなど、多くの製品で「No.1 & Only.1」の地位を確立しており、その高い技術力と製品競争力が強みです。研究開発はライフサイエンス、環境・エネルギー、電子材料の3分野に注力し、高分子材料の新たな構造解析手法や高耐久性ポリウレタン樹脂、2.5次元培養器材、自動グリコヘモグロビン分析計の開発など、未来を見据えた挑戦を続けています。また、2050年カーボンニュートラルを目指し、GHG排出量削減にも積極的に取り組むなど、持続可能な社会の実現に貢献しています。グローバルに19カ国・約50拠点を展開し、海外売上比率が51%を占めるなど、国際的な事業展開も特徴です。
日東電工株式会社
上場総資産 8,401億円(2026/03)
日東電工株式会社は、1918年に創業したグローバルな高機能材料メーカーです。「Innovation for Customers」をブランドスローガンに掲げ、地球環境、人類、社会を持続可能な未来と幸福のための顧客と捉え、革新的なアイデアでお客様の価値創造に貢献しています。同社は「三新活動」と「ニッチトップ戦略」という独自のビジネスモデルを実践し、既存製品の新しい用途開拓、新技術を用いた新製品開発、そして新しい需要の創出を通じて、50年以上にわたり進化を続けています。ニッチトップ戦略では、グローバルシェアNo.1を目指すGlobal Niche Top™戦略と、各国・エリアのニーズに応じた製品でトップシェアを狙うArea Niche Top™戦略を展開しています。 事業領域は多岐にわたり、自動車・他輸送機器向けには軽量化、環境対策車向けパワーモジュール、安全・快適性を追求した電装化に対応する材料を提供。住宅・住宅設備分野では、100年住宅やスマートハウスの高度化する機能に対応する部材やソリューションを提供しています。社会インフラ分野では、海水淡水化や排水再利用のためのろ過膜、風力・太陽光発電用材料、防食システムなどを世界20カ国以上で展開。素材加工分野では、金属板・樹脂板・ガラス板向けの表面保護フィルムなどを提供し、粘着技術とグローバルな製造加工ネットワークで顧客ニーズに応えます。 家電・電子機器分野では、白物家電からAV・モバイル・OA機器、LED照明まで、機器を汚染しない極薄シール材やネジ固定に匹敵する強度を持つ両面テープなど多様な製品を70拠点以上のネットワークで供給。ディスプレイ分野では、高画質化、長寿命化、薄型軽量化に対応する各種光学フィルムや粘着フィルムを提供し、最新技術を搭載した高品位なディスプレイ周辺材料を迅速に供給しています。電子デバイス分野では、半導体・電子部品製造プロセス材料、光デバイス封止材料、HDD周辺材料などを提供し、製造プロセスの合理化に貢献するユニークな材料をグローバルに展開。医療分野では、核酸医薬品の原薬合成で世界のトップシェアを維持し、粘着技術を応用した経皮吸収医薬品、肌に優しい絆創膏からケガを予防するスポーツテープまで多様な衛生材料を開発・製造しています。包装材料分野では、段ボール梱包用テープ、仮止めテープ、セキュリティテープなど多種多様なテープと、省人化・省力化を実現するテープ貼り機を提供。消費財・生活関連材分野では、粘着技術や多孔化技術を駆使し、ハウスウエアや衛生用品用材料、粘着クリーナー「コロコロ」シリーズなどを展開し、BtoBだけでなくBtoC市場にも貢献しています。 同社は「Power & Mobility」「Digital Interface」「Human Life」の3つの重点領域において、基幹技術を複合・発展させ、地球環境と人類社会に貢献する「なくてはならない」製品を開発しています。ESGを経営の中心に据え、社会課題の解決と経済価値の創造を両立する「ニッチトップ戦略×Nitto流ESG戦略」を実践し、持続可能な社会の実現を目指しています。
積水化学工業株式会社
上場総資産 8,331億円(2026/03)
積水化学工業株式会社は、高機能プラスチックスカンパニーの機能テープ事業部として、多岐にわたる粘着テープ製品と包装機械の製造・販売を手掛けています。同社の主要事業は、クラフトテープ、OPPテープ、布・クロステープといった包装用テープのほか、封かん・結束・仮固定テープ、名入れやデザイン印刷が可能な印刷テープ、さらには建築建材向けテープ、両面テープ、自動車分野・住宅建材分野向けの特殊テープ、気密防水テープ、養生テープなど、幅広い用途に対応する粘着テープ製品群の提供です。特に環境配慮型製品の開発に注力しており、国内初の森林認証クラフトテープ「森を守るクラフトテープNo.500F」、無溶剤粘着剤を使用した梱包用クロステープ、バイオマスマーク取得フィルム採用製品、紙芯の厚み・重さを半減した「エコ紙芯」など、CO2排出量削減や廃棄物削減に貢献する製品を積極的に展開しています。また、同社はダンボールケースの製函、封緘、およびその両方を自動化する包装機械も提供しています。製品ラインアップには、半自動から全自動まで対応する製函機(ワークメイト23G、ワークメイト23など)、シンプルで扱いやすい単体機から包装ライン対応機まで揃う封緘機(ワークメイト35、ワークメイト51Longなど)、そして製函と封緘の二役を一台でこなす製函封緘機(ワークメイト34など)があります。これらの機械は、作業効率の向上、省力化、作業環境の改善に貢献し、特に「テープオートチェンジャー」のような自動テープ交換システムは、生産現場の負担軽減に寄与します。同社の包装機械は、高い耐久性を誇る日本製モーターや主要部品を採用し、安定した稼働と長期的な部品供給の安心感を提供しています。顧客層は、製造業、物流業、建設業、自動車産業、住宅・建材産業など多岐にわたり、国内外の幅広いニーズに応えています。
DIC株式会社
上場総資産 8,167億円(2025/12)
DICグラフィックス株式会社は、DICグループの国内インキ事業を担う中核企業として、創業以来、お客様のビジネスを「色」と「機能」で支え、印刷用インキを主軸に幅広い製品とソリューションを提供しています。同社の主要事業は、オフセット印刷用インキおよび周辺材料の製造・販売であり、商業オフ輪インキ、枚葉インキ、新聞インキ、UVインキ、コーティングニス、湿し水、洗浄剤などを提供し、雑誌、ポスター、商品パッケージなどの印刷業界のニーズに応えています。また、グラビア・フレキソ印刷用インキ、接着剤、ヒートシール剤、コーティング剤も手掛け、包装用、建材関連用、ダンボール用など、各種パッケージ、飲料容器、内外装材、携帯電話・パソコンといった多様な用途分野で採用されています。さらに、ツナ缶や飲料缶などの食品用金属容器向けに、衛生性、意匠性、耐水性、加工変形後の密着性に優れた製缶用塗料・インキ(水性塗料、油性塗料、飲料缶・食缶用インキ)も提供しており、バイオマスマーク取得済みの環境配慮型製品も展開しています。 同社は、長年培ってきた「色」と「機能」への深い知見と最先端技術を融合し、新たな価値創造に挑んでいます。特に、デジタルカラーソリューションとして、国内シェア90%を誇る色見本帳「DICカラーガイド」とそのデジタル版アプリ「DICデジタルカラーガイド」を提供。このアプリは、色情報の検索、デジタル画像からの近似色検索、インキ配合情報や色彩値の閲覧、AI配色検索機能、キャリブレーション機能などを備え、印刷・出版、服飾・アパレル、建設業界、デザイン専門学校など、全世界で広く活用されています。さらに、カラーマネジメント技術を活用したデジタルサービス「DIC COLORCLOUD®S」により、オフセット、グラビア、フレキソ、デジタル各印刷方式における正確かつ効率的な色再現を支援し、Lab色空間での再現可能領域の可視化、プロセス印刷へのスムーズな切り替えによる温室効果ガス削減、クライアントと印刷会社間の色共有の簡便化、インクジェットプリンタとの連携による高精度な色再現を実現しています。 同社の強みは、DICグループが持つ世界最大のインキ会社としての事業規模と、100年を超える歴史の中で培われた分散・配合技術、そして環境配慮・健康・安全を重視した製品開発へのコミットメントです。速硬化型接着剤「DUALAM™」やバイオマス原料を使用したグラビアインキ「フィナートBM」など、環境負荷低減に貢献する製品を積極的に開発し、持続可能な社会の実現に貢献しています。顧客のニーズを深く理解し、最適なソリューションを提案することで、強固なパートナーシップを築き、印刷市場の未来を切り拓くことを目指しています。
NGK株式会社
上場総資産 7,631億円(2026/03)
日本ガイシ株式会社は、1919年の設立以来、独自のセラミック技術を核に、社会の課題解決に貢献する製品とサービスを提供し続けています。同社の事業は、自動車排ガス浄化用をはじめとする各種産業用セラミック製品、電子電気機器用セラミック製品、特殊金属製品、がいし・電力関連装置の製造販売を主要な柱としています。特に、カーボンニュートラル(CN)とデジタル社会(DS)の二つの領域を今後の成長分野と位置づけ、「New Value 1000」として2030年に新事業化品売上高1,000億円以上を目指す戦略を推進しています。 エンバイロメント事業では、自動車排ガス浄化用セラミック製品「ハニセラム」やDPF、CO2センサー、ガソリンセンサーなどを提供し、各国の排ガス規制強化に対応しています。また、脱炭素社会の実現に向けて、大気中のCO2を直接回収するDAC用セラミックスや、混合ガス・混合液から特定の気体や液体を分子レベルで分離するサブナノセラミック膜、大容量蓄電システム「NAS電池」の開発・事業化に注力しています。水素燃焼による量産技術確立やアンモニア燃焼の焼成炉実用化に向けた共同研究も進めています。 デジタルソサエティ事業では、半導体製造装置用部材である治具・サポートウエハー「ハイセラムキャリア」の生産能力を増強し、生成AIの普及に伴う半導体需要の拡大に対応しています。IoTデバイスの電源に最適な超薄型・小型リチウムイオン二次電池「EnerCera」は、ウェアラブルデバイスやカードなど幅広い用途で期待されています。さらに、次世代光通信用の複合ウエハーや回路基板、セラミックパッケージ、窒化ガリウムウエハー、自動運転に貢献するモビリティセンサーなどの開発を通じて、デジタル社会の進化を支えています。 同社は、100年以上にわたり培ってきたセラミックスに関する技術力と洞察力を最大の強みとし、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)や生成AIといった最新技術を積極的に取り入れ、研究開発の高速化と新規用途探索を進めています。オープンイノベーション施設「NGK Collaboration Square DIVERS」を通じて、アカデミアやスタートアップ企業との共創を推進し、革新的な新製品の創出と事業化のスピードアップを図っています。グローバルに事業を展開し、売上高の約7割が海外、従業員の6割以上が外国籍という体制で、世界中の顧客に価値を提供しています。ESG経営を推進し、環境貢献製品やサービスの提供、サプライチェーン全体での社会的責任の遂行にも力を入れています。ドイツのBORSIG社買収を進めるなど、M&Aも活用し、セラミック素材とエンジニアリングノウハウの融合によるシナジー創出を目指しています。
太平洋セメント株式会社
上場総資産 7,440億円(2026/03)
太平洋セメント株式会社は、国内セメント事業、資源事業、環境事業、建材・建築土木事業、海外事業を中核に、環太平洋地域を視野に入れたグローバルな事業展開を行うリーディングカンパニーです。同社は1881年の創業以来、100年以上にわたり培ってきた技術と経験を基盤に、社会基盤の整備に不可欠なセメントの製造・供給を主軸としています。セメント事業では、普通セメントに加え、都市ごみ焼却灰を原料とするエコセメントの販売や、各種廃棄物を燃料・原料として活用するリサイクル技術を駆使した循環型社会の構築に貢献しています。資源事業では、セメント製造に必要な石灰石などの鉱物資源の採掘・供給を行うほか、砕石や砂利といった建設資材の提供も手掛けています。環境事業においては、セメント工場の特性を活かし、大量の廃棄物や副産物の処理・再資源化を推進。灰水洗システムやAKシステムといった独自の技術を通じて、地球環境保全と資源循環の促進に積極的に取り組んでいます。建材・建築土木事業では、コンクリート製品や建材の製造・販売を通じて、安全・安心な社会基盤づくりを支援。また、海外事業として米国、ベトナム、フィリピン、パプアニューギニア、中国などに生産拠点を持ち、グローバル市場でのプレゼンスを確立しています。その他事業として、不動産、エンジニアリング、情報処理、金融、運輸・倉庫、化学製品、スポーツ、電力供給など多岐にわたる分野でグループ会社と共に事業を展開し、総合力を発揮しています。同社は、持続可能な地球の未来を拓く先導役として、経済発展と環境配慮、社会貢献を調和させた事業活動を推進し、GX推進やDX推進にも注力しながら、技術革新と企業価値の最大化を目指しています。
日本板硝子株式会社
上場総資産 6,998億円(2026/03)
日本板硝子株式会社は、同社を中核とするNSGグループで、建築用ガラス、自動車用ガラス、高機能材料を主要事業とするガラスメーカーである。建築分野では建築物向けの板ガラスおよび関連製品を扱い、製品技術と省エネルギー性能を軸に建設会社、設計事務所、建材事業者などの需要に対応する。ガラス技術の研究開発、製品開発、生産、販売を事業基盤とし、建築環境の機能向上を支えている。 自動車分野では、自動車メーカーの新車生産に組み込まれる純正ガラスを供給するほか、補修用自動車ガラスのアフターマーケット事業を展開する。さらに、一般乗用車以外の特殊輸送機器向け製品も事業領域に含み、完成車メーカー、輸送機器メーカー、補修・交換市場の事業者を対象とする。新車向けと交換需要向けの双方に販売経路を持つ点が事業構成の特徴である。 高機能材料分野では、ガラスに関する材料技術と加工技術を基盤に、特定用途で機能を発揮する材料・製品の開発と供給を担う。事業別の研究開発に加え、新製品開発では「Right First Time」の品質手法を掲げ、安全性と品質、顧客満足を管理する。建築、自動車、特殊輸送、高機能材料という複数市場に接点を持ち、素材・製品の研究開発から量産、純正品供給、補修市場への販売までを組み合わせる事業体制を強みとする。
株式会社カネカ
上場総資産 6,341億円(2026/03)
株式会社カネカは、「カガクでネガイをカナエル会社」として、地球環境とゆたかな暮らしにグローバルに貢献する化学メーカーです。同社は「健康経営-Wellness First」を経営基本方針に掲げ、世界3大クライシスである「環境・エネルギー」「食糧」「健康」の解決に資する製品とソリューションを多角的に展開しています。主要事業は、ビニル・苛性ソーダ、機能性ポリマー(MOD、MS)、発泡・住宅技術、E&I技術、PV・エネルギーマネジメント、機能性繊維、医療、医薬・栄養補助食品、食品・農業にわたります。 具体的には、塩化ビニル樹脂「カネビニール®」やアクリル系合成繊維「カネカロン®」といった基幹素材から、MBS樹脂「カネエース®B」、発泡ポリスチレン樹脂「カネパール®」、押出発泡スチレンボード「カネライトフォーム®」などの高機能樹脂、さらに変成シリコーンポリマー「KANEKA MS POLYMER®」や超耐熱性ポリイミドフィルム「アピカル®」といった先端材料を提供しています。医療分野では、血液浄化システム(サルフラックス、リポソーバー®、セレソーブ®、リクセル®)や脳動脈瘤塞栓用コイル、経皮的冠動脈形成術用カテーテル「IKAZUCHI Zero」などを開発・製造し、人々の健康に貢献。食品分野では、還元型コエンザイムQ10「カネカ・コエンザイムQ10®」や乳酸菌、加工油脂、発酵バター、ベルギーヨーグルト「ピュアナチュール」、パン好きシリーズの牛乳などを展開し、食の豊かさと健康を追求しています。 環境・エネルギー分野では、海洋マイクロプラスチック問題の解決に貢献する生分解性バイオポリマー「Green Planet®」を開発し、年産5,000トンのプラントを稼働。太陽光発電システム「カネカエーシック」やシースルー太陽電池、有機EL照明デバイスなど、再生可能エネルギーや省エネルギー技術にも注力しています。また、セメダイン株式会社を完全子会社化し、接着剤やシーリング材の分野でも事業を強化。同社の強みは、画期的な製品を継続的に生み出す高い研究技術開発力と、ベルギー、米国、マレーシアを主力拠点としたグローバル展開にあり、多様なソリューションを通じて社会と人々の願いをかなえることを目指しています。
エア・ウォーター株式会社
上場総資産 6,149億円(2026/03)
エア・ウォーター株式会社は、空気と水の技術を基盤に、人々の暮らしと産業に不可欠な製品・サービス・ソリューションを提供する多角的な事業を展開しています。同社の事業ポートフォリオは「グローバル環境」と「ウェルネス」を両軸とし、安定した収益構造を確立しています。デジタル&インダストリー分野では、産業ガス、半導体関連ガス・特殊材料、半導体製造装置、排ガス処理装置、工業用ゴム・樹脂製品、機能性化学品、電熱機器などを提供し、特に半導体関連産業向けには、熊本事業所を拠点に材料ガス・ケミカル供給、装置メンテナンス、材料マネジメントサービスを一貫して提供する総合力を強みとしています。エネルギーソリューション分野では、液化バイオメタンやカーボンニュートラル水素の製造・販売、バイオガスプラント整備、グリーン産業ガスの外販、脱炭素ソリューションの提供を通じて、カーボンニュートラル社会の実現に貢献しています。ヘルス&セーフティー分野では、医療用ガス、医療機器(酸素濃縮装置、電子聴診器「HVSIモニタ」など)、介護用製品の開発・製造・販売・修理、医療機関向けSPD・滅菌サービス、衛生材料、歯科医療機器などを手掛け、医療と食の融合によるWell-being社会の実現を目指しています。アグリ&フーズ分野では、ハム・デリカ商品、惣菜、冷凍野菜、清涼飲料水、洋菓子・和菓子、青果物の生産・販売、農業機械の製造・販売、食品物流など、食のバリューチェーン全体をカバーしています。グローバル&エンジニアリング分野では、各種ガス発生装置、LNG関連機器、極低温機器の設計・製作・販売・メンテナンスを国内外で展開し、特にインドでの産業ガスプラント取得や米国でのエンジニアリング事業を強化しています。同社は、全国に広がる地域密着型事業ネットワーク、多様な技術と知的財産、そしてM&A戦略による事業領域の拡大を成長戦略の柱としています。2000年以降224社をグループに迎え入れ、技術・ノウハウ・人材を統合することで新たな価値創造を図っています。地域課題解決や脱炭素化、高齢化社会における健康維持など、社会のニーズに応えるソリューション提供を通じて持続可能な社会の実現を目指しています。
株式会社ダイセル
上場総資産 6,089億円(2026/03)
株式会社ダイセルは、1919年にセルロイド生産会社8社が統合して設立された、100年以上の歴史を持つ総合化学メーカーです。同社は「健康」「安全・安心」「便利・快適」「環境」の4つの事業領域を軸に、社会課題解決に貢献する多様な高機能素材とサービスをグローバルに提供しています。健康(Medical/Healthcare)事業では、人々のQOL向上を目指し、認知症予防研究、腸内フローラに着目した素材開発、高品質化粧品原料の提供、そして医薬品開発ソリューションとして手性カラムや革新的な新給薬デバイス「Actranza® lab」を展開しています。便利・快適事業では、スマートフォン、PC、TV、車載ディスプレイ向け機能性フィルム・材料、半導体製造プロセス用ポリマー・溶剤、VR・各種センサー用レンズなど、エレクトロニクス市場に幅広いソリューションを提供し、快適なスマート社会の実現に貢献しています。安全・安心事業では、自動車安全エアバッグ用ガス発生装置や、電動自動車、再生可能エネルギーの蓄電送電システム、ロボットなどに用いられる電流断路器「Pyro-Fuse」を提供し、自動車安全分野で培った独自の火工品技術を活かした革新的な安全ソリューションを社会に提供しています。材料事業では、日本で唯一の酢酸メーカーとして、酢酸、酢酸誘導体化学品、天然セルロースと酢酸を原料とする酢酸セルロース、およびその紡糸品であるアセテートトウを供給しています。特に酢酸セルロースは、バイオマス素材や海洋生分解性素材として、環境配慮型プラスチック材料の需要増に対応する重要な製品です。また、脂環族エポキシ樹脂も高品質・高耐久性が求められる電子材料用途で注目されています。同社は長年の有機合成技術に基づく多様な製品ラインナップと独自の製造方法を強みとし、幅広い産業のモノづくりを支援しています。工程プラスチック事業では、高強度・耐熱性を持つ高性能プラスチックを提供し、自動車や電子機器分野を中心に金属部品の代替による軽量化・小型化に貢献しています。環境事業では、分離膜技術を応用し、水資源の再利用を通じて医療、飲用水、食品、排水処理など広範な分野で環境問題解決に貢献しています。同社の強みは、100年以上にわたる「モノづくり」の知恵と技術、特に「ダイセル式生産革新」に代表される全体最適の視点での生産性向上とサプライチェーン全体の脱炭素化への挑戦です。マイクロ流体デバイスプラントによる省スペース・省エネルギー・省資源生産、バイオマスバリューチェーン構築による循環型社会への貢献、ナノダイヤソリューションやマイクロプラントといった未来技術の開発にも注力しており、持続可能な社会の実現を目指しています。
UBE株式会社
上場総資産 6,073億円(2026/03)
UBE株式会社は、1897年の石炭採掘事業を原点とし、128年以上の歴史を持つ総合化学メーカーです。2022年4月に宇部興産から社名を変更し、化学事業を中核とするスペシャリティ化学企業への転換を強力に推進しています。同社は「化学」と「機械」の2つの主要事業を展開しており、特に化学事業においては、高付加価値製品へのシフトを進めています。具体的には、GHG排出負荷の高い国内アンモニアチェーン製造を2027年度末に、タイでのカプロラクタム生産を2026年に停止し、汎用製品への依存を低減する方針です。その一方で、スペシャリティ化学事業の成長を加速するため、リチウムイオン電池の電解液用途として、米国ルイジアナ州での炭酸ジメチルや炭酸エチルメチルなどのC1ケミカル製品の製造ライン立ち上げを決定しました。また、独ランクセスから高機能ウレタン事業を買収するなど、M&Aを通じたインオーガニックな成長も追求しています。同社の製品群は多岐にわたり、カプロラクタム、ナイロン6樹脂、ポリエチレン、合成ゴム、ポリイミドフィルム、分離膜、高純度硝酸、窒化珪素(セラミックス)、チラノ繊維、リチウム二次電池用電解液、複合材料(コンポジット)などを製造しています。これらの製品は、自動車、エレクトロニクス、建設、医療など幅広い産業分野の顧客に提供されています。研究開発にも注力し、売上高比率4%への研究開発投資強化を目指すとともに、DX戦略を推進し、デジタル技術を活用したビジネス変革を通じて、労働生産性の向上、データ利活用、デジタル人材育成、顧客へのソリューション提案力強化を図り、2030年度には年間300億円のDX効果を見込んでいます。創業以来の「共存同栄」「有限の鉱業から無限の工業へ」という精神を受け継ぎ、持続可能な社会の実現に貢献する価値創造企業として、グローバルに事業を展開しています。
三菱瓦斯化学株式会社
上場総資産 5,853億円(2026/03)
三菱瓦斯化学株式会社は、天然ガスを基盤とするC1化学を中核に、多岐にわたる化学製品と技術を提供する総合化学メーカーです。同社は、メタノールを始めとする基礎化学品から、高機能なスペシャリティケミカル、機能材料、さらにはライフサイエンス分野まで幅広い事業を展開しています。主要製品には、半導体製造に不可欠な超純過酸化水素や電子工業用機能性薬液、食品の鮮度保持に貢献する脱酸素剤「エージレス®」、航空機や自動車、電気電子機器に用いられる高機能樹脂ポリカーボネート、優れたガスバリア性を持つMXナイロンなどがあります。また、プリント基板用材料であるBT材料や、塗料の耐薬品性・防蝕性を向上させるMXDA(メタキシレンジアミン)も提供しています。 同社は、クリーンエネルギー分野にも注力しており、地熱エネルギーを利用した発電事業に総合化学企業として唯一取り組んでいます。さらに、QOLイノベーションセンター白河では、生活の質向上に資する差異化製品の研究開発・製造を行い、ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩のような機能性食品向け素材や化粧品原料も手掛けています。MGC Commonsというイノベーションセンターを運営し、社内外の多様な人材と組織を繋ぎ、新たな価値創造と人材育成を推進しています。これらの事業を通じて、同社はエレクトロニクス、自動車、食品、医療、エネルギー、建設など、幅広い産業の顧客に対し、持続可能な社会の実現に貢献する製品とソリューションを提供しています。
日本電気硝子株式会社
上場総資産 5,476億円(2025/12)
日本電気硝子株式会社は、1949年の創業以来、「文明の産物」の創造を通して社会に貢献するという精神のもと、特殊ガラス製品の製造・販売およびガラス製造機械の製作・販売をグローバルに展開するリーディングカンパニーです。同社は、70年を超える歴史の中で培われた最先端の研究開発力と独自のモノづくり技術を強みとし、多種多様な形状や機能を持つガラス製品を生み出してきました。主要事業として、電子・情報分野では、液晶や有機ELディスプレイ用ガラス、超薄板ガラス<G-Leaf®>、化学強化専用ガラス<Dinorex®>、フォルダブルディスプレイ向け超薄板ガラス<Dinorex UTG®>などを提供し、ディスプレイ用ガラスでは世界第2位のシェアを誇ります。また、半導体用サポートガラス、LTCC製品、イメージセンサー用カバーガラス、光エレクトロニクス用ガラスなど、高度情報化社会を支える電子デバイス向け製品も幅広く手掛けています。機能材料分野では、自動車、エネルギー、電機・電子、住設、社会インフラなど多岐にわたる分野で利用されるガラスファイバを製造し、樹脂強化用Eガラスファイバやセメント強化用耐アルカリガラスファイバ<WizARG™>などを提供しています。医療・耐熱・建築分野では、医薬容器向けのホウケイ酸ガラス製管ガラス、医療従事者を放射線から守る放射線遮蔽用ガラス<LX プレミアム>、ストーブや調理器トッププレートに使用される超耐熱結晶化ガラス<ネオセラム>や<StellaShine®>、火災時の安全を確保する防火ガラス<ファイアライト®>、空間を彩る結晶化ガラス建材<ネオパリエ®>などを提供しています。同社は、ガラスの持つ無限の可能性を追求し、環境負荷の低減、医療の高度化、暮らしの安全性・快適性の向上、社会インフラ基盤の強靭化といった社会的ニーズに応えることで、持続可能な社会の実現に貢献しています。
帝人株式会社
上場総資産 5,396億円(2026/03)
帝人株式会社は、「Pioneering Solutions Together for a Healthy Planet」をパーパスに掲げ、地球環境と人々の健康に貢献するソリューションをグローバルに提供する総合化学企業です。同社の事業は大きく「マテリアル事業領域」と「ヘルスケア事業領域」の二つの柱で構成されています。マテリアル事業では、アラミド繊維、樹脂・難燃剤・添加剤、炭素繊維、複合成形材料、フィルム・シート、繊維・製品といった多岐にわたる高機能素材を開発・提供しています。これらの素材は、日常生活品から自動車、航空・宇宙、インフラ、産業用製品まで幅広い分野で活用され、より快適で便利な暮らし、安全で安心できる社会、環境にやさしい世界の実現に貢献しています。特に、CO₂削減や航続距離延長、電子化といったモビリティ分野、再生可能エネルギーやサステナビリティ対応のインフラ&インダストリアル分野において、素材の複合化による高機能・高品質な製品開発に注力しています。一方、ヘルスケア事業では、医療用医薬品と在宅医療機器を両輪として保険領域で事業を展開し、人々のQuality of Life向上を目指しています。具体的には、希少疾患や難病への治療薬、在宅持続陽圧呼吸療法用治療器などの医療機器を提供し、国内トップシェアを誇る製品も有しています。さらに、疾病の「治療」に留まらず、「予防」から「介護」に至る非保険領域にも事業を拡大し、医療ソリューションの提供を通じて、心身の健康を高めるための新しい可能性を切り拓いています。同社は1918年の創立以来100年以上にわたり、レーヨン生産技術の確立から始まり、ポリエステル繊維「テトロン®」、高機能アラミド繊維「テクノーラ®」「トワロン®」、炭素繊維「テナックス™」などの革新的な素材を世に送り出してきました。また、ポリエステルの循環型リサイクルシステム「エコサークル®」やバイオマスポリカーボネート樹脂、環境配慮型炭素繊維の生産・販売など、サステナビリティへの取り組みも強化しており、デジタル技術を活用したDX推進や高度なDX人財育成にも力を入れています。グローバルに153のグループ会社を展開し、海外売上比率が50%を超えるなど、多様な人財と専門性を活かしたイノベーション創出を通じて、未来の社会を支える企業として持続的な成長を目指しています。
UBE三菱セメント株式会社
上場総資産 5,312億円(2025/03)
UBE三菱セメント株式会社は、国内および海外(特に米国)において、セメント・生コンクリート事業、石灰石資源事業、環境エネルギー関連事業、建設資材事業、その他関連事業を展開する総合素材メーカーです。同社は、社会インフラの整備に不可欠な高品質のセメントや生コンクリートの製造・販売を国内外で行い、国内最大級の生産能力を誇る九州工場をはじめとする全国の生産拠点と供給網を通じて、基礎資材の安定供給を担っています。特に米国西海岸では、セメントから骨材、生コンクリートに至る垂直統合型のバリューチェーンを確立し、地域社会の発展に貢献しています。 建設資材事業では、社会の長寿命化、施工の省力化、環境保全といったニーズに応えるため、補修材、舗装用注入材、グラウト材、セルフレベリング材、防水材など、多岐にわたる高機能・高性能なプレミックスセメント製品を提供しています。資源事業においては、国内有数の石灰石鉱山から採掘される高純度石灰石を基盤に、セメント原料、骨材、生石灰、消石灰といった石灰製品、さらにはマグネシア関連製品や半導体・自動車向けファインマテリアル製品、ヘルスケア商品まで幅広く展開し、最先端産業から生活関連製品までを支えています。 環境エネルギー事業では、セメントキルンの高温処理能力を最大限に活用した環境リサイクル事業を通じて、廃プラスチックや下水汚泥などの難処理廃棄物をセメント原料や熱エネルギーとして再資源化し、循環型社会の構築に貢献しています。また、宇部コールセンターを拠点とした石炭事業や、石炭・バイオマス火力発電による電力供給も行っています。研究開発にも注力し、脱炭素化社会の実現に向けたCO2削減・利用技術(メタネーション、炭酸塩化、アンモニア混焼)や、深海でのセメント系材料の適用といった先端技術開発にも挑戦し、持続可能な社会の構築に貢献しています。同社は、最高の品質と技術、サービスを通じて、地球の未来を支え続けることを使命としています。
東洋紡株式会社
上場総資産 5,135億円
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化学・素材業界の上位 10 都道府県の構成と代表企業
Within 製造業
製造業全体 (96,873社) に占める 化学・素材 の割合と、同大分類の他業界
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エチレンの国内生産量、暦年。石油化学の基礎原料でナフサクラッカーの稼働指標。2024年は集計対象期間中で最低水準、国内需要減と設備再編で減少傾向。出典は石油化学工業協会『石油化学製品の生産』(年次統計、原データは経済産業省 生産動態統計)。
プラスチック原材料(樹脂)生産量(国内合計)
年次-4.5%前年
プラスチック原材料(熱硬化性樹脂+熱可塑性樹脂+その他樹脂)の国内生産量合計、暦年(確定値)。うち熱可塑性樹脂計は2024年で7,466,196トン。国内生産は減少傾向。出典は日本プラスチック工業連盟『プラスチック原材料・製品の生産、販売実績』(原データは経済産業省 生産動態統計)。2012〜2024年は同連盟の年別確定値Excel(2012年以降の品目体系で単一基準。2011年以前は品目スコープが異なる別系列のため接続せず)を直読。2021年確報以降ポリスチレン発泡用/AS樹脂、2023年確定以降ポリアセタールが秘匿となり合計の内訳定義が一部変更されている。
か性ソーダ生産量(国内)
年次+0.1%前年
暦年(年計)・か性ソーダ(液体97%換算+固形有姿、経産省標準定義)。経済産業省 生産動態統計調査の確報Excelを直読(2023年確報×2026年確報でクロス検証)。旧系列の年ラベルズレ(2017=実はFY2018)を解消し単一基準で再採取(2026-06-25)。
出典: 経済産業省 生産動態統計調査(化学工業統計) 製品統計表官公庁
売上 2,178億円(2026/03)
日産化学株式会社は、1887年の創業以来、化学の力で社会の発展に貢献してきた総合化学メーカーです。同社の事業は大きく「化学品事業」「機能性材料事業」「農業化学品事業」「ヘルスケア事業」の4つの柱で構成されています。化学品事業では、基礎化学品からファインケミカルまで幅広い製品を提供しており、アンモニア系製品、スルファミン酸、メタノール誘導体、尿素・メラミン誘導体、硫酸、高純度工業薬品、珪酸塩水溶液、建設化学品、プール・浄化槽・浴槽水関連の環境化学品などを開発・製造し、多様な産業ユーザーの高度なニーズに応えています。機能性材料事業では、ディスプレイ、半導体、無機コロイドといった先端分野向けに、オルガノシリカゾル、コロイダルアルミナ、コロイダルシリカ、ジルコニアゾル、液晶配向材(サンエバー)、反射防止コーティング材(ARC®)、無機コーティング材などの新規材料を積極的に開発・提供し、スマート社会の実現に貢献しています。農業化学品事業は、世界的な食糧問題の解決と地球環境への配慮を両立させることを目指し、除草剤「ラウンドアップ®」シリーズや殺虫剤「Prexio® Active」「グレーシア乳剤」といった環境に優しい農薬を開発・供給しています。ブラジルのInnova Agrotecnologiaへの資本参加やIHARABRAS社との戦略的提携を通じて、バイオロジカル事業のグローバル展開を加速させている点も強みです。ヘルスケア事業では、長年培ってきた技術を活かし、健康商品「日産霊芝」の提供に加え、医薬品原薬開発・商業生産をトータルにサポートする「ファインテック®」サービス、そしてAxcelead DDPとの提携によるDNAコード化ライブラリーや核酸創薬研究支援など、より優れた医薬品の開発に挑戦し、人々の健康問題への貢献を目指しています。同社は、研究開発体制を強化し、物質科学、材料科学、生物科学の各研究所が連携することで、未来の社会を支える新たな価値創造に取り組んでいます。
東洋紡株式会社は、創業140年以上の歴史を持つ高機能素材メーカーであり、「素材+サイエンス」を基軸に人と地球に求められるソリューションを創造し続けている企業です。同社はフイルム、ライフサイエンス、環境・機能材、機能繊維の4つの主要事業分野を展開し、各種製品の製造、加工、販売、さらにはプラント・機器の設計、販売、各種技術・情報販売も手掛けています。 フイルム事業では、包装用フィルムや工業用フィルムを提供しており、具体的には耐ピンホールONYフィルム「ハーデン®」、ボイル・レトルト用途や防湿性に優れたパッケージングF、環境配慮型の防曇ポリプロピレンフィルム「パイレンEXTOP®」、バイオマス由来のポリオレフィン樹脂を配合したCPPフィルム「バイオプラーナ」、多機能な環境配慮型フィルム「オリエステル®」などを展開しています。これらの製品は、食品包装の鮮度保持やフードロス削減、ペットボトルラベルの環境負荷低減、液晶テレビのモニター材料など幅広い用途で活用され、顧客の多様なニーズに応えています。 ライフサイエンス事業では、診断薬用酵素等のバイオ製品、医薬品、医用膜、医療用具などを提供しています。研究効率化のためのオリジナル試薬、シングルセル解析用「GenNext®」、リアルタイムPCR用「QuantAccuracy®」といったバイオ製品に加え、ミクロ相分離技術と孔径制御技術を駆使した人工腎臓用中空糸膜は世界中で利用されています。また、国内の歯科・口腔外科領域で骨再生を目的としたコラーゲン使用人工骨や、迅速・確実な判定を可能にする感染症診断支援キットなど、医療・ヘルスケア分野の発展に貢献しています。 環境・機能材事業では、エンジニアリングプラスチック、自動車用機能資材、工業用接着剤、光機能材、スーパー繊維、機能フィルター、不織布、アクア膜などを提供しています。モビリティ分野では、車載電子機器向けの電磁波・熱対策ソリューション「Manipularer®」や、金属・加硫ゴム代替のエンジニアリングプラスチック・エラストマーにより、車両の電費向上やCO2排出削減に貢献。さらに、海水淡水化用逆浸透膜エレメントの製造・販売を通じて水不足問題の解決にも取り組んでいます。自動車内の除塵・脱臭フィルターや、鮮度保持によりフードロス削減に寄与する「スペースクリーン®」もこの分野の主要製品です。 機能繊維事業では、機能繊維やエアバッグ生地などを手掛けており、特に新幹線やフェリーの座席シートに採用される多機能な三次元網状繊維構造体のクッション材「ブレスエアー®」は、ゴム弾性、優れた通気性、耐久性、リサイクル可能性を持つ環境配慮型製品として高い評価を得ています。同社は、これらの高機能素材とサイエンスの融合により、地球規模の課題解決に貢献し、持続可能な社会の実現を目指すビジネスモデルを推進しています。
比企郡嵐山町代表企業
1,138億円
NEWS
この業界の企業に関する報道。各見出しは配信元記事からの引用です。
日本インシュ、4-6月期(1Q)経常は43%減益で着地
決算:東邦アセチレンの堀内秀敏社長「大型製氷機、猛暑で漁港に需要」
サカタインクス、CTJと提携 半導体材の開発―採用一体化
【4634.T FY2026 Q2 決算説明会】原料高騰を73億円の価格改定でカバー、中間純利益150%増 通期は不透明感で据え置き
マイクロ波化学[9227]:2026年6月期 通期決算説明資料 2026年8月12日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL
クラスター、4-6月期(1Q)経常は59%減益で着地
レゾナック26年度上期は156.5%増益 後工程材料が大幅成長(EE Times Japan)
中興化成工業、長崎県松浦市で半導体製造装置用高機能樹脂の生産拠点「EW2」を増設
四国化HD、今期経常を27%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当を増額修正
三菱ケミカルグループ(4188) 半導体関連製品の想定以上の拡大などを受け、業績予想を上方修正